JPH10288917A - 電子写真用感光体 - Google Patents
電子写真用感光体Info
- Publication number
- JPH10288917A JPH10288917A JP9783097A JP9783097A JPH10288917A JP H10288917 A JPH10288917 A JP H10288917A JP 9783097 A JP9783097 A JP 9783097A JP 9783097 A JP9783097 A JP 9783097A JP H10288917 A JPH10288917 A JP H10288917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft hole
- flange
- peripheral portion
- press
- photoreceptor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フランジの圧入による充分な強度および機器の
軸を中心とする回転振れ精度を保ちながら、圧入によっ
て生じる軸穴の変形による機器の軸との摩擦トルクを増
大させない電子写真用感光体の提供。 【解決手段】支持体１１にフランジ１の外周部１ｇを、
傾いた結合部１ｋ，軸穴部１ｊと共に圧入する。この構
造であれば、外周部１ｇが受ける圧入力は傾いた結合部
１ｋによって軸穴部１ｊに低減されて伝えられ、軸穴を
変形させない。
軸を中心とする回転振れ精度を保ちながら、圧入によっ
て生じる軸穴の変形による機器の軸との摩擦トルクを増
大させない電子写真用感光体の提供。 【解決手段】支持体１１にフランジ１の外周部１ｇを、
傾いた結合部１ｋ，軸穴部１ｊと共に圧入する。この構
造であれば、外周部１ｇが受ける圧入力は傾いた結合部
１ｋによって軸穴部１ｊに低減されて伝えられ、軸穴を
変形させない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真応用製
品の複写機やプリンタ等に搭載される電子写真用感光体
に関する。
品の複写機やプリンタ等に搭載される電子写真用感光体
に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子写真応用製品の複写機やプリンタの
最大の特徴は、短時間に高画質が得られる事である。こ
の高画質を得る為に、機器内部の各駆動部の回転精度は
高く保たれなければならない。従って、この高画質の形
成を決定する円筒形電子写真用感光体の回転精度も高い
要求を同様に受ける。この感光体は機器を構成する部品
内で短命のため、回転機構は単純で感光体の交換の容易
さが必要である。この理由から、一般の構造は、軸穴が
有るＡＢＳなどの樹脂製のフランジをアルミニウム製の
円筒形感光体の支持体に組み込み、機器側の軸と隙間嵌
めができるようにする。
最大の特徴は、短時間に高画質が得られる事である。こ
の高画質を得る為に、機器内部の各駆動部の回転精度は
高く保たれなければならない。従って、この高画質の形
成を決定する円筒形電子写真用感光体の回転精度も高い
要求を同様に受ける。この感光体は機器を構成する部品
内で短命のため、回転機構は単純で感光体の交換の容易
さが必要である。この理由から、一般の構造は、軸穴が
有るＡＢＳなどの樹脂製のフランジをアルミニウム製の
円筒形感光体の支持体に組み込み、機器側の軸と隙間嵌
めができるようにする。
【０００３】感光体に要求される回転精度は、回転振れ
とフランジギアの歯寸法精度等がある。この回転振れに
関して、感光体の支持体，フランジ，機器側軸の各寸法
精度に加え、支持体へのフランジの取り付け精度、及び
フランジ軸穴と軸の嵌合精度によって決まる。この要求
を満足させる方式に、フランジと支持体との取り付けに
締まり嵌めや中間嵌め公差を用いた圧入があり、この方
法は、支持体とフランジの隙間が無いため、振れを少な
くする事が出来る。
とフランジギアの歯寸法精度等がある。この回転振れに
関して、感光体の支持体，フランジ，機器側軸の各寸法
精度に加え、支持体へのフランジの取り付け精度、及び
フランジ軸穴と軸の嵌合精度によって決まる。この要求
を満足させる方式に、フランジと支持体との取り付けに
