JPH10282862A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH10282862A
JPH10282862A JP9086811A JP8681197A JPH10282862A JP H10282862 A JPH10282862 A JP H10282862A JP 9086811 A JP9086811 A JP 9086811A JP 8681197 A JP8681197 A JP 8681197A JP H10282862 A JPH10282862 A JP H10282862A
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JP
Japan
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process cartridge
photosensitive drum
cover
housing
image forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP9086811A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tashiro
田代  勉
Akira Sunasawa
晃 砂沢
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の本体の収容部に収容されるプ
ロセスカートリッジの判定と位置決めを簡単な構成で確
実に行う。 【解決手段】 画像形成装置100では、収容部104
のカバー108に、特有の位置で押さえ部材118を有
している。一方、収容部104に収容されるプロセスカ
ートリッジ130の上部には押さえ溝136が設けら
れ、この押さえ溝136には、特有の位置に突起部13
8が配置されている。このため、収容部104に、本体
102に適合するプロセスカートリッジ130が収容さ
れた場合のみ、カバー108を閉めたときに押さえ部材
118が、プロセスカートリッジ130の押さえ溝13
6の突起部138に当接して、プロセスカートリッジ1
30をガイド120に従って、所定の位置に案内し、位
置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、着脱自在なプロセスカートリッジを本体の収
容部に収容する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本体の収容部に着脱自在なプロセ
スカートリッジを収容することによって、プロセスカー
トリッジに設けられた感光体ドラムを露光装置で露光
し、画像を形成する画像形成装置がある。このような画
像形成装置には、収容部を覆うカバーが取り付けられ、
カバーを閉めるときにカバーが収容部に載置されたプロ
セスカートリッジに当接してこれを押し、プロセスカー
トリッジを収容部内へ挿入して所定の位置に位置決めす
るものがある。収容部内に収容されたプロセスカートリ
ッジが画像形成装置本体に適合したものである場合に、
感光体ドラムが画像形成装置の他の部材と正確に接触し
て作動し、仕上がり品質のよい画像を形成することがで
きる。このため、装置に収容されるプロセスカートリッ
ジは本体に適合したものでなければならない。
【0003】そこで、本体に適合しないプロセスカート
リッジが収容されても作動させないために、本体の収容
部にキー部位となる特殊な形状の部位を設けたものがあ
る(例えば、特開平7−152307号公報)。
【0004】図5に示されるように、このような装置3
00では、プロセスカートリッジ302と本体304の
収容部306とに、各々形状が適合するような特殊な凹
凸形状のキー部位308、310が配置されている。
【0005】プロセスカートリッジ302が収容部30
6に適合したものである場合には、オペレータがプロセ
スカートリッジ302を収容部306に収容すると、キ
ー部位308、310が互いに噛み合って(図5(B)
参照)、プロセスカートリッジ302が収容部306に
完全に収容される。これにより、プロセスカートリッジ
302と収容部306とが適合しているとオペレータは
判断することができる。これに対して、適合しない他の
プロセスカートリッジ302を収容すると、プロセスカ
ートリッジ302のキー部位308が収容部306のキ
ー部位310とぶつかり合うため収容部306から突出
し、収容部306のカバーを閉めることができない。従
