JPH10285500A - Crtディスプレイ装置 - Google Patents

Crtディスプレイ装置

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Publication number
JPH10285500A
JPH10285500A JP8951397A JP8951397A JPH10285500A JP H10285500 A JPH10285500 A JP H10285500A JP 8951397 A JP8951397 A JP 8951397A JP 8951397 A JP8951397 A JP 8951397A JP H10285500 A JPH10285500 A JP H10285500A
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JP
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voltage
display device
focus
beam current
crt display
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JP8951397A
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English (en)
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Akira Sawada
晃 澤田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRTのビーム電流の変化(画面輝度変化)
にかかわらず、最良のフォーカス性能が得られるように
する。 【解決手段】 フライバックトランス7の2次巻線側1
0に得られるパルス電圧をダイオード11とコンデンサ
12とで整流平滑してCRTの高圧EHVを得、これを固
定抵抗器13,可変抵抗器14,固定抵抗器18で抵抗
分割してスタティックフォーカス電圧EF1を生成する
が、この固定抵抗器18を2次側巻線10とも直列接続
するようにし、ビーム電流iBに応じて可変抵抗器14
と固定抵抗器18との接続点Aでの電圧が変化するよう
にする。これにより、可変抵抗器14から得られるスタ
ティックフォーカス電圧EF1は、ビーム電流iBの変化
に応じて変化し、従って、ビーム電流iBが変化して
も、フォーカス性能が最良に維持されるように、このス
タティックフォーカス電圧EF1を制御することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CRT(陰極線
管)を用いたディスプレイ装置に係わり、特に、フライ
バックトランスによって得られる該CRTの高圧を抵抗
分割してそのフォーカス電圧を得るようにしたCRTデ
ィスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フライバックトランスを用いてCRTの
アノードに印加する高圧を生成する従来のCRTディス
プレイ装置では、CRTの電子ビームを集束させるため
のフォーカス電圧として、通常、高圧の20〜30%が
最適値と定められている。そこで、フォーカス電圧がこ
の比率で高圧に追従するように、フライバックトランス
で得られる高圧を抵抗分割してフォーカス電圧を得るよ
うにしている。
【0003】また、近年のCRTディスプレイ装置にお
いては、その高画質の要求、特に、高フォ−カス性能へ
の要求が高まっていることから、フォーカスレンズとし
て静電四重極レンズを用いたり、ダイナミックフォーカ
ス回路を付加するなどして高フォーカス性能の向上を図
っている。
【0004】図6はかかる従来のCRTディスプレイ装
置の一例を示す回路図であって、1は高圧安定化回路、
2は高圧出力トランジスタ、3はダンパダイオード、4
は共振コンデンサ、5は偏向コイル、6はS字補正用コ
ンデンサ、7はフライバックトランス、8は固定抵抗
器、9は1次側巻線、10a,10bは2次側巻線、1
1a,11bは整流ダイオード、12は平滑コンデン
サ、13は固定抵抗器、14〜16は可変抵抗器、17
はフォーカス回路である。
【0005】同図において、高圧出力トランジスタ2と
ダンパダイオード3と共振コンデンサ4と偏向コイル5
とS次補正用コンデンサ6とは偏向回路を構成してお
り、高圧出力トランジスタ2が同期信号に同期したオ
ン,オフ動作により、偏向コイル5に偏向電流が流れる
とともに、高圧出力トランジスタ2のコレクタにこの同
期信号に同期してフライバックパルスが発生する。この
フライバックパルスがフライバックトランス7の1次側
巻線9に供給されることにより、その2次側巻線10
