JPH10290248A - ループ型lanにおけるアドレス設定方法 - Google Patents

ループ型lanにおけるアドレス設定方法

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JPH10290248A
JPH10290248A JP9098779A JP9877997A JPH10290248A JP H10290248 A JPH10290248 A JP H10290248A JP 9098779 A JP9098779 A JP 9098779A JP 9877997 A JP9877997 A JP 9877997A JP H10290248 A JPH10290248 A JP H10290248A
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JP
Japan
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node
address
lan
switch
master node
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JP9098779A
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Inventor
Kenichi Moriguchi
健一 森口
Yuji Mizuguchi
裕二 水口
Toshihisa Ikeda
俊久 池田
Toshihiko Kurosaki
敏彦 黒崎
Takahisa Sakai
貴久 堺
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ループ型のLANにおいて各ノードのアドレ
スを自動的に設定する。 【解決手段】 ループ型のLANにおいて、各ノードは
初期状態で共通の初期アドレスを持ち、各ノードはスイ
ッチ切換コマンドを受信すると、一定時間受信データを
以降のノードに流さないようスイッチを切り換える(オ
フ)機能を持つ。マスターノードが初期アドレスを持つ
ノードにスイッチ切換コマンドを送信して全ノードのス
イッチをオフにした後に、アドレス設定コマンドを送信
すると、最初にこのコマンドが到達した初期アドレスを
持つノードのアドレスが設定される。以下同様にして、
マスターノードに近いノードから順にアドレスを設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)におけるノード間の通信の際に用
いられるアドレスの設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LANにおいては、LANに接続するノ
ードは、あらかじめ固有のアドレスを持つ必要があり、
それを手動で重複しないよう設定を行うなどしていた。
ノード間の通信はこの固有のアドレスを用いてデータ通
信を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のア
ドレス設定方法では、手動でLANに接続する各ノード
のアドレスを他のノードの物理アドレスと重複しないよ
うに設定しなければならないという問題が生じる。また
ノードの追加・削除・変更が行われるたびにアドレスの
変更が必要となり、アドレス管理を困難なものとする。
【0004】本発明は上記の従来の問題点を解決しルー
プ型のLANに接続されたノードのアドレスを自動設定
する方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の第1の発明では、LANに接続された各スレ
ーブノードに、共通の初期アドレスと、自ノードが指定
されたスイッチ切換コマンドを受信すると、受信データ
を以降のLAN上のノードに通過させない側にスイッチ
を切換え(オフ)、一定時間後に前記スイッチをLAN
上のデータを通過させる側に切換える(オン)機能を設
け、マスターノードに、ノードを指定したスイッチ切換
コマンドおよびアドレス設定コマンドの送信機能を設け
る。
【0006】また、本発明の第2の発明では、LANに
接続された各スレーブノードに、共通の初期アドレス
と、自ノードが指定されたスイッチ切換コマンドを受信
すると、受信データを以降のLAN上のノードに通過さ
せない側にスイッチを切換え(オフ)、一定時間後に前
記スイッチをLAN上のデータを通過させる側に切換え
る(オン)機能と、アドレスが設定された時にアドレス
設定完了応答をマスターノード宛てに送信する機能を設
け、マスターノードに、ノードを指定したスイッチ切換
コマンドおよびアドレス設定コマンドの送信機能を設け
る。
【0007】また、本発明の第3の発明では、LANに
