JPH1027788A - 試料後処理方法 - Google Patents
試料後処理方法Info
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- JPH1027788A JPH1027788A JP8786497A JP8786497A JPH1027788A JP H1027788 A JPH1027788 A JP H1027788A JP 8786497 A JP8786497 A JP 8786497A JP 8786497 A JP8786497 A JP 8786497A JP H1027788 A JPH1027788 A JP H1027788A
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- Japan
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- chamber
- sample
- processing
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エッチング処理後の試料からレジストと側壁付
着物とを高速かつ低ダメージに有効に除去する試料の後
処理方法を提供する。 【解決手段】レジストを有しエッチング処理された試料
を後処理室内に搬入する工程と、ガスプラズマのラジカ
ル成分を主体に、前記後処理室内に搬入した前記試料か
ら前記レジストを除去する工程と、前記後処理室内の処
理圧力を、前記レジスト除去工程時より更に減圧する工
程と、該減圧状態で、前記試料から側壁付着物を除去す
る工程とを有することにより、達成される。
着物とを高速かつ低ダメージに有効に除去する試料の後
処理方法を提供する。 【解決手段】レジストを有しエッチング処理された試料
を後処理室内に搬入する工程と、ガスプラズマのラジカ
ル成分を主体に、前記後処理室内に搬入した前記試料か
ら前記レジストを除去する工程と、前記後処理室内の処
理圧力を、前記レジスト除去工程時より更に減圧する工
程と、該減圧状態で、前記試料から側壁付着物を除去す
る工程とを有することにより、達成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料後処理方法に
係り、特に半導体素子基板等の試料でエッチング処理さ
れた試料を後処理するのに好適な試料後処理方法に関す
るものである。
係り、特に半導体素子基板等の試料でエッチング処理さ
れた試料を後処理するのに好適な試料後処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子基板等の試料でエッチング処
理された試料を後処理する技術としては、例えば、特開
昭58−164788号公報に記載のようなものが知ら
れている。
理された試料を後処理する技術としては、例えば、特開
昭58−164788号公報に記載のようなものが知ら
れている。
【0003】特開昭58−164788号公報に記載の
技術では、マイクロ波を酸素ガスと四塩化炭素ガスとの
混合ガスに印加してガスプラズマを発生させ、該ガスプ
ラズマ中の励起した原子あるいは分子を安定に移送して
パターン形成様マイクであるレジスト除去処理が実施さ
れる。
技術では、マイクロ波を酸素ガスと四塩化炭素ガスとの
混合ガスに印加してガスプラズマを発生させ、該ガスプ
ラズマ中の励起した原子あるいは分子を安定に移送して
パターン形成様マイクであるレジスト除去処理が実施さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、エ
ッチング処理後の試料からガスプラズマを利用してレジ
ストは除去されるが、しかし、エッチング処理後の試料
の側壁付着物を除去する点について、何等配慮されてい
ない。
ッチング処理後の試料からガスプラズマを利用してレジ
ストは除去されるが、しかし、エッチング処理後の試料
の側壁付着物を除去する点について、何等配慮されてい
ない。
【0005】つまり、上記従来技術では、例えば、塩素
系ガスプラズマを利用して、例えば、アルミニウム(A
l)合金膜、特にAl合金膜の下層にバリヤメタル層と
してチタンタングステン(TiW)やチタンナイトライ
ド(TiN)等を用いた場合のエッチング処理後におけ
るレジストはガスプラズマを利用して除去されるが、し
かし、エッチング処理時に側壁に付着した側壁付着物を
充分に除去し得ない。
系ガスプラズマを利用して、例えば、アルミニウム(A
l)合金膜、特にAl合金膜の下層にバリヤメタル層と
してチタンタングステン(TiW)やチタンナイトライ
ド(TiN)等を用いた場合のエッチング処理後におけ
るレジストはガスプラズマを利用して除去されるが、し
かし、エッチング処理時に側壁に付着した側壁付着物を
充分に除去し得ない。
【0006】従って、該試料をこのままの状態で、例え
ば、大気に露呈させた場合、側壁付着物中に含まれる残
留塩素成分と大気中の水分との作用によって該試料に腐
食が発生するといった問題が生じる。
ば、大気に露呈させた場合、側壁付着物中に含まれる残
