JPH10289760A - 金属シェルの接続手段 - Google Patents
金属シェルの接続手段Info
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- JPH10289760A JPH10289760A JP9110509A JP11050997A JPH10289760A JP H10289760 A JPH10289760 A JP H10289760A JP 9110509 A JP9110509 A JP 9110509A JP 11050997 A JP11050997 A JP 11050997A JP H10289760 A JPH10289760 A JP H10289760A
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- spring
- spring member
- metal
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/648—Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding
- H01R13/658—High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
- H01R13/6581—Shield structure
- H01R13/6582—Shield structure with resilient means for engaging mating connector
- H01R13/6583—Shield structure with resilient means for engaging mating connector with separate conductive resilient members between mating shield members
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、互いに接続される電気コネクタの
各々に配設された金属シェル間の電気的接続を確実に行
うことのできる金属シェルの接続手段の提供を課題とす
る。 【解決手段】 互いに接続される電気コネクタの各々に
配設された金属シェル間の電気的接続を行うための金属
シェルの接続手段に於て、上記金属シェルの接続手段
は、バネ片２とバネ片２の一端３を支持する基部５より
成るスプリング部材１を有し、上記スプリング部材１の
基部５を嵌合部１４の周面１６に形成されたスプリング
収容溝６に収容すると共に、上記スプリング部材１のバ
ネ片２の他端４を嵌合部１４の周囲に配設される金属シ
ェル１５に形成されたスプリング突出窓７から突出させ
て成り、この電気コネクタに接続される相手方の電気コ
ネクタに配設された金属シェルとの電気的接続を弾性的
に行うことを特徴とするものである。
各々に配設された金属シェル間の電気的接続を確実に行
うことのできる金属シェルの接続手段の提供を課題とす
る。 【解決手段】 互いに接続される電気コネクタの各々に
配設された金属シェル間の電気的接続を行うための金属
シェルの接続手段に於て、上記金属シェルの接続手段
は、バネ片２とバネ片２の一端３を支持する基部５より
成るスプリング部材１を有し、上記スプリング部材１の
基部５を嵌合部１４の周面１６に形成されたスプリング
収容溝６に収容すると共に、上記スプリング部材１のバ
ネ片２の他端４を嵌合部１４の周囲に配設される金属シ
ェル１５に形成されたスプリング突出窓７から突出させ
て成り、この電気コネクタに接続される相手方の電気コ
ネクタに配設された金属シェルとの電気的接続を弾性的
に行うことを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに配設さ
れる金属シェルの接続手段に係り、さらに詳しくは、互
いに接続される電気コネクタの各々に配設された金属シ
ェル間の電気的接続を確実に行うことのできる金属シェ
ルの接続手段に関する。
れる金属シェルの接続手段に係り、さらに詳しくは、互
いに接続される電気コネクタの各々に配設された金属シ
ェル間の電気的接続を確実に行うことのできる金属シェ
ルの接続手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知の通り、パーソナルコンピューター
本体とＣＲＴやプリンタ等の周辺機器とを接続するため
