JPH10277396A - 新規な触媒組成物とその製造方法及び該触媒組成物を用いた炭化水素油の水素化処理方法 - Google Patents
新規な触媒組成物とその製造方法及び該触媒組成物を用いた炭化水素油の水素化処理方法Info
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- JPH10277396A JPH10277396A JP9037197A JP9037197A JPH10277396A JP H10277396 A JPH10277396 A JP H10277396A JP 9037197 A JP9037197 A JP 9037197A JP 9037197 A JP9037197 A JP 9037197A JP H10277396 A JPH10277396 A JP H10277396A
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 炭化水素油の水素化処理に対して高い水
素化処理能力を示す新規な触媒組成物、その簡便な製造
方法及びそれを用いた炭化水素油の水素化処理方法を提
供する。 【解決手段】 アルミナに周期律表第8族金属及びリン
が担持され、硫化処理された触媒組成物であって、又
は、アルミナに周期律表第8族金属、周期律表第6B族
金属及びリンが担持され、硫化処理された触媒組成物で
あって、固体31P−NMR測定(条件:共鳴周波数4
0.53Mヘルツ,繰り返し時間40秒,パルス幅2μ
秒,回転周波数7kヘルツ,リファレンスH3 PO4 )
で測定されるスペクトル1(−10〜−30ppm)に
対するスペクトル2(−100〜−130ppm)の強
度比Rが0.6以下(0は含まず)である触媒組成物。
素化処理能力を示す新規な触媒組成物、その簡便な製造
方法及びそれを用いた炭化水素油の水素化処理方法を提
供する。 【解決手段】 アルミナに周期律表第8族金属及びリン
が担持され、硫化処理された触媒組成物であって、又
は、アルミナに周期律表第8族金属、周期律表第6B族
金属及びリンが担持され、硫化処理された触媒組成物で
あって、固体31P−NMR測定(条件:共鳴周波数4
0.53Mヘルツ,繰り返し時間40秒,パルス幅2μ
秒,回転周波数7kヘルツ,リファレンスH3 PO4 )
で測定されるスペクトル1(−10〜−30ppm)に
対するスペクトル2(−100〜−130ppm)の強
度比Rが0.6以下(0は含まず)である触媒組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油精製の分野で
用いられる新規な触媒組成物とその製造方法及び該触媒
組成物を用いた炭化水素油の水素化処理方法に関する。
用いられる新規な触媒組成物とその製造方法及び該触媒
組成物を用いた炭化水素油の水素化処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、世界的な環境負荷低減に対するニ
ーズの高まりから、硫黄,窒素,重金属(ニッケル,バ
ナジウム),芳香族等を含有する炭化水素油を処理する
ための高性能な水素化処理触媒が、今後益々必要とな
る。炭化水素油の水素化処理には、一般に周期律表6
B、周期律表第8族金属、リンを活性のアルミナ担体に
担持させた触媒組成物が有効であることが知られている
(特公平2−18136号公報,特公平6−61464
号公報等)。リンの添加効果は完全には明らかになって
いないが、活性金属成分の分散性を向上させたり、活性
金属成分と結合することで触媒を最適化することにある
と言われている。この活性金属成分の分散性を更に向上
させる技術として、該金属成分とリンをアルミナの製造
段階において添加することが提案されている(特開昭6
3−123448号公報,特開平3−275142号公