留塩素成分と大気中の水分との作用によって該試料に腐
食が発生するといった問題が生じる。
【0007】本発明の目的は、エッチング処理後の試料
の防食性を向上できる試料後処理方法を提供することに
ある。
の防食性を向上できる試料後処理方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、試料後処理
方法を、レジストを有しエッチング処理された試料を後
処理室内に搬入する工程と、ガスプラズマのラジカル成
分を主体に、前記後処理室内に搬入した前記試料から前
記レジストを除去する工程と、前記後処理室内の処理圧
力を、前記レジスト除去工程時より更に減圧する工程
と、該減圧状態で、前記試料から側壁付着物を除去する
工程とを有することにより、達成される。
方法を、レジストを有しエッチング処理された試料を後
処理室内に搬入する工程と、ガスプラズマのラジカル成
分を主体に、前記後処理室内に搬入した前記試料から前
記レジストを除去する工程と、前記後処理室内の処理圧
力を、前記レジスト除去工程時より更に減圧する工程
と、該減圧状態で、前記試料から側壁付着物を除去する
工程とを有することにより、達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】レジストを有しエッチング処理さ
れた試料、例えば、塩素系ガスプラズマを利用してエッ
チング処理されたAl合金膜を有する試料は、大気に露
呈されることなく、例えば、真空雰囲気を介して後処理
雰囲気に移送されて保持手段に保持される。一方、ガス
プラズマ生成手段によりガスプラズマ、例えば、酸素を
含むガスプラズマが減圧下で生成される。エッチング処
理後の上記試料のレジストは、レジスト除去処理手段に
より上記ガスプラズマのラジカル成分を主体として除去
される。
れた試料、例えば、塩素系ガスプラズマを利用してエッ
チング処理されたAl合金膜を有する試料は、大気に露
呈されることなく、例えば、真空雰囲気を介して後処理
雰囲気に移送されて保持手段に保持される。一方、ガス
プラズマ生成手段によりガスプラズマ、例えば、酸素を
含むガスプラズマが減圧下で生成される。エッチング処
理後の上記試料のレジストは、レジスト除去処理手段に
より上記ガスプラズマのラジカル成分を主体として除去
される。
【0010】また、エッチング処理後の上記試料の側壁
付着物は、側壁付着物除去処理手段により上記ガスプラ
ズマのイオンのスパッタ作用により除去される。
付着物は、側壁付着物除去処理手段により上記ガスプラ
ズマのイオンのスパッタ作用により除去される。
【0011】従って、該試料を、その後、例えば、大気
に露呈したとしても側壁付着物が除去されているので、
該試料に腐食が発生するのを防止できる。なお、レジス
ト除去処理がラジカル反応主体で実施されるので、試料
が半導体素子基板の場合、その素子に与えられるダメー
ジを低減できる。
に露呈したとしても側壁付着物が除去されているので、
該試料に腐食が発生するのを防止できる。なお、レジス
ト除去処理がラジカル反応主体で実施されるので、試料
が半導体素子基板の場合、その素子に与えられるダメー
ジを低減できる。
【0012】以下、本発明の一実施例を図1、図2によ
り説明する。
り説明する。
【0013】図1において、プラズマ生成室10と後処
理室20とは、その内部を真空に保持され、この場合、
両室は、Al製の多孔板30で仕切られている。処理ガ
スをプラズマ化するしゅだんとしては、この場合、マイ
クロ波を利用して処理ガスをプラズマ化する手段が用い
られる。
理室20とは、その内部を真空に保持され、この場合、
両室は、Al製の多孔板30で仕切られている。処理ガ
スをプラズマ化するしゅだんとしては、この場合、マイ
クロ波を利用して処理ガスをプラズマ化する手段が用い
られる。
【0014】つまり、プラズマ生成室10の、この場
合、頂壁に開口部を設け、該開口部に石英製の窓を取付
け、マイクロ波導波管50の端部にマイクロ波発振器6
0を設けて成る。排気手段は、後処理室20の排気口2
1に連結され、圧力制御弁70および真空ポンプ(図示
省略)等から成る。ガス供給手段は、プラズマ生成室1
0のガス導入口11に連結され、この場合は、例えば、
酸素ガスと弗化炭素系ガス(例えば、四塩化炭素)とを
それぞれ流量制御弁80、81で調整し、それぞれのガ
スを混合して供給するガス供給管82等から成る。
合、頂壁に開口部を設け、該開口部に石英製の窓を取付
け、マイクロ波導波管50の端部にマイクロ波発振器6
0を設けて成る。排気手段は、後処理室20の排気口2
1に連結され、圧力制御弁70および真空ポンプ(図示
省略)等から成る。ガス供給手段は、プラズマ生成室1
0のガス導入口11に連結され、この場合は、例えば、
酸素ガスと弗化炭素系ガス(例えば、四塩化炭素)とを
それぞれ流量制御弁80、81で調整し、それぞれのガ
スを混合して供給するガス供給管82等から成る。
【0015】なお、後処理室20内には、エッチング処
理済みの試料90が搬入されて試料台100上に載置さ
れる。
理済みの試料90が搬入されて試料台100上に載置さ
れる。
【0016】図2は、図1の後処理装置を用い、エッチ
