JPH10283253A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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Publication number
JPH10283253A
JPH10283253A JP8517897A JP8517897A JPH10283253A JP H10283253 A JPH10283253 A JP H10283253A JP 8517897 A JP8517897 A JP 8517897A JP 8517897 A JP8517897 A JP 8517897A JP H10283253 A JPH10283253 A JP H10283253A
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JP
Japan
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instruction
instruction code
control device
address
storage memory
Prior art date
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Application number
JP8517897A
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English (en)
Inventor
Sadao Tsuchida
貞夫 土田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実アドレス生成処理の高速化を図る。 【解決手段】 初期設定に基づいてマップメモリ(図示
せず)の仮想アドレス・実アドレスの変換情報を参照し
て上位実アドレスを取得し、この取得した上位実アドレ
スとオフセットをインクリメンタ103でインクリメン
トして得られる値から命令コード格納メモリ実アドレス
102を生成し、この生成した実アドレス102により
命令コードを取り出す。この動作を繰り返しページオー
バー検出回路104でページオーバーを検出すると、イ
ンクリメンタ106でインクリメントしてページを進
め、モジュールNo、ページNoと共にマップメモリア
ドレス107を生成し、マップメモリを参照して生成し
たマップメモリアドレスに対応する実アドレスの命令コ
ードを取り出す。ページを進める以外はマップメモリを
参照しないので処理の高速化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は制御命令を高速実
行し、かつ高機能化する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば計装システムに採用され
ている従来の制御装置の機能ブロック図である。図にお
いて、1はコントローラ制御命令実行主体である32ビ
ットμP、 2はコントローラ制御命令コードを格納す
る命令コード格納メモリと使用するコントローラ制御プ
ログラムのモジュールNo、ページNoにより決定する
仮想アドレス・実アドレス変換情報を格納するマップメ
モリ(仮想メモリ)からなるメモリ部である。
【0003】3はソースエリアとのI/Fを行なうEI
バスI/F、4は各種割り込み検出・制御を行なう割込
制御回路である。すなわち、この計装システムにおいて
は、32ビットμPがすべてのコントローラ制御命令を
実行し、32ビットμP周辺回路にて各種割り込み検出
・制御を行なっている。
【0004】図9は、前記メモリ部2のデータ構造図で
ある。図において、5は命令コード格納メモリ、6はモ
ジュール0/ページ0用の命令コードが格納されるエリ
ア、7はモジュール0/ページ1用の命令コードが格納
されるエリア、8はモジュール255/ページ127用
の命令コードが格納されるエリアである。
【0005】なお、この例では、1ページは、7ビッ
ト、128ステップで構成されいて、また、1モジュー
ルはプログラムの機能単位で構成されるので、1つの機
能のプログラムではモジュールNoの変化はない。
【0006】図に示すように、命令コードはページ単位
(この例では7ビット、128ステップ)で配置される
為、実行する命令のモジュールNoまたはページNoが
切り替わった場合は、対応するモジュールNo/ページ
No用の命令コードが格納されるエリアの上位実アドレ
スを認識する必要がある。
【0007】そこで、マップメモリ9を用意し、図に示
