JPH10279085A - ばら物貯蔵設備の払出装置 - Google Patents

ばら物貯蔵設備の払出装置

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JPH10279085A
JPH10279085A JP9105225A JP10522597A JPH10279085A JP H10279085 A JPH10279085 A JP H10279085A JP 9105225 A JP9105225 A JP 9105225A JP 10522597 A JP10522597 A JP 10522597A JP H10279085 A JPH10279085 A JP H10279085A
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JP
Japan
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rail
wheel
roller
contact
storage tank
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Pending
Application number
JP9105225A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Iio
三樹男 飯尾
Yutaka Omori
豊 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
Original Assignee
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Mitsui Miike Machinery Co Ltd, Mitsui Miike Engineering Corp filed Critical Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Priority to JP9105225A priority Critical patent/JPH10279085A/ja
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後に長い貯槽の底に沿って払出機を走行さ
せながらそのホイールを回転させてばら物を排出するに
あたり、ホイールの回転反力を払出機走行用レールに受
けさせることによるレールの変形が払出機の走行に悪影
響を与えないようにする。 【解決手段】 払出機12の台車13の側方に装備した
受けローラ15のローラ部材26を少なくともレール1
1の高さと等しい長さとし、この一個のローラ部材26
をレール11の内側縁に上下に亘って接触させ、レール
11が変形しても接触状態を維持して接触不良による不
都合を生じさせないものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は底壁がホッパ状に傾
斜している貯槽と、その低所で貯槽長手方向へ走行して
貯槽されているばら物を排出する払出機とを具えている
ばら物貯蔵設備における払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内部が一個の貯蔵室または隔壁により前
後に分割された複数個の貯蔵室とされていて前後方向へ
長い形状の貯槽、或いは内部が一個の貯蔵室とされた貯
槽の複数個を前後方向へ互いに接近させて配置し全体と
して前後方向へ長い形態とした貯槽に貯蔵したばら物を
残さずに排出するため、貯槽の底壁をホッパ状に傾斜さ
せてその低所に前後方向即ち貯槽長手方向へ走行する払
出機を具えさせたばら物貯蔵設備は広く知られている。
【0003】即ち、貯槽の低所にその長手方向へ走行す
る払出機を具えることは、陸上の貯槽については実開平
6−63534号公報など、貨物船の貯槽については実
開平2−33196号公報などにも見受けられるよう
に、鉱石、石炭、石灰石、木材チップ、穀物、セメント
などの小塊、粒体、粉体からなるばら物を取扱うさまざ
まな分野で行われている技術である。
【0004】図4は前記の払出機を具えたばら物貯蔵設
備の概略を説明する図であって、ホッパ状の傾斜部52
aを有する底壁52の最も低い個所に形成されている平
坦部52bの中央に貯槽51の長手方向全長に亘ってス
リット状の排出口54を設けるとともに、その上方に山
形のカバー体55を設置し、台車58とホイール59と
を有する払出機57の台車58をカバー体55の内部に
位置させて往復走行させながらカバー体55の下端と平
坦部52bの上面との隙間から外側方へ突出したホイー
ル59を回転させ、貯槽51の内部である貯蔵室53に
収容されているばら物を最下層のものから順次掻き寄せ
て排出口54からその下方に設置されているベルト式の
コンベヤ62の上に落下させるものである。
【0005】ホイール59は中心のボスからうず巻上に
湾曲した羽根59aの多数本を円周方向等間隔で放射方
向へ且つ中心を挟んで反対方向へ延びる各二本の羽根5
9aをそれぞれ中心対称に突設し、バランスよく回転し
て均一な排出が行われる構成とするのが普通である。
【0006】前記の払出機57がばら物の排出を行って
いるとき、ホイール59はばら物の抵抗を受けながら回
転するのでその反力が台車58に働くこととなる。反力
はホイール59の回転中心を中心として台車58をホイ
ール59の回転とは反対の方向へ旋回させようとし、そ
のままでは台車58が脱輪してしまう。
【0007】その対策として、カバー体55の下端の内
向き突縁55aの上面に敷設したH形鋼からなるレール
56の車輪60が乗る頭部56aと内向き突縁55aに
固定される台部56bとの内側縁にそれぞれ接する二個
のローラ部材61a,61bを支軸61cの上下両端部
に回転自由に取付けてなる受けローラ61を台車58の
ホイール59前後両側に配備している。
