JPH10284600A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH10284600A
JPH10284600A JP9828497A JP9828497A JPH10284600A JP H10284600 A JPH10284600 A JP H10284600A JP 9828497 A JP9828497 A JP 9828497A JP 9828497 A JP9828497 A JP 9828497A JP H10284600 A JPH10284600 A JP H10284600A
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wiring
groove
interlayer insulating
insulating film
semiconductor device
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Seiichi Fukuda
誠一 福田
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    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
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    • H01L21/76801Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing
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    • H01L21/76831Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing characterised by the formation of thin functional dielectric layers, e.g. dielectric etch-stop, barrier, capping or liner layers in via holes or trenches, e.g. non-conductive sidewall liners

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機系低誘電率材料層を含む層間絶縁膜にデ
ュアルダマシン法を利用して接続用プラグと溝配線とを
形成する際に、接続孔と溝配線用溝とに配線材料を埋め
込んでも配線材料によって接続孔及び溝配線用溝のそれ
ぞれの側壁が損傷を受けないようにする。 【解決手段】 接続孔5に配線材料が埋め込まれてなる
接続プラグ5と、溝配線用溝8に配線材料が埋め込まれ
てなる溝配線4とがデュアルダマシン法により形成され
ている層間絶縁膜3を有する半導体装置において、層間
絶縁膜3に有機系低誘電率材料層3aを少なくとも含ま
せ、且つ接続孔6及び溝配線用溝8のそれぞれの内部の
側壁に、側壁保護用のサイドウォール7及び9を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュアルダマシン
法を利用して製造された半導体装置、及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】超LSIの高集積化に伴い、半導体装置
における内部配線の微細化及び多層化に対する要求はま
すます厳しくなりつつある。近年、これらの要求に答え
る手法として、配線の微細化及び層間絶縁膜の平坦化を
簡便なプロセスにて実現可能ないわゆる溝配線技術が盛
んに検討されている。
【0003】ここで、溝配線技術とは、層間絶縁膜に所
定の溝を予め形成し、スパッタリフロ−法あるいはCV
D法により溝内部にAl合金、Cu等の配線材料を埋め
込み、CMP(chemical mechanical polishing)技術等
により溝外に堆積した配線材料を除去することにより溝
配線を形成する技術である。
【0004】このような溝配線技術のひとつとして、い
わゆるデュアルダマシン法と称される溝配線技術が知ら
れている。このデュアルダマシン法は、層間絶縁膜に予
め形成された接続孔及び溝配線用溝の両者を同時に配線
材料で埋め込んで、接続プラグと溝配線とを同時に形成
する技術であり、工程数の削減効果が大きいため特に期
待されている技術である。従って、このデュアルダマシ
ン法を半導体装置の製造プロセスに応用すると、内部配
線をいっそう微細化可能となり、また、CMP技術によ
り表面を平坦化するのでいっそうの多層化が可能とな
る。
【0005】しかし、デュアルダマシン法を利用して半
導体装置を製造した場合、前述したように、配線の集積
