JP4329198B2 - 容器洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は容器洗浄装置に係り、特に、連続的に搬送されている容器の内部に洗浄ノズルから洗浄液を噴射して洗浄を行う容器洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の液槽が設けられた缶体内に無端状の搬送チェーンを張り渡し、この搬送チェーンに、搬送方向に等間隔で、かつ、幅方向にも等間隔で多数のキャリアを取り付け、これら各キャリアにそれぞれ容器を保持させて、チェーンを走行させることにより容器を連続的に搬送し、その間に、複数の苛性液槽および清水槽等に順次浸漬し、また、各液槽の上方では、予備洗浄部、苛性洗浄部、仕上げ洗浄部等に設けられた洗浄ノズルから洗浄液や清水をジェット噴射して、容器の内外の洗浄を行うようにした容器洗浄装置が従来から知られている。
【0003】
前記従来の容器洗浄装置は、容器を保持するキャリアが設けられている搬送チェーンを常に一定の速度で走行させており、前記洗浄ノズルが固定であると、搬送される容器が短時間で洗浄ノズル上を通過してしまうため、充分な洗浄時間を確保することができないので、洗浄ノズルに追従機構を設けて、移動する容器とともに洗浄ノズルを移動させることにより、容器内に洗浄液を噴射する時間を確保するようにしている(特開平4−256475号公報)。
【0004】
また、前記のような連続的に搬送される容器に洗浄ノズルを追従させる構成ではなく、洗浄ノズルを固定しておき、容器を保持するキャリアを間欠的に走行させて、固定ノズル上に一定時間停止させることにより、容器内の洗浄を行うようにした間欠搬送式の容器洗浄装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記連続搬送式の容器洗浄装置では、搬送される容器に追従して洗浄ノズルを移動させる追従機構を設置しているため、メンテナンスが必要であり、しかも、洗浄ノズルを容器の搬送方向に進退動させる構成であるため、装置の全長が長くなってしまうという問題があった。なお、充分な洗浄時間を確保するためには、洗浄ノズルを追従移動させる構成ではなく、洗浄ノズルを容器の搬送方向に沿って多数配置することも可能であるが、洗浄ノズルの数を多くすると、洗浄水の量が増大し、ポンプもそれに見合った大型のものが必要である等の問題があった。
【0006】
さらに、間欠搬送式の容器洗浄装置では、機械構造が大がかりになり、部品点数も多く、組立やメンテナンス等に要する時間が長くなるという問題があった。また、間欠搬送をすると、停止動作があるため、チェーンにかかる負荷が大きく耐久性に問題を生じ、しかも、洗浄の際に、一定の位置だけしか洗浄できないという問題もあった。
【0007】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、洗浄ノズルを容器に追従させる追従機構を設けなくとも、充分な洗浄時間を確保することができる容器洗浄装置を提供することを目的とするものである。また、全体の長さを短縮してコンパクトな構成にすることができる容器洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
さらに、間欠搬送式の装置に比べて搬送チェーンにかかる負荷が少なく耐久性の優れた容器洗浄装置を提供することを目的とするものである。また、容器の内面全域をもれなく洗浄することができる容器洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る容器洗浄装置は、容器を保持するキャリアが搬送方向に一定の間隔で設けられた搬送チェーンと、この搬送チェーンを連続走行させる駆動手段と、前記搬送チェーンの走行によって連続的に搬送される容器の内部に洗浄液を噴射する洗浄ノズルとを備えており、特に、前記洗浄ノズルを、キャリアの搬送方向に複数設けるとともに、これら洗浄ノズルを前記キャリアピッチの整数倍の間隔で配置し、前記搬送チェーンがキャリア一ピッチ分移動する間に、高速走行と低速走行を行うように前記駆動手段を制御し、低速走行中に、洗浄ノズルによって容器内を洗浄するようにしたものである。