すように全てのモジュールNo/ページNo用命令コー
ド格納エリアの上位実アドレスを格納する。マップメモ
リ9のA,B,Cはそれぞれ上位実アドレスで、命令コ
ード格納メモリ5のエリア6,7,8の上位実アドレス
である。
【0008】この場合、マップメモリ9は、命令コード
格納メモリ5とは別のH/Wのメモリとしておく必要が
ある。但し、図8ではメモリ部2として一括表示してお
り、区別していない。
【0009】図10は、従来の制御装置(コントローラ
制御命令実行処理機構)の動作を示すフロー図である。
図において、5はコントローラ制御命令コードを格納す
る命令コード格納メモリで、図9で図示したものであ
る。9は使用するコントローラ制御プログラムのモジュ
ールNoとページNoにより決定する仮想アドレス・実
アドレス変換情報を格納するマップメモリ(仮想メモ
リ)で、仮想アドレス・実アドレス変換テーブルとな
り、図9で示したものである。
【0010】10は使用するコントローラ制御プログラ
ムのモジュールNoを格納する32ビットμP1の内部
レジスタ、11は使用するコントローラ制御プログラム
のページNoを格納する32ビットμP1の内部レジス
タ、12は使用するコントローラ制御プログラムのオフ
セット(プログラムステップ)、
【0011】15は内部レジスタ10のモジュールNo
と、内部レジスタ11のページNoから生成されるマッ
プメモリ9のアドレス、16は前記マップメモリ9の出
力であり、命令コード格納メモリ5の上位実アドレスを
示す。
【0012】17は上位実アドレス16とオフセット1
2から生成される命令コード格納メモリ5のアドレス
(実アドレス)、18は前記命令コード格納メモリ5の
出力データであり、コントローラ制御命令コードであ
る。
【0013】19はコントローラ制御命令コード18を
デコードする命令コードデコード処理部、20はデコー
ド処理部19によるデコード結果に従い、ソースエリア
のアドレスを生成するソースアドレス生成部であり、生
成されたソースアドレスは後述の演算データ収集部21
もしくは演算結果格納処理部23にて使用される。
【0014】21は演算用データを収集する演算データ
収集部、22は演算データ収集部21にて収集された演
算データを用いて演算を実行する演算部、23は演算部
22による演算結果を格納する演算結果格納処理部、2
4はオフセットをインクリメントするオフセットインク
リメント処理部である。
【0015】次に動作について説明する。 (1)従来のコントローラ制御命令実行機能では、32
ビットμPが、実行するコントローラ制御命令の内部レ
ジスタ10,11のモジュールNoとページNoより、
マップメモリ9のアドレス(仮想アドレス)を生成し、 (2)生成されたマップメモリアドレスにてマップメモ
リ9をリードすることにより、マップメモリにて仮想ア
ドレス・実アドレス変換し出力される命令コード格納メ
モリの上位実アドレスと32ビットμP内部レジスタに
格納されたオフセットに対応する命令コード格納メモリ
のエリアより命令コードがフェッチされる。
【0016】(3)次にフェッチした命令コードをデコ
ードすることにより、命令種別を判別すると共にソース
エリアのアドレスを生成し、 (4)生成されたソースアドレスにてソースエリアに対
しアクセスし、演算用データを収集する。最後に収集さ
れた演算用データを用いて演算を実行し、演算結果を格
納した後、オフセットをインクリメントし命令実行が完
了する。
【0017】(5)また、32ビットμP周辺には割り
込み検出・制御回路が設けられ、外部回路にてソースエ
リアに対するアクセス時のエラー検出、割り込み制御を
行なう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のコントローラ制
御命令実行機能は以上のように構成されており、32ビ
ットμPがすべての命令を実行している為、命令実行速
度は32ビットμPの処理速度に依存する。その為、命
令実行速度の高速化が期待できず、また、すべての命令
を32ビットμPにて実行する為のF/W設計量が増大
する。
【0019】この発明は上記のような課題を解決する為
になされたものであり、命令実行を高速化する制御装置
を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決する為の手段】
(1)この発明に係るコントローラ制御命令実行装置
は、計算機機能を有し、マップメモリに格納された仮想
アドレス・実アドレスの変換情報を参照して命令コード
格納メモリにページ単位で格納された命令コード格納メ
モリ実アドレスの命令コードを取り出して実行しプラン
