JPH10279260A - 型鋼のばらし・積重装置用のアタッチメント式マグネット金具 - Google Patents

型鋼のばらし・積重装置用のアタッチメント式マグネット金具

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JPH10279260A
JPH10279260A JP9812997A JP9812997A JPH10279260A JP H10279260 A JPH10279260 A JP H10279260A JP 9812997 A JP9812997 A JP 9812997A JP 9812997 A JP9812997 A JP 9812997A JP H10279260 A JPH10279260 A JP H10279260A
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JP
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fitting
auxiliary
metal fitting
magnet
steel
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JP9812997A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Kawasaki
利寿 川崎
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MEIKEN KOGYO KK
Original Assignee
MEIKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型鋼、特に山形鋼のばらし・積重作業を全自
動化する。 【解決手段】 ばらし・積重装置の、型鋼の吊下げ移載
部における昇降自在な吊下部の下部に装着するマグネッ
ト金具1であって、吊下部の下部に取り付ける金具本体
と、該金具本体の外側面に上下動可能に設けた補助金具
により構成することにより、マグネット金具1が降下
し、補助金具が対応する型鋼に当接して停止した後、続
いて補助金具に対し相対移動する金具本体が降下して、
対応する型鋼に当接し、並列状態の型鋼の全てをマグネ
ット金具1に磁着して、同時に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積重状態の型鋼を
ばらしたり、結束するために複数本の整列した型鋼を積
重するばらし・積重装置に使用するアタッチメント式の
マグネット金具に関する。
【0002】
【従来の技術】成形ラインで成形、冷却された型鋼は、
複数本纏めて積み重ねた後に結束し、搬出する様にして
いることから、例えば型鋼にカラーコーティングする場
合、搬出ライン上の結束体の一部をカラーコーティング
工程へ分送する様にしているが、結束体のままカラーコ
ーティングライン側へ搬入されてしまうため、結束線を
切断した後に積重状態の型鋼を、磁着搬送する様にした
装置により、積重状態の型鋼を一層毎に移送する様にし
て、カラーコーティングライン上に降ろさねばならなか
った。
【0003】例えば、山形鋼W、Wa…にあっては、図
28に示す様に、平伏状態の山形鋼W、Wa…を並列配
置した上向き層X1、X2…を上下方向に積重した上向
き積重層Z1、Z2…と、上向き層X1、X2…の山形
鋼W、Wa…の姿勢に対し180度反転させた山形鋼
W、Wa…を並列配置した下向き層Y1、Y2…を上下
方向に交互配置すると共に、上向き積重層Z1、Z2…
の上向き層X1、X2…のうち最上方のものにおける、
隣接する山形鋼W、Wa…間の上方に、下向き層Y1、
Y2…の山形鋼W、Wa…を配置する様にして積重され
ている。
【0004】つまり、各下向き層Y1、Y2…直上の、
各上向き積重層Z1、Z2…の最下層の上向き層X1に
おける山形鋼W、Wa…のうち両側方のものの外側下方
に、下向き層Y1、Y2…を構成する山形鋼W、Wa…
が無く、隙間Hが形成されるため、積重状態の山形鋼
W、Wa…、即ち積重体Rを上段より一層毎に順次ばら
して行こうとする過程において、2層目以上の下向き層
Y2、Y3…を降ろすと、その下の各上向き積重層Z
2、Z3…における不安定な両側方の縦列に、図29に
示す様なズレ落ちや、図30に示す様な傾き等の位置ズ
レが発生するため、型鋼を磁着搬送する様にした装置に
より、積重状態の型鋼を一層毎に移送する様にしても、
各上向き層X1、X2…における山形鋼W、Wa…を一
度に磁着搬送することが出来なかった。
【0005】又、図28において、積重層Z1、Z2…
を構成する上向き層X1、X2…における山形鋼W、W
a…は同レベルとしてるが、山形鋼W、Wa…の折曲部
内面は曲面状であるために、積重層Z1、Z2…を構成
する上向き層X1、X2…の、下層側のものの山形鋼
W、Wa…の峰部に、上層側のものの山形鋼W、Wa…
の折曲部内面が当接して積重されるために、上層側のも
のの山形鋼W、Wa…が非常に不安定になることから、
実際には積重時に山形鋼W、Wa…に位置ズレが発生す
る可能性が非常に高く、而もどの様に位置ズレするか予
測出来ず、又山形鋼W、Wa…自体にも歪み、撓みがあ
り、よって各層を構成する山形鋼W、Wa…が同一レベ
ルに位置せず、磁着搬送装置における磁着面が全ての山
形鋼W、Wa…に当接しないことから、各層の山形鋼
W、Wa…の一部しか磁着移送することが出来ないた
め、残った山形鋼W、Wa…は、再度磁着搬送装置によ
り降ろすか、作業員の手作業により降ろさざるを得なか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、型鋼、特に
山形鋼のばらし・積重作業の全自動化を実現する様にし
た型鋼のばらし・積重装置用のアタッチメント式マグネ
