JPH10287435A - 石英部材の成型装置および成型方法 - Google Patents

石英部材の成型装置および成型方法

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JPH10287435A
JPH10287435A JP9597197A JP9597197A JPH10287435A JP H10287435 A JPH10287435 A JP H10287435A JP 9597197 A JP9597197 A JP 9597197A JP 9597197 A JP9597197 A JP 9597197A JP H10287435 A JPH10287435 A JP H10287435A
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heating means
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泰忠 中川
Tetsuo Nishimura
哲郎 西村
Hirokazu Mamiya
弘和 間宮
Tomio Kin
富雄 金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡が実質的に存在せず、光学的精度が良好
かつ機械的強度の高い石英部材が得られる石英部材の成
型装置および成型方法を提供すること。 【解決手段】 石英の粉末などの原料12を連続的にる
つぼ11内部に供給し、この原料12を溶融してモール
ド17とマンドレル18の間から所定の形状で引き出し
て石英部材を連続的に形成する石英部材の成型装置10
において、るつぼ11内部に供給された原料12を加熱
溶融する第1の加熱手段15と、第1の加熱手段15に
より原料12の溶融された溶融ガラス14をさらに加熱
する第2の加熱手段16と、第2の加熱手段16によっ
て加熱され溶融ガラス14がるつぼ11から引き出され
る前に所定の流動抵抗を与える抵抗体19と、第1、第
2の加熱手段15,16による溶融ガラス14の加熱温
度および時間を制御する制御手段と、を具備することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石英ガラス管など
の石英部材を連続的に形成する石英部材の成型装置およ
び成型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石英ガラス管を連続的に形成する工程に
おいては、電気的に加熱した炉において高純度に精製さ
れた水晶や合成石英などの粉末を溶解させ、この粉末が
溶解するにつれて、炉の底に設けられた適当な形状の孔
を構成するモールドやマンドレルを通じて炉から所要の
形状のものが流れ落ちることにより、形成されている。
【0003】この石英ガラス管を連続的に形成する従来
の成型装置の構成を、以下に説明する。従来の成型装置
は、細長い円筒形状のるつぼを有しており、このるつぼ
内部には、上方に設けられた供給装置により、高純度に
精製された水晶や合成石英などの粉末が供給されるよう
になっている。
【0004】上記るつぼの底部には、モールドが設けら
れており、またこのモールドに連通するように、例えば
柱状のマンドレルが設けられている。このモールドおよ
びマンドレルによって上記るつぼ内部に存在する溶融ガ
ラスを所定の形状および肉厚に設定して、上記るつぼか
ら溶融ガラスとして押し出すことを可能としている。こ
のるつぼより流出した溶融ガラスは、上記モールドと連
結して設けられた流出配管内部を流出して、次工程へ向
かい送り出されるようになっている。
【0005】上記るつぼの外周部分には、このるつぼを
加熱するためのヒータが設けられている。このヒータ
は、上記るつぼの上部側を加熱する上部側ヒータ、およ
び上記るつぼの下部側を加熱する下部側ヒータとがそれ
ぞれ別個に設けられており、それぞれ例えば上部側ヒー
タでは1400℃、下部側ヒータでは1650℃に加熱
するようになっている。
【0006】このような連続形成装置を用いて石英ガラ
ス管を製造する場合、まず上方に設けられた供給装置に
よって水晶や合成石英の粉末などの原料が供給され、そ
して上部側ヒータおよび下部側ヒータの加熱により、上
記原料が溶融される。この場合、上記原料は例えば常圧
程度の所定圧力の水素雰囲気中で溶融されるようになっ