ング処理と後処理とを真空下で連続して行うことができ
る処理装置の平面断面図を示し、一連の処理の概略手段
を説明するために用いる。
ング処理と後処理とを真空下で連続して行うことができ
る処理装置の平面断面図を示し、一連の処理の概略手段
を説明するために用いる。
【0017】図2に示す処理装置では、バッファ室11
0、ロードロック下120、130、エッチング室14
0および後処理室20は真空排気可能であり、それぞれ
の室は、独立して気密手段(図示省略)により仕切るこ
とが可能となっている。
0、ロードロック下120、130、エッチング室14
0および後処理室20は真空排気可能であり、それぞれ
の室は、独立して気密手段(図示省略)により仕切るこ
とが可能となっている。
【0018】該装置を用いた処理の流れとしては、試料
90がロード側のカセット150から直進アーム160
によってロードロック室120内に運ばれた後に、大気
圧から排気装置(図示省略)により減圧排気される。こ
の後、予め減圧排気されているバッファ室110内を経
由して施回アーム170によって減圧排気されているエ
ッチング室140内へ送られる。
90がロード側のカセット150から直進アーム160
によってロードロック室120内に運ばれた後に、大気
圧から排気装置(図示省略)により減圧排気される。こ
の後、予め減圧排気されているバッファ室110内を経
由して施回アーム170によって減圧排気されているエ
ッチング室140内へ送られる。
【0019】このエッチング室140にて所定のエッチ
ング処理を行った後、施回アーム171によって、これ
もまた予め減圧排気されている後処理室20内された試
料は、再び施回アーム171でロードロック室130に
運ばれる。ロードロック室130内は、気密手段により
バッファ室110内と仕切られる。その後、ロードロッ
ク室130内は、リークガス、例えば、N2ガスにより
大気圧まで昇圧された後に、大気開放される。その後、
試料は、直進アーム161によりアンロード側のカセッ
ト151へ収納されて一連の処理が終了する。
ング処理を行った後、施回アーム171によって、これ
もまた予め減圧排気されている後処理室20内された試
料は、再び施回アーム171でロードロック室130に
運ばれる。ロードロック室130内は、気密手段により
バッファ室110内と仕切られる。その後、ロードロッ
ク室130内は、リークガス、例えば、N2ガスにより
大気圧まで昇圧された後に、大気開放される。その後、
試料は、直進アーム161によりアンロード側のカセッ
ト151へ収納されて一連の処理が終了する。
【0020】図1、図2で、マイクロ波発振器60より
発生した周波数2.45GHzのマイクロ波はマイクロ
波導波管50内を進行し石英製の窓40を介してプラズ
マ生成室10内に導かれる。プラズマ生成室10に導入
された処理用混合ガスにマイクロ波が印加されプラズマ
生成室10にプラズマが生成される。プラズマ生成室1
0と後処理室20の間には、Al製の多孔板30が設け
てあり、マイクロ波が後処理室に進行するのを防止し、
主にラジカル成分が後処理室20に導かれる。
発生した周波数2.45GHzのマイクロ波はマイクロ
波導波管50内を進行し石英製の窓40を介してプラズ
マ生成室10内に導かれる。プラズマ生成室10に導入
された処理用混合ガスにマイクロ波が印加されプラズマ
生成室10にプラズマが生成される。プラズマ生成室1
0と後処理室20の間には、Al製の多孔板30が設け
てあり、マイクロ波が後処理室に進行するのを防止し、
主にラジカル成分が後処理室20に導かれる。
【0021】本実施例による後処理ではレジストを除去
するアッシング処理工程を後処理室20に導かれたラジ
カルを主成分として行う側壁付着物処理工程を後処理室
20内の処理圧力を圧力制御弁70を制御してアッシン
グ処理工程時よりさらに減圧し、プラズマ生成室10に
発生したイオンを後処理室20内を減圧することにより
イオンの平均自由工程を大きくして導き、試料90の配
線膜パターンの側面に残った側壁付着物をイオンのスパ
ッタ効果により除去するものである。
するアッシング処理工程を後処理室20に導かれたラジ
カルを主成分として行う側壁付着物処理工程を後処理室
20内の処理圧力を圧力制御弁70を制御してアッシン
グ処理工程時よりさらに減圧し、プラズマ生成室10に
発生したイオンを後処理室20内を減圧することにより
イオンの平均自由工程を大きくして導き、試料90の配
線膜パターンの側面に残った側壁付着物をイオンのスパ
ッタ効果により除去するものである。
【0022】本実施例によれば、塩素化合物、例えば、
塩素系ガスプラズマを利用してのAlエッチング処理後
に残留する残留塩素量を従来よりはるかに現象すること
ができ、AlあるいはAl合金膜および下層にTiW、
TiN等のバリヤメタル層を有するAl合金膜のエッチ
ング処理後の防食性能を向上することができる。
塩素系ガスプラズマを利用してのAlエッチング処理後
に残留する残留塩素量を従来よりはるかに現象すること
ができ、AlあるいはAl合金膜および下層にTiW、
TiN等のバリヤメタル層を有するAl合金膜のエッチ
