JPH10284466A - エッチング方法,結晶成長方法,並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

エッチング方法,結晶成長方法,並びに半導体装置の製造方法

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JPH10284466A
JPH10284466A JP23554797A JP23554797A JPH10284466A JP H10284466 A JPH10284466 A JP H10284466A JP 23554797 A JP23554797 A JP 23554797A JP 23554797 A JP23554797 A JP 23554797A JP H10284466 A JPH10284466 A JP H10284466A
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JP
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layer
gas
semiconductor
etching
crystal growth
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JP23554797A
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Inventor
Moichi Izumi
茂一 和泉
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆるin−situプロセスにおいて、
半導体材料のエッチング処理,及びその後の結晶成長処
理を行う。 【解決手段】 in−situプロセスの結晶成長工程
において、結晶成長用ガスの供給に先立ってSiI4
スを供給する。SiI4 ガスから生じるヨウ素ガスによ
り、半導体層に生じた酸化膜43(結晶成長を阻害する
膜)をエッチング処理する。その後、引き続いて結晶成
長用ガスを供給することにより所望の結晶を成長させる
ことができる。このとき、SiI4 ガスから生じるSi
を再結晶成層にドーピングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエッチング方法,結
晶成長方法並びに半導体装置の製造方法に関し、特に、
エッチングガスとしてSiI4 ガスを用いる方法及びi
n−situプロセスにおけるエッチング処理及び結晶
成長処理の際にSiI4 ガスを用いる方法に関するもの
である。ここで、in−situプロセスとは、真空中
にてエッチング処理,成膜処理,形成した膜の評価処理
を含む一連の処理を行うプロセスである。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体を用いたデバイス(半導体
装置)の製造方法は、大きく分けて、結晶成長工程,加
工工程,評価工程,及びアセンブリ工程を有している。
加工工程では、エッチング処理,成膜(絶縁膜,金属
膜,半導体結晶膜の形成),写真製版処理等が行われる
ようになっている。
【0003】ところで、近年、真空中でエッチング,成
膜処理,前処理,評価処理等の一連の処理を行う、いわ
ゆるin−situプロセスが注目されている。in−
situプロセスは、上記結晶成長工程や加工工程にて
採用されている。in−situプロセスでは、上記の
ような一連のプロセスが真空中で行われるので、所定の
処理を施された部材は、大気中に曝されることなく次の
処理を施されることとなるので、各処理において高い清
浄度を保持することができる。
【0004】例えば、エッチング処理後に成膜を行う場
合、その成膜界面が大気に曝されると酸化膜等が形成さ
れて成長界面の汚染が生じ、デバイスの特性に悪影響を
及ぼすこととなる。しかしながら、かかる処理(特に、
結晶成長処理)をin−situプロセスにより行う
と、大気による汚染を回避して高い清浄度を保持でき、
その結果、デバイス特性に悪影響を与えることを防止す
ることができる。
【0005】以下、従来の化合物半導体を用いたデバイ
スについて具体的に説明する。図6(a) は、従来の一般
的なMESFET(Metal-Semiconductor Field Effect
Transistor)の断面構造を示している。図において、参
照符号300aは、GaAs系化合物半導体を用いたM
ESFETである。MESFET300aのGaAs基
板1上には、i−GaAsバッファ層6を介して、n−
GaAsチャネル層7及びn+ −GaAsコンタクト層
10が形成されている。コンタクト層10の所定領域に
は、チャネル層7に達するゲートリセス14が形成され
ている。ゲートリセス14内には、ショットキゲート電
極5が配置されている。また、コンタクト層10上の、
ゲートリセス14の両側部分に対応する部分には、オー
ミックメタルからなるソース電極11a及びドレイン電
極11bが形成されている。
【0006】ところで、このような構造のMESFET
300aに対して、さらなる動作速度の高速化等の特性
改善の要求があり、このような要求を満足する素子構造
の検討が進められた結果、図6(b) に示すような素子構
造の改良型MESFET300bがすでに開発されてい
る。
【0007】この改良型のMESFET300bが上記
MESFET300aの素子構造と異なるところは、上
記ゲートリセス14の両側部分に、コンタクト層10の
表面からチャネル層7に達するトレンチ12,13を形
成した点、およびこのトレンチ12,13内に、上記コ
ンタクト層10を構成するn+ −GaAs層に比べて一
層高濃度で且つ低抵抗なn+ −GaAs層を埋め込むこ
とにより、ソース,ドレイン領域3,4を形成した点で
ある。ソース,ドレイン領域3,4を構成するn+ −G
aAs層は、Siを高濃度にドープした極めて低抵抗な
半導体層である。このような素子構造のMESFET3
00bは、ソース電極11a及びドレイン電極11b間
の抵抗を極力小さく抑えることができ、特性が大きく向
上したものとなっている。
【0008】次に、このような改良型のMESFET3
00bの製造方法について説明する。まず、MBE(Mo
lecular Beam Epitaxy)法を用いて、基板1上に、i−
GaAsバッファ層6,n−GaAsチャネル層7,n
+ −GaAsコンタクト層10を順次成長させる。その
後、上記ソース,ドレイン領域3,4に対応する部分に
開口を有するエッチングマスクを形成し、このエッチン
グマスクを用いて、n+ −GaAsコンタクト層10及
びチャネル層7の一部を選択的にエッチングする。これ
により、一対のトレンチ12,13が形成される。
【0009】なお、上記i−GaAsバッファ層6等を
成長させるためにMBE法を用いたが、結晶成長が可能
であれば、MBE法に代えて、MOCVD(MetalOrgani
c Chemical Vapor Deposition)法,MOMBE(Metal O
rganic Molecular Beam Epitaxy)法,VPE(Vapor Pha
se Epitaxy) 法,CBE(Chemical Beam Epitaxy) 法,
