JPH10290095A - バルクフィーダー - Google Patents

バルクフィーダー

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JPH10290095A
JPH10290095A JP9098598A JP9859897A JPH10290095A JP H10290095 A JPH10290095 A JP H10290095A JP 9098598 A JP9098598 A JP 9098598A JP 9859897 A JP9859897 A JP 9859897A JP H10290095 A JPH10290095 A JP H10290095A
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JP
Japan
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arm
supply port
swing
conversion
bulk feeder
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JP9098598A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Koshikawa
良一 越川
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルクフィーダーにおいて、その厚さを低減
してスペース効率を高めると共に、素子姿勢転換装置に
よる素子の損傷を防止する。 【解決手段】 バルクフィーダー10の素子姿勢転換装
置20を、揺動中心軸22を中心として90°の範囲で
往復揺動する転換アーム24から構成し、素子送給装置
18から素子16を間欠的に供給する際に、間欠駆動機
構36における揺動部材38によって、テンションアー
ム40、揺動ブロック42、スイングアームスプリング
46を介して転換アーム24を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップマウンタに
バルク状の素子(電子部品チップ)を供給するためのバ
ルクフィーダーに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に電子部品チップを実装す
るチップマウンタに、例えば抵抗やコンデンサ等の電子
部品チップを収納したバルクケースから電子部品チップ
を1個ずつ供給するバルクフィーダーが用いられてい
る。
【0003】このようなバルクフィーダーの例として
は、例えば特開平7−86795号公報に開示されるよ
うに、本体上にバルクケースを装着すると共に、このバ
ルクケースよりバルクフィーダー本体の先端部の部品供
給部に至る部品送給路を形成し、部品送給路の下面は搬
送ベルトで構成され、この搬送ベルトをフィードレバー
によって節動するように構成したものがある。
【0004】又、同公報に従来技術として記載されるよ
うに、バルクケース内の電子部品を、エアを利用してシ
ュートスリットに向けて送り出すようにしたものもあ
る。
【0005】いずれの送給方法においても、電子部品チ
ップを縦長に且つ表裏を一定にして素子供給口から1個
ずつ分離して送り出すようになっている。
【0006】一方、電子部品チップを予めテープのポケ
ット部に収容しておいて、このテープを送り出しリール
からフィードレバーの動作で、いわゆるコマ送りをし
て、部品を覆っているカバーフィルムを巻取りリールに
巻き取り、装置先端の素子供給口において表出した部品
をチップマウンタのノズルで吸着するようにした部品テ
ープ送給式のフィーダーがある。
【0007】この場合、電子部品チップはテープへの装
填効率を大きくするために、横向き、即ち短辺がテープ
送り方向となるように配置されている。
【0008】従って、バルク送給式で部品テープ送給式
のフィーダーは、その素子供給口位置において電子部品
チップの姿勢が90°異なることになり、バルクフィー
ダーにおける素子供給口位置での素子の姿勢を部品テー
プ送給式における電子部品チップと同姿勢にするために
は、素子の姿勢を90°転換する必要がある。