a,10bに昇圧されたパルスが発生し、このパルスが
整流ダイオード11a,11bと平滑コンデンサ12と
で整流平滑されてCRT(図示せず)のアノードに印加
される高圧EHVが生成される。
【0006】フォーカス回路17は、固定抵抗器13
と、可変抵抗器14と可変抵抗器15,16との並列回
路とが直列接続された直列回路であり、これに固定抵抗
器8が直列接続されて高圧EHVを抵抗分割する。そし
て、可変抵抗器14からはCRTの上記静電四重極レン
ズに印加するスタティックフォーカス電圧EF1が、ま
た、可変抵抗器15からはダイナミックフォーカス電圧
F2が夫々得られるようにしている。このダイナミック
フォーカス電圧EF2は、ダイナミックフォーカス回路
(図示せず)に供給されて、画面全体を一様にフォーカ
スするためのパラボラ補正電圧が重畳される。また、可
変抵抗器16からは、画面輝度を所定に設定するための
スクリーン電圧ESCが得られる。
【0007】固定抵抗器8は高圧EHVの変化を検出する
ためのものであって、その検出出力は高圧安定化回路1
に供給される。この高圧安定化回路1は、固定抵抗器8
の検出出力の変化に応じてフライバックトランス7の1
次側巻線9に供給されるフライバックパルスの振幅を制
御することにより、高圧EHVを一定に保持するように動
作する。
【0008】このようにして、可変抵抗器14,15を
適宜調整すると、高圧EHVが一定に保持されるから、ス
タティックフォーカス電圧EF1やダイナミックフォーカ
ス電圧EF2は、可変抵抗器14,15での調整ポイント
で決まる所定の電圧値に保持されることになる。
【0009】なお、ここでは、フライバックトランス7
の2次側は、その巻線をダイオード(ここでは、整流ダ
イオード11a,11b)で複数の巻線(ここでは、2
つの巻線10a,10b)を分割し、夫々の巻線で得ら
れるパルス電圧を整流して加算し、それを平滑コンデン
サ12で平滑するようにしている。このように2次側巻
線を分割することにより、巻線での浮遊容量や漏れイン
ダクタンスを小さくでき、安定した高圧を得ることがで
きる。
【0010】図7は、かかる従来のCRTディスプレイ
装置でのビーム電流iBに対する高圧EHVとフォーカス
電圧EF1,EF2の理想的な関係を示す図である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のようにフォーカス性能が高まると、それがために、
画面輝度の変化によってビ−ム電流iBが変化してフォ
−カス性能が最適点からわずかにずれても、画質の変化
が顕著に現れるようになってきている。上記従来の技術
では、この点については格別考慮されておらず、画面サ
イズ変動を抑えるため、ひたすら高圧安定化を図るもの
であった。
【0012】上記従来技術では、画面輝度が変化してビ
ーム電流iBが変化しても、フォーカス電圧は一定であ
る。しかし、ビーム電流iBの大きさに応じてCRT内
でのビームのフォーカス性能が変化する。即ち、ビーム
電流iBが変化するということは、ビームの電流密度が
変化してビーム径が変化するということであるが、フォ
ーカス電圧を一定にした状態ではビームへのフォーカス
作用には変化がないから、ビーム電流iB が変化する
と、蛍光面でのビームスポット径が変化し、フォーカス
ぼけが生ずることになる。
【0013】例えば、黒バックに白文字を表示する場合
と白バックに黒文字を表示する場合とでは、それら文字
表示部分でのビーム径は異なり、フォーカス電圧を一定
にすると、フォーカス性能が異なる。このため、いずれ
か一方の文字表示状態でフォーカス性能を最適点に設定
すると、他方の文字表示状態では、そのフォーカス最適
点からずれた状態となって表示文字にフォーカスぼけが
生ずることになる。
【0014】例えば、近年のパーソナルコンピュータに
おけるウィンドウズアプリケーションソフトでは、基本
的には、白バックに黒文字の表示を行なうものである
が、選択などの操作を行なうことにより、その選択され
た部分で文字表示が白黒反転するのが一般的である。こ
のように場合、これらいずれの文字表示モードでも、フ
ォーカス性能の両立が不可欠となっている。
【0015】本発明はかかる要望に鑑みとなされたもの
であって、その目的は、画面輝度の変化によるビーム電
流の変化にかかわらず、最良のフォーカス性能が得られ
るようにしたCRTディスプレイ装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ビーム電流の変化を検出する手段を設
け、該手段の検出出力に応じて高圧を抵抗分割して得ら
れるフォーカス電圧を変化させる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明によるCRTディスプレイ
