JPH10286028A - 育苗箱並列敷設装置 - Google Patents

育苗箱並列敷設装置

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JPH10286028A
JPH10286028A JP11184397A JP11184397A JPH10286028A JP H10286028 A JPH10286028 A JP H10286028A JP 11184397 A JP11184397 A JP 11184397A JP 11184397 A JP11184397 A JP 11184397A JP H10286028 A JPH10286028 A JP H10286028A
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traveling
seedling
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Yoshio Tate
芳夫 館
Michio Tezuka
道夫 手塚
Takashi Komura
孝 小村
Junichi Kanzaki
淳一 神崎
Hiroshi Akisawa
博 秋沢
Kenji Kuroda
健二 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 載置場への育苗箱の載置作業の容易化、レー
ルの左右両側の育苗箱の並列、載置スペースの有効利
用、作業スペースの縮小化、踏み板の上下機構の簡素
化、上下調節の不要な踏み板の提供、走行枠体に掛かる
重量負担の軽減、全体の軽量化、作業の容易化。 【構成】 載置場1のレール2上を走行する走行枠体4
により育苗箱Aを載置場1に敷設する。前記走行枠体4
には、自力走行自在の踏み板用走行枠体86を連結す
る。踏み板用走行枠体86には育苗箱Aの上面に当接す
る作業位置と上面より退避する移動位置の間移動する踏
み板89を設けた育苗箱並列敷設装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱並列敷設装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開平8−322388号公
報には、載置場に設けた前後方向のレール上に前後移動
可能に走行枠体を設置し、該走行枠体に複数供給した育
苗箱を載置場に敷設するように構成した並列敷設装置に
おいて、前記走行枠体の進行方向の後側には、踏み板を
モータにより上下するように設けた育苗箱並列敷設装置
について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、踏
み板をモータにより上下させる構成のため、構造が複雑
で、コストが高く、また、踏み板の上下間隔を変更する
のも容易でないという課題がある。本発明は、上下する
踏み板を簡単に設けると共に、走行枠体に掛かる重量負
担も軽減させて、全体の軽量化、作業の容易化を図った
ものである。
【0004】
【発明の目的】載置場への育苗箱の載置作業の容易化、
レールの左右両側の育苗箱の並列、載置スペースの有効
利用、作業スペースの縮小化、踏み板の上下機構の簡素
化、上下調節の不要な踏み板の提供、走行枠体に掛かる
重量負担の軽減、全体の軽量化、作業の容易化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、載置場1に設
けた前後方向のレール2上に前後移動可能に走行枠体4
を設置し、該走行枠体4に複数供給した育苗箱Aを載置
場1に敷設するように構成した並列敷設装置において、
前記走行枠体4の進行方向の後方には、左右一対の踏み
板用走行車輪92を有して自力走行自在の踏み板用走行
枠体86を連結し、該踏み板用走行枠体86には前記載
置場1に敷設された育苗箱Aの上面に当接する作業位置
と前記育苗箱Aの上面より上方に退避する移動位置の間
移動する踏み板89を設けた育苗箱並列敷設装置とした
ものである。また、本発明は、前記装置において、前記
踏み板89は、前記踏み板用走行枠体86にバネ88の
弾力により踏み板89を作業者が踏むと育苗箱Aの上面
に当接し、踏み板89より降りると、育苗箱Aの上面よ
り上方に退避するように設けた育苗箱並列敷設装置、お
よび、前記踏み板89は、前記取付腕86にバネ88に
より吊設した育苗箱並列敷設装置、および、前記踏み板
89は、敷設した前記育苗箱Aの前後長さより長く形成
した育苗箱並列敷設装置、および、前記踏み板用走行枠
体86は、前記走行枠体4に係合軸91により着脱自在
かつ回動自在に取付けると共に、前記走行枠体4の進行
方向後側の前記レール2を挟んだ左右両側の夫々に設け
た育苗箱並列敷設装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
は育苗箱Aを並べる載置場であり、所定の広さを有して
いればよく、室内外を問わないが、床面は土であり、敷
設した育苗箱Aにて育苗する苗の根が伸びられることが
必要となる。載置場1にはレール2を敷設し、レール2
上には育苗箱並列装置3の走行枠体4を走行可能に載置
する。 このレール2は、任意の間隔で敷設されるが、
