JPH10285666A - 制御用無線受信機の設定情報変更方法および制御用無線送信機および制御用無線受信機 - Google Patents

制御用無線受信機の設定情報変更方法および制御用無線送信機および制御用無線受信機

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JPH10285666A
JPH10285666A JP9364897A JP9364897A JPH10285666A JP H10285666 A JPH10285666 A JP H10285666A JP 9364897 A JP9364897 A JP 9364897A JP 9364897 A JP9364897 A JP 9364897A JP H10285666 A JPH10285666 A JP H10285666A
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JP
Japan
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control
identification code
setting
device identification
transmitter
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Application number
JP9364897A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Hama
敏一 浜
Masahiro Tanaka
昌廣 田中
Junji Komuro
順治 小室
Tomoyoshi Matsumoto
知義 松本
Hiroyuki Watanabe
浩之 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照合用機器識別コードの設定をサービスマン
が迅速かつ容易に変更できる制御用無線受信機の設定情
報変更方法を提供する。 【解決手段】 S61において電源をオンにし、S62
においてID設定モードとなる。S63において、代替
送信機から規定の周波数でID設定モード独自のデータ
を受信したときにはS64に処理を進め、受信しないと
きにはS65に処理を進める。S65においては、電源
がオンになってから2秒経過したたときにS66に処理
を進め、経過していないときにはS63に処理を戻す。
S64においては、受信したIDコードと周波数グルー
プで受信機のEEPROMに設定されていた照合用ID
コードと周波数グループを書き換えて、S66に処理を
進め通常の動作モードとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機器のテレコ
ントロール,テレメータ等のシステムに使用する制御用
無線受信機の設定情報変更方法および制御用無線送信
機、制御用無線受信機に関するものである。設定情報と
は、例えば機器識別コードや周波数グループである。
【0002】
【従来の技術】業務用テレコントロールシステムでは、
近傍で使用している他のテレコントロールシステムの電
波を受けて制御対象機器が誤作動しないように、各シス
テム独自の機器識別コード(以下、IDコードという)
を用いて制御対象機器を識別している。各システムの無
線送信機は、予め設定されたIDコードを伴う制御信号
を送信し、制御用無線受信機は、この制御信号に含まれ
たIDコードを制御用無線受信機内に予め設定されたI
Dコードと照合する。照合の結果、両者が一致していれ
ば、この制御信号による制御対象機器の制御が可能とな
るようにして、他のテレコントロールシステムとの間で
混信や干渉が起こらないようにしている。
【0003】制御用無線送信機および制御用無線受信機
内には、使用する周波数グループも予め設定されてお
り、送受信機の周波数が合致していなければIDコード
が一致していても制御対象機器は動作しない。特定小電
力を用いる業務用テレコントロール・テレメータシステ
ムにおいて、1対の送信機と受信機からなるシステム毎
に、使用する周波数グループを設定し、送受信機は、こ
の周波数グループの中の空チャネルを探し出して送受信
を行うようにしている。
【0004】上述した送信機と受信機のIDコードおよ
び周波数グループは、製造者が管理して工場出荷前に設
