JPH10280700A - 建築現場用の巻き取り式仮囲い - Google Patents

建築現場用の巻き取り式仮囲い

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JPH10280700A
JPH10280700A JP9080884A JP8088497A JPH10280700A JP H10280700 A JPH10280700 A JP H10280700A JP 9080884 A JP9080884 A JP 9080884A JP 8088497 A JP8088497 A JP 8088497A JP H10280700 A JPH10280700 A JP H10280700A
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JP
Japan
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roll
storage case
site
temporary
boundary
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Application number
JP9080884A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakahara
和夫 中原
Toshiyuki Fukushima
敏之 福島
Hiroyuki Yamashita
博之 山下
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敷地と公道との境界を仕切る際や、敷地内を
囲んで工事場所との境界を仕切る際の作業性の向上を図
り、且つ、狭い敷地内で使用しても邪魔にならないよう
にする。 【解決手段】 出し入れ口5を有する収納ケース2と、
この収納ケース2内に設けられて上下端が回転自在に軸
支されたロール3と、このロール3に一端が巻き取られ
ると共に、出し入れ口5を通じて引き出された他端に伸
縮可能な引き出し棒8が設けられた仮囲い面材4からな
って、前記ロール3は、これを一方向に回転するように
付勢して仮囲い面材4を巻き取り方向へ引っ張ると共
に、この一方向への回転を停止することのできる停止機
構付きの巻き取り装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】この発明は、敷地と公道との
境界や、敷地内を部分的に仕切って境界を設ける際に用
いる建築現場用の巻き取り式仮囲いに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術には、例えば、図11に示
すようなネット式仮囲いAや、図12に示すようなパネ
ル式仮囲いB等がある。ネット式仮囲いAは、敷地xの
境界zに沿って1800mm程度の等間隔を開けながら
円柱17を杭17a止めし、これら円柱17間にネット
18を張設して頭部間に頭繋ぎ19を連結するものであ
る。
【0003】パネル式仮囲いBは、敷地xの境界zに沿
って等間隔を開けながら下板17bによって自立する円
柱17を配して控え材17cで補助的に支え、これら円
柱17間にパネル20を取り付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ネ
ット式仮囲いAでは、円柱17を等間隔にする必要があ
るので円柱17間の距離を正確に測ることを要求されて
手間がかかると共に、円柱17間が正確に保たれないと
きは頭繋ぎ19を連結できないという問題がある。この
場合、ネット18を適度に張ることができずに撓みが生
じることになる。そして、円柱17を杭17a止めし、
円柱17間にネット18を張設し、頭部間に頭繋ぎ19
を連結するという段階的な組み立て作業を強いられるの
で作業時間がかかると共に面倒であるという作業性の問
題がある。また、撤去する際も同様に分解する作業を強
いられて作業時間がかかると共に面倒となる。
【0005】前記パネル式仮囲いBでも、前記と同じよ
うに、円柱17を等間隔にする必要があるので円柱17
間の距離を正確に測ることを要求されて手間がかかると
共に、円柱17間が正確に保たれないときはパネルを連
結できないという問題が生じる。そして、この場合も同
様に、下板17bで自立する円柱17を控え材17cで
補助的に支え、円柱17間にパネル20を取付けるとい
う段階的な組み立て作業を強いられるので作業時間がか
かると共に面倒であるという作業性の問題がある。ま
た、撤去する際も同様に分解する作業を強いられて作業
時間がかかると共に面倒となる。更には、狭い敷地xで