LPE(Liquid Phase Epitaxy)法等を採用することがで
きる。
【0010】次に、上記エッチングマスクを選択成長用
マスクとして両トレンチ12,13内にn+ −GaAs
層を成長させ、ソース領域3及びドレイン領域4を形成
する。このn+ −GaAs層は、n+ −GaAsコンタ
クト層10に比べて一層高濃度で且つ低抵抗な層であ
る。かかる層の形成は、CBE(Chemical Beam Epitax
y )法を用いて選択的に再結晶成長させることにより行
う。
【0011】このソース領域3及びドレイン領域4の形
成においても、上記CBE法に代えて、結晶成長が可能
であれば、MBE法,MOCVD法,MOMBE法,V
PE法,LPE法等を採用することができる。
【0012】その後、コンタクト層10及びチャネル層
7の、ソース,ドレイン3,4領域間の部分を選択的に
エッチングしてゲートリセス14を形成する。そして、
ゲートリセス14内に、メタルの蒸着リフトオフによっ
てショットキゲート電極5を形成する。
【0013】また、図7(a) は、従来の一般的なHFE
T(Heterostructure Field EffectTransistor )を示
す断面図である。このHFETは、上記MESFETと
は素子構造が異なり、より高性能なデバイスとして提供
されているものである。
【0014】図において、参照符号200aは、従来の
一般的なHFETを示している。HFET200aのG
aAs基板1上には、i−GaAsバッファ層6を介し
てn−GaAsチャネル層7が形成されている。このチ
ャネル層7上には、i−AlGaAs層8,n- −Ga
As層9及びn+ −GaAs層10が順次積層されてい
る。GaAs層9,10の所定領域には、i−AlGa
As層8に達するゲートリセス14が形成されており、
ゲートリセス14内には、ショットキゲート電極5が配
置されている。そして、n+ −GaAs層10の表面
の、ゲートリセス14の両側部分に対応する部分には、
オーミックメタルからなるソース電極11a及びドレイ
ン電極11bが形成されている。
【0015】ところで、このような素子構造のHFET
200aでは、i−AlGaAs層8の層厚についてト
レードオフの関係がある。つまり、i−AlGaAs層
8の層厚を厚くすると、ゲート耐圧が高くなるが、i−
AlGaAs層8が大きな抵抗成分となって、ソース電
流の値を大きく取れなかったり、寄生抵抗が大きいこと
によりデバイス特性が劣化することとなる。逆に、i−
AlGaAs層8が薄いと、ソース電流の値を大きくと
ることができるが、素子の耐圧が下がることとなる。
【0016】結局、ゲート電極5の直下の領域では、i
−AlGaAs層8の層厚が厚く、ソース,ドレイン間
にはi−AlGaAs層8が介在しないことが好ましい
が、従来の素子構造のHFET200aでは、トレード
オフの関係にあるゲート耐圧向上とソース電流の増大と
いう2つの要求を同時に満足することはできなかった。
【0017】そこで、このような2つの要求を満足する
素子構造として、図7(b) に示す改良型HFET200
bが提案されている。
【0018】この改良型HFET200bは、従来のH
FET200aにおいて、ゲートリセス14の両側に、
+ −GaAs層10の表面からチャネル層7に達する
トレンチ12,13を形成し、このトレンチ12,13
内に、Siを高濃度にドープした極めて低抵抗のn+
GaAs層を埋め込むことにより、ソース,ドレイン領
域3,4を形成したものである。
【0019】次に、この改良型HFET200bの製造
方法について説明する。まず、MBE(Molecular Beam
Epitaxy)法を用いて、GaAs基板1上に、i−Ga
Asバッファ層6,n−GaAsチャネル層7,i−A
lGaAs層8,n- −GaAs層9及びn+ −GaA
s層10を順次成長させる。このとき、結晶成長が可能
であれば、MBE法に代えて、MOCVD法,MOMB
E法,VPE法,CBE法,LPE法等を採用すること
ができる。
【0020】その後、上記ソース,ドレイン領域3,4
に対応する部分に開口を有するエッチングマスクを形成
し、このエッチングマスクを用いて、n+ −GaAs層
10,n- −GaAs層9,i−AlGaAs層8及び
チャネル層7の一部を選択的にエッチングする。これに
より、一対のトレンチ12,13が形成される。
【0021】次いで、上記エッチングマスクを選択成長
用マスクとして、両トレンチ12,13内にソース領域
3及びドレイン領域4を形成する。このソース領域3及
びドレイン領域4は、Siを高濃度にドープした極めて
低抵抗のn+ −GaAs層から構成することができる。
ソース領域3及びドレイン領域4を形成するには、CB
E(Chemical Beam Epitaxy )法を用いて選択的に再結
晶成長させる方法を採用することができる。なお、この
場合、結晶成長が可能であれば、CBE法に代えて、M
BE法,MOCVD法,MOMBE法,VPE法,LP
E法等を採用することもできる。
【0022】最後に、GaAs層9,10のソース,ド
レイン領域3,4の間の部分を選択的にエッチングして
ゲートリセス14を形成する。そして、ゲートリセス1
4内に露出するi−AlGaAs層8上にショットキゲ
ート電極5を形成する。
【0023】このような素子構造を有する改良型HFE
T200bでは、ゲート電極5の真下にi−AlGaA
s層8を設けているので、すなわち、チャネル層7を構
成するn−GaAsに比べてバンドギャップエネルギー
の大きいi−AlGaAs層8を設けているので、ゲー
ト耐圧が向上する。また、チャネル層7につながるソー
ス,ドレイン領域3,4が、低抵抗のn+ −GaAs層
から構成されているので、ソース電極11a,チャネル
層7間の抵抗及びドレイン電極11b,チャネル層7間
の抵抗を低くすることができる。すなわち、ソース抵抗
を低減することができる。その結果、かかる構成のHF
ET200bは、gm(相互コンダクタンス)等のデバ
イス特性の優れたものとなっている。
【0024】なお、上記改良型MESFET300b及
び改良型HFET200bにおけるソース,ドレイン領
域3,4としてのn+ −GaAs層は、SiI4 ガスを
ドーパントとしてCBE法により再成長することによ
り、5×1018cm-3以上のn型キャリア導電層の形成が
容易である。このことから、CBE法は低抵抗層の形成
に有利である。これに対し、上記n+ −GaAs層をM
BE法で成長した場合は、n型のキャリア濃度はせいぜ
い3×1018cm-3程度が限界である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した改
良型MESFET300b及び改良型HFET200b
では、それぞれその製造プロセスに起因する種々の問題
点がある。以下、これらの問題点をそれぞれのデバイス
について説明する。
【0026】まず、改良型MESFET300bの製造
方法では、ソース領域3,ドレイン領域4としてのn+
−GaAs層の埋込み形状は良好な形状となっているも
のの、そのn+ −GaAs層を用いたデバイスの特性は
良好とは言えない。つまり、CBE法によりソース,ド
レイン領域3,4を形成したMESFET300bで
は、そのソース抵抗が、CBE法によらずにソース,ド