のＩ／Ｏコネクタや各種電気・電子機器間の接続を行う
ために用いられる電気コネクタには、ＥＭＩ対策として
金属シェルが配設されているものであり、これは、互い
に接続される電気コネクタの接続部分を互いの電気コネ
クタに配設された金属シェルで覆うことによって行われ
るものである。
本体とＣＲＴやプリンタ等の周辺機器とを接続するため
のＩ／Ｏコネクタや各種電気・電子機器間の接続を行う
ために用いられる電気コネクタには、ＥＭＩ対策として
金属シェルが配設されているものであり、これは、互い
に接続される電気コネクタの接続部分を互いの電気コネ
クタに配設された金属シェルで覆うことによって行われ
るものである。
【０００３】ところで、上記互いに接続される電気コネ
クタの各々に配設された金属シェルは、互いが電気的に
接続されていなければその機能を十分に発揮することが
できないものであるので、上記互いに接続される電気コ
ネクタの各々に配設された金属シェルのいずれか一方あ
るいは双方に、金属シェル間の電気的接続を確実に行う
ための金属シェルの接続手段が設けられている。
クタの各々に配設された金属シェルは、互いが電気的に
接続されていなければその機能を十分に発揮することが
できないものであるので、上記互いに接続される電気コ
ネクタの各々に配設された金属シェルのいずれか一方あ
るいは双方に、金属シェル間の電気的接続を確実に行う
ための金属シェルの接続手段が設けられている。
【０００４】そして、上記金属シェルの接続手段として
最も一般的に用いられているのが、一方の金属シェルの
表面に他方の金属シェルに向かって突出する複数のディ
ンプルを設けたものであり、互いに接続される電気コネ
クタを接続した際に、この複数のディンプルを介して、
互いに接続される電気コネクタの各々に配設された金属
シェル間の電気的接続を行うものである。
最も一般的に用いられているのが、一方の金属シェルの
表面に他方の金属シェルに向かって突出する複数のディ
ンプルを設けたものであり、互いに接続される電気コネ
クタを接続した際に、この複数のディンプルを介して、
互いに接続される電気コネクタの各々に配設された金属
シェル間の電気的接続を行うものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、一方の金属シェルの表面に他方の金属シェルに向か
って突出する複数のディンプルによって、互いに接続さ
れる電気コネクタの各々に配設された金属シェル間の電
気的接続が行われるものであるが、上記金属シェルに形
成される複数のディンプルの各々自体にはバネ性がな
く、そのため、金属シェルに反りが生じており、金属シ
ェル間の隙間にばらつきが生じている場合には、電気的
接続が確実に行われず、特に、横長の電気コネクタの中
央部では上記のような不具合が顕著であり、加えて、互
いに接続される電気コネクタの着脱の際のこじりによっ
て金属シェル及びディンプルに過大な応力がかかり、金
属シェル及びディンプルに変形や摩耗が生じ、電気的接
続が確実に行われないという不具合が生じているもので
あった。
と、一方の金属シェルの表面に他方の金属シェルに向か
って突出する複数のディンプルによって、互いに接続さ
れる電気コネクタの各々に配設された金属シェル間の電
気的接続が行われるものであるが、上記金属シェルに形
成される複数のディンプルの各々自体にはバネ性がな
く、そのため、金属シェルに反りが生じており、金属シ
ェル間の隙間にばらつきが生じている場合には、電気的
接続が確実に行われず、特に、横長の電気コネクタの中
央部では上記のような不具合が顕著であり、加えて、互
いに接続される電気コネクタの着脱の際のこじりによっ
て金属シェル及びディンプルに過大な応力がかかり、金
属シェル及びディンプルに変形や摩耗が生じ、電気的接
続が確実に行われないという不具合が生じているもので
あった。
【０００６】
【発明の目的】よって、本発明の目的とする所は、上述
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、互いに接続される電気コネクタの各々に配設された
金属シェル間の電気的接続を確実に行うことができる金
属シェルの接続手段を提供することにある。
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、互いに接続される電気コネクタの各々に配設された
金属シェル間の電気的接続を確実に行うことができる金