ット金具を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、型鋼、特に山形鋼のばらし・積重作業、特に
ばらし作業は、積重体における上向き層の型鋼の全てを
機械により一度に移送することが出来ない課題に鑑み、
ばらし・積重装置の、型鋼の吊下げ移載部における昇降
自在な吊下部の下部に着脱自在に装着する様にしたマグ
ネット金具を、吊下げ移載部における吊下部の下部に取
り付ける金具本体と、該金具本体の外側面に上下動自在
に設けた補助金具により構成し、金具本体及び補助金具
の下端側に型鋼の磁着部を形成し、補助金具が対応する
型鋼に当接して停止しても、金具本体は続いて相対移動
して降下し、対応する型鋼に当接することによって、積
重体における上向き層の、同一レベルにない全ての型鋼
を同時に磁着搬送出来る様にして、上記課題を解決す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。1は積重状態の型鋼W、Wa…をば
らしたり、複数本の型鋼W、Wa…を積み重ねるばらし
・積重装置2における吊下げ移載部2aに装着するアタッ
チメント式のマグネット金具であり、型鋼W、Wa…の
長手方向に対し直交且つ水平方向に往復移動自在な移動
装置3の下方に昇降自在に配設した吊下部3aの下部にマ
グネット主体部4を配設すると共に、該マグネット主体
部4下部にマグネット金具1を着脱自在に装着してい
る。
【0009】マグネット金具1は、マグネット主体部4
に取り付ける金具本体1aと、該金具本体1aの両外側面の
少なくとも一方に上下動自在に設けた補助金具5により
構成し、金具本体1a及び補助金具5の下端側に型鋼W、
Wa…の磁着部6、6a…を形成している。
【0010】金具本体1aは、型鋼W、Wa…の長手方向
に対し直交方向に長い起立板状の一対の側体7、7aと、
該側体7、7aの上端部間に水平架設した、側体7、7aと
同一長さの連結板8と、該連結板8の下方に所定間隔毎
に配置すると共に側体7、7a間に架設した、連結板8に
対し直角な間隔保持板8a、8b…により構成している。
【0011】側体7、7aの夫々は、下辺部の両端側に切
欠9、9aを形成すると共に、該切欠9、9a間に同様の切
欠10、10a …を形成し、隣接する切欠9、9a、10、10a
…の中心間距離を同一とし、又両端側の切欠9、9aの夫
々は、開口側の両側部を90度拡開するテーパー状の接
触面11、11a とし、切欠9、9aにおける接触面11、11a
の奥側に退避空間12を形成すると共に、該退避空間12内
に接触面11、11a の延長交点が内在する様に、退避空間
12の深さを設定している。
【0012】又、残る中間側の切欠10、10a …の夫々
は、両端側の切欠9、9aと同様に接触面13、13a 及び退
避空間14を有するが、両端側の切欠9、9aより深く、且
つ開口幅を広く形成している。
【0013】15、15a は側体7、7aの上端部に外方突設
した取付板であり、該取付板15、15a の両端側に後述す
るマグネット主体部4へマグネット金具1を取り付ける
ための取付ボルト51、51a …の取付孔16、16a …を形成
し、該取付孔16、16a …は下方側が大径な段付孔として
いる。
【0014】又、補助金具5は、側体7、7aの夫々の外
側中間部に配置すると共に、両端部が側体7、7aの両端
側の切欠9、9aにかからない長さとし、即ち側体7、7a
における補助金具5の両端側の外側部位に切欠9、9aを
形成し、かかる補助金具5における両端側に上下方向に
長いスライド孔17、17a を貫設し、該スライド孔17、17
a を挿通して側体7、7aの外側面に取付けボルト18、18
a を螺入して、側体7、7aに補助金具5を上下動可能に
取付けている。
【0015】又、補助金具5の下辺部に、側体7、7aに
おける中間側の切欠10、10a …より開口幅が狭い、テー
パー状の接触面19、19a 及び退避空間20を有した切欠2
1、21a …を形成し、該切欠21、21a …の中心線を、側
体7、7aにおける切欠10、10a…の中心線に揃える様
に、側体7、7aに対し補助金具5を配置している。
【0016】そして、金具本体1a側の両端側の切欠9、
9a及び補助金具5側の切欠21、21a…を型鋼W、Wa…
の磁着部6、6a…としている。
【0017】尚、補助金具5の上端面両側部と、金具本
体1a側の各取付板15、15a 下面の間に圧縮スプリング2
2、22a を配置し、該圧縮スプリング22、22a の上下端
部は、補助金具5側及び各取付板15、15a 側に設けたバ
ネ座繰りに嵌合して、金具本体1aに対し補助金具5を下
方付勢している。
【0018】又、図1、2に示す3本用のマグネット金
具1は、側体7、7aに3個の切欠9、9a、10を、補助金
具5に1個の切欠21を夫々形成すると共に、各切欠9、
9aの中心に対し退避空間12の中心を内側に設定して、接
触面11、11a のうち外側の方を長く形成している。又、
図11、12に示す4本用のマグネット金具1は、側体
7、7aに4個の切欠9、9a、10、10a を、補助金具5に
2個の切欠21、21a を夫々形成すると共に、各切欠9、
9aの中心と退避空間12の中心を揃えて、両接触面11、11
a の長さを同一にしている。尚、側体7、7aの切欠9、
9a、10及び補助金具5の切欠21、21a は上記個数に限定
せず、要するに金具本体1a側の中間側の切欠10、10a …
及び補助金具5側の切欠21、21a …が同数であれば良
い。又、4本用のマグネット金具1は、各切欠9、9aの
中心と退避空間12の中心を揃えて形成しているが、3本
用のマグネット金具1の様に、各切欠9、9aの中心に対
し退避空間12の中心を内側に設定しても良い。
【0019】又、上記実施例にあっては、1個の補助金