載置場1の面積を有効利用するため、通常、略300mm
程度の間隔で敷設されている。一方、前記育苗箱Aは、
縦略600mm,横略300mmであり、後述するように、
育苗箱Aは横向きに敷設するので、前記レール2は育苗
箱Aの横向きの左右幅より所定間隔だけ小に形成される
ことになる。実施例の育苗箱Aは合成樹脂製で縦横に多
数のポットを有し、前記載置場1に載置して育苗する。
前記走行枠体4は、レール2の左右両側に複数の育苗箱
Aを敷設させる敷設スペースの上方に位置する車体横枠
5と車体側部枠6により平面視長四角形状に形成し、前
記車体横枠5および車体側部枠6により包囲された枠内
は底抜け形状に形成する。前記走行枠体4には、該走行
枠体4に対して長さ方向(左右方向)に移動する載置移
動枠7を設ける。載置移動枠7は、該載置移動枠7の上
面に複数の育苗箱Aを摺動自在に載置可能に構成する。
前記左右の車体側部枠6には、上下一対の案内レール1
1、11の両端部を夫々固定し、前記上下の案内レール
11の間に移動ローラー12を嵌合させる。移動ローラ
ー12は取付軸14により前記載置移動枠7の前後一対
の移動横枠体15に左右方向に所定間隔を置いて複数設
ける。
【0007】前後の移動横枠体15には前後方向の移動
縦枠体16を左右方向に所定間隔を置いて複数設けて前
後の移動横枠体15を連結固定し、移動縦枠体16の上
面には前記移動縦枠体16と平行の支持棒17を設けて
いる。支持棒17は育苗箱Aの底面に摺接し、接触面積
を減少させるものである。前記移動横枠体15の下面に
はラック(実施例ではチエン)18を全長に亘って設け
(図3、図4)、ラック18に走行枠体4側に設けた正
逆転自在のピニオン19を噛み合わせ、ピニオン19は
枠移動用モータ20の軸21に固定する。しかして、前
記走行枠体4の前記レール2の略上方位置には、一枚ず
つ育苗箱Aを供給し得る育苗箱供給部22を設ける。育
苗箱供給部22は、側面視前後対称に形成した供給部フ
レーム23の一方側側板24と他方側側板25のそれぞ
れに前側外板26および前側内板27と後側外板26’
と後側内板27’とをそれぞれ固定し、前後の内板2
7、27’と一方側側板24と他方側側板25により平
面視一枚の育苗箱Aを収容する面積を有する育苗箱供給
空間28を形成する。実施例の育苗箱供給空間28の容
積は、一列に載置する育苗箱Aの数に合わせ、4〜10
枚に重ねた段積育苗箱Aを収容し得る大きさに形成して
いるが、もっと大きく形成してもよい。前記内板27、
27’は、その中間部より上方に至るに従い外側(前後
側)に開くように傾斜させ、育苗箱Aを上方から供給す
る際の案内傾斜部29に形成する。
【0008】一方側側板24と他方側側板25の間には
左右方向の取付軸30を前後一対となるように軸装し、
各取付軸30には育苗箱Aを支持する支持部材31の基
部を固定し、支持部材31は前記内板27、27’より
前記育苗箱供給空間28内に略水平突出する支持位置S
と育苗箱供給空間28より退避する退避位置Tとの間回
動する。そして、前記載置移動枠7上に育苗箱Aを載置
してから支持位置に回動する支持部材31は、下から2
段目の育苗箱Aの鍔部32に係合して支持位置Sまで持
ち上げて支持するように構成する。前記各取付軸30に
は回動アーム33の基部を固定し、回動アーム33の先
端にローラー34を取付け、ローラー34は前記取付軸
30と平行な回転軸35に固定したカム板36の周縁に
当接させる。回転軸35の左右両端は前記一方側側板2
4と他方側側板25に軸装する。37は前記カム板36
の周縁にローラー34を常時当接させるように付勢する
バネである。前記他方側側板25より側方に突き出てい
るそれぞれの回転軸35にはベベルギヤ38を固定し、
ベベルギヤ38には供給用モータ39により回転する前
後方向の伝動軸40に固定のベベルギヤ41を噛み合わ
せる。
【0009】しかして、前記育苗箱供給部22の左右両
側の走行枠体4は、複数並列させた育苗箱Aを待機させ
るスペースを有する待機部42に構成し、前記載置移動
枠7は、一方の待機部42の長さに形成し、中央のレー
ル2を挟んで左右両側に育苗箱Aを並列させるように構
成する。即ち、載置移動枠7を左右いずれか一方の待機
部42から他方の待機部42に移動させるときに、育苗
箱供給部22から育苗箱Aの供給を受け、同時に、載置
移動枠7上の育苗箱Aを載置移動枠7より落下させ、作
業効率を向上させる。しかして、育苗箱供給部22には
移動する載置移動枠7に対して育苗箱Aの移動を停止さ
せるストッパー43を設ける。即ち、載置移動枠7上に
全長に亘って育苗箱Aを載置し、この状態で、載置移動
枠7上の育苗箱Aをストッパー43より不動状態にして
から、載置移動枠7を移動させると、端側の載置移動枠
7上の育苗箱Aが順に降下して載置場1に並列させるの
である。前記ストッパー43は載置移動枠7の上方の前
記一方側側板24と他方側側板25の下方に載置移動枠
7は通過するが育苗箱Aは通過できないように設ける。
実施例では、一方側側板24および他方側側板25の下
部側面に取付板44を固定し、取付板44の窓44a に
ストッパー43の上部を軸45により軸着する。ストッ
パー43は、前記載置移動枠7がレール2の一側の敷設
スペースの上方に育苗箱Aを移送する往路では育苗箱A