報等)。しかし、通常リンはアルミナと高い反応性を示
すため、大部分のリンはアルミナと結合してしまい有効
に作用せず、また、多量にリンを添加した場合には、か
えって金属成分の凝集を引き起こし好ましくないという
問題があった。
ーズの高まりから、硫黄,窒素,重金属(ニッケル,バ
ナジウム),芳香族等を含有する炭化水素油を処理する
ための高性能な水素化処理触媒が、今後益々必要とな
る。炭化水素油の水素化処理には、一般に周期律表6
B、周期律表第8族金属、リンを活性のアルミナ担体に
担持させた触媒組成物が有効であることが知られている
(特公平2−18136号公報,特公平6−61464
号公報等)。リンの添加効果は完全には明らかになって
いないが、活性金属成分の分散性を向上させたり、活性
金属成分と結合することで触媒を最適化することにある
と言われている。この活性金属成分の分散性を更に向上
させる技術として、該金属成分とリンをアルミナの製造
段階において添加することが提案されている(特開昭6
3−123448号公報,特開平3−275142号公
報等)。しかし、通常リンはアルミナと高い反応性を示
すため、大部分のリンはアルミナと結合してしまい有効
に作用せず、また、多量にリンを添加した場合には、か
えって金属成分の凝集を引き起こし好ましくないという
問題があった。
【0003】一方、近年、リンと第8族金属が特異な状
態で結合すると高い水素化活性が得られることが示され
た(Journal of Catalysis,vo
l.161,p.539,1966年)。しかし、アル
ミナ担体ではリンとアルミナの強い反応性により、通常
の調製法では、その生成は極めて困難であるという問題
があった。
態で結合すると高い水素化活性が得られることが示され
た(Journal of Catalysis,vo
l.161,p.539,1966年)。しかし、アル
ミナ担体ではリンとアルミナの強い反応性により、通常
の調製法では、その生成は極めて困難であるという問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、水素化処理に対して高い水素化処理能力を示す新規
な触媒組成物を提供することにある。
は、水素化処理に対して高い水素化処理能力を示す新規
な触媒組成物を提供することにある。
【0005】本発明は、また、本発明の触媒組成物を簡
便に実用的に製造することができる触媒組成物の製造方
法を提供することも目的としている。
便に実用的に製造することができる触媒組成物の製造方
法を提供することも目的としている。
【0006】本発明は、更にまた、本発明の新規な高活
性な触媒組成物を用いて、特に重質油をはじめとする各
種の炭化水素油の水素化を有利に行うための方法を提供
することも目的としている。
性な触媒組成物を用いて、特に重質油をはじめとする各
種の炭化水素油の水素化を有利に行うための方法を提供
することも目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アルミナにリン
と活性金属成分が担持され、硫化処理された触媒組成物
であって、固体31P−NMR測定において、特定のスペ
クトルの強度比が特定の範囲にある触媒組成物が触媒活
性に著しく優れていることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アルミナにリン
と活性金属成分が担持され、硫化処理された触媒組成物
であって、固体31P−NMR測定において、特定のスペ
クトルの強度比が特定の範囲にある触媒組成物が触媒活
性に著しく優れていることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、アルミナに周期律表
第8族金属及びリンが担持され、硫化処理された触媒組
成物であって、又は、アルミナに周期律表第8族金属、