ト等を制御する制御装置において、初期設定する場合と
上記ページを変更する場合は、上記マップメモリの仮想
アドレス・実アドレスの変換情報を参照して上位実アド
レスを取得し、取得した上位実アドレスを命令コード格
納メモリ実アドレスとして命令コードを取り出し、上記
の場合以外は、上記取得した上位実アドレスとオフセッ
トをインクリメントして得られる値から命令コード格納
メモリ実アドレスを生成し、生成した命令コード格納メ
モリ実アドレスの命令コードを取り出すようにした命令
コード収納メモリ実アドレス生成手段を備えたものであ
る。
【0021】(2)また、計算機機能を有し命令コード
を実行してプラント等を制御する制御装置本体と、計算
機機能を有しマップメモリに格納された仮想アドレス・
実アドレスの変換情報を参照して命令コード格納メモリ
にページ単位で格納された命令コード格納メモリ実アド
レスの命令コードを取り出し上記制御装置本体の命令コ
ードとする命令実行装置とで制御装置を構成し、上記命
令実行装置は、初期設定する場合と上記ページを変更す
る場合は、上記マップメモリの仮想アドレス・実アドレ
スの変換情報を参照して上位実アドレスを取得し、取得
した上位実アドレスを命令コード格納メモリ実アドレス
として命令コードを取り出し、上記の場合以外は、上記
取得した上位実アドレスとオフセットをインクリメント
して得られる値から命令コード格納メモリ実アドレスを
生成し、生成した命令コード格納メモリ実アドレスの命
令コードを取り出すようにした命令コード収納メモリ実
アドレス生成手段を備えたものである。
【0022】(3)また、計算機機能を有し命令コード
格納メモリに格納された命令コードを実行してプラント
等を制御する制御装置本体、および計算機機能を有する
命令実行装置で制御装置を構成し、命令コード中に上記
制御装置本体での命令コードと、上記命令実行装置での
命令コードとを区分するコードを入れておき、命令実行
の際、上記命令コードを上記区分に応じて判別する第1
の判別手段を上記制御装置本体に設け、この第1の判別
手段による判別結果に応じて上記制御装置本体または上
記命令実行装置が命令を実行するようにしたものであ
る。
【0023】(4)また、上記(3)において、制御装
置本体で実行する命令コード中にソースエリアアドレス
生成有無を区分するコードを入れておき、命令実行の
際、上記ソースエリアアドレス生成有無を判別する第2
の判別手段を上記制御装置本体に設け、この第2の判別
手段の判別結果に応じて上記ソースエリアアドレスを生
成するようにしたものである。
【0024】(5)また、上記(3)または(4)にお
いて、第1の判別手段、または、第1と第2の判別手段
を制御装置本体の代わりに命令実行装置に具備するよう
にしたものである。
【0025】(6)また、計算機機能を有し命令コード
格納メモリに格納された命令コードを実行してプラント
等を制御する制御装置本体、および計算機機能を有する
命令実行装置で制御装置を構成し、外部から所望のソー
スエリアアドレスを指定し、命令実行の際、実行命令が
上記指定したソースエリアアドレスと一致する命令であ
ると、この命令実行後に処理を停止する割込手段を上記
命令実行装置に設けたものである。
【0026】(7)また、計算機機能を有し命令コード
格納メモリに格納された命令コードを実行してプラント
等を制御する制御装置本体、および計算機機能を有する
命令実行装置で制御装置を構成し、外部から所望のプロ
グラムカウンタのカウント値を指定し、命令実行の際、
実行命令が上記指定したプログラムカウンタのカウント
値と一致する命令であると、この命令実行後に処理を停
止する割込手段を上記命令実行装置に設けたものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態を図に基づ
いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1〜4に
係るコントローラ制御命令実行装置1000の機能を示
す構成図である。図1において、図8と同一の部分につ
いては同一の符号を付し説明を省略する。
【0028】図において、100は命令コード格納メモ
リの実アドレスを生成する命令コード格納メモリ実アド
レス生成部、200はH/W実行命令とF/W実行命令
を識別すると共にソースエリアのアドレス生成有無を判
別する命令コードデコード部、
【0029】300はソースエリアのアドレスを生成す
るソースエリアアドレス生成部、400はH/Wにより
命令を実行する命令実行(演算)部、500はソースエ
リアとのI/Fを行なうEIバスI/F部、600は各