ている。この水素は、他の気体と比較して上記石英ガラ
スの溶融ガラスに溶けやすく、そのため上記るつぼはこ
の水素雰囲気で満たされた範囲内において溶融される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な成型装置により石英ガラス管を製作した場合、溶融ガ
ラス中に水素の気泡が含まれてしまい、この気泡の発生
を抑えるのは難しいものとなっている。また、水素雰囲
気中ではこの溶融ガラス中に所定濃度の水素が溶け込ん
でしまい、この溶け込んだ水素の濃度によっては気泡が
溶融ガラス中で溶けにくいものとなっている。この水素
の気泡が上記溶融ガラス中に入り込むと、そのまま上記
マンドレルとモールドの間から引き出され、この気泡が
変形して筋状に存在したまま製品である石英ガラス管の
内部に残留してしまう、といった不具合が生じている。
【0008】このような筋状の気泡が上記石英ガラス管
内部に存在すると、偏向性や光透過性が良好とならず、
光学的な精度が低下してしまうということがあり、さら
に気泡の存在により、機械的強度が低減する、というこ
とも生じている。
【0009】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、気泡が実質的に存在せ
ず、光学的精度が良好かつ機械的強度の高い石英部材が
得られる石英部材の成型装置および成型方法を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
石英の粉末などの原料を連続的にるつぼ内部に供給し、
この原料を溶融してモールドとマンドレルの間から所定
の形状で引き出して石英部材を連続的に形成する石英部
材の成型装置において、上記るつぼ内部に供給された原
料を加熱して溶融ガラスとする第1の加熱手段と、上記
第1の加熱手段により形成された溶融ガラスをさらに加
熱する第2の加熱手段と、上記るつぼ内部に設けられ、
上記第2の加熱手段によって加熱され溶融ガラスが上記
るつぼから引き出される前に所定の流動抵抗を与える抵
抗体と、上記第1、第2の加熱手段による溶融ガラスの
加熱温度および滞留時間を制御する制御手段と、を具備
することを特徴とする石英部材の成型装置である。
【0011】請求項2記載の発明は、上記るつぼ内部の
溶融ガラスの温度は、上記第1、第2の加熱手段により
略1000℃から略2000℃の範囲で温度変化を与え
て約7時間以上加熱することを特徴とする請求項1記載
の石英部材の成型装置である。
【0012】請求項3記載の発明は、上記抵抗体は、上
記るつぼ内部に複数個設けられたことを特徴とする請求
項1または請求項2記載の石英部材の連続形成装置であ
る。請求項4記載の発明は、上記第1の加熱手段と第2
の加熱手段の間には、第3の加熱手段が設けられ、この
第3の加熱手段は上記第1の加熱手段と第2の加熱手段
の間の温度に加熱することを特徴とする請求項1ないし
請求項3記載の石英部材の成型装置である。
【0013】請求項5記載の発明は、石英の粉末などの
原料を連続的にるつぼ内部に供給し、この原料を溶融し
て所定形状の石英部材を連続的に形成する石英部材の連
続形成方法において、上記るつぼ内部に原料を供給する
供給工程と、上記るつぼ内部に供給された原料を加熱し
て溶融ガラスとする溶融工程と、上記溶融ガラスをさら
に加熱する加熱工程と、上記溶融工程および加熱工程で
の加熱温度および滞留時間を制御する制御工程と、上記
制御工程で制御された溶融ガラスを所定の形状で引き出
す引き出し工程と、を具備したことを特徴とする石英部
材の成型方法である。
【0014】請求項1の発明によると、上記るつぼ内部
に供給された原料を加熱溶融する第1の加熱手段と、上
記第1の加熱手段により原料の溶融された溶融ガラスを
さらに加熱する第2の加熱手段と、上記第2の加熱手段
によって加熱された溶融ガラスが上記るつぼから引き出
される前に所定の流動抵抗を与える抵抗体と、上記第
1、第2の加熱手段による溶融ガラスの加熱温度および
時間を制御する制御手段が設けられた構成のため、上記
るつぼ内部で第1の加熱手段、および第2の加熱手段を
用いれば、制御手段により所定の温度差を与えることが
可能となっている。そのため、このるつぼ内部の温度差
を適宜の値に調整可能となっている。また、抵抗体がる
つぼ内部に設けられたことにより、上記るつぼ内部での