周期律表第6B族金属及びリンが担持され、硫化処理さ
れた触媒組成物であって、固体31P−NMR測定(条
件:共鳴周波数40.53Mヘルツ,繰り返し時間40
秒,パルス幅2μ秒,回転周波数7kヘルツ,リファレ
ンスH3 PO4 )で測定されるスペクトル1(−10〜
−30ppm)に対するスペクトル2(−100〜−1
30ppm)の強度比Rが0.6以下(0は含まず)で
ある触媒組成物とその製造方法及び該触媒組成物を用い
た炭化水素油の水素化処理方法を提供するものである。
第8族金属及びリンが担持され、硫化処理された触媒組
成物であって、又は、アルミナに周期律表第8族金属、
周期律表第6B族金属及びリンが担持され、硫化処理さ
れた触媒組成物であって、固体31P−NMR測定(条
件:共鳴周波数40.53Mヘルツ,繰り返し時間40
秒,パルス幅2μ秒,回転周波数7kヘルツ,リファレ
ンスH3 PO4 )で測定されるスペクトル1(−10〜
−30ppm)に対するスペクトル2(−100〜−1
30ppm)の強度比Rが0.6以下(0は含まず)で
ある触媒組成物とその製造方法及び該触媒組成物を用い
た炭化水素油の水素化処理方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。本発明の新規触媒組成物は、固体31P−NMR
測定(条件:共鳴周波数40.53Mヘルツ,繰り返し
時間40秒,パルス幅2μ秒,回転周波数7Kヘルツ,
リファレンスH3 PO4 )で測定されるスペクトル1
(−10〜−30ppm)に対するスペクトル2(−1
00〜−130ppm)の強度比Rが0.6以下(0は
含まず)であることが重要である。スペクトル1はリン
とアルミナの化合物に帰属される。スペクトル2は一般
にサイドバンドと呼ばれる疑似スペクトルであり、通常
この測定条件では測定されない。しかし、この条件で測
定した際に観測される場合は、リンと周期律表第8族金
属とアルミナの新規な化合物が存在していることを示し
ている。該強度比Rが0又は0.6を超えると、触媒組
成物の触媒活性が低下する。
明する。本発明の新規触媒組成物は、固体31P−NMR
測定(条件:共鳴周波数40.53Mヘルツ,繰り返し
時間40秒,パルス幅2μ秒,回転周波数7Kヘルツ,
リファレンスH3 PO4 )で測定されるスペクトル1
(−10〜−30ppm)に対するスペクトル2(−1
00〜−130ppm)の強度比Rが0.6以下(0は
含まず)であることが重要である。スペクトル1はリン
とアルミナの化合物に帰属される。スペクトル2は一般
にサイドバンドと呼ばれる疑似スペクトルであり、通常
この測定条件では測定されない。しかし、この条件で測
定した際に観測される場合は、リンと周期律表第8族金
属とアルミナの新規な化合物が存在していることを示し
ている。該強度比Rが0又は0.6を超えると、触媒組
成物の触媒活性が低下する。
【0010】該強度比Rが0.03〜0.4の範囲であ
ると、触媒活性が更に向上する。本発明の触媒組成物を
構成する、アルミナに担持される周期律表第8族金属と
しては、鉄,コバルト,ニッケル等が挙げられ、少なく
とも1種が使用される。好ましくは、コバルト,ニッケ
ルである。該周期律表第8族金属の量は、触媒組成物全
量基準で、金属として5〜30重量%、好ましくは10
〜25重量%である。金属量が5重量%未満であると効
果がみられない場合があり、30重量%を超えると金属
の凝集が起きる場合があり好ましくない。
ると、触媒活性が更に向上する。本発明の触媒組成物を
構成する、アルミナに担持される周期律表第8族金属と
しては、鉄,コバルト,ニッケル等が挙げられ、少なく
とも1種が使用される。好ましくは、コバルト,ニッケ
ルである。該周期律表第8族金属の量は、触媒組成物全
量基準で、金属として5〜30重量%、好ましくは10