レイン領域3,4を形成した場合に比べて3倍程度の高
い値となる。これは、ソース,ドレイン領域としてのn
+ −GaAs層の再成長界面で炭素が蓄積し、これによ
り、再成長界面でのキャリアが消失したことによるもの
である。
【0027】図8及び図9を参照して具体的に説明す
る。図8は、ソース,ドレイン領域の形成に再成長を用
いない通常のMESFET200aの場合(図(a) )
と、ソース,ドレイン領域の形成にCBE法による再成
長を用いた改良型のMESFET200bの場合(図
(b) )とに分けて、ソース電流IDS特性を対比して示す
図である。また、図9は、CBE法を用いた場合の再成
長層における元素の含有濃度を示している。
【0028】これらの図から明らかなように、CBE法
による再成長を用いた場合には、再成長界面において炭
素が蓄積してしまい、ソース電流の立ち上がり電圧V
DS1 が、CBE法を用いない場合の値VDS2 の約3倍と
なる。従って、ソース,ドレイン領域の形成にCBE法
による再成長を用いた改良型MESFET200bで
は、ソース,ドレイン領域自体は低抵抗にできるが、ソ
ース,ドレイン領域とチャネル領域との接触部での抵抗
は、再成長界面での汚染によって高くなり、結局ソース
抵抗を十分低減することができない。
【0029】また、改良型HFET200bでは、その
製造方法に起因するデバイス特性への悪影響はさらに深
刻な問題となる。詳しく説明すると、CBE法は、MO
CVD法に比べて、選択成長用マスクとして用いられる
SiO2 膜やSiON膜上と、これらの膜以外の半導体
領域上との間での選択性が強く、完全な選択成長が可能
であるという長所を有している。しかし、この長所は、
逆に言えば、酸化膜が選択成長したい領域に形成されて
いると、成長が阻害されやすいという欠点につながる。
従って、HFETの形成プロセスでは、上記酸化膜によ
る成長の阻害が生じやすい。
【0030】具体的には、改良型HFET200bの製
造方法では(図7参照)、トレンチ12,13をエッチ
ング処理により形成した後、これらトレンチ12,13
内での選択成長を行うために、エッチング処理の後、一
旦半導体層が大気に曝されることとなる。このとき、A
lGaAsは酸化性の強い材料であるため、i−AlG
aAs層8の露出部分に直ちに酸化膜が形成される。こ
の酸化膜は、上述したように、CBE法による選択結晶
成長を阻害するため、所要のソース領域及びドレイン領
域を形成することができないという深刻な問題を含んで
いる。このため、所要のソース領域3及びドレイン領域
4を形成するためには、上記酸化膜の完全除去が必要で
ある。
【0031】そこで、従来の製造方法では、この酸化膜
を除去するために、エッチング処理を行う別の工程(た
とえば、HClを用いたエッチングによる酸化膜除去工
程)を設け、これにより酸化膜の完全除去を行った後に
選択結晶成長を行なわなければならなかった。
【0032】このように、従来の改良型HFET200
bの製造方法では、酸化膜除去のためのエッチング処理
を選択結晶成長工程の前処理として行なわなければなら
ないという問題があった。ひいては、このような前処理
工程があるために、HFET200bの製造工程が複雑
になってしまい、このため、製造コストの面からも製造
工程の簡略化の要請があった。また、上記酸化膜を除去
するためのエッチング処理にHClを用いた場合、エッ
チング処理におけるエッチングガスと、結晶成長処理に
おけるドーピングガスとを切り換える必要があり、ガス
のパージ作業が絶対必要となるという問題もあった。
【0033】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するためになされたものであり、in−situプロセ
スの利点を十分に生かすことができるエッチング方法,
結晶成長方法,並びに半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
るエッチング方法は、ハロゲンガスを用いて半導体材料
をエッチングする方法において、高温高真空雰囲気中に
SiI4 ガスを供給する工程を含み、上記高温高真空雰
囲気中に配置した半導体材料を、SiI4 ガスの熱分解
により生じたヨウ素ガスによりエッチングすることを特
徴とするものである。
【0035】本発明(請求項2)に係る結晶成長方法
は、下地材料上にて半導体結晶の成長を行って第1の半
導体層を形成する工程と、該第1の半導体層上にて半導
体結晶の再成長を行って第2の半導体層を形成する工程
とを含み、上記半導体結晶の再成長を行う工程が、高温
高真空雰囲気下にて、結晶成長用ガスの供給を遮断ある
いは制限した状態でSiI4 ガスを供給して、該SiI
4 ガスの熱分解により生じたヨウ素ガスにより、上記第
1の半導体層の露出面をエッチングするエッチング工程
と、その後、上記結晶成長用ガスの供給遮断あるいは供
給制限を解除し、高温高真空雰囲気下にて、上記SiI
4 ガスとともに結晶成長用ガスの供給を行って、該第1
の半導体層のエッチング面上に第2の半導体層の再成長
を行う結晶成長工程とを有し、該結晶成長工程では、該
SiI4 ガスの熱分解により生じたSiが第2の半導体
層内にドーパントとして取り込まれることを特徴とする
ものである。
【0036】本発明(請求項3)は、上記請求項2記載
の結晶成長方法において、上記半導体結晶の再成長を行
う工程を、真空中にてエッチング処理,成膜処理,形成
した膜の評価処理を含む一連の処理を行うプロセスにお
ける一工程としたことを特徴とするものである。
【0037】本発明(請求項4)は、上記請求項2記載
の結晶成長方法において、上記結晶成長工程では、第2
の半導体層の再成長を化学ビーム堆積法により行うよう
にしたことを特徴とするものである。
【0038】本発明(請求項5)に係る半導体装置の製
造方法は、基板上に、半導体結晶の1回目の成長処理に
より複数の半導体層を順次積層する工程と、該積層され
た半導体層の表面の、所定領域に対して選択的なエッチ
ング処理を施して、上記複数の半導体層における所定の
半導体層に達するトレンチを形成する工程と、該トレン
チ内に、半導体結晶の2回目の成長処理により埋込み層
を形成する工程と、該埋込み層上に電極を形成する工程
とを含み、上記埋込み層の形成工程が、高温高真空雰囲
気下にて、結晶成長用ガスの供給を遮断あるいは制限し
た状態でSiI4 ガスを供給して、該SiI4 ガスの熱
分解により生じたヨウ素ガスにより、上記半導体層の露
出面をエッチングするエッチング工程と、その後、上記
結晶成長用ガスの供給遮断あるいは供給制限を解除し、
高温高真空雰囲気下にて上記SiI4 ガスとともに結晶
成長用ガスの供給を行って、上記トレンチ内に埋込み層
を成長する結晶成長工程とを有し、該結晶成長工程で
は、該SiI4 ガスの熱分解により生じたSiが第2の
半導体層内にドーパントとして取り込まれることを特徴
とするものである。
【0039】本発明(請求項6)は、上記請求項5記載
の半導体装置の製造方法において、上記トレンチの形成
工程では、上記積層された半導体層の表面の、ソース電
極,及びドレイン電極を配置すべき領域に対して選択的
なエッチング処理を施して、チャネル層としての半導体
層に達する一対のトレンチを形成し、上記埋込み層の形
