JPH10281058A - 粘性流体ポンプの油圧駆動回路 - Google Patents
粘性流体ポンプの油圧駆動回路Info
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- JPH10281058A JPH10281058A JP9096409A JP9640997A JPH10281058A JP H10281058 A JPH10281058 A JP H10281058A JP 9096409 A JP9096409 A JP 9096409A JP 9640997 A JP9640997 A JP 9640997A JP H10281058 A JPH10281058 A JP H10281058A
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- hydraulic
- side pressure
- rod
- hydraulic oil
- pressure chamber
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作動油の状態を良くして各部の損傷を未然に
防止する。 【解決手段】 2本の主油圧シリンダ1,2の各ロッド
側圧力室1b,2b同士を接続する密封回路に代えて、
該密封回路の流量分の作動油を貯えるタンク15と、油
圧モータ16と、作動油ポンプ17とを備える。上記各
ロッド側圧力室1b及び2bと油圧モータ16とを、逆
止弁20を有するライン18と逆止弁21を有するライ
ン19で接続する。又、上記各ロッド側圧力室1b及び
2bと作動油ポンプ17の吐出側とを、逆止弁24を有
するライン22と逆止弁25を有するライン23で接続
する。各ロッド側圧力室1b,2bにはタンク15から
の作動油を供給して、作動油を入れ替えるようにする。
防止する。 【解決手段】 2本の主油圧シリンダ1,2の各ロッド
側圧力室1b,2b同士を接続する密封回路に代えて、
該密封回路の流量分の作動油を貯えるタンク15と、油
圧モータ16と、作動油ポンプ17とを備える。上記各
ロッド側圧力室1b及び2bと油圧モータ16とを、逆
止弁20を有するライン18と逆止弁21を有するライ
ン19で接続する。又、上記各ロッド側圧力室1b及び
2bと作動油ポンプ17の吐出側とを、逆止弁24を有
するライン22と逆止弁25を有するライン23で接続
する。各ロッド側圧力室1b,2bにはタンク15から
の作動油を供給して、作動油を入れ替えるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートの如き
粘性流体を吸入吐出させるための粘性流体ポンプを駆動
させる油圧駆動回路に関するものである。
粘性流体を吸入吐出させるための粘性流体ポンプを駆動
させる油圧駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2本の主油圧シリンダにより2本の圧送
用シリンダを交互に前進、後退させて粘性流体を吸入、
吐出させるようにしてある複列ピストン構造を有する油
圧駆動式粘性流体ポンプは、図2に概略を示す如く、平
行に配した2本の主油圧シリンダ1と2の各ヘッド側圧
力室1aと2aに、油ポンプ3とタンク4とを切換弁5
を介して接続すると共に、上記2本の主油圧シリンダ1
と2の各ロッド側圧力室1bと2b同士を密封回路6で
接続し、又、主油圧シリンダ1と2のピストン7と8
を、2本の圧送用シリンダ9と10の圧送ピストン11
と12に、各々ピストンロッド13及び14にて連結し
た構成としてあって、上記切換弁5をポートaに切り換
えることにより、油ポンプ3から吐出される圧油が主油
圧シリンダ1のヘッド側圧力室1aに入ってピストン7
が前進させられると同時に、該主油圧シリンダ1のロッ
ド側圧力室1bからの作動油が密封回路6を経て反対側
の主油圧シリンダ2のロッド側圧力室2bに入ることに
より、該主油圧シリンダ2のピストン8が後退させられ
