JPH1028712A - スチーム発生装置 - Google Patents

スチーム発生装置

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JPH1028712A
JPH1028712A JP20648096A JP20648096A JPH1028712A JP H1028712 A JPH1028712 A JP H1028712A JP 20648096 A JP20648096 A JP 20648096A JP 20648096 A JP20648096 A JP 20648096A JP H1028712 A JPH1028712 A JP H1028712A
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JP
Japan
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water
tank case
steam
cassette
steam generator
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JP20648096A
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English (en)
Inventor
Tsuneichi Inishi
常一 以西
Yoshimoto Hirai
義基 平井
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Corona Kogyo Corp
Original Assignee
Corona Kogyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スケールの堆積を少なくして、綺麗に使用で
きるようにする。スチーム発生量を定量化すると共に、
定量の水補給を簡単にする。 【解決手段】 スチーム発生装置は、本体に装着される
水カセット8と、水カセット8から排出される水を加熱
してスチームとする蒸気発生部9とを備える。定量の水
を補給する水カセット8は、タンクケース10に脱着自
在に装着される。タンクケース10は、水カセット8か
ら供給される水を蒸気発生部9に供給する。水カセット
8は、装着状態で上部に水室13を有し、下方に、通過
する水のスケール成分を除去する濾過材14を内蔵して
いる。水カセット8は、濾過材14を貫通して水室13
の上部まで延長される空気パイプ17を有する。タンク
ケース10の水面レベルが低下して、空気パイプ17の
下端から水室13に空気が流入されると、水室13の水
が濾過材14を通過してタンクケース10に供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、洗顔す
るときに、顔を蒸気で加温するスチーム発生装置に関す
る。ただし、本発明はスチーム発生装置の用途を特定せ
ず、たとえば、風邪等のときに、喉に蒸気を吸引する用
途等にも使用できる。
【0002】
【従来の技術】洗顔するときは、毛穴を大きく開くのが
よい。毛穴は加熱することによって、開かれる。顔に加
温された霧を噴霧して加熱する美顔器は開発されている
(実公昭53−35073号公報、実公昭53−431
07号公報)。これ等の美顔器は、水を霧状に噴霧して
加熱し、あるいは、水を加熱して蒸気を発生させてい
る。これ等の美顔器を使用して顔の毛穴を開き、その
後、洗顔すると理想的な状態で洗顔できる。
【0003】洗顔に使用するスチーム発生装置は、洗顔
装置に一体化して便利に使用できる。本発明者は、スチ
ーム発生装置を組み込んだ、図1に示す装置を開発し
た。この装置は、水カップ1に脱着自在にスチームカバ
ー2を装着し、スチームカバー2に加熱ケース4を設
け、この加熱ケース4にヒータ3を内蔵させている。こ
の洗顔装置は下記のようにして使用する。 水カップ1に所定量の水を入れる。 スチームカバー2を水カップ1に装着して、水カッ
プ1内の水を流入口4Aから小さい加熱ケース4の内部
に流入させる。 加熱ケース4のヒータ3に通電する。ヒータ3は加
熱ケース4内の水を加熱して、これを沸騰させて蒸気を
発生させる。加熱ケース4で発生した蒸気は、蒸気出口
4Bから水カップ1内に流出し、水カップ1内は蒸気で
充満される。この状態で、スチームカバー2のスチーム
穴2Aに顔をあてると、顔は蒸気で加温される。 一定の時間、顔を蒸気で加温した後、ヒータ3の通
