JPH10278398A - インクリボンカセットのコア構造 - Google Patents

インクリボンカセットのコア構造

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JPH10278398A
JPH10278398A JP10403597A JP10403597A JPH10278398A JP H10278398 A JPH10278398 A JP H10278398A JP 10403597 A JP10403597 A JP 10403597A JP 10403597 A JP10403597 A JP 10403597A JP H10278398 A JPH10278398 A JP H10278398A
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JP
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cylindrical body
core
ink ribbon
peripheral surface
ribbon cassette
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JP10403597A
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Takuya Monjiyu
卓也 文殊
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インクリボンカセットをキャリッジから取り
外す際等にキャリッジ上の巻出軸や巻取軸の一部が折損
した場合に、折損部がその下方に設けられるバネの力で
飛び出す危険を未然に回避する。 【解決手段】 コア40が、インクリボンが巻回される
外筒体41と、外筒体41の内部に嵌合されて中心孔を
有する内筒体43とからなり、プリンタの巻取軸/巻出
軸の一部が折損または外れたときに内筒体43の中心孔
から飛び出そうとする折損部と係合するべく内筒体43
の内周面に設けられる被係合部材47と、内筒体43の
外周面および外筒体41の内周面にそれぞれ設けられる
摺動嵌合手段42,48と、内筒体43の中心孔から飛
び出そうとする折損部が被係合部材と係合した後に摺動
嵌合手段により外筒体に対して相対的軸方向移動する内
筒体の移動を制限して内筒体が外筒体から離脱すること
を防止するストッパ手段とを有す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタに装着され
て該プリンタ側の印字ヘッドとの共働により所定の記録
媒体に印字するために用いられるインクリボンカセット
に関し、より詳しくは、該インクリボンカセットの巻出
コアおよび巻取コアとして用いられるコア構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、カバーおよびケースよりなる
カセット本体内に一対の回転自在なコアが収納され、こ
れらコア間にインクリボンが巻回されて一方が巻出コ
ア、他方が巻取コアとされたインクリボンカセットの構
成が知られている。
【0003】そして、プリンタ装着時にプリンタの巻出
軸および巻取軸がインクリボンカセットの巻出コアおよ
び巻取コアの中心孔に嵌合され、該プリンタ巻出軸およ
び巻取軸の回転によりインクリボンが巻出コアから巻取
コアに向けて送出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にプリ
ンタの巻取軸は、キャリッジ上に突設された固定支持軸
に対して同軸的に且つ相対回転自在に、下端フランジを
有する外軸部材が取りつけられ、該外軸部材の上端に
は、装着されたインクリボンカセットの巻取コアの中心
孔に嵌合するボビンが設けられ、また、下端フランジ上
には、所要の回転伝達機構により巻取モータの回転が伝
達されるギアが固定支持軸に対して相対回転自在に取り
付けられ、ギアの回転をボビンとギアの間に設けられる
バネの付勢力でボビンに伝達するような構造とされてい
る。また、巻出軸もこれと同様の構造を有している。
【0005】このような構造の巻出軸および巻取軸が採
用されている場合、たとえばインクリボンカセットをキ
ャリッジから取り外す際に無理な力が加わると、ボビン
と外軸部材との間の接合部において、あるいは軸の途中
で折れたり外れたりすることがある。軸が折れてしまう
と、前記バネの付勢力によってボビンがインクリボンカ
セットの巻出/巻取コアの中心孔から飛び出してしま
い、使用者にとってきわめて危険である。
【0006】この問題を解決するための手段として、装
着されたインクリボンカセットの巻出コアおよび巻取コ
アの中心孔を表面側から塞ぐカバーやシールを取り付け