てヘッド側圧力室2a内の圧油が切換弁5を経てタンク
4へ戻され、又、切換弁5をポートbに切り換えること
により、主油圧シリンダ2のピストン8が前進させられ
ると同時に主油圧シリンダ1のピストン7が後退させら
れることにより、圧送用シリンダ9と10が交互に吸
入、吐出に切り換えられるようにしてある。
用シリンダを交互に前進、後退させて粘性流体を吸入、
吐出させるようにしてある複列ピストン構造を有する油
圧駆動式粘性流体ポンプは、図2に概略を示す如く、平
行に配した2本の主油圧シリンダ1と2の各ヘッド側圧
力室1aと2aに、油ポンプ3とタンク4とを切換弁5
を介して接続すると共に、上記2本の主油圧シリンダ1
と2の各ロッド側圧力室1bと2b同士を密封回路6で
接続し、又、主油圧シリンダ1と2のピストン7と8
を、2本の圧送用シリンダ9と10の圧送ピストン11
と12に、各々ピストンロッド13及び14にて連結し
た構成としてあって、上記切換弁5をポートaに切り換
えることにより、油ポンプ3から吐出される圧油が主油
圧シリンダ1のヘッド側圧力室1aに入ってピストン7
が前進させられると同時に、該主油圧シリンダ1のロッ
ド側圧力室1bからの作動油が密封回路6を経て反対側
の主油圧シリンダ2のロッド側圧力室2bに入ることに
より、該主油圧シリンダ2のピストン8が後退させられ
てヘッド側圧力室2a内の圧油が切換弁5を経てタンク
4へ戻され、又、切換弁5をポートbに切り換えること
により、主油圧シリンダ2のピストン8が前進させられ
ると同時に主油圧シリンダ1のピストン7が後退させら
れることにより、圧送用シリンダ9と10が交互に吸
入、吐出に切り換えられるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
粘性流体ポンプの油圧駆動回路の如き2本の主油圧シリ
ンダ1と2の同期性を維持するために各ロッド側圧力室
1b,2b同士を密封回路6で接続した構成のもので
は、長時間作業が継続した場合に、密封回路6中の作動
油温度が上昇すると共に、該密封回路6中には外部から
塵埃類も浸入することから、作動油の劣化、パッキン類
の焼損、損傷等を招来し、機械の耐久性を低下させる要
因となっており、又、作動油の洩れがあると、主油圧シ
リンダ1,2のストローク長が一定に保てなくなる、と
いう問題がある。
粘性流体ポンプの油圧駆動回路の如き2本の主油圧シリ
ンダ1と2の同期性を維持するために各ロッド側圧力室
1b,2b同士を密封回路6で接続した構成のもので
は、長時間作業が継続した場合に、密封回路6中の作動
油温度が上昇すると共に、該密封回路6中には外部から
塵埃類も浸入することから、作動油の劣化、パッキン類
の焼損、損傷等を招来し、機械の耐久性を低下させる要
因となっており、又、作動油の洩れがあると、主油圧シ
リンダ1,2のストローク長が一定に保てなくなる、と
いう問題がある。
【0004】そこで、本発明は、2本の主油圧シリンダ
の各ロッド側圧力室間に接続されている密封回路を廃止
して作動油の状態を良好に保持できるようにしてパッキ
ン類の焼損、損傷等を未然に防止し、機械の耐久性を向
上させるようにしようとするものである。
の各ロッド側圧力室間に接続されている密封回路を廃止
して作動油の状態を良好に保持できるようにしてパッキ
ン類の焼損、損傷等を未然に防止し、機械の耐久性を向
上させるようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、2本の主油圧シリンダの各ヘッド側圧力
室を切換弁を介して油ポンプの吐出側とタンクに接続
し、且つ各ロッド側圧力室同士を密封回路で接続して、
該ロッド側圧力室と密封回路に作動油を封入し、上記2
本の主油圧シリンダを交互に前進、後退させることによ
り粘性流体を吸入吐出させるようにする粘性流体ポンプ
の油圧駆動回路において、上記密封回路に代えて、該密
封回路の流量分の作動油を貯えるタンクと油圧モータと
該油圧モータにより駆動される作動油ポンプとを備え、