って、オペレータはカバーの閉まり状態で収容部306
に収容されたカバーが本体304に適合したものか否か
を判断することができるようになっている。
【0006】また、図6には、このようなキー形状の部
分に更にキースイッチ324を設けた収容部320が示
されている。キースイッチ324は、凹凸状に設けられ
た収容部320のキー部位322の凹部に陥入可能に突
設されている(図6(A)参照)。適合するプロセスカ
ートリッジ326をこのような収容部320に収容する
と、プロセスカートリッジ326のキー部位328が収
容部320のキー部位322に噛み合ってキースイッチ
324を押し込む(図6(B)参照)。これに対して、
収容部320に適合しないプロセスカートリッジ330
が収容されると、キー部位332が収容部320のキー
部位322の凹部に入り込んでもキースイッチ324は
押し込まれない(図6(C)参照)。
【0007】このようなキースイッチ324の動作は、
カバーを閉じることによってインターロックスイッチが
オンとなり、本体に設けられたコントロールパネルに表
示される。このため、オペレータはコントロールパネル
の表示から、収容部320に収容されたプロセスカート
リッジが本体に適合したものであるか(図6(B)参
照)、又は本体に適合しないもの若しくは未収容である
か(図6(C)参照)を、判断することができるように
なっている。これによって、適合しないプロセスカート
リッジ330が収容部320に収容しカバーが閉じたと
しても、キースイッチ324の動作に基づいて的確に判
断することができる。
【0008】なお、キー形状の部分は、図5に示される
ように本体304の収容部306に設けてもよく、また
図7に示される装置350のように、カバー352に設
けてもよい。このような装置350は、プロセスカート
リッジ360の感光体ドラム356を装置350の帯電
ローラ360側に接触するようにプロセスカートリッジ
360を付勢する押さえ部材354と共に、プロセスカ
ートリッジ360に設けられたキー部位362に対応す
るキー部位358を、カバー352に備えている。
【0009】一方、プロセスカートリッジが収容部内に
収容されているか否かを、収容された部材の状態で判定
する装置もある(例えば、特開平5−297740号公
報参照)。プロセスカートリッジが収容部内に収容され
ていれば、プロセスカートリッジの感光体ドラムと本体
に配置された部材例えば帯電ローラとは接触する。この
ため、この装置では、本体側に設けられた例えば帯電ロ
ーラに比較的弱いバイアスを印加して、感光体ドラムへ
電気が流れなければプロセスカートリッジがないと判定
している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本体に
適合したプロセスカートリッジであっても、収容部に正
確に位置決めされていない場合にはキー部位の形状が噛
み合わないため、収容部からプロセスカートリッジが突
出してカバーが閉じない。この場合には、カバーが閉じ
ない原因が、適合しないプロセスカートリッジだからな
のか、適合したプロセスカートリッジが正確に位置決め
されないからなのか、明確に区別できなくなる。この結
果、1回の動作で的確な判断を行うことができず、プロ
セスカートリッジの脱着を繰り返したりといった無用な
動作を行ってしまう。これを回避するために、多くのセ
ンサ等を用いてプロセスカートリッジの種類や位置決め
を検出することもできるが、装置構成が複雑になり、ま
たコスト高を招くことになる。
【0011】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、画像形成装置の本体の収容部に収容されるプロセス
カートリッジの判定と位置決めを簡単な構成で確実に行
うことができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
感光体ドラムを含む着脱自在なプロセスカートリッジを
収容部に収容し、該収容部を覆う蓋体を閉じて、前記感
光体ドラム上を露光して画像を形成する画像形成装置に
おいて、前記蓋体又は前記収容部に適合する前記プロセ
スカートリッジのいずれか一方に設けられて、蓋体又は
適合するプロセスカートリッジの一方を他方に向けて付
勢することによって、適合するプロセスカートリッジを
収容部内の所定の位置へ押圧して案内する案内手段と、
前記蓋体又は前記適合する前記プロセスカートリッジの
他方の前記案内手段に対応する位置に設けられて、前記
蓋体を閉じたときに該案内手段と当接する突出部と、を
有することを特徴としている。