【0009】このための装置としては、例えば前述の特
開平7−86795号公報において、第13図に従来技
術として開示されているものがある。
【0010】これは、90°ずつ間欠的に回転する円板
の外周に円周方向90°間隔で電子部品チップが縦長に
入り込む溝を形成し、この溝に素子供給口から電子部品
チップを挿入し、次に90°回転させることによって、
該挿入された電子部品チップの姿勢を90°転換するよ
うにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の円板を用いた素子の90°転換装置が、円板を用い
ているために、フィーダー全体の厚さが大きくなってし
まい、又、素子供給口から円板の溝に電子部品チップを
受け渡す際に、該電子部品チップが溝に入りきらない場
合、次の90°回転時に、円板の外周端において電子部
品チップを切断する力が作用して、これを破壊してしま
うという問題点がある。
【0012】更に又、円板を回転駆動するための機構が
複雑となると共に、円板の溝に挿入した電子部品チップ
の外周側方向における幅方向中心部は溝内に入っても幅
方向両端角部が溝から突出していて、その状態で円板が
回転する際に、電子部品チップの前記外周側端部角部が
円板の周囲部材と接触して、該電子部品チップが破壊さ
れることがあるという問題点があった。
【0013】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、フィーダーの厚さが薄く、電子部
品チップ(素子)の受け渡し時及び供給時の素子に対す
る押圧を解除し、素子90°転換揺動時の、素子に対す
る剪断力を軽減し、又、素子姿勢転換のための駆動機構
が簡単となるようにしたバルクフィーダーを提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1の
ように、バルクフィーダー本体の先端に設けられた素子
供給口と、前記バルクフィーダー本体から前記素子供給
口に、素子をその長手方向に整列して1個ずつ間欠的に
送給する素子送給装置と、前記素子供給口に臨んで設け
られ、素子供給口から供給される素子を1個ずつ受け取
って、且つ、該素子供給口を含むほぼ水平な面内で、回
転して素子の姿勢を転換する素子姿勢転換装置と、を有
してなるバルクフィーダーにおいて、前記素子姿勢転換
装置を、前記素子供給口からの素子送り出し方向の延長
線上に揺動中心軸が配置され、自由端が前記素子供給口
に臨み、且つ、長手方向中心に軸線が、前記延長線に重
なる受取り位置及び該長手方向中心軸線が前記延長線と
ほぼ直交する取出し位置の間で揺動自在に配置された転
換アームと、この転換アームの自由端の先端面から揺動
中心軸方向に、前記長手方向中心軸線と平行に、且つ、
前記素子を長手方向に受け入れる断面形状及び長さの溝
状に形成された素子保持部と、前記素子送給装置と連動
して前記素子供給口から1個の素子が送り出されるタイ
ミングで、前記転換アームを受取り位置に駆動し、素子
の送り出しが中断されるとき前記転換アームを取出し位
置に駆動する転換アーム駆動装置と、を備えて構成する
ことにより、上記目的を達成するものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、溝状の素子保持部内の前記揺動中心軸側に、該溝内
でその長手方向に摺動自在、且つ、溝の長手方向に前記
素子の長手方向寸法と等しい距離を残して前記先端面方
向への移動が規制されて配置されると共に、付勢ばねに
より前記先端面方向に付勢されたスライドブロックを設
けたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記転換アーム駆動装置を、前記素子送給装
置の間欠駆動機構における揺動部材により間欠的に往復
動されるテンションアームと、このテンションアームに
連動され、該テンションアームの往復動を、前記転換ア
ームの揺動中心軸に往復揺動運動として伝達する揺動ブ
ロックと、を含んで構成したものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記転換アームを前記取出し位置に付勢するばねを
設け、該ばねの付勢力のみにより、前記転換アームの前
記受取り位置から取出し位置へ揺動させるようにしたも