の端面が当接すると上方回動して退避するように傾斜面
を有し、前記敷設スペースに育苗箱Aを降ろす復路では
前記軸45による軸着部分の下面が取付板44の上面に
して回動せず、このストッパー43に育苗箱Aの端面が
当接して載置移動枠7に対して不動状態にして堰き止め
るように構成する。
【0010】この場合、前記レール2は育苗箱Aの横向
きの左右幅より所定間隔狭く形成され、育苗箱供給部2
2は横向き育苗箱Aを収容する育苗箱供給空間28を有
しているから、育苗箱供給部22は前記レール2の左右
幅より間隔Lだけ大に形成されることになり、育苗箱供
給部22を走行枠体4の中央に固定させて載置移動枠7
に育苗箱Aを供給すると、育苗箱供給部22の左右のス
トッパー43はレール2より間隔Lの半分の距離だけ離
れたところに位置することになって、レール2の近傍に
載置できず、載置スペースを有効利用できない。そこ
で、前記育苗箱供給部22は走行枠体4に対して左右方
向に移動可能に設け、レール2の可及的近傍位置にも育
苗箱Aを載置できるようにしている。育苗箱供給部22
は、図5に示したように、前記取付軸30の下方にそれ
ぞれ底板46を設け、底板46には切り起こしにより軸
受部47と窓孔48を同時形成し、窓孔48は前記走行
枠体4の前後の車体横枠5と同一間隔で形成して車体横
枠5の上方に位置させ、前記窓孔48に案内走行ローラ
ー49を嵌め、案内走行ローラー49の回転軸50を軸
受部47に軸装して取付ける。案内走行ローラー49は
それぞれ車体横枠5の上面に嵌合させ、育苗箱供給部2
2は走行枠体4の車体横枠5上に載置して左右方向に移
動可能に設けられる。そして、育苗箱Aを供給すると
き、育苗箱供給部22を載置移動枠7の移動方向側に寄
せ(図11)、図11イでは育苗箱供給部22に育苗箱
Aを供給するため中央に位置させているが、図11ロで
はレール2から間隔Lだけ右側に寄せ、図11チでは間
隔Lだけ左側に寄せ、ストッパー43を右側のレール2
の略上方に位置させ、右側のレール2の近傍に育苗箱A
を載置する。
【0011】したがって、レール2より前記間隔Lだけ
左右方向の外側に位置した前記走行枠体4の車体横枠5
の上面には、前記育苗箱供給部22の移動を停止させる
移動停止用部材53を設ける。移動停止用部材53は一
方側側板24および他方側側板25の下部側面が当接す
るように設ける。この場合、前記育苗箱供給部22は、
一方側または他方側に寄った位置でのみ育苗箱Aを供給
し、その中間位置では供給しないように構成する。ま
た、載置移動枠7の移動は、間欠的に1箱分移動するよ
うに構成している。載置移動枠7の左右両側には、育苗
箱Aを降ろすときに、降下の衝撃を緩和させる衝撃緩和
用回動部材54を設ける。衝撃緩和用回動部材54は回
動板55の基部を前記載置移動枠7の下部縦板57に軸
58により軸着する。実施例の回動板55はコの字形状
に形成しているが、形状は問わない。回動板55の左右
一側には係合板59の下部を固定し、係合板59の上部
の屈曲部を載置移動枠7の横板部60に係合させて下方
回動を規制する。回動板55の先端側には前後方向に突
き出る係合軸61を設け、係合軸61は載置移動枠7に
設けた係合フック62に係合させる。係合フック62は
載置移動枠7に中間部を軸63により軸着し、その下部
はフック部64に上部はガイド部65に夫々形成し、フ
ック部64とガイド部65の重量バランスにより通常は
起立状態に保持され、復路移動中にロック解除体66に
当接して回動しロック解除して育苗箱Aの自重で下方回
動し、また、回動板55は、前記育苗箱供給部22の下
方の往路から復路への移動路中に設けた復帰用当接体6
7に当接して上方回動して水平状態になり、このとき、
係合軸61はフック部64に係合し、この状態に保持さ
れる。前記ロック解除体66は弾性部材である平板状の
板バネを円弧形状に曲げて形成して、往路での上方退避
を容易にするだけでなく、復路でガイド部65を十分に
下方回動させて、フック部64のロックを確実に外す。
【0012】しかして、前記走行枠体4の車体側部枠6
には、走行枠体4を育苗箱A一箱(一枚)分移動させる
箱検出装置70を設ける。箱検出装置70は、上側横板
71の外側(レール2より離れた側)に縦板72の上端
を接続し、縦板72の下端に内側に突き出るように下側
横板73の外端を接続し、下側横板73は前記上側横板
71より短く形成し、下側横板73の内端には内側に至
るに従い低くなる傾斜板74の上部を接続し、傾斜板7
4の下部に略垂直の当接部75を形成して検出体76を
構成する。前記車体側部枠6には取付板77を設け、取
付板77の先端に前記上側横板71の内端を軸78によ
り回動自在に取付ける。取付板77には窓孔79を形成
し、窓孔79の上方にはセンサーあるいはスイッチ等に
より構成した検出部80を設ける。検出体76は、載置
移動枠7の衝撃緩和用回動部材54上の育苗箱Aが縦板
72に当たって押されて上方回動し、復路を戻る載置移
動枠7により戻ることにより育苗箱Aの先端が下側横板
73から外れて次いで傾斜板74上を滑りながら降下
し、次に、走行枠体4の前進で当接部75が育苗箱Aの
端面を通過すると、検出体76は軸78中心に自重で下
方回動して、待機状態になる。検出部80は、検出体7
6の上方回動から当接部75が育苗箱Aに摺接する状態
