JPH10283012A - 非真円形工作物加工用データ作成装置及び数値制御装置 - Google Patents

非真円形工作物加工用データ作成装置及び数値制御装置

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JPH10283012A
JPH10283012A JP10675397A JP10675397A JPH10283012A JP H10283012 A JPH10283012 A JP H10283012A JP 10675397 A JP10675397 A JP 10675397A JP 10675397 A JP10675397 A JP 10675397A JP H10283012 A JPH10283012 A JP H10283012A
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JP
Japan
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spindle
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override value
acceleration
rotation speed
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JP10675397A
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English (en)
Inventor
Takao Yoneda
孝夫 米田
Tomoya Kato
友也 加藤
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サイクルタイムの短縮、加工精度及び作業効率
の向上を図ること。 【解決手段】ステップ100 で読み込まれたプロフィルデ
ータを用いてステップ102 で研削面上の研削速度がほぼ
一定となるように主軸の回転数に対するオーバライド値
が演算される。次に,ステップ104でプロフィルデータと
オーバライド値により工具台に要求される加速度が演算
され,その加速度を用いてステップ106で工具台の応答可
能な限界加速度が演算される。次に,ステップ108で限界
加速度を用いて主軸の最大回転角速度が演算され,ステ
ップ110で許容最大加速度及び許容最大主軸回転数が表
示される。この許容最大主軸回転数に主軸の回転数を設
定することで工具台の追随遅れが防止され,加工精度が
向上する。又,工具台が追随可能な範囲で最大の主軸回
転数が得られるのでサイクルタイムを短縮できる。又,
主軸回転数の設定を作業者の勘に頼る必要がないので作
業効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム等の非真円形
工作物を加工制御するためのデータ作成装置及び数値制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、数値制御装置により主軸軸線に垂
直な方向の砥石車の送りを主軸の回転に同期して制御
し、カム等の非真円形工作物を研削加工する方法が知ら
れている。非真円形工作物の加工形状は、砥石車の送り
を主軸の回転に対して同期制御するために数値制御装置
にプロフィルデータを付与することで得られる。このプ
ロフィルデータは砥石車を工作物の仕上げ形状に沿って
往復運動させるように、主軸の単位回転角毎の砥石車の
移動量を与えるものであり、非真円形工作物のリフトデ
ータと砥石径とから求められる。主軸の回転速度である
1分間当たりの回転数は、非真円形工作物上の任意点に
おける研削速度が一定となるように制御される。その速
度制御を実現するために、所定の範囲で研削速度一定の
条件が満たされなくなる主軸の回転角で、主軸回転数に
オーバライド値を自動的に段階的に与える構成とした装
置がある(特公平7−60338号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術では、設定した主軸回転数にオーバライド値を付
与した速度で主軸を回転させる構成であるが、主軸回転
数は、作業者の経験や勘に基づいて設定しているので、
主軸回転数の最適値を設定する際に試行錯誤を行わざる
を得ず、作業効率がよくないという問題がある。又、作