締まり嵌めや中間嵌め公差を用いた圧入があり、この方
法は、支持体とフランジの隙間が無いため、振れを少な
くする事が出来る。
【０００４】前記のフランジは、感光体を機器のアース
と常時導通させる必要があるギア付きと、アースとの導
通の必要が無いギア無しの二種が有り、説明を簡潔にす
るため以下はギア無しとするが他方に関しても適用可能
なことは言うまでもない。図１０は従来品の構造図で、
円板部１５ｅ，軸穴部１５ｊと一体のフランジ１５の外
周部１５ｇを支持体１１の端部に圧入していた。この構
造は、圧入による外周部１５ｇの変形が円板部１５ｅを
伝わって軸穴部１５ｊを変形させる形状である。この軸
穴の変形量δとフランジの抜けトルクＴを次記の条件で
シミュレーションした結果、δ＝１２．６μｍ，Ｔ＝３
５Ｎ・ｃｍだった。
と常時導通させる必要があるギア付きと、アースとの導
通の必要が無いギア無しの二種が有り、説明を簡潔にす
るため以下はギア無しとするが他方に関しても適用可能
なことは言うまでもない。図１０は従来品の構造図で、
円板部１５ｅ，軸穴部１５ｊと一体のフランジ１５の外
周部１５ｇを支持体１１の端部に圧入していた。この構
造は、圧入による外周部１５ｇの変形が円板部１５ｅを
伝わって軸穴部１５ｊを変形させる形状である。この軸
穴の変形量δとフランジの抜けトルクＴを次記の条件で
シミュレーションした結果、δ＝１２．６μｍ，Ｔ＝３
５Ｎ・ｃｍだった。
【０００５】条件；アルミニユウム製の支持体の外径は
φ３０ｍｍ，内径はφ２８ｍｍで被圧入寸法はφ２８．
５７ｍｍ，ＡＢＳ樹脂製フランジの圧入外径はφ２８．
６４ｍｍであり、ヤング率とポアッソン比はアルミニユ
ウム６．８６５×１０10Ｐａと０．３３，ＡＢＳ樹脂は
５．６８８×１０9 Ｐａと０．３８を用いた。
φ３０ｍｍ，内径はφ２８ｍｍで被圧入寸法はφ２８．
５７ｍｍ，ＡＢＳ樹脂製フランジの圧入外径はφ２８．
６４ｍｍであり、ヤング率とポアッソン比はアルミニユ
ウム６．８６５×１０10Ｐａと０．３３，ＡＢＳ樹脂は
５．６８８×１０9 Ｐａと０．３８を用いた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】一般に、パーソナル機
は紙の搬送と感光体の回転を同期させるため、一つのモ
ータでその二つを駆動させる。モータへの負荷は紙の搬
送系及び感光体とクリーニングブレードとの摩擦であ
り、フランジ軸穴と軸の摩擦トルクは無視し得る量とし
て設計してきたが、使用中にモータの過負荷によって機
器が停止されてしまうことがあった。
は紙の搬送と感光体の回転を同期させるため、一つのモ
ータでその二つを駆動させる。モータへの負荷は紙の搬
送系及び感光体とクリーニングブレードとの摩擦であ
り、フランジ軸穴と軸の摩擦トルクは無視し得る量とし
て設計してきたが、使用中にモータの過負荷によって機
器が停止されてしまうことがあった。
【０００７】前記のシミュレーションの結果から従来の
フランジの構造は、圧入されると支持体からの圧力がフ
ランジ外周から円板部を伝わって軸穴部まで達し、軸穴
を内側へ変形させこの変形によって、軸との滑り性が悪
化して摩擦トルク増大，即ちモータ過負荷の原因になっ
ていたことが明確になった。この摩擦トルクの増大を避
ける為、フランジ軸穴と軸の嵌合公差を大きくすると感
光体の振れが大きくなって、また、軸穴の変形を避ける
ために感光体の支持体とフランジ外径の締まり嵌め公差
を小さくすると、圧入強度即ち感光体の支持体とフラン
ジとの空転や抜けが生じてしまう。
フランジの構造は、圧入されると支持体からの圧力がフ
ランジ外周から円板部を伝わって軸穴部まで達し、軸穴
を内側へ変形させこの変形によって、軸との滑り性が悪
化して摩擦トルク増大，即ちモータ過負荷の原因になっ
ていたことが明確になった。この摩擦トルクの増大を避
ける為、フランジ軸穴と軸の嵌合公差を大きくすると感
光体の振れが大きくなって、また、軸穴の変形を避ける
ために感光体の支持体とフランジ外径の締まり嵌め公差
を小さくすると、圧入強度即ち感光体の支持体とフラン
ジとの空転や抜けが生じてしまう。
【０００８】この発明の課題は、圧入によるフランジの
充分な強度，および感光体の回転振れ精度を保ちなが
ら、軸穴の摩擦トルクを増大させない電子写真用感光体