の間では窓孔79に近づいた上側横板71を検出し、検
出体76が育苗箱Aに摺接していないと上側横板71を
検出しないように構成しており、それゆえ、走行枠体4
を別のスイッチによる前進操作で前進させて当接部75
が育苗箱Aの端面を通過することにより自重で下方回動
して待機状態になると、上側横板71は検出部80から
離脱して、走行枠体4の走行を自動停止させる。
【0013】しかして、前記レール2を挟んで左右両側
に位置する走行枠体4の車体横枠5の前側には、根切り
用のネットを巻いてローラーにしたネットローラーまた
は根切り用のシートを巻いてシートローラー81(以下
ネットローラー81という)を交換自在に取付ける左右
フレーム82を設ける。左右フレーム82の左右両側に
は取付腕部83を設け、各取付腕部83間にネットロー
ラー81を回転自在に取付ける。前記左右フレーム82
の上面には前後方向のアーム84の先端を固定し、アー
ム84の基部を軸85により走行枠体4側に回動自在に
軸着する。なお、アーム84と左右フレーム82と取付
腕部83は、一体に形成してもよく、これらは軸85を
中心に一体的に回動する。しかして、走行枠体4の後方
には、踏み板用走行枠体86を設け、踏み板用走行枠体
86の左右側には夫々螺子軸87を螺合させ、螺子軸8
7の下端にはバネ(牽引バネ)88の上端を係止し、バ
ネ88の下端に踏み板89を取付ける。踏み板89は前
端が少し上動する重心位置をバネ88に取付け、バネ8
8は作業者が踏み板89に載ると育苗箱Aの上面に密着
し、踏み板89より降りると、育苗箱Aの上面より上方
に退避する弾力に構成する。前記踏み板用走行枠体86
の前側には左右一対の連結杆90の基部を固定し、連結
杆90の先端は走行枠体4の車体横枠5の後面に係合軸
91により着脱自在、かつ、回動自在に取付ける。前記
踏み板用走行枠体86は平面視後側を開放したコの字型
形状に形成し、踏み板用走行枠体86の側部には夫々踏
み板用走行車輪92を設ける。また、前記踏み板用走行
枠体86は前記レール2を挟んで左右両側に設ける。そ
れゆえ、内側の踏み板用走行車輪92はレール2を走行
するようにしてもよい。しかして、前記走行枠体4は中
央に設けた車輪96をレール2上を走行させ、走行枠体
4の左右両側の車体側部枠6に支持転輪97を設け、の
みならず、前記ネットローラー81および踏み板用走行
車輪92により夫々を支持して、走行枠体4に掛かる負
担を軽減している。98は走行用モータ、99は前記走
行車輪96に設けた歯車、100は走行用モータの回転
軸に設けた歯車、101は歯車99と歯車100の間に
掛け回したチエン、102は前記レール2上またはその
近傍に設けた次に並べる育苗箱Aを段積させた段積育苗
箱Aを載せた載置台である。しかして、前記走行枠体4
には、左右の車体側部枠6を基準に育苗箱A1枚分より
大きい間隔で、前後方向の取付杆103を設け、取付杆
103には中央側には回動しないが、外側には回動する
ように、間隔規制ストッパー104の上部を軸105に
より軸着する。間隔規制ストッパー104は取付杆10
3より下方に突出して育苗箱Aの端面に当接して、育苗
箱Aを載置移動枠7に対して不動にする。
【0014】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、播種済の育苗箱Aを任意の手段により上下に段積
し、この段積育苗箱Aを任意の手段により育苗箱供給部
22に供給し(図11イ)、次に、育苗箱供給部22
を、載置移動枠7が右側に移動するので間隔Lだけ右側
に寄せ(図11ロ)、育苗箱供給部22の他方側側板2
5の下部側面が移動停止用部材53に当接して横移動が
停止し、次に、枠移動用モータ20に通電して載置移動
枠7の右端の一枚分のスペースが育苗箱供給部22の下
方に位置するまで移動させてから停止させる。次に、こ
の状態で、供給用モータ39に通電して、伝動軸40と
ベベルギヤ41とベベルギヤ38と回転軸35を介して
はカム板36を回転させる。カム板36はローラー34
を上下に移動させ、これにより回動アーム33が回動し
て取付軸30を正逆回転させ、取付軸30の正逆回転に
より育苗箱Aを支持している支持部材31は、支持位置
Sから退避位置Tに回動し、育苗箱供給空間28内の育
苗箱A全部が載置移動枠7上に落下し、次に、退避位置
Tから支持位かSに支持部材31が戻るとき、最下段の
育苗箱Aは載置移動枠7上に残り、下から2段目の育苗
箱Aの鍔部32に支持部材31が係合して支持位置Sま
で持ち上げて支持する。このようにして、載置移動枠7
に一枚育苗箱Aが供給される。再び、枠移動用モータ2
0を正転させて載置移動枠7を右側の待機部42に向け
て1箱分移動させると(図11ハ)、載置移動枠7の1
箱分の載置スペースが育苗箱供給部22の下方に位置す
るので、枠移動用モータ20を停止させ、次に供給用モ
ータ39に通電して右側に位置する育苗箱供給部22に
より育苗箱Aを供給し(図11ハ)、これを反復すると
(図11ニ、ホ)、載置移動枠7全長に亘って育苗箱A
が載置されて右側の待機部42に位置する(図11
ヘ)。
【0015】次に、この状態で、まず、育苗箱供給部2
2を左側に移動させると、一番内側の育苗箱Aの上面に
位置していた退避状態のストッパー43が、育苗箱Aの
