JPH10282431A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

Info

Publication number
JPH10282431A
JPH10282431A JP2443698A JP2443698A JPH10282431A JP H10282431 A JPH10282431 A JP H10282431A JP 2443698 A JP2443698 A JP 2443698A JP 2443698 A JP2443698 A JP 2443698A JP H10282431 A JPH10282431 A JP H10282431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
focusing
coil spring
unit
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2443698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3863986B2 (ja
Inventor
Hideki Kobuchi
日出樹 小渕
Yasuteru Takahama
康輝 高濱
直人 ▲吉▼田
Naoto Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP02443698A priority Critical patent/JP3863986B2/ja
Publication of JPH10282431A publication Critical patent/JPH10282431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3863986B2 publication Critical patent/JP3863986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大型ステージ、特殊ステージ、治具等の積載に
よる重量増減のバランスをとるバランスバネの交換を容
易に行う。 【解決手段】ステージ2または鏡筒を上下動させて焦準
駆動を行う顕微鏡本体1、ステージ2、焦準台3、バネ
ユニット4、案内5、ラック6、ピニオン7およびハン
ドル8からなる焦準機構の内部に、ステージ2または鏡
筒の重量バランスをとるためのバランスバネを備えた顕
微鏡において、このバランスバネを、焦準機構内部に着
脱自在に構設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦準機構の内部
に、ステージまたは鏡筒の重量バランスをとるためのバ
ランスバネを備えた顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体素子の製造においては、1
枚のウェハからチップIC等を生産するために、大型ウ
ェハを用いて生産性の向上を図っている。また、今後も
ウェハのより大型化が進行することは確実であり、それ
に伴った顕微鏡ステージの大型化も必須である。さら
に、ステージを上下させるための焦準機構も、その重量
に耐え得るものが必要となってくる。
【0003】従来、このような用途に使用可能な顕微鏡
として、特開平3−245113号公報の技術が開示さ
れている。この顕微鏡を図25により説明する。図にお
いて、下面に滑動防止、振動吸収用のゴム脚201を複
数個付設したベース202上に他の鏡基構成部材と光学
的装置とを載置している。ベース202上には側面視L
字状のアーム203を設け、アーム203の頭部には中
間鏡筒205を介して双眼検鏡部206を設けるととも
に、光源からの光を観察に適した状態にして標本に送る
ためのランプハウス207を設けている。さらにアーム
203のステージ側には、対物レンズ208を取りつけ
たレボルバー209を設けている。
【0004】一方、ベース202には焦準装置204を
設けるとともに、この焦準装置204により標本211
をを載置するステージ120を対物レンズ208との距
離を調整するために上下動させるようにしている。な
お、アーム203に取りつけられた対物レンズ208の
光軸位置mからアーム起立部内側面203a迄の長さL
1 を、ふところ長さといい、ベース202上面からレボ
ルバー209下面の対物レンズ208取りつけ位置まで
の長さL2 を、対物レンズ胴付高さという。この顕微鏡
では、アーム203と焦準装置204とはベース202
に対して着脱自在に構成してあり、アーム202につい
てはふところ長さL1 の異なるもの、およびまたは対物
レンズ胴付高さL2 の異なるものを使用したい場合、ま
たは特殊大型対物レンズや光学測定器を使用したい場合
等に別のアームに取り替え使用できるようにしてある。
【0005】また、標本の大きさ、重量に合わせたステ
ージ210を使用したい場合は別の焦準装置204を使
用できるようにしてある。なお、焦準装置204の取り
替え使用の必要性は、耐荷重と剛性の異なるものを使用
したいという要望によるものであり、例えば標本211
を載置したステージ210の重量が直接的に焦準装置2
04の上下駆動ギヤにかからないように、ステージ21
0を押し上げる調整スプリング(バランスバネ)の力量
を変えたものを使用したいような場合である。これは標
本211とステージ210の重量からバランスバネの力
量を差し引いた値が、通常1〜4kgであることが望ま
しいとされているからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
によれば、それぞれバランスバネの力量を変えた焦準装
置を用意し、ステージの大きさおよび重量に合わせ、最
適のものを選択使用することになっているが、実際に
は、ユーザ先での焦準装置の交換は、作業が大がかりと
なり、しかも交換により以前の焦準装置は無駄となる。
また、取り付け面とステージ面の互換性の保障も行わな
ければならないため、焦準装置および顕微鏡ベースのコ
ストや、その場での検査作業のコストが付加され、顕微
鏡自体が高価となるという問題があった。
【0007】一方、最近、ユーザの使用目的に応じて写
真装置やビデオカメラなどのさまざまなユニットを組み
合わせるシステム実体顕微鏡が用いられるようになって
いるが、このようなシステム実体顕微鏡においても、例
えば検鏡のみのシンプルの軽い構成のシステムに合わせ
てバランスバネの力量を設定すると、上述のように写真
装置やビデオカメラなどが組み合わせられ、システムが
重くなると、バランスバネの力が不足し、焦準装置にか
かる負荷を十分に軽減できなくなり、逆に、システムの
組み合わせが重くなった時に合わせてバランスバネの力
を設定すると、シンプルな組み合わせのシステムの場合
に、バランスバネの力が強すぎて焦準装置が浮き上がっ
てしまい、かえって不安定な状態になってピント合わせ
が難しくなるという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、大型ステージ、特殊ステージ、治具等の積載による
重量増減に応じてバランスバネの交換を容易に行うこと
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ステージまたは鏡筒を上下
動させて焦準駆動を行う焦準機構を備えた顕微鏡におい
て、前記焦準機構の直線移動方向に対して平行で、かつ
焦準機構の駆動部と固定部との間に着脱自在にコイルば
