JPH10289197A - プロセッサ・データをバースト転送する方法及びコンピュータ・システム - Google Patents

プロセッサ・データをバースト転送する方法及びコンピュータ・システム

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JPH10289197A
JPH10289197A JP10090346A JP9034698A JPH10289197A JP H10289197 A JPH10289197 A JP H10289197A JP 10090346 A JP10090346 A JP 10090346A JP 9034698 A JP9034698 A JP 9034698A JP H10289197 A JPH10289197 A JP H10289197A
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  • Bus Control (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセッサ・データをI/O装置との間でバ
ースト転送する方法を提供する。 【解決手段】 正規のキャッシュ可能プロセッサ命令を
用い、プロセッサまたはそのインタフェースを変更する
こと無しに、プロセッサとI/O装置との間のバースト
転送を可能にするためにI/Oブリッジ・ユニットが使
用される。I/Oブリッジ・ユニットは、指定されたメ
モリ・ページへのキャッシュ可能プロセッサ命令を横取
りし、"トリガ"・コマンドを処理することにより、中間
キャッシュ・エミュレーション論理を実行する。結局、
適切なバイト長のバースト通信が、キャッシュ・エミュ
レーション・バッファとプロセッサまたはI/O装置と
の間で処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサ・デー
タをバスを通じて、I/O装置との間でバースト転送す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・ワークステーションなど
のコンピュータ・システムは、少なくとも1つのマイク
ロプロセッサと、様々なサブシステムとの間の情報の転
送により動作する。マイクロプロセッサとサブシステム
との間の通信は、バスと呼ばれるデータ通信路を通じて
発生する。今日のシステムでは、バスを介して情報をマ
イクロプロセッサとの間で送受信するために、モニタ、
グラフィックス・アダプタ、及びIDEタイプの装置な
どの入出力(I/O)サブシステムが、しばしば必要と
される。
【0003】今日のコンピュータ・システムは、漸次高
速化するマイクロプロセッサにより設計されるが、I/
Oサブシステムはそれと歩調が合っていない。I/O装
置は横断されなければならないチップ及びバス、並びに
これらの装置にプログラムされた操作の待ち時間の点で
プロセッサから一層遠ざかりつつある。このことが、プ
ロセッサがアプリケーションにおいてI/O装置との間
でデータを送受信するために使用されるときの、潜在的
な性能の損失につながっている。これらのアプリケーシ
ョンは、プロセッサを用いてグラフィックス・アダプタ
及びIDEタイプの装置を制御したりする。
【0004】通常、これらのI/O装置はプロセッサの
メモリ空間に"マップされる"。従来のプロセッサにおい
て一般的なように、入出力命令を発行する代わりに今日
のプロセッサは、あたかもI/O装置がメモリの一部で
あるかのようにメモリ・タイプの命令(例えばロードま
たはストア)を発行することにより、I/O装置との間
で情報を送受信する。しかしながら、これらの装置は実
際にはメモリに内在するのではなくISAまたはPCI
などのI/Oバスに接続される。これらの装置は、プロ
セッサのメモリのキャッシュ不能なメモリ空間にマップ
されなければならない。なぜなら、これらの装置はフル
・コヒーレンス、バースト・オーダリング、デッドロッ
ク回避などのキャッシュ可能なメモリ・プロトコルの全
ての規則に従わないからである。これらの装置はキャッ
シュ不能な空間内にあるので、各プロセッサ・アクセス
は外部バスに発行されなければならず、非常に小さなデ
ータ転送だけが実行され、各ロードまたはストアは通
常、1バイト乃至8バイトのデータを転送する。これら
のバスは今日のプロセッサより数倍遅く稼働しているの
で、(調停、非同期境界の横断など)バス階層を横断す
る複数の転送により、性能の重大な損失が発生する。
【0005】それに対して、キャッシュ可能メモリとの
間でデータを送受信するプロセッサの能力は、大量のデ
ータをバスを通じて一度に"バースト転送"する能力によ
り、より効率的である。1命令当たり1バイト乃至8バ
イトを転送する代わりに、キャッシュ可能システムは、
データの全キャッシュ・ライン(通常32バイト、64
バイトまたは128バイト)を1命令でバースト転送で
きる。
【0006】キャッシュ不能なフェッチを実行するため
に使用される現状の技術では、プロセッサは、自身がI
/O装置から要求したデータの各パケットを受信するの
を待機しなければならない。それに対してI/O装置か
ら読出されるキャッシュラインの本発明によるエミュレ
ーションは、プロセッサが所望のI/O装置にマップさ
れるキャッシュ不能なメモリから、追加のフェッチを実
行する代わりに(数百プロセッサ・サイクル)、キャッ
シュをアクセスすることにより(1プロセッサ・サイク
ル乃至2プロセッサ・サイクル)、追加のデータをアク
セスできるようにすることにより、従来システムのこの
制限を克服するものである。
【0007】本発明のこの態様に関する第2の利点は、
プロセッサがそのキャッシュを転送以前または以後のデ
ータ処理のために使用することを可能にし、その間に同
時に、追加のデータをI/O装置との間で転送するもの
である。こうした"パイプライン式"機構は、プログラム
式I/O転送による現方法では可能でない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プロセッサ
・データをコンピュータ・システム内のI/O装置との
間でバースト転送する方法に関する。この方法は、プロ