度を高密度にすることができるが、配線間に存在する層
間絶縁膜(SiO2膜)の誘電率が十分に低くないため
に、層間絶縁膜の電気容量が半導体素子の高速化にとっ
て大きな障害となるという問題がある。
【0006】このためデュアルダマシン法を利用して半
導体装置を製造する場合には、配線間の層間絶縁膜とし
て、一般的なSiO2膜に比べて誘電率のより低い有機
系低誘電率材料層(誘電率ε=2.5前後)を利用する
ことが試みられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機系
低誘電率材料層は、SiO2膜、Si34膜等の無機絶
縁材料層に比べて膜の緻密さが大きく劣っており、しか
も機械的強度や耐熱性等も大きく劣っているという欠点
がある。このため、金属配線材料をプラズマCVD法、
あるいはスパッタリフロ−法等で接続孔と溝配線用溝に
埋め込むと、配線材料が接続孔や溝配線用溝の内部の有
機系低誘電率材料層部分の側壁を突き破り、有機系低誘
電率材料膜を含む層間絶縁膜が損傷を被るという問題が
ある。
【0008】この問題に対し、有機系低誘電率材料層
を、機械的強度や耐熱性等に優れた無機絶縁材料膜と組
み合わせ、積層構造の層間絶縁膜の一部として利用する
ことが考えられる。しかし、有機系低誘電率材料膜を一
部に含む積層構造型の層間絶縁膜をデュアルダマシン法
により加工したとしても、接続孔や溝配線用溝の内部の
側壁部分には有機系低誘電率材料が露出することになる
ので、金属配線材料の埋め込み時に、層間絶縁膜の有機
系低誘電率材料部分に損傷を与えてしまうことが懸念さ
れる。本発明は、上述の従来の技術の課題を解決しよう
とするものであり、デュアルダマシン法を利用して接続
孔と溝配線とが形成された層間絶縁膜を有する半導体装
置において、層間絶縁膜の一部に有機系低誘電率材料層
を設けた場合であっても、接続孔と溝配線用溝とに配線
材料を埋め込んだときに、配線材料が接続孔及び溝配線
用溝のそれぞれの側壁へ突き抜けないような構造を半導
体装置に付与することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、有機系低誘
電率層を含む層間絶縁膜に形成された接続孔及び溝配線
用溝の内部の側壁に、それらに埋め込まれる配線材料が
層間絶縁膜の有機系低誘電率材料層に突き抜けないよう
にするための保護膜としてのサイドウォールを、配線材
料の埋め込みに先立って形成しておくことにより、上述
の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させる
に至った。
【0010】即ち、本発明は、接続孔に配線材料が埋め
込まれてなる接続プラグと、溝配線用溝に配線材料が埋
め込まれてなる溝配線とがデュアルダマシン法により形
成されている層間絶縁膜を有する半導体装置において、
層間絶縁膜が有機系低誘電率材料層を少なくとも含み、
且つ接続孔及び溝配線用溝のそれぞれの内部の側壁に、
側壁保護用のサイドウォールが形成されていることを特
徴とする半導体装置を提供する。
【0011】また、本発明は、この半導体装置の製造方
法であって、接続孔に配線材料が埋め込まれてなる接続
プラグと、溝配線用溝に配線材料が埋め込まれてなる溝
配線とがデュアルダマシン法により形成されている層間
絶縁膜を有する半導体装置の製造方法において、 (a)有機系低誘電率材料層を少なくとも含む層間絶縁
膜を形成する工程; (b)層間絶縁膜に接続孔と溝配線用溝とを形成する工
程; (c)接続孔及び溝配線用溝のそれぞれの内部の側壁
に、側壁保護用のサイドウォールを形成する工程;及び (d)接続孔及び溝配線用溝に配線材料を埋め込むこと
により接続プラグと溝配線とを形成する工程; を含んでなることを特徴とする製造方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0013】本発明の半導体装置は、図1(要部拡大
図)に示すように、基板1上に、下層配線2とその上方
に有機系低誘電率材料からなる層間絶縁膜3とが形成さ
れ、その層間絶縁膜3には溝配線4と、下層配線2と溝
配線4とを接続するための接続プラグ5とが形成されて
いる構造を有する。ここで、接続プラグ5が埋め込まれ
ている接続孔6の側壁には、側壁保護用のサイドウォー
ル7が設けられている。また、溝配線4が埋め込まれて
いる溝配線用溝8の側壁には、側壁保護用のサイドウォ
ール9が設けられている。これらのサイドウォール7及
び9は、配線材料が層間絶縁膜3の保護膜として機能す
る。従って、層間絶縁膜3が有機系低誘電率材料から構
成され、更にその層間絶縁膜3にデュアルダマシン法を
利用して接続プラグ5と溝配線4とが形成された構造を
有する半導体装置の場合、接続孔6と溝配線用溝8とに
配線材料を埋め込んで接続プラグ5と溝配線4とを形成