【0010】
また、第2の発明に係る容器洗浄装置は、前記洗浄ノズルを、キャリアの搬送方向に複数設けるとともに、これら洗浄ノズルを前記キャリアピッチの整数倍の間隔で配置したものである。
【0012】
前記搬送チェーン6には、その搬送方向に一定の間隔でキャリア8が取付けられ(図2参照)、また、搬送方向に対して横方向にも一定の間隔で多数のキャリア8が取り付けられている。前記搬送方向のキャリア8間の間隔を1ピッチPと呼ぶことにする。
【0013】
前記缶体2内の排出側(図1の右側)に配置された駆動スプロケット4Eが、この容器洗浄装置の中央を貫通するドライブシャフト(図示せず)に連結されており、さらにこのドライブシャフトは、チェーンを介してインバータモータ12に連結されている。従って、このインバータモータ12の駆動によりドライブシャフトが回転され、前記駆動スプロケット4Eに回転が伝達されて、前記搬送チェーン6が走行する。この容器洗浄装置では、駆動モータとしてインバータモータ12を用いているので、周波数を変化させることにより回転速度を任意に制御することができる。
【0014】
前記缶体2の内部には、隔壁14A,14B,14Cによって区画された第一苛性液槽16および第二苛性液槽18が設けられており、前記搬送チェーン6の走行によって、各キャリア8内に保持されている容器10が、これら苛性液槽16,18内に順次浸漬される。なお、この実施例では、第一および第二の苛性液槽16,18内には、温度が70℃で濃度が1.0ないし1.5%の苛性洗浄液が貯留されている。
【0015】
容器洗浄装置の入口側(図1の左側)には、給びん装置20(図示を省略)が設けられており、コンベヤ22によって搬送されてきた容器10が、この給びん装置20によって前記キャリア8内に挿入される。また、出口側には、排びん装置24(図示を省略)が設けられており、洗浄が終了した容器10は、この排びん装置24を介してキャリア8から排出され、排出コンベヤ26によって装置外に搬出される。なお、これら給びん装置20および排びん装置24も、それぞれ前述のドライブシャフトに連結されており、インバータモータ12の回転に同期して作動するようになっている。
【0016】
前記給びん装置20からこの容器洗浄装置内に供給されてキャリア8に保持された容器10は、搬送チェーン6の走行によって上方のスプロケット4Bに向けて搬送される。この上方のスプロケット4Bを通過した位置に予備洗浄部28が設けられている。予備洗浄部28には、搬送される容器10に向かって洗浄液をジェット噴射する予備洗浄ノズル28aが設けられており、使用後の回収容器10に付着している汚れ等が、この洗浄ノズル28aによって洗浄された後、第一苛性液槽16内に貯留されている苛性洗浄液に浸漬される。
【0017】
第一苛性液槽16の下流側の第二苛性液槽18には、その液面19よりも上方に苛性内洗部30が設けられている。この苛性内洗部30は、第二苛性液槽18の入口側に設けられた一次苛性洗浄部32と、出口側に設けられた二次苛性洗浄部34とからなっており、各苛性洗浄部32,34がそれぞれ、複数の洗浄ノズル32a,32b,34a,34bを備えている。これら各苛性洗浄部32,34の洗浄ノズル32a,32b,34a,34bが、搬送チェーン6に取り付けられたキャリア8に保持されている容器10内に苛性洗浄液をジェット噴射して容器10内部の洗浄を行う。一次苛性洗浄部32の二つの洗浄ノズル32a,32bは、上下に配置されており、図1の右方向にノズル口を向けている。また、二次苛性洗浄部34の二つの洗浄ノズル34a,34bは、同様に上下に配置され、図1の左方向にノズル口を向けている。
【0018】
一次苛性洗浄部32の上下二つの洗浄ノズル32a,32bは、容器10を保持するキャリア8の一ピッチP分の間隔を置いて配置されており、また、二次苛性洗浄部34の二つの洗浄ノズル34a,34bも同様に、前記キャリア8の一ピッチP分の間隔を隔てて上下に配置されている。そして、一次苛性洗浄部32の二つの洗浄ノズル32a,32bのうちの下流側の洗浄ノズル32bと、二次苛性洗浄部34の二つの洗浄ノズル34a,34bのうちの上流側の洗浄ノズル34bとは、前記キャリア8のピッチPの整数倍の間隔を隔てて配置されている。