溶融ガラスの滞留時間を設定することが可能となる。
【0015】請求項2の発明によると、上記るつぼ内部
の溶融ガラスの温度は、上記第1、第2の加熱手段によ
り略1000℃から略2000℃の範囲で温度変化を与
えて約7時間以上過熱するため、上記原料のるつぼ内部
への供給部分が略1000℃となってこの溶融ガラス内
部へ周辺雰囲気ガスが溶け難くなり、また上記るつぼの
引き出し部分付近の温度が略2000℃となっているた
め、上記溶融ガラス中に気泡となって生じている気体が
より一層溶けやすいものとなる。また、上記るつぼの内
部で約7時間以上過熱するため、この溶融ガラス中に生
じている気泡を消滅させて内部に気泡等が残留していな
いガラス管を製造することが可能となる。
【0016】請求項3の発明によると、上記抵抗体は、
上記るつぼ内部に複数個設けられたため、るつぼ内部で
の溶融ガラスの滞留時間を長くすることが可能となる。
請求項4の発明によると、上記第1の加熱手段と第2の
加熱手段の間には、第3の加熱手段が設けられ、この第
3の加熱手段は上記第1の加熱手段と第2の加熱手段の
間の温度に溶融ガラスを加熱するため、この第3の加熱
手段の温度調整により一層溶融ガラス中の気泡を消去す
ることが可能となる。
【0017】請求項5の発明によると、上記るつぼ内部
に原料を供給する供給工程と、上記るつぼ内部に供給さ
れた原料を加熱して溶融ガラスとする溶融工程と、上記
溶融ガラスを更に加熱する加熱工程と、上記溶融工程お
よび加熱工程での加熱温度および滞留時間を制御する制
御工程と、上記加熱された溶融ガラスを所定の形状で引
き出す引き出し工程とを具備しているため、上記るつぼ
の内部で溶融された溶融ガラス内部に生じる気泡を適宜
消滅させることが可能となるとともに、上記るつぼ内部
の溶融ガラスから連続的に石英ガラス管を成型すること
が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1ないし図3に基づいて説明する。図1に示す
石英部材の成型装置10は、炉として例えば細長い円筒
形状のるつぼ11を有している。このるつぼ11は、例
えばタングステンやモリブテンのような耐火金属をその
材質として構成されている。
【0019】上記るつぼ11には、この内部を水素雰囲
気とするために図示しない閉塞空間を有している。この
閉塞空間は、例えばるつぼ11の上端に図示しない閉塞
蓋が取り付けられ、あるいはこのるつぼ11自体が図示
しない閉塞室内部に設けられることによって、この内部
に供給する水素が外方へ漏れないような構成となってい
る。このるつぼ11内部の水素雰囲気は、例えば大気圧
のような所定圧力に保たれるようになっている。
【0020】なお、このるつぼ11内部が満たされる水
素雰囲気は、例えば窒素やヘリウムなどとの混合ガスで
あっても構わない。上記るつぼ11の上方には、電気的
に加熱した炉において高純度に精製された水晶や合成石
英などの粉末の原料12を上記るつぼ11内部に供給を
可能とするように、所定の高さ位置に供給装置13が設
けられている。この供給装置13は、その形状を例えば
漏斗状等としており、上方の供給部に原料12を供給し
て、この下方に設けられた連通管によって上記るつぼ1
1内部の所定位置に上記原料12を供給することが可能
に設けられている。このるつぼ11内部への上記原料1
2の供給は、この原料12の自重により、あるいは供給
量を制御する制御手段により適宜調整されるようになっ
ている。
【0021】上記るつぼ11の上部側の所定位置には、
例えば誘導加熱コイルなどの電熱線からなる第1の加熱
手段としての上部ヒータ15aが設けられる。つまり、
この上部ヒータ15aは、上記供給装置13によって供
給される固体である水晶や合成石英などの原料12と、
この原料12が溶融した液体の溶融ガラス14との境界
部分にまたがって設けられる。
【0022】また上記るつぼ11の下方側の所定位置に
は、同じく第2の加熱手段である下部ヒータ15bが設
けられており、この下部ヒータ15bはるつぼ11内部
から溶融ガラス14が流出されるるつぼ11底部に位置
するようになっている。
【0023】上記コイル状の上部ヒータ15aおよび下
部ヒータ15bは、上記るつぼ11の外周を、例えば巻
回するように取り付けられており、このるつぼ11外周
に対応するるつぼ11内部側が、上部ヒータ15aおよ
び下部ヒータ15bによって所定の温度に調整できるよ