しても、配線材料が有機系低誘電率材料からなる層間絶
縁膜3を突き抜けるといった損傷が層間絶縁膜3に発生
することがない。
【0014】ここで、基材1としては、半導体装置にお
いて公知の基板材料を使用することができ、例えばシリ
コンウエハ等を挙げることができる。
【0015】また、下層配線2としても、半導体装置に
おいて公知の配線材料から常法により形成されたAl系
配線や銅系配線を利用することができる。
【0016】また、層間絶縁膜3としては、公知の有機
系低誘電率材料を使用することができる。具体的には、
式(1)で表されるサイアトップ、式(2)で表される
フレア等を挙げることができる。
【0017】
【化1】
【0018】なお、図1では、層間絶縁膜3が有機系低
誘電率材料からのみから構成されている例を示したが、
図2に示すように、有機系低誘電率材料層3aとそれよ
りも機械的強度や耐熱性等に優れた無機系絶縁材料層3
bとを積層してもよい。この場合、有機系低誘電率材料
層3aは少なくとも1層あればよい。このように層間絶
縁膜3に無機系絶縁材料層3bを含ませると、層間絶縁
膜3の機械的強度や耐熱性を向上させることができる。
また、複数の有機系低誘電率材料層3a又は無機系絶縁
材料層3bが存在する場合、すべての有機系低誘電率材
料層3a又は無機系絶縁材料層3bをそれぞれ同じ材料
から形成してもよいが、層毎に異なる材料を使用しても
よい。
【0019】層間絶縁膜3に使用する無機系絶縁材料と
しては、半導体装置において公知の材料を利用すること
ができる。例えば、Si34、SiO2、TiN等を使
用することができる。
【0020】サイドウォ−ル7、9の材料としては、有
機系低誘電率材料に比べて機械的性質や耐熱性等に優れ
ている無機系材料を使用することが好ましい。この場
合、無機系材料として、銅やアルミニウムなどの導電性
材料を使用することもできるが、絶縁性材料を使用する
ことが好ましい。具体的には、Si34、SiO2、T
iN、p−Si等から選択される少なくとも一種を使用
することが好ましい。
【0021】以上、説明した本発明の半導体装置は、図
1あるいは図2に示した部分構造を有することを特徴と
しており、半導体装置に必要とされる他の要素について
は、従来公知の半導体装置と同様とすることができる。
【0022】また、接続プラグ5と溝配線4とを構成す
る配線材料としては、デュアルダマシン法において配線
材料として使用されるものを好ましく使用することがで
き、アルミニウムやその合金、あるいは銅やその合金を
挙げることができる。
【0023】配線材料の埋め込み手法としては、デュア
ルダマシン法において利用されている公知の高温リフロ
ー法やスパッタリフロー法、あるいはプラズマCVD法
等を採用することができる。
【0024】なお、図1や図2において、層間絶縁膜3
の表面が平坦化されているのは、配線材料の埋め込みの
後、層間絶縁膜3の表面に存在する不要な配線材料をC
MP技術等で除去するためである。
【0025】次に、本発明の半導体装置の製造方法につ
いて、デュアルダマシン法を利用して製造する場合、即
ち、接続孔に配線材料が埋め込まれてなる接続プラグ
と、溝配線用溝に配線材料が埋め込まれてなる溝配線と
がデュアルダマシン法により形成されている層間絶縁膜
を有する半導体装置の製造方法について説明する。この
製造方法は、以下に説明する工程(a)〜(d)を有す
る。
【0026】なお、以下の説明において図1及び図2の
場合と同じ符号で表される構成要素については、図1及
び図2において説明したとおりである。
【0027】工程(a) まず、有機系低誘電率材料層を少なくとも含む層間絶縁
膜を形成する。例えば、図3(a)に示すように、下層
配線2が形成された基板1上に、複数の有機系低誘電率
材料層3aと無機系絶縁材料層3bとを交互に常法によ
り積層することにより層間絶縁膜3を形成する。この場
合、有機系低誘電率材料のみから層間絶縁膜を構成して
もよい。
【0028】工程(b) 次に、デュアルダマシン法に従って、層間絶縁膜3に接
続孔6と溝配線用溝8とを形成する(図3(b))。詳
しくは、フォトリソグラフィー技術を利用して形成する
ことができる。
【0029】工程(c) 次に、層間絶縁膜3に形成された接続孔6及び溝配線用
溝8のそれぞれの内部の側壁に、側壁保護用のサイドウ
ォール7及び9を形成する(図3(d))。サイドウォ
ール7及び9の形成は、サイドウォール材料を接続孔6
及び溝配線用溝8の内面を含めて層間絶縁膜3の表面に
成膜し(図3(c))、エッチバックすることにより行
うことができる(図3(d))。ここで、サイドウォー
ル材料の成膜は、プラズマCVD法で行うことが好まし
く、また、サイドウォ−ル材料としては、無機系材料、
特に、Si34、SiO2、p−Si及びTiNから選
択される少なくとも一種を使用することが好ましい。
【0030】また、エッチバック条件は、配線材料や層