セッサがキャッシュ不能なI/O装置からデータを読み
書きするとき、キャッシュ可能なシステムのバースト能
力をエミュレートするために使用される。それ故、本方
法はプロセッサがDMA機構を用いて、データをキャッ
シュ不能なI/O装置との間で送受信しなければならな
い従来システムにおいて見い出される多くの欠点を解決
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つのマイクロプロセッサと、少なくとも1つのI/O装
置との間で、少なくとも1つのバスを介して情報を転送
することを可能にするコンピュータ・ワークステーショ
ン・システムの状況において実現される。好適な実施例
は、エミュレートされるキャッシュライン・データ転送
の3つのモード、すなわち、プロセッサからI/O装置
への書込み(WRITE)、I/O装置からプロセッサ
へデータを転送する読出し(READ)、及びI/O装
置からプロセッサへではなく、別のI/O装置へデータ
を転送するMOVEを含む。これらの機能は、プロセッ
サからシステムのメモリ/I/O制御装置への"書込み
トリガ(Write Trigger)"または"読出しトリガ(Read
Trigger)"コマンドの受信により開始される。好適な実
施例では、本方法の機能はメモリ/I/O制御装置の一
部であるI/Oブリッジ・ユニット内で実行される。ト
リガ・コマンドの受信に際して、I/Oブリッジ・ユニ
ットはI/O装置と内部キャッシュエミュレーション・
バッファとの間でデータを転送する中間処理を開始す
る。本方法はまた、本発明において実現されるエミュレ
ート式キャッシュライン転送機構に参加するページとし
て指定されるメモリ・ページへの、プロセッサ・キャッ
シュ可能読出し及び書込み命令を横取りするI/Oブリ
ッジ・ユニットを提供する。これはメモリ/I/O制御
装置内のレジスタを用いることにより達成され、これら
のレジスタは主メモリ空間の外部にマップされ、キャッ
シュエミュレーション・バッファとして使用される指定
メモリ・ページのアドレスをロードされる。I/Oブリ
ッジ・ユニットはこの時、プロセッサ・キャッシュ可能
読出し及び書込み命令を、I/O空間またはメモリ・マ
ップドI/O空間内の対応するI/Oアダプタ・アドレ
スに対応付けることができる。これはI/Oアダプタ・
アドレスをロードされるメモリ/I/O制御装置内のレ
ジスタを用いて達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面の詳細な説明:本発明の方法は、少なくとも1つの
バスを用いて情報を互いに転送できる、少なくとも1つ
のマイクロプロセッサ及び少なくとも1つのI/O装置
を有するコンピュータ・ワークステーションの状況にお
いて実現される。コンピュータ・システムが図1に示さ
れ、これはマイクロプロセッサとI/O装置との間の通
信を制御するソフトウェア・オペレーティング・システ
ムと一緒に通常、使用される。コンピュータ・ワークス
テーション・システムは、相互接続される構成要素の組
み合わせである。例えばマイクロプロセッサ10は、デ
ータ・リンク14によりデータ・バス20に接続され、
データ・リンク16によりアドレス・バス22に接続さ
れる。追加のマイクロプロセッサ10b、10cも同様
にプロセッサ・データ・バス20、及びプロセッサ・ア
ドレス・バス22に接続される。アービタ12は一般に
プロセッサ10からの要求を処理し、アクセスをデータ
・バス20及びアドレス・バス22に割当てる。本発明
の好適な実施例は、複数のプロセッサ10a、10b、
10cを含むが、代替実施例では単一のプロセッサを含
み得る。単一プロセッサ・システムはアービタ12を必
要としない。
【0011】コンピュータ・ワークステーション・シス
テムは更に、少なくとも1つのシステム・メモリ・カー
ド46またはメモリ・モジュールを含む。アービタ12
がプロセッサ10の要求に応答して、アクセスをデータ
・バス20及びアドレス・バス22上に割当てると、こ
うした要求は通常、データ・チップ32及びアドレス・
チップ34により実行されるメモリ制御装置論理により
処理される。メモリ制御装置は、メモリ/I/Oバス制
御装置30と呼ばれる1構成要素内のI/Oバス制御装
置機能に選択的に結合される。メモリ/I/Oバス制御
装置30は、プロセッサ10のメモリ46への、及びI
/Oメザニン(mezzanine)・バス36へのアクセスを
制御する。I/Oメザニン・バス36はデータ・リンク
38により、1つ以上のI/Oブリッジ40に接続さ
れ、それらの機能はメモリ/I/Oバス制御装置30内
に組み込まれ得る。好適な実施例では、本発明の方法は
I/Oブリッジ40内で実行される。エミュレーション
論理は、好適な実施例では、メモリ/I/Oバス制御装
置30に内在するI/Oブリッジ40により実行される
が、特定の支援機能はプロセッサ10により実行されな
ければならない点に注意されたい。これらのプロセッサ
の機能は、図5、図6及び図10の説明の中で詳述され
る。
【0012】I/Oブリッジ40が後述のようにトリガ
・コマンドを横取りし、プロセッサ10が入出力(I/
O)装置60との通信を要求する。I/Oブリッジ40
は次にこれらの要求を処理し、I/O装置60との間で
I/Oバス50を介してデータのエミュレート式キャッ
シュライン・バースト転送を可能にする。この機能につ
いても、図7、図8の説明の中で述べられる。
【0013】図2は、本発明の実現において使用される
様々なレジスタ及びメモリ空間割当てを示す内部メモリ
・マップの概略図である。キャッシュライン・バッファ
・アドレス・レジスタ("CLBAR")100は、通
常、メモリ46の外部にマップされ、データをI/O装
置60に転送するために使用されるページ・アドレス1
12を含む。CLBAR100内のページ・アドレス1
12は、マップド・ページ108の初期メモリ・アドレ
スに対応する。
【0014】I/Oターゲット・アドレス・レジス
タ("IOTAR")102は、通常、キャッシュ不能メ
モリ内のI/Oアダプタ・アドレス114を含む。IO
TAR102内のアドレス114は、I/O装置60の
メモリ・マップドI/O空間内の初期アドレスに対応す
