JPH10290451A - 衛星放送受信装置 - Google Patents
衛星放送受信装置Info
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- JPH10290451A JPH10290451A JP11037197A JP11037197A JPH10290451A JP H10290451 A JPH10290451 A JP H10290451A JP 11037197 A JP11037197 A JP 11037197A JP 11037197 A JP11037197 A JP 11037197A JP H10290451 A JPH10290451 A JP H10290451A
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- Japan
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- frequency
- data
- channel arrangement
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- satellite broadcast
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パラボラアンテナに設けられたコンバータの
ローカル周波数を簡単にかつ短時間で自動判定して設定
することができる衛星放送受信装置を提供する。 【解決手段】 制御部32は、垂直偏波受信状態,水平
偏波受信状態のそれぞれに設定して中間周波信号を周波
数サーチし、受信できた周波数データを記憶する。予め
記憶されている1つのチャンネル配列データを呼び出
し、記憶した垂直偏波受信状態,水平偏波受信状態のい
ずれかの周波数データが、チャンネル配列データのそれ
と一致しているかを判定する。一致していれば選局部3
1にそのチャンネル配列データに対応するローカル周波
数を設定する。いずれも一致していなければ、他のチャ
ンネル配列データを呼び出し、同様の動作を繰り返す。
ローカル周波数を簡単にかつ短時間で自動判定して設定
することができる衛星放送受信装置を提供する。 【解決手段】 制御部32は、垂直偏波受信状態,水平
偏波受信状態のそれぞれに設定して中間周波信号を周波
数サーチし、受信できた周波数データを記憶する。予め
記憶されている1つのチャンネル配列データを呼び出
し、記憶した垂直偏波受信状態,水平偏波受信状態のい
ずれかの周波数データが、チャンネル配列データのそれ
と一致しているかを判定する。一致していれば選局部3
1にそのチャンネル配列データに対応するローカル周波
数を設定する。いずれも一致していなければ、他のチャ
ンネル配列データを呼び出し、同様の動作を繰り返す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星を利用した放
送を受信する衛星放送受信装置に係り、特に、アンテナ
に設けられたコンバータのローカル周波数の設定方法を
改良した衛星放送受信装置に関する。
送を受信する衛星放送受信装置に係り、特に、アンテナ
に設けられたコンバータのローカル周波数の設定方法を
改良した衛星放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、通信衛星(CS)を利用したテレ
ビジョン放送が行われている。通信衛星からは12GH
z帯の電波を直線偏波(水平,垂直偏波)を用いて送信
している。水平偏波と垂直偏波とを用いることにより、
隣接するチャンネル間で混信しないようにしており、ま
た、周波数利用効率を向上させている。一方、受信側で
は、図3〜図5に示すように、パラボラアンテナ1によ
って電波を受け、パラボラアンテナ1に設けられたコン
バータ2(2a,2b1,2b2,2c)により12G
Hz帯の電波を1GHz帯の第1中間周波数に変換し、
アンテナケーブルを介して衛星放送受信装置3に入力す
る。
ビジョン放送が行われている。通信衛星からは12GH
z帯の電波を直線偏波(水平,垂直偏波)を用いて送信
している。水平偏波と垂直偏波とを用いることにより、
隣接するチャンネル間で混信しないようにしており、ま
た、周波数利用効率を向上させている。一方、受信側で
は、図3〜図5に示すように、パラボラアンテナ1によ
って電波を受け、パラボラアンテナ1に設けられたコン