て前記軸の折損部の飛び出しを防止することも考えられ
るが、該カバーやシールを固定的に取り付ける場合には
インクリボンカセットを反転させてプリンタに装着させ
ることが不可能となるため、両面印字可能なインクリボ
ンカセットを提供することができなくなる。
【0007】また、取り外し可能な部材を用いた場合に
は、該部材の取り外しや取り付けの手間がかかり面倒で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の従来技
術における問題点を解決し、特に、インクリボンカセッ
トをキャリッジから取り外す際や印字中に折損または外
れた巻出軸または巻取軸の一部がバネの力で飛び出すこ
とを防止することを目的とする。
【0009】また、本発明は、上記飛び出し防止機能を
備えた両面印字可能なインクリボンカセットのコア構造
を提供することを目的とする。
【0010】すなわち、本発明は、カセット本体内に一
対の回転自在なコアが収納され、これらコア間にインク
リボンが巻回されて一方が巻出コア、他方が巻取コアと
され、プリンタ装着時にこれら巻出コアおよび巻取コア
の中心孔に嵌合される該プリンタの巻出軸および巻取軸
の回転によりインクリボンが巻出コアから巻取コアに向
けて送出されるよう構成されてなるインクリボンカセッ
トにおいて、前記コアが、インクリボンが巻回される外
筒体と、該外筒体の内部に嵌合されて前記中心孔を有す
る内筒体とからなり、プリンタの巻取軸/巻出軸の一部
が折損または外れたときに内筒体の中心孔から飛び出そ
うとする該折損部と係合するべく内筒体の内周面に設け
られる被係合部材と、内筒体を外筒体との相対的軸方向
移動を許容しつつ外筒体内に嵌合するべく内筒体の外周
面および外筒体の内周面にそれぞれ設けられる摺動嵌合
手段と、内筒体の中心孔から飛び出そうとする折損部が
被係合部材と係合した後に摺動嵌合手段により外筒体に
対して相対的軸方向移動する内筒体の移動を制限して内
筒体が外筒体から離脱することを防止するストッパ手段
と、を有してなることを特徴とするインクリボンカセッ
トのコア構造である。
【0011】前記被係合部材は、内筒体の内周面に形成
されるリング状突起とすることができる。
【0012】また、内筒体の内周面に、略軸方向に沿っ
て間隔をおいて延長する一対の側面係合部と、これら一
対の側面係合部の一端を実質的に閉塞する先端係合部と
からなる凹部が複数設けられてなり、該凹部にプリンタ
の巻取軸/巻出軸の外周面に設けられる係合爪を嵌合す
るものにおいて、該先端係合部が前記被係合部材をなす
ものとすることができる。
【0013】あるいはまた、内筒体の内周面に、略軸方
向に沿って延長する側面係合部と、隣接する2つの該側
面係合部の一端同士を交互に異なる側において実質的に
連続させる先端係合部とからなる略波状に実質的に連続
した凸条が設けられ、隣接する2つの側面係合部とこれ
ら側面係合部の一端側に設けられる先端係合部とにより
形成される凹部の開放端側の一方向のみから前記係合爪
を挿入嵌合可能であり、前記凹部が交互に異なる方向に
開放端を有するものにおいて、該先端係合部が前記被係
合部材をなすものとすることができる。
【0014】前記摺動嵌合手段は、外筒体の内周面と内
筒体の外周面のいずれか一方に間隔をおいて設けられて
軸方向に延長するスリットと、これらの他方に設けられ
て該スリットに嵌合される突起とから構成され得る。
【0015】このスリットを、軸方向の一端において開
口すると共に他端において閉塞されるものとして形成
し、該閉塞端が前記ストッパ手段をなすものとすること
ができる。該スリットは、交互に異なる方向に前記スト
ッパ手段をなす閉塞端を有することが好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】図3に本発明によるストッパー兼
用飛び出し防止部材が装着されるインクリボンカセット
10の構成例が示されている。このインクリボンカセッ
ト10は図示の状態から裏返して装着することが可能と
されている両面印字タイプのものであり、したがって図
において左右対称に構成されている。また、図1はケー
スおよびカバーを接合してなるカセット本体からカバー
を取り除いた状態としてインクリボンカセット10を示
す上面図である。
【0017】ケース11内にはインクリボン12が巻回
された一対のコア20,30が収容されており、図示の
状態においてはコア20が巻出コア、コア30が巻取コ
アとされている。インクリボン12は巻出コア20から
ガイドローラ21,22,23および24によって案内
され、さらに、ケース10の前端中央部に形成される凹
部13の両側に突出して形成される略三角形状の突出部
25,35の一方25の先端部に案内された後、凹部1
3に向けてカセット外部に導出される。他方の突出部3