ねを配設している。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記コイルばねを伸縮可能な保持部材により一体
化させたバネユニットで構成している。請求項3記載の
発明は、請求項1または2記載において、コイルばね
を、前記焦準機構の外部から着脱可能に配設している。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記コイルバネによるばね力を前記焦準機構の外
部から調整するばね力調整手段を有している。この結
果、本発明によれば、コイルバネを焦準機構の駆動部と
固定部との間に着脱自在に構設したことにより、焦準機
構からのコイルバネの取り出し、および焦準機構への装
着が容易となる。
【0012】また、コイルバネを伸縮可能な保持部材に
より一体化させたバネユニットで構成したことにより、
コイルバネの交換がさらに容易になり、狭い空間での着
脱が可能となる。
【0013】コイルバネを保持部材により保持したこと
により、コイルバネの座屈を防ぎ、伸縮運動が円滑とな
る。コイルバネを焦準機構の外部から着脱可能にするこ
とで、焦準機構を分解することなく、コイルバネを容易
に交換できる。ばね力調整手段を設けることにより、コ
イルバネの力量を最適状態に簡単に調整できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図2は発明の第1の実施の
形態を示し、図1はステージ上下動型の顕微鏡の側面部
分断面図、図2はバネユニットの縦断面図である。
【0015】図1において、顕微鏡本体1には、案内5
を介して焦準台3が上下動自在に装着されており、この
駆動部としての焦準台3の上面には、ステージ2が着脱
自在に取着されている。焦準台3には、顕微鏡本体1に
対して上下動自在に駆動されるためのラック6が取着さ
れ、顕微鏡本体1側には、ラック6と噛合する位置にピ
ニオン7が配設されている。ピニオン7には、顕微鏡本
体1の外側の位置にハンドル8が取着されている。焦準
台3とステージ2とは、六角穴付ボルトで互いに締着さ
れるか、または、蟻によって側面から容易に着脱できる
構造となっている。さらに、焦準台3には、上下に伸縮
自在なバネユニット4が、ステージ2を取り外すことに
より着脱できるように配設され、その下端は顕微鏡本体
1に立設された焦準機構の固定部としてのボス12に当
接し、ステージ2を上方に弾発力にて付勢している。な
お、顕微鏡本体1、ステージ2、焦準台3、バネユニッ
ト4、案内5、ラック6、ピニオン7およびハンドル8
により焦準機構を構成している。
【0016】図2(a)に示すように、バネユニット4
は、筒状上枠9と筒状下枠10との間に圧縮コイルバネ
11を装備長L3 となるように挟持している。上枠9の
内径面にはメネジ9aを、下枠10の外径面にはオネジ
10aを螺刻しておき、内部に圧縮コイルバネ11を挿
入してからメネジ9aとオネジ10aとを互いに螺合さ
せて、ねじ込んで螺合を外すことにより、圧縮コイルバ
ネ11の適正な装備力量と装備長L3 を確保するように
構成されている。また、バネユニット4の装備長L3
は、ステージ2を外した状態で上方より焦準台3の貫通
孔3a内で装填できるように顕微鏡本体1のふところ高
さH(図1参照)より小さく設定されている。なお、バ
ネユニット4は、図2(b)(c)に示すように、伸縮
量L4 を確保している。
【0017】次に、このように構成したステージ上下動
型の顕微鏡の作用を説明する。この場合、ハンドル8を
回転させることにより、同軸上にあるピニオン7が回転
し、ピニオン7と噛合しているラック6を介して案内5
に沿って、焦準台3が上下動し、焦準駆動を行うことが
できる。このとき、ラック6およびピニオン7に加わる
ステ−ジ2および焦準台3の荷重を、圧縮コイルバネ1
1の弾発力で軽減している。ステージ2の交換により、
重量が変わった場合には、これに適合する力量の圧縮コ
イルバネ11を装填したバネユニット4に交換する必要
があるが、バネユニット4の装備長Lは、顕微鏡本体1
のふところ高さHより小さいため、ステージ2を取り外
した状態のまま、従前のバネユニット4を焦準台3から
垂直に引き上げ、新しいバネユニットを真上から焦準台
3の貫通孔3a内に挿入することができる。
【0018】従って、このような第1の実施の形態によ
れば、バネユニット4の装備長Lを顕微鏡のふところ高
さHよりも短く保っているので、ステージ2を取り外す
のみにて、異なった力量のバネユニットの交換が、焦準
装置を取り外したり、顕微鏡本体1を逆さにしなくても
作業することができる。これにより、交換作業が短時間
に行え、メンテナンス性に優れ、作業スペースも少なく
て済む。また、焦準装置を取り外すことがないので、焦
準装置の互換性や取り付け後のチェックが不要で、コス
ト的にも有利である。このバネユニット4は、ステージ
2の動作重心位置もしくはその近傍に配置させることが
望ましい。 (第2の実施の形態)図3は、発明の第2の実施の形態
を示し、ステージ上下動型の顕微鏡の焦準機構の側面部
分断面図である。この第2の実施の形態は、第1の実施
の形態と基本構成が同一のため、異なる部分のみ説明
し、同一部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0019】図3において、顕微鏡本体1に立設された
ボス13の上面には、バネユニット4の下枠10と嵌合
する受け穴13aを穿設している。また、焦準台3のバ
ネユニット4を装備する貫通孔3aの下部には、ボス1
3と干渉しないように逃げ3bを設けている。その他の
構成は第1の実施の形態と同一である。
【0020】次に、このように構成したステージ上下動
型の顕微鏡の作用について説明する。この場合、バネユ
ニット4の上枠9は貫通穴3aに嵌合し軸心が固定さ
れ、かつ下枠10も受け穴13aに嵌合し軸心が固定さ
れるため、カウンターバネ11による下枠10のずれが
なくなり、バネユニット4は確実な伸縮運動をすること
ができる。
【0021】従って、このような第2の実施の形態によ
れば、第1の実施の形態の効果を損なうことなく、さら
に精度のよい焦準機構にすることができる。 (第3の実施の形態)図4は、発明の第3の実施の形態
を示し、各種のバネユニットの半断面図である。この第
3の実施の形態は、第1および第2の実施の形態と基本
構成が同一であり、バネユニットのみが異なるため、そ
の部分のみ説明し、他の部分の図と説明を省略する。
【0022】この場合、第3の実施の形態におけるバネ
ユニットは、ユニットを構成する枠を圧縮コイルバネの
内径内に配置したものである。図4(a)に示すバネユ
ニット21は、圧縮コイルバネ11に上枠24と下枠2
5とが挿通され、上枠24の上端部24aと、下枠25
の下端部25aとは、圧縮コイルバネ11の外径より大
きい外径に形成され、圧縮コイルバネ11の両端を支持
するようになっている。上枠24と下枠25との連結
は、圧縮コイルバネ11に上枠24および下枠25を挿
通後、上枠24の内径面に螺刻されたメネジ24bと、
下枠25の外径面に螺刻されたオネジ25bとを螺合さ
せ、さらにねじ込んで螺合を外すことにより行う。バネ
ユニット21の装備力量および装備長は、メネジ24b
とオネジ25bとがねじ込んで螺合が外れた位置により
決められる。
【0023】図4(b)に示すバネユニット22は、圧
縮コイルバネ11に上枠26と下枠27とが挿通され、
上枠26の上端部26aと、下枠27の下端部27aと
は、圧縮コイルバネ11の外径より大きい外径に形成さ