種割り込み検出・制御を行なう割込制御部である。
【0030】上記コントローラ制御命令実行装置100
0は、図示するように32ビットμP1、メモリ部2
(図8で図示の制御装置)と機能的につながっている。
【0031】図2は、この実施の形態1の命令コード格
納メモリアドレス生成部100のブロック図である。
【0032】図2において、101は32ビットμPの
データバス及びメモリ部のデータバスで、1回目は初期
設定された上位実アドレスが送られ、2回目以降はマッ
プメモリを参照した上位実アドレスが送られる。102
は上位実アドレスとオフセットから生成される命令コー
ド格納メモリ実アドレス、
【0033】103はオフセットを自動インクリメント
するインクリメンタ、104はインクリメントされたオ
フセットが1ページの最大値を越えていないか(以下ペ
ージオーバーと称す)チェックするページオーバー検出
回路で、オフセットが128ステップになるとページオ
ーバーとなる。
【0034】105はページオーバー検出回路104に
てページオーバー検出時に出力されるページNoインク
リメント指示、106はページNoインクリメント指示
105に従い、ページNoをインクリメントするインク
リメンタ、107は使用されるプログラムのモジュール
NoとページNoから生成されるマップメモリアドレ
ス、
【0035】108は命令コード格納メモリ実アドレス
102とマップメモリアドレス107のセレクト信号、
109は前記セレクト信号108によりメモリアドレス
をセレクトするメモリアドレスセレクタ、
【0036】110はメモリアドレスセレクタ109に
よりセレクトされたメモリアドレスであり、ページオー
バー検出回路104にてページオーバーが検出された場
合はマップメモリアドレス107がセレクトされ、他の
場合は命令コード格納メモリ実アドレス102がセレク
トされる。
【0037】次に動作について説明する。図3はこのコ
ントローラ制御命令実行装置における命令コード格納メ
モリの実アドレス生成フローである。図において、点線
で示される部分は32ビットμPの処理である。 (1)はじめに、32ビットμPより、コントローラ制
御命令実行装置1000の内部レジスタに、使用するプ
ログラムのモジュールNo、ページNo、および、この
モジュールNo、ページNoよりマップメモリを参照し
て得られる命令コード格納メモリ実アドレスの初期値が
設定され、命令実行が起動される(ステップS1〜
4)。
【0038】(2)命令実行起動により、コントローラ
制御命令実行装置1000は、初期設定された命令コー
ド格納メモリ実アドレス102を用いて命令コード格納
メモリをリードし(S5)、命令コードをフェッチす
る。 (3)次に命令コード格納メモリ実アドレス102のオ
フセットをインクリメントすると同時に(S6)、
【0039】(4)インクリメントされたオフセットに
てページオーバーチェックし(S7)、 (5)ページオーバーが発生していない場合は、インク
リメントされた命令コード格納メモリ実アドレスを用い
て命令コード格納メモリをリードし(S5)、命令コー
ドをフェッチする。以後、ページオーバーが発生するま
で、本動作が繰り返される(S5〜S7)。
【0040】(6)ページオーバーが発生した場合は、
ページNoをインクリメントし、すでに設定されている
モジュールNoとインクリメントされたページNoより
マップメモリアドレスを生成し(S9)、 (10)マップメモリをリードすることにより(S1
0)、生成したマップメモリアドレスに対応する命令コ
ード格納メモリの上位実アドレスを収集し、次のページ
Noに対応する命令コード格納メモリの実アドレスを生
成する(S11)。
【0041】(11)生成された命令コード格納メモリ
実アドレスにて命令コード格納メモリをリードし、命令
コードをフェッチする。以降は、前記動作を繰り返す。
【0042】従来は、毎回マップメモリを参照し命令コ
ード格納メモリの実アドレスを生成していたのに対し、
このコントローラ制御命令実行装置では、ページオーバ
ーが発生した場合だけマップメモリを参照する為、従来
に比べ命令コードのフェッチ時間を短縮でき、コントロ
ーラ制御命令を高速実行できると共に、32ビットμP
による命令実行処理を削減できる。
【0043】また、このコントローラ制御命令実行装置
では、マップメモリと命令コード格納メモリを同一メモ
リとすることが可能である為、部品点数の削減すなわち
装置のコスト低減・小型化が可能となる。
【0044】このコスト低減・小型化のメリットが生じ
る理由は、従来では、マップメモリのバスと命令コード
格納メモリのアドレスバスが直接つながっているので、