〜25重量%である。金属量が5重量%未満であると効
果がみられない場合があり、30重量%を超えると金属
の凝集が起きる場合があり好ましくない。
【0011】次に、本発明の第2の触媒組成物を構成す
る、アルミナに担持される周期律表第6B族金属として
は、クロム,モリブデン,タングステン等が挙げられ、
少なくとも1種が使用される。好ましくは、モリブデ
ン,タングステンである。該周期律表第6B族金属の量
は、触媒組成物全量基準で、金属として10〜50重量
%、好ましくは15〜40重量%である。金属量が10
重量%未満であると効果がみられない場合があり、50
重量%を超えると金属の凝集が起きる場合があり好まし
くない。
る、アルミナに担持される周期律表第6B族金属として
は、クロム,モリブデン,タングステン等が挙げられ、
少なくとも1種が使用される。好ましくは、モリブデ
ン,タングステンである。該周期律表第6B族金属の量
は、触媒組成物全量基準で、金属として10〜50重量
%、好ましくは15〜40重量%である。金属量が10
重量%未満であると効果がみられない場合があり、50
重量%を超えると金属の凝集が起きる場合があり好まし
くない。
【0012】本発明の触媒組成物を構成する、アルミナ
に担持されるリンの量は、触媒組成物全量基準で、金属
として1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%であ
る。金属量が1重量%未満であると効果がみられない場
合があり、20重量%を超えると金属の凝集が起きる場
合があり好ましくない。本発明の触媒組成物は、アルミ
ニウムアルコキサイド、リン化合物及び周期律表第8族
金属化合物、又は、更に周期律表第6B族金属化合物
を、2個以上のヒドロキシル基を有する脂肪族多価アル
コールの存在下で水と混合し、得られたゲルを乾燥、焼
成、硫化の順に処理することによって製造される。
に担持されるリンの量は、触媒組成物全量基準で、金属
として1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%であ
る。金属量が1重量%未満であると効果がみられない場
合があり、20重量%を超えると金属の凝集が起きる場
合があり好ましくない。本発明の触媒組成物は、アルミ
ニウムアルコキサイド、リン化合物及び周期律表第8族
金属化合物、又は、更に周期律表第6B族金属化合物
を、2個以上のヒドロキシル基を有する脂肪族多価アル
コールの存在下で水と混合し、得られたゲルを乾燥、焼
成、硫化の順に処理することによって製造される。
【0013】先ず、本発明の触媒組成物の製造に使用さ
れる原料について説明する。アルミニウムアルコキサイ
ドとしては、特に限定されないが、例えば、アルミニウ
ムn−ブトキサイド,アルミニウムsec−ブトキサイ
ド,アルミニウムtert−ブトキサイド,アルミニウ
ムiso−プロポキサイド等があげられ、単独あるいは
混合して使用される。なお、これらのアルミニウムアル
コキサイドは、粘度調整のため、メタノール,ブタノー
ル,アセトン,トルエン等の有機溶剤で希釈することが
できる。
れる原料について説明する。アルミニウムアルコキサイ
ドとしては、特に限定されないが、例えば、アルミニウ
ムn−ブトキサイド,アルミニウムsec−ブトキサイ
ド,アルミニウムtert−ブトキサイド,アルミニウ
ムiso−プロポキサイド等があげられ、単独あるいは
混合して使用される。なお、これらのアルミニウムアル
コキサイドは、粘度調整のため、メタノール,ブタノー
ル,アセトン,トルエン等の有機溶剤で希釈することが
できる。
【0014】リン化合物としては、特に限定されない
が、例えば、無水リン酸,五酸化リン,アンモニウム塩
等が挙げられ、単独あるいは混合して使用される。周期
律表第8族金属化合物としては、塩化物,硝酸塩,硫酸
塩,酢酸塩,アンモニウム塩,炭酸塩,水酸化物等が使