バータ2(2a,2b1,2b2,2c)により12G
Hz帯の電波を1GHz帯の第1中間周波数に変換し、
アンテナケーブルを介して衛星放送受信装置3に入力す
る。
【0003】この際、受信するチャンネルの偏波面に合
わせてコンバータ2を切り替える操作が必要であり、そ
の方式としては以下のものがある。 偏波面電圧切換方式 図3に示すように、衛星放送受信装置3よりコンバータ
2aに供給する電源電圧を、水平偏波時15V、垂直偏
波時11Vというように変化させる方式。 両偏波受信方式 図4に示すように、片偏波受信用のコンバータ2b1,
2b2を水平偏波、垂直偏波それぞれ1つ計2つ用意
し、偏波切換器4を介して衛星放送受信装置3に接続
し、その偏波切換器4を衛星放送受信装置3によって制
御する方式。 片偏波受信方式 図5に示すように、片偏波受信用コンバータ2cを衛星
放送受信装置3に接続し、水平偏波もしくは垂直偏波の
どちらか一方のみを受信可能とする方式。
わせてコンバータ2を切り替える操作が必要であり、そ
の方式としては以下のものがある。 偏波面電圧切換方式 図3に示すように、衛星放送受信装置3よりコンバータ
2aに供給する電源電圧を、水平偏波時15V、垂直偏
波時11Vというように変化させる方式。 両偏波受信方式 図4に示すように、片偏波受信用のコンバータ2b1,
2b2を水平偏波、垂直偏波それぞれ1つ計2つ用意
し、偏波切換器4を介して衛星放送受信装置3に接続
し、その偏波切換器4を衛星放送受信装置3によって制
御する方式。 片偏波受信方式 図5に示すように、片偏波受信用コンバータ2cを衛星
放送受信装置3に接続し、水平偏波もしくは垂直偏波の
どちらか一方のみを受信可能とする方式。
【0004】現在、放送波を送信している通信衛星に
は、JC−SATとスーパーバード(以下、SCCと略
記する)の2つがある。これらの衛星からの電波は、そ
れぞれチャンネル周波数が決められている。図3〜図5
におけるコンバータ2で第1中間周波数に変換する際、
使用するコンバータ2のローカル周波数(以下、コンバ
ータ周波数)によっては、図6に示すように、チャンネ
ル周波数配列が複数通りできることになる。なお、図6
のチャンネル番号に上側もしくは下側に付されている数
字は、そのチャンネル中心周波数である。
は、JC−SATとスーパーバード(以下、SCCと略
記する)の2つがある。これらの衛星からの電波は、そ
れぞれチャンネル周波数が決められている。図3〜図5
におけるコンバータ2で第1中間周波数に変換する際、
使用するコンバータ2のローカル周波数(以下、コンバ
ータ周波数)によっては、図6に示すように、チャンネ
ル周波数配列が複数通りできることになる。なお、図6
のチャンネル番号に上側もしくは下側に付されている数
字は、そのチャンネル中心周波数である。
【0005】現在使用されているコンバータ周波数に
は、図6に示すように、11.3GHz,11.2GH
z,10.99GHz,10.873GHzの4種類が
ある。コンバータ周波数11.3GHzは、主に通信用
受信機でJC−SAT及びSCCの電波を受信するのに
使用されている。コンバータ周波数11.2GHzは、
主に放送用受信機でJC−SAT及びSCCの電波を受
信するのに使用されている。コンバータ周波数10.9
9GHzは、主にマンション等の共聴システムでSCC
の電波を受信するのに使用されている。コンバータ周波
数10.873GHzは、主にマンション等の共聴シス
テムでJC−SATの電波を受信するのに使用されてい
る。
は、図6に示すように、11.3GHz,11.2GH
z,10.99GHz,10.873GHzの4種類が
ある。コンバータ周波数11.3GHzは、主に通信用
受信機でJC−SAT及びSCCの電波を受信するのに
使用されている。コンバータ周波数11.2GHzは、
主に放送用受信機でJC−SAT及びSCCの電波を受
信するのに使用されている。コンバータ周波数10.9
9GHzは、主にマンション等の共聴システムでSCC
の電波を受信するのに使用されている。コンバータ周波
数10.873GHzは、主にマンション等の共聴シス
テムでJC−SATの電波を受信するのに使用されてい
る。
【0006】逆に言えば、JC−SATにおいて使用さ
れるコンバータ周波数は、11.3GHz,11.2G
Hz,10.873GHzの3種類、SCCにおいて使
用されるコンバータ周波数は、11.3GHz,11.