る。
【0015】図2に関連して、好適な実施例は、複数の
CLBARレジスタ100及び複数のIOTARレジス
タ102を含む。指標X308が特定の所望のCLBA
R100/IOTAR102レジスタ対をアクセスする
ためのオフセットとして使用される。
【0016】最後に、トリガ・アドレス空間104は、
図4に関連して後述されるトリガ・コマンドを復号する
ために、メモリ/I/Oバス制御装置30により使用さ
れる所定のアドレス範囲である。
【0017】図3は、マイクロプロセッサ10、マイク
ロプロセッサ・キャッシュ200、I/Oブリッジ40
及びI/Oバス50との間のデータ流れの概略図であ
る。プロセッサ10が指定の"マップド・ページ"108
を示すCLBAR100の内容112に合致するアドレ
スから、データを送信または受信することを要求する場
合、I/Oブリッジ制御装置40が命令を横取りし、後
述のI/Oバースト・エミュレーション論理を続け、結
局、適切な量のデータをI/Oバス50を通じてキャッ
シュエミュレーション・バッファ120とI/O装置と
の間で転送する。それ以外では、システムは公知のよう
にメモリ46に対してキャッシュライン操作を実行す
る。
【0018】図4は、"トリガ"・コマンド300のデー
タ形式を示す。トリガ・コマンド300はプロセッサ1
0によりメモリ/I/Oバス制御装置30に発行され
る。トリガ・コマンド30の最左端ビット302は、メ
モリ/I/Oバス制御装置30により、トリガ・コマン
ド300を復号するために使用されるトリガ・アドレス
空間の範囲内のアドレスを含む。中間ビット304は所
望の操作のために使用されるCLBAR100/IOT
AR102アドレス対を示す数値指標を含む。最右端ビ
ット306は、所望の操作において転送されるデータの
バイト数を示す数値310を含む。
【0019】プロセッサ書込み操作:図5は、本方法の
書込み操作を開始するために、プロセッサ10により実
行されるステップ400を示すフローチャートである。
最初にプロセッサ10は、メモリ/I/Oバス制御装置
30内に指標化されるCLBARレジスタ100を、メ
モリ・ページ108の実アドレス112により初期化し
ようとする(ステップ402)。同様にプロセッサ10
は、メモリ/I/Oバス制御装置30内のIOTARレ
ジスタ102を、PCI空間106内のマップドI/O
アダプタの実アドレス114により初期化しようとする
(ステップ404)。指標X308は、操作のために使
用されるCLBAR100/IOTAR102レジスタ
対を決定するために使用される。これらの初期化要求4
02、404は、メモリ/I/Oバス制御装置30によ
り受信される点に注意されたい(図7、図8のステップ
602参照)。読出しまたは書込みが保留の場合(図
7、図8のステップ604参照)、初期化要求402、
404はメモリ/I/Oバス制御装置30により拒絶さ
れ、プロセッサ10により再試行されなければならない
(図7、図8のステップ606参照)。適切なCLBA
R100/IOTAR102対の初期化が成功すると、
プロセッサは次に、書込み操作に使用されるプロセッサ
・キャッシュ200内のライン202を割当てる(ステ
ップ406)。割当てられるキャッシュラインはページ
108に対応付けられ、そのアドレス112は指標化さ
れたCLBARレジスタ100内にプログラムされる。
プロセッサ10はポインタ(図示せず)を、キャッシュ
ライン202の開始アドレスを指し示すように初期化す
る(ステップ408)。内部キャッシュライン・バイト
カウント(図示せず)もまた、0にリセットされる(ス
テップ408)。プロセッサ10は次に、プロセッサ・
ストアを用い、I/O装置60に向けられるキャッシュ
ライン202内のデータをメモリ・ページ108に入力
する(ステップ410)。この時、メモリ・ページ10
8のアドレス112は、現在使用されている指標化され
たCLBAR100にロード済みである。各プロセッサ
・ストアにより、内部キャッシュライン・ポインタ(図
示せず)が更新される。内部キャッシュライン・バイト
カウント・レジスタ(図示せず)もまた、キャッシュラ
イン202に記憶されるデータのバイト数を反映するよ
うに更新される(ステップ412)。
【0020】プロセッサ10が、現書込み操作に対する
データをキャッシュライン202に入力し終わると(ス
テップ414)、プロセッサは全キャッシュライン20
2のバースト・トランザクションにおいて、データをキ
ャッシュ200からメモリ/I/Oバス制御装置30に
強制的に転送する(ステップ416)。このアクション
はプロセッサ書込みコマンドを生成し、これがメモリ/
I/Oバス制御装置30により横取りされて処理される
(図7、図8のステップ680参照)。キャッシュエミ
ュレーション・バッファ120の中間処理を開始するた
めに、プロセッサは図4に示される形式の書込みトリガ
・コマンド300を発行する(ステップ418)。トリ
ガ・コマンド300は、内部キャッシュライン・バイト
カウント(図示せず)の現在値310を最右端ビット3
06に、また指標X308を中間ビット304に含む。
ステップ408乃至418は、プロセッサがもはや送信
すべきデータを有さなくなるまで、追加のI/O書込み
を達成するために繰り返され得る。
【0021】プロセッサ読出し操作:図6は、本発明の
読出し操作を開始するために、プロセッサ10により実
行されるステップ500を示すフローチャートである。
最初にメモリ/I/Oバス制御装置30内のCLBAR
レジスタ100が、メモリ・ページ108の実アドレス
112により初期化される(ステップ502)。同様に
メモリ/I/Oバス制御装置30内のIOTARレジス
タ102が、PCI空間106内のマップドI/Oアダ
プタの実アドレス114により初期化される(ステップ
504)。指標X308は操作のために使用されるCL
BAR100/IOTAR102レジスタ対を決定する
ために使用される。初期化ステップ502、504は、
読出しまたは書込みが保留の場合(図7、図8のステッ
プ604、606参照)、メモリ/I/Oバス制御装置
30により処理される。初期化が成功の場合、プロセッ
サ10は図4に示される形式の読出しトリガ・コマンド