は、控え材17cが邪魔になって基礎、建方工事をする
際に支障をきたすという不都合も生じる。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、敷地と公道との境界を仕切る際や、敷地内を囲
んで工事場所との境界を仕切る際の作業性の向上を図
り、且つ、狭い敷地内で使用しても邪魔にならない建築
現場用の巻き取り式仮囲いを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、縦長状の出し入れ口を有する
収納ケースと、該収納ケース内に設けられて上下端が回
転自在に軸支されたロールと、該ロールに一端が巻き取
られると共に、前記出し入れ口を通じて引き出された他
端に引き出し棒が設けられた可撓性の仮囲い面材とから
なって、前記ロールは、該ロールを一方向に回転するよ
うに付勢して仮囲い面材を巻き取り方向へ引っ張ると共
に、この一方向への回転を停止することのできる停止機
構付きの巻き取り装置を備える構成とした。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記収納ケースの下端を、支持台の平板上に垂直
に設けた上方開口する筒状の支持筒に嵌入した構成とし
た。
【0009】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、前記引き出し棒の下端は上下方向に伸縮自在とな
ると共に、前記支持台の支持筒は傾きを自在に変更でき
る構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて、図に基づいて説明する。
【0011】図1乃至図3に示すように、この建築現場
用の巻き取り式仮囲い1は、収納ケース2と、この収納
ケース2内に設けられるロール3と、このロール3に巻
き取られる仮囲い面材4からなって、敷地xと公道yと
の境界zを仕切る場合や、敷地x内を仕切って工事場所
との境界zを設ける場合等で、これら敷地xの境界zに
沿って配置して使用するものである。
【0012】収納ケース2は、角筒形や円筒形その他の
形状からなって、所定の側面に高さ方向に延びる縦長状
の出し入れ口5を開口したものである。ケース本体2a
と蓋ケース2bがビス止め2cで強固に取り付けられ、
蓋ケース2bの側縁近傍を縦長状に開口し、又は、蓋ケ
ース2bの側縁を封鎖することなく隙間を設けることで
出し入れ口5が設けられている。
【0013】ロール3は、その上端が収納ケース2の頭
部に、その下端が収納ケース2の底部にそれぞれ軸支6
されて軸中心に回転自在となるものである。特に、内部
には巻き取りバネ等からなる停止機構付きの巻き取り装
置(図示省略)が備わると共に、上下端の近傍の外面に
は樹脂製の円板7が嵌合され、この円板7によって仮囲
い面材4がロール3の高さ方向に擦れるのが防がれてい
る。
【0014】仮囲い面材4は、長さ6m等を有するメッ
シュスクリーンやネット等の丈夫で巻き取り可能な可撓
性の面材であって、風力を受けても風の抵抗をある程度
逃がして必要以上に張り詰めることが無く、且つ、面材
越しに向かい側の風景が鮮明に見えないようなものであ
る。その縁部は、面材と同素材やテープ類からなる補強
帯4aが溶着されて撓みが生じ難いように補強加工され
ている。収納ケース2内では一端がロール3の円板7間
で巻き取られ、出し入れ口5を通じて引き出された他端
には引き出し棒8が固着されている。
【0015】このような構成では、通常、ロール3は、
停止機構付きの巻き取り装置の付勢力によって一方向に
回転するように付勢され、それに伴って仮囲い面材4が
巻き取り方向へ引っ張られ、引き出し棒8は収納ケース
2の出し入れ口5を塞いで当接している。この状態から
は、引き力によって引き出し棒8を引き出して容易に仮
囲い面材4を引き延ばすことができると共に、風力を受
けてもある程度伸縮することでこれに抵抗できる。さら
に強風時には、停止機構付きの巻き取り装置を介して引
き延ばした仮囲い面材4をロール3によって巻き取られ
ないように停止して所定の長さを引き出した状態で保持
することもできる。
【0016】次に、巻き取り式仮囲い1の使用につい
て、例を挙げて説明する。例えば、敷地幅が6m範囲内
である場合には、図1に示すように、その境界zの一方
の隅に支持台9を配置する。この支持台9は、平板9a
に収納ケース2の下端を嵌入することのできる形状に形
成された上方開口する支持筒9bを設けたもので、平板
9aの縁隅に穿孔した杭孔9cに杭を打つと共に、平板
9aの縁部近傍に横倒しの2本の補助ポール10をL状
に配して金具で固定し、更に、補助ポール10に穿孔し
た杭孔10aに杭を打ちつけることによって安定且つ強