うになっている。
【0024】これら上部ヒータ15aおよび下部ヒータ
15bは、制御装置16に接続されている。この制御装
置16は、本実施の形態では上記上部ヒータ15aによ
り加熱される上記るつぼ11内部の原料と溶融ガラス1
4との境界部分の温度を略1000℃となるように制御
しており、一方、上記下部ヒータ15bにより加熱され
る上記るつぼ11内部から溶融ガラス14が流出される
部分であるるつぼ11底部の温度を略2000℃となる
ように制御している。
【0025】ここで本実施の形態では、上記下部ヒータ
15bは、65kWの発熱量を生じて上記るつぼ11の
底部付近の温度を略2000℃に維持可能としており、
また上記上部ヒータ15aは24kWの発熱量を生じ、
この上部ヒータ15aの発熱と上記下部ヒータ15bか
らの熱の伝達により、上記境界部分の温度を略1000
℃に維持可能としている。
【0026】なお、るつぼ11には上部ヒータ15aお
よび下部ヒータ15b以外にも、例えば図5に示すよう
に、上記上部ヒータ15aおよび下部ヒータ15bの間
に第3のヒータ15c等、複数のヒータを設ける構成と
しても良い。この場合、例えば上部ヒータ15aを11
kW、下部ヒータを53kW、第3のヒータを25kW
等、適宜の値に調整すれば、上記溶融ガラス14への水
素の気泡の溶解をより一層早く行うことができる構成と
なる。
【0027】上記るつぼ11の底部には、モールド17
が設けられている。このモールド17には、成型孔17
aが形成されており、上記溶融ガラス14がこのモール
ド17の有する所定の形状に応じて流出され、かつ製品
として製造される石英ガラス管の外面を成型する役割を
有している。
【0028】また、このモールド17の成型孔17aに
は、マンドレル18が設けられている。このマンドレル
18は、成型部と軸部とからなり、成型部が成形孔17
a内に位置するようになっている。またこの軸部は、上
端が図示されない固定壁などに取り付けられて、このマ
ンドレル18を支持するようになっている。このマンド
レル18の成型部は、石英ガラス管の内面を成型するも
のであり、そのため上記るつぼ11内部側では、所定の
内径を有する石英ガラス管を形成するように、上記モー
ルド17と向かい合う部分が太径となるように形成され
ている。
【0029】このマンドレル18は、上記るつぼ11の
底部で上記モールド17との間に所定間隔の隙間を生じ
させるようになっており、この隙間より上記溶融ガラス
14を下方に押し出して、中空状の石英ガラス管を形成
するようになっている。
【0030】上記るつぼ11内部の下方側には、図2に
示すように、内部の溶融ガラス14に対して流動抵抗を
与える抵抗体としてのバッフル19が設けられている。
このバッフル19は、上記るつぼ11の内径と係合する
大きさの円板状に形成されており、このバッフル19の
所定位置に複数の孔20が形成されている。この孔20
を通過すれば、上記るつぼ11内部で溶融ガラス14が
自重によって下方のモールド17側へ流出することが可
能となっているが、このバッフル20に形成された孔2
0の大きさは単位時間当たり所定量の溶融ガラス14の
み通過させる大きさに形成されているため、この孔20
の大きさによって滞留時間を設定できるようになってい
る。
【0031】ここで、上記孔20の大きさは、上記るつ
ぼ11内部に原料が投入されてから石英ガラスの溶融ガ
ラス14としてモールド17から流出するまで約7時間
となるように設定されている。
【0032】以上のような構成を有する石英部材の成型
装置10の作用について、以下に説明する。上記るつぼ
11は、この周囲が水素雰囲気中となるように設けられ
ている。この水素雰囲気は、他の気体と比較して、上記
溶融ガラス14中に溶けやすい性質を有しており、その
ため上記溶融ガラス14に気泡などが生じても、この溶
融ガラス14を加熱等すれば気泡などが比較的消滅され
易いものとなっている。
【0033】このような水素雰囲気中に設けられたるつ
ぼ11には、上方の供給装置13より、電気的に加熱し
た炉において高純度に精製された水晶や合成石英などの
粉末の原料12が供給される。ここで、上記原料12の
供給は、この原料12の自重を利用して自動的に行う場
合と、図示しない制御手段によりこのるつぼ11内部へ
の供給量を制御する場合とが存在する。
【0034】このようにして上記供給装置13から供給