300を発行する(ステップ506)。トリガ・コマン
ド300の最右端ビット306内の数値310は、I/
O装置60からプロセッサ・キャッシュ200に転送さ
れるデータのバイト数を表す。ステップ506でプロセ
ッサ10により発行される読出しトリガ・コマンドは、
キャッシュエミュレーション・バッファ120が既にフ
ルの場合、メモリ/I/Oバス制御装置30により処理
されない(図7、図8のステップ616参照)。こうし
た状況では、プロセッサ10は読出しトリガ・コマンド
を再試行しなければならない。
【0022】"陳腐な(stale)"データを読出さないよ
うにするため、プロセッサは最初にプロセッサ・キャッ
シュライン202を無効にする(ステップ508)。プ
ロセッサ10は、"データ・キャッシュ無効"命令を指標
化されたCLBARレジスタ100に内在するアドレス
112に発行することにより、この無効化機能を達成す
る。メモリ/I/Oバス制御装置30が、ステップ50
6でプロセッサIOにより発行された読出しトリガ・コ
マンドを処理し、バースト転送を用いてI/Oからキャ
ッシュライン・バッファ120を充填すると(図9のス
テップ704、706参照)、キャッシュライン・バッ
ファ120がプロセッサ・キャッシュライン202に読
込まれる準備が整う。従って、プロセッサは読出し命令
を指標化されたCLBARレジスタ100にロードされ
た実アドレス112に発行する(ステップ510)。こ
の操作は指標化されたCLBARレジスタ100内のア
ドレス112に対応付けられるキャッシュライン・バッ
ファ120から、プロセッサ・キャッシュライン202
にデータのキャッシュライン・ブロックをダンプする機
能を実行する。プロセッサ10は次にステップ512に
進み、キャッシュライン202内のデータを処理する。
プロセッサはもはやI/O読出しが不要となるまでステ
ップ506乃至512を繰り返し、追加のI/O読出し
を要求する。
【0023】プロセッサ転送操作:特定のアプリケーシ
ョンでは、プロセッサ10はメモリ/I/Oバス制御装
置30に対して、あるI/O装置60からキャッシュエ
ミュレーション・バッファ120にデータのバーストを
読出し、IOTAR102を再プログラムし、プロセッ
サ・キャッシュ200へのデータの転送を指令すること
無しに、別のI/O装置60への書込みをトリガするよ
うに指令する。これはデータを圧縮または非圧縮した
り、データを符号化する上で特に有用な機能である。こ
の機能は本発明のMOVE部分である。この機能に関連
するステップ800が、図10のフローチャートに示さ
れる。操作を開始するためにプロセッサ10は、指標化
されたCLBARレジスタ100をMOVE操作におい
て使用されるメモリ・ページ108の実アドレス112
により初期化することを要求する(ステップ802)。
プロセッサ10はまた、指標化されたIOTARレジス
タ102を、PCI空間106内のI/Oアダプタの実
アドレス114により初期化することを要求する(ステ
ップ804)。このアドレス114はソースI/O装置
60に対応する。プロセッサ読出し及び書込み機能に関
して、初期化ステップ802及び804は、読出しまた
は書込みが保留の場合(図7、図8のステップ604、
606参照)、メモリ/I/Oバス制御装置30により
処理されない。初期化が成功の場合、プロセッサ10
は、図4に示される形式の読出しトリガ・コマンド30
0を発行する(ステップ806)。(このことはメモリ
/I/Oバス制御装置30に対して、指標化されたIO
TAR102内に見い出されるI/Oアドレス114に
バースト読出しを発行し(ステップ704)、読出され
たデータをCLBAR100内のメモリ・ページ・アド
レス112に対応付けられるキャッシュエミュレーショ
ン・バッファ120内に配置する(ステップ706)よ
うに指示する。図9参照。)プロセッサは次に、指標化
されたIOTARレジスタ102をターゲットI/O装
置60の実アドレスにより初期化することを要求する
(ステップ808)。プロセッサは次に、書込みトリガ
をメモり/I/Oバス制御装置30に発行する(ステッ
プ810)。(このことはメモリ/I/Oバス制御装置
30に対して、キャッシュエミュレーション・バッファ
120内のデータをターゲットI/O装置60に送信す
るように指示する(ステップ618)。図7、図8参
照。)ステップ804乃至810は、プロセッサがもは
や追加のMOVE操作を要求しなくなるまで繰り返され
得る。
【0024】メモリ制御装置の操作:図7、図8は、本
方法においてメモリ/I/Oバス制御装置30(特にI
/Oブリッジ・ユニット40)により実行される機能の
フローチャートである。メモリ/I/Oバス制御装置3
0は、4つの基本クラスの機能を実行する。それらは、
1)CLBAR100及びIOTAR102レジスタ内
容112、114の初期化、2)トリガ・コマンド30
0の処理、3)プロセッサ10からのキャッシュライ
ン"読出し"コマンドの処理、4)プロセッサ10からの
キャッシュライン"書込み"コマンドの処理である。図
7、図8のステップ602乃至608により示される初
期化は比較的小さな機能であり、本方法のメモリ/I/
Oバス制御装置30の大部分は、トリガ・コマンド30
0、"読出し"コマンド及び"書込み"コマンドの処理に関
連する。
【0025】初期化:プロセッサ10が、CLBAR1
00またはIOTAR102レジスタに割当てられるア
ドレス範囲に対応するアドレスへの読出し、またはそこ
からの書込みを試行するとき、こうした試行がメモリ/
I/Oバス制御装置30により横取りされる。メモリ/
I/Oバス制御装置30は、プロセッサ10の試行した
読出しまたは書込みが、これらのレジスタ100、10
2の1つに向けられるか否かをチェックする(ステップ
602)。向けられる場合、メモリ/I/Oバス制御装
置30はキャッシュライン・バースト読出しまたは書込
みエミュレーション操作が進行中か否かを判断する(ス
テップ604)。(トリガ・コマンドを処理するとき、
メモリ/I/Oバス制御装置30はこれらの"保留"標識
をセットし、レジスタ100、102への読出しまたは
それらからの書込みを禁止する。図7、図8のステップ