用される。具体的には、硝酸ニッケル,硝酸コバルト,
炭酸ニッケル,炭酸コバルト,酢酸ニッケル,酢酸コバ
ルト,塩化ニッケル,硫酸ニッケル,水酸化ニッケル,
塩化コバルト,硫酸コバルト等が挙げられ、単独あるい
は混合して使用される。
が、例えば、無水リン酸,五酸化リン,アンモニウム塩
等が挙げられ、単独あるいは混合して使用される。周期
律表第8族金属化合物としては、塩化物,硝酸塩,硫酸
塩,酢酸塩,アンモニウム塩,炭酸塩,水酸化物等が使
用される。具体的には、硝酸ニッケル,硝酸コバルト,
炭酸ニッケル,炭酸コバルト,酢酸ニッケル,酢酸コバ
ルト,塩化ニッケル,硫酸ニッケル,水酸化ニッケル,
塩化コバルト,硫酸コバルト等が挙げられ、単独あるい
は混合して使用される。
【0015】周期律表第6B族金属化合物としては、塩
化物,酸化物,アンモニウム塩等が使用される。具体的
には、パラモリブデン酸アンモニウム,パラタングステ
ン酸アンモニウム,メタモリブデン酸アンモニウム,メ
タタングステン酸アンモニウム,三酸化モリブデン,三
酸化タングステン,塩化モリブデン,塩化タングステン
等が挙げられ、単独あるいは混合して使用される。
化物,酸化物,アンモニウム塩等が使用される。具体的
には、パラモリブデン酸アンモニウム,パラタングステ
ン酸アンモニウム,メタモリブデン酸アンモニウム,メ
タタングステン酸アンモニウム,三酸化モリブデン,三
酸化タングステン,塩化モリブデン,塩化タングステン
等が挙げられ、単独あるいは混合して使用される。
【0016】2個以上のヒドロキシル基を有する脂肪族
多価アルコールとしては、特に限定されないが、例え
ば、プロパンジオール,グリセリン,ブタンジオール,
ブタントリオール,エリスリトール,ペンタンジオー
ル,ソルビトール等が挙げられ、単独あるいは混合して
使用される。中でも、1,2−プロパンジオール;1,
2,4−ブタントリオール;1,3−ブタンジオール;
1,2−ペンタンジオール等の2個以上のヒドロキシル
基のうち少なくとも1個のヒドロキシル基が末端の炭素
原子以外に結合しているものが好ましく、さらにその中
でも1,3−ブタンジオール;1,2−ペンタンジオー
ル等沸点が200℃以上のものがより好ましい。
多価アルコールとしては、特に限定されないが、例え
ば、プロパンジオール,グリセリン,ブタンジオール,
ブタントリオール,エリスリトール,ペンタンジオー
ル,ソルビトール等が挙げられ、単独あるいは混合して
使用される。中でも、1,2−プロパンジオール;1,
2,4−ブタントリオール;1,3−ブタンジオール;
1,2−ペンタンジオール等の2個以上のヒドロキシル
基のうち少なくとも1個のヒドロキシル基が末端の炭素
原子以外に結合しているものが好ましく、さらにその中
でも1,3−ブタンジオール;1,2−ペンタンジオー
ル等沸点が200℃以上のものがより好ましい。
【0017】上記の原料を、脂肪族多価アルコール/ア
ルコキサイド(原子比)0.05〜5、好ましくは0.
1〜3、また、水/アルコキサイド(原子比)1〜5
0、好ましくは2〜40の割合で仕込み、50〜100
℃、好ましくは60〜90℃の温度で混合し、加水分解
してゲルを生成させる。上記の条件の範囲を逸脱すると
好ましくない反応が進行し、触媒組成物の収量が低下す
る場合がある。上記の原料の混合順序は、特に限定され
ないが、加水分解前にゲル化しない条件で行うことが望
ましい。通常、アルコール等の有機溶媒で希釈されたア
ルコキサイドに脂肪族多価アルコール,活性金属成分及
びリン化合物を添加し、さらに水を添加して加水分解す
るのが好ましい。なお、混合に際しては、空気中の水分
と反応しないように注意することが必要である。加水分
解されて得られたゲルは、場合によっては数時間の熟成
を行うことも有効である。
ルコキサイド(原子比)0.05〜5、好ましくは0.