具5を側体7、7aの外側に配置しているが、例えば、図
15に示す様に、複数個の補助金具23、23a …を側体
7、7aの夫々の外側に、該側体7、7aの幅方向に所定間
隔毎に配置してマグネット金具1を形成しても良く、か
かるマグネット金具1にあっては、補助金具23、23a …
の下端側に、上記切欠9、9aと同様に接触面24、24a 及
び退避空間25を有する切欠26、26a …を形成すると共
に、側体7、7aの夫々の下端側に、上記切欠26、26a …
より開口幅及び深さが大きい、接触面27、27a 及び退避
空間28を有する形成した切欠29、29a …を形成し、補助
金具23、23a …側の切欠26、26a …を磁着部30、30a …
としている。
【0020】又、各補助金具23、23a …における両端側
に上下方向に長いスライド孔44、44a を貫設し、該スラ
イド孔44、44a を挿通して側体7、7aの外側面に取付け
ボルト45、45a を螺入して、側体7、7aに補助金具23、
23a …を上下動自在に取付け、又各補助金具23、23a …
の上端面両側部と、金具本体1a側の各取付板15、15a下
面の間に圧縮スプリング46、46a を配置し、該圧縮スプ
リング46、46a の上下端部は、補助金具23、23a …側及
び各取付板15、15a 側に設けたバネ座繰りに嵌合して、
金具本体1aに対し補助金具23、23a …を下方付勢してい
る。
【0021】又、上記実施例のマグネット金具1は、山
形鋼W、Wa…専用で、補助金具5に切欠21、21a …
を、側体7、7aに切欠9、9a、10、10a …を夫々形成し
ているが、例えば溝型鋼、H型鋼、I型鋼等を磁着搬送
するためのマグネット金具(図示せず)にあっては、補
助金具5及び側体7、7aに切欠9、9a、10、10a …、2
1、21a …を形成せず、平坦面としたり、形状に合致し
た切欠を適宜形成する様にしている。
【0022】又、マグネット金具1を取り付けるマグネ
ット主体部4は、水平な矩形状の上板32と、該上板32の
下面両側部寄りに垂下固設した一対の側板31、31a と、
該側板31、31a の下端部間に設けた底板32a と、側板3
1、31a の両端側に設けた側面板33、33a により構成し
たケーシング34、及び該ケーシング34内に並列配置した
複数のマグネットコイル35、35a …により構成してい
る。
【0023】又、側板31、31a の夫々は、内側面の上下
方向に、マグネットコイル35、35a…両端部の嵌合溝3
6、36a …を形成すると共に、該嵌合溝36、36a …を側
板31、31a の幅方向に所定間隔毎に並設している。
【0024】そして、マグネットコイル35、35a …の端
部を嵌合溝36、36a …内に嵌め込むと共に、側板31、31
a を外側より貫通させたボルト37、37a …をマグネット
コイル35、35a …端面に螺入して、マグネットコイル3
5、35a …を側板31、31a に固定し、又上板32を貫通さ
せたボルト38、38a …を側板31、31a の上端面に螺入し
て、上板32を側板31、31a に固定している。
【0025】40、40a …は上板32の四隅部近辺にして上
板32の側板31、31a からの突出部位に形成した、後述す
る吊下ボルト50、50a …の挿通部であり、上板32におけ
る挿通部40、40a …の形成部位の裏面側に座板41、41a
…を一体固設すると共に、上板32及び座板41、41a …を
貫通する挿通孔42、42a …を形成し、該挿通孔42、42a
…内に、内径が吊下ボルト50、50a …の外径と略同径の
ブッシュ43、43a …を設けて挿通部40、40a …と成して
いる。
【0026】又、マグネットコイル35、35a …の詳細は
図示しないが、コイルを外装すると共に、該コイルに通
電すると磁力が発生するものとし、かかる磁力がマグネ
ット主体部4における側板31、31a を介してマグネット
金具1側に伝わる様にしている。
【0027】50、50a …は吊下げボルトであり、該吊下
ボルト50、50a …を挿通部40、40a…におけるブッシュ4
3、43a …内に下方より挿通すると共に、その上端部を
吊下部3aに固定して、吊下ボルト50、50a …に対しマグ
ネット主体部4が上下動可能な状態で吊下配置してい
る。
【0028】そして、マグネット金具1における取付孔
16、16a …内に下方より挿通した取付ボルト51、51a …
を、マグネット主体部4におけるケーシング34の側板3
1、31a 下端面に螺入して、マグネット主体部4にマグ
ネット金具1を着脱自在に装着している。
【0029】次に、複数本の型鋼W、Wa…を積み重ね
るばらし・積重装置2における反転移載部2bに装着する
マグネット金具60は、揺動自在なアーム62に取り付けた
マグネット主体部63上面に着脱自在に装着し、かかるマ
グネット金具60は、マグネット主体部63に取り付ける金
具本体64と、該金具本体64の両外側部の少なくとも一方
に設けた複数個の補助金具65、65a …により構成し、該
補助金具65、65a …の上端側に型鋼W、Wa…の磁着部
61、61a …を形成している。
【0030】金具本体64は、水平な一対の側体66、66a
と、該側体66、66a 間に架設して、該側体66、66a を一
体化する連結板67と、側体66、66a の外側面に固設した
規制板68、68a により構成し、側体66、66a は型鋼W、
Wa…の長手方向に対し直交方向に長い角棒形態として
いる。
【0031】規制板68、68a の夫々は、側体66、66a の
長さ方向に長い水平部位69と、該水平部位69の内側端縁
部より上方へ連続形成すると共に、水平部位69の長さ方
向へ所定間隔毎に設けた固定板70、70a …により構成
し、該固定板70、70a …を規制板68、68a の外側面の夫
々に固設し、固定板70、70a …間に補助金具65、65a …