【0008】この受けローラ61のローラ部材61a,
61bは頭部56a,台部56bの厚さよりも少し大き
い中心軸線方向長さとされ、台車58の旋回をレール5
6によって防止するとともに台車58を幅方向へずれる
ことなく直進させるように働く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、ホイー
ル59の回転反力をレール56に受けさせる受けローラ
61は貯槽51に1,500Kg/m3の密度で貯蔵さ
れている石灰石粉末を六本の羽根59aをもつ直径5,
000mmのホイール59を最大回転速度2.5r.
p.mで回転させながら最大速度4m/minで走行さ
せて排出する場合、起動時に3,100Kg,定常走行
時に1,500Kgの力をレール56に加えることが測
定されている。
【0010】このように大きな力が平板状の頭部56a
および台部56bの内部縁に作用することによって、こ
れらのいずれか一方の両側縁附近が変形したり、または
両方の内側縁附近が不均等に変形して一方または両方の
ローラ部材61a,61bとの接触不良を生じ払出機5
7が安定した姿勢で走行するのが困難になるばかりか、
変形が大きくなると台車58が変形分だけ傾き或いは旋
回してレール56に直接接触し走行に支障を来したり、
または走行不能になることがあった。
【0011】そこで、本発明は貯槽の底壁がホッパ状の
傾斜部およびその低所の平坦部からなり、平坦部の中央
に設けた貯槽長手方向へ延びる排出口の上方および下方
に払出機およびコンベヤをそれぞれ具えていて、払出機
のホイールを平坦部の上面に沿って回転させながら長手
方向へ走行させることにより貯槽内のばら物を排出口か
らコンベヤの上に落下させる構成であるばら物貯蔵設備
の払出装置について、払出機を走行させるレールに接触
不良を生じさせることなくホイールの回転反力を受けさ
せ、従って払出機を円滑に走行させてばら物を均一に排
出させることができるものとすることを課題として発明
されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、排出口の上方に設
置されているカバー体に敷設されて払出機の車輪を乗せ
るレールにホイールの回転反力を受けさせるため払出機
の台車両側に配備した受けローラを、少なくともレール
の高さと等しい長さとした一個の回転自由なローラ部材
を有していて、この一個のローラ部材がレールの内側縁
に上下に亘って接する構成としたものである。
【0013】これにより、H形鋼のように受けローラが
接する内側縁を上下二個所に有しているレールに対し
て、一個のローラ部材が上下の内側縁に接して反力を受
けさせることとなり、その結果上下の内側縁が同時に等
しい力を受けて同程度の変形を生じる。従って、受けロ
ーラはレールの内側縁に常に接触した状態を維持し、払
出機を円滑に走行させることができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、図2および図3を参照して
本発明の実施の形態を説明すると、前後方向へ長い貯槽
1は短辺側の両側壁から中心へ向かって低くなる傾斜部
2aとそれらの間の最も低い位置である平坦部2bとか
らなる底壁2を有している。平坦部2bの中央には前後
方向ほぼ全長に亘ってスリット状の排出口6が設けられ
ており、底壁2の上方の空間である貯蔵室3には排出口
6の上方に位置させてその全長に亘り上部が端面三角状
山形のカバー体4が設置されている。
【0015】カバー体4の下端の内向き突縁4aの上面
には走行用のレール11が敷設されている。このレール
11はI形鋼からなり、その一方の長尺平板状の部分は
後述する払出機12の車輪14が乗る頭部11aとして
働き、もう一方の長尺平板状の部分は内向き突縁4aに
固定される台部11bとして働いている。
【0016】払出機12は前後の両側に車輪14および
受けローラ15を有するとともに走行原動機、ホイール
原動機を搭載した台車13と、台車13の下方へ突出し
たホイール16とからなり、ホイール16は中心のボス
16aから円周方向等間隔で放射方向へ突設した多数の
羽根16bを具えている。これらの羽根16bは中心の
ボス16aを挟んで互いに反対方向へ延びる各二つが中
心対称となるように配置されており、うず巻状に湾曲し
ている。
【0017】前記のホイール16は平坦部2bの幅より
も僅かに小さい直径とされていて、平坦部2bの上面か
ら僅かに離れた個所で回転しながら貯蔵室3に貯蔵され
ているばら物をカバー体4と平坦部2bとの隙間から排
出口6へ向かって掻き寄せる。排出口6の下方にはベル
ト式のコンベヤ8がその全長に亘って設置されており、
排出口6に掻き寄せられたばら物はコンベヤ8の上に落
下して次の搬送手段または集荷場所へ送られる。
【0018】台車13は車輪14がレール11に乗って
往復走行することにより、貯槽1の全長に亘ってばら物
を少しずつ且つ均等に連続排出するものであり、このこ
とは従来のものと同じである。
【0019】ホイール16が回転しながら平坦部2bの
上面附近のばら物、即ち貯蔵室3に収容されているばら
物の最下層のものを掻き寄せているとき、各羽根16b
はばら物の抵抗を受けながら回転するので、その反力が
台車13に働くこととなる。
【0020】台車13の前後両側に装備されている受け
ローラ15はレール11の頭部11aおよび台部11b
の各内側縁に接しており、ホイール16の回転反力によ
って台車13がホイール16の回転中心を中心としてそ
の回転と反対の方向へ旋回するのを防止するとともに、
台車13を幅方向へずれることなく直進させる。
【0021】図2を参照して、受けローラ15は両端に
フランジ状の取付板21を固着した支軸22に、両端の
取付板21に隣接させて短管状のスペーサ23、ころが
り軸受24を順に嵌装するとともに、両端側の軸受24
の間に長管状のスペーサ25を嵌装し、厚肉円筒形のロ
ーラ部材26を両端部を軸受24に支持させて支軸22