614及び図9のステップ702参照。)キャッシュラ
イン・バースト読出しまたは書込みエミュレーション操
作が進行中の場合、メモリ/I/Oバス制御装置30は
読出しまたは書込みを拒絶し、プロセッサ10に操作を
再試行させる(ステップ606)。読出しまたは書込み
が保留の場合、メモリ/I/Oバス制御装置30は、C
LBAR100またはIOTAR102レジスタの内容
112または114をプロセッサ10により要求される
ように更新する。
【0026】トリガ・コマンド:I/O装置60とのエ
ミュレート式バースト・キャッシュライン通信は、2ス
テップのプロセスである。最後のステップ、すなわちプ
ロセッサ・キャッシュ200へのまたはそこからのデー
タの伝送が発生するために中間ステップが実行されなけ
ればならない。"トリガ"・コマンド300の処理は、こ
の中間ステップを表す。この中間ステップは、書込み操
作における内部キャッシュエミュレーション・バッファ
120からI/O装置60へのデータのダンピングを含
む。読出し操作では、中間ステップはI/O装置60か
ら内部キャッシュエミュレーション・バッファ120へ
のデータのフェッチを含む。トリガ・コマンド300は
メモリ/I/Oバス制御装置30に対して、I/O装置
60から内部キャッシュエミュレーション・バッファ1
20に、或いはその逆に転送されるデータのバイト数3
10、及び使用されるCLBAR100/IOTAR1
02レジスタ対を示す。指標化されたIOTARレジス
タ102内のアドレス114は、メモリ/I/Oバス制
御装置30に操作に関わるI/O装置60を示す。指標
化されたCLBARレジスタ100内のアドレス112
は、メモリ/I/Oバス制御装置30に、操作に関わる
マップド・ページ108を示す。プロセッサIOからの
トリガ・コマンド300の受信に際してメモリ/I/O
バス制御装置30は、最左端ビット302がトリガ・コ
マンド空間104として割当てられるアドレス範囲内の
アドレスを含むことを判断することにより、それをトリ
ガ・コマンドとして認識する(ステップ610)。これ
らのアドレス104は、メモリ/I/Oバス制御装置3
0により、トリガ・コマンド300を復号するために使
用される。メモリ/I/Oバス制御装置30が読出しト
リガを受信した場合、メモリ/I/Oバス制御装置30
は図9に関連して後述されるように読出しトリガ操作を
実行する。メモリ/I/Oバス制御装置30が書込みト
リガを受信した場合、メモリ/I/Oバス制御装置30
は次のように、中間I/Oバッファ・ダンプ・ステップ
を実行する。
【0027】第1に、メモリ/I/Oバス制御装置30
は、書込み保留ラッチ(図示せず)をセットし、プロセ
ッサ10がCLBAR100またはIOTAR102レ
ジスタに読出すまたはそれらから書込むことを禁止する
(ステップ614)。書込み保留ラッチは、制御装置書
込みコマンドの処理にも不可欠である(図7、図8のス
テップ688参照)。指標化されたCLBARレジスタ
100内のアドレス112に対応するキャッシュエミュ
レーション・バッファ120がフルの場合(ステップ6
16)、バッファはI/O装置60への伝送の準備が整
う。従って、メモリ/I/Oバス制御装置30は、IO
TARレジスタ102内のアドレス114にバースト転
送を実行することにより、データをこうしたキャッシュ
エミュレーション・バッファ120からI/O装置60
へ送信する(ステップ618)。メモリ/I/Oバス制
御装置30はこの時、書込みトリガ・コマンド300内
に示されるバイト数310のデータをI/Oバス50を
介して、PCI空間106内のアダプタに転送する。デ
ータのこの転送の後、メモリ/I/Oバス制御装置30
は、"バッファ・フル"標識(図示せず)及び書込み保留
ラッチ(図示せず)をリセットする(ステップ62
0)。本方法のこの部分により、メモリ/I/Oバス制
御装置30はキャッシュライン書込みを横取りし、I/
O装置60に適切なバイト長のバースト転送を実行する
中間ステップを実行する。
【0028】プロセッサ10は任意の順序で、書込みト
リガ・コマンドを発行し(ステップ418)、キャッシ
ュラインを書込むことができる(ステップ416)。し
かしながら、両者はキャッシュエミュレーション・バッ
ファ120内のデータが、I/O装置60に送信される
(ステップ618)以前に発生しなければならない。こ
のことが、書込みトリガ・コマンドの受信に際して(ス
テップ610)、チェック616でバッファ120が充
填済みであることを確認し、また書込みコマンドの受信
に際して(ステップ680)、チェック688で書込み
トリガ・コマンドが受信済みであることを確認する理由
である。
【0029】読出しトリガが受信された場合(ステップ
612)、メモリ/I/Oバス制御装置30は、図9に
示されるステップ700乃至710を実行する。メモリ
/I/Oバス制御装置30は、中間エミュレート式キャ
ッシュライン・バースト読出し操作が、既に保留である
か否かを判断する(ステップ700)。保留の場合、メ
モリ/I/Oバス制御装置30は、制御装置30からの
読出しトリガ伝送を拒絶し、プロセッサ10に伝送を再
試行するように指示する(ステップ710)。中間キャ
ッシュライン・バースト・エミュレーション読出しが以
前に進行中でなかった場合、メモリ/I/Oバス制御装
置30は伝送を受諾し、"読出し保留"ラッチ(図示せ
ず)をセットすることにより(ステップ702)、読出
しエミュレーションを開始する。メモリ/I/Oバス制
御装置30は次に、指標化されたIOTAR102に内
在するアドレス114に相当するI/O装置60に読出
しバーストを発行することにより、中間読出しを実行す
る(ステップ704)。この伝送は、以前にメモり/I
/Oバス制御装置30により復号された(ステップ61
0、612)読出しトリガ・コマンドの最右端バイト3
05により示されるバイト数310のデータを受信す
る。中間I/O読出し操作(ステップ704)の間に受
信されるデータが、指標化されたCLBARレジスタ1
00内のアドレス112に対応付けられるキャッシュエ
ミュレーション・バッファ120に記憶される(ステッ
プ706)。メモリ/I/Oバス制御装置30は次