端面を過ぎると起立状態に回動して右側のレール2の略
上に位置する(図11ト)。次に、枠移動用モータ20
を逆転させて、載置移動枠7の左端に育苗箱A1箱分の
載置スペースが開くと、この載置スペースは左側に寄っ
ている育苗箱供給部22の下方に位置して、枠移動用モ
ータ20を停止させ、次に、次に供給用モータ39に通
電して育苗箱供給部22により一枚だけ育苗箱Aを供給
する(図11チ)。このとき、ストッパー43より右側
にある育苗箱Aの左端面は、ストッパー43に当接して
いるから、載置移動枠7が左側に移動すると、載置移動
枠7のみが移動し、他方側側板25に設けたストッパー
43に内側の育苗箱Aが当接して不動状態になり、この
ストッパー43により堰き止められた育苗箱Aに隣接す
る育苗箱Aが当接して全体の育苗箱Aが堰き止められて
載置移動枠7に対して不動状態になり、左側に1箱分の
載置スペースが開くまで移動すると、右側の1箱の育苗
箱Aが落下して載置される(図11チ)。再び、載置移
動枠7を1箱分左側に移動させると、右側の育苗箱Aが
落下し(図11リ)、左側の載置移動枠7のスペースが
育苗箱供給部22の下方に臨むので、育苗箱Aを供給し
(図11リ)、これを反復すると(図11ヌ、ル、オ、
ワ)、載置移動枠7を左側に移動させて育苗箱Aを供給
しながら、レール2の右側の載置場1に育苗箱Aを載置
する。
【0016】次に、図示は省略するが、育苗箱供給部2
2を右側に移動させ、載置移動枠7を右側に向けて移動
させると、1列目の育苗箱並列作業が終わり、右側に移
動した載置移動枠7上には次の育苗箱Aが供給され、こ
の状態で、走行枠体4を前進させ、前記作動を反復する
ことにより、2列目以降の育苗箱並列作業を行い、中央
のレール2の左右両側に育苗箱Aを並列させることがで
きる。したがって、載置移動枠7が一方の待機部42か
ら他方の待機部42に移動する際、一方の待機部42側
の載置移動枠7上の育苗箱Aを降ろし、他方の待機部4
2側の載置移動枠7上に育苗箱Aを供給するから、作業
効率を向上させる、即ち、作業初期の一列目に限って
は、載置移動枠7上に育苗箱Aを供給するために載置移
動枠7を移動させる必要があるが、二列目のときには既
に載置移動枠7上に育苗箱Aを供給済となって、すこぶ
る作業効率を向上させる。また、載置移動枠7の移動
は、間欠的に1箱分移動するように構成しているから、
載置移動枠7から載置場1への載置と、載置移動枠7へ
の育苗箱Aの供給を同時に進行させるとき、円滑かつ確
実にできる。即ち、育苗箱供給部22から載置移動枠7
に育苗箱Aを供給するとき、載置移動枠7は停止してい
るので、載置移動枠7に対して育苗箱Aがずれるのを防
止し、床に載置するのも円滑になる。しかして、育苗箱
供給部22は走行枠体4に対して左右方向に移動自在に
設け、かつ、レール2の幅より大なる育苗箱Aの幅との
差である間隔Lだけ左右に移動するように移動停止用部
材53を設けているから、育苗箱供給部22を左右に移
動させると、育苗箱供給部22に設けた左右のストッパ
ー43のそれぞれは左右のレール2の略上に位置するこ
とになり、載置移動枠7上の一番内側の育苗箱Aはレー
ル2の近傍に載置できる。
【0017】したがって、前記育苗箱供給部22は、一
枚ずつ育苗箱Aを供給でき、その左右両側に復路にて育
苗箱Aを堰き止めるストッパー43を有していれば、前
記のように、育苗箱供給部22を左右に移動させると、
載置移動枠7上の一番内側の育苗箱Aはレール2の近傍
に載置できる。しかして、前記育苗箱供給部22は取付
軸30の下方にそれぞれ設けた底板46に窓孔48を形
成し、窓孔48は走行枠体4の車体横枠5上に位置さ
せ、窓孔48に案内走行ローラー49を嵌めているか
ら、案内走行ローラー49を車体横枠5の上面に嵌合さ
せて育苗箱供給部22を載置すると、育苗箱供給部22
は走行枠体4に対して左右方向に移動可能になる。実施
例では、手動操作により育苗箱供給部22を左右に移動
位置切替しているが、モータを使用してもよい。しかし
て、載置移動枠7の左右両側には、前後一対の縦板形状
の衝撃緩和用回動部材54を軸58により回動自在に設
け、前記衝撃緩和用回動部材54は育苗箱Aを移送する
往路では育苗箱Aを支持し、育苗箱Aを降ろす復路では
下方回動するように構成しているから、中央側に向けて
移動する復路では、床面等と干渉せず、万が一凸部に当
たったときは上方回動して逃げることが可能であり、上
方回動しないで床面等と干渉する惧れがある往路では上
方に位置する。特に、圃場面に根切り用のネットを敷設
しているので、落下の衝撃を緩和して育苗箱A内の土や
種子の飛散を防止すると共に、ネットに引っ掛かるのを
防止する。
【0018】即ち、係合フック62に係合軸61が係合
しているので、確実に支持し、育苗箱Aを移送する往路
ではガイド部65にロック解除体66が当接してもフッ
ク部64に係合軸61が係合しているので回動せず、ロ
ック解除体66が弾性変形して退避し、反対に、復路で
はガイド部65がロック解除体66に当接して回動して
ロック解除し、育苗箱Aの自重で下方回動し、また、回
動板55は、前記育苗箱供給部22の下方の往路から復
路への移動路中に設けた当接体復帰用当接体67に当接
して支持状態に復帰する。また、載置移動枠7の前後幅
