JPH10289303A - 好印象を形成するメークアップの選択法 - Google Patents

好印象を形成するメークアップの選択法

Info

Publication number
JPH10289303A
JPH10289303A JP11439897A JP11439897A JPH10289303A JP H10289303 A JPH10289303 A JP H10289303A JP 11439897 A JP11439897 A JP 11439897A JP 11439897 A JP11439897 A JP 11439897A JP H10289303 A JPH10289303 A JP H10289303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
make
impression
shape
lower half
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11439897A
Other languages
English (en)
Inventor
Mieko Yamamoto
美恵子 山本
Sakura Inoue
さくら 井上
Kazuhiro Yamazaki
和広 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP11439897A priority Critical patent/JPH10289303A/ja
Publication of JPH10289303A publication Critical patent/JPH10289303A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 好ましい印象のメークアップを選択できる。 【解決手段】 顔を「目の大きさの印象が大きい」、
「顔の下半部の形状が細くて長い」、「目の大きさの印
象が小さい」、「顔の下半部の形状が広くて大きい」、
及び「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下
半部の形状が細く長くもなく広く大きくもない」の5群
に分け、それぞれに適したメークアップを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術的分野】本発明は、他人に好ましい
印象を抱かせるに適したメークアップの選択法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】人間は社会的動物であり、他人が自分を
好ましく思ってくれることは、人間生活を行っていく上
で意義深いことである。しかしながら他の人が自分に対
してどの様な印象を抱くかと言うことは知ることも推定
することもできないし、他人が人間のどの様な部位のど
の様な状況に対して好意や悪印象を抱くかはまだ全く知
られていない。この様な他人の抱くであろう自分の印象
を推定することが出来れば、人間生活をより円滑に行い
得るであろうし、自分のイメージもたやすく変えること
が出来る。この様な状況を背景にして、種々の自己評価
法や自己診断法が行われており、このことはとりもなお
さず、自己のつくり出す印象を知ることを多くの人が欲
しているにもかかわらず、それが実現されていないこと
を物語っている。一方、目の印象は人の顔の印象形成や
顔の視覚的な認知に於いて重要な役割を担っている。こ
の為、人の容姿を表現するのに、「つぶらな瞳」「目が
クリクリした可愛い子」「どんぐり眼」「ギョロ目」
「狐目」「三白眼」「吊り目」等のように様々な目の例
えがある。又、これらの表現からも推定されるように、
目の大きさの印象は、その人に対して好感を抱くか否か
のファクターになっていることが推定される。しかし、
どの程度顔の印象形成に目の印象が影響しているか、更
に目の大きさの印象の形成のメカニズムとその認識の定
量的な鑑別については、その考えうる要素が多すぎて未
だ手つかずの状態と言っても過言でない。他方、顔の下
半部の印象は人の顔の印象形成や顔の視覚的な認知に於
いて重要な役割を担っている。この為、人の容姿を表現
するのに、「らっきょう顔」「しもぶくれ顔」「アンパ
ンマンの様な顔」等のように様々な顔の印象を用いた例
えがある。又、これらの表現からも推定されるように、
顔の印象は、その人に対して好感を抱くか否かのファク
ターになっていることが推定される。しかし、何が顔の
印象形成の要素になっているかもまだ研究未着手の状態
にあるといっても良い。従って、これらの現象を組み合
わせ、顔を、「目の大きさの印象が大きい」、「顔の下
半部の形状が細くて長い」、「目の大きさの印象が小さ
い」、「顔の下半部の形状が広くて大きい」、「目の大
きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下半部の形状が
細く長くもなく広く大きくもない」の5群に分け、「目
の大きさの印象が大きい」顔には目の形を美しくするメ
ークアップを、「顔の下半部の形状が細くて長い」顔に
は口の幅を大きくするメークアップを、「目の大きさの
印象が小さい」顔には顔の余白を小さくするメークアッ
プを、「顔の下半部の形状が広くて大きい」顔には目を
大きくするメークアップ及び/又は口を薄くするメーク
アップを「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔
の下半部の形状が細く長くもなく広く大きくもない」顔
には全体のバランスを崩さず顔のどこかの部位が目立つ
ことのないメークアップを選択することは全く行われて
いなかったし、この様なメークアップを選択することに
よって他人に自分がより美しく、より好ましい印象を持
って貰うことが出来ることも全く知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下に行われたものであり、他人に好ましい印象を抱いて
もらえるメークアップを選択しうる手段を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこの様な状
況に鑑みて、顔の印象形成の要因を求め、コンピュータ
ーを用いたモーフィングを駆使して、顔の種々の部位の
物理的な数値を変えて種々の顔を作成し、これの印象に
ついて多数のパネラーを用いて比較研究を重ねた結果、
顔の印象形成には、目の大きさの印象と顔の下半部の輪
郭印象が大きな2つのファクターであることを見いだし
た。更に研究を重ねた結果、目の大きさの印象の要素と
なる物理的数値としては、額と顎との距離、瞳の中心を
通る地面に平行な線と顎との距離、瞳の中心と眉との距
離、瞳の中心と額との距離、瞼の最上部と接する地面に
平行な線と瞼の下端に接する地面に平行な線との距離、
目と眉との距離、眉間の距離、目の間の距離、瞳の中心
を通る顔の横幅に対する口元の顔の横幅、口の横幅があ
り、これらの間の相関関係の高いものを統一していく
と、左右のそれぞれの瞼の最上部と接する地面に平行な
線と瞼の下端と接する地面に平行な接線との距離と口元
の顔の横幅に対する口の横幅と瞳の中心を通る地面に平
行な線と顎との距離の4つ要素を用いて鑑別することに
より、実用的に耐えうる鑑別が出来ることを見いだし
た。この鑑別をもとに、顔を「目の大きさの印象が大き
い」、「顔の下半部の形状が細くて長い」、「目の大き
さの印象が小さい」、「顔の下半部の形状が広くて大き
い」、「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の
下半部の形状が細く長くもなく広く大きくもない」の5
群に分け、「目の大きさの印象が大きい」顔には目の形
を美しくするメークアップを、「顔の下半部の形状が細
くて長い」顔には口の幅を大きくするメークアップを、
「目の大きさの印象が小さい」顔には顔の余白を小さく
するメークアップを、「顔の下半部の形状が広くて大き
い」顔には目を大きくするメークアップ及び/又は口を
薄くするメークアップを「目の大きさの印象が大きくも
小さくもなく顔の下半部の形状が細く長くもなく広く大
きくもない」顔には全体のバランスを崩さず顔のどこか
の部位が目立つことのないメークアップを選択すること
により、好ましい印象を他人に形成させるメークアップ
を選択しうることを見いだし、発明を完成させるに至っ
た。以下、本発明について実施の形態を中心に詳細に説
明する。
【0005】
【発明の実施の形態】
(1)顔の印象形成の要素 本発明者等は、上記の如くコンピューターを用いたモー
フィングを駆使して、顔の種々の部位の物理的な数値を
変えて種々の顔を作成し、これの印象について多数のパ
ネラーを用いて比較研究を重ねた結果、顔の印象形成に
は、目の周辺と顔の下半部の形状が大きな影響を与えて
いることを推定するに至った。このことを裏付けるた
め、30名のパネラーを用いて何を基準にして顔の評定
するかをアンケートによって調査した。この結果を図1
に示す。この図より、目の周辺の状況と顎を中心とする
顔の輪郭の状況が大きな要素になっていることが判る。
更に評定値間の因子分析を行ったところ、表1に示す結
果が得られた。これより、前実験より得ていた本発明者
等の「顔の印象形成には、目の周辺と顔の下半部の形状
が大きな影響を与えている。」と言う推定は的確であっ
たことが裏付けられた。この結果をもとに、様々なタイ
プの顔112種類をモーフィングによって作りだし、男
女15名づつ30名のパネラーに似た顔写真が近くに来
るように並べて分類して貰った。この結果をもとにクラ
スター分析を行い、デンドログラムを作成した。その結