に、"バッファ・フル"・ラッチ(図示せず)をセットし
(ステップ706)、中間読出しステップが完了したこ
と、従ってデータがプロセッサ・キャッシュ200に伝
送される準備が整ったことを示す。中間読出しステップ
が完了したので、メモリ/I/Oバス制御装置30は"
読出し保留"ラッチ(図示せず)をリセットする。
【0030】読出しコマンド:図6に関連して上述した
ように、本方法の読出し部分の間にプロセッサ10は"
読出しトリガ"・コマンドを発行して(ステップ50
6)、中間バッファ処理を開始し(ステップ508)、
次に読出し命令("読出しコマンド")を、指標化された
CLBARレジスタ100にロードされた実アドレス1
12に発行する(ステップ510)。この読出しコマン
ドのメモリ/I/Oバス制御装置30による処理に対応
付けられるステップ650乃至660が、図7、図8に
示される。
【0031】メモリ/I/Oバス制御装置30が、読出
しコマンドがプロセッサ10から制御装置30に発行さ
れた(ステップ510)と判断すると(ステップ65
0)、メモリ/I/Oバス制御装置30は、プロセッサ
10がCLBARレジスタ100として割当てられたア
ドレス範囲内のアドレスから読出そうとしたか否かをチ
ェックする(ステップ652)。そうでない場合、読出
しは正規のキャッシュライン読出し操作として、公知の
ように処理される(ステップ670)。読出しコマンド
がCLBAR100に対して試行した場合、メモリ/I
/Oバス制御装置30はそれを横取りし、ステップ65
4乃至660を次のように実行する。
【0032】最初に、メモリ/I/Oバス制御装置30
は、指標化されたCLBAR100に対応付けられるキ
ャッシュエミュレーション・バッファ120がフルか否
か、すなわちプロセッサ10への伝送の準備が整ってい
るか否かを判断する(ステップ654)。フルの場合、
キャッシュエミュレーション・バッファ120内のデー
タが、プロセッサ10にバーストにより送信され(ステ
ップ656)、エミュレーション方法の第2のステップ
が完了する。キャッシュエミュレーション・バッファ1
20がフルでない場合、メモリ/I/Oバス制御装置3
0は、バッファ120のステータスをポーリングし続け
ることにより(ステップ654)、バッファ120がI
/O装置60からフルになるのを待機する(すなわち、
中間バッファ充填ステップがまだ完了していない)。本
方法のエラー・チェック機構は、キャッシュエミュレー
ション・バッファ120が空であるが、中間処理が発生
していない場合、メモリ/I/Oバス制御装置30に読
出しコマンドを拒否するように指示する。こうした場合
では、メモリ/I/Oバス制御装置30が、"読出し保
留"ラッチ(図示せず)がリセットされている(図9の
ステップ708参照)ことを検出すると(ステップ65
8)、プロセッサ10は操作を再試行するように強要さ
れる(ステップ660)。読出しの成功の後、I/O装
置60から更にデータが所望される場合、本方法はプロ
セッサ10が別の読出しトリガ・コマンド300を発行
することを可能にする一方で(ステップ506)、同時
に、以前の読出し転送(ステップ656)において受信
されたキャッシュライン202データを処理する。この
オーバラップは、従来のI/O通信機構において可能で
なかった効率的な"パイプライン"効果を可能にする。
【0033】書込コマンド:図5に関連して上述したよ
うに、本方法の書込み部分の間、プロセッサ10は、書
込み操作において転送されるキャッシュライン202を
充填する際、キャッシュ200からデータを強制的に取
り出そうとする(図5のステップ416参照)。このア
クション416は、メモリ/I/Oバス制御装置30に
より受信される書込みコマンドを生成する。こうした書
込みコマンドのメモリ/I/Oバス制御装置30による
処理が、図7、図8のステップ670乃至688に示さ
れる。
【0034】書込みコマンドの受信に際してメモリ/I
/Oバス制御装置30は、試行される書込みのメモリ・
アドレスが、指標化されたCLBARレジスタ100内
にプログラムされたアドレス112であるか否かを判断
する(ステップ682)。そうである場合、メモリ/I
/Oバス制御装置30はデータを横取りし、それを指標
化されたCLBARレジスタ100に対応付けられるキ
ャッシュエミュレーション・バッファ120に記憶す
る。メモリ/I/Oバス制御装置30は次に、"バッフ
ァ・フル"・ラッチ(図示せず)をセットすることによ
り(ステップ686)、指標化されたCLBARレジス
タ100内のアドレス112に対応付けられるキャッシ
ュエミュレーション・バッファ120をフルとマークす
る。
【0035】プロセッサ10は任意の順序で、書込みト
リガ・コマンドを発行し(ステップ418)、キャッシ
ュラインを書込むことができる(ステップ416)。そ
の結果、メモリ/I/Oバス制御装置30は、プロセッ
サ10からの書込みコマンドの処理に際して(ステップ
680乃至688)、書込みトリガ・コマンドが受信済
みであることを保証しなければならない。そのために、
メモリ/I/Oバス制御装置10は、キャッシュエミュ
レーション・バッファを充填した後(ステップ684、
685)、書込みが保留(すなわち、書込みトリガが前
に受信された)か否かをチェックする(ステップ68
8)。ここでメモリ/I/Oバス制御装置30は、書込
みトリガ・コマンドの受信に際して(ステップ61
0)、書込み保留ラッチをセットする(ステップ61
4)点に注意されたい。従って、1)プロセッサ10が
キャッシュライン202データをキャッシュエミュレー
ション・バッファ120に書込み済みであり、2)書込
みトリガが受信済みの場合、メモリ/I/Oバス制御装
置30は、データをキャッシュエミュレーション・バッ
ファ120からI/O装置に送信し(ステップ61
8)、"バッファ・フル"・ラッチ(図示せず)及び"書
込み保留"ラッチ(図示せず)をリセットする(ステッ
プ620)。もちろん、メモリ/I/Oバス制御装置3
0により横取りされた書込みコマンド(ステップ68
0)が、指標化されたCLBARレジスタ100内のア
ドレス112に書込もうとしない場合には、正規のキャ