【0013】この発明によれば、画像形成装置の収容部
に適合するプロセスカートリッジを収容部に収容して蓋
体を閉じるときに、案内手段がこれに対応する位置に配
置された突出部に当接し、これを付勢することによっ
て、収容部に適合するプロセスカートリッジが収容部内
の所定の位置に押圧されて案内されるので、案内手段及
び突出部が互いに対応したものである適合したプロセス
カートリッジを収容する場合のみ、収容部内の所定の位
置にプロセスカートリッジが配置される。一方、収容部
に適合しないプロセスカートリッジのときには案内手段
及び突出部が対応しないものであり、案内手段は、対応
しない位置に配置された突出部とは当接しないため、収
容された適合しないプロセスカートリッジは収容部の所
定の位置に配置されない。
【0014】このように、収容部と収容部に適合するプ
ロセスカートリッジとに案内手段と突出部とが互いに対
応した位置で配置されているので、適合している場合に
のみ、収容部の所定の位置にプロセスカートリッジが配
置させることができる。これによって、従来用いられて
いたキースイッチなどを用いること無く、収容部内のプ
ロセスカートリッジが本体に適合したものであるか否か
の的確な判定を蓋体を閉じたときに行うことができ、本
体に適合したプロセスカートリッジである場合には、こ
れと同時に、収容部内の所定の位置に案内して正確に配
置することができる。
【0015】従って、画像形成装置の本体の収容部に収
容されるプロセスカートリッジの判定と位置決めを、簡
単な構成で確実に行うことができる。
【0016】突出部及び案内手段は、プロセスカートリ
ッジ及び蓋体のいずれに設けてもよく、2組以上設けて
もよい。
【0017】請求項2に係る発明は、前記収容部に隣接
して設けられ、前記感光体ドラムと接触して該感光体ド
ラムの表面を帯電させる帯電手段又は、前記露光後の感
光体ドラムと接触して該感光体ドラムの表面に形成され
た像を転写する転写手段と、前記転写手段又は帯電手段
に所定電圧又は電流を印加して、転写手段又は帯電手段
と前記感光体ドラムとが接触したときに認められる電流
値又は電圧値を検知する検知手段と、前記検知手段によ
って前記電流値又は電圧値が検知された場合に、前記収
容部内の所定の位置に前記適合するプロセスカートリッ
ジが配置されていると判断する判断手段と、を更に有す
ることを特徴としている。
【0018】この発明では、収容部に収容されたプロセ
スカートリッジが正確に位置決めされて感光体ドラムと
転写手段又は帯電手段とが接触すると、検知手段が、こ
のときに認められる電流値又は電圧値を検知し、判断手
段が、収容部内の所定の位置に収容部に適合するプロセ
スカートリッジが配置されていると判断する。このた
め、蓋体を閉めたときに、収容部内に収容部に適合する
プロセスカートリッジが正確に位置決めされていること
が容易に確認可能となる。これにより、判断手段に種々
の手段を接続することによって、収容部に適合したプロ
セスカートリッジが収容されたことを確認し、これに基
づいた処理を実行可能にすることができる。
【0019】なお、転写手段又は帯電手段は、それぞれ
感光体ドラムに接触して感光体ドラムの表面に対する帯
電又は転写を行うものであると共に、収容部に収容され
たプロセスカートリッジの感光体ドラムに接触して、収
容部に収容されたプロセスカートリッジの検知を行う。
これによって、特別な検知手段を設ける必要がない。
【0020】また、感光体ドラムに接触する転写手段及
び帯電手段は、いずれか一方があればよく、また、感光
体ドラムに接触する転写手段及び帯電手段の他に、感光
体ドラムに接触しない転写手段及び帯電手段を更に設け
てもよい。
【0021】請求項3に係る発明は、前記蓋体が閉じら
れたときに、前記判断手段の判断結果に基づいて前記適
合するプロセスカートリッジが前記収容部内に収容され
ているか否かを表示する表示手段を更に有することを特
徴としている。
【0022】この発明によれば、適合するプロセスカー
トリッジが収容部に収容されているか否かが蓋体を閉じ
たときに、判断結果に基づいて表示手段に表示されるの
で、プロセスカートリッジを収容部に収容したオペレー
タは、表示手段の表示に基づいて、収容部内のプロセス
カートリッジの種別と位置決めを容易に判断することが
できる。
【0023】なお、表示手段は、収容部内に適合するプ
ロセスカートリッジが収容されている場合と適合しない
プロセスカートリッジが収容されている場合との両方で
蓋体が閉じられるので、蓋体を閉じることによってオン