は任意に構成できるが、特に、育苗箱Aは横向きに並列
するように構成しているから、ハウス内の育苗では、左
右側の育苗箱Aの成育が遅れることがあっても、その部
分を取り除いて田植機に供給すればよいので、苗の無駄
を発生させない。即ち、育苗箱Aを縦向きに並列させる
と、育苗箱の外側の縦列の苗が成育不良になり、この苗
マットを縦長方向にして田植機に供給するので、この端
の不良苗を取り除いて供給すると、欠株となってしまう
ので不良苗を取り除くことはできず、一箱分の苗が無駄
になる。この点、横向きに並列させて敷設すると、その
部分だけ除去しても、田植機に供給できるのである。し
かして、通常は、ストッパー43により最内側の育苗箱
Aをストップさせて載置移動枠7だけ移動させるので、
載置される育苗箱Aは隙間なく並列させるが(図1、な
お、図2、図11、図20、図21では、理解容易にす
るための都合で隣接する育苗箱Aの間に隙間がある)、
走行枠体4には左右の車体側部枠6を基準に育苗箱A1
個分の間隔より大きい間隔で前後方向の取付杆103を
設け、取付杆103には中央側には回動しないが、外側
には回動するように間隔規制ストッパー104の上部を
軸105により軸着しているから、間隔規制ストッパー
104を下方に位置させておくと、載置移動枠7が往路
移動中は育苗箱Aの先端が間隔規制ストッパー104に
当接すると上方回動し、載置移動枠7が復路移動したと
き、載置移動枠7は通過するが、育苗箱Aの端面が間隔
規制ストッパー104に当接すると間隔規制ストッパー
104は取付杆103の側面に当接して回動しないの
で、この位置で育苗箱Aは不動状態になって、圃場に載
置される。したがって、各育苗箱Aは、各間隔規制スト
ッパー104に当接して圃場に降ろされるから、各育苗
箱Aの間に隙間を設けて並列させることができ、各育苗
箱Aの通風・日照等の栽培環境を良好にする。また、各
間隔規制ストッパー104のうち選択して降ろすと、全
育苗箱Aは間隔規制ストッパー104の下方をくぐって
往路移動し、復路で所望の育苗箱Aのみが間隔規制スト
ッパー104に当接するので、所望間隔を空けて載置で
きる。
【0019】しかして、実施例では、図において右左の
順に育苗箱Aを載置するので、左の走行枠体4の車体側
部枠6には箱検出装置70を設けており、箱検出装置7
0は上側横板71より短く下側横板73を形成して当接
部75が常時自重でレール2側に回動するように検出体
76を構成しているから、通常上側横板71は検出部8
0より離脱しており、育苗箱Aが傾斜板74に押されて
上方回動し、育苗箱Aの先端は傾斜板74上を滑りなが
ら降下し、育苗箱Aの外面(側面)に検出体76の当接
部75が当接し、これにより検出部80が窓孔79に近
づいた上側横板71を検出し、次に、走行枠体4を別の
スイッチによる前進操作で前進させると、当接部75は
育苗箱Aの端面を摺接し、当接部75が育苗箱Aの端面
を通過すると、検出体76は軸78中心に自重で下方回
動して、待機状態になり、上側横板71は検出部80か
ら離脱して、走行枠体4の走行を自動停止させる。この
場合、検出体76は走行枠体4の内側に設けているか
ら、既に敷設した育苗箱Aに接触しないが直近傍に育苗
箱Aを敷設できる位置で停止させる。しかして、前記レ
ール2を挟んで左右両側に位置する走行枠体4の車体横
枠5の前側には、根切り用のネットローラー81を設け
ているから、ネットまたはシートの端部を載置場1に止
着して、走行枠体4を前進させると、走行枠体4はネッ
トまたはシート上に育苗箱Aを載置する。
【0020】この場合、実施例の育苗箱Aは、合成樹脂
製で縦横に多数のポットを有して形成し、ポット内の土
では十分に成育できないので、載置場1の土を床土とし
て育苗している。したがって、載置場1に育苗箱Aを載
置してから十分に踏み固めて、各ポットを土に密着させ
る必要があるが、この作業は相当に面倒である。走行枠
体4の車体横枠5の後側には、前記レール2を挟んで左
右両側の夫々に一対の踏み板用走行枠体86を設け、踏
み板用走行枠体86の左右両側には螺子軸87を螺合さ
せ、螺子軸87の下端にはバネ(牽引バネ)88の上端
を係止し、バネ88の下端に踏み板89を取付けている
から、育苗箱Aの上方に踏み板89を位置させて、踏み
板89の上に乗ると、踏み板89ごと育苗箱Aを踏み固
めることができ、各ポットを土に密着させる作業が容易
である。この場合、走行枠体4は一列分育苗箱Aを載置
すると、前進して次の育苗箱Aを一列載置するが、踏み
板89は踏み板用走行枠体86に取付けられ、踏み板用
走行枠体86は左右に踏み板用走行車輪92を設けて自
力走行可能であり、この踏み板用走行枠体86を連結杆
90により走行枠体4に連結しているから、走行枠体4
が一列分前進すると、走行枠体4は踏み板用走行枠体8
6を牽引して丁度一列の育苗箱Aの上方で停止すること
になる。したがって、踏み板89の運搬は非常に容易と
なる。このとき、踏み板89より降りるだけで、バネ8
8は踏み板89を上方に牽引して育苗箱Aの上面より上
方に退避させるので、踏み板89を移動位置にでき、両
手両足を使用することなく、位置の切替ができ、作業を
容易にする。また、踏み板89は前端が少し上動する重
心位置をバネ88に取付けているから、踏み板89は前
進の際育苗箱Aの上面に引っ掛かるのを防止し、折角敷