れ、圧縮コイルバネ11の両端を支持するようになって
いる。上枠26の軸26bは、下枠27の貫通孔27b
と嵌合し、上枠26の下端に螺合するナット28によっ
て、バネユニット22の装備力量および装備長が規制さ
れている。
【0024】図4(c)に示すバネユニット23は、圧
縮コイルバネ11に上枠29と下枠30とが挿通され、
上枠29の上端部29aと、下枠30の下端部30aと
は、圧縮コイルバネ11の外径より大きい外径に形成さ
れ、圧縮コイルバネ11の両端を支持するようになって
いる。上枠29の軸29bは、下枠30の貫通孔30b
と嵌合し、軸29bに打ち込んだピン31と下枠30に
形成されたガイド溝30cの上端とにより、バネユニッ
ト23の装備力量および装備長が規制されている。
【0025】バネユニット21、22および23は、上
述した第1の実施の形態の図1におけるバネユニット4
に替えて、装着することが可能である。また、バネユニ
ット21、22および23は、上述した第2の実施の形
態の図3におけるバネユニット4に替えて、装着するこ
とが可能である。ただし、バネユニット22の場合は、
顕微鏡本体1のボス13の中心に、ナット28の外径よ
り大きい逃げ穴を穿設する必要がある。
【0026】従って、このような第3の実施の形態によ
れば、第1または第2の実施の形態の効果に加え、枠部
材を圧縮コイルバネの内径内に挿通する構成にしたこと
により、径方向にコンパクトとなり、設計の自由度を増
すことができる。 (第4の実施の形態)図5〜図6は、発明の第4の実施
の形態を示し、図5は鏡筒上下動型の顕微鏡の側面部分
断面図、図6は中間鏡筒を装着した鏡筒上下動型の顕微
鏡の側面部分断面図である。
【0027】図5において、架台40には支持部を介し
て固定台41が取着されており、固定台41には案内4
2を介して焦準台43が上下動自在に装着されている。
駆動分としての焦準台43の光軸上には、下部に対物レ
ンズ44、上部に鏡筒45が装着されている。また、焦
準台43には、ラック46が取着され、固定台41に
は、ラック46と噛合するピニオン47が配設されてい
る。ピニオン47は、図示を省略したハンドルに連結さ
れ、このハンドルを回転することにより、ピニオン47
がラック46を上下動させ、焦準駆動を行うことができ
る。固定台41と焦準台43との間には、発明の実施の
形態1で用いたバネユニット4が固定台41の後方より
着脱可能に装着されている。固定台41の裏面41aに
は、フタ48が取着されており、バネユニット4を着脱
するときには、このフタ48を取り外して行う。なお、
バネユニット4に替えて、上述した第3の実施の形態で
示したバネユニット21、22、23を用いてもよい。
ただし、バネユニット22を用いる場合は、固定台41
または焦準台43にナット28の外径より大きな逃げ穴
を穿設する必要がある。
【0028】次に、このように構成した鏡筒上下動型の
顕微鏡の作用について説明する。この場合、図示を省略
したハンドルを回転させると、ピニオン47が回転し、
ラック46を介して案内42に沿って焦準台43が上下
に移動し、焦準駆動を行う。バネユニット4は、ラック
46およびピニオン47に加わる焦準台43、対物レン
ズ44および鏡筒45の荷重ばね力により軽減してい
る。図6に示すように、焦準台43と鏡筒45との間に
中間鏡筒49を装着する場合や、鏡筒45の光軸上に写
真ユニット(図示省略)を装着する場合には、ラック4
6およびピニオン47にかかる荷重を軽減するために、
フタ48を取り外して、従前のバネユニット4を取り出
し、中間鏡筒49や写真ユニット(図示省略)により増
加した荷重に適合した力量のバネユニット4に交換す
る。荷重が軽減した場合でも同様である。また、バネユ
ニット21、22、23を用いる場合も同様である。
【0029】従って、このような第4の実施の形態によ
れば、上述した第1乃至第3の実施の形態の効果に加
え、ステージ上下型の顕微鏡に限らず、中間鏡筒など多
くのシステムユニットを交換するようにシステム設計さ
れた鏡筒上下動型の顕微鏡に適用することにより、バネ
ユニット交換による焦準駆動の精度を保障することがで
きる。従って、システム性およびメンテナンス性に優れ
た顕微鏡にすることができる。 (第5の実施の形態)図7〜図8は、発明の第5の実施
の形態を示し、図7はステージ上下動型の顕微鏡の焦準
機構の側面部分断面図、図8はバネユニットの断面図で
ある。この第5の実施の形態は、第1の実施の形態と基
本構成が同一のため、異なる部分のみ説明し、同一部分
には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0030】この場合、第5の実施の形態は、上述した
第1乃至第4の実施の形態にて説明した圧縮コイルバネ
に替えて、引張りコイルバネを用いてバネユニットを構
成したものである。図7において、顕微鏡本体1のベー
ス部5の上部には、焦準機構の固定部としての突起部5
1aが形成され、フック52が固着されている。また焦
準機構部の駆動部としての焦準台53の下部にも、突起
部53aが形成され、フック52の直下の位置にフック
54が固着されている。このフック52、54の間に、
バネユニット55が張架されている。顕微鏡本体1のベ
ース部5側面には、引張りバネユニット55を交換する
ための開口部(図示省略)が形成されており、この開口
部は着脱自在なフタ(図示省略)で隠蔽されている。
【0031】図8(a)に示すように、バネユニット5
5は、上枠56と下枠57との間にバランスバネたる引
張りコイルバネ58を内蔵し、このコイルバネ58の上
端58aにはフック58b、下端58cにはフック58
dを形成している。上枠56、下枠57は円筒状に形成
され、下枠57の内径に引張りコイルバネ58を挿入し
て、下端58cを固着してから、下枠57に上枠56を
嵌合させ、上枠57に引張りバネ58の上端面58aを
固着する。なお、上枠56、下枠57の有底面中央に挿
通孔56a、57aを設け、引張りコイルバネ58のフ
ック58a、58dが挿通できるようになっている。下
枠57の外径面には、オネジが螺刻され、上枠56の内
径より大きい外径のナット59を螺合させることによ
り、引張りコイルバネ58が装備力量を保持して装備長
L5 より収縮しないように規制している。また、バネユ
ニット55の装備長L5 は、ベース部51のフック52
と焦準台53のフック54との間の最短距離(ステージ
2が最も上昇した位置)H1(図7参照)より若干短く
設定されている。なお、バネユニット55は、図8
(b)(c)に示すように、伸縮量L61を確保して、バ
ネユニット55をフック52、54に装着した場合、ス
テージ2の下降ができるようになっている。
【0032】次に、このように構成したステージ上下動
型の顕微鏡の作用について説明する。この場合、ハンド
ル8を回転させることにより、同軸上にあるピニオン7
が回転し、ピニオン7と噛合しているラック6を介して
案内5に沿って、ステージ2および焦準台53が上下動
し、焦準駆動を行うことができる。このとき、ラック6
およびピニオン7に加わるステ−ジ2および焦準台53
の荷重を、バネユニット55内の引張りコイルバネ58
のばね力で軽減している。ステージ2の交換により、重
量が変わった場合には、これに適合する力量の引張りバ
ネユニット55に交換する必要があるが、ベース部51
の側面に形成された開口部(図示省略)のフタ(図示省
略)を取り外し、新しい荷重に適合した力量のバネユニ
ット55を取り付ける。
【0033】従って、このような第5の実施の形態によ