属シェルの接続手段を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、複数の
端子１１が配設されたハウジング１２と、ハウジング１
２に配設された複数の端子１１のコンタクト部１３を取
り囲む嵌合部１４と、嵌合部１４の周囲に配設される金
属シェル１５を備えた電気コネクタに適用されるもので
あって、上記電気コネクタの金属シェル１５に設けら
れ、この電気コネクタに接続される相手方の電気コネク
タに配設された金属シェルとの電気的接続を行うための
金属シェルの接続手段に於て、上記金属シェルの接続手
段は、バネ片２とバネ片２の一端３を支持する基部５よ
り成るスプリング部材１を有し、上記スプリング部材１
の基部５を嵌合部１４の周面１６に形成されたスプリン
グ収容溝６に収容すると共に、上記スプリング部材１の
バネ片２の他端４を嵌合部１４の周囲に配設される金属
シェル１５に形成されたスプリング突出窓７から突出さ
せて成り、相手方の電気コネクタに配設された金属シェ
ルとの電気的接続を弾性的に行うことを特徴とする金属
シェルの接続手段である。
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、複数の
端子１１が配設されたハウジング１２と、ハウジング１
２に配設された複数の端子１１のコンタクト部１３を取
り囲む嵌合部１４と、嵌合部１４の周囲に配設される金
属シェル１５を備えた電気コネクタに適用されるもので
あって、上記電気コネクタの金属シェル１５に設けら
れ、この電気コネクタに接続される相手方の電気コネク
タに配設された金属シェルとの電気的接続を行うための
金属シェルの接続手段に於て、上記金属シェルの接続手
段は、バネ片２とバネ片２の一端３を支持する基部５よ
り成るスプリング部材１を有し、上記スプリング部材１
の基部５を嵌合部１４の周面１６に形成されたスプリン
グ収容溝６に収容すると共に、上記スプリング部材１の
バネ片２の他端４を嵌合部１４の周囲に配設される金属
シェル１５に形成されたスプリング突出窓７から突出さ
せて成り、相手方の電気コネクタに配設された金属シェ
ルとの電気的接続を弾性的に行うことを特徴とする金属
シェルの接続手段である。
【０００８】
【作用】本発明は、上記技術的手段より成り、互いに接
続される電気コネクタの各々に配設された金属シェル間
の電気的接続を行う金属シェルの接続手段が金属シェル
１５に形成されたスプリング突出窓７からその他端４が
突出する弾性変形可能なバネ片２を有するスプリング部
材１によって形成され、これにより、この電気コネクタ
に接続される相手方の電気コネクタに配設された金属シ
ェルとの電気的接続が弾性的に行われるものであるの
で、互いに接続される電気コネクタの各々に配設された
金属シェル間の隙間の大きさにばらつきが生じていて
も、これをスプリング部材１のバネ片２の弾性変形によ
って吸収することができ、電気的接続が損なわれる心配
がない。
続される電気コネクタの各々に配設された金属シェル間
の電気的接続を行う金属シェルの接続手段が金属シェル
１５に形成されたスプリング突出窓７からその他端４が
突出する弾性変形可能なバネ片２を有するスプリング部
材１によって形成され、これにより、この電気コネクタ
に接続される相手方の電気コネクタに配設された金属シ
ェルとの電気的接続が弾性的に行われるものであるの
で、互いに接続される電気コネクタの各々に配設された
金属シェル間の隙間の大きさにばらつきが生じていて
も、これをスプリング部材１のバネ片２の弾性変形によ
って吸収することができ、電気的接続が損なわれる心配
がない。
【０００９】さらに、互いに接続される電気コネクタの
着脱の際のこじりによる応力も、スプリング部材１のバ
ネ片２の弾性変形によって吸収することができるので、
金属シェル１５に過大な応力が加わることが防止される
こととなり、金属シェル１５の変形や摩耗によって電気
的接続が損なわれる心配もなく、従って、互いに接続さ
れる電気コネクタの各々に配設された金属シェル間の電
気的接続を確実に行うことができるものである。
着脱の際のこじりによる応力も、スプリング部材１のバ
ネ片２の弾性変形によって吸収することができるので、
金属シェル１５に過大な応力が加わることが防止される
こととなり、金属シェル１５の変形や摩耗によって電気
的接続が損なわれる心配もなく、従って、互いに接続さ
れる電気コネクタの各々に配設された金属シェル間の電