これらのメモリはH/Wを別メモリとする必要があっ
た。しかし、この実施の形態では、一つのメモリを2領
域に分割して、マップメモリと命令コード格納メモリと
し、命令コード格納メモリに格納される命令コードが分
散格納されていても、どのアドレス位置であるかをリー
ドして実アドレスを認識することができるので、命令コ
ードはどこに格納されていてもよい。
【0045】なお、命令コードは命令コード格納メモリ
に最初は連続して格納されるが、通常プログラムの変更
・追加・削除が行われるので、命令コードは不連続に格
納されることになり、メモリマップを必要とすることに
なる。
【0046】実施の形態2.上記実施の形態1では、命
令コード格納メモリ実アドレス生成機能によりコントロ
ーラ制御命令を高速実行する場合について述べたが、同
じく高速処理を実行するため実施の形態2では、図4に
示すように、コントローラ制御命令をH/W実行命令2
02とF/W実行命令203に分類し、H/W実行命令
の場合は、全ての処理をH/W(コントローラ制御命令
実行装置)にて実行し、F/W実行命令の場合には、3
2ビットμPで実行し、32ビットμPによる命令実行
処理削減及び高速化を図り、また、H/Wによるソース
エリアアドレス生成部300を設けて更に高速化を図っ
た。
【0047】H/W、F/W実行命令識別処理部201
を容易にする為、図5のようなコントローラ制御命令コ
ード体系を用いた。図5において、205はH/W実行
命令、F/W実行命令識別ビットであり、0:F/W実
行命令、1:H/W実行命令を示す。例えば、H/W実
行命令は、使用頻度の高いもの、簡単な処理等を対象と
し、F/Wは複雑な処理を対象とする。
【0048】206は命令種別を示すオペコード、20
7はソースエリアのアドレス生成に使用するオペランド
である。208はオペコード206内の2ビットを用い
て、F/W実行命令時のソースエリアアドレス生成有無
を示すアドレス生成有無判別ビットであり、図4におけ
るソースエリアアドレス生成有無判別部204に使用す
る。ソースエリアアドレス生成無の命令は、アドレス表
示がレジスタで行われるもの、オペコードのみでオペラ
ンドの無いもの等である。
【0049】ソースエリアアドレス生成有無判別部20
4は、ソースエリアのアドレス生成を不要とする命令を
容易に判別し、無駄なアドレス生成処理時間を削減する
為に行なう。
【0050】次に動作を説明する。メモリ部2からのコ
ントローラ制御命令は、H/W,F/W実行命令識別部
201で、H/W実行命令202と、F/W実行命令2
03に区別され、更に、F/W実行命令203はソース
エリアアドレス生成有無判別部204でアドレス生成有
とアドレス生成無の命令コードに判別される。
【0051】その後、ソースエリアアドレス生成部30
0で、ソースエリアアドレス生成の必要な命令コードは
ソースエリアアドレスを生成して、図1に示す演算部4
00へ信号を渡す。
【0052】この実施の形態では、H/Wによる命令実
行機能、F/W実行命令時のソースエリアアドレス生成
機能により、コントローラ制御命令の高速実行が可能で
あり、32ビットμPによる命令実行処理を削減でき
る。また、コントローラ制御命令コードにH/W実行命
令、F/W実行命令識別ビットを付加している為、コン
トローラ制御命令コードのデコードが容易になり、さら
にアドレス生成有無判別ビットを付加することにより無
駄なアドレス生成処理時間を削減できる。
【0053】実施の形態3.この実施の形態は、コント
ローラ制御命令実行装置で割込処理を行うようにして、
コントローラ制御命令を高速実行し、32ビットμPに
よる命令実行処理を削減するものであり、また、コント
ローラ制御命令実行時にユーザにより指定されたソース
エリアに対しアクセスした場合、ソース一致割り込みを
通知する機能を設け、コントローラ制御命令プログラム
のデバッグ性を向上させ、S/W開発期間を短縮するこ
とによりコスト低減効果を得るものである。
【0054】図6はこの実施の形態3のソース一致検出
機能に関するブロック図である。図において、200は
コントローラ制御命令コードをデコードする命令コード
デコード部、300はソースエリアのアドレスを生成す
るソースエリアアドレス生成部、400は命令実行(演
算)部、401は命令デコード部200から出力される
各命令毎のデコード結果、402は各命令毎のデコード
結果401に従い、対応する処理を行なう演算部、40
3は演算部402からのソースエリアアクセス指示、4
04はソースエリアアクセス指示403に従い、ソース
エリアに対してアクセス処理を行なうソースエリアアク