電を停止する。 スチームカバー2を水カップ1から取り外す。この
時、加熱ケース4に残留する温水は水カップ1内に流出
する。 送風機5を運転して、気泡発生部材6に加圧空気を
圧送する。気泡発生部材6から噴出される空気は、水カ
ップ1内の水中に無数の気泡を発生させる。この状態で
水カップ1の水に顔をつけると、顔は気泡でもって洗浄
される。 洗顔を完了した後、水カップ1内の水を捨てる。 以上の状態で使用されるこの発明の洗顔装置は、水カッ
プ1の水を、蒸気発生用の水と、洗顔用の水の両方に利
用するので、便利に使用できる特長がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示す装置は、使用するにしたがって、ヒータや加熱ケー
スにスケールが堆積する欠点がある。スケールは、水に
含まれるカルシウムやマグネシウム等の金属が析出した
もので、非常に硬く付着するので、簡単に除去できな
い。スケールが付着すると、熱効率が低下するばかりで
なく、汚れて綺麗に使用できなくなる欠点がある。
【0005】さらに、図1に示す装置は、スチーム発生
量を定量化させるのが難しい欠点もある。それは、水カ
ップに蓄えられる多量の水を加熱してスチームとするの
で、極めて長い時間スチームを発生させても、水量がそ
れほど少なくならないからである。スチーム発生装置
は、洗顔前に顔を加熱するにしても、また喉に吸引させ
るにしても、定量化させるのが望ましい。図1の装置
で、スチームの発生量を定量化させるには、時計等を使
用して、使用時間を計測する必要があって手間がかかる
欠点がある。
【0006】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、ス
ケールの堆積を少なくして、綺麗に使用できると共に、
スチーム発生量を定量化できるスチーム発生装置を提供
することにある。
【0007】さらに、本発明の他の大切な目的は、定量
の水補給を簡単にできるスチーム発生装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスチーム発生装
置は、本体に脱着自在に装着される水カセット8と、こ
の水カセット8から排出される水を加熱してスチームと
する蒸気発生部9とを備え、水カセット8が下記の独特
の構造で水を蒸気発生部9に供給するように構成されて
いる。 (a) 定量の水を補給する水カセット8は、上方を開
口しているタンクケース10に脱着自在に装着されてい
る。 (b) タンクケース10は、ここに供給される水を加
熱して蒸気にするために、蒸気発生部9に連結されてお
り、水カセット8から供給される水を蒸気発生部9に供
給する。 (c) 水カセット8は、タンクケース10に装着され
た状態で、上部に水室13を有し、この水室13の下方
には、水室13の水を通過させてスケール成分を除去し
てタンクケース10に供給する濾過材14を内蔵してい
る。 (d) 水カセット8は、濾過材14を貫通して水室1
3の上部まで延長される空気パイプ17を有する。 (e) タンクケース10の水面レベルが低下して、空
気パイプ17の下端から水室13に空気が流入される
と、水室13の水が濾過材14を通過してタンクケース
10に供給されるように構成されている。
【0009】さらに、本発明の請求項2に記載するスチ
ーム発生装置は、空気パイプ17に、水カセット8をタ
ンクケース10に装着すると開弁し、水カセット8をタ
ンクケース10から外すと閉弁される開閉弁16を設け
ている。開閉弁16は、水カセット8に水を補給して、
タンクケース10に装着するときに、水が漏れるのを防
止する。
【0010】さらに、本発明の請求項3のスチーム発生
装置は、開閉弁16を、空気パイプ17の上端を閉塞す
る弁体18と、この弁体18に連結されて、空気パイプ
17に挿入されているロッド19と、このロッド19を
弾性的に下方に押圧するスプリング20とで構成する。
この開閉弁16は、水カセット8がタンクケース10に
装着されると、タンクケース10に固定された押圧部2
1でロッド19が押し上げられ、弁体18を空気パイプ
17から離して開閉弁16を開弁するように構成してい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのスチーム発生装置を例示
するものであって、本発明はスチーム発生装置を下記の
ものに特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】図2と図3に示すスチーム発生装置は、洗
顔装置を一緒に組み込んでいる。洗顔装置は、図4の概