接続された各スレーブノードに、共通の初期アドレス
と、自ノードに送信権が設定されると受信データを以降
のLAN上のノードに通過させない側にスイッチを切換
え(オフ)、一定時間後に前記スイッチをLAN上のデ
ータを通過させる側に切換える(オン)機能を設け、マ
スターノードに、LAN上でのデータの送信権および受
信権の設定を行う送受信権設定コマンドおよびアドレス
設定コマンドの送信機能を設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0009】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における1つのマスターノードと3つのスレーブノ
ードが接続されたLANを示したものである。図1にお
いて、11aはマスターノードであり、11b、11
c、11dはそれぞれスレーブノードであり、111a
はマスターノード11aのスイッチであり、112aは
マスターノード11aのノード制御装置であり、111
b、111c、111dは、それぞれスレーブノード1
1b、スレーブノード11c、スレーブノード11dの
スイッチであり、112b、112c、112dは、そ
れぞれスレーブノード11b、スレーブノード11c、
スレーブノード11dのノード制御装置である。
【0010】以上のような構成を持つ図1のLANにお
いて、マスターノード11aは送信権、受信権設定コマ
ンド(トークン)およびアドレス設定コマンドを送信可
能であり、各スレーブノードは共通の初期アドレス(0
x3Eとする)を持ち、マスターノードは、各スレーブ
ノードと共通の初期アドレス(0x3E)もしくはマス
ターノードに固有の初期アドレス(0x00とする)を
持ち、各ノードは自ノードに送信権が設定されると、受
信データを以降のLAN上のノードに通過させないオフ
側にスイッチを切換え、一定時間後に前記スイッチをL
AN上のデータを通過させるオン側に切換える機能を持
つものとする。したがって、マスターノード11aが、
送信権および受信権の設定コマンド(トークン)を送信
すると、送信権を設定された1つまたは複数のノードの
スイッチは一旦オフ側に切換わり一定時間後にオン側に
切換わるので、送信権および受信権の設定コマンド(ト
ークン)が、スイッチ切換えコマンドの役割を果たす。
また、各ノードは受信権を設定されたかどうかにかかわ
らず、LAN上を流れきたデータを取り込むが、受信権
を設定されていないノードは取り込んだデータを破棄
し、受信権を設定されているノードは取り込んだデータ
を受理する。また各ノードはスイッチがオン側にあれ
ば、LAN上を送信されてきたデータを取り込むと同時
にLAN上の次のノードへと送るが、オフ側にあればL
AN上を送信されてきたデータを取り込んで、LAN上
の次のノードへは送らない。
【0011】また、各スレーブノードは前期マスターノ
ードから一定時間毎に出力される送信権、受信権設定コ
マンド(トークン)に含まれる一定の同期パターンを検
出し、自ノードのクロック発生回路を前期の検出した同
期パターンに同期するよう制御することにより、クロッ
ク同期を成立させる。これによりLAN全体の同期がと
られる。
【0012】ここで各ノードの内部構成は、図9のよう
になっている。図9において3は、ノード本体であり、
31はノード制御装置、32はスイッチ部、311は共
通の初期アドレスを記憶しておく記憶装置、312はノ
ード中央制御装置、313はスイッチ切換えコマンド検
出部である。スイッチ切換えコマンド検出部313は、
マスターノードから一定時間毎に送信されてくるスイッ
チ切換えコマンド(送受信権設定コマンド)中の同期パ
ターンを検出してノード中央制御装置にその情報を伝
え、自ノードのクロックをマスターノード、つまりLA
Nのクロックに同期させる。
【0013】本発明の実施の形態1におけるLANでは
アドレスSAを持つノードからアドレスDAを持つノー
ドへデータを送信する場合には、以下の手順に従う。ま
ずマスターノード11aが送信権および受信権を設定す
るトークンをLAN上に送信し、LAN上のノードに対
し、送信権および受信権を設定する。このトークンはL
AN上を一周して再びマスターノードに戻ってくると、
マスターノードにより破棄される(この時点でマスター
ノードは送信権を持っており、実際、トークンを送信し
ているので、スイッチはオフになっている)。前記トー
クンにより送信権を得たノードがスイッチをオフにし
て、データを送信する。受信権を設定されたノード(ア
ドレスDAを持つノード)は、LAN上を流れてきたデ
ータを自ノード内に取り込み受理するが、受信権を設定
されていないノード(DA以外のアドレスを持つノー