該油圧モータと上記2本の主油圧シリンダの各ロッド側
圧力室とを、途中に逆止弁を有するラインで接続して、
該ロッド側圧力室から排出される作動油が油圧モータを
経て上記タンクへ戻されるようにすると共に、上記作動
油ポンプの吐出側と上記各ロッド側圧力室とを、途中に
逆止弁を有するラインにて接続して、上記タンク内の作
動油が作動油ポンプから上記ロッド側圧力室へ供給され
るようにした構成とする。
決するために、2本の主油圧シリンダの各ヘッド側圧力
室を切換弁を介して油ポンプの吐出側とタンクに接続
し、且つ各ロッド側圧力室同士を密封回路で接続して、
該ロッド側圧力室と密封回路に作動油を封入し、上記2
本の主油圧シリンダを交互に前進、後退させることによ
り粘性流体を吸入吐出させるようにする粘性流体ポンプ
の油圧駆動回路において、上記密封回路に代えて、該密
封回路の流量分の作動油を貯えるタンクと油圧モータと
該油圧モータにより駆動される作動油ポンプとを備え、
該油圧モータと上記2本の主油圧シリンダの各ロッド側
圧力室とを、途中に逆止弁を有するラインで接続して、
該ロッド側圧力室から排出される作動油が油圧モータを
経て上記タンクへ戻されるようにすると共に、上記作動
油ポンプの吐出側と上記各ロッド側圧力室とを、途中に
逆止弁を有するラインにて接続して、上記タンク内の作
動油が作動油ポンプから上記ロッド側圧力室へ供給され
るようにした構成とする。
【0006】一方の主油圧シリンダのヘッド側圧力室へ
油ポンプからの圧油を供給すると、該主油圧シリンダの
ピストンが前進してロッド側圧力室から排出される作動
油が油圧モータへ供給された後にタンクへ戻される。該
タンク内の作動油は作動油ポンプから反対側の主油圧シ
リンダのロッド側圧力室へ供給され、主油圧シリンダの
ピストンが後退させられる。
油ポンプからの圧油を供給すると、該主油圧シリンダの
ピストンが前進してロッド側圧力室から排出される作動
油が油圧モータへ供給された後にタンクへ戻される。該
タンク内の作動油は作動油ポンプから反対側の主油圧シ
リンダのロッド側圧力室へ供給され、主油圧シリンダの
ピストンが後退させられる。
【0007】切換弁を切り換えると、上記反対側の主油
圧シリンダのロッド側圧力室から排出された作動油が油
圧モータへ供給され、タンク内の作動油が作動油ポンプ
により上記一方の主油圧シリンダのロッド側圧力室へ供
給される。
圧シリンダのロッド側圧力室から排出された作動油が油
圧モータへ供給され、タンク内の作動油が作動油ポンプ
により上記一方の主油圧シリンダのロッド側圧力室へ供
給される。
【0008】このように、2本の油圧シリンダのロッド
側圧力室の作動油は強制的に入れ替えられるので、長時
間作業が継続しても作動油の温度が上昇したりすること
はない。
側圧力室の作動油は強制的に入れ替えられるので、長時
間作業が継続しても作動油の温度が上昇したりすること
はない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の実施の形態を示すもので、
図2に示すものと同様に2本の主油圧シリンダ1及び2
の各ヘッド側圧力室1a,2aに、油ポンプ3とタンク
4を切換弁5を介して接続すると共に、2本の主油圧シ
リンダ1及び2の各ロッド側圧力室1b,2b同士を密
封回路6で接続して、切換弁5の切り換えにより主油圧
シリンダ1及び2が交互に前進、後退させられるように
してある粘性流体ポンプの油圧駆動回路において、上記
密封回路6に代えて、上記密封回路の流量分の油を貯蔵
するタンク15と、油圧モータ16と該油圧モータ16
により駆動される作動油ポンプ17とを設置して、該油
圧モータ16と作動油ポンプ17をタンク15に接続す
ると共に、上記油圧モータ16と主油圧シリンダ1及び
2の各ロッド側圧力室1b,2bとを、途中に油圧モー
タ16方向へのみ作動油を流すようにした逆止弁20と
21を有するライン18と19にて接続し、又、上記作
動油ポンプ17の吐出側と上記主油圧シリンダ1及び2
の各ロッド側圧力室1b,2bとを、途中に作動油ポン