果、デンドログラムは大きく5つのグループに分けられ
ることが判明し、これらの特徴について調べた結果、第
一のグループは目の大きさの印象が大きい群、第二のグ
ループは目の大きさの印象が小さい群、第三のグループ
は顔の下半分が細くて長い群、第四のグループは顔の下
半分が広くて大きい群、第五のグループは目の大きさの
印象が大きくもなく、小さくもなく、顔の下半分が細く
長くもなく、広く大きくもない群であった。これより、
「顔の印象形成には、目の周辺と顔の下半部の形状が大
きな影響を与えている。」と言う仮説の正しさが証明さ
れ、顔の下半部の形状が顔の印象の鑑別の指標であるこ
とが明らかになった。
【0006】
【表1】
【0007】(2)目の大きさの印象と顔の構成との関
係 上記の如く、目の大きさの印象が顔の鑑別の重要な要素
であることが判ったが、具体的な顔の構成がどの様に目
の大きさの印象に影響を与えているかを、上記の検討で
用いた写真の物理量(図2に示す顔の各部位の長さとそ
の加工数値;定義は表2に示す。)とクラスター分析か
ら得られたデンドログラムを照らし合わせながら分析を
行った。この結果を表3に示す。これより、目の大きさ
の印象は、額と顎との距離、瞳の中心を通る地面に平行
な線と顎との距離、瞳の中心と眉との距離、瞳の中心と
額との距離、目と眉との距離、眉間の距離、目の間の距
離、瞳の中心を通る顔の横幅に対する口元の顔の横幅、
口の横幅等の物理量と密接に関係していることが判る。
更にこれらの内、相互間に相関関係の認められるものを
まとめると、左右のそれぞれの瞼の最上部と接する地面
に平行な線と瞼の下端と接する地面に平行な線との距離
と口の横幅を顔の横幅で除した値と口元の顔の横幅に対
する口の横幅と瞳の中心を通る地面に平行な線と顎との
距離の4種の物理量の関数になることが判明した。ま
た、この結果より、目の大きさの印象の推定値は、平均
の顔に比較した0.423×(左の瞼の最上部と接する
地面に平行な接線と瞼の下端に接する地面に平行な線と
の距離、図2及び表2のE26)+0.26×(右の瞼
の最上部と接する地面に平行な接線と瞼の下端に接する
地面に平行な線との距離、図2及び表2のE27)+
0.234×(口の横幅を口元の顔の横幅で除した値、
図2及び表2のM21)+(−0.329)×(瞳の中
心を通る地面に平行な線と顎との距離、図2及び表2の
C1)−0.066の式(式1)で算出しうることが判
った。ここで、平均の顔と比較したとは、それぞれの実
測値からモーフィングによって112枚を平均して作成
した平均の顔のこれらの数値を減じ、112種の顔の標
準偏差で除した値、即ちZ変換を行った値であることを
意味する。尚、この式の目の大きさの印象に対する重相
関係数は0.78で良好な回帰を示していた。かくして
得られた数値とクラスター特性を比較すると、この値が
−0.75以下の場合は目が小さいと鑑別され、−0.
75〜0.75は目が大きくもなく小さくもないと鑑別
され、0.75以上は目が大きいと鑑別される。
【0008】
【表2】
【0009】
【表3】
【0010】(3)顔の下半部の形状と顔の構成(部
分)との関係 上記の如く、顔の下半部の形状が顔の鑑別の重要な要素
であることが判ったが、具体的な顔の構成がどの様に顔
の下半部の形状に影響を与えているかを、上記の検討で
用いた写真の物理量(図2に示す顔の各部位の長さとそ
の加工数値;定義は表2に示す。)とクラスター分析か
ら得られたデンドログラムを照らし合わせながら分析を
行った。この結果を表3に示す。これより、顔の下半部
の形状は、瞳の中心と上唇と下唇の接合線及びその延長
線までの距離、瞳の中心と眉の距離、瞳の中心と額の上
端との距離、目の幅、唇の幅、口元の顔の横幅、瞳の中
心を通る顔の横幅、目の角度、瞳の中心から顎の先端ま
での距離及び顎の先端より頬までの曲線で頬に最も近い
2つの変曲点と顎の先端が作る角度によって規定されて
おり、これらそれぞれが顔の下半部の形状と回帰してい
る。従って、これらの軸から選ばれる1種乃至は2種以
上を指標とすることにより、顔の下半部の形状を鑑別す
ることが出来る。これらの軸全てを用いても良いが、軸
相互に相関関係が存在しているので、実用的にはこの様
な関係にあるものを集約した形で軸として用い、鑑別す
るのが好ましい。かかる指標となる軸としては、顔の縦
幅を顔の横幅で除した値、口元の顔の横幅、口元の顔の
横幅を瞳の中心を通る顔の横幅で除した値、瞳の中心か
ら上唇と下唇の接合線及びその延長線までの距離、瞳の
中心から顎の先端までの距離及び顎の先端より頬までの
曲線で頬に最も近い2つの変曲点と顎の先端が作る角度
の5つの要素の組み合わせが挙げられる。具体的な式と
しては、−0.303×C20+0.470×W1+
0.317×W1/W0+0.205×L1+(−0.