5の先端部に案内されて再度カセット内部に導入された
インクリボン12は、ガイドローラ34,33,32お
よび31に案内され、巻取コア30に巻き取られる。
【0018】インクリボンカセット10が熱転写プリン
タのキャリッジに装填された状態において、該キャリッ
ジ上の一対の回転軸が巻出コア20および巻取コア30
に嵌入され、該回転軸外周側に突設されている係合爪が
これらコアの中心孔に臨んで内周側に適当間隔をおいて
突出形成されている凸条26,36(図1,図2)と係
合する。そして、巻取コア30に嵌入係合された回転軸
(巻取軸)が適当な駆動源により回転駆動されることに
より、インクリボン12が前述のパスラインを通って巻
出コア20から巻取コア30に向けて送出され、これに
伴って巻出コア20も巻取コア30の回転駆動方向と同
方向に従動回転する。また、キャリッジと共にプラテン
に沿って往復移動可能に設けられるサーマルヘッドは、
インクリボンカセット10の前端中央部に形成された凹
部13に挿入され、印字時には図において上方に移動し
てインクリボンカセット10の外部に導出されている部
分のインクリボン12を引き上げ、インクリボン12の
走行に同期して搬送される所定の記録媒体に対して所定
の印字を行うものである。
【0019】かかるプリンタ側の構成および熱転写方式
による印字メカニズムは公知であるので、図示省略して
以上の簡単な説明に止める。
【0020】本発明は、図3に示されるようなインクリ
ボンカセットにおいて巻出コア20および巻取コア30
として用いられるコア(40)の構造に関し、その一実
施例について図2および図3を参照して説明する。
【0021】このコア40は、共に合成樹脂等の任意材
質より中空の筒状体である外筒体41と内筒体43とか
ら形成され、内筒体43を外筒体41に嵌合収容した状
態で用いられる。
【0022】外筒体41は、その外周面にインクリボン
12が巻回されるものであって、その内周面には任意間
隔(図示の実施例では90度間隔)に軸方向に延長する
スリット42が設けられる。スリット42は、外筒体4
1の内周面の一端から他端に向けて中途まで延長する第
1のスリット42aと、外筒体41の内周面の該他端か
ら該一端に向けて中途まで反対方向に延長する第2のス
リット42bとが交互に設けられてなる。
【0023】内筒体43は、その中心孔44に臨む内周
面に任意間隔で軸方向に延長する凸条45が形成され、
インクリボンカセット10装着時にこれら凸条45間の
凹溝46内にプリンタの巻取/巻出軸の係合爪が嵌合さ
れるものである。この凸条45の配置および構成自体は
公知である。
【0024】また、内筒体43の内周面の軸方向中央に
はリング状突起47が環設されている。
【0025】さらに、内筒体43の外周面の軸方向中央
には、外筒体41の外周面に設けられるスリット42と
同一間隔(図示の実施例では90度間隔)で突起48が
設けられる。そして、前述のように開口端を異なる方向
に有する第1および第2のスリット42a,42bのそ
れぞれの略中央位置に突起48が嵌合された状態とし
て、外筒体41内に内筒体43が組み込まれてコア40
とされる。この組み込みの作業は、たとえばコア材料の
弾性を利用して内筒体43を外筒体41内にプレスフィ
ットすることにより行われる。
【0026】なお、図2において左右に示される一対の
突起48は紙面上方に開口するスリット42aまたは4
2bに嵌合されており、上下に示される一対の突起48
は紙面上方に閉塞端を有する他方のスリット42bまた
は42aに嵌合されているためその大半が該閉塞端に隠
蔽されて示されている。
【0027】いま、インクリボンカセット10が装着さ
れてコア40が巻出コア20および巻取コア30として
用いられてそれらの中心孔44にキャリッジ上の巻出軸
および巻取軸が挿入されている。この状態でインクリボ
ンカセット10の取り外しの際や印字時等にキャリッジ
上の巻出軸/巻取軸が折損あるいは外れた場合、上方に
飛び出そうとする該折損部は中心孔44に臨んで内筒体
43の内周面中央部に形成されているリング状突起47
にぶつかり、内筒体43を外筒体41から離脱させよう
とする力が働く。しかしながら、前述のように、コア4
0においては内筒体43の突起48が外筒体41のスリ
ット42に嵌合されており、しかもスリット42は異な
る方向に開口する第1および第2のスリット42a,4
2bに交互に嵌合されているため、突起48が第1およ
び第2のスリット42a,42bのいずれかの閉塞端に
係止されてそれ以上の相対移動が規制されるため、内筒
体43は外筒体41から完全に離脱することがなく、し
たがって折損部の飛び出しが防止される。
【0028】また、スリット42として異なる方向に開
口端を有するスリット42a,42bを組み合わせて用
いることにより、インクリボンカセット10の装着状態
