JPH10285783A - 自動車の車内配線用回路保護装置 - Google Patents

自動車の車内配線用回路保護装置

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JPH10285783A
JPH10285783A JP8633297A JP8633297A JPH10285783A JP H10285783 A JPH10285783 A JP H10285783A JP 8633297 A JP8633297 A JP 8633297A JP 8633297 A JP8633297 A JP 8633297A JP H10285783 A JPH10285783 A JP H10285783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
protector
wiring board
printed wiring
protectors
Prior art date
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Pending
Application number
JP8633297A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Takamura
聡 高村
Ginsaku Nasu
銀佐久 那須
Nobuhiro Tamura
暢宏 田村
Hidekazu Hashimoto
英一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Hosiden Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Hosiden Corp
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Hosiden Corp filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH10285783A publication Critical patent/JPH10285783A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路保護装置を小型化し、部品点数を少なく
する。回路しゃ断後に自動復帰しないようにして不具合
があった回路が分かるようにする。回路しゃ断後に回路
保護用の部品を交換しないで済むようにする。 【解決手段】 一つのパッケージ内に多数のサーキット
プロテクタを配列すると共に、各サーキットプロテクタ
の端子をプリント配線板に実装可能なリードで構成して
なる多連サーキットプロテクタ1を使用する。この多連
サーキットプロテクタ1を、所要の配線パターンを形成
したプリント配線板25に実装し、このプリント配線板
25にワイヤーハーネス接続用のコネクタ27を実装す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車内配線
に用いる回路保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車内配線に過電流が流れ
た時に、過電流をしゃ断して回路を保護するために、ブ
レードヒューズまたはPTC素子(過電流が流れた時に
抵抗が増大して過電流をしゃ断する素子)が用いられて
いる。ブレードヒューズは、電気接続箱のバスバータブ
等に中継端子を用いて接続することにより、回路に組み
込まれている。またPTC素子は、ブレードヒューズと
同様にして回路に組み込まれる場合と、プリント配線板
に実装した状態で回路に組み込まれる場合とがある。ま
た負荷単位できめ細かな回路保護を行うために、一つの
パッケージ内に多数のヒューズを配列した多連ヒューズ
を用いることも公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブレードヒューズ又は
PTC素子をバスバータブ等に中継端子を介して接続す
る方式は、部品点数が多く、組立が面倒であるため、コ
スト高になるという難点がある。また多連ヒューズを用
いると、小型化が可能であるが、パッケージ内の一つの
ヒューズが溶損しただけで全体を交換する必要あり、不
経済である。さらに多連ヒューズの場合は、保護対象と
なる回路の組み合わせによってヒューズ容量の組み合わ
せが異なるため、スペア用の多連ヒューズを多種類用意
しなければならないという問題もある。
【0004】一方、PTC素子をプリント配線板に実装
して回路に組み込む構造では、PTC素子の発熱量が大
きいためPTC素子を相互に接近して配置することがで
きず、限られたスペースに多数実装することが困難であ
る。またPTC素子は過電流をしゃ断した後、それ自体
の温度が低下すると、自動復帰してしまうため、不具合
が発生した回路(過電流が流れた回路)を見つけ出すこ
とが困難である。
【0005】本発明の目的は、以上のような従来技術の
問題点を解決した自動車の車内配線用回路保護装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車の車
内配線用回路保護装置は、一つのパッケージ内に多数の
サーキットプロテクタを配列すると共に、各サーキット
プロテクタの端子をプリント配線板に実装可能なリード
で構成してなる多連サーキットプロテクタが、所要の配
線パターンを形成したプリント配線板に実装され、この
プリント配線板にワイヤーハーネス又は電気接続箱の導
体との接続部が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0007】サーキットプロテクタは、平常時は可動接
点と固定接点が接触して導通状態にあり、過電流が流れ
ると可動接点が固定接点から離れて回路をしゃ断する
が、その後、手動操作により可動接点が固定接点に接触
する状態に復帰させることができるようにしたものであ
る(実開平7−27040号公報等)。
【0008】本発明においては、このようなサーキット
プロテクタを一つのパッケージ内に多数配列した多連サ
ーキットプロテクタを使用している。サーキットプロテ
クタはPTC素子より発熱量が格段に小さいため相互に
接近して配列することが可能であり、多連にすることに
より小型化を図ることができ、小さいスペースに多数の
サーキットプロテクタを設置することが可能となる。ま
た多連サーキットプロテクタは、そのうちの何れか一つ
のサーキットプロテクタがしゃ断状態になったとして
も、そのサーキットプロテクタを手動で復帰させること
が可能であるため、多連ヒューズのように全体を交換す
る必要がなく、したがってスペア用の多連サーキットプ
ロテクタを用意しておく必要もない。
【0009】また各サーキットプロテクタの端子をプリ
ント配線板に実装可能なリードで構成し、多連サーキッ
トプロテクタをプリント配線板に実装した構造にするこ
とにより、接続に中継端子を使用する必要がなくなり、
部品点数が少なくて済み、車内配線の組立が容易にな
る。またサーキットプロテクタはPTC素子のように自
動復帰することがないため、しゃ断後の状態(リセット
つまみの状態)を確認することにより不具合のあった回
路を特定でき、その後の対策をとることが容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1は本発明に用いる多連サーキットプ
ロテクタの一例を示す。この多連サーキットプロテクタ
1は、パッケージ5内に多数のサーキットプロテクタ3
を配列したものである。
【0011】個々のサーキットプロテクタ3は、例えば
実開平7−27040号公報記載のサーキットプロテク
タと同様に、ベース7、固定導体9、可動接点側支持導
体11、熱応動板(バイメタル)13、可動接点15、
リセットつまみ17、絶縁片19などを備えている。リ
セットつまみ17と絶縁片19は一体である。リセット
つまみ17はベース7との間に介挿されたばね(図示せ
ず)により常に上向きの力を受けているが、可動接点1
5が固定導体9に接触しているときは、絶縁片19が可
動接点15に引っ掛かって、リセットつまみ17は図示
の位置に保たれている。
【0012】過電流が流れて熱応動板13が変形し、ス
ナップアクションで可動接点15が固定導体9から離れ
ると、リセットつまみ17がばね力で持ち上がり、絶縁
片19が可動接点15と固定導体9の間に入ってしゃ断
状態となる。しゃ断状態になると、リセットつまみ17
の上部がパッケージ5の上面から突出するので、そのサ
ーキットプロテクタがしゃ断状態になったことが分か
る。このあと熱応動板13の温度が低下すると、熱応動
板13が可動接点15を固定導体9に押しつける状態に
戻るが、可動接点15と固定導体9の間に絶縁片19が
入っている間はしゃ断状態が保たれる。その後、手動で
リセットつまみ17を押し込むと、可動接点15が固定
導体9に接触する元の状態に復帰させることができる。
【0013】実開平7−27040号公報記載のサーキ
ットプロテクタの端子はブレード型であるが、この実施
形態で使用する各サーキットプロテクタ3の端子はプリ
ント配線板に実装可能なリード21A、21Bで構成さ
れている。一方のリード21Aは固定導体9と導通して
おり、他方のリードは可動接点側支持導体11と導通し
ている。
【0014】図2(A)(B)は本発明に用いる多連サ
ーキットプロテクタの他の例を示す。この多連サーキッ
トプロテクタ1も、パッケージ5内に多数のサーキット
プロテクタ3を1列に配列したものである。
【0015】個々のサーキットプロテクタ3は、図1の
ものと同様に、ベース7、固定導体9、可動接点側支持
導体11、熱応動板(バイメタル)13、可動接点1
5、リセットつまみ17、絶縁片19などを備えてい
る。可動接点15は熱応動板13の上端部に内向きに突
設されており、熱応動板13の下端部は可動接点側支持
導体11にスポット溶接されている。熱応動板13には
スナップアクションに必要な応力ひずみが得られるよう
に、外凸の膨らみ13fが形成されている。リセットつ
まみ17と絶縁片19は一体である。リセットつまみ1
7はベース7との間に介挿されたコイルばね20により
常に上向きの力を受けているが、可動接点15が固定導
体9に接触しているとき即ち導通状態にあるときは、絶
縁片19が可動接点15に引っ掛かって、リセットつま
み17は図示の位置に保たれる。
【0016】過電流が流れて熱応動板13が所定の温度
まで発熱すると、熱応動板13がスナップアクション動
作を起こし、可動接点15が固定導体9から離れる。す
るとリセットつまみ17がばね20の反発力で持ち上が
り、絶縁片19が固定導体9と可動接点15の間に入っ
てしゃ断状態となる。この状態になると、リセットつま
み17の上部がパッケージ5の上面から突出するので、
そのサーキットプロテクタがしゃ断状態になったことが
分かる。このあと熱応動板13の温度が低下すると、膨
らみ13fが再び外凸の状態に戻るから、その時点でリ
セットつまみ17を押し込むと、可動接点15が固定導
体9に接触する元の状態に復帰させることができる。
【0017】各サーキットプロテクタ3の端子はプリン
ト配線板に実装可能なリード21A、21Bで構成され
ている。一方のリード21Aは固定導体9と導通してお
り、他方のリード21Bは可動接点側支持導体11と導
通している。
【0018】図1および図2はそれぞれ多連サーキット
プロテクタ1の具体例を示したものであり、本発明で使
用する多連サーキットプロテクタはこれに限定されるも
のではない。例えば多数のサーキットプロテクタが複数
列に配列されていてもよい。また多連サーキットプロテ
クタ1を構成する個々のサーキットプロテクタ3は、過
電流が流れるとしゃ断状態になってリセットつまみがし
ゃ断位置に移動し、リセットつまみを手動で元の位置に
戻すと導通状態に復帰できるようになっているものであ
れば、他の構造であってもよい。また回路パターンに応
じてリード同士を電気的に接続した状態で用いてもよ
い。
【0019】図3は図1または図2の多連サーキットプ
ロテクタ1を使用した本発明に係る回路保護装置の一実
施形態を示す。この回路保護装置23は、所要の配線パ
ターンを形成したプリント配線板25に、上述の多連サ
ーキットプロテクタ1と、ワイヤーハーネスを接続する
ためのコネクタ27と、他の電子部品29を実装したも
のである。この回路保護装置23は必要に応じケース3
1に収容した状態で使用される。
【0020】この回路保護装置25は以上のような構成
であるから、コネクタ29にワイヤーハーネスの端部の
コネクタを嵌合させるだけで、個々のサーキットプロテ
クタ3を車内配線に組み込むことができる。したがって
車内配線の組立が非常に容易である。また多連サーキッ
トプロテクタ1を使用しているため非常にコンパクトで
あり、狭いスペースに多数のサーキットプロテクタを設
置することが可能である。また個々のサーキットプロテ
クタはしゃ断動作後、手動によって復帰させることがで
きるため、多連サーキットプロテクタ全体を交換する必
要がない。またしゃ断動作後、自動復帰することがない
ため、不具合のあった回路を容易に特定することがで
き、修理などに便利である。
【0021】〔実施形態2〕図4は本発明に係る回路保
護装置の他の実施形態を示す。この回路保護装置23
は、自動車用電気接続箱33に組み込んで使用されるも
のである。図4において、35は電気接続箱のロアーケ
ース、37はアッパーケース、39は絶縁板、41はバ
スバー、41aはバスバーのタブである。
【0022】回路保護装置23は、所要の配線パターン
を形成したプリント配線板25に、図1または図2のよ
うな多連サーキットプロテクタ1と、バスバータブ41
aを接続するコネクタ43とを実装したものである。こ
の回路保護装置23をアッパーケース37の所定位置に
組み込むと、コネクタ43にバスバータブ41aが接続
され、個々のサーキットプロテクタが車内配線に組み込
まれることになる。なお45は回路保護装置23の保護
カバーである。このような実施形態でも実施形態1と同
様の効果を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る回路保
護装置は、多数のサーキットプロテクタを一つのパッケ
ージ内に配列した多連サーキットプロテクタを使用して
おり、個々のサーキットプロテクタはPTC素子より発
熱量が小さいため相互に接近して配列することが可能で
ある。したがって小さいスペースに多数のサーキットプ
ロテクタを設置することができ、回路保護装置の小型化
を図ることができる。また多連サーキットプロテクタは
そのうちの何れかのサーキットプロテクタがしゃ断状態
になったとしても、そのサーキットプロテクタを手動で
復帰させることができるため、多連ヒューズのように全
体を交換する必要がない。したがってスペア用に各種の
多連サーキットプロテクタを用意しておく必要がないの
で、コスト安であり、この面からも小型化を図ることが
できる。
【0024】また各サーキットプロテクタの端子をプリ
ント配線板に実装可能なリードで構成し、多連サーキッ
トプロテクタをプリント配線板に実装した構造であるた
め、接続に中継端子を使用する必要がなく、したがって
部品点数を少なくでき、車内配線の組立が容易である。
さらにサーキットプロテクタはPTC素子のように自動
復帰することがないため、どのサーキットプロテクタが
しゃ断されたかを確認すれば、不具合のあった回路を特
定することができ、その後の対策をとることが容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる多連サーキットプロテクタの
一例を示す一部切開斜視図。
【図2】 本発明に用いる多連サーキットプロテクタの
他の例を示す、(A)は一部切開正面図、(B)は
(A)のB−B線における断面図。
【図3】 本発明に係る回路保護装置の一実施形態を示
す斜視図。
【図4】 本発明に係る回路保護装置の他の実施形態を
示す断面図。
【符号の説明】
1:多連サーキットプロテクタ 3:サーキットプロテクタ 5:パッケージ 9:固定導体 13:熱応動板 15:可動接点 17:リセットつまみ 19:絶縁片 21A、21B:リード 23:回路保護装置 25:プリント配線板 27:コネクタ 29:電子部品 33:電気接続箱 41:バスバー 41aバスバーのタブ 43:コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 暢宏 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 橋本 英一 群馬県伊勢崎市戸谷塚町329番地 ホシデ ン株式会社東京工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのパッケージ内に多数のサーキットプ
    ロテクタを配列すると共に、各サーキットプロテクタの
    端子をプリント配線板に実装可能なリードで構成してな
    る多連サーキットプロテクタが、所要の配線パターンを
    形成したプリント配線板に実装され、このプリント配線
    板にワイヤーハーネス又は電気接続箱の導体との接続部
    が設けられていることを特徴とする自動車の車内配線用
    回路保護装置。
JP8633297A 1997-04-04 1997-04-04 自動車の車内配線用回路保護装置 Pending JPH10285783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8633297A JPH10285783A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 自動車の車内配線用回路保護装置

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JP8633297A JPH10285783A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 自動車の車内配線用回路保護装置

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JPH10285783A true JPH10285783A (ja) 1998-10-23

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ID=13883894

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JP8633297A Pending JPH10285783A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 自動車の車内配線用回路保護装置

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