444×C1)+0.226×C52+0.173(式
1)が挙げられる。但し、ここで挙げるC20、W1、
W0、L1、C1、C52の値は112種の顔の平均に
対する値であって、それぞれの顔の実測値より、平均の
数値を減じ標準偏差で除す作業、即ちZ変換の作業を行
った値を用いることが好ましい。この式の顔の下半部の
形状への重相関係数は0.94であり、極めて良好な回
帰を示しているのが判る。この計算式によって得られた
数値より、顔の下半部の形状特性値が算出され、この数
値が0.75以上の場合は顔の下半部が広く大きいと鑑
別され、−0.75以下の場合は細く長いと鑑別され、
0.75〜−0.75は広く大きくもなく長く細くもな
いと鑑別される。このことはクラスター分析より支持さ
れている。
【0011】(4)顔の印象の鑑別及びそれに基づく好
ましい印象の形成 本発明の顔の印象の鑑別法は、上記目の大きさの印象を
1軸に、顔の下半部の形状を他の1軸に取った平面をそ
れぞれ−0.75、0.75で図3に示す様に5分割す
る事を特徴とする。この5つの部分は顔の特徴として
は、目の大きさの印象が大きい、顔の下半部の形状が細
くて長い、目の大きさの印象が小さい、顔の下半部の形
状が広くて大きい、目の大きさの印象が大きくも小さく
もなく顔の下半部の形状が細く長くもなく広く大きくも
ないと印象づけられる。これらの5つの群は観察者によ
って確実に区別されうる。本発明者等は、上記の112
枚の写真について、この5つのグループへのグループ分
けを行い、比較検討を重ねた結果、それぞれの群にその
グループに特徴的な好ましい印象を他人に形成させる顔
があることを見いだした。この事実を確認するために、
この5グループに分けた写真について、任意に選び出し
た男女16名づつ32名のパネラーを用いてそれぞれの
グループでの好ましいと思われる顔を選んで貰い、上位
5枚の写真について上記同様物理量の比較を行い、特徴
的な顔形状を分析した結果、「目の大きさの印象が大き
い」グループの美しい好ましい顔には目の形がよいと言
う物理的特徴があり、「顔の下半部の形状が細くて長
い」のグループの美しく好ましい顔には口が横に大きい
という物理的特徴があり、「目の大きさの印象が小さ
い」のグループの好ましい顔には顔の余白が小さいと言
う物理的特徴があり、「顔の下半部の形状が広くて大き
い」のグループの好ましい顔には目が大きく口が薄いと
言う物理的特徴があり、「目の大きさの印象が大きくも
小さくもなく顔の下半部の形状が細く長くもなく広く大
きくもない」のグループの好ましい美しい顔には各部の
寸法、比率に突出したところが無く、いわば極端な物理
的特徴が無いという物理的特徴があることを見いだし
た。すなわち、このことは「目の大きさの印象が大き
い」顔には目の形を美しくするメークアップを、「顔の
下半部の形状が細くて長い」顔には口の幅を大きくする
メークアップを、「目の大きさの印象が小さい」顔には
顔の余白を小さくするメークアップを、「顔の下半部の
形状が広くて大きい」顔には目を大きくするメークアッ
プ及び/又は口を薄くするメークアップを「目の大きさ
の印象が大きくも小さくもなく顔の下半部の形状が細く
長くもなく広く大きくもない」顔には全体のバランスを
崩さず顔のどこかの部位が目立つことのないメークアッ
プを選択することにより、好ましい印象を他人に形成さ
せるメークアップを選択しうることを意味する。本発明
のメークアップの選択法はこのことを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明について更に詳
細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限定
を受けないことは言うまでもない。
【0013】<実施例1>26歳の女性パネラー1名に
ついて、物理量を測定し、上記112枚の写真を母集団
としてZ変換を行ったところ、(−0.5、0)の座標
に位置し、「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく
顔の下半部の形状が細く長くもなく広く大きくもない」
顔のグループに属することが判明した。この人に1)リ
ツプカラーを横幅一杯に塗り口を広めに見せるメーク、
2)はっきりとマスカラーとアイライナーを塗布し、ア
イカラーを広めに濃く塗布した、目を形良く強調して大
きく見せるメーク、3)リツプカラーを内側気味に塗布
し、口を薄く見せるメークアップ、4)前髪をおろし、
眉をやや低めに、チークカラーなどで頬の中間部位にア
クセントをつけ、余白を少なくするメークアップ、5)
特に顔のどの部位も強調することなく均一にむらの無い
メークアップの5種のメークアップをして貰い素顔と共
に写真撮影した。この6種の写真を任意に選出した男女
5人づつの10人のパネラーに見せ、素顔の写真をコン
トロールとし、このものより美しく好ましいか、美しく
なく好ましくないを次の5段階の評価で評価して貰っ
た。即ち、++:非常に美しく好ましい、+:美しく好
ましい、±:変わらない、−:美しくなく好ましくな
い、−−:非常に美しくなく好ましくないの基準であ
る。結果を表4に示す。これより本発明の選択法によっ
て的確なメークアップの選択が出来ることが判る。
【0014】
【表4】
【0015】<実施例2>32歳の女性パネラー1名に
ついて、物理量を測定し、上記112枚の写真を母集団
としてZ変換を行ったところ、(0、1.5)の座標に
位置し、「目の大きさの印象が大きい」顔のグループに
属することが判明した。この人に1)リツプカラーを横