気的接続を確実に行うことができるものである。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。本発明の電気コネクタに配設される金属
シェルの接続手段は、複数の端子１１が配設されたハウ
ジング１２と、ハウジング１２に配設された複数の端子
１１のコンタクト部１３を取り囲む嵌合部１４と、嵌合
部１４の周囲に配設される金属シェル１５を備えた電気
コネクタに適用されるものであって、電気コネクタに配
設された金属シェル１５に設けられ、この電気コネクタ
に接続される相手方の電気コネクタに配設された金属シ
ェルとの電気的接続を行うために用いられるものであ
る。
細に説明する。本発明の電気コネクタに配設される金属
シェルの接続手段は、複数の端子１１が配設されたハウ
ジング１２と、ハウジング１２に配設された複数の端子
１１のコンタクト部１３を取り囲む嵌合部１４と、嵌合
部１４の周囲に配設される金属シェル１５を備えた電気
コネクタに適用されるものであって、電気コネクタに配
設された金属シェル１５に設けられ、この電気コネクタ
に接続される相手方の電気コネクタに配設された金属シ
ェルとの電気的接続を行うために用いられるものであ
る。
【００１１】そして、上記金属シェルの接続手段は、図
１に示した様に、バネ片２とバネ片２の一端３を支持す
る基部５より成るスプリング部材１を有して成り、上記
スプリング部材１の基部５を嵌合部１４の周面１６に形
成されたスプリング収容溝６に収容すると共に、上記ス
プリング部材１のバネ片２の他端４をハウジング１１の
嵌合部１４の周囲に配設される金属シェル１５に形成さ
れたスプリング突出窓７から突出させて成るものであ
る。
１に示した様に、バネ片２とバネ片２の一端３を支持す
る基部５より成るスプリング部材１を有して成り、上記
スプリング部材１の基部５を嵌合部１４の周面１６に形
成されたスプリング収容溝６に収容すると共に、上記ス
プリング部材１のバネ片２の他端４をハウジング１１の
嵌合部１４の周囲に配設される金属シェル１５に形成さ
れたスプリング突出窓７から突出させて成るものであ
る。
【００１２】即ち、上記スプリング部材１の基部５を嵌
合部１４の周面１６のスプリング収容溝６に収容し、こ
のスプリング収容溝６に収容されたスプリング部材１を
覆うように金属シェル１５を嵌合部１４に装着すること
により、スプリング部材１の基部５を嵌合部１４と金属
シェル１５との間に挟み込んで保持し、さらに、スプリ
ング部材１のバネ片２の他端４を金属シェル１５に形成
されたスプリング突出窓７から弾性変形可能な金属シェ
ルの接続手段として突出させるものである。
合部１４の周面１６のスプリング収容溝６に収容し、こ
のスプリング収容溝６に収容されたスプリング部材１を
覆うように金属シェル１５を嵌合部１４に装着すること
により、スプリング部材１の基部５を嵌合部１４と金属
シェル１５との間に挟み込んで保持し、さらに、スプリ
ング部材１のバネ片２の他端４を金属シェル１５に形成
されたスプリング突出窓７から弾性変形可能な金属シェ
ルの接続手段として突出させるものである。
【００１３】そして、上記金属シェルの接続手段を成す
スプリング部材１は、図２に示した様に、バネ片２とバ
ネ片２の一端３を支持する基部５より成り、上記バネ片
２の他端４は、基部５に対して上方に持ち上げられ、上
下方向Ｙに弾性変形可能な自由端として構成され、しか
も、上記スプリング部材１のバネ片２と基部５は、バネ
性と導電性を有する金属性の板材から一体的に打ち抜か
れ、これに曲げ加工を施すことによって形成されるもの
であり、良好な弾性変形性を備えたスプリング部材１が
容易に得られるものである。
スプリング部材１は、図２に示した様に、バネ片２とバ
ネ片２の一端３を支持する基部５より成り、上記バネ片
２の他端４は、基部５に対して上方に持ち上げられ、上
下方向Ｙに弾性変形可能な自由端として構成され、しか
も、上記スプリング部材１のバネ片２と基部５は、バネ
性と導電性を有する金属性の板材から一体的に打ち抜か
れ、これに曲げ加工を施すことによって形成されるもの
であり、良好な弾性変形性を備えたスプリング部材１が
容易に得られるものである。
【００１４】さらに、上記金属シェルの接続手段を成す
スプリング部材１を電気コネクタに複数配設し、電気コ
ネクタの金属シェル１５に形成された複数のスプリング
突出窓７の各々からスプリング部材１のバネ片２の他端
４を突出させることにより、相手方の電気コネクタに配
設された金属シェルとの電気的接続を金属シェルの複数
箇所で弾性的に行い、これにより、互いに接続される電