成工程では、上記埋込み層を、該一対のトレンチ内に低
抵抗のソース,ドレイン領域として形成し、上記電極の
形成工程では、該ソース領域としての埋込み層上にソー
ス電極を、該ドレイン領域としての埋込み層上にドレイ
ン電極を形成し、その後、上記複数の半導体層のうち
の、上記チャネル層あるいはその上側の半導体層の、ソ
ース電極,及びドレイン電極間の領域に、ゲート電極を
形成することを特徴とするものである。
【0040】本発明(請求項7)は、上記請求項6記載
の半導体装置の製造方法において、上記1回目の半導体
結晶の成長処理を行う工程では、上記チャネル層ととも
に、該チャネル層との間にヘテロ接合界面を形成する半
導体層を形成することを特徴とするものである。
【0041】本発明(請求項8)は、上記請求項7記載
の半導体装置の製造方法において、上記1回目の半導体
結晶の成長処理を行う工程では、上記GaAs基板上に
i型GaAsバッファ層,n型GaAsチャネル層,i
型AlGaAs層,n- 型GaAs層,n+ 型GaAs
層を順次形成し、上記エッチング工程では、上記AlG
aAs層を貫通するトレンチの内壁に生成された酸化膜
をエッチング除去し、上記結晶成長工程では、上記埋込
み層として、n+ 型GaAsを化学ビーム堆積法により
形成することを特徴とするものである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1に係るヘテロ構
造電界効果トランジスタ(Heterostructure Field Effe
ct Transistor ,以下、「HFET」という)の構造を
模式的に示す断面図である。また、図2は、HFETの
製造工程の一部を模式的に示した工程図であり、図3
は、HFET用結晶の製造装置の概略図である。
【0043】図1において、参照符号20は、本実施の
形態1に係るHFETである。このHFET20は、G
aAs基板25を備えており、このGaAs基板25上
には、i−GaAsバッファ層21を介してn−GaA
sチャネル層26が形成されている。このチャネル層2
6上には、i−AlGaAs層27,n- −GaAs層
28及びn+ −GaAs層29が積層されている。つま
り、このHFET20は、チャネル層26とi−AlG
aAs層27とが接合しており、両結晶層間にヘテロ接
合界面が形成されている。
【0044】なお、n+ −GaAs層29の所定領域に
は、i−AlGaAs層27に達するゲートリセス61
が形成されており、このゲートリセス61内には、ショ
ットキゲート電極24が配置されている。
【0045】また、ゲートリセス61の両側には、n+
−GaAs層29の表面からチャネル層26に達するト
レンチ40,41(図2参照)が形成されている。この
トレンチ40,41内には、ソース領域22,ドレイン
領域23としてn+ −GaAs層が埋め込まれている。
そして、上記トレンチ40,41内のn+ −GaAs層
であるソース領域22,ドレイン領域23上には、オー
ミックメタルからなるソース電極30及びドレイン電極
31が形成されている。
【0046】かかる構造のHFET20は、ゲート電極
24の真下にi−AlGaAs層27が形成されている
ので、ゲートの耐圧が向上する。これは、AlGaAs
はGaAsに比較してバンドギャップが大きく、絶縁性
に富んでいるからである。しかも、ソース領域22及び
ドレイン領域23がチャネル層26に達していることか
ら、ソース電極30とチャネル層26との間の抵抗、及
びドレイン電極31とチャネル層26との間の抵抗を、
それぞれ低くすることができる。これにより、HFET
20は、優れたデバイス特性を具備するものである。
【0047】次に、HFET20の製造方法について説
明する。図2を参照して、HFET20の製造工程は、
半導体層を形成する第1の工程(図2(a) )と、半導体
層に対してソース領域22及びドレイン領域23を形成
するためのトレンチ40,41を形成する第2の工程
(図2(b) )と、第2の工程により形成されたトレンチ
40,41内をエッチング処理する第3の工程(図2
(b) )と、各トレンチ40,41内にソース領域22,
及びドレイン領域23を形成する第4の工程(図2(c)
)と、ゲート電極24を形成する第5の工程(図2(d)
)とを有する。
【0048】そして、本実施の形態1の特徴とするとこ
ろは、上記第3の工程におけるエッチング処理をSiI
4 ガスを用いて行う点、並びに上記第3の工程、及び第
4の工程をin−situプロセスにより連続して進め
る点にある。以下、上記各工程について詳述する。
【0049】(1) 第1の工程 図2(a) に示すように、本工程では、MBE(Molecula
r Beam Epitaxy)法を用いて半導体層を形成する。すな
わち、GaAs基板25上に、i−GaAsからなるバ
ッファ層21を形成し、その上に、n−GaAs層26
(チャネル層),i−AlGaAs層27,n- −Ga
As層28及びn+ −GaAs層29を順に結晶成長さ
せる(第1回目の結晶成長処理)。なお、MBE法につ
いては公知であるのでその説明は省略する。また、本実
施の形態1では、上記バッファ層21等を成長させるた
めにMBE法を用いたが、結晶成長が可能であれば、M
BE法の他、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapo
r Deposition) 法,MOMBE(Metal Organic Molecul
ar Beam Epitaxy)法,VPE(Vapor Phase Epitaxy)
法,CBE(Chemical Beam Epitaxy) 法,LPE(Liqui
d Phase Epitaxy)法等を採用することもできる。
【0050】(2) 第2の工程 本工程では、n+ −GaAs層29上にSiONを堆積
させて絶縁膜42を形成する。その後、全面にレジスト
をせいぜい500nm程度の厚さに塗布してレジスト膜
20aを形成し、このレジスト膜20aのパターニング
を行う(図2(a) )。続いて、レジスト膜20aをマス
クとして、SiON絶縁膜42,GaAs層29,28
及びAlGaAs層27をエッチングする。これによ
り、ソース及びドレイン領域となる部分にトレンチ4
0,41が形成される(図2(b) 参照)。ここで、トレ
ンチ40,41は、本実施の形態1では、たとえばEC
R(Electron Cyclotron Resonance)エッチングを用い
て形成することができる。
【0051】また、SiONからなる絶縁膜42は、C
VD(Chemical Vapor Deposition)等を用いて形成す
ることができる。また、SiONの他にSiO2 を絶縁
膜42の材料として用いることもできる。さらに、Si
ONからなる絶縁膜42は、後述するn+ −GaAs層
の選択成長処理で用いる選択成長マスクとして使用する
ことができ、絶縁膜42の層厚は、たとえば5nm程度
あれば十分である。
【0052】詳しく説明すると、図2(b) に示すよう
に、マスク42を形成した後、ECR(Electron Cyclo
tron Resonance)エッチング処理によりトレンチ40,
41を形成する。図に示すように、トレンチ40,41
は、n+ −GaAs層29からチャネル層26まで貫い