業者によって設定された主軸回転数の値が最適値より小
さい場合にはサイクルタイムが長くなり、主軸回転数の
設定値が最適値より大きい場合には砥石台が追随できな
くなって加工精度が低下するという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、主軸の回転数を、砥石台が追随できる範囲内の値に
設定することにより、作業効率及び加工精度を向上させ
ると共に、サイクルタイムの短縮を実現することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の手段によれば、非真円形工作物
の形状を特定するリフトデータと砥石径に応じて、主軸
の回転角と工具送り軸の位置との関係を示すプロフィル
データを作成する非真円形工作物加工用データ作成装置
において、プロフィルデータ記憶手段によりプロフィル
データが記憶され、オーバライド値記憶手段により非真
円形工作物の加工形状に応じた主軸の回転速度に対する
オーバライド値が記憶される。又、限界加速度記憶手段
により工具台の追随限界である限界加速度が記憶され、
主軸回転速度演算手段によりプロフィルデータとオーバ
ライド値とに基づいて工具台に要求される加速度が限界
加速度となるときの主軸の最大回転速度が演算される。
そして、出力手段により、主軸回転速度演算手段にて得
られた主軸の最大回転速度が出力される。尚、ここでい
う出力とはディスプレイ等の画面上への表示を含む。主
軸回転速度演算手段で得られた最大回転速度以下で主軸
を回転させることにより、工具台が追随遅れすることが
ないので加工精度が向上する。又、加工誤差が許容範囲
内において主軸の回転をできるだけ高速化できるので、
サイクルタイムが短縮され、加工時間の短縮が可能とな
る。さらに、作業者の経験や勘に基づいた主軸回転速度
の設定作業が不要となり、作業効率が向上する。
【0006】請求項2に記載の手段によれば、オーバラ
イド値演算手段によりプロフィルデータを入力すること
でオーバライド値が演算されるので、予めオーバライド
値を求めることなく最適な回転数を得ることが可能であ
る。
【0007】請求項3に記載の手段によれば、限界加速
度演算手段により、工具台の機械諸元、例えば工具台と
その駆動用サーボモータのイナーシャ、サーボモータの
瞬時最大トルク、無負荷時のボールネジのトルク及びボ
ールネジのピッチなどを用いて、工具台の追随限界であ
る限界加速度を容易に求めることができる。
【0008】請求項4に記載の手段によれば、非真円形
工作物の形状を特定するリフトデータと砥石径に応じ
て、主軸の回転角と工具送り軸の位置との関係を示すプ
ロフィルデータを作成し、このプロフィルデータに応じ
て非真円形工作物の加工を制御する数値制御装置におい
て、プロフィルデータ記憶手段によりプロフィルデータ
が記憶され、オーバライド値記憶手段により非真円形工
作物の加工形状に応じた主軸の回転速度に対するオーバ
ライド値が記憶される。又、限界加速度記憶手段により
工具台の追随限界である限界加速度が記憶され、主軸回
転速度演算手段によりプロフィルデータとオーバライド
値とに基づいて工具台に要求される加速度が限界加速度
となるときの主軸の最大回転速度が演算される。そし
て、制御手段により、主軸回転速度演算手段で得られた
主軸の最大回転速度とオーバライド値記憶手段に記憶さ
れたオーバライド値とプロフィルデータとに基づいて主
軸と工具送り軸とが数値制御される。これにより、工具
台の追随が可能な範囲内で主軸回転速度が制御されるの
で、加工精度が向上する。又、工具台の追随遅れによる
加工誤差が許容範囲を越えない範囲内において主軸の回
転をできるだけ高速化できるので、サイクルタイムが短
縮され、加工時間の短縮が可能となる。さらに、作業者
の経験や勘に基づいた主軸回転速度の設定作業が不要と
なり、作業効率が向上する。
【0009】請求項5に記載の手段によれば、請求項2
に記載の手段と同様にオーバライド値演算手段によりプ
ロフィルデータを入力することでオーバライド値が演算
されるので、予めオーバライド値を求めることなく最適
な回転数を得ることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は、数値制御研削盤100の構
成を示した模式図である。ベッド10上には、テーブル
11が主軸軸線に平行なZ軸方向に摺動可能に配設され
ている。このテーブル11は、図示しないサーボモータ