のである。
【0018】請求項5の発明は、請求項1乃至5の発明
のいずれかにおいて、前記素子供給口近傍で、シャッタ
ーばねにより該素子供給口を塞ぐ位置に付勢して配置さ
れ、且つ、前記転換アームが受取り位置に揺動されると
き、該転換アームにより、前記シャッターばねに抗して
前記素子供給口を開く位置に駆動されるシャッターを設
けたものである。
【0019】この発明においては、90°の角度範囲で
揺動する転換アームによって素子供給口から受け渡され
た素子の姿勢を90°転換する構成であり、装置の幅を
大幅に小さくすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0021】本発明に係るバルクフィーダー10(全体
図示省略)は、バルクフィーダー本体12の先端に設け
られた素子供給口14と、前記バルクフィーダー本体1
2から前記素子供給口14に、素子16を1個ずつ間欠
的に送給する素子送給装置18と、前記素子供給口14
に臨んで設けられ、素子供給口14から供給される素子
16を1個ずつ受け取って、且つ、該素子供給口14を
含むほぼ水平な面内で回転して素子16の姿勢を転換す
る素子姿勢転換装置20とを有して構成されている。
【0022】前記素子姿勢転換装置20は、前記素子供
給口14からの素子送り出し方向の延長線14A上に揺
動中心軸22が配置され、自由端が前記素子供給口14
に臨み、且つ、長手方向中心軸線が前記延長線14Aに
重なる受取り位置及び該長手方向中心軸線が前記延長線
14Aとほぼ直交する取出し位置の間で揺動自在に配置
された転換アーム24と、この転換アーム24の先端部
24Aから揺動中心軸22方向に、前記長手方向中心軸
線と平行に、且つ、前記素子16を長手方向に受け得る
断面形状及び長さの溝状に形成された素子保持部26
と、前記素子送給装置18と連動して、前記素子供給口
14から1個の素子16が送り出されるタイミングで、
前記転換アーム24を受取り位置に駆動し、素子16の
送り出しが中断されるとき、前記転換アーム24を取出
し位置に駆動する転換アーム駆動装置28と、を備えて
構成されている。
【0023】図2に示されるように、前記転換アーム2
4の先端に設けられた溝状の素子保持部26内の、揺動
中心軸22側には、転換アーム長手方向に摺動自在、且
つ、前記素子16の長手方向寸法と等しい距離を残して
前記先端面24A方向への移動が規制されているスライ
ドブロック30が配置されている。
【0024】又、溝状の素子保持部26内には、前記ス
ライドブロック30と素子保持部26の揺動中心軸22
側の底部との間には、前記スライドブロック30を先端
面24A方向に付勢するブロック付勢ばね32が設けら
れている。従って、スライドブロック30は、素子16
を収容する距離を残して、ブロック付勢ばね32によっ
て常に先端面24A方向に付勢されていることになる。
図2の符号30Aはスライドブロック30の、先端面2
4A方向の移動を規制するためのストッパ(段部)を示
す。
【0025】前記揺動中心軸22は、転換アーム24か
ら鉛直下方に突出して、該突出部分において、図3に示
されるように、前記バルクフィーダー本体12に取付け
られた、側面形状が縦長コ字形状の保持部材23Aによ
り中心軸線回り揺動自在に支持されている。揺動中心軸
22の下端は、前記保持部材23Aにおける下側辺より
も下方に突出されている。
【0026】図1の符号34は、前記転換アーム24を
受取り位置及び取出し位置との間で90°往復揺動させ
るための転換アーム駆動機構を示す。
【0027】この転換アーム駆動機構34は、前記素子
送給装置18の間欠駆動機構36における揺動部材38
によって間欠的に往復動されるテンションアーム40
と、このテンションアーム40に連動され、該テンショ
ンアーム40の往復動を、前記転換アーム24の揺動中
心軸22に往復揺動運動として伝達する揺動ブロック4
2とを含んで構成されている。
【0028】前記揺動ブロック42は、図4に示される
ように、上方から見てほぼ正四角形状部材であって、前
記テンションアーム40から最も離間した角部位置で、
前記保持部材23Aから突出した揺動中心軸22の下端
に一体的に連結されている。又、揺動ブロック42にお