ッシュライン書込み操作が公知のように実行される(ス
テップ670)。
【0036】上述の説明から、本発明が少なくとも1つ
のプロセッサ、及び少なくとも1つのI/O装置を有す
るコンピュータ・システムを考慮することが理解されよ
う。従って、ここで詳述された開示は単に一例として提
供されたものであり、本発明を制限するものではないこ
とが理解されよう。様々な変更及び改良が、当業者には
明らかとなり、本発明の趣旨及び範囲から逸脱すること
無しに実現されよう。
【0037】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0038】(1)入出力(I/O)装置とプロセッサ
との間でデータをバースト転送する方法であって、 a)前記I/O装置との通信を要求するキャッシュ可能
なプロセッサ・コマンドを横取りするステップと、 b)前記プロセッサ・コマンドを処理する中間キャッシ
ュ・エミュレーション論理を実行するステップと、 を含む、方法。 (2)c)キャッシュエミュレーション・バッファと前
記I/O装置との間でデータのバーストを転送するステ
ップを含む、前記(1)記載の方法。 (3)d)前記キャッシュエミュレーション・バッファ
と前記プロセッサとの間でデータ転送を実行するステッ
プを含む、前記(2)記載の方法。 (4)前記ステップa)が、前記プロセッサからの書込
みトリガ・コマンドを横取りするステップを含む、前記
(1)記載の方法。 (5)前記ステップa)が、前記プロセッサからの読出
しトリガ・コマンドを横取りするステップを含む、前記
(1)記載の方法。 (6)前記ステップb)が、メモリ/I/O制御装置内
のI/Oブリッジ内でエミュレーション論理を実行する
ステップを含む、前記(1)記載の方法。 (7)前記I/Oブリッジ・ユニットが、少なくとも1
メモリ・ページへのプロセッサ・キャッシュ可能コマン
ドを横取りする、前記(6)記載の方法。 (8)前記メモリ/I/O制御装置内の少なくとも1つ
のレジスタに、主メモリ空間の外部にマップされ、前記
キャッシュエミュレーション・バッファとして使用され
る前記メモリ・ページのアドレスをロードするステップ
を含む、前記(7)記載の方法。 (9)前記プロセッサ・キャッシュ可能コマンドを、I
/O空間またはメモリ・マップドI/O空間内の対応す
るI/Oアダプタ・アドレスに対応付けるステップを含
む、前記(8)記載の方法。 (10)前記メモリ/I/O制御装置内のレジスタに前
記I/Oアダプタ・アドレスをロードするステップを含
む、前記(9)記載の方法。 (11)プロセッサ及び入出力(I/O)装置を有する
コンピュータ・システムであって、 a)前記I/O装置との通信を要求するキャッシュ可能
なプロセッサ・コマンドを横取りする手段と、 b)前記プロセッサ・コマンドを処理する中間キャッシ
ュ・エミュレーション論理を実行する手段と、を含む、
コンピュータ・システム。 (12)c)キャッシュエミュレーション・バッファと
前記I/O装置との間でデータのバーストを転送する手
段を含む、前記(11)記載のコンピュータ・システ
ム。 (13)d)前記キャッシュエミュレーション・バッフ
ァと前記プロセッサとの間でデータ転送を実行する手段
を含む、前記(12)記載のコンピュータ・システム。 (14)メモリ/I/O制御装置内のI/Oブリッジ内
でエミュレーション論理を実行する手段を含む、前記
(11)記載のコンピュータ・システム。 (15)前記I/Oブリッジ・ユニットが、少なくとも
1メモリ・ページへのプロセッサ・キャッシュ可能コマ
ンドを横取りする、前記(14)記載のコンピュータ・
システム。 (16)前記メモリ/I/O制御装置内の少なくとも1
つのレジスタに、主メモリ空間の外部にマップされ、前
記キャッシュエミュレーション・バッファとして使用さ
れる前記メモリ・ページのアドレスをロードする手段を
含む、前記(15)記載のコンピュータ・システム。 (17)前記プロセッサ・キャッシュ可能コマンドを、
I/O空間またはメモリ・マップドI/O空間内の対応
するI/Oアダプタ・アドレスに対応付ける手段を含
む、前記(16)記載のコンピュータ・システム。 (18)前記メモリ/I/O制御装置内のレジスタに前
記I/Oアダプタ・アドレスをロードする手段を含む、
前記(17)記載のコンピュータ・システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が採用され得るコンピュータ・システム
を示す図である。
【図2】本方法を実現するために使用される様々なメモ
リ割当て及びレジスタを示す内部メモリ・マップの概略
図である。
【図3】本方法におけるマイクロプロセッサ・キャッシ
ュ、I/Oブリッジ制御装置、及びI/Oバスとの間の
データ流れを示すブロック図である。
【図4】"トリガ"・コマンドの形式を示す図である。
【図5】本方法の書込み部分に関連するプロセッサ機能
のフローチャートを示す図である。
【図6】本方法の読出し部分に関連するプロセッサ機能
のフローチャートを示す図である。
【図7】本方法におけるI/Oブリッジ・ユニット("
制御装置")の操作のフローチャートを示す図である。
【図8】本方法におけるI/Oブリッジ・ユニット("
制御装置")の操作のフローチャートを示す図である。
【図9】図7、図8に示されるフローチャートの続きで
あり、本方法の制御装置の読出しトリガ部分のフローチ
ャートを示す図である。
【図10】I/O装置から別のI/O装置への情報のエ
ミュレート式キャッシュライン・バースト転送を可能に
する、本方法のMOVE部分に関連するプロセッサ機能
のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c マイクロプロセッサ 12 アービタ 14、16、38 データ・リンク 20 データ・バス 22 アドレス・バス 30 メモリ/I/Oバス制御装置 32 データ・チップ 34 アドレス・チップ 36 I/Oメザニン・バス 40 I/Oブリッジ 46 システム・メモリ・カード 50 I/Oバス 60 入出力(I/O)装置 100 キャッシュライン・バッファ・アドレス・レジ
スタ(CLBAR) 102 I/Oターゲット・アドレス・レジスタ(IO