と螺子送り機構とを介して駆動される。テーブル11上
には主軸13を軸架した主軸台12が配設され、その主
軸13はサーボモータ14により回転駆動される。又、
テーブル11上の右端には心押台15が載置され、心押
台15のセンタ16と主軸13のセンタ17とによって
カムシャフトからなる工作物Wが挟持されている。工作
物Wは、主軸13に突設された位置決めピン18に嵌合
され、工作物Wの回転位相は主軸13の回転位相に一致
している。ベッド10の後方には、工作物W側に向かっ
て進退可能な工具台20が案内され、工具台20にはモ
ータ21によって回転駆動される砥石車Gが支承されて
いる。この工具台20は、図略の送り螺子を介してサー
ボモータ23に連結され、サーボモータ23の正逆転に
よりZ軸と直交するX軸方向に前進後退される。
【0011】ドライブユニット51、52は、数値制御
装置(制御手段)30から指令パルスを入力して、それ
ぞれサーボモータ14、23を駆動する回路である。各
サーボモータ14、23には、パルスジェネレータ5
3、55と速度ジェネレータ54、56が結合されてお
り、それらの出力は各ドライブユニット51、52に帰
還され、速度と位置のフィードバッグ制御が行われる。
【0012】数値制御装置30は、操作盤45から加工
指令信号が付与されると、制御軸の回転を数値制御し
て、工作物Wの研削加工と砥石車Gの送りとを制御する
装置である。数値制御装置30は、図2に示すように主
として主軸13の回転及び砥石車Gの送りを制御するた
めのメインCPU31と、制御プログラムを記憶したR
OM33と、入力データ等を記憶するRAM32とで構
成されている。RAM32上には、加工用NCプロフィ
ルデータを記憶するNCプロフィルデータ領域321
と、平滑オーバライド値を記憶するNCオーバライド値
データ領域322とが形成されている。
【0013】数値制御装置30は、その他サーボモータ
14、23を駆動するためにドライブCPU36とRA
M35とパルス分配回路37とが設けられている。RA
M35は、砥石車G、主軸13の位置決めデータ及び主
軸13の回転数(rpm) に対するオーバライド値をメイン
CPU31から入力し、記憶する記憶装置である。ドラ
イブCPU36は、主軸13の回転数に対するオーバラ
イド値を考慮して、加工に関する工具台20の送りに関
してスローアップ、スローダウン、目標点の補間等の演
算を行い、補間点の位置決めデータを一定周期で出力す
る装置である。パルス分配回路37は、パルス分配の
後、駆動指令パルスを各ドライブユニット51、52に
出力する回路である。尚、以下、回転数は回転速度の一
種であり、単位を除いて同一意味に使用する。
【0014】数値制御装置30に接続された自動プログ
ラミング装置70は、リフトデータと砥石径とからプロ
フィルデータを自動作成し、さらにオーバライド値デー
タと比率データとから加工用オーバライド値データを自
動作成する装置である。この自動プログラミング装置7
0は、フロントCPU71とRAM72と入出力インタ
フェース73とで構成されている。RAM72には、複
数の工作物のリフトデータを記憶するリフトデータ領域
721と、工作物の仕上げ形状の許容誤差を記憶する許
容誤差データ領域722と、プロフィルデータを生成す
るときの砥石径を記憶する砥石径データ領域723と、
リフトデータを許容誤差内において平滑化して得られた
所定の回転角毎の数値と現砥石径とにより、プロフィル
データに変換して記憶するプロフィルデータ領域(プロ
フィルデータ記憶手段)724と、工作物の形状に対し
て大きな角度範囲毎に段階的に与えられた主軸回転数に
対するオーバライド値データを記憶するオーバライド値
データ領域725と、主軸回転数に対するオーバライド
値データを平滑化したオーバライド値データに変換して
記憶する平滑オーバライド値データ領域(オーバライド
値記憶手段)726とが形成されている。フロントCP
U71には、入出力インタフェース73を介してリフト
データ等を入力するテープリーダ41と、データの入力
を行うキーボード42と、データの表示を行うCRT表
示器43とが接続されている。
【0015】次に、数値制御研削盤100の作用につい
て以下に説明する。数値制御研削盤100がデータ入力
モードに設定されると、フロントCPU71は入出力イ
ンタフェース73を介して、テープリーダ41から加工