を配置している。
【0032】補助金具65、65a …の夫々は、略横長矩形
状の厚板として上方2隅部に、45度のC面を形成して
接触面71、71a とし、各補助金具65、65a …における接
触面71、71a を磁着部61、61a …としている。
【0033】又、補助金具65、65a …の中央に上下方向
に長いスライド孔72を形成し、該スライド孔72に挿通し
た取付ボルト73を側体66、66a に螺入して各補助金具6
5、65a …を上下動可能に側体66、66a に取付けてい
る。
【0034】又、各補助金具65、65a …の上端面両側部
と、規制板68、68a の夫々における水平部位69下面の間
に圧縮スプリング76、76a を配置し、該圧縮スプリング
76、76a の上下端部は、補助金具65、65a …側及び規制
板68、68a の水平部位69側に設けたバネ座繰りに嵌合し
て、金具本体64に対し補助金具65、65a …を上方付勢し
ている。
【0035】尚、図面上、補助金具65、65a …は2個で
あるが、かかる個数に限定せず、積重体Rにおける下向
き層Y1、Y2…における型鋼W、Wa…の本数と同一
であれば良い。
【0036】又、マグネット金具60を取り付けるマグネ
ット主体部63は、対向配置した一対の側板80、80a と、
該側板80、80a の上下端部間に架設した、側板80、80a
と略同一長さの上板81及び底板82と、側板80、80a の両
端側に設けた側面板83、83aにより形成したケーシング8
4と、該ケーシング84内に並列配置した複数のマグネッ
トコイル85、85a …により構成している。
【0037】又、側板80、80a の夫々の内側面に、上下
方向に形成した嵌合溝86、86a …を、側板31、31a の幅
方向に所定間隔毎に並設している。
【0038】そして、マグネットコイル85、85a …の端
部を嵌合溝86、86a …内に嵌め込むと共に、側板80、80
a を外側より貫通させたボルト87、87a …をマグネット
コイル85、85a …端面に螺入して、マグネットコイル8
5、85a …を側板80、80a に固定している。
【0039】側板31、31a は、基端面中央に軸受片90、
90a を一体突設し、該軸受片90、90a の中央部に挿通孔
91、91a を貫設すると共に、該挿通孔91、91a 内にブッ
シュ92、92a を設けている。
【0040】又、反転移載部2bにおけるアーム62の先端
側中央に、マグネット主体部63側の軸受片90、90a 間に
配置する円筒状のジョイント体100 を一体形成すると共
に、該ジョイント体100 の挿通孔101 内に挿通した連結
軸102 の両端部を軸受片90、90a におけるブッシュ92、
92a 内に挿嵌している。
【0041】又、ジョイント体100 の上下部に連結板10
3 、103aを設け、該連結板103 、103aの両端側に取付け
ボルト105 、105a…の挿通孔104 、104a…を貫設すると
共に、該挿通孔104 、104a…に挿通した取付けボルト10
5 、105a…を、マグネット主体部63における側板80、80
a の基端面に螺入して、アーム62にマグネット主体部63
を取り付けている。
【0042】尚、取付けボルト105 、105a…における連
結板103 、103aと側板80、80a 間の部分にクッション材
106 、106a…を外嵌し、該クッション材106 、106a…は
取付状態において圧縮され、その両端面が連結板103 、
103a側及び側板80、80a 側に密着している。
【0043】そして、マグネット金具60における側体6
6、66a の端部側に貫設した上方側が大径な段付孔状の
挿通孔107 、107aに下方より挿通した取付ボルト108 、
108a…を、マグネット主体部63における側板80、80a の
上端面に螺入して、マグネット主体部63にマグネット金
具60を取り付けている。
【0044】尚、上記したマグネット金具1、60を装着
する吊下げ移載部2a及び反転移載部2bにおけるマグネッ
ト主体部4、63内のマグネットコイル35、35a …、85、
85a…の磁力は、対応する層の型鋼W、Wa…だけを磁
着する程度に設定する様にしている。
【0045】次に本発明に係るアタッチメント式マグネ
ット金具の作用について説明する。m層の上向き層X
1、X2…からなる上向き積重層Z1、Z2…と、下向
き層Y1、Y2…が夫々n層ある積重体Rをばらす方法
としては、先ず最初に、第n層目の下向き層Ynが、ば
らし・積重装置2における磁着レベルになる様に、ばら
し位置P1上の積重体Rを昇降させる。
【0046】次に、反転移載部2bにおけるアーム62が正
揺動して、マグネット金具60がばらし位置P1上方、即
ち積重体R上方に移動し、積重体Rの最上層の第n層目
の下向き層Ynを構成する山形鋼W、Wa…の、上方側
に露出した内側面の両端縁側に、磁着部61、61a …、即
ち各補助金具65、65a …の接触面71、71a が当接する。
【0047】そして、全ての補助金具65、65a …が、山
形鋼W、Wa…に当接し、アーム62が停止した後、マグ
ネット主体部63におけるマグネットコイル85、85a …に
通電し、磁力が発生し、マグネット主体部63側の側板8
0、80a を介してマグネット金具60側の側体66、66a
に、側体66、66a を介して補助金具65、65a …に磁力が
伝導して、側体66、66a に対し補助金具65、65a …が磁
着すると共に、第n層目の下向き層Ynにおける全ての
山形鋼W、Wa…が補助金具65、65a …及び側体66、66
a に磁着する。
【0048】そして、アーム62を180度逆揺動させ、
第n層目の下向き層Ynにおける全ての山形鋼W、Wa
…が同時に移送すると共に、180度反転して降ろし位
置P2に接地した後、マグネットコイル85、85a …への