の提供である。
充分な強度，および感光体の回転振れ精度を保ちなが
ら、軸穴の摩擦トルクを増大させない電子写真用感光体
の提供である。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明は、円筒形感光
体支持体の開口端内面部に圧入される外周部と、中心に
あって感光体応用装置側の軸体が挿入される軸穴周部
と、両部を繋ぐリブ部と、からなるフランジを備える電
子写真用感光体において、前記圧入時に前記フランジの
外周部に加えられる応力を軸穴周部に伝えにくくするよ
うに前記感光体の開口端内面部、フランジの前記リブ
部、前記軸穴周部のいずれかが応力吸収構造を備えてい
る構造である。
体支持体の開口端内面部に圧入される外周部と、中心に
あって感光体応用装置側の軸体が挿入される軸穴周部
と、両部を繋ぐリブ部と、からなるフランジを備える電
子写真用感光体において、前記圧入時に前記フランジの
外周部に加えられる応力を軸穴周部に伝えにくくするよ
うに前記感光体の開口端内面部、フランジの前記リブ
部、前記軸穴周部のいずれかが応力吸収構造を備えてい
る構造である。
【００１０】請求項２の発明は、前記リブ部の応力吸収
構造が、圧入時に生じる応力の変位方向に対して角度付
きのリブ部材で構成されることを特徴とする請求項１に
記載の電子写真用感光体である。請求項３の発明は、前
記感光体支持体の開口端内面部、フランジの前記リブ
部、前記軸穴周部のいずれかの応力吸収構造が、前記圧
入時にフランジの外周部に加えられる応力を軸穴周部に
伝えにくくするように間隙部を備えていることを特徴と
する請求項１に記載の電子写真用感光体である。
構造が、圧入時に生じる応力の変位方向に対して角度付
きのリブ部材で構成されることを特徴とする請求項１に
記載の電子写真用感光体である。請求項３の発明は、前
記感光体支持体の開口端内面部、フランジの前記リブ
部、前記軸穴周部のいずれかの応力吸収構造が、前記圧
入時にフランジの外周部に加えられる応力を軸穴周部に
伝えにくくするように間隙部を備えていることを特徴と
する請求項１に記載の電子写真用感光体である。
【００１１】
【発明の実施の形態】この発明は、フランジ外周の圧入
により中心方向に向かう力を応力吸収構造によって軸穴
部の内周への影響をなくしたり、円板部やリブが内周へ
変位を直接伝えないように円板部やリブの端部のいずれ
かのフランジ面を感光体の支持体または機器の軸と非接
触にさせる構造である。
により中心方向に向かう力を応力吸収構造によって軸穴
部の内周への影響をなくしたり、円板部やリブが内周へ
変位を直接伝えないように円板部やリブの端部のいずれ
かのフランジ面を感光体の支持体または機器の軸と非接
触にさせる構造である。
【００１２】
実施例１：図１はこの発明の一例を示す一部断面の正面
図である。フランジ１は、外周部１ｇ，結合部１ｋ，軸
穴部１ｊからなり、結合部１ｋは外周部１ｇと軸穴部１
ｊを笠状に結合させている。このフランジ１の外周部１
ｇが支持体１１に圧入されて製品化される。この構造で
あれば、外周部１ｇが受ける圧入力は傾いた結合部１ｋ
によって低減されて軸穴部１ｊに伝えられ、軸穴をほと
んど変形させない。
図である。フランジ１は、外周部１ｇ，結合部１ｋ，軸
穴部１ｊからなり、結合部１ｋは外周部１ｇと軸穴部１
ｊを笠状に結合させている。このフランジ１の外周部１
ｇが支持体１１に圧入されて製品化される。この構造で
あれば、外周部１ｇが受ける圧入力は傾いた結合部１ｋ
によって低減されて軸穴部１ｊに伝えられ、軸穴をほと
んど変形させない。
【００１３】実施例２：図２はこの発明の一例を示す一
部断面の正面図である。フランジ２は外周部２ｇ，断面
がＶ形の結合部２ｋ，軸穴部２ｊからなる。このフラン
ジ２の外周部２ｇが支持体１１に圧入されて製品化され
る。この構造であれば、外周部２ｇが受ける圧入力は結
合部２ｋによって低減されて軸穴部２ｊに伝えられ、軸
穴をほとんど変形させない。
部断面の正面図である。フランジ２は外周部２ｇ，断面
がＶ形の結合部２ｋ，軸穴部２ｊからなる。このフラン
ジ２の外周部２ｇが支持体１１に圧入されて製品化され
る。この構造であれば、外周部２ｇが受ける圧入力は結
合部２ｋによって低減されて軸穴部２ｊに伝えられ、軸
穴をほとんど変形させない。