設した育苗箱Aの列を乱さない。
【0021】また、バネ88の弾力により踏み板89を
作業者が踏むと育苗箱Aの上面に当接し、踏み板89よ
り降りると、育苗箱Aの上面より上方に退避するように
設けているから、踏み板89の上下幅をいちいち調節す
る必要がなく、どんな状態でも調節不要で作業ができ
る。また、連結杆90は、その先端を走行枠体4に係合
軸91により回動自在に取付けているので、踏み板用走
行車輪92が載置場1の上面の凹凸により上下しても、
係合軸91中心に連結杆90を回動させるので、走行枠
体4の走行に悪影響を与えない。また、連結杆90は、
その先端を走行枠体4に係合軸91により着脱自在に取
付けているので、踏み板用走行枠体86を走行枠体4に
簡単に着脱でき、操作性を向上させる。また、踏み板用
走行枠体86は、前記走行枠体4の進行方向後側の前記
レール2を挟んだ左右両側の夫々に設けているから、レ
ール2の左右両側の育苗箱Aの踏み固め作業を行える。
また、踏み板用走行枠体86は平面視後側を開放したコ
の字型形状に形成してるので、前記踏み板89を前端が
少し上動する重心位置にバネ88を取付けるのを容易に
し、踏み板用走行枠体86の構造を簡素にして、軽量化
に貢献する。また、踏み板用走行枠体86に踏み板89
を取付け、走行するから、本体の走行枠体4には牽引荷
重のみが掛かるだけであるので、走行枠体4の強度確保
のための重量増加を不要とすることができる。
【0022】
【効果】本発明は、載置場1に設けた前後方向のレール
2上に前後移動可能に走行枠体4を設置し、該走行枠体
4に複数供給した育苗箱Aを載置場1に敷設するように
構成した並列敷設装置において、前記走行枠体4の進行
方向の後方には、左右一対の踏み板用走行車輪92を有
して自力走行自在の踏み板用走行枠体86を連結し、該
踏み板用走行枠体86には前記載置場1に敷設された育
苗箱Aの上面に当接する作業位置と前記育苗箱Aの上面
より上方に退避する移動位置の間移動する踏み板89を
設けた育苗箱並列敷設装置としたものであるから、踏み
板89ごと育苗箱Aを踏み固めることができ、各ポット
を土に密着させる作業が容易にで切る効果を奏し、ま
た、走行枠体4の前進により踏み板用走行枠体86も踏
み板用走行車輪92により自力走行するので、一々運搬
する必要がなく、走行枠体4の停止位置により新規に敷
設した育苗箱Aの上方で丁度停止するので、作業を頗る
容易にできる効果を奏する。また、踏み板用走行枠体8
6の踏み板用走行車輪92による自力走行によって、走
行枠体4に掛かる重量負担も軽減させ、全体の軽量化、
作業の容易化を図れる。また、本発明は、前記踏み板8
9は、前記踏み板用走行枠体86にバネ88の弾力によ
り踏み板89を作業者が踏むと育苗箱Aの上面に当接
し、踏み板89より降りると、育苗箱Aの上面より上方
に退避するように設けた育苗箱並列敷設装置としたか
ら、踏み板89の上に乗るだけで踏み固めることがで
き、また、踏み板89より降りるだけで育苗箱Aの上面
より上方に退避させるので、踏み板89を移動位置にで
き、両手両足を使用することなく、位置の切替ができ、
作業を容易にできる効果を奏する。また、本発明は、前
記踏み板89は、前記取付腕86にバネ88により吊設
した育苗箱並列敷設装置としたから、踏み板89の上下
幅の相違は吊設しているバネ88の伸縮により吸収でき
るので、初期設定および作業途中での上下幅の調節を不
要にでき、作業の不便を解消し、どんな状態でも調節不
要で作業ができるので、作業効率、操作性を向上させる
ことができる効果を奏する。また、本発明は、前記踏み
板89は、敷設した前記育苗箱Aの前後長さより長く形
成した育苗箱並列敷設装置としたから、育苗箱Aの踏み
つけ作業を確実にし、育苗箱Aの底面を載置場1に密着
させることができる効果を奏する。また、本発明は、前
記踏み板用走行枠体86は、前記走行枠体4に係合軸9
1により着脱自在かつ回動自在に取付けると共に、前記
走行枠体4の進行方向後側の前記レール2を挟んだ左右
両側の夫々に設けた育苗箱並列敷設装置としたから、踏
み板用走行車輪92が載置場1の上面の凹凸により上下
しても、係合軸91中心に踏み板用走行枠体86を上下
回動させるので、走行枠体4の走行に悪影響を与えず、
係合軸91により着脱自在に取付けているので、踏み板
用走行枠体86を走行枠体4に簡単に着脱でき、操作
性、作業性を向上させることができ、また、踏み板用走
行枠体86は、前記走行枠体4の進行方向後側の前記レ
ール2を挟んだ左右両側の夫々に設けているから、レー
ル2の左右両側の育苗箱Aの踏み固め作業を行え、作業
性を向上させることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 育苗箱並列装置の斜視図。
【図2】 同概略背面図。
【図3】 同走行枠体および載置移動枠の概略縦断側
面図。
【図4】 走行枠体および載置移動枠の一部平面図。
【図5】 育苗箱供給部の平面図。
【図6】 走行枠体および載置移動枠の一部斜視図。
【図7】 供給部の縦断側面図。
【図8】 同回転伝達機構の斜視図。
【図9】 ストッパーの斜視図。
【図10】 同縦断側面図。
【図11】 正面から見た並列状態説明図。
【図12】 衝撃緩和用回動部材の正面概略図。
