JPH10278217A - 印刷版とその製造方法及びその印刷版を用いた印刷装置 - Google Patents

印刷版とその製造方法及びその印刷版を用いた印刷装置

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JPH10278217A
JPH10278217A JP9106750A JP10675097A JPH10278217A JP H10278217 A JPH10278217 A JP H10278217A JP 9106750 A JP9106750 A JP 9106750A JP 10675097 A JP10675097 A JP 10675097A JP H10278217 A JPH10278217 A JP H10278217A
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printing plate
plate
printing
ink
holes
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JP9106750A
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Minoru Suzuki
実 鈴木
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再利用することが可能な印刷版とその製造方
法を提供すること。 【解決手段】 インクを透過させない大きさの貫通孔を
有し且つ形状記憶樹脂により構成された版材を用い、該
版材を所望の印刷パターンに応じて選択的に加熱するこ
とにより、加熱部分をゴム状態にする。そして、版材の
一方の面に流体圧を加え、ゴム状態となった部分に含ま
れる貫通孔を押し広げながら冷却することによって、所
望の印刷パターンに応じた貫通孔を持つ孔版(印刷版)
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷や凸版
(あるいは凹版)印刷で使用される孔版、凸版及び凹版
等の印刷版とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷や凸版(あるいは凹版)印刷で
使用される印刷版は、板状部材あるいはフィルム部材で
ある版材に、所望の印刷パターンに応じて貫通孔や凸部
(あるいは凹部)を形成することにより製造されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに製造された版の場合、一旦形成した貫通孔、凸部あ
るいは凹部が消去することができないことから、使用済
みの版を再利用することができない。従ってコストがか
さむ上、廃棄物が増えるという問題点がある。
【0004】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、再利用することが可能な版、及びその製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の印刷版の製造方法は、形状記憶樹脂により
構成され且つインクを透過させない大きさの貫通孔を複
数有する版材を用い、該版材を所望の印刷パターンに応
じて選択的に加熱して加熱部分をゴム状態にし、版材の
一方の面に流体圧を加えることにより、ゴム状態となっ
た部分を変形させ、当該部分に含まれる貫通孔をインク
の透過が可能な大きさに広げながら冷却することによっ
て、(その形状固定性により)インクを透過させる貫通
孔が所望の印刷パターンに応じて配置された印刷版(孔
版)を製造すること、を特徴とするものである。
【0006】つまり、版材の選択的に加熱された部分
は、流体圧により貫通孔を広げられた状態で冷却され、
この部分がインクを透過させるインク透過孔となる。一
方、版材の選択的に加熱された部分以外はガラス状態の
ままなので、流体圧を加えられても貫通孔が広がらず、
この部分がインクを透過させないインク非透過孔とな
る。かくして、インク透過孔及びインク非透過孔とが所
望の印刷パターンに応じて形成された印刷版(孔版)が
形成される。
【0007】このようにして形成された印刷版(孔版)
は、使用後、容易に再生することができる。即ち、印刷
版に付着したインクを洗浄・除去した後、加熱すると、
印刷版は全体がゴム状態となる。ここで流体圧を加えな
ければ、インクを透過させる大きさに広げられていた貫
通孔は、その形状固定性により、元の状態、即ちインク
を透過しない大きさに戻る。かくして、使用済みの印刷
版を元の版材に戻すことができる。この版材を、再び印
刷パターンに応じて加熱し、流体圧を加えることによっ
て、新しい印刷版とすることができる。かくして、使用
済みの印刷版の再利用が可能になる。
【0008】なお、版材の貫通孔は穿孔によって形成す
ることができる。あるいは、版材を多孔性樹脂で形成
し、多孔性樹脂の開気孔を版材の貫通孔として利用して
も良い。また、加熱をサーマルヘッド又は走査型レーザ