けるテンションアーム40に最も近い角部位置には、係
合ピン43が下方に突出して取付けられている。
【0029】前記テンションアーム40は、図1におい
て左端に、前記係合ピン43に接近して配置されたL型
部40Dを備え、該テンションアーム40が右端方向に
移動したとき、係合ピン43に当接して、揺動ブロック
42を、前記揺動中心軸22を中心として図1において
時計方向に揺動するようにされている。
【0030】図1、図4の符号44A、44Bは、該揺
動ブロック42の往復揺動時に一定角度以上の揺動を規
制するためのストッパを示す。
【0031】前記保持部材23Aにおけるコ字の上下辺
の間の位置で、前記揺動中心軸22にはスイングアーム
スプリング(ねじりコイルばね)46が巻き付け保持さ
れている。
【0032】このスイングアームスプリング46の、図
1、図3において上端部は、前記ばね保持部材23A
に、又下端部は、前記揺動ブロック42の上面にそれぞ
れ係止され、これによって、前記揺動ブロック42は揺
動中心軸22を中心として、図1、図4において反時計
方向に付勢されている。
【0033】図1の符号48は、前記揺動部材38を、
その先端のローラ38Aを介して押し上げることによっ
て、中心軸39を中心として図1において時計方向に間
欠的に揺動させるためのエアシリンダを示す。
【0034】又、図1の符号50Aは、揺動部材38に
対してテンションアーム40を、図1、図4において右
方向に付勢するための引張りコイルばね、50Bは、前
記揺動部材38を反時計方向に付勢するための引張りコ
イルばね、52は揺動部材38の図において反時計方向
の揺動時にこれと一体の突起部38Bに当接して衝撃を
吸収するためのショックアブソーバ、54は、前記揺動
部材38のローラ38Aと反対側の端部にピン38Cに
よって、揺動自在に係合されたラチェット爪部材を示
す。
【0035】このラチェット爪部材54は、前記素子送
給装置18を構成するベルトプーリ18Aと同軸一体的
に取り付けられたラチェットホイール18Bに、その先
端が係合することによって、ベルトプーリ18Aを、図
1において反時計方向に、素子16をその長手方向に1
個分だけ回転させるようになっている。図1の符号18
Cは、ベルトプーリ18Aに巻回されると共に、素子1
6をその長手方向に搬送するエンドレスベルトを示す。
【0036】又、図1の符号54Aは、前記ラチェット
爪部材54を図において時計方向に付勢するために、該
ラチェット爪部材54と前記揺動部材38との間に装架
された引張りコイルばねを示す。
【0037】ここは、前記揺動部材38をエアシリンダ
48によって間欠的に揺動させるとき、その揺動運動に
より、前記テンションアーム40を往復動させる構成に
ついて説明する。
【0038】これは、前記テンションアーム40内に、
その長手方向に形成されたスリット40Aと、前記揺動
部材38に取り付けられ、且つ前記スリット40Aを貫
通することによって、スリットの長手方向に摺動自在に
係合する固定軸40Bとから構成され、揺動部材38が
図において時計方向に一定以上揺動され、固定軸40B
が引張りコイルばね50Aの付勢力によりスリット40
Aの左端との接触を保ったままテンションアーム40を
右方向に駆動し、又、反時計方向に揺動されるときは、
固定軸40Bをスリット40A内で左行させ、ストロー
クエンドとなったときに、テンションアーム40を左方
向に駆動するものである。
【0039】前記テンションアーム40は右行すると
き、その左端のL型部40Dが係合ピン43に当接し、
且つ、スイングアームスプリング46の付勢力に抗して
図1において、右方向に引張り、揺動ブロック42を揺
動中心軸22と共にその軸線回りに時計方向に揺動さ
せ、又、左行するときは、L型部40Dが係合ピン43
から離間する方向に移動し、揺動ブロック42がスイン
グアームスプリング46により、係合ピン43がL型部
40Dとの接触を保ったままストッパ44Aに当接する
まで反時計方向に揺動するように構成されている。
【0040】前記転換アーム24の姿勢(位置)、揺動
ブロック42、テンションアーム40、揺動部材38、
エアリシンダ48、ラチェット爪部材54、固定軸40
B等の初期位置、作動位置、ストローク、スリット40
Aの長さ等の設定はバルクフィーダー10の作用の説明