1〜3、また、水/アルコキサイド(原子比)1〜5
0、好ましくは2〜40の割合で仕込み、50〜100
℃、好ましくは60〜90℃の温度で混合し、加水分解
してゲルを生成させる。上記の条件の範囲を逸脱すると
好ましくない反応が進行し、触媒組成物の収量が低下す
る場合がある。上記の原料の混合順序は、特に限定され
ないが、加水分解前にゲル化しない条件で行うことが望
ましい。通常、アルコール等の有機溶媒で希釈されたア
ルコキサイドに脂肪族多価アルコール,活性金属成分及
びリン化合物を添加し、さらに水を添加して加水分解す
るのが好ましい。なお、混合に際しては、空気中の水分
と反応しないように注意することが必要である。加水分
解されて得られたゲルは、場合によっては数時間の熟成
を行うことも有効である。
【0018】得られたゲルを乾燥、焼成、硫化の順に処
理する。乾燥方法については、減圧乾燥,常圧乾燥,真
空凍結乾燥等の一般的な乾燥方法を使用でき、単独ある
いは組み合わせてもよい。乾燥条件は特に限定されない
が、水及び希釈用の有機溶剤が十分に除去される条件で
行えばよい。通常は、乾燥温度40〜200℃、乾燥時
間0.5〜24時間である。
理する。乾燥方法については、減圧乾燥,常圧乾燥,真
空凍結乾燥等の一般的な乾燥方法を使用でき、単独ある
いは組み合わせてもよい。乾燥条件は特に限定されない
が、水及び希釈用の有機溶剤が十分に除去される条件で
行えばよい。通常は、乾燥温度40〜200℃、乾燥時
間0.5〜24時間である。
【0019】焼成方法については、流通式焼成炉,マッ
フル炉,ロータリーキルン等の一般的な焼成方法を使用
できる。有機物を除去するために、十分な量の酸素の存
在下で行うことが望ましい。焼成温度は、通常400〜
700℃、好ましくは450〜600℃である。低すぎ
ると、有機物の除去が不完全になる場合があり、高すぎ
ると、触媒組成物の収量が低下する場合がある。焼成時
間は特に限定されないが、有機物が十分に除去される条
件で行えばよい。通常は、0.5〜24時間である。
フル炉,ロータリーキルン等の一般的な焼成方法を使用
できる。有機物を除去するために、十分な量の酸素の存
在下で行うことが望ましい。焼成温度は、通常400〜
700℃、好ましくは450〜600℃である。低すぎ
ると、有機物の除去が不完全になる場合があり、高すぎ
ると、触媒組成物の収量が低下する場合がある。焼成時
間は特に限定されないが、有機物が十分に除去される条
件で行えばよい。通常は、0.5〜24時間である。
【0020】硫化方法については、水素の存在下で、周
期律表第8族金属化合物及び周期律表第6B族金属化合
物の理論硫化量以上の含硫黄化合物と接触させることに
より行えばよい。硫化温度は通常300〜500℃、好
ましくは350〜450℃である。低すぎると硫化が不
十分な場合があり、高すぎると金属成分の凝集が起こる
場合がある。硫化剤は特に限定されないが、硫化水素,
ジメチルジサルファイド,二硫化炭素,硫黄分を含んだ
軽質軽油(LGO)等の石油留分など各種の硫黄化合物
を使用できる。
期律表第8族金属化合物及び周期律表第6B族金属化合
物の理論硫化量以上の含硫黄化合物と接触させることに
より行えばよい。硫化温度は通常300〜500℃、好
ましくは350〜450℃である。低すぎると硫化が不
十分な場合があり、高すぎると金属成分の凝集が起こる
場合がある。硫化剤は特に限定されないが、硫化水素,
ジメチルジサルファイド,二硫化炭素,硫黄分を含んだ
軽質軽油(LGO)等の石油留分など各種の硫黄化合物
を使用できる。
【0021】上記で得られた触媒組成物は通常成形して
反応に供するが、成形は焼成の後硫化前に行い、リアク
ターに充填後硫化する方が好ましい。成形方法にについ
ては、打錠成形,混練・捏和・押し出し成形など一般な
成形方法を使用できる。成形の際バインダーは特に用い
なくてよいが、必要に応じてベーマイト,アルミナゲ
ル,シリカゲル,チタニアゲル等を用いることができ、
特にアルミナゲルが好ましい。
反応に供するが、成形は焼成の後硫化前に行い、リアク