装置の第1の実施形態の要部を示す回路図であって、1
8,19は固定抵抗器、20はコンデンサであり、図6
に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省
略する。
【0018】同図において、フォーカス回路17は、ス
タティックフォーカス電圧EF1の調整用可変抵抗器14
と固定抵抗器18との直列回路と、ダイナミックフォー
カス電圧EF2の調整用可変抵抗器15とスクリーン電圧
SCの調整用可変抵抗器16と固定抵抗器19との直列
回路とを並列接続し、この並列接続を固定抵抗器13と
直列接続した構成をなしており、これによって高圧EHV
を抵抗分割することにより、スタティックフォーカス電
圧EF1やダイナミックフォーカス電圧EF2,スクリーン
電圧ESCを得るようにしている。なお、図6に示した従
来技術のように高圧安定化回路を制御して高圧EHVを安
定化するためのこの高圧EHVの検出を、固定抵抗器19
で行なっている。また、固定抵抗器18に並列に積分用
のコンデンサ20が接続されている。
【0019】一方、フライバックトランス7の2次側は
整流ダイオードと2次側コイルとが交互に配列接続され
た構成をなしているが、ここでは、2つの2次側コイル
10a,10bと2つの整流ダイオード11a,11b
が交互に配列接続されているものとする。そして、この
2次側巻線10bでの整流ダイオード11bとは反対側
の端子が可変抵抗器14と固定抵抗器18との接続点A
に接続されており、従って、この固定抵抗器18は2次
側巻線10a,10bと直列に接続されていることにな
る。
【0020】以上の構成以外の構成は、図6に示した従
来技術と同様である。
【0021】以上の構成において、フライバックトラン
ス7の2次側コイル10a,10b,……にパルスが発
生すると、これによって固定抵抗18、2次側コイル1
0a,10b、整流ダイオード11a,11bを介して
電流iCが流れ、これが平滑コンデンサ12の充電電流
となるとともに、ビーム電流Bともなる。かかるパルス
が発生しないときには、平滑コンデンサ12が放電する
ことによってビーム電流iB が流れる。
【0022】平滑コンデンサ12の放電量はビーム電流
Bの大きさに応じて異なる。そして、上記のように高
圧EHVが一定となるように制御されるから、ビーム電流
Bが大きくて平滑コンデンサ12の放電量が大きいと
きには、この充電電流iCも大きく、逆に、ビーム電流
Bが小さくて平滑コンデンサ12の放電量が小さいと
きには、この充電電流iCも小さい。
【0023】この充電電流iCは、また、固定抵抗18
とコンデンサ20の並列回路によって積分され、フライ
バックトランス7の2次側にパルスが発生しない期間、
その積分電圧値がコンデンサ20に保持される。
【0024】そこで、可変抵抗器14と固定抵抗器18
との接続点Aの電圧EAはビーム電流iBの大きさに応じ
たものとなり、ビーム電流iBが一定であれば、電圧EA
が一定で可変抵抗器14で得られるスタティックフォー
カス電圧EF1も一定に保持されるが、ビーム電流iB
変化すると、電圧EAが変化してスタティックフォーカ
ス電圧EF1も変化する。
【0025】即ち、ビーム電流iBが増加すると、コン
デンサ20の積分電圧が上昇し、充電電流iCの流れる
方向からして、接続点Aの電圧EAが低下する。従っ
て、スタティックフォーカス電圧EF1が低下することに
なる。逆に、ビーム電流iBが減少すると、スタティッ
クフォーカス電圧EF1が上昇することになる。
【0026】以上のように、この第1の実施形態では、
図6に示した従来技術に比べ、固定抵抗18とコンデン
サ20トを付加して結線状態を若干変更するという簡単
な構成の変更でもって、ビーム電流iBの変化に応じて
スタティックフォーカス電圧EF1を変化させることがで
き、従って、ビーム電流iBの変化にかかわらず、フォ
ーカス性能をほぼ最良な状態に維持することが可能とな
る。
【0027】なお、高圧EHVが一定に保持されるから、
可変抵抗器15で得られるダイナミックフォーカス電圧
F2や可変抵抗器16で得られるスクリーン電圧ESC
一定である。
【0028】図2は本発明によるCRTディスプレイ装
置の第2の実施形態の要部を示す回路図であって、21
はトランジスタ、22,23は固定抵抗器、24はトラ
ンジスタ、25,26は固定抵抗器、27,28は接続
線であり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重
複する説明を省略する。
【0029】同図において、フライバックトランス7の
2次側巻線10bのダイオード11bとは反対側の端子
に、固定抵抗器18とコンデンサ20の並列回路を介し
て一定の電圧Vrが印加されている。これら固定抵抗器