となるインターロックスイッチに接続され、種々の情報
を表示可能な例えばコントロールパネルなどに設けるこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0025】図1には、本実施の形態に係る画像形成装
置100が示されている。この画像形成装置100は、
本体102の上方に開口した収容部104を備えてお
り、収容部104には、本体102に適合したプロセス
カートリッジ130が収容可能となっている。
【0026】プロセスカートリッジ130には、感光体
ドラム132と、図示しない帯電装置、現像装置、クリ
ーニング装置などで構成されている。感光体ドラム13
2は、図示しない回転軸によってプロセスカートリッジ
130の端部に回転可能に備えられ、図1紙面手前奥方
向を長手方向とする筒状の部材で構成されている。プロ
セスカートリッジ130には、感光体ドラム132の一
部を長手方向に沿って露出させる図示しないシャッタが
取り付けられている。感光体ドラム132の図示しない
回転軸には、これと同軸上にガイド軸134が突設され
ている。また感光体ドラム132は、光が照射された部
分の電位が低下する特性を有する材料で構成され、電位
が低下した部分に静電潜像が形成される。この静電潜像
は、現像装置のトナーが付着することによって顕像化さ
れる。
【0027】一方、本体102には、収容部104の図
1右方の底部に転写ローラ106が配置されている。転
写ローラ106は、回転軸106Aによって回転可能に
配置されており、この回転軸106Aには、転写ローラ
106を収容部104に向けて付勢する図示しないバネ
が取り付けられている。このため、収容部104に収容
されたプロセスカートリッジ130に、転写ローラ10
6が接触して付勢する。
【0028】本体102には、収容部104の上方を覆
うカバー108が備えられている。カバー108は、収
容部104の転写ローラ106配置側の端部に配置され
たヒンジ110を中心に開閉可能に取り付けられてい
る。なお、本明細書では、便宜上、収容部104を図1
左右方向に二分したときに、カバー108のヒンジ11
0が配置されている側を収容部104の奥側といい、カ
バー108のヒンジ110が配置されていない側を収容
部104の挿入手前側という。すなわち、収容部104
にプロセスカートリッジ130を収容したときには、収
容部104の奥側にプロセスカートリッジ130の感光
体ドラム132が配置される。
【0029】カバー108には、バネ114及び当接部
116からなる押さえ部材118が、カバー108の裏
面に設けられた支持部112に取り付けられ、カバー1
08から突出されている。押さえ部材118は、カバー
108の中央近傍であって、本体102に特有の位置に
配置され、当接部116を、収容部104の一端側底部
に配置された転写ローラ106に対向させている。押さ
え部材118は、収容部104にプロセスカートリッジ
130が収容されたときに、プロセスカートリッジ13
0の感光体ドラム132と本体の転写ローラ106とが
当接するように、プロセスカートリッジ130を付勢す
る。
【0030】図3に示されるように、収容部104の側
面には、プロセスカートリッジ130を収容部104内
の所定の位置まで案内して位置決めするためのガイド1
20が形成されている(図3参照)。収容部104にプ
ロセスカートリッジ130が収容されたときには、この
ガイド120に、プロセスカートリッジ130に突設さ
れているガイド軸134が挿入される。
【0031】ガイド120は、収容部104の挿入手前
側から奥側に向かって伸長し、収容部104の奥側の末
端は転写ローラ106に向かって屈曲している。屈曲さ
れたガイド120の端部近傍には、板バネ122がガイ
ド120の伸長方向を横切るように配置されている。板
バネ122は、ガイド120の図1下方側を支持部12
4で支持され、板バネ122はガイド120側へ延出し
ている。このため、プロセスカートリッジ130のガイ
ド軸134がガイド120の屈曲部分に配置されると、
ガイド軸134を押し戻し方向に付勢可能となってい
る。
【0032】収容部104には、図示しないシャッタ開
閉手段が設けられている。シャッタ開閉手段は、ガイド
120に沿って移動するプロセスカートリッジ130に
設けられたシャッタに嵌合して操作して、プロセスカー
トリッジ130の感光体ドラム132の表面の一部を開
放するようになっている。
【0033】ところで、図1に示されるように、プロセ
スカートリッジ130の上部には、カバー108に設け