れば、上述した第1の実施の形態と同様の効果に加え、
バランスバネとして引張りコイルバネ58を用いたた
め、バネの座屈を心配することなく、長いバネにして、
装備力量と最大力量との差を減少させることができる。
また、ステージ2を取り外さずに着脱できるため、ステ
ージ上面に治具を乗せる場合には、作業が簡単でメンテ
ナンス性に優れる。
【0034】なお、この第5の実施の形態では、バネユ
ニット55は、引張りコイルバネ58の端と上枠および
下枠とを固着しているが、フック58b、58dが挿通
孔56a、57aより抜けないか、または抜けても支障
が無い場合は固着せずともよい。 (第6の実施の形態)図9は、発明の第6の実施の形態
を示し、ステージとバネユニットとを一体化した縦断面
図である。
【0035】この第6の実施の形態は、第1乃至第3の
実施の形態の変形例に該当する。図9において、ステー
ジ上下動型の顕微鏡のステージ2Aの下面とバネユニッ
ト4Aの上枠9の上面とは固着されている。すなわち、
ステージ2Aの重量に適合した力量のバネユニット4A
を予め選んでユニットにしている。バネユニット4Aの
構造は、第1の実施の形態で説明したバネユニット4と
同一のものである。これにより、ステージ2Aの交換と
同時に、焦準機構の重量バランスを適正なものにする。
その他の構成および作用は、第1乃至第3の実施の形態
と同様である。
【0036】従って、このような第6の実施の形態によ
れば、上述した第1乃至第3の実施の形態の効果に加
え、ステージの重量に適合した力量のバネユニットを予
め選んでユニットにしておくことにより、適合しないバ
ネユニットを間違えて装着することを回避することがで
きる。また、ステージ下面のどこにでも、バネユニット
を固着できるので、スペース的に焦準機構内部にバネユ
ニットを装備できない場合でも、外部に取り出すことが
でき、作業性および拡張性に優れている。 (第7の実施の形態)図10〜図11は、発明の第7の
実施の形態を示し、図10はステージ上下動型の顕微鏡
の焦準装置の側面部分断面図、図11はバランスバネと
ガイド軸とバネ受けとの寸法関係を示す説明図である。
この第7の実施の形態は、第1の実施の形態と基本構成
が同一であり、焦準機構の一部の異なる部分のみ説明
し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0037】図10において、顕微鏡本体1には、案内
5を介して焦準台63が上下動自在に装着されており、
焦準台63の上面には、ステージ2が着脱自在に取着さ
れているとともに、メネジ63aおよび貫通孔63bが
穿設され、筒状のバネ受け64が螺合している。さら
に、顕微鏡本体1のベース部61を構成する底面61a
には、メネジ61bが穿設され、ガイド軸62が下方よ
り着脱自在に螺合している。ガイド軸62には、バラン
スバネとして上下に伸縮自在な圧縮コイルバネ65が装
着され、ステージ2およびバネ受け64を取り外すか、
またはガイド軸62を取り外すことにより着脱できるよ
うになっている。圧縮コイルバネ65は、ガイド軸62
の段差部62aと、バネ受け64の底面64aとによっ
て挟持され、ステージ2および焦準台63を上方に圧縮
コイルバネ65のばね力にて付勢し、ラック6およびピ
ニオン7にかかる荷重を軽減している。なお、顕微鏡本
体1のベース61、ガイド軸62、ステージ2、焦準台
63、バネ受け64、圧縮コイルバネ65、案内5、ラ
ック6、ピニオン7およびハンドル8により焦準機構を
構成している。また、圧縮コイルバネ65、ガイド軸6
2、バネ受け64によりバネットユニットを構成してい
る。
【0038】図11は圧縮コイルバネ65とガイド軸6
2とバネ受け64との寸法関係を表示している。図11
において、Dsiは圧縮コイルバネ65の内径、Da はガ
イド軸62の外径、Dc はバネ受け64の内径、Dsoは
圧縮コイルバネ65の外径を表示し、これらの間にはつ
ぎのような寸法関係が成立している。
【0039】(Dsi−Da )<(Dc −Dso) 次に、このように構成したステージ上下動型の顕微鏡の
作用について説明する。ピニオン6とラック7とによっ
て、焦準台63が焦準駆動されるのに伴って圧縮コイル
バネ65が伸縮運動する際、図10に示すように、ガイ
ド軸62が圧縮コイルバネ65の内側に存在する範囲で
は、ガイド軸62の外径Da 、圧縮コイルバネ65の内
径Dsi、外径Dso、バネ受け64の内径Dc に上記の寸
法関係が成立しているため、圧縮コイルバネ65はバネ
受け64の内壁64bに接触することなく、常にガイド
軸62に沿って伸縮する。ステージ2が焦準行程の上部
にあるときには圧縮コイルバネ65が伸びており、圧縮
コイルバネ65の上部ではガイド軸62に規制されない
部分が存在するが、できる限りガイド軸62を長くして
おくことにより、圧縮コイルバネ65の座屈をなくすこ
とができるので、バネ受け64の内壁64bでの摩擦抵
抗を最小限に抑制できる。
【0040】従って、このような第7の実施の形態によ
れば、ステージ2およびバネ受64けまたはガイド軸6
1を取り外すことにより、圧縮コイルバネ65の交換を
容易に行うことができるとともに、ガイド軸62によっ
て圧縮コイルバネ65を案内するので、ラック7および
ピニオン6に加わる荷重を軽減するという圧縮コイルバ
ネ本来の機能を有効に作用させ、高精度な顕微鏡の焦準
機構とすることができる。
【0041】なお、この第7の実施の形態では、圧縮コ
イルバネ65を案内するガイド軸62の長さは、圧縮コ
イルバネ65が座屈しない程度の所定の長さを保持して
いるが、焦準行程が短くて済む顕微鏡にあっては、圧縮
コイルバネ65も短くて済み、座屈の心配が無いので、
ガイド軸の長さを短縮したり、廃止してもよい。また、
ガイド軸の外径も寸法関係を示した上記の式(Dsi−D
a )<(Dc −Dso)に制約されず、圧縮コイルバネ6
5の位置が決まる範囲に設定してもよい。以後の発明の
実施の形態においても同様である。 (第8の実施の形態)図12は、発明の第8の実施の形
態を示し、ステージ上下動型の顕微鏡の焦準機構の側面
部分断面図である。この第8の実施の形態は、バランス
バネとガイド軸とバネ受けとをユニット化したことに特
徴があるが、第1の実施の形態と基本構成が同一であ
り、焦準機構の一部の異なる部分のみ説明し、同一の部
材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0042】図12において、顕微鏡本体1には、案内
5を介して焦準台73が上下動自在に装着されており、
焦準台73の上面には、ステージ2が着脱自在に取着さ
れているとともに、メネジ73aおよび貫通孔73bが
穿設され、筒状のバネ受け74が螺合している。バネ受
け74の下部筒部74aには、長溝74bが穿設され、
ピン76が嵌合している。また、下部筒部74aには、
筒状の外枠75が摺動自在に嵌装され、外枠75の上部
には、ピン76が固着されてバネ受け74と外枠75と
が連結されている。外枠75の内部中心には、ガイド軸
72が立設され、ガイド軸72には、バランスバネとし
て圧縮コイルバネ65が装着されている。ガイド軸7
2、圧縮コイルバネ65およびバネ受け74の寸法関係
は、第7の実施の形態と同一である。圧縮コイルバネ6
5、ガイド軸72、外枠75、ピン76、およびバネ受
け74によってバネユニットを構成している。また、顕
微鏡本体1のベース部底面には凹部71aが形成され、
外枠75の下部が嵌合している。
【0043】次に、このように構成したステージ上下動