2GHz,10.99GHzの3種類である。
れるコンバータ周波数は、11.3GHz,11.2G
Hz,10.873GHzの3種類、SCCにおいて使
用されるコンバータ周波数は、11.3GHz,11.
2GHz,10.99GHzの3種類である。
【0007】従来の衛星放送受信装置においては、コン
バータ周波数11.3GHz,11.2GHz,10.
99GHz,10.873GHzの4種類のいずれを使
用しても受信できるように設計されているのが普通であ
る。そして、ユーザは、CS放送受信のためのセットア
ップ時に、自分の使用するコンバータ周波数に合わせ
て、例えばメニュー画面上で初期設定をすることによ
り、コンバータ周波数11.3GHz,11.2GH
z,10.99GHz,10.873GHzのいずれか
を選択するようにしている。
バータ周波数11.3GHz,11.2GHz,10.
99GHz,10.873GHzの4種類のいずれを使
用しても受信できるように設計されているのが普通であ
る。そして、ユーザは、CS放送受信のためのセットア
ップ時に、自分の使用するコンバータ周波数に合わせ
て、例えばメニュー画面上で初期設定をすることによ
り、コンバータ周波数11.3GHz,11.2GH
z,10.99GHz,10.873GHzのいずれか
を選択するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の衛星放送受信装置によるコンバータ周波数の設定
は非常に煩雑であり、ある程度専門的な知識がないとで
きないという問題点があった。また、マンション等の共
聴システムを利用してCS放送を受信する場合には、そ
のシステムで使用しているコンバータ周波数を調べなけ
ればならず、非常に手間を伴うものであった。
従来の衛星放送受信装置によるコンバータ周波数の設定
は非常に煩雑であり、ある程度専門的な知識がないとで
きないという問題点があった。また、マンション等の共
聴システムを利用してCS放送を受信する場合には、そ
のシステムで使用しているコンバータ周波数を調べなけ
ればならず、非常に手間を伴うものであった。
【0009】このような問題点を解決するため、コンバ
ータ周波数を自動的に判断して設定することが考えら
れ、このような従来例としては、一例とて特開平5−1
99526号公報に記載のものがある。しかしながら、
この先願公報に記載のものでは、前述のような片偏波受
信方式の場合に対応することができないとか、周波数を
サーチする回数が多くなって設定に時間がかかってしま
うという問題点があり、改良が望まれていた。
ータ周波数を自動的に判断して設定することが考えら
れ、このような従来例としては、一例とて特開平5−1
99526号公報に記載のものがある。しかしながら、
この先願公報に記載のものでは、前述のような片偏波受
信方式の場合に対応することができないとか、周波数を
サーチする回数が多くなって設定に時間がかかってしま
うという問題点があり、改良が望まれていた。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、パラボラアンテナに設けられたコンバータ
のローカル周波数を簡単にかつ短時間で自動判定して設
定することができる衛星放送受信装置を提供することを
目的とする。
ものであり、パラボラアンテナに設けられたコンバータ
のローカル周波数を簡単にかつ短時間で自動判定して設
定することができる衛星放送受信装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、アンテナ(1)で受信さ
れた衛星からの電波を、前記アンテナに設けられたコン
バータ(2)によって中間周波信号に変換し、この中間
周波信号より映像信号及び音声信号を得る衛星放送受信
装置(3)において、垂直偏波受信状態もしくは水平偏
波受信状態の内のいずれか一方に設定して前記中間周波
信号を周波数サーチし、受信できた周波数データを記憶
する第1の記憶手段(ステップS1〜S3)と、前記第
1の記憶手段で設定していない垂直偏波受信状態もしく
は水平偏波受信状態の内のもう一方に設定して前記中間
周波信号を周波数サーチし、受信できた周波数データを
記憶する第2の記憶手段(ステップS4〜S6)と、予
め記憶されている複数のチャンネル配列データの内の1
つを呼び出し、前記第1の記憶手段によって得た周波数
データが、その呼び出したチャンネル配列データの前記