幅一杯に塗り口を広めに見せるメーク、2)はっきりと
マスカラーとアイライナーを塗布し、アイカラーを広め
に濃く塗布した、目を形良く強調して大きく見せるメー
ク、3)リツプカラーを内側気味に塗布し、口を薄く見
せるメークアップ、4)前髪をおろし、眉をやや低め
に、チークカラーなどで頬の中間部位にアクセントをつ
け、余白を少なくするメークアップ、5)特に顔のどの
部位も強調することなく均一にむらの無いメークアップ
の5種のメークアップをして貰い素顔と共に写真撮影し
た。この6種の写真を任意に選出した男女5人づつの1
0人のパネラーに見せ、素顔の写真をコントロールと
し、このものより美しく好ましいか、美しくなく好まし
くないを次の5段階の評価で評価して貰った。即ち、+
+:非常に美しく好ましい、+:美しく好ましい、±:
変わらない、−:美しくなく好ましくない、−−:非常
に美しくなく好ましくないの基準である。結果を表5に
示す。これより本発明の選択法によって的確なメークア
ップの選択が出来ることが判る。
【0016】
【表5】
【0017】<実施例3>28歳の女性パネラー1名に
ついて、物理量を測定し、上記112枚の写真を母集団
としてZ変換を行ったところ、(1.4、−0.6)の
座標に位置し、「顔の下半部の形状が広くて大きい」顔
のグループに属することが判明した。この人に1)リツ
プカラーを横幅一杯に塗り口を広めに見せるメーク、
2)はっきりとマスカラーとアイライナーを塗布し、ア
イカラーを広めに濃く塗布した、目を形良く強調して大
きく見せるメーク、3)リツプカラーを内側気味に塗布
し、口を薄く見せるメークアップ、4)前髪をおろし、
眉をやや低めに、チークカラーなどで頬の中間部位にア
クセントをつけ、余白を少なくするメークアップ、5)
特に顔のどの部位も強調することなく均一にむらの無い
メークアップの5種のメークアップをして貰い素顔と共
に写真撮影した。この6種の写真を任意に選出した男女
5人づつの10人のパネラーに見せ、素顔の写真をコン
トロールとし、このものより美しく好ましいか、美しく
なく好ましくないを次の5段階の評価で評価して貰っ
た。即ち、++:非常に美しく好ましい、+:美しく好
ましい、±:変わらない、−:美しくなく好ましくな
い、−−:非常に美しくなく好ましくないの基準であ
る。結果を表6に示す。これより本発明の選択法によっ
て的確なメークアップの選択が出来ることが判る。
【0018】
【表6】
【0019】<実施例4>33歳の女性パネラー1名に
ついて、物理量を測定し、上記112枚の写真を母集団
としてZ変換を行ったところ、(0.4、−1.8)の
座標に位置し、「目の印象が小さい」顔のグループに属
することが判明した。この人に1)リツプカラーを横幅
一杯に塗り口を広めに見せるメーク、2)はっきりとマ
スカラーとアイライナーを塗布し、アイカラーを広めに
濃く塗布した、目を形良く強調して大きく見せるメー
ク、3)リツプカラーを内側気味に塗布し、口を薄く見
せるメークアップ、4)前髪をおろし、眉をやや低め
に、チークカラーなどで頬の中間部位にアクセントをつ
け、余白を少なくするメークアップ、5)特に顔のどの
部位も強調することなく均一にむらの無いメークアップ
の5種のメークアップをして貰い素顔と共に写真撮影し
た。この6種の写真を任意に選出した男女5人づつの1
0人のパネラーに見せ、素顔の写真をコントロールと
し、このものより美しく好ましいか、美しくなく好まし
くないを次の5段階の評価で評価して貰った。即ち、+
+:非常に美しく好ましい、+:美しく好ましい、±:
変わらない、−:美しくなく好ましくない、−−:非常
に美しくなく好ましくないの基準である。結果を表7に
示す。これより本発明の選択法によって的確なメークア
ップの選択が出来ることが判る。
【0020】
【表7】
【0021】<実施例5>21歳の女性パネラー1名に
ついて、物理量を測定し、上記112枚の写真を母集団
としてZ変換を行ったところ、(−1.6、0.7)の
座標に位置し、「顔の下半部の印象が細くて長い」顔の
グループに属することが判明した。この人に1)リツプ
カラーを横幅一杯に塗り口を広めに見せるメーク、2)
はっきりとマスカラーとアイライナーを塗布し、アイカ
ラーを広めに濃く塗布した、目を形良く強調して大きく
見せるメーク、3)リツプカラーを内側気味に塗布し、
口を薄く見せるメークアップ、4)前髪をおろし、眉を
やや低めに、チークカラーなどで頬の中間部位にアクセ
ントをつけ、余白を少なくするメークアップ、5)特に
顔のどの部位も強調することなく均一にむらの無いメー
クアップの5種のメークアップをして貰い素顔と共に写
真撮影した。この6種の写真を任意に選出した男女5人
づつの10人のパネラーに見せ、素顔の写真をコントロ
ールとし、このものより美しく好ましいか、美しくなく
好ましくないを次の5段階の評価で評価して貰った。即
ち、++:非常に美しく好ましい、+:美しく好まし
い、±:変わらない、−:美しくなく好ましくない、−
−:非常に美しくなく好ましくないの基準である。結果
を表8に示す。これより本発明の選択法によって的確な
メークアップの選択が出来ることが判る。
【0022】
【表8】
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、他人に好ましい印象を
抱いてもらえるメークアップを選択しうる手段を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 顔の評定基準のアンケート結果を表す図であ