た状態となるように形成する。なお、本工程では、エッ
チングの異方性を強くすることにより、トレンチ40,
41の加工精度を向上させることができる。また、本実
施の形態1では、ECRエッチングを採用したが、TD
MAAsやAsBr3 等を用いたin−situでのエ
ッチングを行なうことも可能である。
【0053】(3) 第3の工程 ところで、上述のエッチング処理後、基板を大気中に出
すと、次のような不都合が生じる。すなわち、トレンチ
40,41は、n+ −GaAs層29からチャネル層2
6に達するまで形成されるから、これらの層の間にある
i−AlGaAs層27が空気に曝されることになる。
このi−AlGaAs層27は、きわめて酸化しやすい
ため、空気に触れると直ちに酸化膜43が形成されてし
まう。
【0054】一方、ソース領域22及びドレイン領域2
3(図2(c) 参照)は、後述するCBE(Chemical Bea
m Epitaxy )法を用いてトレンチ40,41内に選択的
に再結晶成長(第2回目の結晶成長処理)させることに
より形成するのであるが、上記酸化膜43は、CBE法
による結晶成長を阻害するという性質がある。このた
め、酸化膜43が存在することによってソース領域22
及びドレイン領域23を良好に形成することが困難であ
るという不都合が生じる。
【0055】本第3の工程は、この酸化膜43を完全に
除去するための工程である。また、本実施の形態1で
は、本第3の工程,及び第4の工程は、図3に示すHF
ET用結晶20の製造装置50を用いて、in−sit
uプロセスにより進められる。そこで、まず図3を参照
して、HFET20用結晶の製造装置(以下、「装置」
という)50について簡単に説明する。
【0056】装置50は、次の第4の工程においてCB
E法による結晶成長を行うためのものである。参照符号
51は、装置50の成長室であり、高温高真空雰囲気を
形成することができる。参照符号52は、基板取付部を
示しており、本実施の形態1では、基板取付部52に上
述の第1,第2の工程で処理された半導体ウエハ(基板
25,バッファ層21,チャネル層26,i−AlGa
As層27,n- −GaAs層28及びn+ −GaAs
層29から構成されるもの)がセットされている。この
基板取付部52には、ヒータが備えられており、セット
された半導体ウエハを所要の温度に保つことができるよ
うになっている。参照符号53は、自圧制御式恒温槽で
ある。自圧制御式恒温槽53内には、周囲にヒータを備
えた有機金属化合物供給装置が複数組み込まれており、
トリエチルガリウム(TEGa)、トリメチルインジウ
ム(TMIn)等を成長室51に供給することができる
ようになっている。
【0057】参照符号54は、SiI4 (Silicon Tetr
aiodide )ガスの供給装置が組み込まれた恒温槽であ
る。参照符号55は、各ガスの流量を調整するための流
量計である。参照符号56,57は、それぞれキャリア
ガスとしてのHe,H2 ガスの供給装置である。本実施
の形態1では、SiI4 ガスは、Heキャリアガスを用
いて成長室51内に流入させるようになっている。ま
た、参照符号58は、水素化物供給装置であり、これに
よって、AsH3 ,PH3 ,Si2 6 等の水素化物を
成長室51に供給することができるようになっている。
参照符号59は、ヒータであり、これによって、水素化
物にプレクラッキングを行って装置50に導入するよう
になっている。なお、参照符号60は、質量分析装置で
ある。
【0058】本装置50によれば、たとえば、結晶成長
用ガスとして自圧制御式恒温槽53側からTEGaガス
を供給すると共に水素化物供給装置58側からAsH3
ガスを供給することによって、成長室51内でGaAs
系の結晶を成長させることができる。同様に、自圧制御
式恒温槽53側からTMInガスを供給すると共に水素
化物供給装置58側からPH3 ガスを供給することによ
って、成長室51内でInP系の結晶を成長させること
ができる。
【0059】このようにして、自圧制御式恒温槽53側
から供給するガスと水素化物供給装置58側から供給す
るガスとの組み合わせにより、所望の半導体化合物の結
晶を成長させることができる。しかも、本装置50で
は、結晶成長中にSiI4 ガスを同時に供給することに
よって、Siのドーピングを行うことができるようにな
っている。
【0060】再び図2及び図3を参照して、第3の工程
について詳述する。上述の第2の工程により処理された
半導体ウエハを装置50の成長室51内にセットする
(図3の状態)。その後、成長室51内を所定の高温高
真空雰囲気に設定する。
【0061】次に、恒温槽54からSiI4 ガスをHe
キャリアガスを用いて成長室51内に供給する。このS
iI4 ガスは、上記ウエハ表面の半導体層に達すると熱
エネルギが与えられて分解され、これによりヨウ素ガス
が生じる。このヨウ素ガスはハロゲンであり、半導体層
に対してエッチングガスとして作用する。なお、このと
き、ヨウ素ガスと共にSiが生じるが、他の結晶成長用
ガスを供給していないので、半導体層に対して結晶が成
長することはない。
【0062】つまり、結晶成長用ガスの供給を遮断した
状態でSiI4 ガスを供給することにより、第2の工程
での処理後、半導体層に生じた酸化膜43をエッチング
処理して完全に除去することができる。なお、本実施の
形態1では、Heキャリアガスは加熱せずに流入させ
る。この時のSiI4 の温度(SiI4 の入った恒温槽
の温度)は、40°C乃至60°Cである。また、Ga
Asのエッチング速度は、1原子層/分程度である。
【0063】(4) 第4の工程 本工程では、CBE法を用いて選択的に再結晶成長させ
ることにより、トレンチ40,41内にソース領域2
2,及びドレイン領域23を形成する。
【0064】図3において、第3の工程後、自圧制御式
恒温槽53側からTEGaガスを供給すると共に水素化
物供給装置58側からAsH3 ガスを供給する。これに
より、半導体表面にGaAsの結晶が再成長する。な
お、このとき、半導体層にはマスク42がされているか
ら、マスキングされていない部分、すなわち、トレンチ
40,41部分に選択的にGaAsが再結晶成長する
(図2(c) 参照)。
【0065】また、再結晶成長させる際に、上述のSi
4 ガスを同時に供給することもできる。これにより、
Siがドーピングされ、その結果、n+ −GaAsから
なるソース領域22,及びドレイン領域23を形成する
ことができる。次いで、選択成長させたn+ −GaAs
層(ソース領域22及びドレイン領域23)の上に、メ
タル30,31を蒸着により形成する。
【0066】具体的に説明すると、本実施の形態1で
は、第3の工程後、一旦SiI4 ガスの供給を遮断す
る。そして、水素化物供給装置58側からAsH3 ガス
を供給した後、自圧制御式恒温槽53側からTEGaガ
スを供給する。また、TEGaガスの供給と共に再びS
iI4 ガスを供給する。ガスの供給タイミングについて
説明すると、AsH3 ガスの供給は、5sccmまで3
0秒程度の時間をかけて徐々に流量を増やし、その後一
定量で供給する。この状態で、TEGaガスとSiI4
ガスを共に0.3sccmまで30秒程度の時間をかけ
て徐々に流量を増やしながら供給し、その後一定流量で
供給する。このときの半導体ウエハの温度(成長温度)