セス処理部、405はソースエリアより収集したデー
タ、または演算部402による演算結果である。ソース
エリアに対するアクセスは、演算用データをソースエリ
アより収集する場合と、演算結果をソースエリアに対し
書き込む場合に実施される。500はソースエリアアク
セス処理部404からのソースエリアアクセスに対し、
ソースエリアとのI/Fを行なうEIバスI/F部、5
01はユーザにより設定される指定ソースエリアアドレ
ス設定レジスタ、502はソースエリアアクセス処理部
404からアクセスされたソースエリアのアドレスと前
記ソースエリアアドレス設定レジスタ501の値を比較
し、一致検出を行なうソースエリアアドレス一致検出
部、503は前記ソースエリアアドレス一致検出部から
出力されるソースエリアアドレス一致信号である。60
0は前記ソースエリアアドレス一致信号503を受けて
32ビットμPに対する割込信号601を出力して処理
を停止する割込制御部である。
【0055】このような構成で、実行を開始し、ソース
エリアアドレス設定レジスタ501で指定した値になる
と割込信号601により処理を停止する。そしてデバッ
グ等を行うことができる。
【0056】この実施の形態では、コントローラ制御命
令実行装置で割込処理を行うようにしたので、コントロ
ーラ制御命令を高速実行できると共に、32ビットμP
による命令実行処理を削減できる。
【0057】また、コントローラ制御命令プログラムの
バグ、故障発生時のデバッグ性を考慮し、指定したエリ
アに対するアクセスを検出可能とすることにより、コン
トローラ制御命令プログラムのデバッグ、故障発生時の
原因究明を容易にでき、結果的にコントローラ制御命令
プログラムの開発期間、故障発生時の原因究明時間の短
縮によるコスト低減効果が得られる。
【0058】実施の形態4.この実施の形態は、コント
ローラ制御命令実行装置で割込処理を行うようにして、
コントローラ制御命令を高速実行し、32ビットμPに
よる命令実行処理を削減するものであり、また、コント
ローラ制御命令実行時にユーザにより指定された命令を
実行した場合、プログラムカウンタ一致割り込みを通知
する機能を設け、コントローラ制御命令プログラムのデ
バッグ性を向上させ、S/W開発期間を短縮することに
よりコスト低減効果を得るものである。
【0059】図7はこの実施の形態4のプログラムカウ
ンタ一致検出機能に関するブロック図である。図におい
て、111は命令コード格納メモリ実アドレス生成部1
00にある現在実行中の命令のプログラムカウンタであ
り、使用するコントローラ制御プログラムのモジュール
No、ページNo、オフセットからなる。
【0060】400は前記プログラムカウンタ111に
対応する命令を実行する命令実行(演算)部、408は
ユーザにより設定されるプログラムカウンタ設定レジス
タ、409は現在実行中の命令のプログラムカウンタ1
11とプログラムカウンタ設定レジスタ408の値を比
較し、一致検出を行なうプログラムカウンタ一致検出
部、
【0061】410はプログラムカウンタ一致検出部4
09から出力されるプログラムカウンタ一致信号であ
る。600は前記プログラムカウンタ一致信号410を
受けて32ビットμPに対する割込信号601を出力し
て処理を停止する割込制御部である。
【0062】このような構成で、実行を開始し、プログ
ラムカクンタ設定レジスタ408で指定した値になると
割込信号601により処理を停止する。そしてデバッグ
等を行うことができる。
【0063】この実施の形態では、コントローラ制御命
令実行装置で割込処理を行うようにしたので、コントロ
ーラ制御命令を高速実行できると共に、32ビットμP
による命令実行処理を削減できる。
【0064】また、コントローラ制御命令プログラムの
バグ、故障発生時のデバッグ性を考慮し、指定した命令
を検出可能とすることにより、コントローラ制御命令プ
ログラムのデバッグ、故障発生時の原因究明を容易にで
き、結果的にコントローラ制御命令プログラムの開発期
間、故障発生時の原因究明時間の短縮によるコスト低減
効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】
(1)以上のようにこの発明によれば、命令コード格納
メモリ実アドレスの生成をする際、オフセットをインク
リメントして得るようにし、初期設定時またはページ変
更の際のみマップメモリを参照するようにしたので、制
御命令を高速実行できる。
【0066】(2)また、命令コード収納メモリ実アド
レスの生成手段を制御装置本体とは別に設けた命令実行
装置に持たせるようにしたので、制御装置本体の負荷が