通電を遮断して、下向き層Ynにおける全ての山形鋼
W、Wa…を、降ろし位置P2上に上向きにして移載す
る。
【0049】尚、上向き積重層Z2、Z3…の両側方の
2列の縦列は、最下層の上向き層X1における山形鋼
W、Wa…のうち、両側方の2本の外方部分の下方に隙
間Hが形成されていることにより、その直上の下向き層
Y2、Y3…を降ろすと、図29に示す様にズレ落ちた
り、図30に示す様に外側に傾く等の位置ズレを発生
し、又残る縦列を構成する山形鋼W、Wa…は、不安定
で位置ズレする可能性が高いが、かかる山形鋼W、Wa
…は位置ズレしないものと仮定して、これ以降説明す
る。
【0050】次に、第n層目の下向き層Ynの直下の、
n層目の上向き積重層Znの最上層の上向き層Xmが磁
着レベルになる様に、ばらし位置P1上の積重体Rを上
昇させる。
【0051】次に、積重体R上方で待機していた吊下げ
移載部2aにおける移動装置3の下方の吊下部3aが降下
し、各補助金具5における切欠21、21a …の夫々の接触
面19、19a の全体が、上向き層Xmにおける対応する山
形鋼W、Wa…のうち中間側のものに当接し、その前後
に金具本体1aにおける両端側の切欠9、9aの夫々の接触
面11、11a が、上向き層Xmにおける山形鋼W、Wa…
のうち両側方のものに当接し、補助金具5は対応する山
形鋼W、Wa…のうち中間側のものに当接し停止したま
ま金具本体1aだけが降下し、降下中の金具本体1aにより
位置ズレした山形鋼W、Wa…の姿勢を矯正して、切欠
9、9aの接触面11、11a の全体が、対応する山形鋼W、
Wa…に当接する、即ち磁着部6、6a…が全ての山形鋼
W、Wa…に密接して、吊下部3aの降下が停止する。
【0052】次に、マグネット主体部4におけるケーシ
ング34内のマグネットコイル35、35a …に通電し、磁力
を発生させ、かかる磁力が側板31、31a を介し側体7、
7aに、該側体7、7aを介して補助金具5に夫々伝導し
て、側体7、7aに対し補助金具5が磁着固定し、且つ上
向き層Xmの全ての山形鋼W、Wa…が補助金具5及び
側体7、7aに磁着する。
【0053】次に、吊下部3aを上昇させ、移動装置3に
より降ろし位置P2上方まで移送すると共に吊下部3aを
降下させて、上向き層Xmの全ての山形鋼W、Wa…を
降ろし位置P2に接地させた後、マグネットコイル35、
35a …への通電を遮断して、山形鋼W、Wa…を降ろし
位置P2上に移載する。
【0054】尚、吊下部3aは、移載後直ちに上昇すると
共に移動装置3により初期位置まで移動し、上向き層X
(mー1)が磁着レベルになる様に積重体Rを上昇させ
る。
【0055】上記工程を繰り返すことにより、上向き積
重層Znにおける上向き層X1、X2…を順次磁着搬送
して降ろし位置P2上に移載する。
【0056】以上の工程を交互に行うことにより、ばら
し位置P1上の積重体Rを順次ばらし、最後にn層目の
上向き積重層Znの最下層の上向き層X1における山形
鋼W、Wa…の両側方の2本が位置ズレせず、最初に補
助金具5が、次に金具本体1aが夫々対応する山形鋼W、
Wa…に順次当接して、山形鋼W、Wa…を磁着し、上
記と同様に降ろし位置P2上に移載する。
【0057】尚、各上向き積重層Z1、Z2…の上向き
層X2、X3…における山形鋼W、Wa…が位置ズレし
ても、各補助金具5における切欠21、21a …の夫々の接
触面19、19a に、上向き層X2、X3…における対応す
る山形鋼W、Wa…のうち中間側のものの一部が当接
し、圧縮スプリング22、22a により下方付勢されている
補助金具5により、対応する山形鋼W、Wa…の位置ズ
レを矯正し、両側方の山形鋼W、Wa…の位置ズレも上
記と同様に降下中の金具本体1aにより姿勢を矯正して、
切欠9、9a、21、21a …における接触面11、11a 、19、
19a のうち少なくとも一方に磁着して、同層の山形鋼
W、Wa…を同時に搬送可能にしている。
【0058】又、各上向き積重層Z1、Z2…の両側方
の積重状態の山形鋼W、Wa…は、各上向き積重層Z
1、Z2…直上の下向き層Y1、Y2…を降ろしてしま
うと、図29に示す様にズレ落ちたり、図30に示す様
に傾いたりする可能性が高いが、かかる状態になって
も、上記と同様に、磁着可能な姿勢に位置ズレを矯正す
る様にし、特に図1、2に示すマグネット金具1にあっ
ては、切欠9、9aを形成する接触面11、11a は外側方の
ものの方が長いため、位置ズレした両側方の山形鋼W、
Wa…が当接し易くなっている。
【0059】次に、山形鋼W、Wa…を積み重ねる方法
として、上記工程を逆に行い、積込み位置P3上に並列
状態にして平伏状態の山形鋼W、Wa…が移送さてくる
と、積込み位置P3の上方で待機していた移動装置3に
おける吊下部3aが降下し、補助金具5における切欠21、
21a …の夫々の接触面19、19a の全体が、対応する山形
鋼W、Wa…に当接して補助金具5が停止した後に、補
助金具5は停止したまま金具本体1aだけが降下して、金
具本体1aにおける両端側の切欠9、9aの夫々の接触面1
1、11a が、山形鋼W、Wa…のうち両側方のものに当
接して、吊下部3aの降下が停止する。
【0060】次に、マグネット主体部4におけるケーシ
ング34内のマグネットコイル35、35a …に通電し、磁力
を発生させ、かかる磁力が側板31、31a を介し側体7、
7aに、該側体7、7aを介して補助金具5に夫々伝導し
て、側体7、7aに対し補助金具5を磁着固定し、且つ全
ての山形鋼W、Wa…が側体7、7a及び補助金具5に磁
着する。
【0061】そして、吊下部3aを上昇させ、移動装置3
により積重位置P4上方まで移送すると共に、吊下部3a
を降下させて全ての山形鋼W、Wa…を積重位置P4に
接地させた後、マグネットコイル35、35a …への通電を
遮断して山形鋼W、Wa…を積重位置P4上に移載し