は、本実施の形態1では、590°C以上となるように
設定した。この方法によりSiをドーピングすることに
よって、5×1018cm-3程度のn型キャリア導電層を形
成することができる。
【0067】なお、本実施の形態1の場合、SiI4
スの供給によりSiをドーピングするのであるが、この
とき、上記第3の工程で示したようにヨウ素ガスが発生
し、結晶成長と同時にエッチング効果が起こる。しかし
ながら、このヨウ素ガスによるエッチング速度は、上述
のように、1原子層/分程度であるから、結晶成長を著
しく阻害することはない。
【0068】(5) 第5の工程 次に、ソース領域22及びドレイン領域23の間に、ゲ
ートリセス61をリセスエッチングにより形成する。本
実施の形態1では、このリセス61は、i−AlGaA
s層27の上面部まで形成している。そして、このリセ
ス61内にゲートメタルを蒸着で形成し、ゲート電極2
4を構成する。
【0069】以上のように本実施の形態1に係るHFE
T20の製造方法によれば、上述の第3の工程において
SiI4 ガスを用いて半導体層のエッチング処理を行う
ことにより、供給されたSiI4 ガスから生じるヨウ素
によってソース領域22及びドレイン領域23における
再結晶成長界面をエッチングすることができる。
【0070】すなわち、CBE法を用いた再結晶成長に
よるソース領域22及びドレイン領域23の形成に先立
って、再結晶成長を阻害する酸化膜43を完全に除去す
ることができる。しかも、SiI4 ガスによるエッチン
グ処理の後は、そのまま引き続いて再結晶成長用ガスと
してのTEGaガス及びAsH3 ガスを供給することに
より、SiI4 ガスを再結晶成長層のドーパントして用
いて再結晶成長させることができる。このように、本実
施の形態1では、in−situプロセスの利点を十分
に生かすことができる。加えて、再結晶成長を阻害する
酸化膜43を除去するために、in−situプロセス
とは別工程を設ける必要がないので、製造工程を簡略化
することができるという利点もある。
【0071】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2によるMetal-Semiconductor Field Effect Transis
tor (以下、「MESFET」という。)の構造を模式
的に示す断面図である。また、図5は、MESFETの
製造工程の一部を模式的に示した工程図である。
【0072】図において、参照符号70は、本実施の形
態2に係るMESFETを示している。MESFET7
0は、GaAs基板75を備えており、このGaAs基
板75上には、i−GaAsバッファ層71を介してn
−GaAsチャネル層76が形成されている。このチャ
ネル層76上には、n+ −GaAs層77が積層されて
いる。なお、n+ −GaAs層77の所定領域には、チ
ャネル層76に達するゲートリセス80が形成されてお
り、このゲートリセス80内には、ショットキゲート電
極74が配置されている。
【0073】また、ゲートリセス80の両側には、n+
−GaAs層77の表面からチャネル層26に達するト
レンチ78,79(図5参照)が形成され、このトレン
チ78,79内にn+ −GaAs層が埋め込まれてい
る。これにより、ソース領域72,ドレイン領域73が
形成されている。そして、これらソース領域72,ドレ
イン領域73上には、実施の形態1と同様に、オーミッ
クメタルからなるソース電極30及びドレイン電極31
が形成されている。
【0074】次に、MESFET70の製造方法につい
て説明する。MESFET70の製造方法は、実施の形
態1で示したHFET20の製造工程と同様に、基板7
5上に、バッファ層71,チャネル層76及びn+ −G
aAs層77を形成する第1の工程(図5(a) )と、半
導体層に対してソース領域72及びドレイン領域73を
形成するためのトレンチ78,79を形成する第2の工
程(図5(b) )と、第2の工程により形成されたトレン
チ78,79内をエッチング処理する第3の工程(図5
(b) )と、各トレンチ78,79内にソース領域72及
びドレイン領域73を形成する第4の工程(図5(c) )
と、ゲート電極74を形成する第5の工程(図5(d) )
とを有する。
【0075】そして、本実施の形態2の特徴とするとこ
ろは、実施の形態1と同様に、第3の工程におけるエッ
チング処理にSiI4 ガスを用いる点、並びに上記第3
の工程,及び第4の工程をin−situプロセスによ
り連続して進める点にある。以下、上記各工程について
詳述する。
【0076】(1) 第1の工程及び第2の工程 第1及び第2の工程は、実施の形態1で示した工程と同
様である。すなわち、図5(a) に示すように、MBE
(Molecular Beam Epitaxy)法等を用いて、半導体層を
形成する。すなわち、GaAs基板75上に、バッファ
層71を介してn−GaAs層76(チャネル層)及び
+ −GaAs層77を順に結晶成長させる。このと
き、結晶成長が可能であれば、MBE法に代えて、MO
CVD法,MOMBE法,VPE法,CBE法,LPE
法等を採用することもできる。
【0077】次いで、ソース領域72を形成するための
トレンチ78及びドレイン領域73を形成するためのト
レンチ79(図2(b) 参照)をエッチング処理により形
成する。これらのトレンチ78,79は、n+ −GaA
s層77をチャネル層76まで貫いた状態となるように
形成する。
【0078】(2) 第3の工程 ところで、上述のエッチング処理後、基板を大気中に出
すと、次のような不都合が生じる。すなわち、トレンチ
78,79の内面が空気に曝され、これにより、再結晶
成長界面に酸素,炭素等の不純物が蓄積してしまう。そ
の結果、再結晶成長によるソース領域72及びドレイン
領域73の形成は行えるものの、上記不純物によりソー
ス領域72及びドレイン領域73と半導体層とのコンタ
クト抵抗が著しく上昇してしまい、デバイス特性が低下
してしまうという不都合がある。
【0079】本第3の工程は、このような不純物を完全
に除去するための工程であって、実施の形態1における
酸化膜を除去するための工程に対応するものである。ま
た、本実施の形態2では、本第3の工程,及び第4の工
程は、実施の形態1で示した装置50を用いてin−s
ituプロセスにより進められる。
【0080】図5及び図3を参照して、第3の工程につ
いて詳述する。第2の工程により処理された半導体ウエ
ハを装置50の成長室51内にセットする(図3の状
態)。成長室51内は、所定の高温高真空雰囲気に設定
しておく。
【0081】次に、恒温槽54からSiI4 ガスを成長
室51内に供給する。このSiI4ガスから生じるヨウ
素ガスは、半導体層に対してエッチングガスとして作用
する。なお、このとき、ヨウ素ガスと共にSiが生じる
が、他の結晶成長用ガスを供給していないので、半導体
層に対して結晶が成長することはない。つまり、結晶成
長用ガスの供給を遮断した状態でSiI4 ガスを供給す
ることにより、第2の工程で半導体層に生じた不純物層
をエッチング処理して完全に除去することができる。
【0082】(4) 第4の工程 本工程では、CBE法を用いて選択的に再結晶成長させ
ることにより、トレンチ78,79内にソース領域72