【００１４】実施例３：図３はこの発明の一例の、支持
体１１の中心に垂直な断面図である。フランジは、外周
部３ｇ，軸穴部３ｊとこの二つを巴状によって結合する
リブ３ｒで構成される。この外周部３ｇが支持体１１に
圧入されてフランジは支持体に固定されて製品化され
る。この構造であれば、外周部３ｇが受ける圧入力は巴
状のリブ３ｒによって軸穴部３ｊに低減されて伝えら
れ、軸穴をほとんど変形させない。
体１１の中心に垂直な断面図である。フランジは、外周
部３ｇ，軸穴部３ｊとこの二つを巴状によって結合する
リブ３ｒで構成される。この外周部３ｇが支持体１１に
圧入されてフランジは支持体に固定されて製品化され
る。この構造であれば、外周部３ｇが受ける圧入力は巴
状のリブ３ｒによって軸穴部３ｊに低減されて伝えら
れ、軸穴をほとんど変形させない。
【００１５】実施例４：図４はこの発明の一例を示す一
部断面の正面図である。フランジ４は、除去部４ｚが形
成された外周部４ｇ，円板部４ｅ，軸穴部４ｊで構成さ
れる。除去部４ｚは円板部４ｅに対応して形成され、こ
のフランジ４が支持体１１に圧入されて製品化される。
この構造であれば、外周部４ｇが受ける圧入力は除去部
４ｚによって円板部４ｅに直接伝わらないため、軸穴を
ほとんど変形させない。
部断面の正面図である。フランジ４は、除去部４ｚが形
成された外周部４ｇ，円板部４ｅ，軸穴部４ｊで構成さ
れる。除去部４ｚは円板部４ｅに対応して形成され、こ
のフランジ４が支持体１１に圧入されて製品化される。
この構造であれば、外周部４ｇが受ける圧入力は除去部
４ｚによって円板部４ｅに直接伝わらないため、軸穴を
ほとんど変形させない。
【００１６】実施例５：図５はこの発明の一例を示す一
部断面の正面図である。フランジ５は、除去部５ｚが形
成された外周部５ｇ，円板部５ｅ，軸穴部５ｊで構成さ
れる。除去部５ｚは円板部５ｅに対応して形成されてお
り、このフランジ５が支持体１１に圧入されて製品化さ
れる。この構造であれば、外周部５ｇが受ける圧入力は
円板部５ｅに直接伝わらないため、軸穴をほとんど変形
させない。
部断面の正面図である。フランジ５は、除去部５ｚが形
成された外周部５ｇ，円板部５ｅ，軸穴部５ｊで構成さ
れる。除去部５ｚは円板部５ｅに対応して形成されてお
り、このフランジ５が支持体１１に圧入されて製品化さ
れる。この構造であれば、外周部５ｇが受ける圧入力は
円板部５ｅに直接伝わらないため、軸穴をほとんど変形
させない。
【００１７】実施例６：図６はこの発明の一例の、支持
体１１の中心に垂直な断面図である。フランジ６は、リ
ブ６ｒに対応する除去部６ｚがある外周部６ｇ，複数の
リブ６ｒ，軸穴部６ｊにより構成される。そして、この
フランジ６が支持体１１に圧入されて製品化される。こ
の構造であれば、外周部６ｇが受ける圧入力はリブ６ｒ
に直接伝わらないため、軸穴をほとんど変形させない。
体１１の中心に垂直な断面図である。フランジ６は、リ
ブ６ｒに対応する除去部６ｚがある外周部６ｇ，複数の
リブ６ｒ，軸穴部６ｊにより構成される。そして、この
フランジ６が支持体１１に圧入されて製品化される。こ
の構造であれば、外周部６ｇが受ける圧入力はリブ６ｒ
に直接伝わらないため、軸穴をほとんど変形させない。
【００１８】実施例７：図７はこの発明の一例を示す一
部断面の正面図である。フランジ７は、外周部７ｇ，円
板部７ｋ，除去部７ｚが形成された軸穴部７ｊの構成で
ある。このフランジ７は支持体１１に圧入されて製品化
される。この構造であれば、外周部７ｇが受ける圧入力
は軸穴部７ｊに直接伝わらないため、軸穴をほとんど変
形させない。
部断面の正面図である。フランジ７は、外周部７ｇ，円
板部７ｋ，除去部７ｚが形成された軸穴部７ｊの構成で
ある。このフランジ７は支持体１１に圧入されて製品化
される。この構造であれば、外周部７ｇが受ける圧入力
は軸穴部７ｊに直接伝わらないため、軸穴をほとんど変
形させない。
【００１９】実施例８：図８はこの発明の一例を示す一
部断面の正面図である。フランジ８は外周部８ｇ，円板
部８ｅ，軸穴部８ｊで形成され、支持体１１ａの端部は
円板部８ｅに対する所に除去部１１ｚが形成されてい
る。このフランジ８が支持体１１ａに圧入されて製品化
される。この構造であれば、除去部１１ｚによって円板