型の顕微鏡の作用について説明する。上記バネユニット
を装着するには、ステージ2を取り外し、焦準台73の
上側よりねじ込むと、外枠75の下部が顕微鏡本体1側
の凹部71aに嵌合し、焦準台73を所定の装備力量で
上方に付勢し、ラック6およびピニオン7にかかる荷重
を軽減する。その他の作用は第7の実施の形態と同様で
ある。
【0044】従って、このような第8の実施の形態によ
れば、第7の実施の形態の効果に加え、圧縮コイルバネ
をユニット化したので、非常に組み立て性がよく、圧縮
コイルバネの交換が極めて容易となる。また、重量の異
なるステージ2に交換する場合に、力量の異なるバネユ
ニットを予め用意しておけば、最適のバネユニットに交
換することができる。
【0045】(第9の実施の形態)図13は、発明の第
9の実施の形態を示し、ステージ上下動型の顕微鏡の焦
準機構の側面部分断面図である。この第9の実施の形態
は、バネ受けの内部にスペーサを挿入したことに特徴が
あるが、第7の実施の形態と基本構成が同一のため異な
る部分のみ説明し、同一の部材には同一の符号を付し説
明を省略する。
【0046】図13において、バネ受け64の底部64
aと圧縮コイルバネ65の上端との間に、樹脂製のスペ
ーサ81を挿入している。その他の構成は、第7の実施
の形態と同様である。
【0047】次に、このように構成したステージ上下動
型の顕微鏡の作用について説明する。圧縮コイルバネ6
5を組み付ける際、まずガイド軸62を顕微鏡本体のベ
ース部61のメネジ61bにねじ込み、つぎに圧縮コイ
ルバネ65を焦準台63の貫通孔63bより落とし込
む。最後にバネ受け64の底部64aにスペーサ81を
挿入してから、バネ受け64を焦準台63のメネジ63
aにねじ込んで固定する。このとき、圧縮コイルバネ6
5は使用状態にまで圧縮されていて、バネ受け64の奥
底部64aには圧縮コイルバネ65の弾発力が作用して
いる。もし、樹脂製のスペーサ81が無ければ、この弾
発力による摩擦のために、バネ受け64のねじ込みによ
って圧縮コイルバネ65が捩じれてしまい、意図する力
量が確保できなかったり、焦準台63の上下動に伴う圧
縮コイルバネ65の伸縮時に、ガイド軸62との間に摺
動抵抗が増えたりするため、焦準精度が安定しない場合
がある。しかしながら、この第9の実施の形態では、バ
ネ受け64の底部64aと圧縮コイルバネ65の上端と
の間に、樹脂製のスペーサ81を挿入したことによっ
て、圧縮コイルバネ65に捩れが生じることなく、圧縮
コイルバネ65が滑らかにガイド軸62に沿って伸縮す
る。その他の作用は、上述した第7の実施の形態と同様
である。
【0048】従って、このような第9の実施の形態によ
れば、第7の実施の形態の効果に加え、圧縮コイルバネ
に捩れが生じることなく、圧縮コイルバネが滑らかにガ
イド軸に沿って伸縮するので、高精度な焦準駆動が保障
される。 (第10の実施の形態)図14は、発明の第10の実施
の形態を示し、ステージ上下動型の顕微鏡の焦準機構の
側面部分断面図である。この第10の実施の形態は、第
9の実施の形態のバネ受けの機能を、焦準台のドリル穴
に替えた点に特徴があるが、第7の実施の形態と基本構
成が同一のため異なる部分のみ説明し、同一の部材には
同一の符号を付し説明を省略する。
【0049】図14において、焦準台82には、下方よ
りドリル穴83が穿設され、その奥底部83aには、樹
脂製のスペーサ81が装着されている。その他の構成
は、第9の実施の形態と同一である。
【0050】次に、このように構成したステージ上下動
型の顕微鏡の作用について説明する。この場合、第10
の実施の形態では、第9の実施の形態のバネ受けに替え
て、焦準台82にドリル穴83を穿設したので、奥底部
83aは平らにはならず、円錐状の斜面となる。もし、
樹脂製のスペーサ81がなければ、奥底部83aの斜面
により圧縮コイルバネ65の上端面の安定が悪く斜めに
傾くために、圧縮コイルバネ65の伸縮時に摩擦抵抗が
増えてしまう。従って、樹脂製のスペーサ81は、圧縮
コイルバネ65の上端面の安定を良くし摩擦抵抗を減少
させる。この結果、第10の実施の形態においても、第
9の実施の形態と同様に圧縮コイルバネ65が滑らかに
ガイド軸62に沿って伸縮するので、高精度な焦準駆動
が保障される。
【0051】また、圧縮コイルバネ65を交換するに
は、ベース部61のメネジ61bに螺合しているガイド
軸62を取り外し、圧縮コイルバネ65を取り出し、ス
テージの重量に適合する圧縮コイルバネを焦準台82の
ドリル穴83に挿入して、ガイド軸62を再びメネジ6
1bにねじ込む。これにより、第10の実施の形態にお
いても、第7の実施の形態と同様に、圧縮コイルバネの
交換を容易に行うことができる。
【0052】従って、このような第10の実施の形態に
よれば、第9の実施の形態の効果に加え、焦準機構の構
造が簡単になり、部品点数の削減によるコストダウンを
図ることができる。 (第11の実施の形態)図15は、発明の第11の実施
の形態の概略構成を示す斜視図である。
【0053】図において、85は架台で、この架台85
には、支柱部86を直立して設け、この支柱部86に焦
準機構の固定部としての焦準本体部87を上下動可能に
設け、固定クランプ88を締め込むことで、支柱部86
に沿った所定高さを設定できるようにしている。
【0054】焦準本体部87には、コロガイド89を介
して焦準移動部90を上下方向に移動自在に設けてい
る。この焦準移動部90は、焦準本体部87に設けた焦
準ハンドル91の軸の図示しないピニオンと焦準移動部
90側の図示しないラックの働きにより上下方向の移動
が可能になっている。また、焦準移動部90は、雄アリ
を有し、この雄アリをズーム本体92の雌アリに嵌合す
ることで、一体に結合している。
【0055】ズーム本体92は、ズーム光学系を内蔵す
るもので、鏡筒93を丸アリにより取り付けるととも
に、対物レンズ94をねじ込みにより取り付けたもの
で、焦準移動部90の焦準本体部87に対する上下方向
の移動により、対物レンズ94と架台85上の標本との
距離を調整しピント合わせを行うようにしている。
【0056】固定部側の焦準本体部87と駆動部側の焦
準移動部90との間に、焦準本体部87に対して焦準移
動部90を押し上げるようなバネユニット95を設けて
いる。この場合、バネユニット95は、第11の実施の
形態に用いられたバネユニット4と同様に圧縮コイルバ
ネ951と、この圧縮コイルバネ951を縮めても座屈
しないように、また、使用者が指などを挟まれないよう
にするため圧縮コイルバネ951を収容する伸縮可能に
嵌合させた一対の筒状カバー952、953からなって
いる。
【0057】そして、このように構成したバネユニット
95は、一方の筒状カバー952の端部に一体に設けら
れた支持部954をビス961により焦準駆動部90
に、他方の筒状カバー953の端部に一体に設けられた
支持部955をビス962により焦準本体部87に固定
することにより、焦準機構の駆動部と固定部との間に着
脱可能に設けられる。
【0058】従って、このような第11の実施の形態に
よれば、バネユニット95は、ビス961、962によ
り容易に着脱できるので、システムの組み合わせに応じ
て、強さの異なる最適なバネユニット95を選択し、容
易に交換することができる。また、最適なバネユニット
95を選択して使用できるので、焦準移動部90側の図
示しないラックを介して焦準ハンドル91の軸の図示し
ないピニオンにかかる負荷を軽減し、焦準ハンドル91
のハンドル操作を軽くすることができる。 (第12の実施の形態)図16、図17は、発明の第1