ド)は、LAN上を流れてきたデータを取り込むが破棄
する。この時いずれの場合も、ノードのスイッチがオン
であれば、データは次のノードに渡される。こうしてア
ドレスSAを持つノードから送信されたデータは、LA
N上を一周して再びアドレスSAを持つノードに返って
きて破棄される。このように本発明の実施の形態1にお
けるLANにおいては、まず定期的にマスターノードよ
り送信されるトークンで送受信権を設定してLAN上の
ノードのスイッチを切換えて、スイッチが切換わってい
る間に実際のデータの通信を行う。ここでスイッチが切
換わっている時間の長さは、LANをパケットが一周す
るのにかかる時間より長い時間に設定しておき、その長
さの情報はあらかじめLAN上の各ノードの記憶手段に
蓄えておく。
【0014】以上のように構成された、実施の形態1に
おけるLANにおいて、LANに接続されたノードのア
ドレスを自動的に設定する方法について以下で述べる。
【0015】まず、電源投入時等の初期状態において、
各ノードは共通の初期アドレスを持つ(ステップ0、図
2)。ここで、マスターノードは、必ずしもスレーブノ
ードと共通の初期アドレスを持つ必要はなく、あらかじ
め決めておいた特別のマスターノード専用のアドレス
(例えば0x00)を持ってもよい。ただしその場合、
初期アドレスを持つノードに送信権および受信権を設定
した際にはマスターノードは、スイッチをオフ側に切換
えるなどしなければならない。この初期アドレスは、各
ノードのノード制御装置内に含まれている不揮発性の記
憶手段に蓄えてあり、各ノードのノード制御装置が前記
初期アドレスをメモリー等に読み込み、現在のアドレス
として設定する。記憶手段は例えば読み出し専用メモリ
ー(ROM)等により実現する。
【0016】マスターノード11aが初期アドレスを持
つノードに送信権および受信権を設定するトークンを送
信すると、LAN上の初期アドレスを持つノード(この
場合、マスターノード11aおよび全スレーブノード1
1b、11c、11d)に送信権が設定され、LAN上
の初期アドレスを持つノードのスイッチがオフ側に切換
わる(ステップ1、図3)。この過程をスイッチ切換え
過程とよぶ。ここで、マスターノードが各スレーブノー
ドと共通の初期アドレスを持っておらず特別のマスター
ノード専用のアドレスを持っている場合にはマスターノ
ードはトークンを発行した後に自ノードのスイッチをオ
フ側に切換えるなどしなくてはならない。
【0017】前記スイッチ切換え過程により、各スレー
ブノード及びマスターノードのスイッチがオフ側に切換
わっている間にマスターノード11aがアドレス設定コ
マンド(アドレス0x01を設定)を送信すると、スレ
ーブノード11bにアドレス(0x01)が設定される
(ステップ2、図4)この過程をアドレス設定コマンド
送信過程とよぶ。この時アドレスが設定されるノード
(スレーブノード11b)には送信権が設定されてお
り、スイッチがオフであるのでLAN上でこのノード以
降のノードにはアドレス設定コマンドは送信されない
(図3を参照)。
【0018】マスターノード11aはアドレス設定コマ
ンドを送信した後で、前記アドレス設定コマンドがLA
Nを一周してきて再び自分に返ってくるかどうかをチェ
ックするが(ステップ3)、前記アドレス設定コマンド
はスレーブノード11c以降には伝わらないのでマスタ
ーノード11aには前記アドレス設定コマンドは伝わら
ない。
【0019】ステップ3で、マスターノード11aがア
ドレス設定コマンドを受信しなければ、マスターノード
11aは、スレーブノードのうちのどれか1台にアドレ
ス設定コマンドが受信されたものとみなし、スレーブノ
ードからアドレス設定完了応答が返ってくるかどうかチ
ェックする(ステップ4)。
【0020】その際、アドレスが設定されたノードがア
ドレス設定完了応答を送信できるように、前記アドレス
設定コマンドによって設定したアドレス(0x01)を
持つノードが送信権を、マスターノードが受信権をそれ
ぞれ持つように設定するトークンをマスターノードは発
行する。ここでマスターノードが各スレーブノードと共
通の初期アドレス(0x3E)を持つならその共通の初
期アドレスを持つノードが受信権を持つように設定する
トークンを発行すればよく、マスターノードがマスター
ノード固有の初期アドレスを持つ場合にはそのマスター
ノード固有のアドレスを持つノードが受信権を持つよう
に設定するトークンを発行すればよい。
【0021】直前にアドレスを設定されたスレーブノー
ド11bが、マスターノードの発行したトークンによっ
て送信権を持つと、前記スレーブノード11bは、正し
くアドレスが設定されたことを示すアドレス設定完了応
答をマスターノード宛て(0x3Eもしくは0x00宛
て)に送信する。この時マスターノードが各スレーブノ