ーによって行えば、簡単且つ正確に印刷パターンに応じ
た加熱を行うことが可能になる。
【0009】また、本発明にかかる印刷装置は、印刷版
を外周に保持する保持ローラと、該保持ローラに設けら
れ印刷版に内側からインクを供給するインク供給手段
と、印刷版との間で記録紙を挟み込み、印刷版を透過し
たインクを記録紙に転写する転写手段と、を備えて構成
することができる。なお、上記の保持ローラは多孔質体
で構成されており、該多孔質体にインクが含浸されてい
る。また、上記の転写手段は、保持ローラと平行に対向
配置されたプラテンローラである。
【0010】また、本発明の印刷版の製造方法は、形状
記憶樹脂により構成された版材を、所望の印刷パターン
に応じて選択的に加熱することにより加熱部分をゴム状
態にし、版材の一方の面に流体圧を加えて、該ゴム状態
となった部分を変形させながら冷却することによって、
所望の印刷パターンに応じた凹凸を持つ印刷版(凸版又
は凹版)を製造すること、を特徴とするものである。
【0011】このようにして形成された印刷版(凸版又
は凹版)は、使用後、容易に再生することができる。即
ち、印刷版に付着したインクを洗浄・除去した後、加熱
すると、印刷版は全体がゴム状態となる。ここで流体圧
を加えなければ、版材に形成されていた凹凸は平坦な状
態に戻る。即ち、使用済みの印刷版を元の版材に戻すこ
とができる。この版材を、再び印刷パターンに応じて加
熱し、流体圧を加えることによって、別の印刷パターン
に対応した印刷版とすることができる。かくして、使用
済みの印刷版の再利用が可能になる。
【0012】また、本発明にかかる印刷装置は、印刷版
を巻き付けるための版胴ローラと、印刷版にインクを供
給するインク供給手段と、印刷版との間で記録紙を挟み
込み、印刷版を透過したインクを記録紙に転写する転写
手段と、を備えて構成することができる。印刷版として
孔版を用いた場合、インク供給手段を版胴ローラの内部
に組み込み、印刷版の内側からインクを供給するよう構
成することができる。また、印刷版として凹版又は凸版
を用いた場合、インク供給手段は、版胴ローラの外側か
ら印刷版の版面にインクを供給するよう構成することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て説明する。第1の実施形態は、所望の印刷パターンに
応じて貫通孔が形成された孔版を作成するものである。
図1は、孔版(印刷版)の母材である版材20を示す側
断面図である。版材20は、形状記憶樹脂で構成された
フィルムであり、版材20の表裏を貫通する貫通孔25
が、その全面に亘って無数に形成されている。なお、貫
通孔25の大きさは印刷に用いられるインクを透過させ
ない大きさに設定されている。
【0014】図2に、版材20を構成する形状記憶樹脂
の温度と弾性係数の関係の一例を示す。図2に示すよう
に、形状記憶樹脂は、ガラス転移温度Tg以下ではガラ
ス状態(領域a)を呈し、Tg以上ではゴム状態(領域
b)を呈するものである。このような形状記憶樹脂の具
体例としては、ポリノルボルネン、トランス−1,4−
ポリイソプレン、ポリウレタン等からなる樹脂がある。
本実施形態は、このような弾性係数の変化及び形状記憶
樹脂の形状固定性、形状回復性を利用したものである。
【0015】図3(a)〜(c)に、第1の実施形態の
孔版2の製造方法を示す。図3(a)に示すように、版
材20をサーマルヘッドHにより所望の印刷パターンに
よって加熱し、加熱部分を上記のゴム状態(図2におけ
る領域b)にする。これにより、加熱された部分は容易
に変形可能なゴム状態になり、加熱部分以外はガラス状
態のままである。なお、サーマルヘッドHの代わりに走
査型レーザーを用いても良い。
【0016】そして、図3(b)に示すように、版材2
0の一方の面に流体圧(風圧、油圧あるいは水圧)を加
えると、版材20において加熱されゴム状態となった部
分は変形し、当該部分に含まれる貫通孔25が押し広げ
られると共に、流体(空気、油あるいは水)により冷却
されてガラス状態になる。ここで、貫通孔25は、イン
クの透過が可能な大きさにまで拡大する。即ち、版材2
0において、図3(a)で選択的に加熱された部分の貫
通孔25は、図3(b)の流体圧の付与及び冷却によ
り、インクの透過が可能な貫通孔になる。一方、版材2
0において、図3(a)で加熱されなかった部分はガラ
ス状態のままであるため、流体圧を加えても貫通孔25
が押し広げられることはない。従って、この部分の貫通
孔はインクを透過させない。
【0017】かくして、図3(c)に示すように、イン
ク透過が可能な貫通孔が印刷パターンに応じて形成され
た孔版2が形成される。このようにして形成された孔版
2は、スタンプあるいは印刷装置に取り付けて使用する
ことができるが、これについては後述する。
【0018】図4(a)〜(c)に、使用済みの孔版2
の再生方法を示す。図4(a)及び(b)に示すよう
に、孔版2の表面及び貫通孔内のインクを洗浄して除去
し、版材20の全面をランプLあるいはヒータで加熱す
ると、版材20はその全体がゴム状態になる。ここで流