られた押さえ部材118に対応して、押さえ溝136が
形成されている。
【0034】押さえ溝136は、図1紙面手前奥方向に
設けられ、斜面136A、136Bと底部136Cとで
構成されている。斜面136Aは、プロセスカートリッ
ジ130の感光体ドラム132が配置されていない側に
設けられ、底部136Cは、斜面136Aに連続する面
が更に切りかかれて設けられている。また、斜面136
Bは、底部136Cから連続して感光体ドラム132が
配置されている側に設けられ、感光体ドラム132に対
向している。斜面136Bの底部136Cに対する傾斜
角度は、斜面136Aの対応する傾斜角度よりも小さく
なっている。
【0035】図2に示されるように、押さえ溝136の
一部には、突起部138が、斜面136Aに連続すると
共に斜面136B及び底面136Cから突出して設けら
れている。突起部138は、斜面136B及び底面13
6Cと平行な面を有している。
【0036】この突起部138は、本体102に対応す
る全てのプロセスカートリッジ130に共通した位置に
設けられ、プロセスカートリッジ130の識別部位を兼
ねている。このため、プロセスカートリッジ130が異
なれば、突起部138も異なる箇所に設けられる。
【0037】また、本体102には電流測定器146が
備えられており、本体102に配置された転写ローラ1
06に接続されると共に、収容部104に収容されたプ
ロセスカートリッジ130の感光体ドラム132に電気
的に接続可能になっている。電流測定器146は、転写
ローラ106に対して比較的弱いバイアスを印加し、転
写ローラ106及び感光体ドラム132に流れた電流の
電流値を測定する。電流測定器146はCPU148に
接続されており、測定された電流値がCPU148に出
力される。CPU148には、電流測定器146から入
力された電流値に基づいて転写ローラ106とプロセス
カートリッジ130の感光体ドラム132との接触を判
定する処理が予め記憶されている。これによって、電流
値が変動して電流の流れが検知されるとオン信号が出力
され、電流の流れが検知されないとオフ信号が出力され
る。
【0038】CPU148にはコントロールパネル15
0が接続されている。CPU148からオン信号が入力
された場合には、感光体ドラム132が転写ローラ10
6に接触しているとして、収容部104に適合するプロ
セスカートリッジ130が収容部104に収容されてい
ることを示す表示を行う。一方、CPU148からオフ
信号が入力された場合には、感光体ドラム132が転写
ローラ106に接触していないとして、収容部104
に、適合するプロセスカートリッジ130が収容されて
いないことを示す表示を行う。このコントロールパネル
150は、カバー108が閉止状態のときにオンとなる
図示しないインターロックスイッチに接続されている。
【0039】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。収容部104のカバー108を開放すると、収容部
104の上方よりプロセスカートリッジ130が収容部
104に収容可能となる。プロセスカートリッジ130
の感光体ドラム132が収容部104の奥側となるよう
にプロセスカートリッジ130を収容部104の内部に
配置すると、プロセスカートリッジ130のガイド軸1
34が収容部104のガイド120に配置される。これ
によって、収容部104に収容されたプロセスカートリ
ッジ130をガイド120に沿って移動可能状態とな
る。
【0040】プロセスカートリッジ130を収容部10
4の内部に配置すると、次いで、カバー108を閉じ
る。このとき、図2に示されるように、カバー108の
押さえ部材118が、カバー108の動きに合わせた軌
跡(図2における矢印T)を描いてプロセスカートリッ
ジ130の押さえ溝136に対向する。
【0041】カバー108の特有の位置に設けられた押
さえ部材118は、収容部104の内部に配置されたプ
ロセスカートリッジ130の押さえ溝136に対向した
とき、対向位置に突起部138があれば、当接する。
【0042】図3に示されるように、突起部138の位
置は、本体102に適合するプロセスカートリッジ13
0に特有の位置にあるため、適合するプロセスカートリ
ッジ130が収容部104内に配置されていれば、押さ
え部材118の位置と突起部138の位置とが一致する
(図3参照)。
【0043】押さえ部材118と突起部138との位置
が一致すると、押さえ部材118の当接部116が、突
起部138の面に当接し、バネ114の付勢力が突起部