る。
【図2】 顔の各測定部位を表す図である。
【図3】 顔の5タイプの区分を示す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔を、「目の大きさの印象が大きい」、
    「顔の下半部の形状が細くて長い」、「目の大きさの印
    象が小さい」、「顔の下半部の形状が広くて大きい」、
    「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下半部
    の形状が細く長くもなく広く大きくもない」の5群に分
    け、「目の大きさの印象が大きい」顔には目の形を美し
    くするメークアップを選択することを特徴とする、メー
    クアップの選択法。
  2. 【請求項2】 顔を、「目の大きさの印象が大きい」、
    「顔の下半部の形状が細くて長い」、「目の大きさの印
    象が小さい」、「顔の下半部の形状が広くて大きい」、
    「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下半部
    の形状が細く長くもなく広く大きくもない」の5群に分
    け、「顔の下半部の形状が細くて長い」顔には口の幅を
    大きくするメークアップを選択することを特徴とする、
    メークアップの選択法。
  3. 【請求項3】 顔を、「目の大きさの印象が大きい」、
    「顔の下半部の形状が細くて長い」、「目の大きさの印
    象が小さい」、「顔の下半部の形状が広くて大きい」、
    「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下半部
    の形状が細く長くもなく広く大きくもない」の5群に分
    け、「目の大きさの印象が小さい」顔には顔の余白を小
    さくするメークアップを選択することを特徴とする、メ
    ークアップの選択法。
  4. 【請求項4】 顔を、「目の大きさの印象が大きい」、
    「顔の下半部の形状が細くて長い」、「目の大きさの印
    象が小さい」、「顔の下半部の形状が広くて大きい」、
    「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下半部
    の形状が細く長くもなく広く大きくもない」の5群に分
    け、「顔の下半部の形状が広くて大きい」顔には目を大
    きくするメークアップ及び/又は口を薄くするメークア
    ップを選択することを特徴とする、メークアップの選択
    法。
  5. 【請求項5】 顔を、「目の大きさの印象が大きい」、
    「顔の下半部の形状が細くて長い」、「目の大きさの印
    象が小さい」、「顔の下半部の形状が広くて大きい」、
    「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下半部
    の形状が細く長くもなく広く大きくもない」の5群に分
    け、「目の大きさの印象が大きくも小さくもなく顔の下
    半部の形状が細く長くもなく広く大きくもない」顔には
    全体のバランスを崩さず顔のどこかの部位が目立つこと
    のないメークアップを選択することを特徴とする、メー
    クアップの選択法。
  6. 【請求項6】 目の大きさの印象が大きい顔には目の形
    を美しくするメークアップを選択することを特徴とす
    る、メークアップの選択法。
  7. 【請求項7】 顔の下半部の形状が細くて長い顔には口
    の幅を大きくするメークアップを選択することを特徴と
    する、メークアップの選択法。
  8. 【請求項8】 目の大きさの印象が小さい顔には顔の余
    白を小さくするメークアップを選択することを特徴とす
    る、メークアップの選択法。
  9. 【請求項9】 顔の下半部の形状が広くて大きい顔には
    目を大きくするメークアップ及び/又は口を薄くするメ
    ークアップを選択することを特徴とする、メークアップ
    の選択法。
  10. 【請求項10】 目の大きさの印象が大きくも小さくも
    なく顔の下半部の形状が細く長くもなく広く大きくもな
    い顔には全体のバランスを崩さず顔のどこかの部位が目
    立つことのないメークアップを選択することを特徴とす
    る、メークアップの選択法。
JP11439897A 1997-04-16 1997-04-16 好印象を形成するメークアップの選択法 Pending JPH10289303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11439897A JPH10289303A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 好印象を形成するメークアップの選択法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11439897A JPH10289303A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 好印象を形成するメークアップの選択法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10289303A true JPH10289303A (ja) 1998-10-27

Family