部８ｅに対応する外周部８ｇは圧入力を直接に受けない
ため、軸穴部８ｊをほとんど変形させない。
部断面の正面図である。フランジ８は外周部８ｇ，円板
部８ｅ，軸穴部８ｊで形成され、支持体１１ａの端部は
円板部８ｅに対する所に除去部１１ｚが形成されてい
る。このフランジ８が支持体１１ａに圧入されて製品化
される。この構造であれば、除去部１１ｚによって円板
部８ｅに対応する外周部８ｇは圧入力を直接に受けない
ため、軸穴部８ｊをほとんど変形させない。
【００２０】実施例９：図９はこの発明の一例を示す一
部断面の正面図である。フランジ９を外周部９ｇ，円板
部９ｅ，軸穴部９ｊで構成させ、支持体１１ｂの、圧入
されるフランジ９の円板部９ｅが位置する所に除去部１
１ｙを形成させる。そして、フランジ９を支持体１１ｂ
に圧入させて製品化させる。この構造であれば、除去部
１１ｙに対応する外周部９ｇは圧入力を直接に受けない
ため、軸穴部９ｊをほとんど変形させない。
部断面の正面図である。フランジ９を外周部９ｇ，円板
部９ｅ，軸穴部９ｊで構成させ、支持体１１ｂの、圧入
されるフランジ９の円板部９ｅが位置する所に除去部１
１ｙを形成させる。そして、フランジ９を支持体１１ｂ
に圧入させて製品化させる。この構造であれば、除去部
１１ｙに対応する外周部９ｇは圧入力を直接に受けない
ため、軸穴部９ｊをほとんど変形させない。
【００２１】上記の実施例の１，４，７，８を、従来の
技術に記した計算と同条件にてシミュレーションした結
果、下記のように良い値を示した。 実施例１；δ＝１．７μｍ，Ｔ＝３３Ｎ・ｃｍ 実施例４；δ＝２．５μｍ，Ｔ＝３４Ｎ・ｃｍ 実施例７；δ＝１．０μｍ，Ｔ＝３３Ｎ・ｃｍ 実施例８；δ＝３．８μｍ，Ｔ＝３５Ｎ・ｃｍ そして、実施例８と従来例において、各１００本を圧入
し、ピンゲージによるチェックをした結果、圧入前に軸
穴の「通り」を確認して圧入後に通らなくなった本数が
実施例８は０本、従来例では７本と実際の現象をシミュ
レーション結果が示していることを確認した。
技術に記した計算と同条件にてシミュレーションした結
果、下記のように良い値を示した。 実施例１；δ＝１．７μｍ，Ｔ＝３３Ｎ・ｃｍ 実施例４；δ＝２．５μｍ，Ｔ＝３４Ｎ・ｃｍ 実施例７；δ＝１．０μｍ，Ｔ＝３３Ｎ・ｃｍ 実施例８；δ＝３．８μｍ，Ｔ＝３５Ｎ・ｃｍ そして、実施例８と従来例において、各１００本を圧入
し、ピンゲージによるチェックをした結果、圧入前に軸
穴の「通り」を確認して圧入後に通らなくなった本数が
実施例８は０本、従来例では７本と実際の現象をシミュ
レーション結果が示していることを確認した。
【００２２】なお、図３と図６、図６と図７などの組み
合わせも可能であることは言うまでも無い。
合わせも可能であることは言うまでも無い。
【００２３】
【発明の効果】この発明は、感光体のフランジの円板部
やリブは圧入偏位を伝え難い構造のため、圧入力が軸穴
部にほとんど影響せず、軸穴の変形による回転トルクへ
の支障を生じさせず、感光体の回転精度と圧入強度を確
保でき、モータの過負荷を生じさせない電子写真用感光
体を提供できる。
やリブは圧入偏位を伝え難い構造のため、圧入力が軸穴
部にほとんど影響せず、軸穴の変形による回転トルクへ
の支障を生じさせず、感光体の回転精度と圧入強度を確
保でき、モータの過負荷を生じさせない電子写真用感光
体を提供できる。
【００２４】請求項２の発明は、感光体のフランジの円
板部またはリブに圧入力が直接伝わらない構造のため、
圧入力が軸穴部にほとんど影響せず、軸穴の変形による
回転トルクへの支障を生じさせず、感光体の回転精度と
圧入強度を確保でき、円板部，リブの傾斜部も成形にて
製造できるため、価格を上昇させないで機能を確保でき
る。
板部またはリブに圧入力が直接伝わらない構造のため、
圧入力が軸穴部にほとんど影響せず、軸穴の変形による
回転トルクへの支障を生じさせず、感光体の回転精度と
圧入強度を確保でき、円板部，リブの傾斜部も成形にて
製造できるため、価格を上昇させないで機能を確保でき
る。
【００２５】請求項３の発明は、感光体のフランジの円
板部またはリブに圧入力が直接伝わらない構造のため、
圧入力が軸穴部にほとんど影響せず、軸穴の変形による
回転トルクへの支障を生じさせず、感光体の回転精度と