体圧を加えなければ、インク透過可能な大きさの貫通孔
は、その形状回復性により、再び元の大きさの貫通孔に
戻る(図4(c))。かくして、孔版2はパターン形成
前の版材20に戻る。そして、上述の孔版2の製造プロ
セス(図3(a)〜(c))を再び繰り返せば、所望の
パターンが形成された孔版2を再生することが可能にな
る。
【0019】図5に、孔版2を用いたスタンプの一例を
示す。スタンプ4は、略直方体形状のスタンプ本体41
を有し、当該スタンプ本体41の下端部にはスポンジ4
2が取り付けられている。スポンジ42にはインクが保
持されており、スポンジ42の下面には孔版2が張り付
けられている。
【0020】なお、スポンジ42は下面が開放したケー
ス43に保持され、当該ケース43とスタンプ本体41
との間には、孔版2とスポンジ42とを所定の押圧力で
記録紙Pに押し付けるためバネ44が介在している。こ
のように構成されているため、使用者がスタンプ本体4
1を把持し、孔版2を記録紙Pに押し付けると、スポン
ジ42に含浸されたインクが孔版2の貫通孔25を透過
して記録紙Pの上に転写される。かくして、所望の印刷
パターンが記録紙P上にインク像として転写される。
【0021】図6に、孔版2を用いた印刷装置5の一例
を示す。印刷装置5は、孔版2を外周に巻き付けた保持
ローラ51と、保持ローラ51と平行に対向配置された
プラテンローラ52とにより構成され、孔版2とプラテ
ンローラ52との間で記録紙を押圧するよう構成されて
いる。保持ローラ51とプラテンローラ52は夫々図中
矢印で示す方向に同期して回転し、これに伴って記録紙
Pは図中右から左に搬送される。
【0022】保持ローラ51は、スポンジ等の比較的弾
力性のある多孔質体で形成されており、その内部にイン
クが保持されている。また、保持ローラ51は(孔版2
及び記録紙Pを介して)プラテンローラ52により押圧
されるため、内部に含浸されたインクに孔版2を透過し
ようとする所謂透過圧が発生する。このように構成され
ているため、保持ローラ51とプラテンローラ52を回
転させると、インクは孔版2の貫通孔を透過して記録紙
Pに転写される。かくして、所望の印刷パターンが記録
紙P上にインク像として転写される。
【0023】なお、版材20の貫通孔25は穿孔により
形成されているが、版材20を多孔質体により形成し、
その開気孔を貫通孔25として利用することも可能であ
る。また、使用済み孔版2の再生プロセス(図4)で
は、ランプLで孔版2の全面を加熱する代わりに、図3
のパターン形成プロセスで用いたサーマルヘッドH又は
走査型レーザーを利用しても良い。
【0024】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。第2の実施形態は、所望の印刷パターンに応じた
凹凸を有する凹版(あるいは凸版)を形成するものであ
る。図7(a)〜(c)に、第2の実施形態における印
刷版(凹版あるいは凸版)の製造方法を示す。第2の実
施形態の版材30の材質は、第1の実施形態の版材20
と同様の形状記憶樹脂であるが、第1の実施例の版材2
0のような貫通孔は形成されていない。
【0025】図7(a)に示すように、まず版材30を
所望の印刷パターンに応じて加熱し、ゴム状態の部分を
形成する。そして図7(b)に示すように、版材30の
一方の面に流体圧(風圧、油圧あるいは水圧)を加える
と、版材30において加熱されゴム状態となった部分は
谷のように変形し、冷却されると、形状固定性によりそ
のままの形状でガラス状態となる。版材30において、
図7(a)で加熱されなかった部分はガラス状態のまま
であるため、流体圧を加えても変化はない。かくして、
版材30の上面を版面として使用すれば、印刷パターン
に応じた凹部を持つ凹版3が得られ、版材30の下面を
版面として使用すれば凸版13が得られる。
【0026】なお、第1の実施形態と同様、使用済みの
凹版3は再生することができる。即ち、凹版3のインク
を洗浄して除去し、凹版3の全面をヒータHあるいはラ
ンプで加熱すると、凹版3はその全体がゴム状態にな
る。ここで流体圧を加えなければ、形状固定性により凹
版3の凹凸は再び元の平坦面に戻る。かくして、凹版3
は印刷パターン形成前の版材30の状態に戻る。そし
て、図7(a)〜(c)のプロセスを再び繰り返すと、
所望の印刷パターンが形成された凹版3を再生すること
が可能になる。
【0027】図8に、凹版を用いた凹版印刷装置の一例
を示す。凹版印刷装置6は、凹版3を外周に保持した版
胴ローラ61を有している。そして、版胴ローラ61の
外周に沿って、インクを溜めたインクリザーバ62と、
該インクリザーバ62のインクを凹版に供給するインク
供給ローラ63と、凹版3に転写された余分なインクを
掻き取るブレード64と、凹版3に対し記録紙Pを押圧
付勢するプラテンローラと65が配置されている。プラ
テンローラ65と版胴ローラ61とは同期回転し、その
間を記録紙が図中右から左に搬送される。
【0028】インク供給ローラ63は版胴ローラ61と