2の実施の形態の概略構成を示す図で、図15と同一の
部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0059】この場合、焦準本体部87と焦準移動部9
0に、それぞれバネユニット95を支持する支持部87
1、901を設け、これら支持部871、901の相対
向する面に、図17に示すような円錐状の溝部871
a、(901a)を形成している。また、バネユニット
95は、筒状カバー952、953の端部を球面状に形
成している。
【0060】そして、このようなバネユニット95を焦
準本体部87と焦準移動部90の支持部871、901
の間に位置させるとともに、図17に示すように筒状カ
バー952の球面状端部を円錐状の溝部871a、(9
01a)に落とし込むことで、焦準機構の駆動部と固定
部との間にバネユニット95を装着する。この場合、圧
縮コイルバネ951により焦準本体部87に対し焦準移
動部90を押し上げるようにしてバネユニット95を装
着する。
【0061】従って、このような第12の実施の形態に
よれば、バネユニット95の筒状カバー952、953
の球面状端部を支持部871、901の円錐状の溝部8
71a、(901a)に対し着脱するのみで、工具を用
いずにバネユニット95の交換を行うことができる。 (第13の実施の形態)図18、図19は、発明の第1
3の実施の形態の概略構成を示す図で、図15と同一の
部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0062】この場合、焦準本体部87と焦準移動部9
0に、それぞれバネユニット97を支持する突起状の支
持部872、902を設けている。この場合、バネユニ
ット97は、第5の実施の形態に用いられたバネユニッ
トと同様に引っ張りコイルバネ971と、使用者が指な
どを挟まれないようにするため引っ張りコイルバネ97
1を収容する伸縮可能に嵌合させた一対の筒状カバー9
72、973を有し、さらに、バネユニット97の両端
に引っ張りコイルバネ971のフック974、974が
突出している。
【0063】そして、このようなバネユニット97を焦
準本体部87と焦準移動部90の突起状の支持部87
2、902の間に位置させるとともに、図19に示すよ
うにフック974を支持部872(902)に引っ掛け
ることで、焦準機構の駆動部と固定部との間にバネユニ
ット97を装着する。この場合、焦準本体部87に対し
焦準移動部90を引き上げるようにしてバネユニット9
7を装着する。
【0064】従って、このような第13の実施の形態に
よれば、バネユニット97のフック974、974を支
持部872(902)に対して着脱するのみで、工具を
用いずにバネユニット95の交換を行うことができる。 (第14の実施の形態)図20(a)(b)は、発明の
第14の実施の形態の概略構成を示す図で、図15と同
一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0065】この場合、焦準ハンドル91の軸のピニオ
ン101と焦準移動部90側のラック102が図示され
ている。また、焦点機構の固定部としての焦準本体部8
7と駆動部としての焦準移動部90との連結部分には、
バネユニットを取り付けるための支持部87a、90a
が形成され、同軸線上に沿って穴部103と104を形
成している。このうちの穴部103に、穴部104中に
達する軸105をねじ込み固定し、この軸105にガイ
ドにされるとともに、穴部104中に沿って圧縮コイル
バネ106を挿入している。そして、焦準移動部90の
穴部104の開口端より押圧部材107を介して調整つ
まみ108をねじ込むことで、押圧部材107により圧
縮コイルバネ106の圧縮量を調整し、焦準本体部87
に対する焦準移動部90の押し上げ力が最適になるよう
にしている。
【0066】従って、このような第14の実施の形態に
よれば、調整つまみ108をねじ込んだり緩めたりし
て、押圧部材107を穴部104に沿って上下動させ、
圧縮コイルバネ106の圧縮量を変化させることで、焦
準本体部87に対する焦準移動部90の押し上げ強さを
最適状態に調整できるので、焦準移動部90のラック1
02を介して焦準ハンドル91の軸のピニオン101に
かかる負荷を軽減し、焦準ハンドル91のハンドル操作
を軽くすることができる。また、押圧部材107の直径
を調整つまみ108のねじ径より大きくすれば、使用者
が誤って調整つまみ108を回し過ぎても、圧縮コイル
バネ106が穴部104より飛び出すようなことも回避
できる。また、軸105を緩めて支持部87aから取り
外すことで、下方から圧縮コイルバネ106を交換する
ことができる。 (第15の実施の形態)図21(a)(b)は、発明の
第15の実施の形態の概略構成を示す図で、図20と同
一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0067】この場合、焦準本体部87と焦準移動部9
0の連結部分には、バネユニットを取り付けるための支
持部87a、90aが形成され、同軸線上に沿って穴部
110と111を形成している。このうちの穴部111
は、穴部110に対向する側のみを開口している。そし
て、この穴部111中に沿って圧縮コイルバネ106を
挿入するとともに、穴部110の開口端より押圧部材1
12を有する軸113を圧縮コイルバネ106の中空部
に沿って挿入し、この軸113により押圧部材112を
介して圧縮コイルバネ106の圧縮量を調整すること
で、焦準本体部87に対する焦準移動部90の押し上げ
力が最適になるようにしている。なお、114は、使用
者が誤って軸113を緩め過ぎないようにするためのス
トッパである。
【0068】従って、このような第15の実施の形態に
よれば、軸113をねじ込んだり緩めたりすることで、
圧縮コイルバネ106の圧縮量を変化させ、焦準本体部
87に対する焦準移動部90の押し上げ強さを最適状態
に調整できるので、上述した第14の実施の形態と同様
な効果を期待できる。また、軸113が調整つまみを兼
ねるため、部品点数を少なくできるとともに、調整つま
みのための開口部を形成する必要もないので、より安価
にできる。また、第14の実施の形態と同様に、軸11
3を支持部87aから取り外すことで、下方から圧縮コ
イルバネ106を交換することができる。、 (第16の実施の形態)図22(a)(b)は、発明の
第16の実施の形態の概略構成を示す図で、図20と同
一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0069】この場合、焦準機構の固定部となる焦準本
体部87と駆動部となる焦準駆動部90の連結部には、
バネユニットを取り付けるための支持部87b、90b
が形成され、支持部87bに穴115を形成し、この穴
115に調整つまみ108をねじ込んでいる。この調整
つまみ108には、フック116を設けている。一方、
焦準移動部90の支持部90bに形成されたフック11
7と調節つまみ108の先端に設けられたフック116
との間に引っ張りコイルバネ118を張架し、調整つま
み108の調整により焦準本体部87に対する焦準移動
部90を引き上げ力が最適になるようにしている。
【0070】従って、このような第16の実施の形態に
よれば、調整つまみ108をねじ込んだり緩めたりし
て、フック116を上下動させ、引っ張りコイルバネ1
18の引っ張り力を最適状態に調整できるので、上述し
た第14の実施の形態と同様な効果を期待できる。この