圧入強度を確保でき、必要により感光体の支持体を簡単
に加工するだけのため、わずかな価格上昇によって機能
を確保できる。
板部またはリブに圧入力が直接伝わらない構造のため、
圧入力が軸穴部にほとんど影響せず、軸穴の変形による
回転トルクへの支障を生じさせず、感光体の回転精度と
圧入強度を確保でき、必要により感光体の支持体を簡単
に加工するだけのため、わずかな価格上昇によって機能
を確保できる。
【図１】この発明の実施例１を示す一部断面の正面図
【図２】この発明の実施例２を示す一部断面の正面図
【図３】この発明の実施例３を示す側面の断面図
【図４】この発明の実施例４を示す一部断面の正面図
【図５】この発明の実施例５を示す一部断面の正面図
【図６】この発明の実施例６を示す側面の断面図
【図７】この発明の実施例７を示す一部断面の正面図
【図８】この発明の実施例７を示す一部断面の正面図
【図９】この発明の実施例９を示す一部断面の正面図
【図１０】従来の実施例を示す一部断面の正面図
１…フランジ，１ｇ…外周部，１ｊ…軸穴部，１ｋ…結
合部，２…フランジ，３ｚ…除去部，１１…支持体，１
１ａ…支持体，１１ｂ…支持体，１１ｚ…除去部，１５
…フランジ，１５ｅ…円板部，１５ｇ…外周部，１５ｊ
…軸穴部
合部，２…フランジ，３ｚ…除去部，１１…支持体，１
１ａ…支持体，１１ｂ…支持体，１１ｚ…除去部，１５
…フランジ，１５ｅ…円板部，１５ｇ…外周部，１５ｊ
…軸穴部
Claims (3)
- 【請求項１】円筒形感光体支持体の開口端内面部に圧入
される外周部と、中心にあって感光体応用装置側の軸体
が挿入される軸穴周部と、両部を繋ぐリブ部と、からな
るフランジを備える電子写真用感光体において、前記圧
入時に前記フランジの外周部に加えられる応力を軸穴周
部に伝えにくくするように前記感光体の開口端内面部、
フランジの前記リブ部、前記軸穴周部のいずれかが応力
吸収構造を備えていることを特徴とする電子写真用感光
体。 - 【請求項２】前記リブ部の応力吸収構造が、圧入時に生
じる応力の変位方向に対して角度付きのリブ部材で構成
されることを特徴とする請求項１に記載の電子写真用感
光体。 - 【請求項３】前記感光体支持体の開口端内面部、フラン
ジの前記リブ部、前記軸穴周部のいずれかの応力吸収構
造が、前記圧入時にフランジの外周部に加えられる応力
を軸穴周部に伝えにくくするように間隙部を備えている
ことを特徴とする請求項１に記載の電子写真用感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9783097A JPH10288917A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9783097A JPH10288917A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 電子写真用感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10288917A true JPH10288917A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14202646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9783097A Pending JPH10288917A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 電子写真用感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10288917A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012063962A1 (en) | 2010-11-12 | 2012-05-18 | Ricoh Company, Ltd. | Flange member, photosensitive drum, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method |