いずれか一方の受信状態における周波数データに含まれ
ているか否かを判断する第1の判断手段(ステップS7
〜S9)と、前記第1の判断手段による判断の結果、前
記第1の記憶手段によって得た周波数データが、前記呼
び出したチャンネル配列データの前記いずれか一方の受
信状態における周波数データに含まれていれば、前記衛
星放送受信装置に前記呼び出したチャンネル配列データ
に対応するローカル周波数を設定する第1の設定手段
(ステップS13)と、前記第1の判断手段による判断
の結果、前記第1の記憶手段によって得た周波数データ
が、前記呼び出したチャンネル配列データの前記いずれ
か一方の受信状態における周波数データに含まれていな
ければ、前記第2の記憶手段によって得た周波数データ
が、前記呼び出したチャンネル配列データの前記もう一
方の受信状態における周波数データに含まれているか否
かを判断する第2の判断手段(ステップS10,S1
1)と、前記第2の判断手段による判断の結果、前記第
2の記憶手段によって得た周波数データが、前記呼び出
したチャンネル配列データの前記もう一方の受信状態に
おける周波数データに含まれていれば、前記衛星放送受
信装置に前記呼び出したチャンネル配列データに対応す
るローカル周波数を設定する第2の設定手段(ステップ
S13)と、前記第2の判断手段による判断の結果、前
記第2の記憶手段によって得た周波数データが、前記呼
び出したチャンネル配列データの前記もう一方の受信状
態における周波数データに含まれていなければ、前記複
数のチャンネル配列データの内の他の1つを呼び出し、
前記第1の判断手段からの処理を繰り返す繰り返し手段
(ステップS12)とを設けて構成したことを特徴とす
る衛星放送受信装置を提供するものである。
の技術の課題を解決するため、アンテナ(1)で受信さ
れた衛星からの電波を、前記アンテナに設けられたコン
バータ(2)によって中間周波信号に変換し、この中間
周波信号より映像信号及び音声信号を得る衛星放送受信
装置(3)において、垂直偏波受信状態もしくは水平偏
波受信状態の内のいずれか一方に設定して前記中間周波
信号を周波数サーチし、受信できた周波数データを記憶
する第1の記憶手段(ステップS1〜S3)と、前記第
1の記憶手段で設定していない垂直偏波受信状態もしく
は水平偏波受信状態の内のもう一方に設定して前記中間
周波信号を周波数サーチし、受信できた周波数データを
記憶する第2の記憶手段(ステップS4〜S6)と、予
め記憶されている複数のチャンネル配列データの内の1
つを呼び出し、前記第1の記憶手段によって得た周波数
データが、その呼び出したチャンネル配列データの前記
いずれか一方の受信状態における周波数データに含まれ
ているか否かを判断する第1の判断手段(ステップS7
〜S9)と、前記第1の判断手段による判断の結果、前
記第1の記憶手段によって得た周波数データが、前記呼
び出したチャンネル配列データの前記いずれか一方の受
信状態における周波数データに含まれていれば、前記衛
星放送受信装置に前記呼び出したチャンネル配列データ
に対応するローカル周波数を設定する第1の設定手段
(ステップS13)と、前記第1の判断手段による判断
の結果、前記第1の記憶手段によって得た周波数データ
が、前記呼び出したチャンネル配列データの前記いずれ
か一方の受信状態における周波数データに含まれていな
ければ、前記第2の記憶手段によって得た周波数データ
が、前記呼び出したチャンネル配列データの前記もう一
方の受信状態における周波数データに含まれているか否
かを判断する第2の判断手段(ステップS10,S1
1)と、前記第2の判断手段による判断の結果、前記第
2の記憶手段によって得た周波数データが、前記呼び出
したチャンネル配列データの前記もう一方の受信状態に
おける周波数データに含まれていれば、前記衛星放送受
信装置に前記呼び出したチャンネル配列データに対応す
るローカル周波数を設定する第2の設定手段(ステップ
S13)と、前記第2の判断手段による判断の結果、前
記第2の記憶手段によって得た周波数データが、前記呼
び出したチャンネル配列データの前記もう一方の受信状
態における周波数データに含まれていなければ、前記複
数のチャンネル配列データの内の他の1つを呼び出し、
前記第1の判断手段からの処理を繰り返す繰り返し手段
(ステップS12)とを設けて構成したことを特徴とす
る衛星放送受信装置を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の衛星放送受信装置