の際に合わせて説明する。
【0041】図1の符号21Aはアームカバーを示す。
このアームカバー21Aは、前記転換アーム24が受取
り位置から取出し位置に至る間、素子保持部26内の素
子16の上面を覆うことによって、素子16が素子保持
部26から脱落しないようにするためのものである。
【0042】図1の符号56は、前記素子供給口14を
開閉するためのシャッターであり、このシャッター56
は、前記揺動中心軸22に揺動自在に支持され、素子1
6が素子供給口14から押し出されないときは、ばね5
6Aによって素子供給口14を閉じる位置に付勢されて
いて、又、転換アーム24が受取り位置にくるとき、該
転換アーム24の先端部によって図1において時計方向
に押され、このとき素子供給口14を開くようにされて
いる。
【0043】又、アームカバー21Aの下側にはこれと
平行なアーム揺動ベース21Bが配置され、該転換アー
ム24は、このアーム揺動ベース21Bの上を揺動す
る。このとき転換アーム24の先端部はアームカバー2
1Aとの間を移動することになる。図1の符号21Cは
転換アーム24の先端面24Aの揺動軌跡に沿って、ア
ーム揺動ベース21Bに形成された円弧壁を示す。
【0044】前記、アームカバー21Aの素子供給口1
4と直交する端面21Dは、前記ばね56Aによって付
勢されたシャッター56の先端に当接して、素子供給口
14の位置から更にシャッター56が揺動することを規
制するようにされている。
【0045】次に、上記バルクフィーダー10の作用に
ついて説明する。
【0046】素子供給口14から素子16が送り出され
ないときは、図1の実線で示されるような状態となって
いる。
【0047】このとき、揺動部材38はその突起部38
Bがショックアブソーバ52に当接し、又、揺動ブロッ
ク42もストッパ44Aに当接して、各々反時計方向の
揺動が規制されると共に、テンションアーム40も引張
りコイルばね50Aにより右方向に引張られていて、ス
リット40Aの左端が固定軸40Bに当接した状態とな
っている(図4参照)。
【0048】又、このとき、テンションアーム40の先
端のL型部40Bが係合ピン43の左側に離間されてい
て揺動ブロック42はスイングアームスプリング46に
よりストッパ44Aに当接され、揺動中心軸22は、転
換アーム24が取出し位置となるようにセットされてい
る。又、初期状態では、エアシリンダ48は、下方に引
込まれ、揺動部材38は引張りコイルばね50Bによ
り、図1において反時計方向に付勢され、且つ、突起部
38Bがショックアブソーバ52に当接され、このと
き、揺動部材38に支持されているラチェット爪部材5
4の先端爪部は図1に示されるようにラチェットホイー
ル18Bから左方向に離間されている。
【0049】この状態から、エアシリンダ48が上方に
突出されると、揺動部材38が引張コイルばね50Bに
抗して、図1において時計方向に揺動され、テンション
アーム40は、引張りコイルばね50Aを介して揺動部
材38により、図1、図4において右方向に引張られ
る。このとき、スリット40Aは、その左端において固
定軸40Bに当接している。
【0050】テンションアーム40の右方向への直線運
動により、テンションアーム40の先端が揺動ブロック
42の係合ピン43に係合して、これを右方向に押す。
【0051】このため、図5に示されるように揺動ブロ
ック42は、スイングアームスプリング46に抗して図
1において時計方向に揺動され、同時に、転換アーム2
4が揺動中心軸22を中心として、図において時計方向
に90°揺動される。このとき、揺動ブロック42の一
端がストッパ44Bに当接してその一定角度以上の揺動
が規制される。
【0052】前記素子供給口14を閉じていたシャッタ
ー56は、転換アーム24によって、ばね56Aの付勢
力に抗して開かれ、該素子供給口14の位置に、転換ア
ーム24の素子保持部26が位置されることになる。
【0053】この状態で、素子送給装置18によって1
個の素子16が素子供給口14から素子保持部26内に
受け渡し可能となる。
【0054】一方、前記ラチェット爪部材54は図1の
実線位置から右方に駆動され、ラチェット爪部材54の
先端爪部はラチェットホイール18Bに当接寸前まで移