【0019】
第二苛性液槽18の下流側には、仕上げ洗浄部36が設けられている。この仕上げ洗浄部36は、一次仕上げ洗浄部38、二次仕上げ洗浄部40および三次仕上げ洗浄部42からなっている。一次仕上げ洗浄部38には、上方に一次外洗ノズル38a、下方に一次内洗ノズル38bが、また、二次仕上げ洗浄部40には、上方に二次外洗ノズル40a、下方に二次内洗ノズル40bが、そして、三次仕上げ洗浄部42には、上方に二つの三次外洗ノズル42a,42b、下方に二つの三次内洗ノズル42c,42dがそれそれ設けられている。
【0020】
一次仕上げ洗浄部38の外洗ノズル38aおよび内洗ノズル38bは、図2に示すように、いずれも、ノズル口を容器10の搬送されてくる方向(図2の左方)に向けており、外洗ノズル38aは斜め下方をそして内洗ノズル38bは斜め上方を向いている。
【0021】
二次仕上げ洗浄部40の外洗ノズル40aはノズル口を真下に向け、内洗ノズル40bはノズル口を真上に向けている。また、三次仕上げ洗浄部42では、二つの外洗ノズル42a,42bが真下を向き、二つの内洗ノズル42c,42bはいずれも真上を向いている。そして、真上を向いている二次仕上げ洗浄部40の内洗ノズル40bと三次仕上げ洗浄部42の上流側の内洗ノズル42cとは、キャリア8の二ピッチ2P分の距離を置いて配置され、三次仕上げ洗浄部42の二つの内洗ノズル42c,42dは、キャリア8の一ピッチP分の距離を置いて配置されている。
【0022】
さらに、二次仕上げ洗浄部40の内洗ノズル40bは、前記二次苛性洗浄部34の下流側の洗浄ノズル34aと、キャリアピッチPの整数倍の間隔で配置されている。なお、一次ないし三次の各仕上げ洗浄部38,40,42の下方にはそれぞれ、各洗浄ノズル38a,38b,40a,40b,42a,42b,42c,42dからジェット噴射された洗浄液またはすすぎ用の清水を受ける第一、第二および第三の受け槽44,46,48が設けられている。
【0023】
この容器洗浄装置は、前述のように駆動源としてインバータモータ12を用いているので、搬送チェーン6の走行速度を自由に制御することが可能であり、搬送チェーン6の走行によりキャリア8が一ピッチP前進する間に、走行速度を高速と低速に切り替えるようになっている。例えば、図3に示すように、キャリア8が一ピッチP分移動する間に、搬送チェーン6を低速走行から高速走行に切り替え(図3の区間A参照)、一定時間高速走行(同図の区間B)した後、低速走行に切り替え(同図の区間C)、低速で一定時間走行(同図の区間D)する。このようにキャリア8が一ピッチP分ずつ進む毎に、高速走行および低速走行からなる1サイクルの速度切り替えを行い、これを繰り返しつつ前進する。
【0024】
なお、この実施の形態では、一サイクルのうちの1/2の区間で、低速から高速への切り替えA、高速走行Bおよび高速から低速への切り替えCを行い、残りの1/2の区間では低速走行Dを行うようになっている。例えば、搬送チェーン6がキャリア8の一ピッチPだけ移動する毎に一回転する部材を配置しておき、低速から高速の切り替え区間Aで15°、高速走行区間Bで150°、高速から低速への切り替え区間Cで15°、低速走行区間Dで180°それぞれ回転させる。
【0025】
そして、前記仕上げ洗浄部36の二次仕上げ洗浄部40に設けられた内洗ノズル40bおよび三次仕上げ洗浄部42に設けられた二つの内洗ノズル42c、42dと、前記一次苛性洗浄部32および二次苛性洗浄部34の各洗浄ノズル32a,32b,34a,34bを、それぞれ前記搬送チェーン6の走行によって搬送されている容器10が低速走行する区間Dのほぼ中央に配置してある(図2の下部に記載した速度波形図参照)。
【0026】