138に加えられる(矢印P)。突起部138は押さえ
溝136の斜面B及び底面Cに各々平行して設けられて
いるため、当接部116は、斜面Bに平行な突起部13
8の斜面に当接すると、押さえ部材136のバネ114
の付勢によって、斜面に従って容易に移動する(矢印
M)。
【0044】押さえ部材136の当接部116が斜面に
従って移動すると、これに伴って、プロセスカートリッ
ジ130が、ガイド120に従って転写ローラ106側
へ移動する。ガイド120の屈曲された端部にプロセス
カートリッジ130が到達すると、屈曲に従って下方に
案内される。ガイド軸134は、屈曲部分で板バネ12
2に当接し、これと共に、プロセスカートリッジ130
の感光体ドラム132は、本体102側の転写ローラ1
06に接触して、位置決めされる。
【0045】一方、収容部104は十分な大きさである
ため、本体102に適合しないプロセスカートリッジ1
60であっても収容可能となる。このプロセスカートリ
ッジ160の外観は、プロセスカートリッジ160に特
有の位置で突起部162が設けられている以外は、略同
様となっている。なお、プロセスカートリッジ160の
外観上、本体102に適合するプロセスカートリッジ1
30と同一の部材には同一の符号を付して説明を省略し
て、以下に説明する。
【0046】図4に示されるように、この本体102に
適合しない他のプロセスカートリッジ160が収容部1
04に収容し、カバー108を閉じると、押さえ部材1
18がプロセスカートリッジ160の押さえ溝136に
対向する。
【0047】このとき、プロセスカートリッジ160が
本体102に適合しないものであるため、プロセスカー
トリッジ160の突起部162は、押さえ部材118に
当接せず、押さえ溝136の斜面136Bに接触しない
で対向する。
【0048】押さえ部材118が斜面136Bに接触し
ないので、押さえ部材118の付勢力がプロセスカート
リッジ130に加えられることがなく、カバー108が
閉められてもプロセスカートリッジ130はガイド12
0に従って移動しない。プロセスカートリッジ130の
ガイド軸134は、ガイド120の末端に配置された板
バネ122によって押し戻し方向に付勢され、ガイド1
20の末端に設けられた屈曲部分に案内されない。従っ
て、プロセスカートリッジ160の感光体ドラム132
が、本体の転写ローラ106に接触しない。
【0049】このようなプロセスカートリッジ130の
位置決めは、本体102に備えられている電流測定器1
46の測定結果に基づいて判断される。
【0050】本体102に適合するプロセスカートリッ
ジ130が収容部104内の所定の位置に正確に位置決
めされると、感光体ドラム132と転写ローラ106と
が接触する。このとき、転写ローラ106に比較的弱い
バイアスが印加される。転写ローラ106は感光体ドラ
ム132と接触しているため、印加された所定の値の電
圧によって、転写ローラ106から感光体ドラム132
側へ電流が流れる。電流測定器146では、このときの
電流値を測定する。
【0051】CPU148では、印加される電圧から感
光体ドラム132が転写ローラ106に接触したときに
認められる電流値、すなわち接触時電流値が記憶されて
おり、電流測定器146で測定された電流値を接触時電
流値と比較する。
【0052】測定された電流値が接触時電流値と一致し
ているときは、収容部104の内部に本体102の収容
部104に適合したプロセスカートリッジ130が正確
な位置に位置決めされて配置されていると判断される。
この判断結果は、本体102に設けられたコントロール
パネル150に例えばメッセージとして表示される。こ
れによって、オペレータは、収容部104に本体102
に適合したプロセスカートリッジ130が収容されてお
り、既に正確に位置決めされていることを確認すること
ができる。
【0053】一方、本体102に適合しない他のプロセ
スカートリッジ160が収容部104内に配置された場
合には、カバー108を閉じても収容部104内の所定
の位置に位置決めされないため、転写ローラ106と感
光体ドラム132とが接触しない。このため、所定のバ
イアスを転写ローラ106に印加しても電流が流れない
ため、接触時電流値と同等の電流値は得られない。
【0054】接触時電流値と同等の電流値が得られない
場合には、収容部104の内部に本体102に適合しな
い他のプロセスカートリッジ160が収容されていると
判断される。プロセスカートリッジ160が収容部10
4に収容されてもカバー108は閉じられるため、イン