気コネクタの各々に配設された金属シェル間の電気的接
続を確実に行うものである。
スプリング部材１を電気コネクタに複数配設し、電気コ
ネクタの金属シェル１５に形成された複数のスプリング
突出窓７の各々からスプリング部材１のバネ片２の他端
４を突出させることにより、相手方の電気コネクタに配
設された金属シェルとの電気的接続を金属シェルの複数
箇所で弾性的に行い、これにより、互いに接続される電
気コネクタの各々に配設された金属シェル間の電気的接
続を確実に行うものである。
【００１５】そして、上記金属シェルの接続手段を成す
スプリング部材１の使用状態を示したのが図３であり、
互いに接続される電気コネクタを接続した場合、上記ス
プリング部材１のバネ片２の他端４には、バネ片２の他
端４を基部５側に押す力（金属シェル１５から嵌合部１
４に向かう力）Ｆが働き、これと同時に、バネ片２の一
端３には、バネ片２の一端３を嵌合部１４から金属シェ
ル１５側に押す力（上記の力Ｆの反力）Ｈが働くもので
あり、これらの力Ｆ，Ｈによって、金属シェルの接続手
段を成すスプリング部材１が互いに接続される電気コネ
クタの各々に配設された金属シェル間の電気的接続を確
実に行われるものである。
スプリング部材１の使用状態を示したのが図３であり、
互いに接続される電気コネクタを接続した場合、上記ス
プリング部材１のバネ片２の他端４には、バネ片２の他
端４を基部５側に押す力（金属シェル１５から嵌合部１
４に向かう力）Ｆが働き、これと同時に、バネ片２の一
端３には、バネ片２の一端３を嵌合部１４から金属シェ
ル１５側に押す力（上記の力Ｆの反力）Ｈが働くもので
あり、これらの力Ｆ，Ｈによって、金属シェルの接続手
段を成すスプリング部材１が互いに接続される電気コネ
クタの各々に配設された金属シェル間の電気的接続を確
実に行われるものである。
【００１６】さらに、互いに接続される電気コネクタの
各々に配設された金属シェル間の電気的接続を行う金属
シェルの接続手段を成すスプリング部材１は、電気コネ
クタの金属シェル１５に対して独立した部品として形成
されており、その結果、金属シェル１５の反りや変形の
影響を受けにくく、互いに接続される電気コネクタの各
々に配設された金属シェル間の隙間の大きさにばらつき
が生じていても、これをスプリング部材１のバネ片２の
弾性変形によって吸収することができるので、金属シェ
ル間の電気的接続が損なわれる心配がない。
各々に配設された金属シェル間の電気的接続を行う金属
シェルの接続手段を成すスプリング部材１は、電気コネ
クタの金属シェル１５に対して独立した部品として形成
されており、その結果、金属シェル１５の反りや変形の
影響を受けにくく、互いに接続される電気コネクタの各
々に配設された金属シェル間の隙間の大きさにばらつき
が生じていても、これをスプリング部材１のバネ片２の
弾性変形によって吸収することができるので、金属シェ
ル間の電気的接続が損なわれる心配がない。
【００１７】また、上記スプリング部材１のバネ片２が
弾性変形することにより、互いに接続される電気コネク
タの着脱の際に、こじりによる応力が生じにくく、例
え、こじりによる応力が生じたとしても、上記スプリン
グ部材１のバネ片２の弾性変形によって、この応力を吸
収することができるので、金属シェルに過大な応力が加
わることが防止されることとなり、金属シェルの変形や
摩耗によって電気的接続が損なわれる心配もないもので
ある。
弾性変形することにより、互いに接続される電気コネク
タの着脱の際に、こじりによる応力が生じにくく、例
え、こじりによる応力が生じたとしても、上記スプリン
グ部材１のバネ片２の弾性変形によって、この応力を吸
収することができるので、金属シェルに過大な応力が加
わることが防止されることとなり、金属シェルの変形や
摩耗によって電気的接続が損なわれる心配もないもので
ある。
【００１８】そして、図４は、上述した金属シェルの接
続手段を成すスプリング部材１の応用例を示したもので
あり、スプリング部材１の基部５に接続突起８を設け、
スプリング部材１とスプリング部材１が配設される金属
シェル１５との間の電気的接続が確実に行われるように
したものであり、図３に示したようなバネ片２の他端４
を基部５側に押す力Ｆとその反力Ｈが十分に得られない
場合でも、互いに接続される電気コネクタの各々に配設
された金属シェル間の電気的接続を確実に行うことがで
きるものである。
続手段を成すスプリング部材１の応用例を示したもので
あり、スプリング部材１の基部５に接続突起８を設け、