間絶縁膜などの種類や厚みなどに応じて適宜決定するこ
とができる。
【0031】工程(d) 次に、接続孔6及び溝配線用溝8に配線材料を埋め込
み、必要に応じて層間絶縁膜3の表面に存在する不要な
配線材料をCMP技術により除去することにより接続プ
ラグ5と溝配線4とを形成する(図3(e))。これに
より、本発明の半導体装置が得られる。
【0032】以上説明した本発明の製造方法において
は、溝配線用溝、接続孔の側壁に有機系低誘電率材料が
露出しないようにサイドウォールを形成する。従って、
層間絶縁膜に損傷を与えることなく、属配線材料を溝配
線用溝や接続孔に埋め込む際に層間絶縁膜の一部である
有機系低誘電率材材料層に損傷を与えることなく埋め込
むことが可能となる。
【0033】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0034】実施例1 常法により、下層配線2上に層間絶縁膜3としてSiO
2膜3bと有機系低誘電率材料膜3aとを積層して成膜
し(図3(a))、上層配線用の溝配線用溝8と層間配
線となる接続プラグ用の接続孔6をそれぞれ形成した
(図3(b))。
【0035】なお、有機系低誘電率材料としては、前述
した式(1)の構造式のサイトップを用いた。
【0036】各層間前縁膜の厚さは、図3(b)の上部
より、無機系絶縁材料層3bを200nm、200n
m、100nmとし、有機系低誘電率材料膜3aを50
0nm、400nm、300nmとした。
【0037】次に有機系低誘電率材料膜3aが表面に露
出しないように溝配線用溝8及び接続孔6の表面にSi
2膜10を、平坦部での厚さが200nmとなるよう
に、比較的低温である350℃程度のプラズマCVD装
置で成膜した(図3(c))。成膜条件を表1に示す。
【0038】
【表1】(成膜条件) プラズマソース: アノード結合平行平板RF加型装置 ウェハステージ温度: 320℃ RFパワー: 550W(13.56MHz) SiH4=0.1L/min、N2O=1.0L/min圧力 = 100Pa
【0039】次に、 層間絶縁膜3上のSiO2膜10
を、表2のエッチバック条件でエッチバックすることに
より、接続孔6及び溝配線用溝8のそれぞれの側壁に、
サイドウォール7及び9を形成した(図3(d))。
【0040】
【表2】(エッチバック条件) RFパワー: 1200W(13.56MHz) CF4 = 50mL/min、Ar=300mL/min 圧力=5.0Paウエハ上の磁場=12mT(ミリステラ)
【0041】次に、サイドウォールが形成された接続孔
6と溝配線用溝8とのそれぞれに、配線材料としてAl
系材料を常法により埋め込み、層間絶縁幕3の表面上の
配線材料をCMP処理して除去することにより、図3
(e)に示すような半導体装置を得た。得られた半導体
装置の層間絶縁膜3の有機系低誘電率材料層3aは、配
線材料によって損傷を全く受けなかった。
【0042】実施例2 常法により、下層配線2上に層間絶縁膜3としてSiO
2膜3bと有機系低誘電率材料膜3aとを積層して成膜
し(図3(a))、上層配線用の溝配線用溝8と層間配
線となる接続プラグ用の接続孔6をそれぞれ形成した
(図3(b))。
【0043】なお、有機系低誘電率材料としては、前述
した式(2)の構造式のフレアを用いた。
【0044】各層間前縁膜の厚さは、図3(b)の上部
より膜3bを200nm、200nm、100nmと
し、有機系低誘電率材料膜3aを500nm、400n
m、300nmとした。
【0045】次に有機系低誘電率材料膜3aが表面に露
出しないように溝配線用溝8及び接続孔6の表面にSi
34膜10を、平坦部での厚さが200nmとなるよう
に、比較的低温である350℃程度のプラズマCVD装
置で成膜した(図3(c))。成膜条件を表3に示す。
【0046】
【表3】(成膜条件) ウェハステージ温度: 320℃、 RFパワー: 550W(13.56MHz) SiH4=0.1L/min、NH3=1.0L/min圧力 = 100Pa
【0047】次に、 層間絶縁膜3上のSi34膜10
を、表4のエッチバック条件でエッチバックすることに
より、接続孔6及び溝配線用溝8のそれぞれの側壁に、
サイドウォール7及び9を形成した(図3(d))。
【0048】
【表4】(エッチバック条件 RFパワー: 1200W(13.56MHz) CHF=50mL/min、Ar=300mL/min 圧力=5.0Paウエハ上の磁場=12mT(ミリステラ)
【0049】次に、サイドウォールが形成された接続孔
6と溝配線用溝8とのそれぞれに、配線材料としてAl
系材料を常法により埋め込み、層間絶縁幕3の表面上の
配線材料をCMP処理して除去することにより、図3
(e)に示すような半導体装置を得た。得られた半導体
装置の層間絶縁膜3の有機系低誘電率材料層3aは、配