次に、前記構成に係る容器洗浄装置の作動について説明する。コンベヤ22によって搬送されてきた容器10は、給びん装置20によってこの容器洗浄装置内に供給される。容器洗浄装置の容器10が供給される区間では、搬送チェーン6が下から上方へ向かって走行し、この搬送チェーン6に取り付けられているキャリア8はほぼ水平状態で移動しており、給びん装置20によってこれらキャリア8内に容器10が挿入される。搬送チェーン6は、前記インバータモータ12によって駆動されて、走行速度を自由に制御できるようになっており、キャリア8が一ピッチP分移動する毎に、前記図3に示す高速移動と低速移動のサイクルを繰り返しつつ走行する。
【0027】
搬送チェーン6の走行によって容器10を保持したキャリア8が上方へ移動した後、これら容器10は、上方のスプロケット4Bを回って倒立状態になる。容器10が第一苛性液槽16に導入される手前に予備洗浄部28が設けられており、その予備洗浄ノズル28aから倒立状態の容器10に洗浄液がジェット噴射され、回収された容器10に付着している汚れ等が洗浄される。
【0028】
予備洗浄が行われた容器10は、搬送チェーン6の走行に伴って第一苛性液槽16内に導入され、この液槽16内に貯留されている前記温度および濃度(70℃、1.0ないし1.5%)の苛性洗浄液に浸漬される。なお、苛性洗浄液は前記温度および濃度に限定されないことはいうまでもない。第一苛性液槽16で苛性洗浄液に浸漬された容器10は、一度、この第一苛性液槽16から上方に出た後、隣接する第二苛性液槽18に導入されるが、第二苛性液槽18の液面19の上方に一次苛性洗浄部32が設けられており、この一次苛性洗浄部32において苛性洗浄液が洗浄ノズル32a,32bから容器10の内部にジェット噴射されて洗浄される。
【0029】
キャリア8内に保持されて搬送チェーン6の走行によって搬送される容器10は、この一次苛性洗浄部32では、口部を図1の左側に向けてほぼ水平状態で下方へ向けて移動しており、しかも、キャリア8の一ピッチP分移動する毎に高速と低速のサイクルを繰り返している。
【0030】
一次苛性洗浄部32には、容器10側(図1の右側)にノズル口を向けた二つの洗浄ノズル32a,32bが設けられている。これら洗浄ノズル32a,32bは、キャリア8の一ピッチP分の間隔を置いて上下に配置されており、しかも、前記容器10が低速移動する区間(図3のD参照)に位置している。従って、容器10は、洗浄ノズル32a,32bが設けられていない部分は高速で移動し、洗浄ノズル32a,32bが設けられている部分は低速で移動するので、洗浄ノズル32a,32bが容器に追従移動しなくても充分な洗浄時間を確保することができる。また、洗浄ノズル32a,32bを上下に配置しているので、容器洗浄装置の全長を短縮することができる。さらに、洗浄ノズル32a,32bが設けられている部分は低速で移動しているので、容器10の全域をもれなく洗浄することができる。また、高速走行と低速走行とを切り換えるようになっているが、前記従来の間欠搬送式の容器洗浄装置の場合のように停止させることはないので、搬送チェーン6に過大な負荷がかかることがなく耐久性が向上する。
【0031】
一次苛性洗浄部32で内洗が行われた容器10は、続いて第二苛性液槽18内に貯留されている前記温度および濃度(70℃、1.0ないし1.5%)の苛性洗浄液に浸漬される。第二苛性液槽18の苛性洗浄液から出た容器10は、その出口側に設けられている二次苛性洗浄部34で再び内洗が行われる。この二次苛性洗浄部34では、キャリア8に保持されている容器10は、図1の右側に口部を向けてほぼ水平状態で上方に向かって移動しており、キャリア8が一ピッチP分移動する毎に、高速移動と低速移動のサイクルを繰り返している。一方、二次苛性洗浄部34の洗浄ノズル34a,34bは、前記キャリア8の一ピッチP分の間隔を隔てて上下に配置され、ノズル口を図1の左側に向けている。しかも、搬送チェーン6が低速走行する区間Dに配置されている。この二次苛性洗浄部34でも、前記一次苛性洗浄部32と同様に、容器10が低速移動している間に充分な時間をかけて容器10の内部の洗浄が行われる。
【0032】
苛性洗浄液による二回の浸漬および二回のジェット洗浄が行われた容器10は、その後、仕上げ洗浄部36に送られて仕上げ洗浄が行われる。第二苛性液槽18を通過した容器10は、第二苛性液槽18の上方に配置されたスプロケット4Dの周囲を回転した後、キャリア8内に倒立状態で保持されてこの仕上げ洗浄部36に搬送される。仕上げ洗浄部36には、一次仕上げ洗浄部38、二次仕上げ洗浄部40および三次仕上げ洗浄部42が設けられており、各仕上げ洗浄部38,40,42で容器10の内洗および外洗が行われる。