TAR) 104 トリガ・アドレス空間 106 PCI空間 108 マップド・ページ 112 ページ・アドレス 114 I/Oアダプタ・アドレス 120 キャッシュエミュレーション・バッファ 200 マイクロプロセッサ・キャッシュ 202 キャッシュライン 300 トリガ・コマンド 302 最左端ビット 304 中間ビット 306 最右端ビット 308 指標X 310 数値 402、404 初期化要求
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・マイケル・カイザー アメリカ合衆国78613、テキサス州シダ ー・パーク、カプリン・マウント 204 (72)発明者 キョンミー・エル・キム アメリカ合衆国78550、テキサス州オース ティン、グァバ・コーブ 7206 (72)発明者 ワーレン・エドワード・マウル アメリカ合衆国78613、テキサス州シダ ー・パーク、タク・ロード 12131

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力(I/O)装置とプロセッサとの間
    でデータをバースト転送する方法であって、 a)前記I/O装置との通信を要求するキャッシュ可能
    なプロセッサ・コマンドを横取りするステップと、 b)前記プロセッサ・コマンドを処理する中間キャッシ
    ュ・エミュレーション論理を実行するステップと、 を含む、方法。
  2. 【請求項2】c)キャッシュエミュレーション・バッフ
    ァと前記I/O装置との間でデータのバーストを転送す
    るステップを含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】d)前記キャッシュエミュレーション・バ
    ッファと前記プロセッサとの間でデータ転送を実行する
    ステップを含む、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記ステップa)が、前記プロセッサから
    の書込みトリガ・コマンドを横取りするステップを含
    む、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】前記ステップa)が、前記プロセッサから
    の読出しトリガ・コマンドを横取りするステップを含
    む、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】前記ステップb)が、メモリ/I/O制御
    装置内のI/Oブリッジ内でエミュレーション論理を実
    行するステップを含む、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】前記I/Oブリッジ・ユニットが、少なく
    とも1メモリ・ページへのプロセッサ・キャッシュ可能
    コマンドを横取りする、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】前記メモリ/I/O制御装置内の少なくと
    も1つのレジスタに、主メモリ空間の外部にマップさ
    れ、前記キャッシュエミュレーション・バッファとして
    使用される前記メモリ・ページのアドレスをロードする
    ステップを含む、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】前記プロセッサ・キャッシュ可能コマンド
    を、I/O空間またはメモリ・マップドI/O空間内の
    対応するI/Oアダプタ・アドレスに対応付けるステッ
    プを含む、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】前記メモリ/I/O制御装置内のレジス
    タに前記I/Oアダプタ・アドレスをロードするステッ
    プを含む、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】プロセッサ及び入出力(I/O)装置を
    有するコンピュータ・システムであって、 a)前記I/O装置との通信を要求するキャッシュ可能
    なプロセッサ・コマンドを横取りする手段と、 b)前記プロセッサ・コマンドを処理する中間キャッシ
    ュ・エミュレーション論理を実行する手段と、 を含む、コンピュータ・システム。
  12. 【請求項12】c)キャッシュエミュレーション・バッ
    ファと前記I/O装置との間でデータのバーストを転送
    する手段を含む、 請求項11記載のコンピュータ・システム。
  13. 【請求項13】d)前記キャッシュエミュレーション・
    バッファと前記プロセッサとの間でデータ転送を実行す
    る手段を含む、 請求項12記載のコンピュータ・システム。
  14. 【請求項14】メモリ/I/O制御装置内のI/Oブリ
    ッジ内でエミュレーション論理を実行する手段を含む、
    請求項11記載のコンピュータ・システム。
  15. 【請求項15】前記I/Oブリッジ・ユニットが、少な
    くとも1メモリ・ページへのプロセッサ・キャッシュ可
    能コマンドを横取りする、請求項14記載のコンピュー
    タ・システム。
  16. 【請求項16】前記メモリ/I/O制御装置内の少なく
    とも1つのレジスタに、主メモリ空間の外部にマップさ
    れ、前記キャッシュエミュレーション・バッファとして
    使用される前記メモリ・ページのアドレスをロードする
    手段を含む、請求項15記載のコンピュータ・システ
    ム。
  17. 【請求項17】前記プロセッサ・キャッシュ可能コマン
    ドを、I/O空間またはメモリ・マップドI/O空間内
    の対応するI/Oアダプタ・アドレスに対応付ける手段
    を含む、請求項16記載のコンピュータ・システム。
  18. 【請求項18】前記メモリ/I/O制御装置内のレジス
    タに前記I/Oアダプタ・アドレスをロードする手段を
    含む、請求項17記載のコンピュータ・システム。
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