| JP2012103627A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Ricoh Co Ltd | フランジ部材、感光体ドラム、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
| JP2012103628A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Ricoh Co Ltd | フランジ部材、感光体ドラム、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
| JP2013020228A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-31 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム、画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9783097A patent/JPH10288917A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012063962A1 (en) | 2010-11-12 | 2012-05-18 | Ricoh Company, Ltd. | Flange member, photosensitive drum, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method |
| JP2012103627A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Ricoh Co Ltd | フランジ部材、感光体ドラム、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
| JP2012103628A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Ricoh Co Ltd | フランジ部材、感光体ドラム、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
| CN103299244A (zh) * | 2010-11-12 | 2013-09-11 | 株式会社理光 | 凸缘构件、感光鼓、处理盒、成像装置及成像方法 |
| AU2011327142B2 (en) * | 2010-11-12 | 2014-06-26 | Ricoh Company, Ltd. | Flange member, photosensitive drum, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method |
| KR101491494B1 (ko) * | 2010-11-12 | 2015-02-09 | 가부시키가이샤 리코 | 플랜지 부재, 감광 드럼, 프로세스 카트리지, 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법 |
| US9110438B2 (en) | 2010-11-12 | 2015-08-18 | Ricoh Company, Ltd. | Flange member, photosensitive drum, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method |
| CN103299244B (zh) * | 2010-11-12 | 2016-04-27 | 株式会社理光 | 凸缘构件、感光鼓、处理盒、成像装置及成像方法 |
| JP2013020228A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-31 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム、画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
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