略断面図に示すように、上方を開口している水カップ1
と、この水カップ1の底に配設されている気泡発生部材
6と、この気泡発生部材6に空気を圧送する送風機5と
を備え、この洗顔装置の本体に、スチーム発生装置を内
蔵させている。
【0014】水カップ1は、透明のプラスチック製で、
1〜5リットルの水を収納でき、しかも入れた水が漏れ
ない水密性を有する。水カップ1の上方は、水に顔を浸
漬できる大きさ、すなわち内部に顔を入れることのでき
る大きさに開口され、底部の開口部には、板状の気泡発
生部材6を水密に固定している。
【0015】気泡発生部材6は、これを貫通して空気が
透過できるように、例えば、無機質の粉体、あるいは、
金属性の粒体を、微細な隙間ができる状態に焼結したも
のである。気泡発生部材6は、裏面から上面に空気を透
過させて、上面から水中に空気を噴射して気泡を発生さ
せる。気泡発生部材6の裏面は、ダクト7を介して送風
機5の吹出側に連結されている。
【0016】ダクト7は、気泡発生部材6を逆流する水
が、送風機5に流入しないように、水カップ1の上縁ま
で立ち上がる上昇部を介して送風機5に連結されてい
る。
【0017】さらに、洗顔装置は、気泡発生部材6から
発生する気泡量を調節する調節ツマミ25を本体の上部
に設けている。調節ツマミ25は、図5に示すように、
洗顔装置内部に配設されたバイパス路26を介して、送
風機5に連結されている。調節ツマミ25は、空気路2
7を有し、調節ツマミ25を回動させることにより、こ
こから外部に放出される空気量を調節する。すなわち、
調節ツマミ25は、送風機5から気泡発生部材6に送ら
れる空気の圧力を調節して、気泡発生部材6から発生す
る気泡量を調節できる。
【0018】スチーム発生装置は、本体に脱着自在に装
着されるの水カセット8と、この水カセット8から排出
される水を加熱してスチームとする蒸気発生部9と、こ
の水カセット8を脱着自在に装着する上方開口のタンク
ケース10とを備える。
【0019】タンクケース10は、上方を開口する円筒
状で、底を蒸気発生部9に連結しており、水カセット8
から供給される水を蒸気発生部9に供給する。タンクケ
ース10は、水カセット8から定量の水が供給されて、
常に一定レベルの水面に保持される。タンクケース10
と蒸気発生部9の水面レベルはほぼ同じに保持される。
蒸気発生部9に一時に多量の水が供給されると、ヒータ
11は短時間で水を蒸気にできない。蒸気発生部9がほ
とんど瞬時に水を蒸気に加熱するために、タンクケース
10は、蒸気発生部9に供給する水量を調整する。タン
クケース10が、蒸気発生部9に供給する水量を調整す
るために、タンクケース10は常に一定の水面レベルに
保持される。このことを実現するために、水カセット8
は、タンクケース10の水面が設定値よりも低いときに
水を供給し、水面が設定値よりも高いときは、水を供給
しない。タンクケース10と蒸気発生部9とは、逆U字
状のサイフォン管12で連結されている。
【0020】水カセット8は、タンクケース10に装着
された状態で、上部に水室13を有し、この水室13の
下方には、水室13の水を通過させてタンクケース10
に供給する濾過材14を内蔵している。水カセット8
は、図6に示すように、上下を開口している円筒ケーシ
ング8Aと、この円筒ケーシング8Aに脱着できるが水
密に装着されるキャップ8Bとからなる。この水カセッ
ト8は、円筒ケーシング8Aから外したキャップ8Bに
水を入れ、これを円筒ケーシング8Aに挿入した後、上
下を反転してタンクケース10に装着する。
【0021】キャップ8Bは、プラスチックで一端を閉
塞する円筒状に成形している。キャップ8Bは、たとえ
ば、約100ccの水を補給できる内容積に設計され
る。キャップ8Bは、円筒ケーシング8Aの内側に水密
に挿入できるように、図7の断面図に示すように、外径
を円筒ケーシング8Aの内径にほぼ等しくして、先端部
の外周に設けた溝にOリング15を入れ、このOリング
15で円筒ケーシング8Aに水密に装着される。
【0022】円筒ケーシング8Aは、タンクケース10
に装着する状態で、下部に濾過材14を充填している。
濾過材14は、ここを通過する水に含まれるスケール成
分を除去するもので、たとえば、イオン交換樹脂や、活
性炭等が使用できる。濾過材14は、粒状のものと、一
定の形状に成形したものが使用される。粒状の濾過材1
4を充填する円筒ケーシング8Aは、濾過材14が漏れ
ないように、下端と中間に網材24を張設して、網材2
4の内側に濾過材14を充填している。
【0023】円筒ケーシング8Aは、中心に開閉弁16