された原料12は、上記るつぼ11への投入により上記
上部ヒータ15aによって温度が略1000℃となるま
で加熱され、それによって溶融ガラス14となる。この
場合、新たに溶融された液体である溶融液14と、固体
である原料12が投下される境界部分は、周囲の水素雰
囲気と接する。そのため、水素が気泡として上記溶融ガ
ラス14に含まれ、また上記溶融ガラス14中に所定の
濃度の水素が溶け込むこととなる。
【0035】しかしながら、従来の石英部材の成型装置
の境界部分の温度である、例えば略1400℃と比較し
て、この境界部分の温度が略1000℃と低い温度に設
けられているため、この境界部分で上記溶融ガラス14
に溶ける水素濃度を、従来の石英部材の成型装置と比較
して低くすることが可能となっている。
【0036】この水素の上記溶融ガラス14への溶解
は、この溶融ガラス14の成分と化学反応によって溶解
する場合と、この溶融ガラス14に物理的に溶解する場
合とが両方同時に発生する。ここで、境界部分の温度が
略1000℃と低い温度に設けられることは、物理的、
化学的な両面で上記溶融ガラス14中に溶ける水素濃度
を低くすることが可能となる。
【0037】ここで、一般に上記溶融ガラス14に溶け
込む水素の濃度を低減すれば、溶融ガラス14に水素の
気泡が含まれても、この気泡の溶融ガラス14への溶解
を比較的容易にすることが可能となっている。
【0038】ここで、るつぼ11内部での時間と温度変
化との関係を表すグラフを図3に示す。図3において
は、ケース1は従来の石英部材の成型装置のるつぼ内部
での温度変化の一例、ケース2は上部ヒータ15aと下
部ヒータ15bとを制御手段16で適宜の発熱量に制御
した場合のるつぼ11内部での温度変化の一例、ケース
3は上部ヒータ15aと下部ヒータ15bの間に第3の
ヒータ15cを設け、これらヒータ15a,15b,1
5cを制御手段16で適宜の発熱量に制御した場合のる
つぼ11内部での温度変化の一例をそれぞれ示すもので
ある。
【0039】また、上記ケース1からケース3までの時
間と気泡半径との関係を表すグラフを図4に示す。従来
のケース1では、図3より、上記るつぼ11に原料12
が供給されて少々時間が経過すると、この原料12の温
度が略1400℃となってこの原料12が溶融され、そ
して上記るつぼ11底部のモールド17付近でこの溶融
ガラス14の温度は、略1650℃まで加熱されてい
る。この場合、図4に示す気泡半径の変化のグラフよ
り、7時間後においても当初2.5mmの半径を有する
気泡は上記溶融ガラス14中では消滅しないものとなっ
ている。
【0040】このケース1と比較して、ケース2では原
料12の温度が略1000℃から略2000℃まで加熱
されるようになっており、この場合、原料12は略10
00℃では溶融されなく、図4より略1350℃付近で
溶融が開始されるようになっている。そしてこの場合、
上記るつぼ11内部で約6.5時間で溶融ガラス14中
の2.5mmの半径を有する気泡が消滅する。
【0041】このため、本発明のように原料12の供給
部分の温度を略1000℃、溶融ガラス14の流出部分
の温度を2000℃と制御することは、溶融ガラス14
中で気泡を消滅させるのに、効果的であるといえる。
【0042】さらにケース3では、上記ケース2と同様
に、原料12の供給部分の温度を略1000℃、溶融ガ
ラス14の流出部分の温度を2000℃と制御している
点では共通しているが、上記上部ヒータ15aと下部ヒ
ータ15bの間に第3のヒータを設け、この第3のヒー
タにより上記るつぼ11内部の上記上部ヒータ15aと
下部ヒータ15bの間の温度を略2000℃に近接させ
るようになっている。このため、上記るつぼ11での水
素の気泡の消滅をより一層効果的に行うことが可能とな
っている。この場合には、上記るつぼ11内部の2.5
mmの半径を有する気泡は、略4.5時間強で消滅す
る。
【0043】なお、本実施の形態では、ケース2では上
部ヒータ15aが24kW、下部ヒータ15bが65k
Wの発熱量を生じるものであり、ケース3では上部ヒー
タ15aが11kW、下部ヒータ15bが53kW、第
3のヒータが25kWの発熱量を生じるものである場合
を示している。
【0044】上記溶融ガラス14は、徐々にこのるつぼ
11の下方側に向かって流出されるようになっている。
ここで上記るつぼ11内部には、バッフル19が設けら