固な固定をする。ここでは、金具を用いて支持台9の平
板9aに固定する補助ポール10は、その長手方向と境
界zの延びる方向とを合致して工事の邪魔にならないよ
うにするのが望ましい。
【0017】このようにして敷地xに支持台9を固定し
た後、この支持筒9b内に巻き取り式仮囲い1の収納ケ
ース2の下端を嵌入して立ち状態に保持する。このと
き、収納ケース2の配置は、引き出し棒8を境界zに沿
って容易に引き出すことの出来るような向きが望まし
い。
【0018】一方、図4に示すように、境界zの他方の
隅には下板11aによって自立する支柱11を配置す
る。このような配置で、巻き取り式仮囲い1の引き出し
棒8を境界zに沿って支柱11に向う方向に引き出して
仮囲い面材4を引き延ばすことによって敷地xの境界z
を簡単に仕切ることができる。そして、引き出し棒8を
支柱11に当接したところで、引き出し棒8と支柱11
を複数の紐等の巻き回材12で巻いて離れないように連
結すれば仕切り作業は完了する。巻き取り方向への回転
力が強く連結し難い場合は、停止機構付きの巻き取り装
置を介してロール3の巻き取り方向への回転力を停止す
ることもできる。
【0019】これとは逆に、資材や足場等の運搬で敷地
xの境界zを開放する場合は、複数の巻き回材12を解
いて支柱11から引き出し棒8を離し、仮囲い面材4を
ロール3に巻き取って収納ケース2内に収納することで
簡単に行える。
【0020】このように巻き取り式仮囲い1を使用する
と、敷地xの境界zに沿って1つの巻き取り式仮囲い1
と1つの支柱11を配置するのみで確実且つ簡単に境界
zを仕切れると共に、逆に開放することもできるので、
部材の削減と、組み立てや撤去する手間が省けるので仕
切り作業や撤去作業の迅速化を図れる。また、このよう
な狭い敷地でも、従来のように控え材等を使用しないの
で基礎、建方工事等の邪魔になることがない。
【0021】次に、敷地幅が6m以上で12m以下の範
囲内である場合には、図5に示すように、前記と同様に
して支持台9、補助ポール10を用いて敷地xの境界z
の両隅に巻き取り式仮囲い1を互いに向かい合う状態で
配置する。そして、双方の中間位置に前記と同様な支柱
11を配置する。境界zを仕切るときは、双方の巻き取
り式仮囲い1の引き出し棒8をそれぞれ境界zに沿って
引き出して支柱11の両側に当接したところで、双方の
引き出し棒8と支柱11を複数の巻き回材12で巻いて
離れないように連結すればよい。巻き取り方向への回転
力が強く連結し難い場合は、停止機構付きの巻き取り装
置を介してロール3の巻き取り方向への回転力を停止す
ることもできる。仮囲い面材4を収納ケース2内に収納
する場合も複数の巻き回材12を解いた後に前記と同様
にして行えばよい。
【0022】更に、敷地幅が12m以上ある場合には、
図6に示すように、前記と同様にして支持台9、補助ポ
ール10を用いて敷地xの境界zの両隅に巻き取り式仮
囲い1を互いに向かい合わせた状態で配置する。そし
て、これら双方の間に、間隔を開けながら支持台11、
補助ポール10を用いて他の巻き取り式仮囲い1と支柱
11を配置する。図面上では、左隅から順番に2つの巻
き取り式仮囲い1が間隔を開けて配置され、続いて間隔
を開けて支柱11が配置され、更に間隔を開けて右隅に
3つ目の巻き取り式仮囲い1が配置されているが、その
配置順序はこれに限定されない。
【0023】敷地xの境界zを仕切るときは、前記と同
様であって、左隅の巻き取り式仮囲い1の引き出し棒8
を右隣の巻き取り式仮囲い1の収納ケース2に当接して
離れないように複数の巻き回材12で巻いて連結する。
そして、右隣となった巻き取り式仮囲い1の引き出し棒
8及び右隅の巻き取り式仮囲い1の引き出し棒8を支柱
11の両側にそれぞれ当接して離れないように複数の巻
き回材12で巻いて連結すればよい。仮囲い面材4を収
納ケース2内に収納する場合も複数の巻き回材12を解
いた後に前記と同様にして行えばよい。
【0024】このように敷地xの境界zに沿って複数の
巻き取り式仮囲い1と支柱11を配置する場合でも、仮
囲い面材4は長さ調整を自由に行えるものであるので、
これらは正確な距離を図って等間隔にする必要はなく、
そのため、巻き取り式仮囲い1と支柱11の位置決めを
迅速に行える。
【0025】なお、前記に説明した敷地x幅の6m、6
m以上で12m以下、12m以上という数字は、仮囲い
面材4の長さを6mとした場合の例であって、仮囲い面
材4の長さを他の長さとした場合、それに応じて敷地x
幅の数字も変わるため、これらに限定されない。
【0026】また、図7に示すように、敷地xの形状に
沿いながら境界zを囲って仕切る場合や、敷地x内を四
角形等の多角形状に囲って工事場所との境界zを仕切る