及びドレイン領域73を形成する。なお、このCBE法
による結晶成長は、実施の形態1で示した装置50を用
いて行う。
【0083】図3において、第3の工程後、自圧制御式
恒温槽53側からTEGaガスを供給すると共に水素化
物供給装置58側からAsH3 ガスを供給する。これに
より、半導体ウエハ上にGaAsの結晶が再成長する。
なお、このとき、ウエハ表面の半導体層には、実施の形
態1と同様にマスクを施す。従って、マスキングされて
いない部分、すなわち、トレンチ78,79部分に選択
的にGaAsが再結晶成長する。
【0084】また、再結晶成長させる際に、上述のSi
4 ガスを同時に供給することにより、Siがドーピン
グされ、その結果、n+ −GaAsからなるソース領域
72及びドレイン領域73を形成することができる。次
いで、選択成長させたn+ −GaAs層(ソース領域7
2及びドレイン領域73)の上に、メタル30,31を
蒸着により形成する。各ガスの供給タイミング等につい
ては、実施の形態1と同様である。
【0085】(5) 第5の工程 次に、ソース領域72及びドレイン領域73の間に、ゲ
ートリセス80をリセスエッチングにより形成し、ゲー
トメタルを蒸着する。
【0086】以上のように本実施の形態2に係るMES
FET70の製造方法によれば、上述の第3の工程にお
いて半導体ウエハのエッチング処理を行うことにより、
供給されたSiI4 ガスから生じるヨウ素によって半導
体層の再結晶成長界面をエッチングすることができる。
【0087】すなわち、CBE法を用いた再結晶成長に
よるソース領域72及びドレイン領域73の形成に先立
って、再結晶成長界面における炭素等の不純物を完全に
除去することができる。しかも、SiI4 ガスによるエ
ッチング処理の後は、そのまま引き続いて再結晶成長用
ガスとしてのTEGaガス及びAsH3 ガスを供給する
ことにより、SiI4 ガスを再結晶成長層のドーパント
として用いて再結晶成長させることができる。このよう
に、本実施の形態2では、in−situプロセスの利
点を十分に生かすことができる。また、再結晶成長を阻
害する不純物層を除去するために、in−situプロ
セスとは別工程を設ける必要がないので、製造工程を簡
略化することができるという利点もある。
【0088】なお、上記各実施の形態では、HFET2
0及びMESFET70の製造方法を例にとり、GaA
s系半導体材料を用いた電界効果トランジスタの製造方
法について説明したが、本発明は、InP系半導体材料
を用いた電界効果トランジスタの製造方法についても同
様に適用可能である。また、本発明は、GaAsあるい
はInPに格子整合するAlを含む半導体材料に対して
広く適用することができ、これにより、電界効果トラン
ジスタに限らず、たとえば、半導体層の所定の領域にト
レンチを形成した後、このトレンチに低抵抗埋め込み層
を形成してなる構造を有する半導体レーザ等、広く電子
デバイス,光デバイスの製造においても適用可能であ
る。
【0089】
【発明の効果】本発明(請求項1)に係るエッチング方
法によれば、高温高真空雰囲気中にSiI4 を供給する
ので、該ガスが熱分解して生じたヨウ素ガスにより半導
体材料をエッチング処理することができるという効果を
奏する。つまり、結晶成長用ガスにドーパントとして使
用可能なSiI4 ガスを、エッチング処理に用いること
が可能である。
【0090】本発明(請求項2)に係る結晶成長方法に
よれば、第1の半導体層に対して再結晶成長により第2
の半導体層を形成する際に、再結晶成長に先立ってSi
4ガスを供給するので、第1の半導体層の再成長界面
をエッチング処理することができ、さらに、該エッチン
グ処理の後に、再結晶成長により第2の半導体層を形成
することができる。つまり、再成長界面に結晶成長を阻
害する物質が生成された場合であっても、これをSiI
4 ガスから生じるヨウ素ガスにより完全に除去すること
ができることから、第2の半導体層を良好に形成するこ
とができる。しかも、再成長時に、SiI4 ガスから生
じるSiをドーピングしながら第2の半導体層を形成す
ることができるという効果を奏する。
【0091】本発明(請求項3)に係る結晶成長方法に
よれば、請求項2の発明の効果に加えて、いわゆるin
−situプロセス中において、上記エッチング処理,
及び再結晶成長をさせることができる。これにより、i
n−situプロセスとは別の工程でエッチング処理す
る必要がなく、in−situプロセスの利点を十分に
生かすことができるという効果がある。
【0092】本発明(請求項4)に係る結晶成長方法に
よれば、請求項2の発明の効果に加えて、第2の半導体
層の形成にCBE法を採用するので、第2の半導体層の
形成に際し、きわめて良好な選択成長を行うことができ
るという効果がある。
【0093】本発明(請求項5)に係る半導体装置の製
造方法によれば、第1回目の成長処理により形成した半
導体層に対して第2回目の成長処理(再結晶成長)によ
る埋め込み層を形成する際に、再結晶成長に先立ってS
iI4 ガスを供給するので、半導体層の再成長界面をエ
ッチング処理することができ、さらに、該エッチング処
理の後に、埋め込み層を再結晶成長させることができ
る。
【0094】従って、再成長界面に結晶成長を阻害する
物質が生成された場合であっても、これを完全に除去し
て再結晶成長を良好に進めることができるという効果を
奏する。しかも、SiI4 ガスをエッチングガス,及び
ドーパントとして用いる結果、いわゆるin−situ
プロセス中において、上記エッチング処理,及び再結晶
成長をさせることができる。これにより、in−sit
uプロセスとは別の工程で結晶成長を阻害する物質を除
去する必要がなく、また、再結晶成長時に十分なn型キ
ャリア導電層を形成することができ、in−situプ
ロセスの利点を十分に生かすことができるという効果が
ある。
【0095】本発明(請求項6)によれば、請求項5の
半導体装置の製造方法において、半導体層にソース,及
びドレイン用のトレンチを形成した後、SiI4 ガスを
用いてトレンチの内面(トレンチ内における半導体層の
露出面)をエッチング処理し、その後、SiI4 ガスを
供給しつつ、トレンチ内に再結晶成長によりソース領
域,及びドレイン領域を形成するので、トレンチ内のエ
ッチング,及び再結晶成長時のSiのドーピングをin
−situプロセス中においてSiI4 ガスの供給のみ
により行うことができる。つまり、トレンチの内面にお
ける不純物、すなわち結晶成長を阻害する物質を除去し
て良好な埋め込み層を形成すると共に、十分な濃度のn
型キャリア導電層を形成することができる。その結果、
優れた特性の半導体装置を製造することができるという
効果を奏する。
【0096】本発明(請求項7)によれば、請求項6の
発明の効果に加えて、半導体層にヘテロ接合界面を有す
る場合にも同様に適用することができるから、かかるヘ
テロ接合界面を有するきわめて特性に優れた半導体装置
の製造に適用することができるという効果がある。
【0097】本発明(請求項8)によれば、請求項7の
半導体装置の製造方法において、GaAs層とAlGa
As層とのヘテロ接合界面を有する素子を形成するの
で、AlGaAs層部分に生じた酸化膜を完全に除去す
ることができる。従って、再結晶成長の方法としてCB
E法を用いた場合であっても、良好に埋め込み層を形成
することができる。しかも、再結晶成長時にSiI4
スをドーパントとして用いることにより、十分な濃度の
n型キャリア導電層の形成を容易に行うことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるHFETの構造
を模式的に示す断面図である。
【図2】 上記実施の形態1に係るHFETの製造方法
を主要工程順に模式的に示す断面図である。
【図3】 上記実施の形態1のHFET用結晶の製造に
用いる装置の概略構成を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2によるMESFETの
構造を模式的に示す断面図である。
【図5】 上記実施の形態2のMESFETの製造方法
を主要工程順に示す断面図である。
【図6】 従来のMESFETの構造(a) 及び改良型M
ESFETの素子構造(b) を模式的に示す断面図であ
る。
【図7】 従来のHFETの構造(a) 及び改良型HFE
Tの構造(b) を模式的に示す断面図である。
【図8】 従来の改良型MESFETのソース−ドレイ
ン間の電流特性を、CBE法を用いないで再成長させた
場合(a) と、CBE法を用いた場合(b) とで対比して示
す図である。
【図9】 CBE法を用いた場合の再成長層における元
素の含有濃度を示す図である。
【符号の説明】
20 HFET、22 ソース領域、23 ドレイン領
域、27 i−AlGaAs層、28 n- −GaAs
層、29 n+ −GaAs層、40,41 トレンチ、
43 酸化膜、70 MESFET、72 ソース領
域、73 ドレイン領域、78,79 トレンチ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲンガスを用いて半導体材料をエッ
    チングする方法において、 高温高真空雰囲気中にSiI4 ガスを供給する工程を含
    み、 上記高温高真空雰囲気中に配置した半導体材料を、Si
    4 ガスの熱分解により生じたヨウ素ガスによりエッチ
    ングすることを特徴とするエッチング方法。
  2. 【請求項2】 下地材料上にて半導体結晶の成長を行っ
    て第1の半導体層を形成する工程と、 該第1の半導体層上にて半導体結晶の再成長を行って第
    2の半導体層を形成する工程とを含み、 上記半導体結晶の再成長を行う工程は、 高温高真空雰囲気下にて、結晶成長用ガスの供給を遮断
    あるいは制限した状態でSiI4 ガスを供給して、該S
    iI4 ガスの熱分解により生じたヨウ素ガスにより、上
    記第1の半導体層の露出面をエッチングするエッチング
    工程と、 その後、上記結晶成長用ガスの供給遮断あるいは供給制
    限を解除し、高温高真空雰囲気下にて、上記SiI4
    スとともに結晶成長用ガスの供給を行って、該第1の半
    導体層のエッチング面上に第2の半導体層の再成長を行
    う結晶成長工程とを有し、 該結晶成長工程では、該SiI4 ガスの熱分解により生
    じたSiが第2の半導体層内にドーパントとして取り込
    まれることを特徴とする結晶成長方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の結晶成長方法において、 上記半導体結晶の再成長を行う工程は、 真空中にてエッチング処理,成膜処理,形成した膜の評
    価処理を含む一連の処理を行うプロセスにおける一工程
    であることを特徴とする結晶成長方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の結晶成長方法において、 上記結晶成長工程では、第2の半導体層の再成長を化学
    ビーム堆積法により行うことを特徴とする結晶成長方
    法。
  5. 【請求項5】 基板上に、半導体結晶の1回目の成長処
    理により複数の半導体層を順次積層する工程と、 該積層された半導体層の表面の、所定領域に対して選択
    的なエッチング処理を施して、上記複数の半導体層にお
    ける所定の半導体層に達するトレンチを形成する工程
    と、 該トレンチ内に、半導体結晶の2回目の成長処理により
    埋込み層を形成する工程と、 該埋込み層上に電極を形成する工程とを含み、 上記埋込み層の形成工程は、 高温高真空雰囲気下にて、結晶成長用ガスの供給を遮断
    あるいは制限した状態でSiI4 ガスを供給して、該S
    iI4 ガスの熱分解により生じたヨウ素ガスにより、上
    記半導体層の露出面をエッチングするエッチング工程
    と、 その後、上記結晶成長用ガスの供給遮断あるいは供給制
    限を解除し、高温高真空雰囲気下にて上記SiI4 ガス
    とともに結晶成長用ガスの供給を行って、上記トレンチ
    内に埋込み層を成長する結晶成長工程とを有し、 該結晶成長工程では、該SiI4 ガスの熱分解により生
    じたSiが第2の半導体層内にドーパントとして取り込
    まれることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記トレンチの形成工程では、上記積層された半導体層
    の表面の、ソース電極,及びドレイン電極を配置すべき
    領域に対して選択的なエッチング処理を施して、チャネ
    ル層としての半導体層に達する一対のトレンチを形成
    し、 上記埋込み層の形成工程では、上記埋込み層を、該一対
    のトレンチ内に低抵抗のソース,ドレイン領域として形
    成し、 上記電極の形成工程では、該ソース領域としての埋込み
    層上にソース電極を、該ドレイン領域としての埋込み層
    上にドレイン電極を形成し、 その後、上記複数の半導体層のうちの、上記チャネル層
    あるいはその上側の半導体層の、ソース電極,及びドレ
    イン電極間の領域に、ゲート電極を形成することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記1回目の半導体結晶の成長処理を行う工程では、上
    記チャネル層とともに、該チャネル層との間にヘテロ接
    合界面を形成する半導体層を形成することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記1回目の半導体結晶の成長処理を行う工程では、上
    記GaAs基板上にi型GaAsバッファ層,n型Ga
    Asチャネル層,i型AlGaAs層,n- 型GaAs
    層,n+ 型GaAs層を順次形成し、 上記エッチング工程では、上記AlGaAs層を貫通す
    るトレンチの内壁に生成された酸化膜をエッチング除去
    し、 上記結晶成長工程では、上記埋込み層として、n+ 型G
    aAsを化学ビーム堆積法により形成することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021229629A1 (ja) * 2020-05-11 2021-11-18 日本電信電話株式会社 半導体装置およびその製造方法

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