プ17からの作動油を流す逆止弁24と25を有するラ
イン22と23にて接続し(図1では作動油ポンプ17
の吐出側とライン18及び19の途中とを接続してい
る)、更に、上記ライン18と19を、途中に絞り27
を有するライン26で接続した構成とする。
図2に示すものと同様に2本の主油圧シリンダ1及び2
の各ヘッド側圧力室1a,2aに、油ポンプ3とタンク
4を切換弁5を介して接続すると共に、2本の主油圧シ
リンダ1及び2の各ロッド側圧力室1b,2b同士を密
封回路6で接続して、切換弁5の切り換えにより主油圧
シリンダ1及び2が交互に前進、後退させられるように
してある粘性流体ポンプの油圧駆動回路において、上記
密封回路6に代えて、上記密封回路の流量分の油を貯蔵
するタンク15と、油圧モータ16と該油圧モータ16
により駆動される作動油ポンプ17とを設置して、該油
圧モータ16と作動油ポンプ17をタンク15に接続す
ると共に、上記油圧モータ16と主油圧シリンダ1及び
2の各ロッド側圧力室1b,2bとを、途中に油圧モー
タ16方向へのみ作動油を流すようにした逆止弁20と
21を有するライン18と19にて接続し、又、上記作
動油ポンプ17の吐出側と上記主油圧シリンダ1及び2
の各ロッド側圧力室1b,2bとを、途中に作動油ポン
プ17からの作動油を流す逆止弁24と25を有するラ
イン22と23にて接続し(図1では作動油ポンプ17
の吐出側とライン18及び19の途中とを接続してい
る)、更に、上記ライン18と19を、途中に絞り27
を有するライン26で接続した構成とする。
【0011】図2と同一のものには同一符号が付してあ
る。
る。
【0012】油ポンプ3を駆動させて2本の主油圧シリ
ンダ1と2を交互に前進、後退させて粘性流体の吸入吐
出を行わせるときに、油圧モータ16を運転させると、
切換弁5を図示のようにポートaに切り換えられている
と、油ポンプ3からの圧油が主油圧シリンダ1のヘッド
側圧力室1a内に入ってピストン7を前進させる。これ
により該主油圧シリンダ1のロッド側圧力室1bの作動
油は排出されるが、絞り27付きライン26よりも抵抗
の少ない逆止弁20付きライン18を通って油圧モータ
16に導入された後、タンク15へ戻される。一方、該
タンク15内の作動油は、作動油ポンプ17により加圧
されてライン22と23へ導かれるようになるが、主油
圧シリンダ1のロッド側圧力室1bから排出される作動
油との圧力差により上記作動油ポンプ17からの作動油
はライン23を通って反対側の主油圧シリンダ2のロッ
ド側圧力室2bへ供給されることになり、該主油圧シリ
ンダ2のピストン8は後退させられて、ヘッド側圧力室
2aの圧油はタンク4へ戻される。これにより一対の主
油圧シリンダ1と2は同期運転されることになる。
ンダ1と2を交互に前進、後退させて粘性流体の吸入吐
出を行わせるときに、油圧モータ16を運転させると、
切換弁5を図示のようにポートaに切り換えられている
と、油ポンプ3からの圧油が主油圧シリンダ1のヘッド
側圧力室1a内に入ってピストン7を前進させる。これ
により該主油圧シリンダ1のロッド側圧力室1bの作動
油は排出されるが、絞り27付きライン26よりも抵抗
の少ない逆止弁20付きライン18を通って油圧モータ
16に導入された後、タンク15へ戻される。一方、該
タンク15内の作動油は、作動油ポンプ17により加圧
されてライン22と23へ導かれるようになるが、主油
圧シリンダ1のロッド側圧力室1bから排出される作動
油との圧力差により上記作動油ポンプ17からの作動油
はライン23を通って反対側の主油圧シリンダ2のロッ
ド側圧力室2bへ供給されることになり、該主油圧シリ
ンダ2のピストン8は後退させられて、ヘッド側圧力室
2aの圧油はタンク4へ戻される。これにより一対の主
油圧シリンダ1と2は同期運転されることになる。
【0013】又、切換弁5をポートbに切り換えると、
油ポンプ3からの圧油は、切換弁5を経て主油圧シリン
ダ2のヘッド側圧力室2aへ供給されることによりピス