て、最下層の上向き積重層Z1における最下層の上向き
層X1とする。
【0062】尚、吊下部3aは、山形鋼W、Wa…移載後
直ちに上昇すると共に移動装置3により初期位置まで移
動し、又積重位置P4上の山形鋼W、Wa…が降下す
る。
【0063】上記工程を繰り返すことにより、積重位置
P4上に最下層の上向き積重層Z1を積重形成する。
【0064】次に、積重位置P4上の、上向き積重層Z
1を降下させた後、反転移載部2bにおけるアーム62を正
揺動させると、最初に、マグネット金具60における補助
金具65、65a …の接触面71、71a が、並列状態にして平
伏状態の、積込み位置P3上の山形鋼W、Wa…の裏面
に当接する。
【0065】そして、マグネット主体部63におけるマグ
ネットコイル85、85a …に通電し、磁力を発生させ、側
板80、80a を介して側体66、66a に、側体66、66a を介
して補助金具65、65a …に磁力が伝導して、側体66、66
a に対し補助金具65、65a …が磁着すると共に、全ての
山形鋼W、Wa…が補助金具65、65a …及び側体66、66
a に磁着する。
【0066】次に、アーム62を180度正揺動させて、
積重位置P4上の上向き積重層Z1の最上層の上向き層
Xmにおける隣接する山形鋼W、Wa…間上に山形鋼
W、Wa…を180度反転して移送した後、通電を遮断
して、全ての山形鋼W、Wa…を上向き積重層Z1上に
下向きにして移載して、最下層の下向き層Y1とする。
【0067】尚、アーム62は、山形鋼W、Wa…を移載
後直ちに180度逆揺動して、初期位置に復帰する。
【0068】以上の吊下げ移載部2a及び反転移載部2bに
よる移載工程を交互に行うことにより、上向き積重層Z
2、Z3…及び下向き層Y2、Y3…を順次重ねて積重
体Rとし、該積重体Rを次の結束工程へ搬出する。
【0069】又、図15に示す、複数個の補助金具23、
23a …を具備したマグネット金具1にあっては、上記と
同様に吊下げ移載部2aに装着して移載工程を行うが、補
助金具23、23a …の夫々が、対応する山形鋼W、Wa…
に当接した時点で個々に停止する様にしている。
【0070】
【発明の効果】要するに本発明は、積重状態の型鋼W、
Wa…をばらしたり、型鋼W、Wa…を積み重ねるばら
し・積重装置2の、型鋼W、Wa…の吊下げ移載部2aに
おける昇降自在な吊下部3aの下部にマグネット金具1を
装着したので、かかるマグネット金具1により型鋼W、
Wa…を磁着搬送することが出来、又マグネット金具1
を吊下部3aの下部に取り付ける金具本体1aと、該金具本
体1aの外側面に上下動自在に設けた1個又は複数個の補
助金具5、23、23a …により構成したので、補助金具
5、23、23a …が並列状態の型鋼W、Wa…に当接し
て、補助金具5、23、23a …が停止しても、金具本体1a
は降下自在であることから、補助金具5停止後であって
も、金具本体1aを型鋼W、Wa…に当接させることが出
来る。
【0071】又、金具本体1a及び補助金具5、23、23a
…の下端側に型鋼W、Wa…の磁着部6、6a…、30、30
a …を形成すると共に、該磁着部6、6a…、30、30a …
を型鋼W、Wa…の長手方向に対し直交方向に配列した
ので、補助金具5の磁着部6、6a…が並列状態の型鋼
W、Wa…に当接して、補助金具5が停止しても、金具
本体1aは降下自在であることから、補助金具5停止後で
あっても、金具本体1aにおける磁着部6、6a…が型鋼
W、Wa…に当接可能なため、型鋼W、Wa…が横一列
に同レベルで並列していなくても、補助金具5側と金具
本体1a側とで独立して対応する型鋼W、Wa…を磁着す
ることが出来る。
【0072】又、金具本体1aを、吊下部3aに対し着脱自
在と成したので、かかるマグネット金具1を型鋼W、W
a…の種類、寸法及び本数に基づき交換するだけで、型
鋼W、Wa…を確実に磁着搬送することが出来る。
【0073】又、金具本体1aの中間部に1個以上の切欠
10、10a …又は磁着部を形成すると共に、その両外側部
に夫々1個の磁着部9、9aを形成し、中間部の1個以上
の切欠10、10a …又は磁着部に対応する様に、補助金具
5を金具本体1aの外側面に配置したので、型鋼W、Wa
…のうち両側部側の2本が、中間側のものより低い位置
にあっても、かかる全ての型鋼W、Wa…を同時に金具
本体1a及び補助金具5の磁着部6、6a…に磁着させるこ
とが出来る。
【0074】又、型鋼W、Wa…は、6〜12mある長
尺物であって、型鋼W、Wa…自体に歪み、撓み等の微
小な変形があったり、積み方によっては同じ層を形成す
る型鋼W、Wa…が横一列に同レベルでない場合もある
が、複数個の補助金具23、23a …を金具本体1aの外側面
の幅方向に並設し、磁着部30、30a …を補助金具23、23
a …の下端側に形成したので、金具本体1aに対し各補助
金具23、23a …が独立していることから、各補助金具2
3、23a …が対応する型鋼W、Wa…に当接した時点で
夫々停止するため、全ての型鋼W、Wa…が同一レベル
になくても、かかる全ての型鋼W、Wa…を同時に補助
金具5の磁着部30、30a …に磁着させて搬送することが
出来る。
【0075】又、磁着部6、6a…、30、30a …を、開口
側に90度拡開した、型鋼W、Wa…とのテーパー面状
の接触面11、11a 、19、19a 、24、24a を形成した切欠
9、9a、21、21a …、26、26a …としたので、平伏且つ
並列状態の型鋼W、Wa…を金具本体1a及び補助金具
5、或いは補助金具23、23a …に確実に磁着させること
が出来る。
【0076】又、補助金具5、23、23a …の磁着部6、
6a…、30、30a …との対応部位の金具本体1a側の切欠1
0、10a …、29、29a …を、磁着部6、6a…、30、30a