について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明
の衛星放送受信装置の一実施例を示すブロック図、図2
は本発明の衛星放送受信装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明
の衛星放送受信装置の一実施例を示すブロック図、図2
は本発明の衛星放送受信装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0013】図1において、衛星から送られてきた12
GHz帯の電波はパラボラアンテナ1によって受信さ
れ、パラボラアンテナ1に設けられたコンバータ2によ
って1GHz帯の第1中間周波数に変換される。なお、
このコンバータ2は、図3〜図5のコンバータ2a,2
b1,2b2,2cのいずれでもよい。第1中間周波数
の中間周波信号はアンテナケーブルを介して衛星放送受
信装置3の選局部31に入力される。選局部31は、制
御部32の制御により、希望のチャンネルの信号のみを
第2中間周波数に変換して出力する。なお、制御部32
は、マイコロコンピュータによって構成することができ
る。
GHz帯の電波はパラボラアンテナ1によって受信さ
れ、パラボラアンテナ1に設けられたコンバータ2によ
って1GHz帯の第1中間周波数に変換される。なお、
このコンバータ2は、図3〜図5のコンバータ2a,2
b1,2b2,2cのいずれでもよい。第1中間周波数
の中間周波信号はアンテナケーブルを介して衛星放送受
信装置3の選局部31に入力される。選局部31は、制
御部32の制御により、希望のチャンネルの信号のみを
第2中間周波数に変換して出力する。なお、制御部32
は、マイコロコンピュータによって構成することができ
る。
【0014】第2中間周波数の中間周波信号はFM復調
回路33に入力され、FM復調される。FM復調された
信号は、映像−音声分離回路34により映像信号と音声
副搬送波信号とに分離される。映像信号は映像信号処理
回路35により処理されて出力される。音声副搬送波信
号はQPSK復調回路36によりQPSK復調され、ビ
ットストリーム信号に変換される。ビットストリーム信
号はPCM復調回路37によりPCM復調され、音声信
号として出力される。ビットストリーム信号は制御部3
2にも入力され、制御部32はビットストリーム信号の
有無によって受信電波の有無を判定することができる。
回路33に入力され、FM復調される。FM復調された
信号は、映像−音声分離回路34により映像信号と音声
副搬送波信号とに分離される。映像信号は映像信号処理
回路35により処理されて出力される。音声副搬送波信
号はQPSK復調回路36によりQPSK復調され、ビ
ットストリーム信号に変換される。ビットストリーム信
号はPCM復調回路37によりPCM復調され、音声信
号として出力される。ビットストリーム信号は制御部3
2にも入力され、制御部32はビットストリーム信号の
有無によって受信電波の有無を判定することができる。
【0015】ここで、図1中の制御部32の動作につい
て図2を用いて詳細に説明する。制御部32には、図6
に示すような各コンバータ周波数に対応するチャンネル
配列データ(各チャンネルの中心周波数値と偏波面情
報)が記憶されている。図2において、コンバータ周波
数の自動設定が開始すると、まずステップS1で、垂直
偏波(V偏波)を受信できる状態に設定する。これは例
えば、偏波面電圧切換方式コンバータ使用時を想定して
電源電圧を11Vにするとか、両偏波受信方式を想定し
て偏波切換器4(図4参照)をV偏波受信可能となるよ
うに設定するという動作である。
て図2を用いて詳細に説明する。制御部32には、図6
に示すような各コンバータ周波数に対応するチャンネル
配列データ(各チャンネルの中心周波数値と偏波面情
報)が記憶されている。図2において、コンバータ周波
数の自動設定が開始すると、まずステップS1で、垂直
偏波(V偏波)を受信できる状態に設定する。これは例
えば、偏波面電圧切換方式コンバータ使用時を想定して
電源電圧を11Vにするとか、両偏波受信方式を想定し
て偏波切換器4(図4参照)をV偏波受信可能となるよ
うに設定するという動作である。
【0016】そして、ステップS2において、CS放送
可能帯域を周波数サーチする。即ち、第1中間周波数が
取り得る最小周波数から最大周波数までの間を、予め制