【図13】 箱検出装置の縦断背面図。
【図14】 同検出体の待機状態の背面図。
【図15】 同斜視図。
【図16】 同平面から見た並列状態説明図。
【図17】 ネットローラーの斜視図。
【図18】 踏み板および踏み板走行枠体の斜視図。
【図19】 同側面図。
【図20】 正面から見た衝撃緩和用回動部材の作用状
態説明図。
【図21】 平面から見た並列状態説明図。
【図22】 間隔規制ストッパーの正面図。
【図23】 同斜視図。 1…載置場、2…レール、3…育苗箱並列装置、4…走
行枠体、5…前後枠、6…側部枠、7…載置移動枠、1
2…移動ローラー、13…鍔部、14…取付軸、15…
移動横枠体、16…移動縦枠体、17…支持棒、18…
ラック、19…ピニオン、20…枠移動用モータ、21
…軸、22…育苗箱供給部、23…供給部フレーム、2
4…一方側側板、25…他方側側板、26…前側外板、
27…前側内板、28…育苗箱供給空間、29…案内傾
斜部、30…取付軸、31…支持部材、33…回動アー
ム、34…ローラ、35…回転軸、36…カム板、38
…ベベルギヤ、39…左供給用モータ、40…伝動軸、
41…ベベルギヤ、42…待機部、43…ストッパー、
44…ブラケット、45…軸、46…底板、47…軸受
部、48…窓孔、49…案内走行ローラー、50…回転
軸、54…衝撃緩和用回動部材、55…回動板、56…
連結部、57…下部縦板、58…軸、59…係合板、6
0…横板部、61…係合軸、62…係合フック、63…
軸、64…フック部、65…ガイド部、66…ロック解
除体、67…復帰用当接体、70…箱検出装置、71…
上側横板、72…縦板、73…下側横板、74…傾斜
板、75…当接部、76…検出体、77…取付板、78
…軸、79…窓孔、80…検出部、81…ネットローラ
ー、82…左右フレーム、83…取付腕部、84…アー
ム、85…軸、86…踏み板用走行枠体86、87…螺
子軸、88…バネ、89…踏み板、90…連結杆90、
91…係合軸91、92…踏み板用走行車輪92、96
…車輪、97…支持転輪、98…走行用モータ、99、
100…歯車、101…チエン、102…載置台、10
3…取付杆、104…間隔規制ストッパー、105…
軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神崎 淳一 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株 式会社スズテック内 (72)発明者 秋沢 博 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株 式会社スズテック内 (72)発明者 黒田 健二 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株 式会社スズテック内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置場1に設けた前後方向のレール2上
    に前後移動可能に走行枠体4を設置し、該走行枠体4に
    複数供給した育苗箱Aを載置場1に敷設するように構成
    した並列敷設装置において、前記走行枠体4の進行方向
    の後方には、左右一対の踏み板用走行車輪92を有して
    自力走行自在の踏み板用走行枠体86を連結し、該踏み
    板用走行枠体86には前記載置場1に敷設された育苗箱
    Aの上面に当接する作業位置と前記育苗箱Aの上面より
    上方に退避する移動位置の間移動する踏み板89を設け
    た育苗箱並列敷設装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記踏み板89は、
    前記踏み板用走行枠体86にバネ88の弾力により踏み
    板89を作業者が踏むと育苗箱Aの上面に当接し、踏み
    板89より降りると、育苗箱Aの上面より上方に退避す
    るように設けた育苗箱並列敷設装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記踏み板89は、
    前記取付腕86にバネ88により吊設した育苗箱並列敷
    設装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記踏み板89は、敷設した前記育苗箱Aの
    前後長さより長く形成した育苗箱並列敷設装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4において、前記踏み板用走行枠体86
    は、前記走行枠体4に係合軸91により着脱自在かつ回
    動自在に取付けると共に、前記走行枠体4の進行方向後
    側の前記レール2を挟んだ左右両側の夫々に設けた育苗
    箱並列敷設装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279336A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Piporii Giken Seisakusho:Kk 苗箱敷設装置

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