…より広く且つ深く形成したので、金具本体1a下端面
と、補助金具5の下端面に差異がなくても、金具本体1a
の降下中での型鋼W、Wa…への当接を防止することが
出来、第1に請求項2のマグネット金具1にあっては、
積重体Rにおける各上向き層X1、X2…を構成する山
形鋼W、Wa…のうち中間側のものを補助金具5に確実
に磁着させることが出来、且つ降下状態の金具本体1aの
型鋼W、Wa…への当接を回避することが出来、而も両
側方の2本を金具本体1aに確実に磁着させることが出
来、よって金具本体1aの切欠21、21a …における接触面
19、19a が型鋼W、Wa…に当接するまで、補助金具5
が停止したまま金具本体1aを降下させることが出来る。
【0077】よって、特に山形鋼W、Wa…の積重体R
にあっては、各下向き層Y1、Y2…上の上向き積重層
Z2、Z3…における両側方の2列の縦列は、その上方
の下向き層Y2、Y3…を降ろしてしまうと、ズレ落ち
たり、傾く等の位置ズレが発生するが、上記マグネット
金具1によれば、上向き積重層Z2、Z3…における上
向き層X1、X2…の位置のズレた両側方2本を、マグ
ネット金具1の降下中に、金具本体1aにおける切欠21、
21a …内で矯正して磁着可能な姿勢に修正することが出
来、それとは無関係に補助金具5は、対応する山形鋼
W、Wa…に当接した時点で停止するため、上記積重体
Rを確実且つ自動的にばらすことが出来る。
【0078】又、上記した様に、傾いた状態の山形鋼
W、Wa…を磁着するために、マグネット金具1の降下
中に、金具本体1a側の両端側の切欠9、9a及び補助金具
5側の切欠21、21a …内で山形鋼W、Wa…の位置ズレ
が修正されるが、磁着部6、6a…、30、30a …である切
欠9、9a、21、21a …、26、26a …における接触面11、
11a 、19、19a 、24、24a の奥側に退避空間12、20、25
を形成すると共に、接触面11、11a 、19、19a 、24、24
a の延長交点を退避空間12、20、25に内在させたので、
かかる切欠9、9a、21、21a …、26、26a …内に収容さ
れた山形鋼W、Wa…に切欠9、9a、21、21a …、26、
26a …の接触面11、11a 、19、19a 、24、24a を確実に
当接させることが出来、而も切欠9、9a、21、21a …、
26、26a …が深くなるため、位置ズレ修正過程の山形鋼
W、Wa…をスムーズに動かすことが出来る。
【0079】又、補助金具5、23、23a …を、圧縮スプ
リング22、22a 、46、46a により下方付勢したので、補
助金具5、23、23a …が対応する型鋼W、Wa…に当接
し停止した後、金具本体1aの降下に伴い、補助金具5、
23、23a …を型鋼W、Wa…側へ押圧することが出来る
ため、補助金具5、23、23a …で磁着する型鋼W、Wa
…に位置ズレがあったとしても、磁着可能な姿勢に矯正
することが出来る。
【0080】又、積重状態の型鋼W、Wa…をばらした
り、型鋼W、Wa…を積み重ねるばらし・積重装置2
の、型鋼W、Wa…の反転移載部2bにおける揺動自在な
アーム62に着脱自在に装着するマグネット金具60であっ
て、アーム62に取り付ける金具本体64と、該金具本体64
の外側面に上下動自在に設けると共に、上端側を金具本
体64より突出させた複数個の補助金具65、65a …により
構成し、該補助金具65、65a …の上端側を型鋼W、Wa
…の磁着部61、61a …としたので、金具本体64に対し各
補助金具65、65a …が独立していることから、各補助金
具65、65a …が、対応する型鋼W、Wa…に当接した時
点で夫々停止するため、全ての型鋼W、Wa…に補助金
具65、65a …を確実に当接させることが出来、よって並
列状態の型鋼W、Wa…を同時に磁着搬送することが出
来る。
【0081】又、補助金具65、65a …を圧縮スプリング
76、76a により上方付勢したので、初期位置にあって
も、補助金具65、65a …の上端部が常に金具本体64より
突出状態に保持することが出来ため、全ての型鋼W、W
a…に補助金具65、65a …を確実に当接させることが出
来る。
【0082】又、特に山形鋼W、Wa…の場合、該山形
鋼W、Wa…の内面側に補助金具65、65a …が当接する
が、磁着部61、61a …を、補助金具65、65a …の上方2
隅部に形成した45度のC面状の接触面71、71a とした
ので、山形鋼W、Wa…の内面に接触面71、71a が確実
に接触するため、補助金具65、65a …に山形鋼W、Wa
…を確実に磁着させることが出来る等その実用的効果甚
だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊下げ移載用のマグネット金具の正面図であ
る。
【図2】補助金具が最上昇状態の図1のマグネット金具
の一部断面正面図である。
【図3】図1のAーA断面図である。
【図4】図1のマグネット金具における金具本体の正面
図である。
【図5】図1のマグネット金具における補助金具の正面
図である。
【図6】マグネット主体部にマグネット金具を装着した
状態を示す正面図である。
【図7】図6のA1ーA1断面図である。
【図8】マグネット主体部の平面図である。
【図9】図8のA2ーA2断面図である。
【図10】図8のBーB断面図である。
【図11】4本用のマグネット金具の正面図である。
【図12】補助金具が最上昇状態の図11のマグネット
金具の一部断面正面図である。
【図13】図11のマグネット金具における金具本体の
正面図である。
【図14】図11のマグネット金具における補助金具の
正面図である。
【図15】複数の補助金具を具備したマグネット金具の
正面図である。
【図16】反転移載用のマグネット金具の正面図であ
る。
【図17】図16のA3ーA3断面図である。