軽減され、処理の高速実行が可能となる。
【0067】(3)また、第1の判別手段で、命令コー
ド中の制御装置本体での実行と命令実行装置での実行を
判別して実行するようにしたので、負荷が分散され、処
理の高速化が図れる。
【0068】(4)また、第2の判別手段で、制御装置
本体で実行する命令コード中のソースアドレス生成有無
を判別するようにしたので、上記判別に応じて実行され
処理効率を上げることができる。
【0069】(5)また、上記(3)または(4)にお
いて、第1の判別手段、または、第1と第2の判別手段
を命令実行装置に設けるようにしたので、制御装置本体
の負荷が軽減され、処理の高速実行が可能となる。
【0070】(6)また、命令実行装置を用いて指定し
たソースアドレスで処理を停止するようにしたので、制
御装置本体の負荷が軽減され、処理の高速実行が可能と
なる。また、デバッグが容易に行える。
【0071】(7)また、命令実行装置を用いて指定し
たプログラムカウンタのカウント値で処理を停止するよ
うにしたので、制御装置本体の負荷が軽減され、処理の
高速実行が可能となる。また、デバッグが容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜4によるコントロ
ーラ制御命令実行装置の機能構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるコントローラ
制御命令実行装置の命令コード格納メモリ実アドレス生
成部の機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるコントローラ
制御命令実行装置の命令コード格納メモリ実アドレス生
成部の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2によるコントローラ
制御命令実行装置の命令コードデコード部の機能ブロッ
ク図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるコントローラ
制御命令実行装置で用いる命令コード体系図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるコントローラ
制御命令実行装置のソースエリアアドレス一致検出部の
機能ブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるコントローラ
制御命令実行装置のプログラムカウンタ一致検出部の機
能ブロック図である。
【図8】 従来のコントローラ制御命令実行機能ブロッ
ク図である。
【図9】 従来のコントローラ制御命令実行機能のメモ
リ部のデータ構造図である。
【図10】 従来のコントローラ制御命令実行動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 32ビットμP 2 メモリ部 100 命令コード格納メモリ実アドレス生成部 101 32ビットμPのデータバス及びメモリ部のデ
ータバス 102 命令コード格納メモリ実アドレス 103 インクリメンタ 104 ページオ
ーバー検出回路 105 ページNoインクリメント指示 106 インクリメンタ 107 マップメ
モリアドレス 108 セレクト信号 109 メモリア
ドレスセレクタ 110 メモリアドレス 200 命令コー
ドデコード部 202 H/W実行命令 203 F/W実
行命令 206 オペコード 207 オペラン
ド 208 アドレス生成有無判別ビット 300 ソースエリアアドレス生成部 400 命令実行(演算)部 401 デコード
結果 402 演算部 403 ソースエ
リアアクセス指示 404 ソースエリアアクセス処理部 405 デー
タまたは演算結果 408 プログラムカウンタ設定レジスタ 409 プログラムカウンタ一致検出部 410 プログラムカウンタ一致信号 500 EI
バスI/F部 501 指定ソースエリアアドレス設定レジスタ 502 ソースエリアアドレス一致検出部 503 ソースエリアアドレス一致信号 600 割込制御部 1000 コントロ
ーラ制御命令実行装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機機能を有し、マップメモリに格納
    された仮想アドレス・実アドレスの変換情報を参照して
    命令コード格納メモリにページ単位で格納された命令コ
    ード格納メモリ実アドレスの命令コードを取り出して実
    行しプラント等を制御する制御装置において、初期設定
    する場合と上記ページを変更する場合は、上記マップメ