を構成する空気パイプ17を配設している。空気パイプ
17は、濾過材14を貫通して、円筒ケーシング8Aの
下端からキャップ8Bの上部まで延長される。空気パイ
プ8Aは、キャップ8Bの内部に形成される水室13に
空気を供給する。水室13に空気が供給されると、ここ
に蓄えられる水は、濾過材14を通過して円筒ケーシン
グ8Aの下端から排出される。水室13に空気が供給さ
れないと、水室13が気密に密閉されるので、水は濾過
材14を通過して円筒ケーシング8Aから排出されな
い。空気パイプ17は、下端をテーパー状にして開口面
積を大きくしている。下端の開口面積が小さいと、空気
パイプ17の下端が水で閉塞されて、空気パイプ17か
ら空気を水室13に供給できなくなるからである。
【0024】空気パイプ17の下端は、タンクケース1
0の水面レベルを決定する。タンクケース10の水面
が、空気パイプ17の下端よりも低くなると、空気パイ
プ17が水室13に空気を供給し、水面が空気パイプ1
7の下端よりも高くなると、空気パイプ17の下端が水
で閉塞されて水室13に空気が供給されないからであ
る。空気パイプ17の下端は、円筒ケーシング8Aの下
端面よりも数mm高く設定される。タンクケース10の
底部に、数mmの深さに水を蓄えるためである。
【0025】空気パイプ17の下端に空気を供給するた
めに、水カセット8とタンクケース10との間には、空
気の通過できる隙間を設けている。さらに、円筒ケーシ
ング8Aの下端部は、図6と図7に示すように、複数の
脚8aを突出させて、円筒ケーシング8Aの内側に空気
が流入するようにしている。
【0026】空気パイプ17は、水カセット8をタンク
ケース10に装着したときに開弁し、水カセット8をタ
ンクケース10から外すと閉弁する開閉弁16を構成す
る。開閉弁16は、空気パイプ17の上端を閉塞する弁
体18と、この弁体18に連結されて、空気パイプ17
に挿入されているロッド19と、このロッド19を弾性
的に下方に押圧して、弁体18を空気パイプ17の上端
に密着させるスプリング20とを備える。この開閉弁1
6は、スプリング20がロッド19を介して弁体18を
空気パイプ17に押圧して閉弁される。図7に示すよう
に、水カセット8がタンクケース10に装着されると、
タンクケース10に固定された押圧部21がロッド19
を押し上げて、弁体18を空気パイプ17から離して開
弁する。
【0027】弁体18は、円筒状の空気パイプ17の上
端を、隙間なく気密に閉塞できるように、天然または合
成ゴムで円錐状に成形される。ロッド19は、下端のス
プリング20が弁体18を牽引する状態で、弁体18が
空気パイプ17の上端を閉塞できる長さに設計される。
ロッド19の下端には、タンクケース10の押圧部21
に押圧されるように、円柱状のゴム製鍔22を固定して
いる。
【0028】弁体18が空気パイプ17の上端から離れ
て、開閉弁16が開弁されると、水カセット8からタン
クケース10に水が補給される状態となり、タンクケー
ス10には一定の水面レベルに水が蓄えられる。
【0029】タンクケース10の水は、サイフォン管1
2で蒸気発生部9に流入される。蒸気発生部9は、図7
ないし図9で示すように、供給される水を一時蓄えて加
熱する加熱室28と、水を加熱して蒸気にするヒータ1
1とを備えている。加熱室28は、サイフォン管12の
排出部の上側に配設されて、水を蒸発させるボイラー部
である。加熱室28は、図9に示すように、ボイラー本
体29の内部に設けられ、両側面をヒータ11で密閉さ
れている。ボイラー本体29とヒータ11は、挟着ネジ
30を介して連結されている。ボイラー本体29とヒー
タ11は、接触面にパッキン31を挟着して、水密に連
結されている。この構造の加熱室28は、水が直接に側
面のヒータ11に接触するため、効率よく水を加熱でき
る特長がある。ただ、加熱室は、密閉されたボイラー本
体でタンクを形成し、タンクの外周をヒータに接触させ
て加熱することもできる。
【0030】加熱室28は、図9に示すように、流入路
32を介してサイフォン管12に連結されている。サイ
フォン管12から供給された水は、この図において、左
右に二分岐された流入路32を通って加熱室28に流入
される。加熱室28に蓄えられた水は、ヒータ11によ
って加熱されて、蒸気となって排出される。加熱室28
内の水は、タンクケース10の水面と同一水面に保持さ
れる。したがって、ヒータ11が水を蒸気にして、水が
少なくなって加熱室28内の水面レベルが低下すると、
タンクケース10から水が補給される。