スプリング部材１とスプリング部材１が配設される金属
シェル１５との間の電気的接続が確実に行われるように
したものであり、図３に示したようなバネ片２の他端４
を基部５側に押す力Ｆとその反力Ｈが十分に得られない
場合でも、互いに接続される電気コネクタの各々に配設
された金属シェル間の電気的接続を確実に行うことがで
きるものである。
【００１９】さらに、上記接続突起８としては、ダボや
ディンプルあるいはバネ片等、様々な形状・形態のもの
が考慮されるが、その中でも、スプリング部材１とスプ
リング部材１が配設される金属シェル１５との間の電気
的接続を弾性的に行うことのできるバネ片が好ましく、
この場合には、スプリング部材１と金属シェル１５とが
弾性的に接続されるので、スプリング部材１や金属シェ
ル１５に不用意な力が働かず、スプリング部材１や金属
シェル１５の変形等が防止される。
ディンプルあるいはバネ片等、様々な形状・形態のもの
が考慮されるが、その中でも、スプリング部材１とスプ
リング部材１が配設される金属シェル１５との間の電気
的接続を弾性的に行うことのできるバネ片が好ましく、
この場合には、スプリング部材１と金属シェル１５とが
弾性的に接続されるので、スプリング部材１や金属シェ
ル１５に不用意な力が働かず、スプリング部材１や金属
シェル１５の変形等が防止される。
【００２０】また、図５は、本発明の金属シェルの接続
手段の他の実施例を示したものであり、金属シェルの接
続手段として電気コネクタに複数配設され、金属シェル
１５に形成された複数のスプリング突出窓７の各々から
バネ片２の他端４を突出させるスプリング部材１の複数
を一体的に形成したものであり、スプリング部材１が複
数のバネ片２と複数のバネ片２の一端３を一体的に支持
する基部５によって形成されるものであり、この場合に
は、金属シェルの接続手段として設けられる複数のバネ
片の装着作業が同時に行われることとなるので、作業の
簡素化と製造コストの低減が可能となるものである。
手段の他の実施例を示したものであり、金属シェルの接
続手段として電気コネクタに複数配設され、金属シェル
１５に形成された複数のスプリング突出窓７の各々から
バネ片２の他端４を突出させるスプリング部材１の複数
を一体的に形成したものであり、スプリング部材１が複
数のバネ片２と複数のバネ片２の一端３を一体的に支持
する基部５によって形成されるものであり、この場合に
は、金属シェルの接続手段として設けられる複数のバネ
片の装着作業が同時に行われることとなるので、作業の
簡素化と製造コストの低減が可能となるものである。
【００２１】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項１によると、互いに接
続される電気コネクタの各々に配設された金属シェル間
の電気的接続を行う金属シェルの接続手段が弾性変形可
能なバネ片を有するスプリング部材によって形成され、
互いに接続される電気コネクタの各々に配設された金属
シェル間の電気的接続が弾性的に行われるので、互いに
接続される電気コネクタの各々に配設された金属シェル
間の隙間の大きさのばらつきや電気コネクタの着脱の際
のこじりによる応力を吸収することができ、互いに接続
される電気コネクタの各々に配設された金属シェル間の
電気的接続を確実に行うことができる金属シェルの接続
手段を提供できる。
様な効果を奏する。即ち、請求項１によると、互いに接
続される電気コネクタの各々に配設された金属シェル間
の電気的接続を行う金属シェルの接続手段が弾性変形可
能なバネ片を有するスプリング部材によって形成され、
互いに接続される電気コネクタの各々に配設された金属
シェル間の電気的接続が弾性的に行われるので、互いに
接続される電気コネクタの各々に配設された金属シェル
間の隙間の大きさのばらつきや電気コネクタの着脱の際
のこじりによる応力を吸収することができ、互いに接続
される電気コネクタの各々に配設された金属シェル間の
電気的接続を確実に行うことができる金属シェルの接続
手段を提供できる。
【００２２】そして、請求項２によると、金属シェルの
接続手段を成すスプリング部材の基部が複数のバネ片を
一体的に有して成るので、金属シェルの接続手段として
設けられる複数のバネ片の装着作業が容易となり、その
製造コストの低減が可能となるものである。
接続手段を成すスプリング部材の基部が複数のバネ片を
一体的に有して成るので、金属シェルの接続手段として
設けられる複数のバネ片の装着作業が容易となり、その