ング処理後の防食性能を向上することができる。
【0023】次に、図3を用いて本発明の他の実施例を
説明する。図3において図1と同一装置等には同符号を
用いて、説明は省略する。図3に示す装置は第1図で示
した装置に試料台100を上下動するための駆動装置1
80と上下動可能な直空気密部材181を付設した構成
となっている。
説明する。図3において図1と同一装置等には同符号を
用いて、説明は省略する。図3に示す装置は第1図で示
した装置に試料台100を上下動するための駆動装置1
80と上下動可能な直空気密部材181を付設した構成
となっている。
【0024】本実施例では、先に述べた一実施例と同様
にレジストを除去するためラジカルを主成分としてアッ
シング処理工程を行う、側壁付着物処理工程では試料9
0を載置した試料台100を可動可能な気密部材181
と上下駆動装置180によって多孔板30に近づけて行
うものである。試料90を多孔板30に近づけることに
より試料90がプラズマ生成域に近くなり多孔板30よ
り流入するイオン作用効果が増加し、側壁付着物がより
有効に除去できる。
にレジストを除去するためラジカルを主成分としてアッ
シング処理工程を行う、側壁付着物処理工程では試料9
0を載置した試料台100を可動可能な気密部材181
と上下駆動装置180によって多孔板30に近づけて行
うものである。試料90を多孔板30に近づけることに
より試料90がプラズマ生成域に近くなり多孔板30よ
り流入するイオン作用効果が増加し、側壁付着物がより
有効に除去できる。
【0025】一方、試料台高さを任意に制御することで
試料に与えるイオンダメージをも制御することが可能と
なる。また、前述した後処理室内を減圧する実施例と本
実施例を組合せれば側壁付着物はさらに有効に除去可能
となる。
試料に与えるイオンダメージをも制御することが可能と
なる。また、前述した後処理室内を減圧する実施例と本
実施例を組合せれば側壁付着物はさらに有効に除去可能
となる。
【0026】次に図4を用いて本発明のさらに他の実施
例を説明する。図4において図1と同一装置等には同符
号を用いて、説明は省略する。図4に示す装置は図1で
示した装置に試料台100にバイアス印加用の電源、例
えば、高周波電源190により高周波出力を印加すると
ともに、試料台100と後処理室20との間の電気的絶
縁を確保する目的で絶縁部材200を付設した構成とな
っている。
例を説明する。図4において図1と同一装置等には同符
号を用いて、説明は省略する。図4に示す装置は図1で
示した装置に試料台100にバイアス印加用の電源、例
えば、高周波電源190により高周波出力を印加すると
ともに、試料台100と後処理室20との間の電気的絶
縁を確保する目的で絶縁部材200を付設した構成とな
っている。
【0027】本実施例では、図1を用いて述べた一実施
例と同様にレジストを除去するアッシング処理工程をラ
ジカルを主成分として行う、側壁付着物処理工程を試料
90を載置した試料台100に高周波電力を印加し、試
料表面に高周波バイアス電圧を発生させ、バイアス電圧
によりイオンのスパッタ作用により側壁付着物が除去で
きる。
例と同様にレジストを除去するアッシング処理工程をラ
ジカルを主成分として行う、側壁付着物処理工程を試料
90を載置した試料台100に高周波電力を印加し、試
料表面に高周波バイアス電圧を発生させ、バイアス電圧
によりイオンのスパッタ作用により側壁付着物が除去で
きる。
【0028】また、本実施例では高周波印加電力を任意
に制御することにより側壁付着物の除去速度とイオン衝
撃による基板ダメージの程度を調節することが可能とな
る。
に制御することにより側壁付着物の除去速度とイオン衝
撃による基板ダメージの程度を調節することが可能とな
る。
【0029】図5は、図1、図3および図4で示した後
処理の処理手順を示す図である。
処理の処理手順を示す図である。
【0030】本発明による後処理方法では最初に配線パ
ターンのレジスト膜をラジカル成分を主体としてアッシ
ング処理を行った後、残留側壁付着物をイオンのスパッ
タ効果により除去することを特徴とするものである。
ターンのレジスト膜をラジカル成分を主体としてアッシ
ング処理を行った後、残留側壁付着物をイオンのスパッ
タ効果により除去することを特徴とするものである。
【0031】この処理手順によればレジスト成分を酸素
を主体とするガスで低ダメージで、かつ、高速に除去可
能であり、残留側壁付着物の表面がレジスト除去の際に
酸化あるいは弗化されてもイオンのスパッタ作用により
除去することができ、おのおのの処理に最適な処理条件
を個別に設定可能となるので残留塩素成分をかつ有効に
除去可能となる。
を主体とするガスで低ダメージで、かつ、高速に除去可
能であり、残留側壁付着物の表面がレジスト除去の際に
酸化あるいは弗化されてもイオンのスパッタ作用により
除去することができ、おのおのの処理に最適な処理条件
を個別に設定可能となるので残留塩素成分をかつ有効に
除去可能となる。
【0032】以上、本発明によればAlあるいはAl合
金膜の後処理が低ダメージでかつ高い防食性能を得るこ