ードと共通の初期アドレスを持つ場合には他の初期アド
レスを持つスレーブノード(この場合スレーブノード1
1cおよびスレーブノード11d)にも受信権が設定さ
れるため、他の初期アドレスを持つスレーブノードにも
アドレス設定完了応答が受信され受理されるが、そのデ
ータはマスターノードによってしか解釈されないように
しておく。
【0022】スレーブノード11bからのアドレス設定
完了応答を受け取ったマスターノード11aは、直前の
アドレス設定コマンド(設定アドレス0x01)により
正しくアドレスが設定されたことを確認する。このステ
ップ4の過程をアドレス確認過程とよぶ。もし、マスタ
ーノード11aがアドレス設定完了応答を受信しなかっ
た場合には、マスターノード11aは、直前のアドレス
設定コマンド(設定アドレス0x01)により正しくア
ドレスが設定されなかったことを知り、再びステップ1
に戻り、アドレス設定コマンド(設定アドレス0x0
1)を送信する。
【0023】ステップ4で、アドレス設定完了応答が返
ってきた場合には、マスターノードは、次回設定アドレ
スを決定する(ステップ5)。この決定方法は例えば、
前回設定アドレスをインクリメントする方法などが考え
られる。この決定方法に従えば、次回設定アドレスは0
x02と決定される。
【0024】次回設定アドレスを決定して再びステップ
1に戻り、マスターノード11aが初期アドレスを持つ
ノードに送信権および受信権を設定するトークンを送信
すると、LAN上の初期アドレスを持つノード(この場
合、マスターノード11aおよびスレーブノード11
c、スレーブノード11d)に送信権が設定され、LA
N上の初期アドレスを持つノードのスイッチがオフ側に
切換わる(スイッチ切換え過程)(ステップ1、図
5)。ここで、アドレス0x01を設定した時と同様
に、マスターノードが各スレーブノードと共通の初期ア
ドレスを持っておらず特別のマスターノード専用のアド
レスを持っている場合にはマスターノードはトークンを
発行した後に自ノードのスイッチをオフ側に切り替える
などしなくてはならない。
【0025】前記スイッチ切換え過程により、初期アド
レスを持ったノードのスイッチがオフ側に切換わってい
る間にマスターノード11aがアドレス設定コマンド
(アドレス0x02を設定)を送信すると、スレーブノ
ード11cにアドレス0x02が設定される(ステップ
2、図6)。この時、アドレスが設定済みのスレーブノ
ード11bはスイッチがオンであるので、前記アドレス
設定コマンドを通過させ、この時アドレスが設定される
ノード(スレーブノード11c)には送信権が設定され
ており、スイッチがオフであるのでLAN上でこのノー
ド以降のノードにはアドレス設定コマンドは送信されな
い(図5を参照)。
【0026】マスターノード11aはアドレス設定コマ
ンドを送信した後で、前記アドレス設定コマンドがLA
Nを一周してきて再び自分に返ってくるかどうかをチェ
ックするが(ステップ3)、前記アドレス設定コマンド
はスレーブノード11d以降には伝わらないのでマスタ
ーノード11aには前記アドレス設定コマンドは伝わら
ない。
【0027】ステップ3で、マスターノード11aがア
ドレス設定コマンドを受信しなければ、マスターノード
11aは、スレーブノードのうちのどれか1台にアドレ
ス設定コマンドが受信されたものとみなし、スレーブノ
ードからアドレス設定完了応答が返ってくるかどうかチ
ェックする(ステップ4)。その際、スレーブノード1
1bの時と同様に、アドレスが設定されたノードがアド
レス設定完了応答を送信できるように、前記アドレス設
定コマンドによって設定したアドレス(0x02)を持
つノードが送信権を、マスターノードが受信権を持つよ
うに設定するトークンを発行する。
【0028】直前にアドレスを設定されたスレーブノー
ド11cが、マスターノードが発行したトークンによっ
て送信権を持つと、前記スレーブノード11cは、正し
くアドレスが設定されたことを示すアドレス設定完了応
答をマスターノード宛て(0x3Eもしくは0x00宛
て)に送信する。この時マスターノードが各スレーブノ
ードと共通の初期アドレスを持つ場合には他の初期アド
レスを持つスレーブノード(この場合スレーブノード1
1d)にも受信権が設定されるため、他の初期アドレス
を持つスレーブノードにもアドレス設定完了応答が受信
され受理されるが、そのデータはマスターノードによっ
てしか解釈されないようにしておく。
【0029】スレーブノード11cからのアドレス設定
完了応答を受け取ったマスターノード11aは、直前の
アドレス設定コマンド(設定アドレス0x02)により
正しくアドレスが設定されたことを確認する。もし、マ
スターノード11aがアドレス設定完了応答を受信しな