御部32に設定してある周波数間隔でサーチし、受信で
きる電波の有無を確認する。受信電波の有無は、上記の
ように、例えばQPSK復調回路36からのビットスト
リーム信号の有無より判断することができる。制御部3
2は、ステップS3で、周波数サーチ時に受信すること
ができた電波の中心周波数を記憶する。
可能帯域を周波数サーチする。即ち、第1中間周波数が
取り得る最小周波数から最大周波数までの間を、予め制
御部32に設定してある周波数間隔でサーチし、受信で
きる電波の有無を確認する。受信電波の有無は、上記の
ように、例えばQPSK復調回路36からのビットスト
リーム信号の有無より判断することができる。制御部3
2は、ステップS3で、周波数サーチ時に受信すること
ができた電波の中心周波数を記憶する。
【0017】次に、ステップS4で水平偏波(H偏波)
を受信できるように設定し、ステップS2,S3と同様
に、ステップS5でCS放送可能帯域を周波数サーチ
し、ステップS6で周波数サーチ時に受信することがで
きた電波の中心周波数を記憶する。
を受信できるように設定し、ステップS2,S3と同様
に、ステップS5でCS放送可能帯域を周波数サーチ
し、ステップS6で周波数サーチ時に受信することがで
きた電波の中心周波数を記憶する。
【0018】以下のステップでは、以上のステップより
得た周波数データと制御部32に記憶してあるチャンネ
ル配列データとを比較する。まず、ステップS7で、図
6に示されているチャンネル配列データの1つを呼び出
す。ステップS8で呼び出したチャンネル配列データの
内、V偏波チャンネルの配列データのみを呼び出す。そ
して、ステップS9において、ステップS3にてV偏波
サーチ時に記憶した周波数データが、ステップS8で呼
び出したV偏波チャンネルの配列データに含まれている
か(一致しているか)否かを判断する。含まれていれ
ば、呼び出したチャンネル配列データに対応するコンバ
ータ周波数のコンバータ2が現在取り付けられていると
判断することができ、ステップS13でそのコンバータ
周波数を選局部31に設定して終了する。
得た周波数データと制御部32に記憶してあるチャンネ
ル配列データとを比較する。まず、ステップS7で、図
6に示されているチャンネル配列データの1つを呼び出
す。ステップS8で呼び出したチャンネル配列データの
内、V偏波チャンネルの配列データのみを呼び出す。そ
して、ステップS9において、ステップS3にてV偏波
サーチ時に記憶した周波数データが、ステップS8で呼
び出したV偏波チャンネルの配列データに含まれている
か(一致しているか)否かを判断する。含まれていれ
ば、呼び出したチャンネル配列データに対応するコンバ
ータ周波数のコンバータ2が現在取り付けられていると
判断することができ、ステップS13でそのコンバータ
周波数を選局部31に設定して終了する。
【0019】含まれていなければ、ステップS7で呼び
出したチャンネル配列データの内、ステップS10で、
H偏波チャンネルの配列データのみを呼び出す。そし
て、ステップS11において、ステップS6にてH偏波
サーチ時に記憶した周波数データが、ステップS10で
呼び出したH偏波チャンネルの配列データに含まれてい
るか(一致しているか)否かを判断する。含まれていれ
ば、呼び出したチャンネル配置データに対応するコンバ
ータ周波数のコンバータ2が現在取り付けられていると
判断することができ、ステップS13でそのコンバータ
周波数を設定して終了する。
出したチャンネル配列データの内、ステップS10で、
H偏波チャンネルの配列データのみを呼び出す。そし
て、ステップS11において、ステップS6にてH偏波
サーチ時に記憶した周波数データが、ステップS10で
呼び出したH偏波チャンネルの配列データに含まれてい
るか(一致しているか)否かを判断する。含まれていれ
ば、呼び出したチャンネル配置データに対応するコンバ
ータ周波数のコンバータ2が現在取り付けられていると
判断することができ、ステップS13でそのコンバータ
周波数を設定して終了する。
【0020】ステップS11で含まれていなければ、即
ち、ステップS3,S6で得た周波数データが、ステッ
プS7で呼び出したチャンネル配列データのV偏波チャ
ンネル,H偏波チャンネルのいずれにも含まれていなけ
れば、ステップS12で図6に示されている他のチャン
ネル配列データを呼び出し、ステップS8〜S12の処