ターロックスイッチがオンとなり、本体102にコント
ロールパネル150に判断結果が表示可能となる。この
判断結果がコントロールパネル150に表示されること
によって、オペレータは、収容部104内に、本体10
2に適合しないプロセスカートリッジ160が配置され
ていること又は収容部104が空の状態であることを確
認することができる。
【0055】従って、簡単な構成で、本体102に適合
したプロセスカートリッジ130が収容部104に正確
に配置されているか否かを1回の動作で容易に確認する
ことができる。これによって、キースイッチ等を使用す
ることなく、またカバー108の開閉を繰り返すことな
く、適切に収容部104内部に配置されたプロセスカー
トリッジの種類の判定と位置決めを行うことができる。
【0056】また、既に備えられている押さえ部材11
8をそのまま本体102に適合するか否かを判断する判
断手段として用いることによって、少ない部材で確実に
判断することができる。
【0057】本発明の実施の形態では、本体102に適
合するプロセスカートリッジ130を、押さえ溝136
上の位置を押さえ部材118に対応する箇所とすること
によって識別可能な突起部138に基づいて判定し位置
決めしたが、これに限定されない。突起部138の形状
を変えることによってプロセスカートリッジ130の識
別を行ってもよい。
【0058】また、本発明に実施の形態では、カバー1
08側に押さえ部材118を配置し、プロセスカートリ
ッジ130側の押さえ溝136に突起部138を設けた
が、これに限定されない。例えば、プロセスカートリッ
ジ130側に付勢力によってプロセスカートリッジ13
0を案内する押さえ部材118を配置し、カバー108
側に、適合する場合には対抗して当接する突起部138
を設けてもよい。また、これらを2組以上設けてもよ
い。
【0059】本実施の形態では、転写ローラ106に比
較的弱いバイアス電圧を印加して、転写ローラ106が
感光体ドラム132に接触しているか否かを電流測定器
146で測定される電流値で判断したが、転写ローラ1
06に所定の電流を流して電圧値を測定することによっ
て判断してもよい。
【0060】本発明の実施の形態では、収容部104で
のプロセスカートリッジ130の検知を転写ローラ10
6と感光体ドラム132との接触に基づいて行うと共
に、帯電手段をプロセスカートリッジ130に配置した
が、これに限定されない。例えば、転写ローラ106の
代わりに、感光体ドラム132と接触して感光体ドラム
132の表面の像を直接転写する転写ベルトにより検知
してもよい。また転写ローラ106の代わりに、本体1
02に設けられ、感光体ドラム132と接触して感光体
ドラム132の表面を帯電させる帯電手段を本体102
に設けてもよい。この帯電手段としては、例えば帯電ロ
ーラが該当する。これによっても、前記同様の効果を得
ることができる。
【0061】なお、転写ローラ106及び帯電ローラの
いずれかを配置させた場合には、対応する帯電手段及び
転写手段は、非接触型のものとすることができる。例え
ば、帯電手段をコロトロン電極のようなものとすること
ができる。さらに、感光体ドラム132に接触する転写
ローラ106や帯電ローラを共に設けてもよく、各々接
触型のものと非接触型のものとを混在させて設けてもよ
い。
【0062】本発明の実施の形態では、カバー108側
にバネ114の付勢力によって収容部104に収容され
たプロセスカートリッジ130を押さえる押さえ部材1
18を用いたが、カバー108を閉めるときに付勢して
プロセスカートリッジ130を収容部104内の所定の
位置に押圧して案内し配置させることができれば、コイ
ル状のバネ114を有する押さえ部材118に限定され
ない。例えば、板バネ等であってもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、収
容部に適合したプロセスカートリッジ及び蓋体にそれぞ
れ案内手段と突出部とを互いに対応した位置で配置する
ことによって、この案内手段と突出部とが適合している
場合にのみ、収容部の所定の位置にプロセスカートリッ
ジが配置させることができるので、画像形成装置の本体
の収容部に収容されるプロセスカートリッジの判定と位
置決めを、簡単な構成で確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の部分
概略図である。
【図2】本実施の形態に係る画像形成装置のプロセスカ
ートリッジの部分斜視図である。
【図3】本実施の形態に係る画像形成装置において、本