線材料によって損傷を全く受けなかった。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、有機系低誘電率材料層
を含む層間絶縁膜にデュアルダマシン法を利用して接続
用プラグと溝配線とを形成する際に、接続孔と溝配線用
溝とに配線材料を埋め込んでも配線材料によって接続孔
及び溝配線用溝のそれぞれの側壁が損傷を受けないよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の要部断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の要部断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の工程図であ
る。
【符号の説明】
1 基板、2 下層配線、3 層間絶縁膜、3a 有機
系低誘電率材料層、4 溝配線、5 接続プラグ、6
接続孔、7 サイドウォ−ル、8 溝配線用溝、9 サ
イドウォ−ル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続孔に配線材料が埋め込まれてなる接
    続プラグと、溝配線用溝に配線材料が埋め込まれてなる
    溝配線とがデュアルダマシン法により形成されている層
    間絶縁膜を有する半導体装置において、層間絶縁膜が有
    機系低誘電率材料層を少なくとも含み、且つ接続孔及び
    溝配線用溝のそれぞれの内部の側壁に、側壁保護用のサ
    イドウォールが形成されていることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 サイドウォ−ルの材料が、無機系材料で
    ある請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 無機系材料が、Si34、SiO2、p
    −Si及びTiNから選択される少なくとも一種である
    請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 層間絶縁膜が、有機系低誘電率材料層と
    無機系絶縁材料層との積層構造を有する請求項1〜3の
    いずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 無機系絶縁材料層が、Si34層、Si
    2膜及びTiN層から選択される少なくとも一種であ
    る請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 接続孔に配線材料が埋め込まれてなる接
    続プラグと、溝配線用溝に配線材料が埋め込まれてなる
    溝配線とがデュアルダマシン法により形成されている層
    間絶縁膜を有する半導体装置の製造方法において、 (a)有機系低誘電率材料層を少なくとも含む層間絶縁
    膜を形成する工程; (b)層間絶縁膜に接続孔と溝配線用溝とを形成する工
    程; (c)接続孔及び溝配線用溝のそれぞれの内部の側壁
    に、側壁保護用のサイドウォールを形成する工程 (d)接続孔及び溝配線用溝に配線材料を埋め込むこと
    により接続プラグと溝配線とを形成する工程;を含んで
    なることを特徴とする製造方法。
  7. 【請求項7】 工程(c)のサイドウォールの形成を、
    サイドウォール材料を接続孔び溝配線用溝の内面を含め
    て層間絶縁膜の表面に成膜し、エッチバックすることに
    より行う請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 サイドウォール材料の成膜を、プラズマ
    CVD法で行う請求項7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 サイドウォ−ルの材料が、無機系材料で
    ある請求項7又は8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 無機系材料が、Si34、SiO2
    p−Si及びTiNから選択される少なくとも一種であ
    る請求項9記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 層間絶縁膜が、有機系低誘電率材料層
    と無機系絶縁材料層との積層構造を有する請求項6〜1
    0のいずれかに記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 無機系絶縁材料層が、Si34層、S
    iO2膜及びTiN層から選択される少なくとも一種で
    ある請求項11記載の製造方法。
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