    モリの仮想アドレス・実アドレスの変換情報を参照して
    上位実アドレスを取得し、取得した上位実アドレスを命
    令コード格納メモリ実アドレスとして命令コードを取り
    出し、上記の場合以外は、上記取得した上位実アドレス
    とオフセットをインクリメントして得られる値から命令
    コード格納メモリ実アドレスを生成し、生成した命令コ
    ード格納メモリ実アドレスの命令コードを取り出すよう
    にした命令コード収納メモリ実アドレス生成手段を備え
    たことを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 計算機機能を有し命令コードを実行して
    プラント等を制御する制御装置本体と、計算機機能を有
    しマップメモリに格納された仮想アドレス・実アドレス
    の変換情報を参照して命令コード格納メモリにページ単
    位で格納された命令コード格納メモリ実アドレスの命令
    コードを取り出し上記制御装置本体の命令コードとする
    命令実行装置とで制御装置を構成し、上記命令実行装置
    は、初期設定する場合と上記ページを変更する場合は、
    上記マップメモリの仮想アドレス・実アドレスの変換情
    報を参照して上位実アドレスを取得し、取得した上位実
    アドレスを命令コード格納メモリ実アドレスとして命令
    コードを取り出し、上記の場合以外は、上記取得した上
    位実アドレスとオフセットをインクリメントして得られ
    る値から命令コード格納メモリ実アドレスを生成し、生
    成した命令コード格納メモリ実アドレスの命令コードを
    取り出すようにした命令コード収納メモリ実アドレス生
    成手段を備えたことを特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 計算機機能を有し命令コード格納メモリ
    に格納された命令コードを実行してプラント等を制御す
    る制御装置本体、および計算機機能を有する命令実行装
    置で制御装置を構成し、命令コード中に上記制御装置本
    体での命令コードと、上記命令実行装置での命令コード
    とを区分するコードを入れておき、命令実行の際、上記
    命令コードを上記区分に応じて判別する第1の判別手段
    を上記制御装置本体に設け、この第1の判別手段による
    判別結果に応じて上記制御装置本体または上記命令実行
    装置が命令を実行するようにしたことを特徴とする制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の制御装置において、制御
    装置本体で実行する命令コード中にソースエリアアドレ
    ス生成有無を区分するコードを入れておき、命令実行の
    際、上記ソースエリアアドレス生成有無を判別する第2
    の判別手段を上記制御装置本体に設け、この第2の判別
    手段の判別結果に応じて上記ソースエリアアドレスを生
    成するようにしたことを特徴とする制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の制御装置
    において、第1の判別手段、または、第1と第2の判別
    手段を制御装置本体の代わりに命令実行装置に具備する
    ようにしたことを特徴とする制御装置。
  6. 【請求項6】 計算機機能を有し命令コード格納メモリ
    に格納された命令コードを実行してプラント等を制御す
    る制御装置本体、および計算機機能を有する命令実行装
    置で制御装置を構成し、外部から所望のソースエリアア
    ドレスを指定し、命令実行の際、実行命令が上記指定し
    たソースエリアアドレスと一致する命令であると、この
    命令実行後に処理を停止する割込手段を上記命令実行装
    置に設けたことを特徴とする制御装置。
  7. 【請求項7】 計算機機能を有し命令コード格納メモリ
    に格納された命令コードを実行してプラント等を制御す
    る制御装置本体、および計算機機能を有する命令実行装
    置で制御装置を構成し、外部から所望のプログラムカウ
    ンタのカウント値を指定し、命令実行の際、実行命令が
    上記指定したプログラムカウンタのカウント値と一致す
    る命令であると、この命令実行後に処理を停止する割込
    手段を上記命令実行装置に設けたことを特徴とする制御
    装置。
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