に必要な全てのリフトデータを読み込み、リフトデータ
領域721に記憶する。次に、数値制御研削盤100が
プロフィルデータ作成モードに設定されると、フロント
CPU71にて、リフトデータ領域721のリフトデー
タを、許容誤差データ領域722の許容誤差内において
平滑化し、所定の回転角毎の数値と、砥石径データ領域
723の現砥石径とによりプロフィルデータが演算され
る。そのプロフィルデータはプロフィルデータ領域72
4に記憶され、カムの実際の加工時にフロントCPU7
1とメインCPU31とを介してNCプロフィルデータ
領域321へ転送される。
【0016】次に、数値制御研削盤100が、平滑オー
バライド値データ作成モードに設定された場合につい
て、図3のフローチャートを用いてフロントCPU71
の動作を以下に説明する。まず、ステップ100にて、
プロフィルデータ領域724よりプロフィルデータX
(θ) が読み込まれる。このプロフィルデータX(θ) は
主軸13の回転角θの変化に伴って図4(a)に示され
るように変化する。尚、図4(a)の縦軸における変位
量はカムのベース円を基準としている。次に、ステップ
102にてプロフィルデータX(θ) を用いて研削面上の
研削速度がほぼ一定となるように主軸13の回転数に対
するオーバライド値を演算する。ここで、プロフィルデ
ータX(θ) より工具台20に要求される速度をv(t)とす
ると、v(t)は式(1)より求められる。
【0017】
【数1】 v(t) = (dX/dt) = (dX/dθ)(dθ/dt) ─(1)
【0018】主軸13の角速度をω(t) とすると、ω
(t) は式(2)より求められる。
【数2】 ω(t) = dθ/dt ─(2)
【0019】主軸13の回転数に対するオーバライド値
(比)をR(θ)(0 ≦R(θ) ≦1)とすると、式(2)は式
(3)のように変形される。
【数3】 ω(t) = dθ/dt = S・R(θ) ─(3)
【0020】式(3)において、S はR(θ) =1 におけ
る主軸13の回転角速度(rad/sec)である。オーバライ
ド値R(θ) は、非真円形工作物に対して回転角θの範囲
毎に段階的に与えられ、オーバライド値データ領域72
5に記憶される。このオーバライド値R(θ) は図4
(d)に示されるように平滑化され、平滑化されたオー
バライド値R(θ) は平滑オーバライド値データ領域72
6に記憶される。このステップ102における処理が請
求項でいうオーバライド値演算手段に相当する。平滑化
されたオーバライド値データは、工作物Wの実際の加工
時に、フロントCPU71とメインCPU31とを介し
てNCオーバライド値データ領域322へ転送される。
尚、図4において、(b)図、(c)図は、それぞれプ
ロフィルデータX(θ)の回転角θに関する一階微分(dX/d
θ) 、二階微分(d2X/dθ2)を示している。次に、ステッ
プ104にてプロフィルデータX(θ) とオーバライド値
R(θ) により工具台20に要求される加速度a(t)を演算
する。加速度a(t)は、式(1)、(2)及び(3)を用
いて式(4)のように表すことができる。
【0021】
【数4】 a(t) = dv/dt = (d/dt)((dX/dθ)(dθ/dt)) = (d/dt)((dX/dθ)S・R(θ)) = (d2X/dθ2)(dθ/dt)S・R(θ)+ (dX/dθ)S(dR/dθ)(dθ/dt) = (d2X/dθ2)S2・R2(θ)+ (dX/dθ)(dR/dθ)S2・R(θ) ─(4)
【0022】R(θ)は、ステップ102の演算におい
て、式(4)における(dX/dθ)R(θ)の値が十分小さく
なるように設定される。この(dX/dθ)R(θ) を図示すれ
ば図5(a)のようになる。よって、式(4)において
第2項≒0である。これより、式(5)が得られる。
【0023】
【数5】 a(t) = (d2X/dθ2)S2・R2(θ) ─(5)
【0024】式(5)における(d2X/dθ2)R2(θ)を図示
すれば図5(b)のようになる。次に、ステップ106
にて工具台20の慣性、駆動トルク等から決定される応
答可能な限界加速度αを演算する。この限界加速度α
は、式(6)により求められる。
【0025】
【数6】 α = P(T1- T2)/(2π(I + IM )) ─(6)
【0026】式(6)において、T1はサーボモータ23
の瞬時最大トルクを、T2は無負荷時におけるボールネジ