【0033】
図2に示すように、一次仕上げ洗浄部38の洗浄ノズル(外洗ノズル38aおよび内洗ノズル38b)は、容器10が送られてくる方向を向けて斜めに配置されており、これら容器10に対し回収水による仕上げ用洗浄水をジェット噴射して洗浄する。
【0034】
二次仕上げ洗浄部40および三次仕上げ洗浄部42の外洗ノズル40a,42a,42bは垂直方向下方を向いており、倒立状態で搬送されてくる容器10の底面に回収水による仕上げ用洗浄水および清水を噴射して仕上げ洗浄を行う。
【0035】
また、二次仕上げ洗浄部40および三次仕上げ洗浄部42の内洗ノズル40b,42c,42dは垂直方向上方を向いており、倒立状態で搬送されてくる容器10の口部から内部に回収水による仕上げ用洗浄水および清水を噴射して仕上げ洗浄を行う。これら内洗用の洗浄ノズル40b,42c,42dは、前述のように搬送チェーン6が低速で走行する区間Dに配置されており、容器10に追従して移動させなくとも充分な洗浄時間を確保することができる。また、水平方向に往復動する追従機構を設けなくとも良いので、装置の全長を短縮することができる。
【0036】
なお、前記実施の形態では、搬送チェーンの駆動手段としてインバータモータを用いたが、インバータモータに限るものではなく、例えば、作動ギア等を用いてメカ的に制御することも可能である。また、本発明に係る容器洗浄装置は、図1に示す構成に限定されるものではなく、搬送チェーンがキャリア一ピッチ分ずつ移動する間に、高速走行と低速走行を行うように前記駆動手段を制御し、しかも、低速走行中に、洗浄ノズルによって容器内を洗浄するようにしたものであればよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の容器洗浄装置は、容器を保持するキャリアが一定の間隔で設けられている搬送チェーンが、キャリア一ピッチ分移動する間に、高速走行と低速走行を行うように駆動手段を制御し、しかも、その低速走行中に内洗が行われるように洗浄ノズルを配置したので、洗浄ノズルを容器に追従して移動させなくとも充分な洗浄時間を確保することができる。従って、充填ノズルを容器に追従させる機構や搬送チェーンを間欠的に移動させる機構を設ける必要ないので、構造が簡単で低コストであり、しかも、トラブルの起こる可能性が低く、メンテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る容器洗浄装置の全体の構成を簡略化して示す縦断面図である。
【図2】前記容器洗浄装置の要部を拡大して示すとともに、洗浄ノズルの配置と搬送チェーンの走行速度との関係を示す説明図である。
【図3】キャリア一ピッチ分ずつ移動する毎に速度を切り換えて走行する搬送チェーンの、一サイクル分の走行速度を示す波形図である。
【符号の説明】
6 搬送チェーン
8 キャリア
10 容器
12 駆動手段(インバータモータ)
32a 洗浄ノズル
32b 洗浄ノズル
34a 洗浄ノズル
34b 洗浄ノズル
38b 洗浄ノズル
40b 洗浄ノズル
42c 洗浄ノズル
42d 洗浄ノズル
Claims (2)
- 容器を保持するキャリアが搬送方向に一定の間隔で設けられた搬送チェーンと、この搬送チェーンを連続走行させる駆動手段と、前記搬送チェーンの走行によって連続的に搬送される容器の内部に洗浄液を噴射する洗浄ノズルとを備えた容器洗浄装置において、
前記洗浄ノズルを、キャリアの搬送方向に複数設けるとともに、これら洗浄ノズルを前記キャリアピッチの整数倍の間隔で配置し、前記搬送チェーンがキャリア一ピッチ分移動する間に、高速走行と低速走行を行うように前記駆動手段を制御し、低速走行中に、洗浄ノズルによって容器内を洗浄することを特徴とする容器洗浄装置。 - 前記駆動手段をインバータモータとしたことを特徴とする請求項1に記載の容器洗浄装置。
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