体に適合したプロセスカートリッジを収容部に収容した
状態を示す概略側面図である。
【図4】本実施の形態に係る画像形成装置において、本
体に適合しないプロセスカートリッジを収容部に収容し
た状態を示す概略側面図である。
【図5】(A)は、従来の画像形成装置を示す平面図、
(B)は(A)の部分拡大図である。
【図6】(A)は、従来の画像形成装置のキー部位を示
す部分拡大図、(B)は、本体に適合したプロセスカー
トリッジを収容したときの(A)の状態を説明する図、
(C)は、本体に適合しないプロセスカートリッジを収
容したときの(A)の状態を説明する図である。
【図7】従来の他の画像形成装置の部分側面図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置 102 本体 104 収容部 106 転写ローラ(転写手段) 108 カバー(蓋体) 118 押さえ部材(案内手段) 120 ガイド 122 板バネ 130 プロセスカートリッジ 136 押さえ溝 138 突起部(突出部) 146 電流測定器(検知手段) 148 CPU(判断手段) 150 コントロールパネル(表示手段) 160 プロセスカートリッジ 162 突起部(突出部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムを含む着脱自在なプロセス
    カートリッジを収容部に収容し、該収容部を覆う蓋体を
    閉じて、前記感光体ドラム上を露光して画像を形成する
    画像形成装置において、 前記蓋体又は前記収容部に適合する前記プロセスカート
    リッジのいずれか一方に設けられて、蓋体又は適合する
    プロセスカートリッジの一方を他方に向けて付勢するこ
    とによって、適合するプロセスカートリッジを収容部内
    の所定の位置へ押圧して案内する案内手段と、 前記蓋体又は前記適合する前記プロセスカートリッジの
    他方の前記案内手段に対応する位置に設けられて、前記
    蓋体を閉じたときに該案内手段と当接する突出部と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記収容部に隣接して設けられ、前記感
    光体ドラムと接触して該感光体ドラムの表面を帯電させ
    る帯電手段又は、前記露光後の感光体ドラムと接触して
    該感光体ドラムの表面に形成された像を転写する転写手
    段と、 前記転写手段又は帯電手段に所定電圧又は電流を印加し
    て、転写手段又は帯電手段と前記感光体ドラムとが接触
    したときに認められる電流値又は電圧値を検知する検知
    手段と、 前記検知手段によって前記電流値又は電圧値が検知され
    た場合に、前記収容部内の所定の位置に前記適合するプ
    ロセスカートリッジが配置されていると判断する判断手
    段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体が閉じられたときに、前記判断
    手段の判断結果に基づいて前記適合するプロセスカート
    リッジが前記収容部内に収容されているか否かを表示す
    る表示手段を更に有することを特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000293087A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Canon Inc 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ押込み機構
JP2008064590A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ushio Inc マイクロチップ検査装置
JP2013050529A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Canon Inc 現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2016145897A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2016145896A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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