のトルクを、P はボールネジのピッチを、I は工具台2
0のイナーシャを、IMはサーボモータ23のイナーシャ
をそれぞれ示している。尚、式(6)において、研削抵
抗によるトルクは無視した。このステップ106におけ
る処理が請求項でいう限界加速度演算手段に相当する。
この限界加速度αと要求される加速度a(t)は、式(7)
を満たす。
【0027】
【数7】 α ≧ a(t) ─(7)
【0028】式(5)における(d2X/dθ2)R2(θ)の最大
値をA とすると、式(8)が得られる。
【数8】 α ≧ A・S2 ─(8)
【0029】式(8)を満たす主軸13の最大回転角速
度をSmとし、このSmを式(8)に代入すれば式(9)が
得られる。
【数9】 α = A・Sm 2 ─(9)
【0030】次に、式(9)をSmについて解けば、式
(10)が得られる。
【数10】 Sm = (α/A)1/2 ─(10)
【0031】このようにして式(10)より主軸13の
最大回転角速度Smが求められる(ステップ108)。最
大回転角速度Smは、工具台20に要求される加速度が応
答可能な限界加速度αであるときの主軸13の最大回転
速度を意味し、ステップ108における処理が請求項で
いう主軸回転速度演算手段に相当する。次に、ステップ
110にてステップ108で得られた最大回転角速度Sm
を回転数S0rpm(S0=60Sm/2π)に直して許容最大回転数S0
を画面表示し、処理を終了する。図6は、画面表示の一
例を示したものである。本実施例では、許容最大主軸回
転数(S0)と許容最大加速度(A・Sm 2)とが併記される構成
とした。このステップ110における処理が請求項でい
う出力手段に相当する。そして、主軸13の回転数が表
示された値S0に設定され、加工指令信号が操作盤45か
ら付与されると、メインCPU31はNCプロフィルデ
ータ領域321に記憶されているNCプロフィルデータ
と、NCオーバライド値データ領域322に記憶されて
いるNCオーバライド値データとに従って加工指令を出
力することによりカムの研削が実行される。
【0032】上記のように、主軸13の回転数を表示さ
れた値S0に設定することで、工具台20の追随遅れが防
止されるので、良好な加工精度が得られる。又、この値
S0は工具台20の追随遅れを防止できる最大の値でもあ
るのでサイクルタイムが短縮され、加工時間を短くで
き、生産性が向上する。又、作業者による主軸回転数設
定のための作業が不要となり、作業効率が向上する。
【0033】式(10)において、誤差等を考慮して、
安全係数k(<1)を導入し、次式により最大回転角速
度Smを求めてもよい。
【数11】 Sm = k・ (α/A)1/2 ─(11)
【0034】上記実施例では、数値制御研削盤100内
に設けられた自動プログラミング装置70によりプロフ
ィルデータを生成する構成としたが、外部のパーソナル
コンピュータ等により生成されたプロフィルデータを入
力する構成としてもよい。又、上記実施例では、プロフ
ィルデータからオーバライド値データを生成する構成と
したが、予め外部で生成されたオーバライド値データを
入力する構成としてもよい。又、上記実施例では、限界
加速度αを演算し、その値を用いて最大回転角速度Sm
演算する構成としたが、予め演算された限界加速度αを
記憶し、その値を用いて最大回転角速度Smを演算しても
よい。又、上記実施例では、図6に示されるように許容
最大主軸回転数(S0)と許容最大加速度(A・Sm 2)とが併記
表示される構成としたが、少なくとも許容最大主軸回転
数(S0)が表示されていればよい。本発明は、複数の非真
円形工作物の同時加工に対しても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70及び数値制御装置30を備えた数値制御
研削盤100の構成を示した模式図。
【図2】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70及び数値制御装置30の電気的構成を示
したブロック図。
【図3】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70のフロントCPU71の処理手順を示し
たフローチャート。
【図4】本発明の具体的な実施例に係わるプロフィルデ
ータ、プロフィルデータの回転角による一階微分、プロ
フィルデータの回転角による二階微分、及びオーバライ