トン8は前進させられてロッド側圧力室2bの作動油が
ライン19へ排出され、逆止弁21を経て油圧モータ1
6へと供給されることになる。一方、作動油ポンプ17
からの作動油は、ライン22を経て反対側の主油圧シリ
ンダ1のロッド側圧力室1bへ供給されることになり、
該主油圧シリンダ1のピストン7は後退させられ、ヘッ
ド側圧力室1aの圧油がタンク4へ戻されることにな
る。
油ポンプ3からの圧油は、切換弁5を経て主油圧シリン
ダ2のヘッド側圧力室2aへ供給されることによりピス
トン8は前進させられてロッド側圧力室2bの作動油が
ライン19へ排出され、逆止弁21を経て油圧モータ1
6へと供給されることになる。一方、作動油ポンプ17
からの作動油は、ライン22を経て反対側の主油圧シリ
ンダ1のロッド側圧力室1bへ供給されることになり、
該主油圧シリンダ1のピストン7は後退させられ、ヘッ
ド側圧力室1aの圧油がタンク4へ戻されることにな
る。
【0014】このように一対の主油圧シリンダ1,2の
各ロッド側圧力室1bと2bのいずれか一方から排出さ
れる作動油を油圧モータ16に供給して、他方のロッド
側圧力室に作動油ポンプ17からの作動油を供給するよ
うにするので、2本の主油圧シリンダ1と2のロッド側
圧力室1b,2b間の作動油を強制的に入れ替えること
ができる。これにより長時間作業を継続する場合でも、
作動油の状態を良好に保持することができ、作動油の劣
化、パッキン類の損傷等に伴う故障の原因を未然に防止
することができる。
各ロッド側圧力室1bと2bのいずれか一方から排出さ
れる作動油を油圧モータ16に供給して、他方のロッド
側圧力室に作動油ポンプ17からの作動油を供給するよ
うにするので、2本の主油圧シリンダ1と2のロッド側
圧力室1b,2b間の作動油を強制的に入れ替えること
ができる。これにより長時間作業を継続する場合でも、
作動油の状態を良好に保持することができ、作動油の劣
化、パッキン類の損傷等に伴う故障の原因を未然に防止
することができる。
【0015】なお、油圧モータ16を停止させた場合
は、主油圧シリンダ1,2の各ロッド側圧力室1bと2
bは絞り27付きのライン26で接続されることにな
り、この状態でも実施することができる。
は、主油圧シリンダ1,2の各ロッド側圧力室1bと2
bは絞り27付きのライン26で接続されることにな
り、この状態でも実施することができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の粘性流体ポン
プの油圧駆動回路によれば、一対の主油圧シリンダのロ
ッド側圧力室を密封回路で接続する構成に代えて、該密
封回路の流量分の作動油のタンクと油圧モータと該油圧
モータで駆動される作動油ポンプとを備えて、上記一対
の主油圧シリンダの各ロッド側圧力室と上記油圧モータ
とを逆止弁付きのラインにて接続すると共に、上記一対
の主油圧シリンダの各ロッド側圧力室と上記作動油ポン
プの吐出側とを逆止弁付きのラインにて接続した構成を
有しているので、一対の主油圧シリンダの各ロッド側圧
力室間の作動油を、該一対の主油圧シリンダが交互に前
進、後退するときに強制的に入れ替えることができて、
作動油の状態を良好に保持することができ、これにより
作動油の劣化等からの各部の損傷を未然に防止できて、
機械の耐久性を向上させることができ、又、主油圧シリ
ンダのロッド側圧力室内の封入圧力を正圧に保てるの
で、各部からの塵埃の浸入を防止できると同時に、作動
油の量を一定に保持できて主油圧シリンダのストローク
長を一定に保つことができる、等の優れた効果を奏し得
る。
プの油圧駆動回路によれば、一対の主油圧シリンダのロ
ッド側圧力室を密封回路で接続する構成に代えて、該密
封回路の流量分の作動油のタンクと油圧モータと該油圧
モータで駆動される作動油ポンプとを備えて、上記一対
の主油圧シリンダの各ロッド側圧力室と上記油圧モータ
とを逆止弁付きのラインにて接続すると共に、上記一対
の主油圧シリンダの各ロッド側圧力室と上記作動油ポン