場合には、一点鎖線aで示すように、四隅等の隅部に各
々2つの巻き取り式仮囲い1を配置するのが望ましい。
【0027】更に、境界zに沿って支柱11を配置して
いるが、これの代替物としては収納ケース2であっても
よく、この場合も、支持台9、補助ポール10を用いて
立ち状態で保持する。
【0028】以上のようにして敷地xの境界zに沿って
巻き取り式仮囲い1、支柱11は配置されるが、巻き取
り式仮囲い1の安定した立ち状態を保持する手段として
は、例えば、図8に示すような補助方法を採用してもよ
い。これは、収納ケース2自体を2本の補助ポール10
で直接支持するものであって、収納ケース2の下端を支
持台9の支持筒9b内に嵌入して立ち状態を保持した上
で、2本の補助ポール10の上端を収納ケース2の背面
側に設けた2つの支持片13にそれぞれ回動自在に連結
すると共に、これら補助ポール10の下端を、敷地xに
打たれた連結ポール14にクランプ15等で連結して立
ち状態を補助するものである。使用の仕方は前記と同様
であるが、2つの補助ポール10は敷地xの工事場所側
にあって、境界zに沿わせるのが工事の邪魔にならなく
て望ましい。
【0029】この場合、収納ケース2を補助ポール10
で直接に支持するので、収納ケース2をより一層安定し
た状態で保持することが可能となり、仮囲い面材4を引
き延ばした状態にあっても、この仮囲い面材4に強雨や
強風が作用することによって生じる収納ケース2の倒壊
をより一層防ぐことができる。
【0030】続いて、敷地xが勾配をもつ場合や、敷地
x面に凹凸などがあって起伏が激しいような場合の使用
について説明する。図9に示すように、ここで用いる支
持台9としては、支持筒9bの傾斜角度θを自在に調節
できるものが適している。その手段としては限定されな
いが、例えば、平板9a上に間隔を開けて立ち上がけた
2つの立片9c間に底部を有する支持筒9bを介在して
軸支9dするものが挙げられる。ここでの支持筒9b
は、軸支9d部分を支点にして回動自在となって傾斜角
度θを変えて傾きを変更できると共に、変更後の一定の
傾きを保持することができるようになっている。
【0031】そして、巻き取り式仮囲い1としては、そ
の引き出し棒8の下端が上下方向に伸縮自在となるもの
を使用するのが適している。その手段としては限定され
ないが、例えば、図例するように、引き出し棒8の下端
内に継ぎ棒16を上下方向にスライドして長さ調節を自
在に行えるように挿入すると共に、長さ調整後の継ぎ棒
16の固定を行えるもの等が挙げられる。ここでは、引
き出し棒8の下端の両側面に縦長孔8aを設け、その下
端の内部に前記縦長孔8aを貫通する固定ネジ16aを
有する継ぎ棒16を入れて、その固定ネジ16aのネジ
先からナット16bを螺合する構成となっている。この
場合、ナット16bを緩めて継ぎ棒16を上下方向にス
ライドすることによって長さ調節を行え、長さ調節後に
ナット16を締めつけることによって継ぎ棒16の固定
を行うようにする。
【0032】使用時は、支持台9を敷地xの境界zに固
定するときは前記と同様であるが、収納ケース2の下端
を支持筒9b内に嵌入して立ち状態にし、軸支9d部分
を支点にして収納ケース2を境界zに沿う所定の方向に
傾けながら、図面上では敷地xの勾配が右上がり勾配と
なっているので右上がり方向に傾けて垂直に保持するし
て固定する。そして、引き出し棒8を引き出して仮囲い
面材4を引き延ばした後、ナットを緩めて継ぎ棒を下方
にスライドして下端を敷地に当接し、再びナットを締め
て継ぎ棒を固定すればよい。
【0033】このようにすると、敷地xが勾配をもつ場
合や、敷地x面に凹凸などがあって起伏が激しいような
場合でも、支持台9の支持筒9bの傾斜角度調整及び引
き出し棒8の継ぎ棒16の高さ調整によって仮囲い面材
4を水平に引き延ばすことが可能となって、外観の見栄
えが良好となる利点が生じる。
【0034】
【発明の効果】以上のような構成によると、請求項1に
係る発明では、縦長状の出し入れ口を有する収納ケース
と、該収納ケース内に設けられて上下端が回転自在に軸
支されたロールと、該ロールに一端が巻き取られると共
に、前記出し入れ口を通じて引き出された他端に引き出
し棒が設けられた可撓性の仮囲い面材とからなっている
ので、収納ケースと仮囲い面材とが一体化されて持ち運
びが便利なものとなる。
【0035】それと共に、収納ケース内で仮囲い面材を
巻き取るロールは、一方向に回転するように付勢されて
仮囲い面材を巻き取り方向に引っ張ると共に、この一方
向への回転を停止する停止機構付きの巻き取り装置を備
えるので、敷地の境界に沿って、停止機構付きの巻き取
り装置を介しながら、収納ケースから仮囲い面材を所定
の長さで引き延ばした状態で保持することが可能とな