において表面側に閉塞端を有するいずれか一方のスリッ
トが有効に機能して折損部の飛び出しを防止するため、
両面印字可能なインクリボンカセット10が得られる。
【0029】以上において本発明の一実施例について説
明したが、本発明はこれに限定されることなく特許請求
の範囲の記載の範囲内において様々な変形態様を取り得
る。たとえば、上記実施例では、コア中心孔44から飛
び出そうとする折損部が内筒体43の内周面に形成され
たリング状突起47にぶつかって内筒体43を一緒に飛
び出し方向に移動させるように構成されているが、該折
損部が衝突する被係合部材はリング状突起47に限定さ
れず、内筒体43の内周面に任意間隔を配して設けられ
る突起としてもよく、あるいはその他任意の形状および
構成の被係合部材を内筒体43の内周面の任意箇所に設
けることができる。
【0030】かかる被係合部材の他の一例が図4に示さ
れており、内筒体43の中心孔44に臨む内周面には略
波状に連続する凸条49が形成されている。この波状に
連続する凸条49は、図示されないキャリッジ上の巻取
軸/巻出軸の外周面に設けられる係合爪の幅寸法に対応
した間隔をおいて略軸方向に沿って延長する側面係合部
49aと、隣接する2つの該側面係合部の一端同士を交
互に異なる側において実質的に連続させる先端係合部4
9bとからなる。
【0031】すなわち、隣接する2つの側面係合部49
a,49aとこれら側面係合部の一端を実質的に連続さ
せるように設けられる先端係合部49bとにより、先端
係合部49bを反対側に有する凹部50,51が交互に
形成される。換言すれば、凹部50は図4の右側が先端
係合部49bにより閉塞されていて反対側(左側)が開
放されており、逆に、凹部51は図1の左側が先端係合
部49bにより閉塞されていて反対側(右側)が開放さ
れている。そして、これら凹部50,51は図示されな
いキャリッジ上の巻取軸/巻出軸の外周の係合爪を嵌合
収容するが、凹部50には左側の開放端から係合爪を挿
入可能であり、凹部51には右側の開放端から係合爪を
挿入可能である。
【0032】以上の説明から理解されるように、図4の
内筒体43を用いたコアを該内筒体43の図示左側をイ
ンクリボンカセット10の裏面側として該インクリボン
カセット10をキャリッジに装着する場合には、その装
着側に開放端を有する凹部50にキャリッジ上の回転軸
の係合爪が挿入嵌合される。反対に、図4の内筒体43
の図示右側をインクリボンカセット10の裏面側として
該インクリボンカセット10をキャリッジに装着する場
合には、その装着側に開放端を有する凹部51に係合爪
が挿入嵌合される。このようにしてインクリボンカセッ
ト10を反転させた状態でプリンタに装着することがで
きるため、両面印字可能なインクリボンカセット10が
得られる。
【0033】また、いずれの凹部50,51にキャリッ
ジ上の巻取軸/巻出軸の係合爪が嵌合される場合であっ
ても、何らかの原因で折損した巻取軸/巻出軸の折損部
が飛び出そうとするときにその先端が嵌合されている凹
部50または51の先端係合部49bとぶつかり、内筒
体43を外筒体41に対して該折損部の飛び出し方向に
移動させる。この相対移動は、しかしながらに前述した
ように、内筒体43外周面の突起48が外筒体41内周
面の第1および第2のスリット42a,42bのいずれ
かの閉塞端に係止されてそれ以上の相対移動が規制され
るため、内筒体43は外筒体41から完全に離脱するこ
とがなく、したがって折損部の飛び出しが防止される。
【0034】また、内筒体43を外筒体41との相対的
軸方向移動を許容しつつ外筒体41内に嵌合するための
手段として、上記実施例では、外筒体41の内周面に設
けられた閉塞端を交互に異なる方向に有するスリット4
2a,42bと、内筒体43の外側面に設けられた突起
48とを用い、突起48をスリット42a,42bに嵌
合するものとしたが、反対に、内筒体41の外周面にス
リットを設けると共に外筒体43の内周面に該スリット
に嵌合される突起を設けてもよい。また、インクリボン
カセット10を一方の面でのみ装着して印字を行うよう
にする場合には、装着時に折損部が上方に飛び出すこと
を防止する一方向にスリットの閉塞端を設ければよい。
【0035】
【発明の効果】本発明のインクリボンカセットのコア構
造によれば、インクリボンカセットをキャリッジから取
り外す際や印字中にキャリッジ上の巻出軸または巻取軸
の一部が折損した場合であっても、該折損部がインクリ
ボンカセットの巻出コアや巻取コアからバネの力で飛び
出すことを防止することができるため、安全性が確保さ
れる。
【0036】また、本発明はコア自体の構造により該折
損部の飛び出し防止を実現するものであり、インクリボ
ンカセットに特別な付加的部材を設ける必要がなく、し