ID=14636692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11439897A Pending JPH10289303A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 好印象を形成するメークアップの選択法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10289303A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6091836A (en) * 1996-09-05 2000-07-18 Shiseido Company, Ltd. Method for classifying features and a map representing the features
EP1639940A1 (en) * 2003-06-30 2006-03-29 Shiseido Co., Ltd. Eye form classifying method, form classification map, and eye cosmetic treatment method
WO2007063878A1 (ja) 2005-12-01 2007-06-07 Shiseido Company, Ltd. 顔分類方法、顔分類装置、分類マップ、顔分類プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体
KR100801115B1 (ko) * 1999-10-01 2008-02-05 가부시키가이샤 시세이도 포인트 메이크업 화장료의 선택 방법
WO2011015928A3 (fr) * 2009-08-04 2011-04-21 Vesalis Procede de traitement d'image pour corriger une image cible en fonction d'une image de reference et dispositif de traitement d'image correspondant
FR2959846A1 (fr) * 2010-05-04 2011-11-11 Vesalis Procede de traitement d'image pour corriger une cible en fonction d'une image de reference et dispositif de traitement d'image correspondant
JP2013228861A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kao Corp 目の大きさの印象判定方法及びその装置
JP2017073108A (ja) * 2015-10-07 2017-04-13 国立大学法人大阪大学 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6091836A (en) * 1996-09-05 2000-07-18 Shiseido Company, Ltd. Method for classifying features and a map representing the features
KR100801115B1 (ko) * 1999-10-01 2008-02-05 가부시키가이샤 시세이도 포인트 메이크업 화장료의 선택 방법
US7392204B1 (en) 1999-10-01 2008-06-24 Shiseido Co., Ltd. Method for selecting cosmetics
EP1639940A1 (en) * 2003-06-30 2006-03-29 Shiseido Co., Ltd. Eye form classifying method, form classification map, and eye cosmetic treatment method
US8064648B2 (en) 2003-06-30 2011-11-22 Shiseido Co., Ltd. Eye form classifying method, form classification map, and eye cosmetic treatment method
EP1639940A4 (en) * 2003-06-30 2008-04-23 Shiseido Co Ltd EYE SHAPE CLASSIFICATION METHOD, SHAPE CLASSIFICATION CARD, AND COSMETIC TREATMENT METHOD FOR EYE
EP1956548A1 (en) * 2005-12-01 2008-08-13 Shiseido Company, Ltd. Face classifying method, face classifying device, classification map, face classifying program, recording medium where this program is recorded
EP1956548A4 (en) * 2005-12-01 2009-04-15 Shiseido Co Ltd FACIAL CLASSIFICATION PROCEDURE, FACE CLASSIFICATION DEVICE, CLASSIFICATION IMAGING, FACE CLASSIFICATION PROGRAM, RECORDING MEDIUM ON WHICH THE PROGRAM IS RECORDED