れているため、この内部での溶融ガラス14の滞留時間
が増加して約7時間程るつぼ11内部に存在することを
可能としている。そのため、水素の気泡が溶融ガラス1
4に存在する時間が長くなり、よって水素の気泡の寸法
が徐々に小さくなり、もしくは消滅する。
【0045】上記バッフル19に形成された孔20を通
過してモールド17に向かい流出された溶融ガラス14
は、このモールド17付近で上記下部ヒータ15bによ
って加熱され、この溶融ガラス14の温度が略2000
℃となるように維持される。ここで、溶融ガラス14中
の水素の気泡は、高温になればなる程溶融ガラス14に
溶解され易い。そのため、上記モールド17付近が略2
000℃に維持されることにより、この溶融ガラス14
中に水素が溶解し、気泡として残留し難く、残留しても
その気泡は微細化されてしまう。
【0046】つまり、光学的に影響がない大きさ程度、
かつ機械的強度に影響を与えない大きさ程度の気泡とし
て、上記溶融ガラス14中に存在するから、実用上、な
んら差し支えがない。
【0047】このような上記下部ヒータ15bの加熱に
より、気泡が消去された溶融ガラス14は、モールド1
7により外面側、マンドレル18により内面側が成型さ
れつつ、下方へ向かい流出されることとなる。
【0048】このようにして、ガラス管内部に気泡が残
留しない石英ガラス管を連続的に製造することが可能と
なっている。以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。
【0049】上記実施の形態においては、るつぼ11内
部にバッフル19を一つのみ設けた構成について説明し
たが、図6に示すように、バッフル19はこのるつぼ1
1内部に二つ以上設けられていても構わなく、この場合
には、上記るつぼ11内部での溶融ガラス14の滞留時
間を一層調整することが可能となっている。ここで、バ
ッフル19に形成された孔20の位置を、それぞれのバ
ッフル19でずらすことにより、上記溶融ガラス14の
滞留時間のばらつきを防止することが可能となる。
【0050】また上記実施の形態では、石英ガラス管を
連続的に形成する成型装置について述べたが、本装置の
適用範囲はこれに限られず、種々の製品の製造に適用可
能となっている。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、上記るつぼ内部に供給された原料を加熱溶
融する第1の加熱手段と、上記第1の加熱手段により原
料の溶融された溶融ガラスをさらに加熱する第2の加熱
手段と、上記第2の加熱手段によって加熱された溶融ガ
ラスが上記るつぼから引き出される前に所定の流動抵抗
を与える抵抗体と、上記第1、第2の加熱手段による溶
融ガラスの加熱温度および時間を制御する制御手段が設
けられた構成のため、上記るつぼ内部で第1の加熱手
段、および第2の加熱手段を用いれば、制御手段により
所定の温度差を与えることができる。そのため、このる
つぼ内部の温度差を適宜の値に調整可能となっている。
また、抵抗体がるつぼ内部に設けられたことにより、上
記るつぼ内部での溶融ガラスの滞留時間を延長させるこ
とができる。
【0052】請求項2記載の発明によると、上記るつぼ
内部の溶融ガラスの温度は、上記第1、第2の加熱手段
により略1000℃から略2000℃の範囲で温度変化
を与えて約7時間以上過熱するため、上記原料のるつぼ
内部への供給部分が低温の略1000℃となってこの溶
融ガラス内部へ周辺雰囲気が溶け難くなり、また上記る
つぼの引き出し部分付近の温度が高温の略2000℃と
なっているため、上記溶融ガラス中に気泡となって生じ
ている気体がより一層溶けやすいものとなる。また、上
記るつぼの内部で約7時間以上過熱するため、この溶融
ガラス中に生じている気泡を消滅させて内部に気泡等が
残留していないガラス管を製造することができる。
【0053】請求項3記載の発明によると、上記抵抗体
は、上記るつぼ内部に複数個設けられたため、るつぼ内
部での溶融ガラスの滞留時間を長くすることができる。
請求項4記載の発明によると、上記第1の加熱手段と第
2の加熱手段の間には、第3の加熱手段が設けられ、こ
の第3の加熱手段は上記第1の加熱手段と第2の加熱手
段の間の温度に溶融ガラスを加熱するため、この第3の
加熱手段の温度調整によりより一層溶融ガラス中の気泡
を消去することができる。
【0054】請求項5記載の発明によると、上記るつぼ