18とコンデンサ20との並列回路が図1での固定抵抗
器18とコンデンサ20との並列回路に対応し、ビーム
電流iB を検出するためのものである。
【0030】トランジスタ21のベースはこの固定抵抗
器18と2次側巻線10bとの接続点Bに接続され、そ
のコレクタには固定抵抗器23を介して一定の電源電圧
ccが印加されており、そのエミッタが固定抵抗器2
2を介して接地されている。また、トランジスタ21の
コレクタは、接続線27によってスタティックフォーカ
ス電圧EF1調整用の可変抵抗器14と接続可能となっ
ている。これらトランジスタ21と固定抵抗器21,2
2とでエミッタ接地増幅器が形成されており、接続点B
での電圧EB を増幅してトランジスタ21のコレクタか
ら出力する。
【0031】トランジスタ24のベースはトランジスタ
21のコレクタに接続され、そのコレクタには固定抵抗
器26を介して電源電圧Vccが印加されており、そのエ
ミッタが固定抵抗器25を介して接地されている。ま
た、トランジスタ24のコレクタは、接続線28によっ
て可変抵抗器14と接続可能となっている。これらトラ
ンジスタ24と固定抵抗器25,26とでエミッタ接地
増幅器が形成されており、トランジスタ21のコレクタ
電圧を増幅してトランジスタ24のコレクタから出力す
る。
【0032】ビーム電流iBが増減すると、接続点Bの
電圧EBが減増する。この電圧EBはトランジスタ21な
どからなるエミッタ接地増幅器で反転増幅され、接続線
27に供給されるとともに、トランジスタ24などから
なるエミッタ接地増幅器でさらに反転増幅されて接続線
28に供給される。ここで、これら2つのエミッタ接地
増幅器は縦続接続されているので、これら2つのエミッ
タ接地増幅器により、1つの反転/非反転増幅器を構成
していることになる。
【0033】そこで、いま、接続線27を閉じて接続線
28を開いているときには、ビーム電流iBが増加(減
少)すると、図1で説明した充電電流iCの流れる方向
からして、接続点Bの電圧EBが降下(上昇)し、可変
抵抗器14の接続線27側の端子Cでの電圧ECは上昇
(降下)する。従って、可変抵抗器14から得られるス
タティックフォーカス電圧EF1は、図3に実線で示すよ
うに、ビーム電流iBが増加するとともに上昇し、ま
た、ビーム電流iBが減少するとともに降下することに
なる。
【0034】また、逆に、接続線27を開いて接続線2
8を閉じているときには、ビーム電流iBの増加(減
少)によって接続点Bの電圧EBが降下(上昇)し、可
変抵抗器14の端子Cでの電圧ECは、上記とは逆に、
降下(上昇)する。従って、可変抵抗器14から得られ
るスタティックフォーカス電圧EF1は、図3に破線で示
すように、ビーム電流iBが増加するとともに降下し、
また、ビーム電流iBが減少するとともに上昇すること
になる。
【0035】このようにして、この第2の実施形態にお
いても、ビーム電流iBの変化に応じてスタティックフ
ォーカス電圧EF1を変化させることができ、上記第1の
実施形態と同様の効果が得られることになるが、さら
に、接続線27,28のいずれか一方を選択的に閉じた
状態にすることにより、ビーム電流iBの変化に対する
スタティックフォーカス電圧EF1の変化方向を逆にする
ことができる。
【0036】なお、CRTによっては、ビーム電流iB
の変化に対してフォーカス性能を良好にするためのフォ
ーカス電圧の変化特性が、図3に実線,破線で示すよう
に、異なるものもあるが、トランジスタ21,24によ
る増幅器の部分を一体化部品とすることにより、これを
いずれのCRTにも使用することができ、これを使用す
るに際しては、このCRTに応じて接続線27,28の
いずれかを選択して閉じるするようにすればよい。この
接続線27,28としては、例えば、半田とすることが
でき、この場合には、この一体化部品でのトランジスタ
21,24のコレクタに接続された外部端子のいずれか
を可変抵抗器14の端子Cと半田付けすればよい。
【0037】また、明らかに図3に実線で示すフォーカ
ス電圧特性を持つことが明らかなCRTに対しては、ト
ランジスタ21などからなるエミッタ接地増幅器のみか
らなる電気部品を接続点Bと可変抵抗器14との間に接
続し、明らかに図3に実線で示すフォーカス電圧特性を
持つことが明らかなCRTに対しては、トランジスタ2
1などからなるエミッタ接地増幅器とトランジスタ24
などからなるエミッタ接地増幅器とからなる電気部品を
接続点Bと可変抵抗器14との間に接続するようにして
もよい。
【0038】さらに、上記のエミッタ接地増幅回路の代
わりに、例えば、オペアンプなどの他の増幅器を用いる
ようにしてもよい。
【0039】図4は本発明によるCRTディスプレイ装
置の第3の実施形態の要部を示す回路図であって、2