定し、ユーザ側では設定変更できないようにして事故を
未然に防ぐようにしている。例えば、市場に出荷する際
に、異なるIDコードと周波数グループとなるようにI
Dコードと周波数グループを決定している。しかし、1
つのテレコントロールシステムでは、送信機と受信機と
が常に1対1の関係にあり、一方を破損または紛失する
とテレコントロールシステム全体が使用不能になる。特
に送信機は、携帯性を有するものであるために紛失した
り破損したりしやすい。このような事態になった場合、
送信機を注文しても、これが届くまでの期間はテレコン
トロールシステムを使用できない。
【0005】現状は、送受信機のセットでの交換および
修理を行っている。しかし、サービスマンが新しい送信
機を用意するだけでテレコントロールシステムの作業を
続行できることが望ましい。そのためには、送信機また
は受信機のIDコードおよび周波数グループを合わせる
必要があり、一方の設定を変更する必要がある。
【0006】その設定変更方法としては、回路基板上に
ディップ(DIP)スイッチやジャンパ線を設けてID
コードおよび周波数グループを切り替える方法がある。
しかし、ケースを開ければ異物混入のおそれがあり、ケ
ース外からの設定するために窓を開ける場合には、ケー
ス構造が防水対策などで複雑になる。しかも、ユーザに
よって勝手に切り替えられてしまうおそれがある。送受
信機の設定が異なれば機器が動作しなくなり、送受信機
の設定が同一でも以前と異なる設定に切り替えられた場
合には、切り替え後のIDコードと周波数グループが、
近くで使用している他のシステムと同一になれば混信や
干渉により意図しない他の機器が動いてしまうおそれが
ある。このように、ユーザが設定変更できるようになっ
ていると、混信などの不具合となるばかりか、最悪の場
合は事故につながる場合がある。
【0007】これに対し、消去および再書き込みが可能
なEPROM(ErasableProgrammab
le Read Only Memory)を回路基板
上に設け、IDコードおよび周波数グループを設定する
方法がある。この場合、どのような設定の仕方をしてい
るかは、簡単にはわからない。電気的に消去および再書
き込み可能なEEPROM(Electrically
ErasableProgrammable Rea
d Only Memory)を使用した場合、設定の
変更は、基板上に設けたコネクタに設定治具を接続して
データを書き換える必要がある。したがって、ユーザに
より設定内容が変更されるおそれが少ない。しかし、上
述したDIPスイッチの場合と同様に、コネクタに設定
治具を接続するために、送信機または受信機のケースを
開けたり、窓開け加工したケースにすることは好ましく
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、無線受信機の照
合用機器識別コードの設定を、無線送信機の機器識別コ
ードに合わせてサービスマンが短時間でかつ容易に変更
できるとともに、ユーザによっては機器識別コードが設
定変更されるおそれが少ない制御用無線受信機の設定情
報変更方法、制御用無線送信機、制御用無線受信機を提
供することを目的とするものである。機器識別コードに
加えて、受信周波数グループの設定変更も可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、機器識別コードを伴う制御信号を送信する制
御用無線送信機により制御用無線受信機の少なくとも照
合用機器識別コードの設定を変更する制御用無線受信機
の設定情報変更方法であって、前記制御用無線送信機を
設定変更モードとして少なくとも前記機器識別コードを
送信するとともに、前記制御用無線受信機を設定変更モ
ードとして、少なくとも前記機器識別コードを受信して
少なくとも前記照合用機器識別コードの設定を変更する
ことを特徴とするものである。
【0010】したがって、セットとして使用することに
なった通常の無線送信機と通常の無線受信機だけで、サ
ービスマンが短時間でかつ容易に無線送信機の機器識別
コードに合わせて無線受信機の照合用機器識別コードの
設定を変更することができる。しかし、設定変更モード
および設定変更方法を知らないユーザによって設定変更
されるおそれは少なく、安全である。例えば、送信機を
紛失、破損した場合でも、設定変更モードと設定変更方