とができる。
金膜の後処理が低ダメージでかつ高い防食性能を得るこ
とができる。
【0033】なお、以上の各実施例における後処理では
プラズマ生成室と後処理室間に多孔板を設けた例を述べ
たが後処理に低ダメージ性が強く要求されない場合には
多孔板を取除いて処理を行ってもよい。この場合には試
料が直接プラズマにさらされるためイオンスパッタ効果
が高まりさらに効果的に残留塩素成分を除去することが
できる。
プラズマ生成室と後処理室間に多孔板を設けた例を述べ
たが後処理に低ダメージ性が強く要求されない場合には
多孔板を取除いて処理を行ってもよい。この場合には試
料が直接プラズマにさらされるためイオンスパッタ効果
が高まりさらに効果的に残留塩素成分を除去することが
できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、エッチング処理後の試
料からレジストと側壁付着物とを高速かつ低ダメージに
有効に除去できるので、エッチング処理後の試料の防食
性を向上できる効果がある。
料からレジストと側壁付着物とを高速かつ低ダメージに
有効に除去できるので、エッチング処理後の試料の防食
性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す後処理装置の縦断面図
である。
である。
【図2】図1の装置を用いたエッチング処理と後処理と
を連続して行う装置の平面断面図である。
を連続して行う装置の平面断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す後処理装置の縦断面
図である。
図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す後処理装置の縦
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明における後処理の処理手順を示す説明図
である。
である。
10…プラズマ生成室、20…後処理室、30…多孔
板、40…石英製の窓、50…マイクロ波導波管、60
…マイクロ波発振器、70…圧力制御弁、80、81…
流量制御弁、100…試料台。
板、40…石英製の窓、50…マイクロ波導波管、60
…マイクロ波発振器、70…圧力制御弁、80、81…
流量制御弁、100…試料台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 陽一 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 佐藤 仁昭 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (1)
- 【請求項1】レジストを有しエッチング処理された試料
を後処理室内に搬入する工程と、 ガスプラズマのラジカル成分を主体に、前記後処理室内
に搬入した前記試料から前記レジストを除去する工程
と、 前記後処理室内の処理圧力を、前記レジスト除去工程時
より更に減圧する工程と、 該減圧状態で、前記試料から側壁付着物を除去する工程
とを有することを特徴とする試料後処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8786497A JPH1027788A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 試料後処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8786497A JPH1027788A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 試料後処理方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1020730A Division JP2728483B2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | 試料後処理方法と装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1027788A true JPH1027788A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=13926757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8786497A Pending JPH1027788A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 試料後処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1027788A (ja) |
-
1997
- 1997-04-07 JP JP8786497A patent/JPH1027788A/ja active Pending
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