ド値データのそれぞれの時間波形を示した模式図。
【図5】本発明の具体的な実施例に係わるプロフィルデ
ータの回転角による一階微分とオーバライド値データと
の積、及びプロフィルデータの回転角による二階微分と
オーバライド値データの二乗との積の時間波形を示した
模式図。
【図6】本発明の具体的な実施例に係わる表示画面の一
例を示した模式図。
【符号の説明】
10 ベッド 11 テーブル 13 主軸 14、23 サーボモータ 15 心押台 20 工具台 30 数値制御装置 70 自動プログラミング装置 100 数値制御研削盤 G 砥石車 W 工作物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非真円形工作物の形状を特定するリフト
    データと砥石径に応じて、主軸の回転角と工具送り軸の
    位置との関係を示すプロフィルデータを作成する非真円
    形工作物加工用データ作成装置において、 前記プロフィルデータを記憶するプロフィルデータ記憶
    手段と、 前記非真円形工作物の加工形状に応じた前記主軸の回転
    速度に対するオーバライド値を記憶するオーバライド値
    記憶手段と、 工具台の追随限界である限界加速度を記憶する限界加速
    度記憶手段と、 前記プロフィルデータと前記オーバライド値とに基づい
    て前記工具台に要求される加速度が前記限界加速度とな
    るときの前記主軸の最大回転速度を演算する主軸回転速
    度演算手段と、 前記主軸回転速度演算手段にて得られた前記主軸の最大
    回転速度を出力する出力手段とを備えたことを特徴とす
    る非真円形工作物加工用データ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記プロフィルデータから前記オーバラ
    イド値を演算するオーバライド値演算手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の非真円形工作物加工用デ
    ータ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記工具台の機械諸元から前記限界加速
    度を演算する限界加速度演算手段を備えたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の非真円形工作物加工用デー
    タ作成装置。
  4. 【請求項4】 非真円形工作物の形状を特定するリフト
    データと砥石径に応じて、主軸の回転角と工具送り軸の
    位置との関係を示すプロフィルデータを作成し、このプ
    ロフィルデータに応じて前記非真円形工作物の加工を制
    御する数値制御装置において、 前記プロフィルデータを記憶するプロフィルデータ記憶
    手段と、 前記非真円形工作物の加工形状に応じた前記主軸の回転
    速度に対するオーバライド値を記憶するオーバライド値
    記憶手段と、 工具台の追随限界である限界加速度を記憶する限界加速
    度記憶手段と、 前記プロフィルデータ及び前記オーバライド値に基づい
    て前記工具台に要求される加速度が前記限界加速度とな
    るときの前記主軸の最大回転速度を演算する主軸回転速
    度演算手段と、 前記主軸回転速度演算手段により得られた前記主軸の最
    大回転速度と前記オーバライド値記憶手段に記憶された
    前記オーバライド値と前記プロフィルデータとに基づい
    て前記主軸と前記工具送り軸とを数値制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする非真円形工作物加工用数値
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記プロフィルデータから前記オーバラ
    イド値を演算するオーバライド値演算手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4に記載の非真円形工作物加工用数
    値制御装置。
JP10675397A 1997-04-08 1997-04-08 非真円形工作物加工用データ作成装置及び数値制御装置 Pending JPH10283012A (ja)

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