に回転自由に嵌装した構成である。
【0022】ローラ部材26は外径が均一径でレール1
1の高さよりも少し長い長さに作られており、台車13
に突設したブラケット17に取付板21を重ねてこれら
をボルト27により互いに固結している。そして、受け
ローラ15はレール11の頭部11aおよび台部11b
のそれぞれの内側縁にローラ部材26が同時に接し、且
つこれらに反力を均等に受けさせるように設置されてい
る。
【0023】前記の構成とした受けローラ15がホイー
ル16の回転反力によってレール11に強い力で押付け
られたとき、ローラ部材26は頭部11aおよび台部1
1bの両方に反力を均等且つ同時に受けさせる。従って
これらの内側縁附近の変形は同時に且つ同じ大きさで発
生することとなる。
【0024】このため、レール11の変形にもかかわら
ず、払出機12は受けローラ15が常にレール11に接
触している状態で走行し、接触不良による姿勢の不安
定、台車13のレール11への直接接触などの不都合を
生じることなく円滑に走行するものである。
【0025】尚、レール11はH形鋼に限られるもので
なく、受けローラ15が接する内側縁がローラ部材26
と平行な平面上に位置しているものであればみぞ形鋼な
ど適宜のもので作ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、レールの内側縁に接して
ホイールの回転反力をレールに受けさせる受けローラを
少なくともレールの高さと等しい長さの一個のローラ部
材を有するものとした本発明によると、大きな反力によ
ってレールが変形しても接触不良を生じることなく払出
機を全走行区間に亘って円滑に走行させ、ばら物を均等
且つ連続して排出することができ、且つ保守、点検、修
理などの手間と労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面図。
【図2】図1の拡大縦断面部分図。
【図3】図1の形態の一部切除した平面部分図。
【図4】従来の払出装置の概略を説明する一部を拡大し
て示した縦断面図。
【符号の説明】
1貯槽, 2底壁, 2a傾斜部, 2b平坦部, 4
カバー体, 6排出口,8コンベヤ, 11レール,
12払出機, 13台車, 14車輪, 15受けロー
ラ, 16ホイール, 22支軸, 26ローラ部材,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯槽の底壁がホッパ状の傾斜部およびそ
    の低所の平坦部からなり、前記平坦部の中央に設けた貯
    槽長手方向へ延びる排出口の上方および下方に払出機お
    よびコンベヤをそれぞれ具えていて、前記払出機のホイ
    ールを前記平坦部の上面に沿って回転させながら長手方
    向へ走行させることにより、前記貯槽内のばら物を前記
    排出口から前記コンベヤの上に落下させる構成とされて
    いるばら物貯蔵設備の払出装置において;前記排出口の
    上方に設置されているカバー体に敷設され前記払出機の
    車輪を乗せるレールに前記ホイールの回転反力を受けさ
    せるため前記払出機の台車両側に配備した受けローラ
    が、少なくとも前記レールの高さと等しい長さとされた
    一個の回転自由なローラ部材を有しており、前記一個の
    ローラ部材が前記レールの内側縁に上下に亘って接する
    構成とされている;ことを特徴とする払出装置。
JP9105225A 1997-04-08 1997-04-08 ばら物貯蔵設備の払出装置 Pending JPH10279085A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9105225A JPH10279085A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 ばら物貯蔵設備の払出装置

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JP9105225A JPH10279085A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 ばら物貯蔵設備の払出装置

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JPH10279085A true JPH10279085A (ja) 1998-10-20

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ID=14401732

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9105225A Pending JPH10279085A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 ばら物貯蔵設備の払出装置

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JP (1) JPH10279085A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535604A (ja) * 2000-06-22 2003-12-02 メーメット クルト 自動馬訓練システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535604A (ja) * 2000-06-22 2003-12-02 メーメット クルト 自動馬訓練システム

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Effective date: 20070306

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Effective date: 20070807