同期回転し、インクリザーバ62のインクを凹版3の凹
部及び表面に転写する。凹版3の凹部以外の部分に供給
された余分なインクはブレード64によって掻き取ら
れ、凹部内に保持されたインクのみが残る。そして、凹
版3の凹部に保持されたインクは、版胴ローラ61とプ
ラテンローラ65との間で記録紙Pに転写される。かく
して、記録紙P上に所望の印刷パターンの画像が形成さ
れる。
【0029】次に、凹凸を形成した版材30(図7)を
凸版13として使用した場合について説明する。図9
に、凸版13を用いた凸版印刷装置の一例を示す。凸版
印刷装置7は、凸版13を外周に保持した版胴ローラ7
1を有している。そして、版胴ローラ71の外周に沿っ
て、インクを溜めたインクリザーバ72と、該インクリ
ザーバ72のインクを凸版13に供給するインク供給ロ
ーラ73と、凸版13に対し記録紙Pを押圧付勢するプ
ラテンローラ75が配置されている。
【0030】インク供給ローラ73は版胴ローラ71と
同期回転し、インクリザーバ72のインクを凸版3に転
写する。インク供給ローラ73の回転によりインクリザ
ーバ72から組み上げられるインクの液膜厚を制御する
ため、インク供給ローラ73の外周に沿ってブレード7
4が設けられている。また、凸版13とインク供給ロー
ラ73との間隔は、インク供給ローラ73上の上記液膜
厚のインクが凸版13の凸部にのみ転写されるように設
定されている。このように構成されているため、インク
はインク供給ローラ73から凸版13の凸部に転写さ
れ、さらにインクは版胴ローラ71とプラテンローラ7
5との間で記録紙Pに転写される。かくして、記録紙P
上に所望の印刷パターンの画像が形成される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷版の
製造方法によれば、印刷版(孔版、凸版及び凹版)を使
用した後、もとの版材に戻し、さらに新しい印刷版とし
て再生することができる。従ってコストが低減できる
上、廃棄物を減らすことができる。
【図面の詳細な説明】
【図1】第1の実施の形態の孔版の版材を示す側断面図
である。
【図2】形状記憶樹脂の温度と弾性係数の関係を示すグ
ラフである。
【図3】第1の実施の形態の孔版の製造方法を示す図で
ある。
【図4】孔版の再生方法を示す図である。
【図5】孔版を用いたスタンプの一例を示す側断面図で
ある。
【図6】孔版印刷装置の一例を示す概略図である。
【図7】第2の実施の形態の凸版又は凹版の製造方法を
示す図である。
【図8】凹版印刷装置の一例を示す概略図である。
【図9】凸版印刷装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
2 孔版(印刷版) 20 版材 25 貫通孔 3 凹版(印刷版) 13 凸版 30 版材 4 スタンプ 42 スポンジ 5 孔版印刷機 51 多孔質ローラ 52 プラテンローラ 6 凹版印刷機 61 版胴ローラ 62 インクリザーバ 63 インク供給ローラ 7 凸版印刷機 72 インクリザーバ 73 インク供給ローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】このようにして形成された印刷版(孔版)
は、使用後、容易に再生することができる。即ち、印刷
版に付着したインクを洗浄・除去した後、加熱すると、
印刷版は全体がゴム状態となる。ここで流体圧を加えな
ければ、インクを透過させる大きさに広げられていた貫
通孔は、その形状回復性により、元の状態、即ちインク
を透過しない大きさに戻る。かくして、使用済みの印刷
版を元の版材に戻すことができる。この版材を、再び印
刷パターンに応じて加熱し、流体圧を加えることによっ
て、新しい印刷版とすることができる。かくして、使用
済みの印刷版の再利用が可能になる。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状記憶樹脂により構成され、インクを
    透過させない大きさの貫通孔を複数有する版材を用い、 該版材を所望の印刷パターンに応じて選択的に加熱する
    ことにより、加熱部分をゴム状態にし、 前記版材の一方の面に流体圧を加えることにより、前記
    ゴム状態となった部分を変形させ、当該部分に含まれる
    貫通孔をインクが透過可能な大きさに押し広げながら冷
    却することによって、 インクを透過させる貫通孔が所望の印刷パターンに応じ
    て配置された印刷版を製造すること、を特徴とする印刷
    版の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記版材の前記貫通孔は穿孔によって形
    成されていること、を特徴とする請求項1に記載の印刷
    版の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記版材は多孔性樹脂で形成されてお
    り、前記版材の前記貫通孔は前記多孔性樹脂の開気孔で