場合、フック116を調整つまみ108に対して回転自
在としておけば、調整つまみ108の回転により引っ張
りコイルバネ118が捩じれないようにできる。 (第17の実施の形態)図23(a)(b)は、発明の
第17の実施の形態の概略構成を示す図で、図20と同
一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0071】この場合、焦準機構の固定部としての焦準
本体部87の下部に受台119を形成し、この受台11
9上に第11の実施の形態に用いられたバネユニット同
様にに圧縮コイルバネ120を収容した一対の筒体12
1からなるバネユニットを載置している。この筒体12
1は、圧縮コイルバネ120の圧縮状態に応じて伸縮可
能になっている。そして、一方の筒体121の上端に保
持部材122を連結し、この保持部材122を焦準移動
部90に固定ビス123により固定するようにしてい
る。この場合、保持部材122を固定するねじ穴124
は、上下方向に複数箇所設けられ、これらねじ穴124
を選択することで、圧縮コイルバネ120の圧縮量を調
整し、焦準本体部87に対する焦準移動部90の押し上
げ力が最適になるようにしている。
【0072】従って、このような第17の実施の形態に
よれば、保持部材122の固定ビス123による固定位
置を複数箇所設けられたねじ穴124を選択して決定す
ることで圧縮コイルバネ120による焦準移動部90の
押し上げ強さを最適状態に調整できるので、上述した第
14の実施の形態と同様な効果を期待できる。また、こ
のような筒体121に収容した圧縮コイルバネ120を
焦準本体部87の一部のガイド部を切欠いた谷間部分に
配置することにより、焦準本体部87内部に十分なスペ
ースがない場合でも実現可能となり、また、ばね部分の
大きさ、形状の自由度も高くできる。 (第18の実施の形態)図24(a)(b)は、発明の
第18の実施の形態の概略構成を示す図で、図20と同
一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0073】この場合、焦準本体部87のと上部に受台
125を形成し、この受台125にフック126を設け
ている。このフック126に第5の実施の形態に用いら
れたバネユニットと同様に引っ張りコイルバネ127を
収容した一対の筒体128からなるバネユニットを吊り
下げている。この筒体128は、引っ張りコイルバネ1
27の引っ張り状態に応じて伸縮可能になっている。そ
して、このバネユニット下端のフックを支持ビス129
に係止している。この支持ビス129は、焦準移動部9
0の上下方向に複数箇所設けられるねじ穴130に選択
的に捩じ込まれるもので、これらねじ穴130を選択す
ることで、引っ張りコイルバネ127の引っ張り量を調
整し、焦準本体部87に対する焦準移動部90の押し上
げ力が最適になるようにしている。
【0074】従って、このような第18の実施の形態に
よれば、支持ビス129のねじ穴130への位置を選択
して決定することで、引っ張りコイルバネ127による
焦準移動部90の引っ張り強さを最適状態に調整できる
ので、上述した第17の実施の形態と同様な効果を期待
できる。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
イルバネを焦準機構の駆動部と固定部との間に着脱自在
に構設したことにより、焦準機構からのコイルバネの取
り出し、および焦準機構への装着が容易となる。
【0076】コイルバネを伸縮可能な保持部材により一
体化させたバネユニットで構成したことにより、コイル
バネの交換がさらに容易になり、狭い空間での着脱が可
能となる。
【0077】コイルバネを保持部材により保持したこと
により、コイルバネの座屈を防ぎ、伸縮運動が円滑とな
る。コイルバネを焦準機構の外部から着脱可能にするこ
とで、焦準機構を分解することなく、コイルバネを容易
に交換できる。ばね力調整手段を設けることにより、コ
イルバネの力量を最適状態に簡単に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の第1の実施の形態のステージ上下動型の
顕微鏡の側面部分断面図。
【図2】第1の実施の形態のバネユニットの縦断面図。
【図3】発明の第2の実施の形態のステージ上下動型の
顕微鏡の焦準機構の側面部分断面図。
【図4】発明の第3の実施の形態の各種のバネユニット
の半断面図。
【図5】発明の第4の実施の形態の鏡筒上下動型の顕微
鏡の側面部分断面図。
【図6】第4の実施の形態の中間鏡筒を装着した鏡筒上
下動型の顕微鏡の側面部分断面図。
【図7】発明の第5の実施の形態のステージ上下動型の
顕微鏡の焦準機構の側面部分断面図。
【図8】第5の実施の形態の引張りバネユニットの断面
図。
【図9】発明の第6の実施の形態のステージとバネユニ
ットとを一体化した縦断面図。
【図10】発明の第7の実施の形態のステージ上下動型
の顕微鏡の焦準装置の側面部分断面図。
【図11】第7の実施の形態の圧縮コイルバネとガイド
軸とバネ受けとの寸法関係を示す説明図。
【図12】発明の第8の実施の形態のステージ上下動型
の顕微鏡の焦準機構の側面部分断面図。
【図13】発明の第9の実施の形態のステージ上下動型
の顕微鏡の焦準機構の側面部分断面図。
【図14】発明の第10の実施の形態のステージ上下動
型の顕微鏡の焦準機構の側面部分断面図。
【図15】本発明の第11の実施の形態の概略構成を示
す斜視図。
【図16】本発明の第12の実施の形態の概略構成を示
す斜視図。
【図17】第12の実施の形態の要部を拡大して示す
図。
【図18】本発明の第13の実施の形態の概略構成を示
す斜視図。
【図19】第13の実施の形態の要部を拡大して示す
図。
【図20】本発明の第14の実施の形態の概略構成を示
す図。
【図21】本発明の第15の実施の形態の概略構成を示
す図。
【図22】本発明の第16の実施の形態の概略構成を示
す図。
【図23】本発明の第17の実施の形態の概略構成を示
す図。
【図24】本発明の第18の実施の形態の概略構成を示
す図。
【図25】従来技術の顕微鏡を示す側面図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体、 2…ステージ、 3…焦準台、 4…バネユニット、 5…案内、 6…ラック、 7…ピニオン、 8…ハンドル、 85…架台、 86…支柱部、 87…焦準本体部、 88…固定クランプ、 89…コロガイド、 90…焦準移動部、 91…焦準ハンドル、 92…ズーム本体、 93…鏡筒、 94…対物レンズ、 95…バネユニット、 951…圧縮コイルバネ、 952…筒状カバー、 961、962…ビス、 871、901、872、902…支持部、 97…バネユニット、 101…ピニオン、 102…ラック、 103、104…穴部、 105…軸、 106…圧縮コイルバネ、 107…押圧部材、 108…調整つまみ、 110、111…穴部、 112…押圧部材、 113…軸、 114…ストッパ、 115…穴、 116…フック、 117…突起、 118…引っ張りコイルバネ、 119…受台、 120…圧縮コイルバネ、 121…筒体、 122…保持部材、 123…固定ビス、 124…ねじ穴、 125…受台、 126…フック、 127…引っ張りコイルバネ、 128…筒体、 129…支持ビス、 130…ねじ穴。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージまたは鏡筒を上下動させて焦準
