JPH10284111A - 電池の製造方法 - Google Patents
電池の製造方法Info
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- JPH10284111A JPH10284111A JP9082615A JP8261597A JPH10284111A JP H10284111 A JPH10284111 A JP H10284111A JP 9082615 A JP9082615 A JP 9082615A JP 8261597 A JP8261597 A JP 8261597A JP H10284111 A JPH10284111 A JP H10284111A
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Abstract
タ13を剥がしたり、このリード端子14を接続固定す
る部分を除いてセパレータ13を固着する等の手間をな
くし、発電要素1の製造を容易にすることができる電池
の製造方法を提供する。 【解決手段】 負極12は、リード端子14を接続固定
してから、セパレータ13を固着する。また、正極11
も、リード端子14を接続固定してから、この負極12
のセパレータ13に固着する。
Description
レータを介して近接させて配置することにより発電要素
を形成する電池の製造方法に関する。
次電池と二次電池を含む)は、一般に正負の電極をセパ
レータを介して近接させて配置することにより発電要素
を形成する。セパレータは、これら正負の電極を分離す
るための絶縁体であり、電解液を含浸できるものを使用
する。例えば、巻回型の電池は、1枚ずつの帯状の正負
の電極を2枚の帯状のセパレータを介して巻回すること
により発電要素を形成する。また、積層型の電池は、複
数枚ずつの薄板状の正負の電極を複数枚のシート状のセ
パレータを介して積層することにより発電要素を形成す
る。そして、このように巻回や積層した発電要素は、電
極とセパレータとの間が部分的に浮き上がって電極間距
離が変化したり、これら電極やセパレータの重なりがず
れるのを防止するために、通常は一旦テープ等で止め付
けた後に金属缶等からなる堅牢な電池容器に収納して圧
迫していた。
発生しない非水電解質二次電池等では、正負の電極をこ
れらの間に介在するセパレータに固着して発電要素を一
体化する提案がなされている。発電要素を一体化する
と、上記のようにテープ等で止め付けたり電池缶等に収
納して圧迫しなくても、電極間距離が変化したり電極や
セパレータの重なりがずれるおそれがなくなるので、こ
の発電要素を柔軟なシート状の電池容器内に収納するこ
とが可能となる。
正負の電極には、電池の正負の端子に接続するためのリ
ード端子をそれぞれ接続固定する必要がある。しかし、
セパレータを先にこれら正負の電極に固着すると、一旦
固着したセパレータの一部を剥がしてリード端子を接続
固定したり、予めリード端子を接続するための部分を避
けてセパレータを電極に固着する必要が生じる。
パレータを固着した電極にリード端子を接続する作業が
面倒になったり、この電極にセパレータを固着する作業
が複雑になって、発電要素を製造する際に生産性が低下
するという問題があった。
のであり、リード端子を電極に接続固定してからセパレ
ータを固着することにより、発電要素の製造を容易にし
生産性を高めることができる電池の製造方法を提供する
ことを目的としている。
題を解決するために、正負の電極を1枚ずつ以上交互
にセパレータを介して近接させて配置することにより発
電要素を形成する電池の製造方法において、少なくとも
いずれか一方の電極にセパレータを固着することにより
近接配置するセパレータ固着工程と、このセパレータ固
着工程によって電極にセパレータを固着する前に、この
電極にリード端子の基部を接続固定するリード端子接続
固定工程とを備えたことを特徴とする。
定工程によって電極にリード端子を接続固定し、次にセ
パレータ固着工程によってこの電極にセパレータを固着
するので、リード端子を接続固定するためにセパレータ
の一部を剥がしたり、このリード端子の接続固定部を避
けてセパレータを固着する面倒をなくすことができる。
セパレータを介して近接させて配置することにより発電
要素を形成する電池の製造方法において、正負の電極を
セパレータを介して固着することにより近接配置するセ
パレータ固着工程と、このセパレータ固着工程によって
正負の電極をセパレータを介して固着する前に、これら
正負の電極にそれぞれリード端子の基部を接続固定する
リード端子接続固定工程とを備えたことを特徴とする。
よって正負双方の電極をセパレータを介して固着するの
で、発電要素を完全に一体化することができる。そし
て、この場合には、リード端子接続固定工程によって予
め正負双方の電極にリード端子を接続固定しておくこと
により、このリード端子をセパレータの固着後に接続固
定する際の面倒を解消することができる。
図面を参照して説明する。
のであって、図1はリード端子を接続固定した負極にセ
パレータを固着するセパレータ固着工程を示す斜視図、
図2はセパレータが固着された負極にリード端子を接続
固定した正極を固着するセパレータ固着工程を示す斜視
図、図3は発電要素をアルミラミネートシートで封口し
た非水電解質二次電池の斜視図である。
素1をアルミラミネートシート2で覆って封口した非水
電解質二次電池の製造方法について説明する。この発電
要素1は、図3では図示しない帯状の正極11と負極1
2を帯状のセパレータ13を介して巻回した通常の巻回
型の円筒形を押し潰すことにより平型化させたものであ
る。
1に示す負極12は、導電性金属からなる負極集電板に
グラファイト等の負極活物質を塗布し乾燥させることに
より担持させたものであり、長尺な帯状に形成される。
この負極12には、上面の適宜箇所にリード端子14を
接続固定する(リード端子接続固定工程)。リード端子
14は、短冊状の導電性金属であり、帯状の負極12の
幅よりも十分に長く形成されている。そして、このリー
ド端子14は、帯状の負極12の長手方法に直交するよ
うに配置され、基部をこの負極12に密着させて接続固
定される。従って、リード端子14の先端部は、負極1
2の側辺から突出することになる。リード端子14の負
極12への接続固定は、電気的に接続すると共に機械的
にも固着できるものであればどのようなものであっても
よく、超音波溶接やレーザ溶接等の溶接による他、針カ
シメ等によるものであってもよい。
ド端子14が接続固定された負極12の上下の面には、
それぞれ帯状のセパレータ13を固着する(セパレータ
固着工程)。セパレータ13は、微多孔性樹脂フィルム
等の方形のシートであり、負極12と同じ幅の長尺な帯
状に形成される。この負極12とセパレータ13の固着
は、負極12の上下の面にPVDF等の接着剤を塗布
し、ロールプレスによって上下からセパレータ13を張
り合わせて押圧接着させ、80°Cの雰囲気の乾燥炉内
を通して乾燥させることにより行う。
タ13が固着された負極12は、図2に示すように、帯
状の正極11と重ね合わせて巻回することにより、巻回
型の発電要素1を形成する。正極11は、正極集電板に
リチウムコバルト複合酸化物等の正極活物質を塗布し乾
燥させることにより担持させたものであり、長尺な帯状
に形成される。ただし、本実施形態の非水電解質二次電
池では、正極11が必ず負極12と対向していなければ
ならないので、この正極11の帯状の幅は負極12より
も少し狭いサイズに形成する。この正極11にも、負極
12の場合と同様に、予め上面の適宜箇所にリード端子
14の基部を接続固定しておく(リード端子接続固定工
程)。そして、正極11の上下の面にPVDF等の接着
剤を塗布し、セパレータ13を固着した負極12と共に
巻回して乾燥させる。すると、この正極11は、下面が
負極12の一方の面側(元の上面側)のセパレータ13
に固着されると共に、巻回によって上面が負極12の他
方の面側(元の下面側)のセパレータ13に固着される
ことになり(セパレータ固着工程)、これによって発電
要素1が一体化される。また、正極11と負極12に基
部を接続固定されたリード端子14は、先端部が発電要
素1の円筒形の端面からそれぞれ突出することになる。
なお、リード端子14を接続固定した正極11をセパレ
ータ13を固着した負極12にロールプレス等で固着し
た後に、これらの重なり部分をさらに固着しながら巻回
して発電要素1を形成することもできる。また、リード
端子14を接続固定した正極11は、セパレータ13を
固着した負極12と共に単に巻回するだけで、固着しな
いようにすることもできる。
された発電要素1は、側面を押し潰して平型化させた後
に、図3に示したように、バリア性を有するアルミラミ
ネートシート2で覆い、内部に非水電解液を充填して周
囲を封口することにより非水電解質二次電池とする。こ
の際、発電要素1の端面から突出したリード端子14の
先端部は、アルミラミネートシート2を重ね合わせた間
から先を突出させた状態で確実に封口する。この非水電
解質二次電池は、例えばカード型の外装ケース内に収納
してカード型二次電池として使用することができる。
は、リード端子接続固定工程によって正極11と負極1
2にリード端子14を接続固定してから、セパレータ固
着工程によってこれらの正極11と負極12にセパレー
タ13を固着するので、リード端子14を接続固定する
際にセパレータ13が邪魔になるようなことがなくな
る。また、このように正極11と負極12にセパレータ
13を固着しても、リード端子14の接続固定の障害と
なるおそれがないので、発電要素1を一体化してアルミ
ラミネートシート2のような柔軟なシート状の電池容器
内に収納することが容易となり、電池の薄肉小型化や軽
量化を図りコストダウンにも貢献できるようになる。
にPVDF等の接着剤を塗布しロールプレスでセパレー
タ13を接着固定する場合について説明したが、負極1
2又はセパレータ13に予め接着剤の層を形成してお
き、これら負極12とセパレータ13を重ね合わせて接
着するようにしてもよく、接着剤の薄いシート又は接着
層を両面に形成した薄いシートを介して、これら負極1
2とセパレータ13とを接着するようにしてもよい。こ
れらの接着剤や接着層を形成したシートは、電解液に対
して安定であり、この電解液を含浸したり流通させ得る
ものでなければならない。また、これらの接着剤や接着
層を形成したシートを用いることなく、他の固着手段に
よって固着することも可能である。さらに、上記実施形
態では、負極12の全面にセパレータ13を固着する場
合について説明したが、これらを部分的に固着すること
もできる。しかも、この場合には、固着に使用する接着
剤や接着層を形成したシート等が電解液を含浸できない
ようなものであってもよい。
が正極11よりも帯状の幅が広いために、この負極12
に先に同じサイズのセパレータ13を固着したが、正極
11に先にセパレータ13を固着してもよく、これら正
極11と負極12の片側の面にそれぞれセパレータ13
を固着してから両者を固着することもでき、これら正極
11と負極12をセパレータ13と共に同時に固着する
ことも可能である。
アルミラミネートシート2に収納する場合について説明
したが、本発明はこれに限らず、任意の電池容器に収納
することができる。
次電池について説明したが、本発明はこれに限らず、一
次電池や他の二次電池にも同様に実施することができ
る。また、正極11と負極12とセパレータ13の構成
も、これら電池の種類等に応じて任意に変更することが
できる。
要素1について説明したが、積層型等の他の構造の発電
要素にも同様に実施することができる。
の電池の製造方法によれば、電極にセパレータを固着す
る前にリード端子を接続固定しておくので、このリード
端子を接続固定するための面倒な作業を解消し、発電要
素を製造する際の生産性を向上させることができる。
ド端子を接続固定した負極にセパレータを固着するセパ
レータ固着工程を示す斜視図である。
レータが固着された負極にリード端子を接続固定した正
極を固着するセパレータ固着工程を示す斜視図である。
要素をアルミラミネートシートで封口した非水電解質二
次電池の斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 正負の電極を1枚ずつ以上交互にセパレ
ータを介して近接させて配置することにより発電要素を
形成する電池の製造方法において、 少なくともいずれか一方の電極にセパレータを固着する
ことにより近接配置するセパレータ固着工程と、 このセパレータ固着工程によって電極にセパレータを固
着する前に、この電極にリード端子の基部を接続固定す
るリード端子接続固定工程とを備えたことを特徴とする
電池の製造方法。 - 【請求項2】 正負の電極を1枚ずつ以上交互にセパレ
ータを介して近接させて配置することにより発電要素を
形成する電池の製造方法において、 正負の電極をセパレータを介して固着することにより近
接配置するセパレータ固着工程と、 このセパレータ固着工程によって正負の電極をセパレー
タを介して固着する前に、これら正負の電極にそれぞれ
リード端子の基部を接続固定するリード端子接続固定工
程とを備えたことを特徴とする電池の製造方法。
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---|---|---|---|
JP08261597A JP4078489B2 (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 電池の製造方法 |
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-
1997
- 1997-04-01 JP JP08261597A patent/JP4078489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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