理を、一致するコンバータ周波数が見つかるまで繰り返
す。以上の制御により、制御部32はコンバータ周波数
を自動的に判定して設定することができる。しかも、周
波数サーチはV偏波チャンネル,H偏波チャンネルそれ
ぞれ1回ずつでよいので、コンバータ周波数を短時間に
自動判定して設定することができる。
ち、ステップS3,S6で得た周波数データが、ステッ
プS7で呼び出したチャンネル配列データのV偏波チャ
ンネル,H偏波チャンネルのいずれにも含まれていなけ
れば、ステップS12で図6に示されている他のチャン
ネル配列データを呼び出し、ステップS8〜S12の処
理を、一致するコンバータ周波数が見つかるまで繰り返
す。以上の制御により、制御部32はコンバータ周波数
を自動的に判定して設定することができる。しかも、周
波数サーチはV偏波チャンネル,H偏波チャンネルそれ
ぞれ1回ずつでよいので、コンバータ周波数を短時間に
自動判定して設定することができる。
【0021】本実施例では、まず、V偏波受信状態に設
定して得た周波数データと呼び出したチャンネル配列デ
ータの内のV偏波チャンネルの配列データとを比較し、
その後に、H偏波受信状態に設定して得た周波数データ
と呼び出したチャンネル配列データの内のH偏波チャン
ネルの配列データとを比較しているが、V偏波とH偏波
の比較の順はこれの逆でもよい。
定して得た周波数データと呼び出したチャンネル配列デ
ータの内のV偏波チャンネルの配列データとを比較し、
その後に、H偏波受信状態に設定して得た周波数データ
と呼び出したチャンネル配列データの内のH偏波チャン
ネルの配列データとを比較しているが、V偏波とH偏波
の比較の順はこれの逆でもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の衛
星放送受信装置は、垂直偏波受信状態,水平偏波受信状
態それぞれに固定して周波数サーチし、垂直偏波受信状
態,水平偏波受信状態のそれぞれの周波数データを記憶
し、予め記憶されている複数のチャンネル配列データと
比較してコンバータのローカル周波数(コンバータ周波
数)を判定して設定するようにしたので、コンバータ周
波数を簡単にかつ短時間で自動判定して設定することが
できる。従って、専門的な知識を必要とせず、また、マ
ンション等の共聴システムを利用する場合でもコンバー
タ周波数を調べるという手間を省くことができる。
星放送受信装置は、垂直偏波受信状態,水平偏波受信状
態それぞれに固定して周波数サーチし、垂直偏波受信状
態,水平偏波受信状態のそれぞれの周波数データを記憶
し、予め記憶されている複数のチャンネル配列データと
比較してコンバータのローカル周波数(コンバータ周波
数)を判定して設定するようにしたので、コンバータ周
波数を簡単にかつ短時間で自動判定して設定することが
できる。従って、専門的な知識を必要とせず、また、マ
ンション等の共聴システムを利用する場合でもコンバー
タ周波数を調べるという手間を省くことができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図3】偏波面電圧切換方式を示す図である。
【図4】両偏波受信方式を示す図である。
【図5】片偏波受信方式を示す図である。
【図6】コンバータ周波数別のチャンネル配列データを
示す図である。
示す図である。
1 パラボラアンテナ 2 コンバータ 3 衛星放送受信装置 31 選局部 32 制御部 33 FM復調回路 34 映像−音声分離回路 35 映像信号処理回路 36 QPSK復調回路 37 PCM復調回路
Claims (1)
- 【請求項1】アンテナで受信された衛星からの電波を、
前記アンテナに設けられたコンバータによって中間周波
信号に変換し、この中間周波信号より映像信号及び音声
信号を得る衛星放送受信装置において、 垂直偏波受信状態もしくは水平偏波受信状態の内のいず
れか一方に設定して前記中間周波信号を周波数サーチ
し、受信できた周波数データを記憶する第1の記憶手段
と、 前記第1の記憶手段で設定していない垂直偏波受信状態
もしくは水平偏波受信状態の内のもう一方に設定して前
記中間周波信号を周波数サーチし、受信できた周波数デ
ータを記憶する第2の記憶手段と、 予め記憶されている複数のチャンネル配列データの内の
1つを呼び出し、前記第1の記憶手段によって得た周波
数データが、その呼び出したチャンネル配列データの前
記いずれか一方の受信状態における周波数データに含ま