り、更に、簡単に収納ケース内に巻き取ることが可能と
なる。その結果、敷地の境界に沿って配置した上で、仮
囲い面材の引き延ばしや巻き取りによる仕切り作業や開
放作業を容易且つ迅速に行える。
【0036】また、敷地幅が狭い場合には、敷地の境界
を仕切る作業を1つの巻き取り式仮囲いで賄うことが可
能であるので、従来のように距離を正確に測りながら円
柱を等間隔に設置する作業を強いられず作業手間がかか
らない。
【0037】そして、従来のネット式仮囲いのように円
柱を杭止めし、円柱間にネットを張設し、その円柱の頭
部間に頭繋ぎを連結するという段階的な組み立てや、パ
ネル式仮囲いのように円柱を配して控え材で補助的に支
え、これら円柱間にパネルを取り付けるという段階的な
組み立て作業を省略できるので作業時間の短縮化を図る
ことができる。また、撤去する際も同様に分解する作業
を省ける。
【0038】更に、敷地を仕切ったときの工事場所にパ
ネル式仮囲いで用いる控え材等が出っ張って邪魔になる
ことがないので、基礎、建方工事をする際に支障をきた
すことがない。
【0039】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明と同様な効果を有すると共に、収納ケースの下端
を、支持台の平板上に垂直に設けた上方開口する筒状の
支持筒に嵌入したものであるので、敷地に収納ケースを
安定且つ容易に立ち状態で保持することができる。
【0040】請求項3に係る発明では、請求項2に係る
発明と同様な効果を有し、且つ、引き出し棒の下端が上
下方向に伸縮自在となると共に、前記支持台の支持筒が
傾きを自在に変えことのできるものであるので、敷地が
勾配をもつ場合や、敷地面に凹凸があって起伏が激しい
場合であっても、支持台の支持筒の傾きを調整すると共
に、引き出し棒の下端を上下方向に伸縮して調整するこ
とで、敷地の勾配や起伏に関係なく収納ケース内から仮
囲い面材を水平に引き延ばすことが可能となる。そのた
め、外観の見栄えが良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の設置状態を示す一部省略した斜視
図。
【図2】この発明の外観を示す斜視図。
【図3】この発明の内部構造(蓋ケースを省いた状態)
を示す一部省略した説明図。
【図4】この発明の使用状態(敷地幅が6m範囲内)を
示す一部省略した説明図。
【図5】この発明の使用状態(敷地幅が6m乃至12m
範囲内)を示す一部省略した説明図。
【図6】この発明の使用状態(敷地幅が12m以上)を
示す一部省略した説明図。
【図7】この発明の使用状態を示す一部省略した平面
図。
【図8】収納ケースの他の補助手段を示す一部省略した
斜視図。
【図9】この発明の他の使用について説明した一部省略
した説明図。
【図10】引き出し棒の下端内に継ぎ棒を設けた状態を
示す一部省略した概略図。
【図11】従来技術を示す説明図。
【図12】他の従来技術を示す説明図。
【符号の説明】
1 巻き取り式仮囲い 2 収納ケース 3 ロール 4 仮囲い面材 5 出し入れ口 8 引き出し棒 9 支持台 9a 平板 9b 支持筒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長状の出し入れ口を有する収納ケース
    と、該収納ケース内に設けられて上下端が回転自在に軸
    支されたロールと、該ロールに一端が巻き取られると共
    に、前記出し入れ口を通じて引き出された他端に引き出
    し棒が設けられた可撓性の仮囲い面材とからなって、前
    記ロールは、該ロールを一方向に回転するように付勢し
    て仮囲い面材を巻き取り方向へ引っ張ると共に、この一
    方向への回転を停止することのできる停止機構付きの巻
    き取り装置を備えることを特徴とする建築現場用の巻き
    取り式仮囲い。
  2. 【請求項2】 前記収納ケースの下端を、支持台の平板
    上に垂直に設けた上方開口する筒状の支持筒に嵌入した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建築現場用の巻き取
    り式仮囲い。
  3. 【請求項3】 前記引き出し棒の下端は上下方向に伸縮
    自在となると共に、前記支持台の支持筒は傾きを自在に
    変更できるものであることを特徴とする請求項2に記載
    の建築現場用の巻き取り式仮囲い。
JP9080884A 1997-03-31 1997-03-31 建築現場用の巻き取り式仮囲い Pending JPH10280700A (ja)

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