かも両面印字可能なインクリボンカセットを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクリボンカセット
のコア構造を示す分解図であり、内筒体についてはその
縦断面を、外筒体については一部破断して示す図であ
る。
【図2】内筒体が外筒体内に組み込まれた状態のコアを
示す横断面図である。
【図3】図1のコアを含むインクリボンカセットの全体
構成の一例をカバーを除いた状態として示す上面図であ
る。
【図4】本発明のコア構造における内筒体についての他
の実施例を示す一部破断図である。
【符号の説明】
10 インクリボンカセット 11 ケース 12 インクリボン 13 凹部 20 巻出コア 21〜24 ガイドローラ(22 静止ローラ) 30 巻取コア 31〜34 ガイドローラ(32 駆動ローラ) 40 コア(巻取コア/巻出コア) 41 外筒体 42 スリット 42a,42b 第1および第2のスリット 43 内筒体 44 中心孔 45 凸条 46 凹溝 47 リング状突起 48 突起 49 凸条 49a 凸条の側面係合部 49b 凸条の先端係合部 50,51 凹部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット本体内に一対の回転自在なコアが
    収納され、これらコア間にインクリボンが巻回されて一
    方が巻出コア、他方が巻取コアとされ、プリンタ装着時
    にこれら巻出コアおよび巻取コアの中心孔に嵌合される
    該プリンタの巻出軸および巻取軸の回転によりインクリ
    ボンが巻出コアから巻取コアに向けて送出されるよう構
    成されてなるインクリボンカセットにおいて、前記コア
    が、インクリボンが巻回される外筒体と、該外筒体の内
    部に嵌合されて前記中心孔を有する内筒体とからなり、
    プリンタの巻取軸/巻出軸の一部が折損または外れたと
    きに内筒体の中心孔から飛び出そうとする該折損部と係
    合するべく内筒体の内周面に設けられる被係合部材と、
    内筒体を外筒体との相対的軸方向移動を許容しつつ外筒
    体内に嵌合するべく内筒体の外周面および外筒体の内周
    面にそれぞれ設けられる摺動嵌合手段と、内筒体の中心
    孔から飛び出そうとする折損部が被係合部材と係合した
    後に摺動嵌合手段により外筒体に対して相対的軸方向移
    動する内筒体の移動を制限して内筒体が外筒体から離脱
    することを防止するストッパ手段と、を有してなること
    を特徴とするインクリボンカセットのコア構造。
  2. 【請求項2】前記被係合部材が、内筒体の内周面に形成
    されるリング状突起であることを特徴とする請求項1の
    インクリボンカセットのコア構造。
  3. 【請求項3】内筒体の内周面に、略軸方向に沿って間隔
    をおいて延長する一対の側面係合部と、これら一対の側
    面係合部の一端を実質的に閉塞する先端係合部とからな
    る凹部が複数設けられてなり、該凹部にプリンタの巻取
    軸/巻出軸の外周面に設けられる係合爪を嵌合するもの
    において、該先端係合部が前記被係合部材をなすことを
    特徴とする請求項1のインクリボンカセットのコア構
    造。
  4. 【請求項4】内筒体の内周面に、略軸方向に沿って延長
    する側面係合部と、隣接する2つの該側面係合部の一端
    同士を交互に異なる側において実質的に連続させる先端
    係合部とからなる略波状に実質的に連続した凸条が設け
    られ、隣接する2つの側面係合部とこれら側面係合部の
    一端側に設けられる先端係合部とにより形成される凹部
    の開放端側の一方向のみから前記係合爪を挿入嵌合可能
    であり、前記凹部が交互に異なる方向に開放端を有する
    ものにおいて、該先端係合部が前記被係合部材をなすこ
    とを特徴とする請求項1のインクリボンカセットのコア
    構造。
  5. 【請求項5】前記摺動嵌合手段が、外筒体の内周面と内
    筒体の外周面のいずれか一方に間隔をおいて設けられて
    軸方向に延長するスリットと、これらの他方に設けられ
    て該スリットに嵌合される突起とからなることを特徴と
    する請求項1のインクリボンカセットのコア構造。
  6. 【請求項6】前記スリットが軸方向の一端において開口
    すると共に他端において閉塞されており、該閉塞端が前
    記ストッパ手段をなすことを特徴とする請求項1のイン
    クリボンカセットのコア構造。
  7. 【請求項7】前記スリットが交互に異なる方向に前記ス
    トッパ手段をなす閉塞端を有することを特徴とする請求
    項6のインクリボンカセットのコア構造。
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