【図18】反転移載部の一部断面正面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】図18のA4ーA4断面図である。
【図21】図18のB1ーB1断面図である。
【図22】アームにおけるマグネット主体部との接合端
側の一部断面端面図である。
【図23】ばらし・積重装置の概略正面図である。
【図24】吊下げ移載部による積重工程における山形鋼
の磁着工程を示す正面図である。
【図25】吊下げ移載部による積重工程における山形鋼
の移載工程を示す正面図である。
【図26】反転移載部による積重工程における山形鋼の
磁着工程を示す正面図である。
【図27】反転移載部による積重工程における山形鋼の
移載工程を示す正面図である。
【図28】山形鋼の積重体の正面図である。
【図29】最上層の下向き層を降ろした状態の積重体の
正面図である。
【図30】図29の他の形態を示す正面図である。
【図31】図30の積重体における上向き層の磁着工程
を説明する段階図である。
【図32】吊下げ移載用のマグネット金具への山形鋼の
他の磁着形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 マグネット金具 1a 金具本体 2 ばらし・積重装置 2a 吊下げ移載部 2b 反転移載部 3a 吊下部 5 補助金具 9、9a 切欠 10、10a … 切欠 11、11a 接触面 12 退避空間 19、19a 接触面 20 退避空間 21、21a … 切欠 23、23a … 補助金具 24、24a … 接触面 25 退避空間 26、26a … 切欠 29 切欠 30、30a … 磁着部 60 マグネット金具 61、61a … 磁着部 62 アーム 64 金具本体 65、65a … 補助金具 71、71a 接触面 76、76a 圧縮スプリング W、Wa… 型鋼(山形鋼)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積重状態の型鋼をばらしたり、型鋼を積
    み重ねるばらし・積重装置の、型鋼の吊下げ移載部にお
    ける昇降自在な吊下部の下部に着脱自在に装着するマグ
    ネット金具であって、吊下部の下部に取り付ける金具本
    体と、該金具本体に上下動自在に設けた1個又は複数個
    の補助金具により構成し、金具本体及び補助金具の下端
    側に型鋼の磁着部を形成すると共に、該磁着部を型鋼の
    長手方向に対し直交方向に配列したことを特徴とする型
    鋼のばらし・積重装置用のアタッチメント式マグネット
    金具。
  2. 【請求項2】 金具本体を、吊下部に対し着脱自在と成
    したことを特徴とする請求項1の型鋼のばらし・積重装
    置用のアタッチメント式マグネット金具。
  3. 【請求項3】 金具本体の中間部に1個以上の切欠又は
    磁着部を形成すると共に、その両外側部に夫々1個の磁
    着部を形成し、中間部の1個以上の切欠又は磁着部に対
    応する様に、補助金具を金具本体の外側面に配置したこ
    とを特徴とする請求項1又は2の型鋼のばらし・積重装
    置用のアタッチメント式マグネット金具。
  4. 【請求項4】 複数個の補助金具を金具本体の外側面の
    幅方向に並設し、磁着部を補助金具の下端側に形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2の型鋼のばらし・積重
    装置用のアタッチメント式マグネット金具。
  5. 【請求項5】 磁着部を、開口側に90度拡開した、型
    鋼とのテーパー面状の接触面を形成した切欠としたこと
    を特徴とする請求項1、2、3又4の型鋼のばらし・積
    重装置用のアタッチメント式マグネット金具。
  6. 【請求項6】 補助金具の磁着部との対応部位の金具本
    体側の切欠を、磁着部より広く且つ深く形成したことを
    特徴とする請求項3、4又は5の型鋼のばらし・積重装
    置用のアタッチメント式マグネット金具。
  7. 【請求項7】 磁着部である切欠における接触面の奥側
    に退避空間を形成すると共に、接触面の延長交点を退避
    空間に内在させたことを特徴とする請求項5又は6の型
    鋼のばらし・積重装置用のアタッチメント式マグネット
    金具。
  8. 【請求項8】 補助金具を、圧縮スプリングにより下方
    付勢したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6又は7の型鋼のばらし・積重装置用のアタッチメント
    式マグネット金具。
  9. 【請求項9】 積重状態の型鋼をばらしたり、型鋼を積
    み重ねるばらし・積重装置の、型鋼の反転移載部におけ
    る揺動自在なアームに着脱自在に装着するマグネット金
    具であって、アームに取り付ける金具本体と、該金具本
    体の外側面に上下動自在に設けると共に、上端側を金具
    本体より突出させた複数の補助金具により構成し、該補
    助金具の上端側を型鋼の磁着部とし、又補助金具を圧縮
    スプリングにより上方付勢したことを特徴とする型鋼の
    ばらし・積重装置用のアタッチメント式マグネット金
    具。
  10. 【請求項10】 磁着部を、補助金具の上方2隅部を形
    成した、45度のC面状の接触面としたことを特徴とす
    る請求項9の型鋼のばらし・積重装置用のアタッチメン
    ト式マグネット金具。
JP9812997A 1997-03-31 1997-03-31 型鋼のばらし・積重装置用のアタッチメント式マグネット金具 Pending JPH10279260A (ja)

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