製造コストの低減が可能となるものである。
【００２３】さらに、請求項３によると、金属シェルの
接続手段を成すスプリング部材の基部に、スプリング部
材とスプリング部材が配設される金属シェルとの間の電
気的接続を確実に行うための接続突起が設けられるの
で、互いに接続される電気コネクタに配設された金属シ
ェルの電気的接続がより良好に行われるものである。
接続手段を成すスプリング部材の基部に、スプリング部
材とスプリング部材が配設される金属シェルとの間の電
気的接続を確実に行うための接続突起が設けられるの
で、互いに接続される電気コネクタに配設された金属シ
ェルの電気的接続がより良好に行われるものである。
【図１】本発明の金属シェルの接続手段を適用した電気
コネクタの斜視図である。
コネクタの斜視図である。
【図２】本発明の金属シェルの接続手段の構成を示した
斜視図である。
斜視図である。
【図３】図１におけるＸ−Ｘ’線に沿う断面図である。
【図４】本発明の金属シェルの接続手段を成すスプリン
グ部材の応用例を示した斜視図である。
グ部材の応用例を示した斜視図である。
【図５】本発明の金属シェルの接続手段の他の実施例を
示した電気コネクタの斜視図である。
示した電気コネクタの斜視図である。
１ スプリング部材 ２ バネ片 ３ バネ片の一端 ４ バネ片の他端 ５ 基部 ６ スプリング収容溝 ７ スプリング突出窓 ８ 接続突起 １１ 複数の端子 １２ ハウジング １３ コンタクト部 １４ 嵌合部 １５ 金属シェル １６ 嵌合部の周面
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の端子１１が配設されたハウジング
１２と、ハウジング１２に配設された複数の端子１１の
コンタクト部１３を取り囲む嵌合部１４と、嵌合部１４
の周囲に配設される金属シェル１５を備えた電気コネク
タに適用されるものであって、上記電気コネクタの金属
シェル１５に設けられ、この電気コネクタに接続される
相手方の電気コネクタに配設された金属シェルとの電気
的接続を行うための金属シェルの接続手段に於て、 上記金属シェルの接続手段は、バネ片２とバネ片２の一
端３を支持する基部５より成るスプリング部材１を有
し、上記スプリング部材１の基部５を嵌合部１４の周面
１６に形成されたスプリング収容溝６に収容すると共
に、上記スプリング部材１のバネ片２の他端４を嵌合部
１４の周囲に配設される金属シェル１５に形成されたス
プリング突出窓７から突出させて成り、相手方の電気コ
ネクタに配設された金属シェルとの電気的接続を弾性的
に行うことを特徴とする金属シェルの接続手段。 - 【請求項２】 上記金属シェルの接続手段を成すスプリ
ング部材１は、複数のバネ片２と複数のバネ片２の一端
３を一体的に支持する基部５より成ることを特徴とする
請求項１記載の金属シェルの接続手段。 - 【請求項３】 上記金属シェルの接続手段を成すスプリ
ング部材１の基部５には、金属シェルの接続手段を成す
スプリング部材１と上記スプリング部材１が設けられる
金属シェル１５との間の電気的接続を確実に行うための
接続突起８が設けられていることを特徴とする請求項
１，請求項２記載の金属シェルの接続手段。
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| JP9110509A JPH10289760A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 金属シェルの接続手段 |
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|---|---|---|---|
| JP9110509A JPH10289760A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 金属シェルの接続手段 |
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|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9110509A Pending JPH10289760A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 金属シェルの接続手段 |
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