【0031】蒸気発生部9は、スチームノズル23に連
結されている。図3のスチーム発生装置は、本体の上部
にスチームノズル23を設けている。スチームノズル2
3は、図10の矢印で示すように、開閉自在な構造とな
っている。この構造のスチームノズル23は、図11に
示すように、開いた状態でスチームを噴射する。スチー
ムノズル23から放出されるスチームは、顔等を加温す
る。
【0032】さらに、スチーム発生装置は、図5に示す
ように、スチームノズル23の開閉に連動して、ヒータ
11をON、OFFするリミットスイッチ33を内蔵し
ている。リミットスイッチ33は、スチームノズル23
が開かれた状態でONとなり、ヒータ11に通電する。
スチームノズル23が閉じられると、リミットスイッチ
33はOFFとなって、ヒータ11には通電されなくな
り、スチームノズル23からスチームが噴射されなくな
る。このように、リミットスイッチ33を内蔵するスチ
ーム発生装置は、スチームノズル23を閉じた状態で、
ヒータ11をOFFとするため、内部にスチームが充満
することなく安全に使用できる特長がある。
【0033】以上の構造のスチーム発生装置は、下記の
ようにして使用する。 (1) 水カセット8をタンクケース10から取り出す。 (2) 水カセット8のキャップ8Bを外して、ここに水
を補給する。 (3) キャップ8Bを円筒ケーシング8Aに挿入して、
水カセット8の水室13に水を補給する。 (4) 水カセット8をタンクケース10に装着する。 (5) タンクケース10に装着された水カセット8は、
弁体18が押し上げられて、開閉弁16が開弁される。 (6) 開閉弁16が開かれると、空気パイプ17を通過
して水室13に空気が供給され、水室13の水が、濾過
材14を通過してタンクケース10に流下する。 (7) タンクケース10の水面が上昇して、空気パイプ
17の下端まで到達すると、空気パイプ17が水面で閉
塞され、空気パイプ17は水室13に空気を供給しなく
なる。このため、水室13が気密に閉塞された状態とな
り、水は濾過材14を流下しなくなる。したがって、タ
ンクケース10の底部に一定の水面レベルで水が蓄えら
れる。 (8) タンクケース10の水は、サイフォン管12を通
過して蒸気発生部9に流入される。 (9) 蒸気発生部9の加熱室28に流入された水は、ヒ
ータ11に加熱されて蒸気となり、スチームノズル23
から放出される。 (10) 加熱室28内の水が少なくなって、水面レベルが
低下すると、タンクケース10の水面も低下する。サイ
フォン管12で連結されているからである。 (11) タンクケース10の水面が低下すると、空気パイ
プ17の下端が水面から離れ、空気パイプ17を通過し
て、水室13に空気が補給される。 (12) 水室13に供給される空気は、水室13の水を、
濾過材14を通過してタンクケース10に流下させる。
したがって、タンクケース10の水面が上昇する。 (13) タンクケース10の水面が上昇すると、空気パイ
プ17の下端が閉塞されて、水室13から水が補給され
なくなるとともに、サイフォン管12を通過して、加熱
室28に水が補給される。この状態が繰り返されて、タ
ンクケース10と加熱室28は、同一水面レベルに保持
され、ヒータ11が水を蒸気にしてスチームノズル23
から放出する。 (14) 水室13の水がなくなると、スチームノズル23
は蒸気を放出しなくなる。ヒータ11は、たとえば、約
100ccの水を、約10分間蒸気として放出する。
【0034】スチーム発生装置は、以上のようにして顔
の加温に使用する。図3に示す装置は、洗顔装置を一体
構造としている。この装置は、蒸気で顔を加熱して、皮
膚の毛穴を開いた後、洗顔装置の送風機5を運転し、気
泡発生部材6に加圧空気を圧送して、気泡発生部材6か
ら空気を噴出させて、水カップ1内の水中に無数の気泡
を発生させ、水カップ1の水に顔をつけて、顔を気泡で
洗浄できる。
【0035】
【発明の効果】本発明のスチーム発生装置は、ヒータに
堆積するスケールを少なくして、綺麗に使用できる。そ
れは、水カセットに濾過材を充填し、この濾過材を通過
させた水をヒータで加熱して蒸気にするからである。さ
らに、本発明のスチーム発生装置は、スチーム発生量を
定量化できる特長もある。それは、水室に所定量の水を
補給した水カセットを本体のタンクケースに装着し、水
室の水をヒータで加熱して蒸気とするからである。
【0036】さらに、本発明の請求項2のスチーム発生
装置は、水カセットに開閉弁を設け、水カセットを本体
から外した状態では、開閉弁を閉塞し、水カセットをタ