9,30はフォーカス電圧発生回路、31は加算/減算
回路、32は一体化電気部品であり、前出図面に対応す
る部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0040】同図において、フォーカス電圧発生回路2
9は、高圧EHVを電源電圧とし、供給される制御電圧S
1’に比例したスタティックフォーカス電圧EF1を発生
するものであり、フォーカス電圧発生回路30は、同様
に、制御電圧S2に比例したダイナミックフォーカス電
圧EF2を発生するものである。この制御電圧S1’は、
加算/減算回路31により、入力制御電圧S1に2次側
コイル10bと固定抵抗器18との接続点Bでの電圧E
Bを加算または減算したものである。
【0041】従って、制御電圧S1が所定の電圧値に設
定されていると、ビーム電流iBの増減に応じて、加算
/減算回路31での加算または減算処理により、図3に
破線または実線で示す変化特性のスタティックフォーカ
ス電圧EF1が得られ、先の第2の実施形態と同様の効果
が得られる。
【0042】なお、フライバックトランス7や整流ダイ
オード11a,11b、平滑コンデンサ12、フォーカ
ス電圧発生回路29,30は一体化して一体化電気部品
32とすることができる。
【0043】図5は本発明によるCRTディスプレイ装
置の第4の実施形態の要部を示す回路図であって、33
はアナログ/ディジタルコンバータ(以下、ADCとい
う)、34はディジタル/アナログコンバータ(以下、
DACという)、35はマイクロプロセサ(以下、マイ
コンという)であり、図4に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略する。
【0044】同図において、接続点Bの電圧EBは、A
DC33でディジタル値D1に変換されてマイコン35
に供給される。マイコン35はこのディジタル値D1か
ら接続点Bでの電圧EBを常時監視しており、このディ
ジタル値D1に応じたディジタル値D2を生成して出力
する。このディジタル値D2はDAC34でアナログの
制御電圧Sに変換され、フォーカス電圧発生回路29に
供給される。フォーカス電圧発生回路29は図4でのフ
ォーカス電圧発生回路29と同様の構成をなしており、
これに供給される制御信号Sは、図4での制御電圧S
1’と同様のものである。
【0045】従って、ビーム電流iBが変化すると、こ
れに応じて制御電圧Sも変化し、これにより、ビーム電
流iBが変化しても、フォーカス性能を最良の状態に保
持するスタティックフォーカス電圧EF1がフォーカス電
圧発生回路29から得られ、図4に示した実施形態と同
様の効果が得られることになる。
【0046】なお、マイコン35はビーム電流iBの変
化に対して制御電圧Sの変化方向を切り替える動作プロ
グラムを備えており、例えば、外部からの指示により、
この制御電圧Sのビーム電流iBの変化に対する変化方
向を切り替えることができるようにしている。従って、
この第4の実施形態においても、図2及び図4に示した
実施形態と同様に、図3に示すようなフォーカス電圧の
変化特性をもたせることができる。
【0047】また、ダイナミックフォーカス電圧EF2
発生するフォーカス電圧発生回路30の調整用の制御電
圧S’も、マイコン35から発生させる。
【0048】さらに、図4に示した実施形態と同様、フ
ライバックトランス7や整流ダイオード11a,11
b、平滑コンデンサ12、フォーカス電圧発生回路2
9,30は一体化して一体化電気部品とすることができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビーム電流に応じてフォーカス電圧を変化させることが
できるので、いかなる画面輝度でも、フォーカス性能を
最良な状態にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCRTディスプレイ装置の第1の
実施形態の要部を示す回路図である。
【図2】本発明によるCRTディスプレイ装置の第2の
実施形態の要部を示す回路図である。
【図3】図2に示した第2の実施形態でのビーム電流に
対するフォーカス電圧の特性を示す図である。
【図4】本発明によるCRTディスプレイ装置の第3の
実施形態の要部を示す回路図である。
【図5】本発明によるCRTディスプレイ装置の第4の
実施形態の要部を示す回路図である。
【図6】従来のCRTディスプレイ装置の一例を示す回
路図である。
【図7】図6に示した従来技術でのビーム電流に対する
フォーカス電圧の特性を示す図である。
【符号の説明】