かった場合には、マスターノードは、直前のアドレス設
定コマンド(設定アドレス0x02)により正しくアド
レスが設定されなかったことを知り、再びステップ1に
戻り、アドレス設定コマンド(設定アドレス0x02)
を送信する。
【0030】ステップ4で、アドレス設定完了応答が返
ってきた場合には、マスターノードは、次回設定アドレ
スを決定する(ステップ5)。前回設定アドレスをイン
クリメントする方法に従えば、次回設定アドレスは0x
03と決定される。
【0031】再びステップ1に戻り、同様にしてステッ
プ1からステップ5を実行すると、スレーブノード11
dにアドレス0x03が設定され、次回設定アドレスが
0x04に決定される。ここでさらに、ステップ1に戻
り、マスターノード11aが初期アドレスを持つノード
に送信権および受信権を設定するトークンを送信する
と、LAN上の初期アドレスを持つノード(この場合、
マスターノード11aのみ)に送信権が設定され、LA
N上の初期アドレスを持つノードのスイッチがオフ側に
切換わる(スイッチ切換え過程)(ステップ1、図
7)。ここでマスターノードが各スレーブノードと共通
の初期アドレスを持っておらず特別のマスターノード専
用のアドレスを持っている場合には共通の初期アドレス
(0x3E)を持つノードはLAN上には存在しない
が、その場合には、マスターノードは自ノードのスイッ
チをオフ側に切換えるなどしているので、結局マスター
ノードのスイッチのみがオフになっていることになる。
【0032】前記スイッチ切換え過程により、マスター
ノードのスイッチがオフ側に切換わっている間にマスタ
ーノード11aがアドレス設定コマンド(アドレス0x
04を設定)を送信すると(ステップ2)、スイッチが
オフになっているノードはLAN上でマスターノード1
1aだけであるので、前記アドレス設定コマンド(アド
レス0x04を設定)は、LAN上を一周してマスター
ノード11aにより受信される(ステップ3)。マスタ
ーノードは、自分が送信したアドレス設定コマンドを受
信すると、LAN上の全てのノードにアドレスが設定さ
れたものとみなし、自分のアドレスを設定して(例えば
0x00)、LAN上のノードのアドレス設定を終了す
る(ステップ6、図8)。
【0033】以上のようにして、スイッチ切換コマンド
である送受信権設定コマンド(トークン)およびアドレ
ス設定コマンドを交互に定期的に送信すれば、LAN上
の各ノードのクロック同期を成立させながらLAN上で
マスターノード11aの次に位置するノードから順に
(スレーブノード11b、スレーブノード11c、スレ
ーブノード11d、マスターノードの順に)ノードのア
ドレスが設定できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1つのマ
スターノードと1つ以上のスレーブノードが接続された
ループ型のLANにおいて、LAN上の各ノードのクロ
ック同期を成立させながら、各ノードのアドレスを自動
的に設定することができるという格別な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における1つのマスター
ノードと3つのスレーブノードが接続されたLANを示
す図
【図2】本発明の実施の形態1のLANの初期状態を示
す図
【図3】本発明の実施の形態1のLANにおいて、送受
信権設定コマンドにより全ノードのスイッチがオフにな
った状態を示す図
【図4】本発明の実施の形態1のLANにおいて、スレ
ーブノード11bにアドレスが設定された状態を示す図
【図5】本発明の実施の形態1のLANにおいて、送受
信権設定コマンドにより、マスターノード、スレーブノ
ード11c、スレーブノード11dのスイッチがオフに
なった状態を示す図
【図6】本発明の実施の形態1のLANにおいて、スレ
ーブノード11cにアドレスが設定された状態を示す図
【図7】本発明の実施の形態1のLANにおいて、送受
信権設定コマンドにより、マスターノードのスイッチが
オフになった状態を示す図
【図8】本発明の実施の形態1のLANにおいて、マス
ターノードが自分のアドレスを設定してLAN上のアド
レスの自動設定を終了した状態の図
【図9】本発明の実施の形態1におけるLANのノード
の構成図
【図10】本発明の実施の形態1におけるアドレスの設
定方法のフローチャート
【符号の説明】