ンクケースに装着したときに、開閉弁を開弁するように
構成しているので、本体から外して水を補給した水カセ
ットをタンクケースに装着するときに、水カセットから
水が漏れることがなく、便利に水カセットを装着できる
特長がある。
【0037】さらに、本発明の請求項3に記載するスチ
ーム発生装置は、水カセットをタンクケースに装着する
と、ロッドに押されて空気パイプ先端を閉塞する弁体を
開弁し、水カセットをタンクケースから外すと、弁体が
空気パイプを閉塞するので、簡単な構造で、水カセット
の開閉弁を理想的な状態に開閉できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明者が先に発明したスチーム発生装置を組
み込んだ洗顔装置の断面図
【図2】本発明の実施例にかかる洗顔装置を組み込んだ
スチーム発生装置の斜視図
【図3】図2に示す装置の水カセットを取り外した状態
を示す斜視図
【図4】図2に示す装置の概略断面図
【図5】図2に示す装置の縦断面図
【図6】図3に示す水カセットの分解斜視図
【図7】図2に示す装置の横断面図
【図8】図7に示す装置の蒸気発生部の拡大断面図
【図9】図8に示す蒸気発生部のA−A線断面図
【図10】本発明の実施例にかかるスチームノズルが開
閉する状態を示す斜視図
【図11】本発明の実施例にかかるスチームノズルから
スチームを噴射する状態を示す斜視図
【符号の説明】
1…水カップ 2…スチームカバー 2A…スチーム穴 3…ヒータ 4…加熱ケース 4A…流入口 4
B…蒸気出口 5…送風機 6…気泡発生部材 7…ダクト 8…水カセット 8A…円筒ケーシング 8
B…キャップ 8a…脚 9…蒸気発生部 10…タンクケース 11…ヒータ 12…サイフォン管 13…水室 14…濾過材 15…Oリング 16…開閉弁 17…空気パイプ 18…弁体 19…ロッド 20…スプリング 21…押圧部 22…鍔 23…スチームノズル 24…網材 25…調節ツマミ 26…バイパス路 27…空気路 28…加熱室 29…ボイラー本体 30…挟着ネジ 31…パッキン 32…流入路 33…リミットスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に脱着自在に装着される水カセット
    (8)と、この水カセット(8)から排出される水を加熱して
    スチームとする蒸気発生部(9)とを備え、水カセット(8)
    が下記の構造で水を蒸気発生部(9)に供給するように構
    成されてなるスチーム発生装置。 (a) 水カセット(8)は、上方を開口しているタンク
    ケース(10)に脱着自在に装着されている。 (b) タンクケース(10)は、蒸気発生部(9)に連結さ
    れており、水カセット(8)から供給される水を蒸気発生
    部(9)に供給する。 (c) 水カセット(8)は、タンクケース(10)に装着さ
    れた状態で、上部に水室(13)を有し、この水室(13)の下
    方には、水室(13)の水を通過させてタンクケース(10)に
    供給する濾過材(14)を内蔵している。 (d) 水カセット(8)は、濾過材(14)を貫通して水室
    (13)の上部まで延長される空気パイプ(17)を有する。 (e) タンクケース(10)の水面レベルが低下して、空
    気パイプ(17)の下端から水室(13)に空気が流入される
    と、水室(13)の水が濾過材(14)を通過してタンクケース
    (10)に供給されるように構成されている。
  2. 【請求項2】 空気パイプ(17)に、水カセット(8)をタ
    ンクケース(10)に装着すると開弁し、水カセット(8)を
    タンクケース(10)から外すと閉弁される開閉弁(16)が設
    けられている請求項1に記載されるスチーム発生装置。
  3. 【請求項3】 開閉弁(16)が空気パイプ(17)の上端を閉
    塞する弁体(18)と、この弁体(18)に連結されて、空気パ
    イプ(17)に挿入されているロッド(19)と、このロッド(1
    9)を弾性的に下方に押圧するスプリング(20)とを備え、
    水カセット(8)がタンクケース(10)に装着されると、タ
    ンクケース(10)に固定された押圧部(21)がロッド(19)を
    押し上げて、弁体(18)を空気パイプ(17)から離して開閉
    弁(16)を開弁するように構成されてなる請求項2に記載
    されるスチーム発生装置。
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