動している。これにより、更に揺動部材38を時計方向
に揺動(図5の状態から図6の状態への移動)すると、
ラチェット爪部材54の先端爪部がラチェットホイール
18Bを反時計方向に駆動して、ベルトプーリ18Aを
介してエンドレスベルト18Cが、素子16の1個分だ
け図1の矢印方向に駆動され、1個の素子16が素子保
持部26に受け渡される。
【0055】このとき、図6に示されるように、固定軸
40Bがスリット40A内で右方向にストロークエンド
とならないように設定しておき、固定軸40Bによって
テンションアーム40が無理に右方向に駆動されないよ
うにする。これによって揺動ブロック42がストッパ4
4Bに当接してから更に過剰な力を受けないようにする
ことができる。
【0056】次に、エアシリンダ48が原位置に復帰す
ると、揺動部材38は引張りコイルばね50Bにより、
図において反時計方向に揺動して、図1の実線状態に戻
るが、この過程で、固定軸40Bがスリット40A内で
左行し、左方向にストロークエンドとなる間に、ラチェ
ット爪部材54の先端がラチェットホーイル18Bから
接離寸前に来る。
【0057】固定軸40Bが更に左行すると、前述と逆
方向にテンションアーム40が駆動され、その左端のL
型部40Dが係合ピン43から逃げるとき、スイングア
ームスプリング46の戻り力により揺動ブロック42及
び転換アーム24が図1において、反時計方向に戻り、
揺動ブロック42がストッパ44Aに当接した後に、L
型部40Dが係合ピン43から離間し、転換アーム24
が、図の実線で示される取出し位置に揺動される。
【0058】同時に、更に、シャッター56もばね56
Aによって、素子供給口14を閉じる位置に戻される。
従って、この状態では素子供給口14から誤って素子1
6が飛び出すようなことがない。
【0059】素子保持部26内に素子16を受取った転
換アーム24が、取出し位置に90°揺動されるとき、
素子保持部26内の素子16の上面がアームカバー21
Aによって覆われ、且つ、円弧壁21Cによって先端面
24Aが規制されているので、素子保持部26内から誤
って素子16が飛び出したりすることがない。
【0060】又、素子保持部26内の素子16の、転換
アーム24揺動時の微小押し戻し量がある場合でも、ス
ライドブロック30のブロック付勢ばね32に抗して押
し込まれることによって吸収し、素子16は確実に素子
保持部26内に収容される。
【0061】従って、転換アーム24が取出し位置に戻
る際に、素子保持部26から一部はみ出している素子1
6が素子供給口14の端面等によって剪断力を受けて破
壊されることがない。
【0062】又、素子保持部26内の素子16の外端角
部が転換アーム24の揺動中に周囲の部材と衝突して破
壊されたりすることがない。
【0063】更に、上記バルクフィーダー10において
は、揺動ブロック42がテンションアーム40によって
図1の時計方向に引張られたときも、素子16が、素子
供給口14及びアームカバー21A部分に引掛っていた
場合でも、引張りコイルばね50Aの緩衝作用によって
該素子16を強く押したりすることがない。
【0064】更に、スイングアームスプリング46の付
勢力が揺動ブロック42の揺動中心軸22及び転換アー
ム24に伝達されるようになっているので、転換アーム
24の戻りの90°揺動中に、素子16が素子保持部2
6内に入り切らず、該転換アーム24によって剪断力が
作用するような場合も、該剪断力はスイングアームスプ
リング46のみによって与えられるため、素子16が破
壊されるような大きな剪断力が発生しない。
【0065】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、バ
ルクフィーダーの厚さ方向寸法を円板型の素子姿勢転換
部材と比較して半減させることができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルクフィーダーの実施の形態の
例の要部を示す斜視図
【図2】同バルクフィーダーにおける転換アームを拡大
して示す断面図
【図3】同転換アームを揺動させる素子姿勢転換装置を
示す側面図
【図4】初期状態における転換アーム、素子姿勢転換装
置及び転換アーム駆動装置の位置関係を示す平面図