WO2007063878A1 (ja) 2005-12-01 2007-06-07 Shiseido Company, Ltd. 顔分類方法、顔分類装置、分類マップ、顔分類プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体
US8351711B2 (en) 2005-12-01 2013-01-08 Shiseido Company, Ltd. Face categorizing method, face categorizing apparatus, categorization map, face categorizing program, and computer-readable medium storing program
WO2011015928A3 (fr) * 2009-08-04 2011-04-21 Vesalis Procede de traitement d'image pour corriger une image cible en fonction d'une image de reference et dispositif de traitement d'image correspondant
FR2959846A1 (fr) * 2010-05-04 2011-11-11 Vesalis Procede de traitement d'image pour corriger une cible en fonction d'une image de reference et dispositif de traitement d'image correspondant
JP2013228861A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kao Corp 目の大きさの印象判定方法及びその装置
JP2017073108A (ja) * 2015-10-07 2017-04-13 国立大学法人大阪大学 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Paunonen et al. Facial features as personality cues
JP3611007B2 (ja) ヘアスタイル・イメージマップ
US8351711B2 (en) Face categorizing method, face categorizing apparatus, categorization map, face categorizing program, and computer-readable medium storing program
JP3582458B2 (ja) 化粧アドバイスシステム
Tagai et al. Faces with light makeup are better recognized than faces with heavy makeup
Amirshahi et al. Jenaesthetics subjective dataset: analyzing paintings by subjective scores
CN101779218A (zh) 化妆模拟系统、化妆模拟装置、化妆模拟方法以及化妆模拟程序
WO2006043643A1 (ja) 唇の分類方法、化粧方法、分類マップ及び化粧用器具
Jones et al. Makeup changes the apparent size of facial features.
Gunes A survey of perception and computation of human beauty
Hayes et al. What’s wrong with this picture? An experiment in quantifying accuracy in 2D portrait drawing
JPH10289303A (ja) 好印象を形成するメークアップの選択法
JP5250956B2 (ja) ハリ感評価方法
JP6530703B2 (ja) 肌状態評価方法
TWM251510U (en) A map of makeup color images
JPH11265443A (ja) 印象の評価方法及び装置
Zebrowitz et al. First impressions from facial appearance cues
JP5095182B2 (ja) 顔分類装置、顔分類プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体
JP6515459B2 (ja) トータル美容アドバイス方法
Varshovi Facial makeup detection using HSV color space and texture analysis
JP4893968B2 (ja) 顔画像の合成方法
JP5812719B2 (ja) 頭髪撮影画像のデータ処理方法およびデータ比較方法
JP2007097950A (ja) 唇の化粧方法
JP2004091419A (ja) 質感に基づく化粧方法及び質感マップ
McHugh Faces inside and outside the clinic: A Foucauldian perspective on cosmetic facial modification