れているか否かを判断する第1の判断手段と、 前記第1の判断手段による判断の結果、前記第1の記憶
手段によって得た周波数データが、前記呼び出したチャ
ンネル配列データの前記いずれか一方の受信状態におけ
る周波数データに含まれていれば、前記衛星放送受信装
置に前記呼び出したチャンネル配列データに対応するロ
ーカル周波数を設定する第1の設定手段と、 前記第1の判断手段による判断の結果、前記第1の記憶
手段によって得た周波数データが、前記呼び出したチャ
ンネル配列データの前記いずれか一方の受信状態におけ
る周波数データに含まれていなければ、前記第2の記憶
手段によって得た周波数データが、前記呼び出したチャ
ンネル配列データの前記もう一方の受信状態における周
波数データに含まれているか否かを判断する第2の判断
手段と、 前記第2の判断手段による判断の結果、前記第2の記憶
手段によって得た周波数データが、前記呼び出したチャ
ンネル配列データの前記もう一方の受信状態における周
波数データに含まれていれば、前記衛星放送受信装置に
前記呼び出したチャンネル配列データに対応するローカ
ル周波数を設定する第2の設定手段と、 前記第2の判断手段による判断の結果、前記第2の記憶
手段によって得た周波数データが、前記呼び出したチャ
ンネル配列データの前記もう一方の受信状態における周
波数データに含まれていなければ、前記複数のチャンネ
ル配列データの内の他の1つを呼び出し、前記第1の判
断手段からの処理を繰り返す繰り返し手段とを設けて構
成したことを特徴とする衛星放送受信装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037197A JPH10290451A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 衛星放送受信装置 |
CN 98101520 CN1197336A (zh) | 1997-04-11 | 1998-04-07 | 卫星广播接收装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037197A JPH10290451A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 衛星放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10290451A true JPH10290451A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14534113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11037197A Pending JPH10290451A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 衛星放送受信装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10290451A (ja) |
CN (1) | CN1197336A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6985943B2 (en) | 1998-09-11 | 2006-01-10 | Genesys Telecommunications Laboratories, Inc. | Method and apparatus for extended management of state and interaction of a remote knowledge worker from a contact center |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP11037197A patent/JPH10290451A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-07 CN CN 98101520 patent/CN1197336A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1197336A (zh) | 1998-10-28 |
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