【図5】転換アームが受取り位置に揺動したときの前記
位置関係を示す平面図
【図6】転換アームに素子が受け渡されるときの前記位
置関係を示す平面図
【符号の説明】
10…バルクフィーダー 12…バルクフィーダー本体 14…素子供給口 16…素子 18…素子送給装置 20…素子姿勢転換装置 22…揺動中心軸 24…転換アーム 24A…先端面 26…素子保持部 28…転換アーム駆動装置 30…スライドブロック 30A…ストッパ 32…ブロック付勢ばね 34…転換アーム駆動機構 36…間欠駆動機構 38…揺動部材 40…テンションアーム 42…揺動ブロック 46…スイングアームスプリング 48…エアシリンダ 54…ラチェット爪部材 56…シャッター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルクフィーダー本体の先端に設けられた
    素子供給口と、前記バルクフィーダー本体から前記素子
    供給口に、素子をその長手方向に整列して1個ずつ間欠
    的に送給する素子送給装置と、前記素子供給口に臨んで
    設けられ、素子供給口から供給される素子を1個ずつ受
    け取って、且つ、該素子供給口を含むほぼ水平な面内
    で、回転して素子の姿勢を転換する素子姿勢転換装置
    と、を有してなるバルクフィーダーにおいて、前記素子
    姿勢転換装置は、前記素子供給口からの素子送り出し方
    向の延長線上に揺動中心軸が配置され、自由端が前記素
    子供給口に臨み、且つ、長手方向中心に軸線が、前記延
    長線に重なる受取り位置及び該長手方向中心軸線が前記
    延長線とほぼ直交する取出し位置の間で揺動自在に配置
    された転換アームと、この転換アームの自由端の先端面
    から揺動中心軸方向に、前記長手方向中心軸線と平行
    に、且つ、前記素子を長手方向に受け入れる断面形状及
    び長さの溝状に形成された素子保持部と、前記素子送給
    装置と連動して前記素子供給口から1個の素子が送り出
    されるタイミングで、前記転換アームを受取り位置に駆
    動し、素子の送り出しが中断されるとき前記転換アーム
    を取出し位置に駆動する転換アーム駆動装置と、を備え
    て構成されたことを特徴とするバルクフィーダー。
  2. 【請求項2】請求項1において、溝状の素子保持部内の
    前記揺動中心軸側に、該溝内でその長手方向に摺動自
    在、且つ、溝の長手方向に前記素子の長手方向寸法と等
    しい距離を残して前記先端面方向への移動が規制されて
    配置されると共に、付勢ばねにより前記先端面方向に付
    勢されたスライドブロックを設けたことを特徴とするバ
    ルクフィーダー。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記転換アーム
    駆動装置を、前記素子送給装置の間欠駆動機構における
    揺動部材により間欠的に往復動されるテンションアーム
    と、このテンションアームに連動され、該テンションア
    ームの往復動を、前記転換アームの揺動中心軸に往復揺
    動運動として伝達する揺動ブロックと、を含んで構成し
    たことを特徴とするバルクフィーダー。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記転換アームを前記
    取出し位置に付勢するばねを設け、該ばねの付勢力のみ
    により、前記転換アームの前記受取り位置から取出し位
    置へ揺動させることを特徴とするバルクフィーダー。
  5. 【請求項5】請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記
    素子供給口近傍で、シャッターばねにより該素子供給口
    を塞ぐ位置に付勢して配置され、且つ、前記転換アーム
    が受取り位置に揺動されるとき、該転換アームにより、
    前記シャッターばねに抗して前記素子供給口を開く位置
    に駆動されるシャッターを設けたことを特徴とするバル
    クフィーダー。
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