7 フライバックトランス 9 1次側巻線 10a,10b 2次側巻線 11a,11b 整流ダイオード 12 平滑コンデンサ 13 固定抵抗器 14〜16 可変抵抗器 17 フォーカス回路 18,19 固定抵抗器 20 コンデンサ 21 トランジスタ 22,23 固定抵抗器 24 トランジスタ 25,26 固定抵抗器 27,28 接続線 29,30 フォーカス電圧発生回路 31 加算/減算回路 33 アナログ/ディジタルコンバータ 34 ディジタル/アナログコンバータ 35 マイクロプロセサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライバックトランスの出力電圧を整流
    平滑して得られる陰極線管の高圧を分圧して該陰極線管
    のフォーカス電圧を生成するようにしたCRTディスプ
    レイ装置において、 該陰極線管のビーム電流を検出する第1の手段と、 該第1の手段で検出した該ビーム電流の変化に応じて該
    フォーカス電圧を変化させることを特徴とするCRTデ
    ィスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の手段は、前記フライバックトランスの2次側
    巻線に直列に接続された電流検出用の固定抵抗器である
    ことを特徴とするCRTディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記固定抵抗器は、前記高圧を分圧して前記フォーカス
    電圧を生成するための分圧手段の一部をなすことを特徴
    とするCRTディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記第2の手段は、前記ビーム電流の増減に対して前記
    フォーカス電圧を増減またはその逆方向に選択的に変化
    させることを特徴とするCRTディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第2の手段は、前記ビーム電流の大きさに応じた電
    圧を選択的に反転または非反転増幅する増幅手段であっ
    て、該増幅手段の出力電圧を前記フォーカス電圧を生成
    するための前記分圧手段に供給することを特徴とするC
    RTディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 フライバックトランスの出力電圧を整流
    平滑して得られる陰極線管の高圧を分圧して該陰極線管
    のフォーカス電圧を生成するようにしたCRTディスプ
    レイ装置において、 該フォーカス電圧の生成手段に該陰極線管のビーム電流
    に応じて変化する制御信号を供給し、該ビーム電流の変
    化に応じて該フォーカス電圧を変化させることを特徴と
    するCRTディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記陰極線管のビーム電流を検出する電流検出手段は、
    前記フライバックトランスの2次側巻線に直列に接続さ
    れた電流検出用の固定抵抗器であることを特徴とするC
    RTディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記フォーカス電圧の生成手段に供給される前記制御信
    号は、前記フォーカス電圧の調整用の制御電圧に前記電
    流検出手段からの電圧を加算または減算した制御電圧で
    あることを特徴とするCRTディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記電流検出手段からの電圧を第1のディジタル値に変
    換するアナログ/ディジタルコンバータと、 該第1のディジタル値に応じた第2のディジタル値を生
    成するマイクロプロセサと、 該第2のディジタル値をアナログ変換して前記フォーカ
    ス電圧の生成手段に供給される前記制御信号とするディ
    ジタル/アナログコンバータとを備え、 前記フォーカス電圧の生成手段に供給される前記制御信
    号を前記フォーカス電圧の調整用の制御電圧に前記電流
    検出手段からの電圧を加算または減算した制御電圧とす
    ることを特徴とするCRTディスプレイ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10153905A1 (de) * 2001-11-02 2003-05-15 Grundig Ag Vorrichtung und Verfahren für das Erzeugen einer Fokuselektrodenspannung für eine Bildröhre

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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