11a マスターノード 111a マスターノードのスイッチ 112a マスターノードのノード制御装置 11b スレーブノード 111b スレーブノード11bのスイッチ 112b スレーブノード11bのノード制御装置 11c スレーブノード 111c スレーブノード11cのスイッチ 112c スレーブノード11cのノード制御装置 11d スレーブノード 111d スレーブノード11dのスイッチ 112d スレーブノード11dのノード制御装置 3 ノード 31 ノード制御装置 32 スイッチ部 311 記憶装置 312 ノード中央制御装置 313 スイッチ切換えコマンド検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒崎 敏彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 堺 貴久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスターノードは対象ノードを指定したス
    イッチ切換コマンドおよびアドレス設定コマンドを送信
    可能であり、各スレーブノードは共通の初期アドレスを
    持ち、各ノードは自ノードが指定された前記スイッチ切
    換コマンドを受信すると、受信データを以降のLAN上
    のノードに通過させないオフ側にスイッチを切換え、一
    定時間後に前記スイッチをLAN上のデータを通過させ
    るオン側に切換える機能を有し、一台の前記マスターノ
    ードと一台以上の前記スレーブノードが接続されたルー
    プ型LANにおいて、前記スイッチ切換コマンドを前記
    マスターノードが前記共通の初期アドレスを持つノード
    に対して送信するスイッチ切換え過程と、前記スイッチ
    切換え過程により、前記初期アドレスを持つノードのス
    イッチがオフ側にある間に、前記初期アドレスを持つノ
    ードのLAN上でのアドレスを設定する前記アドレス設
    定コマンドを、前記マスターノードが送信するアドレス
    設定コマンド送信過程とを有するアドレス設定過程を一
    サイクルとし、前記アドレス設定過程を繰り返してLA
    N上のノードのアドレスをマスターノードに近いノード
    から順に設定するアドレス設定方法。
  2. 【請求項2】スイッチ切換コマンドは、マスターノード
    によって一定時間毎に出力され、LAN上の各ノードは
    前記スイッチ切換コマンドを検出することによりクロッ
    ク同期を成立させながらアドレスを設定する、請求項1
    記載のアドレス設定方法。
  3. 【請求項3】直前のアドレス設定コマンド送信過程でア
    ドレスを設定されたノードがマスターノードにアドレス
    設定完了応答を送信することにより、直前のアドレス設
    定過程で設定したアドレスが正しく設定されていること
    を確認するアドレス確認過程を、アドレス設定過程に付
    加した請求項1または2記載のアドレス設定方法。
  4. 【請求項4】スイッチ切換コマンドは、マスターノード
    より一定時間ごとに送信され、LAN上の各ノードのデ
    ータの送信権およびデータの受信権を設定する送受信権
    設定コマンドであり、各ノードは送信権が設定されると
    受信データを以降のLAN上のノードに通過させないオ
    フ側にスイッチを切換え、一定時間後に前記スイッチを
    LAN上のデータを通過させるオン側に切換える機能を
    持つことを特徴とする、請求項1または2または3記載
    のアドレス設定方法。
JP9098779A 1997-01-24 1997-04-16 ループ型lanにおけるアドレス設定方法 Pending JPH10290248A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9098779A JPH10290248A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 ループ型lanにおけるアドレス設定方法
US09/012,822 US6320871B1 (en) 1997-01-24 1998-01-23 Communication network
KR1019980002857A KR100294553B1 (ko) 1997-01-24 1998-01-23 통신네트워크
DE69829428T DE69829428T2 (de) 1997-01-24 1998-01-23 Zuweisung und dynamische Anpassung von zweiten, nicht eindeutigen Kennzeichnungen für isochrone Kommunikationen an eine Vielzahl von Stationen mittels asynchronischer Kommunikation
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