    駆動を行う焦準機構を備えた顕微鏡において、 前記焦準機構の直線移動方向に対して平行で、かつ焦準
    機構の駆動部と固定部との間に着脱自在にコイルばねを
    配設してなることを特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記コイルばねを伸縮可能な保持部材に
    より一体化させたバネユニットで構成したことを特徴と
    する請求項1記載の顕微鏡。
  3. 【請求項3】 コイルばねを、前記焦準機構の外部から
    着脱可能に配設してなることを特徴とする請求項1また
    は2記載の顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記コイルバネによるばね力を前記焦準
    機構の外部から調整するばね力調整手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
JP02443698A 1997-02-05 1998-02-05 顕微鏡 Expired - Fee Related JP3863986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02443698A JP3863986B2 (ja) 1997-02-05 1998-02-05 顕微鏡

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2306697 1997-02-05
JP9-23066 1997-02-05
JP02443698A JP3863986B2 (ja) 1997-02-05 1998-02-05 顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10282431A true JPH10282431A (ja) 1998-10-23
JP3863986B2 JP3863986B2 (ja) 2006-12-27

Family

ID=26360363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02443698A Expired - Fee Related JP3863986B2 (ja) 1997-02-05 1998-02-05 顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3863986B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020496A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Olympus Corp 可動部付勢ユニット及び焦準装置
JP2010102344A (ja) * 1999-06-15 2010-05-06 Keyence Corp 拡大観察装置及び拡大観察方法
JP2012080941A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Toyomaru Industry Co Ltd 演出装置および当該演出装置を備えた遊技機
JP2013003172A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Alpha Corporation Ltd コンタクトレンズ保持装置
JP2020516366A (ja) * 2017-04-13 2020-06-11 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 捕捉デバイス

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102344A (ja) * 1999-06-15 2010-05-06 Keyence Corp 拡大観察装置及び拡大観察方法
JP2008020496A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Olympus Corp 可動部付勢ユニット及び焦準装置
JP2012080941A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Toyomaru Industry Co Ltd 演出装置および当該演出装置を備えた遊技機
JP2013003172A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Alpha Corporation Ltd コンタクトレンズ保持装置
JP2020516366A (ja) * 2017-04-13 2020-06-11 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 捕捉デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP3863986B2 (ja) 2006-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4834723B2 (ja) 機器の安定化支持体のための折り畳み及び調整ヒンジ
US6654557B2 (en) Lens driving apparatus having tapered positioning dowel
JPS61194417A (ja) マニピユレ−タ付倒立型顕微鏡
US20050219687A1 (en) System microscope
JPH10282431A (ja) 顕微鏡
CN110288892A (zh) 一种喉显微外科手术模拟训练装置
EP1486810B1 (en) High-stability optical microscope
US5625853A (en) Mounting device for mounting a lens barrel to a support structure and having multiple positions for connecting to the support structure
US6512632B2 (en) Drive mechanism of focusing device
JP5123100B2 (ja) 顕微鏡
JP2008241859A (ja) スタンド型拡大鏡装置
US6785045B2 (en) Microscope focusing apparatus
US7729048B2 (en) Microscope system
KR920000836Y1 (ko) 망원경 겸용 현미경
CN220626766U (zh) 一种可便携式的显微镜
JP2005181405A (ja) カメラレンズ支持具
CN214806599U (zh) 一种瞳距调节装置及视力训练仪
CN215833690U (zh) 一种具有显微镜功能的望远镜
JPH09218353A (ja) ストラップ取り付け可能な顕微鏡
CN214030377U (zh) 增光膜可移动存放装置
JP3427104B2 (ja) 顕微鏡装置
JP2006145861A (ja) 顕微鏡装置
CN215839007U (zh) 一种自带医用放大镜的固定架
JPH06222276A (ja) 顕微鏡焦準装置
CN208041674U (zh) 一种固定宝石用手电筒和放大镜的组合架

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees