JPH1028030A - 複素係数信号処理可能な適応型等価器フィルタ構造のための更新ブロック - Google Patents

複素係数信号処理可能な適応型等価器フィルタ構造のための更新ブロック

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Publication number
JPH1028030A
JPH1028030A JP8350567A JP35056796A JPH1028030A JP H1028030 A JPH1028030 A JP H1028030A JP 8350567 A JP8350567 A JP 8350567A JP 35056796 A JP35056796 A JP 35056796A JP H1028030 A JPH1028030 A JP H1028030A
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signal
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unit
valued
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Application number
JP8350567A
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English (en)
Inventor
Kalavai Janardhan Raghunath
ジャナードハン ラグハナス カラヴァイ
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Nokia of America Corp
Original Assignee
Lucent Technologies Inc
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Publication date
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Publication of JPH1028030A publication Critical patent/JPH1028030A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H21/00Adaptive networks
    • H03H21/0012Digital adaptive filters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H2218/00Indexing scheme relating to details of digital filters
    • H03H2218/04In-phase and quadrature [I/Q] signals

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】主としてRAMベースの適応イコライザ・フィ
ルタ配列において、ハードウェアをそれほど増大させず
に複素数の係数を処理できる更新ブロックを提供する。 【解決手段】複素数の場合、COを係数、Xを入力信号
サンプル、eをエラー信号サンプル、aを追加の遅延、
r,iを実数部と虚数部の意味とすると、係数の更新式
は COr(n+1)=COr(n)+er(n-a)Xr(n-i-a)-ei(n-a)Xi(n-i-a) COi(n+1)=COi(n)+ei(n-a)Xr(n-i-a)+er(n-a)Xi(n-i-a) となる。このXr(n-i-a)とXi(n-i-a)の処理のために更
新信号ユニット710を使用する。Xの実数部Xrと虚
数部Xiとのそれぞれ和と差であるXsum,Xdif
f,エラー信号サンプルの実数部erと虚数部eiがこ
こに供給される。符号LMSすなわちer,eiを±1
のみに固定する場合は上式はCOに対するXsum,X
diffの加減算となるが、このために加算器/減算器
720が使用され、遅延ユニットのループ725〜74
0の供給する係数に加減算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イコライザに関
し、特に適応イコライザに関する。
【0002】
【関連出願】本特許出願は、1995年12月28日付
けの(ラグナス1)の「適応イコライザ・フィルタ配列
用の更新ブロック」という名称の同時出願の出願第08
/581,637号、および1995年12月28日付
けの(モンダール1−3)の「実数値および複素数値の
信号サンプルを処理するためのイコライザ・フィルタ配
列」という名称の同時出願の出願第08/581,63
4号に関連する。これら二つの特許出願は、本発明の譲
受人に譲渡され、参照によって本明細書に組み込まれて
いる。
【0003】
【従来の技術】周知のように、イコライザ・フィルタは
直接的な形でも、転置した形でも実行することができ
る。例えば、参照によって本明細書に組み込まれてい
る、1994年のアジソン.ウエズリ出版社発行のN.
ウエストおよびK.エシュラジアン著の「CMOS V
LSI設計の原理」の第9章を参照されたい。転置タイ
プはよく使用される。何故なら、このタイプはパイプラ
イン機能を持つフィルタ構造体の形をしているからであ
る。転置タイプのイコライザ・フィルタは、通常イコラ
イザ・フィルタの一つのタップに対して、一つの多重蓄
積(MAC)ユニットおよび一つの遅延レジスタを使用
する。しかし、イコライザ・フィルタで使用されている
MACユニットのクロック周波数が、フィルタ用の入力
データ速度または信号サンプル速度より速くてもよいと
いう特徴を活用することにより、イコライザ・フィルタ
を使用することができる。上記構造体の場合には、MA
Cユニットのクロック周波数が信号サンプル速度よりF
倍高く、Fが正の整数である場合には、MACユニット
の数を減らすことができる。何故なら、MACユニット
の動作を時間多重化することができるからである。それ
故、一つのMACユニットは、このような状況におい
て、「フィルタ・ブロック」と呼ぶ数個のタップを実行
することができる。さらに、ランダム・アクセス・メモ
リをベースとする(RAMをベースとする)フィルタ・
アーキテクチャは、この時間多重化方法を使用すること
ができ、代わりにランダム・アクセス・メモリを使用す
る場合に必要となる遅延レジスタの数を減らすことがで
きる。
【0004】このような状況において、RAMをベース
とする適応イコライザ・フィルタ配列と呼ぶ、RAMを
ベースとするフィルタ・アーキテクチャを使用する平均
最小自乗(LMS)イコライザの場合には、フィルタ係
数は通常記憶装置から取り出すことができる信号と見な
される。それ故、この信号形式の係数の適応は、通常更
新ブロックにより「オフライン」で行われる。イコライ
ザ・フィルタは、実行の方法に従って、通常複素数値ま
たは実数値の信号サンプルを処理する。同様に、「オフ
ライン」で処理される係数信号は、実数値ものでも複素
数値のものでもよい。複素数値の信号サンプルまたは複
素数値の係数信号の処理は、通常追加加算器−減算器ま
たは他の算術ユニットのようなハードウェア面での間接
費を必要とする。それ故、更新ブロックまたは技術が、
あまりハードウェアの追加の間接費を必要としないで、
複素数値の係数信号を処理できることが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】簡単に説明すると、本発
明の一実施例の場合、適応イコライザ・フィルタ配列用
の更新ブロックは、更新信号ユニットおよび加算器ユニ
ットからなる。更新信号ユニットおよび加算器ユニット
は、イコライザ・フィルタ用の係数信号を更新すること
ができるように接続している。係数信号は加算器ユニッ
トに供給される。更新信号ユニットは、加算器ユニット
に、少なくとも一部分は、第一および第二の外部信号の
少なくとも一つに基づく更新信号を供給することができ
る。第一および第二の外部信号は、それぞれイコライザ
・フィルタ配列の入力信号サンプルの実数値および虚数
値の成分の和および差からなる。
【0006】簡単に説明すると、本発明の他の実施例の
場合、適応イコライザ・フィルタ配列用の複素数値の係
数信号を更新する方法は、適応イコライザ・フィルタ配
列のための複素数値の入力信号サンプルと、適応イコラ
イザ・フィルタ配列からの複素数値のエラー信号サンプ
ルを供給するステップと;複素数値の入力サンプルの実
数値および虚数値の信号サンプル成分の和と差を計算す
るステップと;供給された複素数値のエラー信号サンプ
ルに実質的に従って、実数値および虚数値の信号サンプ
ル成分の和と、実数値および虚数値の信号サンプル成分
との間の差の一方だけにより係数信号を更新するステッ
プからなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の主題は、本明細書の終わ
りの部分に特に指摘し、ハッキリと記載されている。し
かし、本発明の構成および操作方法の両方については、
その特徴、目的および利点と共に図面を参照しながら説
明する。
【0008】適応イコライザ・フィルタのようなイコラ
イザ・フィルタは周知である。図3は、イコライザ・フ
ィルタまたはイコライザ・フィルタ配列用のランダム・
アクセス・メモリをベースとする(RAMをベースとす
る)アーキテクチャの実行例300のブロック図であ
る。図に示すように、個々の信号サンプルX(n)は周
期的に使用できるようになる。例えば、高精細度テレビ
ジョン(HDTV)のような特定の用途に従って、個々
の信号サンプルは、アナログ信号を作るために高周波
(RF)の周波数を下げることにより、またその後で実
質的に所定の信号サンプル速度で、アナログ−ディジタ
ル(A/D)変換を行うことによって得ることができ
る。通常、ディジタル信号サンプルは、例えば、並列に
2の補数の形で供給される、例えば、10ビットのよう
な所定の数のビット信号からなる。もちろん、本発明の
範囲はこれに限定されない。A/D変換後、残留側帯波
変調(VSB)用のような複数の実数値のディジタル信
号サンプルが供給される。
【0009】これらのディジタル信号サンプルは、実質
的に所定の信号サンプル速度で利用することができる。
例えば、この実行例の場合、信号サンプル速度は10M
Hzであると仮定する。図3に示す、フィルタ・ブロッ
ク365およびフィルタ・ブロック375用のような多
重蓄積(MAC)ユニットが40MHzで動作する場合
には、この実行例は、8タップのイコライザ・フィルタ
を実現するのに使用することができる。それ故、この実
行例の場合、クロック周波数は信号サンプル速度の整数
倍であることに注意してほしい。例えば、各MACユニ
ットは四つのイコライザ・フィルタを実行することがで
きる。何故なら、この特定の実施例の場合には、MAC
ユニットのクロック周波数は信号サンプル速度より四倍
速いからである。
【0010】図3の実施例の場合には、RAM310、
320、311および321が、それぞれ二つのメモリ
位置を持っていると仮定しよう。個々の各信号サンプル
は、10MHzの速度で到着するので、その信号サンプ
ルはRAMの一つの中にあるメモリ位置に書き込むこと
ができ、同様に、上記メモリ位置に記憶された信号サン
プルを、その後MUX330に供給し、最終的にフィル
タ・ブロック365および375に送ることができる。
それ故、この特定の実施例の場合には、現在使用可能な
信号サンプルX(n)をMUX330を通して送ること
ができ、また、遅延信号サンプル、例えば、X(n−
2)、X(n−4)およびX(n−6)も同様にMUX
330を通して供給することができる。後でより詳細に
説明するように、下記式は、それぞれフィルタ・ブロッ
ク365およびフィルタ・ブロック375が、出力信号
ポート362および372でそれぞれ作ることができる
部分的な合計を示す。
【0011】 フィルタ・ブロック365:出力信号 (n+1)= C1X(n)+C3X(n-2)+C5X(n-4)+C7X(n-6) フィルタ・ブロック375:出力信号 (n+1)= (1) C0X(n)+C2X(n-2)+C4X(n-4)+C6X(n-6)+ 365OS(n) 但し、365OS(n)は、サンプル周期nでのフィル
タ・ブロック365の出力信号である。
【0012】各フィルタ・ブロックは、信号サンプル周
期の間にMUX(330)ユニットを通して、四つの信
号サンプルを受け取る。それ故、この実施例の場合に
は、40MHzで動作しているMACユニットは、上記
式(1)に示すように、それぞれ上記期間中に四つの積
を作る。それ故、例えば、フィルタ・ブロック365の
MACユニットについて説明すると、信号サンプルX
(n)は、かけ算器350に送られる。同様に、RAM
355にC1、C3、C5およびC7のように信号として記
憶されている係数は、MUX325を通してかけ算器3
50に供給される。かけ算器350の出力信号は、その
後加算器390に供給される。
【0013】かけ算器350により供給された信号と、
MUX305を通して供給された信号の合計は、MUX
305を通して供給され、その後加算器390により遅
延ユニット360に供給される。この特別のケースの場
合には、MUX305は、図3に示すように、ゼロ信号
を供給する。それ故、遅延ユニット360に供給された
信号値は、積C1X(n)である。MACユニットは信
号サンプル速度の四倍のクロック周波数で動作している
ので、MUX330は、RAM321から、例えば、X
(n−2)のような遅延信号サンプルを供給することが
できる。この信号サンプルもまた、かけ算器350に供
給される。その後、RAM355は、MUX325を通
して、C3のような係数用の信号をかけ算器350に供
給する。例えば、C3X(n−2)のような積は、その
後、かけ算器350により作られ、信号として加算器3
90に供給される。同様に、その後遅延ユニット360
は、信号として記憶されている前の積をMUX305に
供給し、その結果、加算器390により、かけ算器35
0により今作られたばかりの信号と加算される。それ
故、部分的な和、例えば、C1X(n)+C3X(n−
2)は、その後遅延ユニット360に供給される。
【0014】このプロセスは、(1)で供給されたフィ
ルタ・ブロック365の出力信号に対する式を得るため
に、継続して行われる。同様に、この部分的な積は、フ
ィルタ・ブロック365の出力信号として、ポート36
2を通してフィルタ・ブロック375のMACユニット
に供給される。フィルタ・ブロック375のMACユニ
ットも、また入力信号サンプルX(n)、X(n−
2)、X(n−4)およびX(n−6)を受信すること
に留意されたい。それ故、フィルタ・ブロック365の
MACユニットが部分的な和を計算している間に、フィ
ルタ・ブロック375のMACユニットも、また部分的
な和を計算する。しかし、この実施例のRAM345
は、例えば、C0、C2、C4およびC6のような異なる係
数信号を記憶する。
【0015】さらに、ブロック365により計算された
部分的な和は、その後MUX315を通してフィルタ・
ブロック375に供給される。このことは式(1)と一
致する。さらに、この実施例の場合には、フィルタ・ブ
ロック375のMACユニットにより供給された出力信
号も、またイコライザ・フィルタ出力信号Y(n)であ
る。このことは下記式に従って要約することができる。 Y(n)=C7X(n-7)+C6X(n-6)+C5X(n-5)+C4X(n-4) +C3X(n-3)+C2X(n-2)+C1X(n-1)+C0X(n) (2)
【0016】すでに説明したように、RAM355およ
び345は、イコライザ・フィルタに対する係数を信号
として記憶する。他の方法としては、上記RAMを更新
された係数を供給する信号により更新することができ
る。通常、係数の更新は、「オフライン」で行われ、少
なくとも部分的には、適応イコライザ・フィルタの出力
信号を、スライサの出力信号と比較することによって作
られるエラー信号またはエラー信号サンプルに基づいて
行われる。しかし、他の方法としては、上記の同時出願
の出願第08/581,637号(ラグナス1)、また
は第______号(ラグナス2)に開示されているよ
うな更新ブロックを使用することもできる。しかし、本
発明の範囲はこれに限定されない。
【0017】図3に示す方法の欠点は、このイコライザ
・フィルタが実数値の入力信号サンプルしか処理できな
いということである。しかし、いろいろな用途に使用す
るには、イコライザ・フィルタがイコライザ・フィルタ
に供給される信号サンプルの種類により、実数値または
複素数値の信号サンプルを処理する能力を持っているこ
とが望ましい。例えば、ディジタル・テレビジョンの場
合には、直角振幅変調(QAM)および残留側帯波変調
(VSB)の両方が使用される。前者のタイプの変調
は、複素数値の信号サンプルを発生するが、後者のタイ
プの変調は、実数値の信号サンプルを発生する。この場
合問題になるのは、それぞれの方法が通常異なるイコラ
イザ・フィルタ配列またはアーキテクチャを使用するこ
とである。それ故、あまりハードウェアを複雑にした
り、間接費を増大しないで、両方のタイプの信号を処理
することができるフィルタ・アーキテクチャが望まし
い。
【0018】図1は、実数値および複素数値の信号サン
プルを処理するためのイコライザ・フィルタまたはイコ
ライザ・フィルタ配列の一実施例の一部分のブロック図
である。図2は、上記部分と一緒に使用することができ
るRAMアーキテクチャの一実施例である。図1の実施
例100は、後でさらに詳細に説明するように、イコラ
イザ・フィルタが実数値の信号サンプルおよび複素数値
の信号サンプルの両方を処理することができるアーキテ
クチャを持つ。この特定の実施例の場合には、5MHz
の複素数値の信号サンプルが到着したと仮定する。但
し、本発明の範囲はこれに限定されない。もちろん、こ
の信号サンプル速度は、図3のイコライザ・フィルタの
ビット速度に等しいビット速度を提供することを理解さ
れたい。但し、信号サンプル速度は図3のフィルタ配列
の信号サンプル速度の半分である。
【0019】従って、例えば、図2の配列用の複素数値
の信号サンプルの、虚数値の信号サンプル成分および実
施例の信号サンプル成分がそれぞれ図3のイコライザ・
フィルタにより処理された実数値の信号サンプルと同じ
数のビットを使用することになる。同様に、図1の実施
例が示すように、フィルタ・ブロックのこの特定の実施
例は、二つの多重蓄積ユニット140および150を持
ち、一方、図3の実施例の場合には、各フィルタ・ブロ
ックに対して一つのMACユニットが使用されてる。し
かし、図1の実施例100は、図1の実施例にMUX3
0および40を使用しているので、図3の実施例のよう
に動作させるために使用することができる。それ故、後
でさらに詳細に説明するように、この実施例は実数値お
よび複素数値両方の信号サンプルを処理することができ
る。
【0020】MUX30および40は、MUX30用の
RAM120、およびMUX40用のRAM130を選
択するために使用することができるデータ選択装置を含
み、そのためMACユニット140および150は、例
えば、それぞれ図3のフィルタ・ブロック365および
フィルタ・ブロック375のような、実数値の信号サン
プルを処理するためのイコライザ・フィルタの各フィル
タ・ブロックに対応する。しかし、図1の実施例は、ま
た図3の実施例が処理することができない複素数値の信
号サンプルも処理することができる。図1の実施例が、
この複素数値の信号サンプル処理モードで動作している
ときは、MACユニット140が実数値の出力信号サン
プルを供給し、一方、MACユニット150は虚数値の
出力信号サンプルを供給する。さらに、後で詳細に説明
するように、MACユニット140は、MUX30を通
して、RAM120または130から係数信号を入手す
ることができ、同様にMACユニット150の場合に
は、MUX40を通して係数信号を入手することができ
る。それ故、この実施例の場合には、実施例100は二
つの相互に接続しているMACユニットを含むフィルタ
・ブロックからなる。二つの相互に接続している各MA
Cユニットは、MACユニットと相互に接続しているM
UXを含み、その結果、MACユニットは、二つの各M
ACユニットのRAMに記憶されている、かけ算器信号
および係数信号を共有することができる。
【0021】イコライザ・フィルタが複素数値の信号サ
ンプルを処理するためには、そのイコライザ・フィルタ
は、下記の式で表される信号サンプルおよび係数信号を
処理できなければならない。 Y(n)=Yr(n)+jYi(n) X(n)=Xr(n)+jXi(n) (3) CK =Crk+jCik 但し、X(n)は入力信号サンプル、Y(n)は出力信
号サンプル、Ckは係数信号、kは整数である指数であ
る。同様に、Yr(n)、Xr(n)およびCrkは、各信
号サンプルおよび信号の実数値の成分であり、Y
i(n)、Xi(n)およびCikはその虚数値の成分を表
す。
【0022】例えば、Tがサンプル周期を表しているT
/2サンプリングが使用された場合の、直角振幅変調
(QAM)用のN個のタップを持つイコライザ・フィル
タの場合を考えてみよう。この場合、Nは正の整数であ
る。それ故、分数値の間隔を持つリニア・イコライザ
(FSLE)が使用される。但し、本発明の範囲はこれ
に限定されない。図3の実施例は8の実数値のタップを
持っているが、図1の実施例の場合には、Nは4の複素
数値のタップである。それ故、例えば、複素数値の信号
サンプルを処理することができるFSLEを実行するた
めに、同じ数のMACユニットと同じクロック周波数を
持つアーキテクチャを使用するには、Y(n)は下記の
式で表されるものでなければならない。 Y(n)=C0X(n)+C1X(n-0.5)+C2X(n-1)+C3X(n-1.5) (4)
【0023】それ故、同じ数のMACユニットを使用す
ることができるが、フィルタの全長はもっと短い。さら
に、係数信号および入力信号サンプルが上記式3で表さ
れる場合には、出力信号サンプルY(n)は、下記式に
従って実数値および虚数値の成分で表すことができる。 Yr(n)=Cr0Xr(n)-Ci0Xi(n)+Cr1Xr(n-0.5)-Ci1Xi(n-0.5) +Cr2Xr(n-1)-Ci2Xi(n-1)+Cr3Xr(n-1.5)-Ci3Xi(n-1.5) Yi(n)=Cr0Xi(n)+Ci0Xr(n)+Cr1Xr(n-0.5)+Ci1Xr(n-0.5) (5) +Cr2Xi(n-1)+Ci2Xr(n-1)+Cr2Xi(n-1.5)+Ci2Xi(n-1.5)
【0024】それ故、複素数値の信号サンプルを処理す
ることができる、イコライザ・フィルタのフィルタ・ブ
ロックの出力信号サンプルに対する実数値および虚数値
の成分は下記式で表すことができる。 RTAP100(n+1)=Cr0Xr(n)-Ci0Xi(n)+Cr1Xr(n-0.5)-Ci1Xi(n-0.5) +Cr2Xr(n-1)-Ci2Xi(n-1)+Cr3Xr(n-1.5)-Ci3Xi(n-1.5) (6) ITAP100(n+1)=Cr0Xi(n)+Ci0Xr(n)+Cr1Xr(n-0.5)+Ci1Xr(n-0.5) +Cr2Xi(n-1)+Ci2Xr(n-1)+Cr2Xi(n-1.5)+Ci2Xi(n-1.5) 但し、RTAP100は、この実施例のMACユニット
140により発生した出力信号サンプルであり、ITA
P100は、この実施例のMACユニット150により
発生した出力信号サンプルである。上記式は図1の実施
例により実行することができる。
【0025】もちろん、本発明の範囲は特定のイコライ
ザ・フィルタに限定されない。図1の実施例は、複素数
値の四つのタップを持つイコライザ・フィルタを実行す
るためのアーキテクチャを単に図示するためのものであ
る。同様に、図示の特定のMACユニット構造体は重要
なものではない。他のMACユニット構造体も十分な性
能を発揮することができる。しかし、イコライザ・フィ
ルタ配列の実施例100は柔軟性を持っていて、実数値
および複素数値の両方の信号サンプルを処理することが
できる。当業者ならこのアーキテクチャを、ここでは以
下に数例だけしか例示しないが、RAMの数、クロック
周波数、信号サンプル速度、フィルタ・タップの数、フ
ィルタ・ブロックの数、およびMACユニットの数の変
更を含む種々の変更方法で拡張することができることを
理解できるだろう。例えば、上記実施例は四つのタップ
を持つ複素数値のT/2フィルタを実行する。しかし、
図に示すように、四の倍数を含む任意のサイズのフィル
タに拡張することができる。例えば、64のタップを持
つ複素数値用の複合フィルタは、それぞれが32の大き
さの四つのRAMおよび16の複素数値用のフィルタ・
ブロックを使用することができる。
【0026】信号サンプルを利用することができるとい
うタイミングの利点を活用するために、図2の実施例の
一部分により示すように、MUX230に供給される複
素数値の信号サンプルは、RAM210、220、21
5および225に書き込まれる。各RAMに記憶された
信号サンプルは、その後、図1の実施例100のよう
な、フィルタ・ブロック用のMUX240に供給され
る。すでに説明したように、複素数値の信号サンプルに
対する信号サンプル速度は、図3の実施例の速度の半分
であるので、信号サンプルが分数値の間隔を持っていて
も、信号サンプルの実数値および虚数値の成分を読みだ
したり、書き込んだりする時間は十分にある。それ故、
複素数値の信号サンプルの信号サンプル周期中に、例え
ば、この特定の実施例の場合には、8回の多重動作を行
うことができる。最初に、図1の実施例100に対し
て、MUX230およびMUX240を通して、複素数
値の信号サンプルが使用できるようになる。
【0027】例えば、最初に、実数値の成分Xr(n−
0.5)のような信号サンプル成分が、MUX240を
通してかけ算器50および60に供給され、その後、信
号サンプル速度の8倍であるMACユニットの次のクロ
ック・サイクル中に、例えば、虚数値の信号サンプル成
分Xi(n−0.5)のような他の信号サンプル成分
が、MUX240を通して、かけ算器50および60に
供給される。この複素数値の信号サンプルの実数値およ
び虚数値の信号成分は、その後RAMに書き込むことが
でき、選択したメモリ位置に記憶されている信号サンプ
ルの実数値および虚数値の信号サンプルは、その後RA
Mから読み出すことができ、この場合もMUX240を
通して、図1の実施例100に供給される。これらの信
号成分は、RAMに記憶されている間に確実に遅れを生
じる。
【0028】例えば、図4に示すように、Xr(n−
1.5)およびXi(n−1.5)に対する信号成分
は、RAMから読み出すことができる。それ故、次のク
ロック・サイクル中に、例えば、実数値の成分Xr(n
−1.5)をかけ算器50および60に供給することが
でき、さらに他のクロック・サイクル中に、例えば、虚
数値の成分Xi(n−1.5)を供給することができ
る。その後、このプロセスを信号サンプル成分X
r(n)、Xi(n)、Xr(n−1)およびXi(n−
1)に対して反復して行うことができる。信号サンプル
に関連してすでに説明したように、成分Xr(n)およ
びXi(n)は、MUX230および240を通して使
用することができるようになり、RAMに記憶され、そ
の後成分Xr(n−1)およびXi(n−1)がRAMか
ら読み出さる。
【0029】図5は、図1および図2の実施例の信号サ
ンプル周期中の成分信号サンプルの多重化の一つの可能
なシーケンスである。それ故、図5は、この特定の実施
例の一つの信号サンプル周期と同期している8のクロッ
ク・サイクル中に、MUX240を通して、かけ算器5
0および60に供給された信号サンプル成分である。図
4は、遅延信号サンプル速度成分に対するRAM21
0、220、215および225の可能なメモリ・マッ
プである。同様に、この実施例の場合には、RAM12
0およびRAM130は、それぞれ正しい積の信号が必
ずかけ算器50および60により発生するように、MU
X30および40を通して供給される、複素数値の係数
信号の実数値および虚数値の成分を含む。
【0030】例えば、図6は、MUX240を通して供
給される種々の実数値および虚数値の信号成分と一緒に
処理される、MUX30および40を通して供給される
実数値および虚数値の係数信号を示す表である。一番上
の横列は、図5の信号サンプル成分に対応し、次の二つ
の横列は、特定の信号サンプル成分によりかけ算器によ
り処理のため指定された、MUXより供給される係数信
号成分を示す。同様に、これらの出力信号は、図1の加
算器/減算器70および80に供給される。この特定の
実施例においては、上記加算器および減算器70および
80は、加算と減算の両方を行い、その結果、係数信号
成分と負の係数信号を持つ信号サンプル成分の積が正し
く処理されることに留意されたい。それ故、かけ算器5
0および60が積を計算した後、結果として得られた信
号のいくつかが、この特定の実施例の式(6)に従っ
て、加算されずに減算される。例えば、加算器/減算器
はディジタル回路を含むことができるので、そのためビ
ット信号が2の補数として記憶され、ビット操作を使用
することができる。しかし、他の方法も使用することが
できる。例えば、簡単な加算器を使用することができ、
ビット操作を行うために独立した回路を使用することが
できる。
【0031】もちろん、図4、図5および図6は、単に
特定の実施例の動作を説明するためのものである。図1
および図2の実施例は、構成ブロックのアーキテクチャ
を追加したり、修正したりしないで、実数値の信号サン
プルを処理することができる。しかし、実数値の信号サ
ンプルが処理される動作モードの場合、メモリの信号サ
ンプルの位置および信号サンプルおよび係数信号の多重
化は、図4、図5および図6に示すようには行われない
ことを理解されたい。この場合、この特定の実施例の動
作の上記のプロセスは、図3のところで説明した方法に
類似している。例えば、信号サンプルは、この特定の実
施例の場合には、図1の信号パスXr(n)に沿って、
10MHzの速度でMUX230に供給される。同様
に、実数値の信号サンプルが正しい方法で必ず処理され
るように、例えば、MUX30、40、230および2
40に供給されるような制御信号を使用することができ
る。
【0032】図1に示すように、加算器/減算器70お
よび80が発生した出力信号を、その後、遅延ユニット
90および110のような遅延ユニットに供給すること
ができ、それにより次のクロック・サイクル中に、かけ
算器50および60により発生した出力信号を、MUX
10および20を通して、加算器/減算器70および8
0が発生した出力信号に加算したり、減算したりするこ
とができる。もちろん、通常、式(6)のような上記式
に従って、適当な瞬間に減算が必ず行われるように、制
御信号を供給することができる。それ故、このようにし
て、多重フィルタ・ブロックを使用する上記の実施例の
場合には、MACユニットの8のクロック・サイクル経
過後、または一つの信号サンプル周期経過後に、遅延ユ
ニット90および110は、次のフィルタ・ブロックに
対して、出力信号を供給することができる。
【0033】それ故、図3のところで説明したように、
図1の実施例の一部分に対して、複数のフィルタ・ブロ
ックを平行して動作することができる。この場合、RA
Mからは同じ信号サンプル成分が受信されるが、イコラ
イザ・フィルタ配列を実行するために各フィルタ・ブロ
ックのところで、異なる係数信号が供給される。同様
に、MUX30および40が使用される。何故なら、こ
の実施例の場合には、MACユニット140および15
0のような各MACユニットは、C0、C1、C2および
3にような係数に対する実数値および虚数値両方の成
分を必要とするからである。このことは、例えば、図6
の表に表示されている。しかし、メモリを保存するため
に、各RAMユニットは四つの係数に対して実数値また
は虚数値の成分だけを記憶する。もちろん、他の方法と
しては、各RAMは、この場合もまたMUX30および
40を使用して、四つの係数に対する両方の成分を記憶
することができる。
【0034】RAMをベースとするフィルタ・アーキテ
クチャのところですでに説明したように、適応イコライ
ザ・フィルタの係数は、この状況のもとでイコライザ・
フィルタにより現在処理されている信号サンプルに加え
られる係数またはかけ算器信号と呼ぶ信号の形をしてい
る。係数信号は、通常記憶装置から読み出すことができ
る。それ故、すでに説明したように、係数信号の適応、
すなわち更新は、通常独立のMACユニットにより、
「オフライン」で行われる。しかし、この方法に関する
問題は、イコライザ・フィルタ出力信号の収束速度が低
下することである。また、追加メモリも必要になる場合
がある。上記同時出願の出願第08/581,637号
(ラグナス1)は、係数信号が「オフライン」で処理さ
れないRAMをベースとする適応イコライザ・フィルタ
配列用の更新ブロックを開示している。
【0035】上記特許出願の図1の実施例は、残留側帯
波(VSB)内で使用されるように、実数値の信号サン
プルおよび係数信号を処理することができる。RAMを
ベースとする適応イコライザ・フィルタ配列用のような
更新ブロックが、例えば、ハードウェアの追加間接費を
それほど増大しないで、複素数値の係数信号を処理する
ことができれば有利である。但し、本発明の複素数値の
係数信号を処理することができる適応イコライザ・フィ
ルタ配列の更新ブロックの範囲は、RAMをベースとす
る適応イコライザ・フィルタ配列に限定されない。同様
に、上記方法を、実数値の係数信号を処理するのに使用
できれば有利である。上記方法の一つの利点は、直交振
幅変調(QAM)および残留側帯波変調(VSB)を使
用する信号サンプル上で動作することができることであ
る。
【0036】周知のように、適応イコライザ用の係数信
号は、下記式により更新することができる。 Ci(n+1)=Ci(n)+e(n)X(n-i) (7) 但し、nは個々の信号サンプル周期を示す正の整数であ
り、X(n)はイコライザ・フィルタの入力信号サンプ
ルであり、e(n)はイコライザ・フィルタ出力信号
を、スライサの出力信号と比較することにより得られる
イコライザ・フィルタのエラー信号サンプルであり、C
i(n)は更新される現在のイコライザ・フィルタ係数
信号である。サンプル周期インデックスを係数と一緒に
省略した場合には、インデックスは特定の状況に基づく
ものと見なされることに留意されたい。
【0037】上記同時出願の出願第08/581,63
7号(ラグナス1)に開示されているように、エラー信
号サンプルおよび入力信号サンプルは、選択的にまた可
変的に遅らせることができる。但し、本発明の範囲はこ
れに限定されない。それ故、例えば、係数C0に対する
ような例示としての更新式は下記の形をとることができ
る。 C0(n+1)=C0(n)+e(n-a)X(n-i-a) (8) 但し、aは各エラー信号サンプルe(n)および入力信
号サンプルX(n−i)に適用される、信号サンプル周
期で表した所定の遅延の長さである。もちろん、式
(8)の方法を使用する必要はなく、他の可能な更新式
を実行することもできる。
【0038】しかし、同時出願の出願第08/581,
637号(ラグナス1)に開示されているように、エラ
ー信号サンプルおよび入力信号サンプルを選択的にまた
可変的に遅らせることもできる。さらに、可変的遅延を
選択すると、RAMの記憶から読み出すことができる信
号サンプルを容易に使用することができる。例えば、式
(8)に従って、複素数値の信号サンプルおよび係数信
号を使用して更新を行う場合には、更新式は通常その実
数値および虚数値の成分の形で再度書き込まれる。例え
ば、エラー信号サンプル、入力信号サンプルおよび係数
またはかけ算器信号が、その実数値および虚数値の成分
で表されている場合には、上記式(8)は下記のように
なる。 C0r(n+1)=C0r(n)+er(n-a)Xr(n-i-a)-ei(n-a)Xi(n-i-a) C0i(n+1)=C0i(n)+ei(n-a)Xr(n-i-a)+er(n-a)Xi(n-i-a) (9) 但し、添え字rは実数値の成分であり、添え字iは虚数
値の成分である。
【0039】本発明の図7の複素数値の係数信号を処理
することができる適応イコライザ・フィルタ配列用の更
新ブロックの実施例700は、上記式(9)を実行する
ために使用することができる。この場合、特定の実施例
の場合には、エラー信号サンプルの実数値および虚数値
の信号成分は正の1および負の1の数値だけで表され
る。この状況の場合、この数値を「符号LMS]と呼
ぶ。さらに、この特定の状況の場合、「更新信号デー
タ」という用語は、更新される係数信号に加算される
か、または減算される更新信号を生成または発生する回
路または構造体を指す。一方、「更新ブロック」という
用語は、更新された係数信号を生成または発生し、それ
故更新信号ユニットを含む回路を指す。もちろん、実数
値の700は集積回路(IC)上に実行することができ
るが、本発明の範囲はこれに限定されない。
【0040】図7に示す実施例の場合には、Xsumおよ
びXdiffハ下記式により表されるものと仮定する。 Xdiff(n)=Xr(n)-Xi(n) (10) Xsum(n) =Xr(n)+Xi(n) 但し、Xr(n)は複素数値の信号サンプルの実数値の
成分を、X(n)およびXi(n)は複素数値の信号サ
ンプルX(n)の虚数値の成分を表す。その後、更新ブ
ロック700を、後で式(9)を実行する時にさらに詳
細に説明するように、使用することができる。更新信号
ユニット710に、エラー信号サンプルおよび入力信号
サンプルの適当な数値が供給されると仮定しよう。例え
ば、上記式(8)で示すように、係数C0に対して、エ
ラー信号サンプルを「a」サンプル周期分だけ遅延させ
ることができ、入力信号サンプルも「a」追加サンプル
周期分だけ遅延させることができる。
【0041】例えば、上記同時出願の出願第08/58
1,637号(ラグナス1)に開示されている技術を使
用することができる。しかし、本発明の範囲はこれに限
定されない。それ故、式(10)において、Xr(n−
i−a)をXr(n)に代入し、Xi(n−i−a)をX
i(n)に代入する。これら信号サンプルが更新信号ユ
ニット710に供給されると、これらの複素数値の信号
サンプルを処理するために、更新ブロック700内で更
新信号ユニット710が使用される。例えば、図に示す
ように、エラー信号サンプルの実数値および虚数値の成
分は、この実施例の更新信号ユニットに供給される。同
様に、すでに説明したように、XsumおよびXdiffモ供給
される。式(9)が示すように、符号LMSが使用され
る場合には、エラー信号サンプルおよび入力信号サンプ
ルの積は、入力信号サンプルの実数値および虚数値の成
分の和または差からなっていなければならない。それ
故、更新信号ユニット710に供給されるエラー信号サ
ンプルの実数値および虚数値の成分に基づいて、Xsum
またはXdiffが加算器/減算器720に供給される。
【0042】さらに、更新信号ユニット710は、また
更新信号ユニットによって供給された信号値を遅延ユニ
ット740から、ユニット720に供給された信号値に
加算すべきなのか、減算すべきなのかを示す制御信号を
供給する。遅延ユニット740は、上記式(9)に対す
るCor(n)またはCoi(n)のような係数の先行する
信号値を供給するので、この特定の実施例の場合には、
加算器/減算器720によりディジタル遅延ループ信号
を形成する遅延ユニット725、730、735および
740の動作により、更新式(9)を一つの加算器/減
算器により実行することができる。より詳細に説明する
と、更新信号ユニット710は、ユニット720に、す
でに説明した方法で、エラー信号サンプルおよび入力信
号サンプルの積に対する四つの可能な信号値を供給する
ことができる。さらに、この方法は、入力信号サンプル
およびエラー信号サンプルに対して行われた、遅延時間
とは無関係であることを理解されたい。
【0043】図8および図9は、ともに本発明の更新ブ
ロックを含むRAMをベースとする適応イコライザ・フ
ィルタ配列の実施例の略図である。図に示すように、図
8は図7の実施例を含む。図示のRAMをベースとする
適応イコライザ・フィルタ配列の実施例は、図7の更新
ブロックの実施例を二つ含む。二つの実施例は、一方の
更新ブロックが複素数値の係数信号の実数値の成分を処
理し、他の更新ブロックが複素数値の係数信号の虚数値
の成分を処理できるように設置されている。式(9)が
示すように、更新ユニットの出力信号は、同じ入力信号
に対する更新信号ユニット505(実数値の更新信号ユ
ニット用のRUP)および510(虚数値の更新信号ユ
ニット用のIUP)と同じものではない。RAMをベー
スとする適応イコライザ・フィルタ配列の実施例の場合
には、実数値および複素数値の成分を処理することがで
きる更新ブロックを持っているばかりでなく、フィルタ
・ブロックは、また上記同時出願の出願第08/58
1,637号(モンダール1−3)、および図1および
図2に示すように、実数値および複素数値の信号サンプ
ルを処理することができる。但し、本発明の範囲はこれ
に限定されない。同様に、この特定の実施例に示すよう
に、複素数値の信号サンプルを処理するために、更新ブ
ロックのクロック周波数が、この実施例の信号サンプル
速度の8倍のように、信号サンプル速度より速い場合に
は、加算器/減算器および遅延ユニットは、上記同時出
願の出願第08/581,637号(ラグナス1)に開
示されているように、高速イコライザ・フィルタ係数適
応を実行することができる。
【0044】この実施例の場合には、上記適応は下記式
により行われる。 C0(n+1)=C0(n)+e(n-1)X(n-1) C1(n+1)=C1(n)+e(n-1)X(n-1.5) (11) C2(n+1)=C2(n)+e(n-1)X(n-1) C3(n+1)=C3(n)+e(n-1)X(n-1.5) 但し、本発明の範囲はこれに限定されない。もちろん、
上記式(11)は複素数値の係数信号を表す。それ故、
上記式は実数値および虚数値の信号成分を使用して書き
直すことができる。
【0045】上記実施例の場合には、適当な係数信号成
分がフィルタ・ブロックに供給されるように、タイミン
グが使用されていて、また同様に、例えば、上記同時出
願の出願第08/581,637号(ラグナス1)に開
示されている方法で、係数信号成分を更新することがで
きる。
【0046】例えば、この特定の実施例の場合には、図
10は図8の適応イコライザ・フィルタ配列内の選択し
た点で、選択したクロック・サイクル中に供給された係
数信号成分の表である。表が示すように、動作中、複素
数値の係数信号の成分は、この特定の実施例に対する式
(6)のような、イコライザ・フィルタの式が必ず正し
く実行されるように、対応する実数値および虚数値の信
号サンプルと一緒にタイミングがとられる。同様に、M
UX540および545のようなMUXに、選択した係
数信号成分を供給するほかに、MACユニット541お
よび542により、正しい積が、信号サンプルを処理す
るためのかけ算器550および555により形成するこ
とができるように、ループ12および14のように形成
された遅延ループはまた高速イコライザ・フィルタ係数
適応を行うことができる。例えば、MUX540に供給
された係数信号成分は、次のクロック・サイクル中に、
遅延ユニット530に供給され、その結果、上記信号成
分は上記式(11)に従って、加算器/減算器515に
より更新することができる。ループ14に対しても類似
の方法を使用することができる。
【0047】図9は、すでに説明したように、図8の実
施例と一緒に使用することができるランダム・アクセス
・メモリまたはRAMアーキテクチャの実施例である。
この実施例は図2の方法と類似した方法を使用する。も
ちろん、本発明の範囲はこの特定のアーキテクチャに限
定されない。図に示すように、入力信号サンプルは、M
UX610に供給される。同様に、信号サンプルはMU
X620にも供給される。MUXは、後で詳細に説明す
るように、実数値および複素数値の信号サンプルを処理
するために、適応イコライザおよび更新ブロックに柔軟
性を与えるために使用される。
【0048】例えば、複素数値の信号サンプルが供給さ
れると、これら信号サンプルはそれぞれRAM910お
よび930に記憶され、その後RAM910および93
0がいっぱいになると、RAM920および940に記
憶される。それ故、MUX620は四つのランダム・ア
クセス・メモリから遅延複素数値の信号サンプルを供給
することができる。これらの複素数値の信号サンプル
は、例えば、上記の方法で記憶することができる。それ
故、実数値および虚数値の信号成分が、MUX620を
通して、MACユニット541および542に供給さ
れ、その結果、すでに説明したように、これらの信号サ
ンプルは適当に処理される。同様に、この特定の実施例
の場合には、実数値および虚数値の信号成分を、MUX
620を通して、遅延ユニット640および加算器65
0および減算器660に供給することができる。
【0049】この技術により、次の信号サンプル成分が
使用できるようになったとき、更新信号ユニット505
および510は、加算器650および減算器660から
必要なXsumおよびXdiff信号成分を入手する。理解し
ていただけたと思うが、複数のフィルタ・ブロックが使
用される場合には、本発明の複素数値の係数信号を処理
することができる、適応イコライザ配列用の更新ブロッ
クを使用することにより、ハードウェアを有意に節減す
ることができる。何故なら、使用した各フィルタ・ブロ
ックは一つまたはそれ以下の加算器/減算器または算術
ユニットを使用するからである。
【0050】図7に示す更新ブロックの実施例および図
9に示すRAMの実施例も、同様に実数値の係数信号を
処理するために使用することができることを理解された
い。例えば、本発明の図8の更新ブロックの実施例は、
下記式に従って実数値の係数信号を更新するのに使用す
ることができる。 C0(n+1)=C0(n)+e(n-2)X(n-2) C0(n+1)=C1(n)+e(n-1)X(n-2) (12a) C2(n+1)=C2(n)+e(n-2)X(n-4) C3(n+1)=C3(n)+e(n-1)X(n-4) (12b) C4(n+1)=C4(n)+e(n-2)X(n-6) C5(n+1)=C5(n)+e(n-1)X(n-6) (12c) C6(n+1)=C6(n)+e(n-2)X(n-8) C7(n+1)=C7(n)+e(n-1)X(n-8) (12d)
【0051】但し、本発明の範囲はこれに限定されな
い。同様に、MUX620を、実数値の信号サンプルX
r(n)が到着したときだけ、信号パス630および6
70が、図11の表に示すような選択遅延信号サンプル
を供給するように構成することができる。例えば、遅延
ユニット640を実行型にすることができる。同様に、
更新信号ユニット710は、エラー信号サンプルer
適当に遅延したものを受信するだけでよい。それ故、更
新信号ユニット710は、加算器720に更新信号とし
て入手する遅延信号サンプルを供給することができ、ま
た、制御信号は、この更新信号を遅延ユニット740に
よって供給される係数信号に加算すべきなのか、減算す
べきなのかを示す。
【0052】フィルタ・ブロック543は、またすでに
説明したように、実数値の信号サンプルを処理すること
ができる。それ故、図8の実施例500は実数値の係数
信号に対して高速イコライザ・フィルタ係数適応を行う
ことができる。但し、すでに説明したように、本発明の
範囲は高速適応に限定されない。もちろん、同様に、本
発明の更新ブロックを任意のサイズのイコライザ・フィ
ルタで使用することができることを理解されたい。但
し、図示の特定の実施例の方法は4の倍数のサイズのフ
ィルタに対して特に有用である。
【0053】例えば、図8の実施例500のような、複
素数値の係数信号を処理することができる、適応イコラ
イザ・フィルタ配列用の更新ブロックは、以下の方法で
動作することができる。適応イコライザ・フィルタ配列
用の複素数値の入力信号サンプル、および適応イコライ
ザ・フィルタ配列からの複素数値のエラー信号サンプル
を供給することができる。例えば、すでに説明したよう
に、エラー信号サンプルは、適応イコライザ・フィルタ
配列の出力信号を、スライサの出力信号と比較すること
によって生成することができる。複素数値の入力信号サ
ンプルの実数値および虚数値の信号サンプルの和および
差を計算することができる。例えば、すでに説明したよ
うに、上記の和および差は、図9のRAMアーキテクチ
ャの実施例により生成することができる。同様に、係数
信号は実数値および虚数値の信号サンプルの和、または
実数値および虚数値の信号サンプル成分の差により更新
することができる。係数信号の更新の際に、符号LMS
が使用されている場合には、すでに説明したように、和
または差を係数信号に加算するかまたは、減算する。
【0054】例えば、すでに説明したように、この処理
は、加算器/減算器720と一緒に動作している更新信
号ユニット710により行うことができる。すでに説明
したように、供給されたエラー信号サンプルに基づい
て、更新信号ユニット720により、更新信号を加算器
/減算器720に供給することができる。同様に、更新
信号を係数信号に加算すべきか、または減算すべきかを
示すために、制御信号を加算器/減算器に供給すること
ができる。それ故、このような方法により、係数信号が
更新される。同様に、本発明の範囲はこれに限定されな
いが、使用した入力信号サンプルは、遅延入力信号サン
プルを含むことができ、使用したエラー信号サンプル
は、すでに説明したような遅延エラー信号サンプルを含
むことができる。
【0055】本発明のいくつかの特徴だけを図示し、説
明してきたが、当業者なら多くの修正、置き換え、変更
または同等のものを考えつくことができるだろう。それ
故、本発明の真の精神に含まれるそのような修正および
変更は、すべて添付の特許請求の範囲によりカバーされ
ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】イコライザ・フィルタ配列の一実施例の一部分
の略図である。
【図2】図1の実施例の上記部分のランダム・アクセス
・メモリ(RAM)アーキテクチャの一実施例の略図で
ある。
【図3】実数値の信号サンプルを処理するためのイコラ
イザ・フィルタ配列およびランダム・アクセス・メモリ
(RAM)アーキテクチャの実行を示す略図である。
【図4】図2の実施例のRAMの信号サンプル成分のメ
モリ上の位置を示す略図である。
【図5】図1の実施例の部分の所与のの信号サンプル周
期間の、信号サンプル成分の多重化のタイミングを示す
タイミング・チャートである。
【図6】図1の実施例の部分の所与の信号サンプル周期
間の、信号サンプル成分に関する選択した係数信号のタ
イミングを示す表である。
【図7】本発明の複素数値の係数信号を処理することが
できる適応イコライザ・フィルタ配列の更新ブロックの
一実施例の略図である。
【図8】図7の実施例を含む適応イコライザ・フィルタ
配列の一実施例の略図である。
【図9】図8の実施例と一緒に使用することができるラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)アーキテクチャの
一実施例のブロック図である。
【図10】図8の実施例の選択した点で選択したクロッ
ク・サイクル中に供給された係数信号成分の表である。
【図11】図8の実施例に対して、図9の実施例が供給
することができる実数値の遅延信号サンプルの表であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】イコライザ・フィルタ配列の一実施例の一部分
の略図である。
【図2】図1の実施例の上記部分のランダム・アクセル
・メモリ(RAM)アーキテクチャの一実施例の略図で
ある。
【図3】実数値の信号サンプルを処理するためのイコラ
イザ・フィルタ配列およびランダム・アクセス・メモリ
(RAM)アーキテクチャの実行を示す略図である。
【図4】図2の実施例のRAMの信号サンプル成分のメ
モリ上の位置を示す略図である。
【図5】図1の実施例の部分の所与のの信号サンプル周
期間の、信号サンプル成分の多重化のタイミングを示す
タイミング・チャートである。
【図6】図1の実施例の部分の所与の信号サンプル周期
間の、信号サンプル成分に関する選択した係数信号のタ
イミングを示す図表である。
【図7】本発明の複素数値の係数信号を処理することが
できる適応イコライザ・フィルタ配列の更新ブロックの
一実施例の略図である。
【図8】図7の実施例を含む適応イコライザ・フィルタ
配列の一実施例の略図である。
【図9】図8の実施例と一緒に使用することができるラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)アーキテクチャの