    あること、を特徴とする請求項1に記載の印刷版の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記加熱はサーマルヘッド又は走査型レ
    ーザーにより行われること、を特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載の印刷版の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記流体圧は風圧、油圧又は水圧である
    こと、を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    印刷版により製造された印刷版。
  6. 【請求項6】 使用済みの前記印刷版を加熱することに
    より、該使用済みの印刷版を前記印刷パターン形成前の
    前記版材に戻すことができること、を特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の印刷版の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の印刷
    版の製造方法により製造された印刷版。
  8. 【請求項8】 前記印刷版を外周に保持する保持ローラ
    と、 該保持ローラに設けられ前記印刷版に内側からインクを
    供給するインク供給手段と、 前記印刷版との間で記録紙を挟み込み、前記印刷版を透
    過したインクを記録紙に転写する転写手段と、 を備えて構成された、請求項7に記載の印刷版を用いた
    印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記保持ローラは多孔質体で構成されて
    おり、該多孔質体にインクが含浸されていること、を特
    徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記転写手段は、前記保持ローラと平
    行に対向配置されたプラテンローラであること、を特徴
    とする請求項8又は9に記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 形状記憶樹脂により構成された版材を
    用い、 該版材を所望の印刷パターンに応じて選択的に加熱する
    ことにより、加熱部分をゴム状態にし、 前記版材の一方の面に流体圧を加え、前記ゴム状態とな
    った部分を変形させながら冷却することによって、 所望の印刷パターンに応じた凹凸を持つ印刷版を製造す
    ること、を特徴とする印刷版の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記印刷版は、前記一方の面を版面と
    した場合には凹版となり、前記一方の面と反対の面を版
    面とした場合には凸版となること、を特徴とする請求項
    11に記載の印刷版の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記加熱は、サーマルヘッド又は走査
    型レーザーにより行われること、を特徴とする請求項1
    1又は12に記載の印刷版の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記流体圧は風圧、油圧又は水圧であ
    ること、を特徴とする請求項11から13のいずれかに
    記載の印刷版により製造された印刷版。
  15. 【請求項15】 一つの印刷ドットに対し、前記版材の
    複数の前記貫通孔が対応していること、を特徴とする請
    求項11から14のいずれかに記載の印刷版の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 使用済みの前記印刷版の全面を加熱す
    ることにより、該使用済みの印刷版を、前記版材に戻す
    ことができること、を特徴とする請求項11から15の
    いずれかに記載の印刷版の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項11から16のいずれかに記載
    の印刷版の製造方法により製造された印刷版。
  18. 【請求項18】 前記印刷版を巻き付けるための版胴ロ
    ーラと、 前記印刷版の版面にインクを供給するインク供給手段
    と、 前記印刷版との間で記録紙を挟み込み、前記印刷版を透
    過したインクを記録紙に転写する転写手段と、 を備えて構成された、請求項17に記載の印刷版を用い
    た印刷装置。
  19. 【請求項19】 前記転写手段は、前記版胴ローラと平
    行に対向配置されたプラテンローラであること、を特徴
    とする請求項18に記載の印刷装置。
JP9106750A 1996-06-13 1997-04-09 印刷版とその製造方法及びその印刷版を用いた印刷装置 Withdrawn JPH10278217A (ja)

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