内部に原料を供給する供給工程と、上記るつぼ内部に供
給された原料を加熱して溶融ガラスとする溶融工程と、
上記溶融ガラスを更に加熱する加熱工程と、上記溶融工
程および加熱工程での加熱温度および時間を制御する制
御工程と、上記加熱された溶融ガラスを所定の形状で引
き出す引き出し工程とを具備しているため、上記るつぼ
の内部で溶融された溶融ガラス内部に生じる気泡を適宜
消滅させることが可能となるとともに、上記るつぼ内部
の溶融ガラスから連続的に石英ガラス管を成型すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる石英部材の成型
装置の構成を示す側断面図。
【図2】同実施の形態に係わるバッフルの形状を示す平
面図。
【図3】同実施の形態に係わるるつぼ内部における溶融
ガラスの温度と時間の変化の関係を示す図。
【図4】同実施の形態に係わるるつぼ内部における2.
5mmの水素の気泡の変化の状態を示す図。
【図5】本発明の石英部材の成型装置の構成の一変形例
を示す図。
【図6】本発明の石英部材の連続形成装置の構成の一変
形例を示す図。
【符号の説明】
10…石英部材の成型装置 11…るつぼ 12…原料 14…溶融ガラス 15…上部ヒータ 16…下部ヒータ 17…モールド 18…マンドレル 19…バッフル(抵抗体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間宮 弘和 山形県西置賜郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国製造所内 (72)発明者 金 富雄 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英の粉末などの原料を連続的にるつぼ
    内部に供給し、この原料を溶融してモールドとマンドレ
    ルの間から所定の形状で引き出して石英部材を連続的に
    形成する石英部材の成型装置において、 上記るつぼ内部に供給された原料を加熱して溶融ガラス
    とする第1の加熱手段と、 上記第1の加熱手段により形成された溶融ガラスをさら
    に加熱する第2の加熱手段と、 上記るつぼ内部に設けられ、上記第2の加熱手段によっ
    て加熱され溶融ガラスが上記るつぼから引き出される前
    に所定の流動抵抗を与える抵抗体と、 上記第1、第2の加熱手段による溶融ガラスの加熱温度
    および滞留時間を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする石英部材の成型装置。
  2. 【請求項2】 上記るつぼ内部の溶融ガラスの温度は、
    上記第1、第2の加熱手段により略1000℃から略2
    000℃の範囲で温度変化を与えて約7時間以上加熱す
    ることを特徴とする請求項1記載の石英部材の成型装
    置。
  3. 【請求項3】 上記抵抗体は、上記るつぼ内部に複数個
    設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の石英部材の連続形成装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の加熱手段と第2の加熱手段の
    間には、第3の加熱手段が設けられ、この第3の加熱手
    段は上記第1の加熱手段と第2の加熱手段の間の温度に
    加熱することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載
    の石英部材の成型装置。
  5. 【請求項5】 石英の粉末などの原料を連続的にるつぼ
    内部に供給し、この原料を溶融して所定形状の石英部材
    を連続的に形成する石英部材の成型方法において、 上記るつぼ内部に原料を供給する供給工程と、 上記るつぼ内部に供給された原料を加熱して溶融ガラス
    とする溶融工程と、 上記溶融ガラスをさらに加熱する加熱工程と、 上記溶融工程および加熱工程での加熱温度および滞留時
    間を制御する制御工程と、 上記制御工程で制御された溶融ガラスを所定の形状で引
    き出す引き出し工程と、 を具備したことを特徴とする石英部材の成型方法。
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