プの吐出側とを逆止弁付きのラインにて接続した構成を
有しているので、一対の主油圧シリンダの各ロッド側圧
力室間の作動油を、該一対の主油圧シリンダが交互に前
進、後退するときに強制的に入れ替えることができて、
作動油の状態を良好に保持することができ、これにより
作動油の劣化等からの各部の損傷を未然に防止できて、
機械の耐久性を向上させることができ、又、主油圧シリ
ンダのロッド側圧力室内の封入圧力を正圧に保てるの
で、各部からの塵埃の浸入を防止できると同時に、作動
油の量を一定に保持できて主油圧シリンダのストローク
長を一定に保つことができる、等の優れた効果を奏し得
る。
【図1】本発明の実施の形態を示す概要図である。
【図2】従来の粘性流体ポンプの油圧駆動回路の概要を
示す図である。
示す図である。
1,2 主油圧シリンダ 1a,2a ヘッド側圧力室 1b,2b ロッド側圧力室 3 油ポンプ 4 タンク 5 切換弁 6 密封回路 15 タンク 16 油圧モータ 17 作動油ポンプ 18,19 ライン 20,21 逆止弁 22,23 ライン 24,25 逆止弁 26 ライン 27 絞り
Claims (2)
- 【請求項1】 2本の主油圧シリンダの各ヘッド側圧力
室を切換弁を介して油ポンプの吐出側とタンクに接続
し、且つ各ロッド側圧力室同士を密封回路で接続して、
該ロッド側圧力室と密封回路に作動油を封入し、上記2
本の主油圧シリンダを交互に前進、後退させることによ
り粘性流体を吸入吐出させるようにする粘性流体ポンプ
の油圧駆動回路において、上記密封回路に代えて、該密
封回路の流量分の作動油を貯えるタンクと油圧モータと
該油圧モータにより駆動される作動油ポンプとを備え、
該油圧モータと上記2本の主油圧シリンダの各ロッド側
圧力室とを、途中に逆止弁を有するラインで接続して、
該ロッド側圧力室から排出される作動油が油圧モータを
経て上記タンクへ戻されるようにすると共に、上記作動
油ポンプの吐出側と上記各ロッド側圧力室とを、途中に
逆止弁を有するラインにて接続して、上記タンク内の作
動油が作動油ポンプから上記ロッド側圧力室へ供給され
るようにしたことを特徴とする粘性流体ポンプの油圧駆
動回路。 - 【請求項2】 油圧モータと2本の主油圧シリンダの各
ロッド側圧力室とを接続するライン間に、絞り付きのラ
インを接続した請求項1記載の粘性流体ポンプの油圧駆
動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9096409A JPH10281058A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 粘性流体ポンプの油圧駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9096409A JPH10281058A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 粘性流体ポンプの油圧駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10281058A true JPH10281058A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14164180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9096409A Pending JPH10281058A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 粘性流体ポンプの油圧駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10281058A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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