法を知るサービスマンが新しく用意した送信機で設定変
更作業をし、この送信機をユーザに渡すだけで、ユーザ
は制御対象機器の制御をすることができ、作業を続行す
ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明においては、機器識
別コードを伴う制御信号を所定の周波数グループを用い
て送信する制御用無線送信機により制御用無線受信機の
照合用機器識別コードおよび受信周波数グループの設定
を変更する制御用無線受信機の設定情報変更方法であっ
て、前記制御用無線送信機を設定変更モードとして前記
機器識別コードおよび前記送信周波数グループを送信す
るとともに、前記制御用無線受信機を設定変更モードと
して、前記機器識別コードおよび前記送信周波数グルー
プを受信して前記照合用機器識別コードおよび前記受信
周波数グループの設定を変更するものである。
【0012】したがって、請求項1に記載の発明と同様
な作用を奏するのに加え、受信周波数グループの設定も
可能となり、周波数グループを有する無線システムを使
用するのに好適である。また、周波数グループの違いに
より近接したシステムとの混信等を避けることができ
る。ユーザによって設定変更されるおそれはさらに少な
くなる。
【0013】請求項3に記載の発明においては、少なく
とも機器識別コードが予め設定され、前記機器識別コー
ドを伴う制御信号を、少なくとも照合用機器識別コード
が設定された制御用無線受信機に送信する制御用無線送
信機であって、1または複数のスイッチを所定時間押し
続けるかもしくは所定順序で操作した場合に限り、設定
変更モードとなり、少なくとも前記機器識別コードを送
信して所定時間経過後に電源を自動切断することにより
少なくとも前記照合用機器識別コードの設定を変更する
ものである。したがって、請求項1に記載の発明を実施
するための制御用無線送信機を実現することができると
ともに、設定変更モードにする方法を知るサービスマン
のみが短時間でかつ容易に制御用無線送信機を設定変更
モードにすることができる。
【0014】請求項4に記載の発明においては、少なく
とも照合用機器識別コードが予め設定され、制御用無線
送信機から制御信号に伴って送信される機器識別コード
を前記照合用機器識別コードと照合する制御用無線受信
機であって、電源の投入後の所定時間内に限り設定変更
モードとなり、該設定変更モードにおいて前記制御用無
線送信機から少なくとも前記機器識別コードを受信して
少なくとも前記照合用機器識別コードの設定を変更する
ものである。したがって、請求項1に記載の発明を実施
するための制御用無線受信機を実現することができると
ともに、設定変更モードになる条件を知るサービスマン
のみが短時間でかつ容易に制御用無線送信機を設定変更
モードにすることができる。
【0015】請求項5に記載の発明においては、請求項
4に記載の制御用無線受信機において、前記設定変更モ
ードにおいて受信感度を低下させることを特徴とするも
のである。したがって、通常の制御モードに比べて制御
用無線送信機を制御用無線受信機に十分近づけないと設
定変更情報を受信できない。その結果、近接したテレコ
ントロールシステムの送信機などにより不用意に設定情
報が変更されないようにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の制御用無線送信
機の実施の一形態のブロック図である。図中、1は設定
治具、2は送信機、3は送信アンテナ、4はコネクタ、
5は操作部、6は電源制御部、7は電池、8はエンコー
ダ部、9はEEPROM、10はRF部(高周波部)で
ある。
【0017】通常の制御モードにおいて、電源制御部6
の電源スイッチを投入すると、電池7から各部に電圧が
供給される。操作部5の特定の操作スイッチを押すと、
エンコーダ部8は、操作スイッチに応じた制御信号をR
F部10に出力する。操作部には、モニタランプなど操
作状態を表示するものが適宜設けられている。その際、
EEPROM9からIDコードと周波数グループを読み
出し、RF部10に出力する。エンコーダ部8は、例え
ばCPUによりその機能が実現される。RF部10は、
IDコードを伴う制御信号で搬送波を変調して送信アン
テナ3から受信機に送信する。
【0018】業務用テレコントロール・テレメータシス
テムを用いる場合には、40チャネルが複数の周波数グ
ループに分割されており、送信機22は、EEPROM
9に設定された周波数グループの中のチャネルを順次走
査してキャリアセンスを行った上で、空いている1つの
チャネルを用いて送信するように周波数コントロールが
なされる。
【0019】IDコードおよび周波数グループは、EE
PROM9に予め設定されているが、ケースを閉じた製
品完成状態では、安全のため設定を変更できないように
している。工場でこれらの設定を行ったり設定変更をす
るには、設定治具1が必要であり、ケースを開けて基板
上に設けたコネクタ4にこの設定治具1を接続して、エ
ンコーダ部8を介してEEPROM9にIDコードおよ
び周波数グループのデータを製造番号(シリアルナン
バ)、生産情報、呼出名称、特殊機能情報等とともに書
き込む。このようにして、IDコードと周波数グループ
の両方が同じとなる製品がないようにして混信による事
故を防止している。なお、EEPROM9に置き換え
て、再書込ができないPROMを用いてもよい。
【0020】この送信機は、受信機の設定を変更するこ
とができる。このモードを以下、「ID設定モード」と
いうことにする。例えば、電源制御部6の電源スイッチ
の投入時に、これをある時間以上押し続けた場合に限っ
てこのID設定モードとなり、EEPROM9に予め設
定されたIDコードと周波数グループを所定のフォーマ
ットで所定時間にわたり繰り返し送信し、受信機におけ
る照合用のIDコードの設定を変更する。その後、電源
制御部6が電源を自動的に切断する。
【0021】図2は、本発明の制御用無線受信機の実施
の一形態のブロック図である。図中、21は受信アンテ
ナ、22は受信機、23は設定治具、24はコネクタ、
25はRF部、26はデコーダ部、27はEEPRO
M、28はリレー出力部、29は入出力コネクタ、30
は電源部である。
【0022】制御対象機器から入出力コネクタ29を介
して電源部30に電圧が供給されると受信機22の各部
に電圧が供給される。通常の制御モードにおいて、受信
アンテナ21から制御信号を受信すると、RF部25で
復調される。業務用テレコントロール・テレメータシス
テムを用いる場合、RF部25は、EEPROM27に
設定された周波数グループ内で受信周波数を走査するこ
とによって、図1に示した送信機2が周波数グループの
どのチャネルを使用していても制御信号を受信できるよ
うに周波数コントロールが行われる。
【0023】デコーダ部26では、復調された制御信号
から制御対象および制御状態等を復号してリレー出力部
28に出力する。このデコーダ部26は、例えばCPU
によりその機能が実現される。リレー出力部28は、入
出力コネクタ29を介して制御対象機器のモータやエン
ジン等を制御する。ただし、デコーダ部26では、受信
した制御信号に含まれた送信機のIDコードがEEPR
OM27に設定された受信機のIDコードと一致してい
るか否かを照合している。一致している場合に限り、制
御信号の情報をリレー出力部28に出力して、制御動作
を可能化している。リレー出力部28においては、モニ
タランプ等、制御状態を示すものを適宜設けることがで
きる。また、入出力コネクタ29から外部の信号入力を
処理してデコーダ部26に出力することもできる。
【0024】照合用のIDコードおよび周波数グループ
は、製造番号、生産情報、特殊機能情報等とともに、E
EPROM9に予め設定されているが、ケースを閉じた
製品完成状態では、安全のため通常は設定を変更できな
いようにしている。工場でこれらの設定を行ったり設定
変更をするには、ケースを開けてコネクタ24に設定治
具1を接続し、デコーダ部26を介してEEPROM2
7に機器識別コードおよび周波数グループのデータを製
造番号等とともに書き込む。
【0025】この受信機22は、ID設定モードにおい
ては、製品完成状態であっても電源の投入後の所定時間
内に限り設定情報の変更ができ、EEPROM27の設
定データを送信機2からの設定情報に合わせて書き換え
ることができる。例えば、電源投入時に電源部30から
各部に電圧が供給されるが、電源投入時から所定時間内
のみをID設定モードにしたり、電源投入時から一定時
間経過した後の所定時間内のみをID設定モードにする
ことができる。ID設定モードにおいては、送信機から
IDコードおよび周波数グループの情報を受信して、デ
コーダ部26を介してEEPROM27に設定された照
合用のIDコードおよび周波数グループの設定を変更す
る。
【0026】なお、このID設定モードにおいては、R
F部25の受信感度を、通常の制御対象機器の制御モー
ドの場合よりも低下させるように制御して、図1の送信
機2を受信機22に十分近づけなければ設定変更情報を
受信できないようにすると好適である。このように受信
感度を低下させることにより、近接したテレコントロー
ルシステムの送信機などにより不用意に設定情報が変更
されないようにすることができる。
【0027】図3は、本発明の制御用無線受信機の設定
情報変更方法を説明するための送信機側のフローチャー
トである。図4は、本発明の制御用無線受信機の設定情
報変更方法を説明するための受信機側のフローチャート
である。いずれも、ID設定モードの手順を示す。
【0028】ユーザが送信機を紛失あるいは破損したと
き、サービスマンは、代替送信機を持って現場に赴き、
この代替送信機と制御対象機器に取り付けられた現場の
受信機が1セットとなるように作業を行う。この代替送
信機は、通常の送信機と全く同じものを用いることがで
きる。IDコードおよび周波数グループの設定値は、受
信機のものと一致している必要はない。代替送信機は、
機器の販売元もしくはユーザの手元に予備機として備え
付けておいてもよい。
【0029】まず、代替送信機側の動作を説明する。図
3のS41においては、代替送信機の電源をオンにし
て、S42に処理を進める。S42においては、電源ス
イッチがオン状態を持続しているか否かを判断し、持続
していれば処理をS43に進め、持続していなければS
44に処理を進める。S43においては、電源をオンに
してから5秒経過したか否かを判定し、経過すればS4
5に処理を進めID設定モードとなる。経過していなけ
ればS42に処理を戻す。S44においては、通常の制
御モードとして送信の待機をする。したがって、代替送
信機は、電源スイッチをオンにする時にこの電源スイッ
チを5秒以上押し続けるとID設定モードとなる。
【0030】S45のID設定モードからS46に処理
を進め、S46においては、規定の周波数(チャネル)
を用い、業務用テレコントロール・テレメータシステム
の規則に従いキャリアセンスを行い、処理S47に処理
を進め、電波が検出されればS48に処理を進め自動的
に電源をオフにし、電波が検出されなければS49に処
理を進める。なお、この規定の周波数は、業務用テレコ
ントロール・テレメータシステムの40チャネルの内、
特定の1チャネルを固定的に割り当て、いずれの周波数
グループとも共用しないことが好ましい。
【0031】S49においては、規定の周波数であっ
て、このID設定モード独自のデータ伝送形式で、自局
のIDコードと周波数グループを送信し、S50に処理
を進める。S50においては、電源をオンにしてから3
0秒経過したか否かを判定し、経過していなければS4
9に処理を戻して送信を続け、30秒経過したときに
は、S51に処理を進めて自動的に電源をオフにする。
このように、代替送信機は、特殊なID設定モードデー
タの送信を開始し、30秒後にはタイムアウトし自動的
に電源をオフにする。途中で、電源スイッチを押しなお
しても電源がオフになる。通常の制御モードにするに
は、電源を再投入すればよい。
【0032】次に、受信機側の動作を説明する。図4の
S61においては電源をオンにしてS62に処理を進
め、S62においてID設定モードとなり、S63に処
理を進める。S63においては、代替送信機から規定の
周波数でID設定モード独自のデータを受信したか否か
を判定する。このようなデータを受信したときにはS6
4に処理を進め、受信しないときにはS65に処理を進
める。S65においては、電源がオンになってから2秒
経過したか否かを判定し、2秒経過したときにはS66
に処理を進め、経過していないときにはS63に処理を
戻す。S64においては、代替送信機から受信したID
コードと周波数グループによって受信機のEEPROM
に設定されていた照合用IDコードと周波数グループを
書き換えて、S66に処理を進め、通常の動作モードと
なり、代替送信機からの制御信号を受信待機する。
【0033】このように、受信機は、電源をONとする
と規定の時間だけID設定モードとなり、規定の周波数
チャネルの受信状態となるが、IDコードと周波数グル
ープの変更の有無に関係なく、2秒でタイムアウトして
通常モードになり、送信機からの操作データを待つ。I
D設定モードにおける代替送信機および受信機は、特殊
なID設定モードデータを送受信しており、通常の操作
データは受け付けず、この間に受信機から出力が出るこ
とはない。受信機は、ID設定モードデータを受信する
とEEPROMに格納されていたIDコードと周波数を
代替送信機と同一のものに書き換える。
【0034】上述したように、IDコードを伴う制御信
号を所定の周波数グループを用いて送信する代替送信機
と、制御信号に含まれるIDコードを照合用のIDコー
ドと照合して制御信号による制御を可能化する受信機と
を用いることによって、代替送信機により照合用機器識
別コードおよび受信周波数グループの設定の変更をする
ことができる。以後、この代替送信機は、通常の送信機
と同様に遠隔制御モードで制御対象機器を遠隔制御する
ことができる。
【0035】その後、工場において破損した送信機を修
理し、これをユーザが再び使用する場合には、再度、図
3,図4を参照して説明した手順で、修理した送信機を
使用して当初の機器識別コードおよび受信周波数グルー
プとなるように設定値の変更を行えばよい。元の送信機
が紛失した場合には、この元の送信機が見つかてもこれ
を使用できないように、新たに製造者から当初とは異な
る機器識別コードおよび受信周波数グループに設定した
送信機を供給することが望ましい。なお、ユーザが代替
送信機をそのまま使用し続けることも可能であるが、改
めて工場から修理済みの送信機あるいは新たな送信機を
ユーザに供給する方が、製造番号その他の情報を図1の
EEPROM9に書き込むことができる点で望ましい。
【0036】上述したように、サービスマンが新しい送
信機を用意するだけでテレコントロールシステムの作業
を続行することができる。受信機の機器識別コードおよ
び受信周波数グループの設定変更に際し、受信機のケー
スを開けなくてもよく、治具も必要ないため、サービス
メンテナンスが容易で、異物混入のおそれもない。しか
も、このID設定モードは、送受信機の両者で特殊な手
順を踏んで行った場合に限り可能となり、時間的にも制
限を設けているため、安全である。
【0037】上述した説明では、送信機の紛失または破
損の例について説明したが、仮に受信機側が破損した場
合についても、代替受信機に取り替えるだけで、同様の
方法でテレコントロールシステムの作業を続行すること
ができる。上述した説明では、IDコードに加えて、周
波数グループも設定した。しかし、使用する周波数を予
め固定している送信機および受信機からなるシステムで
は、周波数グループの設定は必要としない。
【0038】上述した説明では、ID変更モードとする
条件を、送信機側、受信機側についてそれぞれ一例のみ
を示したが、この例に限らず、不用意に変更されず安全
性が確保される条件であればよい。例えば、送信機側に
ついては、電源スイッチの押圧状態において、所定の1
または複数の操作スイッチを所定時間押し続けるか、も
しくは、所定の複数の操作スイッチを順次押し変えるこ
とにより、所定の複数の操作スイッチを所定順序で操作
することを条件としてID変更モードとすることも可能
である。また、電源スイッチの押圧状態であることは条
件とせずに、電源オン中に上述した操作を行うことのみ
を条件とすることも可能である。また、受信機側につい
ては、電源の投入後の所定時間内に限らず、上述したよ
うな送信機側から送信されるID設定変更モード独自の
データを受信したときには、いつでもID変更モードに
することも可能である。
【0039】本発明の制御用無線受信機の設定情報変更
方法は、車載クレーン、天井クレーン、スキー場リフ
ト、ホース巻取動力付きの動力噴霧器など、産業機器の
無線制御装置において使用することができる。また、無
線送信機と無線受信機間でIDコードなどのシステム情
報の授受が必要な技術分野においても使用することが可
能である。あるいは、本発明の構成を一部省略して設定
変更のみを行う装置とし、無線によりIDコードなどの
システム情報の授受を行う装置とすることも可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明によれば、通常の制御用の無線送信機と無線受信機だ
けで、サービスマンが短時間でかつ容易に設定情報を変
更できるとともに、ユーザにより設定変更されるおそれ
がないという効果がある。受信機のケースを開ける必要
はなく治具も必要としない。送信機の紛失もしくは破損
の場合、受信機が制御対象機器に組み込まれた状態でも
全く差し支えない。紛失または破損した無線送信機また
は無線受信機の代替機を用意するだけで、ユーザの仕事
に支障を来すことがなくなる。製造者がIDコードと周
波数グループを管理することができるため、両方が同じ
となる製品をなくすことができ、混信による事故を未然
に防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御用無線送信機の実施の一形態のブ
ロック図である。
【図2】本発明の制御用無線受信機の実施の一形態のブ
ロック図である。
【図3】本発明の制御用無線受信機の設定情報変更方法
を説明するための送信機側のフローチャートである。
【図4】本発明の制御用無線受信機の設定情報変更方法
を説明するための受信機側のフローチャートである。
【符号の説明】
1,23 設定治具、2 送信機、4,24 コネク
タ、5 操作部、6 電源制御部、8 エンコーダ部、
9,27 EEPROM、10,25 RF部、22
受信機、26 デコーダ部、28 リレー出力部、29
入出力コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 知義 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 渡邉 浩之 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器識別コードを伴う制御信号を送信す
    る制御用無線送信機により制御用無線受信機の少なくと
    も照合用機器識別コードの設定を変更する制御用無線受
    信機の設定情報変更方法であって、前記制御用無線送信
    機を設定変更モードとして少なくとも前記機器識別コー
    ドを送信するとともに、前記制御用無線受信機を設定変
    更モードとして、少なくとも前記機器識別コードを受信
    して少なくとも前記照合用機器識別コードの設定を変更
    することを特徴とする制御用無線受信機の設定情報変更
    方法。
  2. 【請求項2】 機器識別コードを伴う制御信号を所定の
    周波数グループを用いて送信する制御用無線送信機によ
    り制御用無線受信機の照合用機器識別コードおよび受信
    周波数グループの設定を変更する制御用無線受信機の設
    定情報変更方法であって、前記制御用無線送信機を設定
    変更モードとして前記機器識別コードおよび前記送信周
    波数グループを送信するとともに、前記制御用無線受信
    機を設定変更モードとして、前記機器識別コードおよび
    前記送信周波数グループを受信して前記照合用機器識別
    コードおよび前記受信周波数グループの設定を変更する
    ことを特徴とする制御用無線受信機の設定情報変更方
    法。
  3. 【請求項3】 少なくとも機器識別コードが予め設定さ
    れ、前記機器識別コードを伴う制御信号を、少なくとも
    照合用機器識別コードが設定された制御用無線受信機に
    送信する制御用無線送信機であって、1または複数のス
    イッチを所定時間押し続けるかもしくは所定順序で操作
    した場合に限り、設定変更モードとなり、少なくとも前
    記機器識別コードを送信して所定時間経過後に電源を自
    動切断することにより少なくとも前記照合用機器識別コ
    ードの設定を変更することを特徴とする制御用無線送信
    機。
  4. 【請求項4】 少なくとも照合用機器識別コードが予め
    設定され、制御用無線送信機から制御信号に伴って送信
    される機器識別コードを前記照合用機器識別コードと照
    合する制御用無線受信機であって、電源の投入後の所定
    時間内に限り設定変更モードとなり、該設定変更モード
    において前記制御用無線送信機から少なくとも前記機器
    識別コードを受信して少なくとも前記照合用機器識別コ
    ードの設定を変更することを特徴とする制御用無線受信
    機。
  5. 【請求項5】 前記設定変更モードにおいて受信感度を
    低下させることを特徴とする請求項4に記載の制御用無
    線受信機。
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