一実施例のブロック図である。
【図10】図8の実施例の選択した点で選択したクロッ
ク・サイクル中に供給された係数信号成分の図表であ
る。
【図11】図8の実施例に対して、図9の実施例が供給
することができる実数値の遅延信号サンプルの図表であ
る。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 更新信号ユニット(710)および加算
    ユニット(720)を備えてなる適応イコライザ・フィ
    ルタ配列用の更新ブロック(700)であって、 上記更新信号ユニット(710)および上記加算器ユニ
    ット(720)が、上記加算器ユニット(720)に供
    給されたイコライザ・フィルタに対する係数信号を更新
    することができるように接続され、 上記の更新信号ユニット(710)が、上記加算器ユニ
    ット(720)に、少なくとも部分的に第一および第二
    の外部信号(Xsum、Xdiff)の少なくとも一方に基づ
    く更新信号を供給することができ、上記第一および第二
    の外部信号が、それぞれ上記イコライザ・フィルタ配列
    の入力信号サンプルの実数値および虚数値の信号成分の
    和および差を含む更新ブロック。
  2. 【請求項2】 上記加算ユニット(720)が、加算器
    /減算器ユニットである請求項1に記載の更新ブロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 上記更新信号ユニット(710)が、さ
    らに、少なくとも部分的に第三および第四の外部信号
    (ei、er)の少なくとも一方に基づく更新信号を供給
    することができ、上記第三および第四の外部信号が、そ
    れぞれ上記イコライザ・フィルタ配列のエラー信号サン
    プルの実数値および虚数値の信号成分を含む請求項2に
    記載の更新ブロック。
  4. 【請求項4】 上記イコライザ・フィルタ配列の上記エ
    ラー信号サンプルの上記成分(ei、er)が、それぞれ
    本質的に正の1の信号および負の1の信号からなるグル
    ープから選択された信号成分を含む請求項3に記載の更
    新ブロック。
  5. 【請求項5】 エラー信号サンプル(ei、er)が、遅
    延エラー信号サンプルを含む請求項3に記載の更新ブロ
    ック。
  6. 【請求項6】 上記入力信号サンプルが、遅延入力信号
    サンプルを含む請求項1に記載の更新ブロック。
  7. 【請求項7】 更新信号ユニット(710)および加算
    ユニット(720)を含む適応イコライザ・フィルタ配
    列用の更新ブロック(700)を備えてなる集積回路で
    あって、 上記更新信号ユニット(710)および上記加算器ユニ
    ット(720)が、上記加算器ユニットに供給されたイ
    コライザ・フィルタに対する係数信号を更新することが
    できるように接続され、 上記の更新信号ユニット(710)が、上記加算器ユニ
    ット(720)に、少なくとも部分的に第一および第二
    の外部信号(Xsum、Xdiff)の少なくとも一方に基づ
    く更新信号を供給することができ、上記第一および第二
    の外部信号が、それぞれ上記イコライザ・フィルタ配列
    の入力信号サンプルの実数値および虚数値の信号成分の
    和および差を含む集積回路。
  8. 【請求項8】 上記加算器ユニット(720)が、加算
    器/減算器ユニットである請求項7に記載の集積回路。
  9. 【請求項9】 上記更新信号ユニット(710)が、さ
    らに、少なくとも部分的に第三および第四の外部信号
    (ei、er)の少なくとも一方に基づく更新信号を供給
    することができ、上記第三および第四の外部信号が、そ
    れぞれ上記イコライザ・フィルタ配列のエラー信号サン
    プルの実数値および虚数値の信号成分を含む請求項8に
    記載の集積回路。
  10. 【請求項10】 上記イコライザ・フィルタ配列の上記
    エラー信号サンプルの上記成分(ei、er)が、それぞ
    れ本質的に正の1の信号および負の1の信号からなるグ
    ループから選択された信号成分を含む請求項9に記載の
    更新ブロック。
  11. 【請求項11】 エラー信号サンプル(ei、er)が、
    遅延エラー信号サンプルを含む請求項9に記載の集積回
    路。
  12. 【請求項12】 上記入力信号サンプルが、遅延入力信
    号サンプルを含む請求項7に記載の集積回路。
  13. 【請求項13】 適応イコライザ・フィルタ配列に対す
    る複素数値の入力信号サンプルと、適応イコライザ・フ
    ィルタ配列からの複素数値のエラー信号サンプルとを供
    給するステップと、 上記複素数値の入力信号サンプルの実数値および虚数値
    の信号サンプル成分の和および差計算するステップと、 供給された複素数値のエラー信号サンプルに実質的に従
    って、上記複素数値の入力信号サンプルの実数値および
    虚数値の信号サンプル成分の和と、上記複素数値の入力
    信号サンプルの実数値および虚数値の信号サンプル成分
    の差の内の一つだけによって、係数信号を更新するステ
    ップとを含む適応イコライザ・フィルタ配列用の複素数
    値の係数信号を更新する方法。
  14. 【請求項14】 係数信号の更新が、和および差の一つ
    だけを加算することからなる請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 係数信号の更新が、和および差の一つ
    だけを減算することからなる請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 更新が和によって行われる請求項13
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】 更新が差によって行われる請求項13
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記の複素数値の入力信号サンプルを
    供給するステップが、遅延入力信号サンプルおよび遅延
    エラー信号サンプルを供給することからなる請求項13
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】 遅延入力信号サンプルおよび遅延エラ
    ー信号サンプルを供給するステップが、選択的にまた可
    変的に遅延した入力信号サンプルおよびエラー信号サン
    プルを供給することからなる請求項18に記載の方法。
JP8350567A 1995-12-28 1996-12-27 複素係数信号処理可能な適応型等価器フィルタ構造のための更新ブロック Pending JPH1028030A (ja)

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US08/581635 1995-12-28
US08/581,635 US5805481A (en) 1995-12-28 1995-12-28 Update block for an adaptive equalizer filter configuration capable of processing complex-valued coefficient signals

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