ターに充填後硫化する方が好ましい。成形方法にについ
ては、打錠成形,混練・捏和・押し出し成形など一般な
成形方法を使用できる。成形の際バインダーは特に用い
なくてよいが、必要に応じてベーマイト,アルミナゲ
ル,シリカゲル,チタニアゲル等を用いることができ、
特にアルミナゲルが好ましい。
【0022】成形の形状は、特に限定されないが、円柱
状,三葉状,四葉状が使用時の圧力損失や原料油との接
触効率の観点から好ましい。また、成形する場合には、
必要に応じて、強度の観点から成形後に乾燥、焼成を行
うことが好ましい。その場合、乾燥は乾燥空気中で、5
0〜250℃、好ましくは100〜200℃、焼成は乾
燥空気中で、300〜700℃、好ましくは350〜6
00℃の条件で行えばよい。
状,三葉状,四葉状が使用時の圧力損失や原料油との接
触効率の観点から好ましい。また、成形する場合には、
必要に応じて、強度の観点から成形後に乾燥、焼成を行
うことが好ましい。その場合、乾燥は乾燥空気中で、5
0〜250℃、好ましくは100〜200℃、焼成は乾
燥空気中で、300〜700℃、好ましくは350〜6
00℃の条件で行えばよい。
【0023】さらに、焼成後硫化前に成形する場合に
は、必要に応じて、成形後周期律表第8族金属化合物及
び/又は周期律表第6B族金属化合物を含浸してもよ
い。本発明により得られた触媒組成物を炭化水素油と反
応させて水素化処理を行う。水素化処理に用いられる炭
化水素としては、ナフサ,灯油,軽質軽油(LGO),
重質軽油(HGO),減圧軽油(VGO),分解軽油
(LCO),常圧残油,減圧残油,タールサンド,シェ
ールオイル,石炭液化油等が挙げられる。
は、必要に応じて、成形後周期律表第8族金属化合物及
び/又は周期律表第6B族金属化合物を含浸してもよ
い。本発明により得られた触媒組成物を炭化水素油と反
応させて水素化処理を行う。水素化処理に用いられる炭
化水素としては、ナフサ,灯油,軽質軽油(LGO),
重質軽油(HGO),減圧軽油(VGO),分解軽油
(LCO),常圧残油,減圧残油,タールサンド,シェ
ールオイル,石炭液化油等が挙げられる。
【0024】水素化処理としては水素化脱硫,水素化脱
窒素,水素化脱金属,水素化分解等の種々の水素化処理
に適用できるが、特に水素化脱硫,水素化脱窒素に好適
に適用できる。水素化処理の反応条件としては対象とす
る原料油の種類や目的となる反応等により異なるが、反
応温度は通常、100〜500℃、好ましくは200〜
450℃の範囲に選定するのが好適である。反応圧力は
通常、常圧〜200kg/cm 2 、好ましくは10〜1
80kg/cm2 の範囲に選定するのが好適である。反
応形式としては、特に限定されないが、通常は、固定
床,移動床,沸騰床,流動床,懸濁床等の種々のプロセ
スが採用され、好ましくは経済性から固定床による流通
方式が好適に採用される。
窒素,水素化脱金属,水素化分解等の種々の水素化処理
に適用できるが、特に水素化脱硫,水素化脱窒素に好適
に適用できる。水素化処理の反応条件としては対象とす
る原料油の種類や目的となる反応等により異なるが、反
応温度は通常、100〜500℃、好ましくは200〜
450℃の範囲に選定するのが好適である。反応圧力は
通常、常圧〜200kg/cm 2 、好ましくは10〜1
80kg/cm2 の範囲に選定するのが好適である。反
応形式としては、特に限定されないが、通常は、固定
床,移動床,沸騰床,流動床,懸濁床等の種々のプロセ
スが採用され、好ましくは経済性から固定床による流通
方式が好適に採用される。
【0025】こうした流通方式の場合には、LHSV
(液空間速度)を0.01〜100h -1、好ましくは
0.1〜50h-1の範囲に選定するのがよい。水素ガス
と炭化水素油の供給割合(水素/炭化水素油比)は通
常、5〜5,000Nm3 /kl、好ましくは10〜
2,500Nm3 /klの範囲に選定するのが好適であ
る。
(液空間速度)を0.01〜100h -1、好ましくは
0.1〜50h-1の範囲に選定するのがよい。水素ガス
と炭化水素油の供給割合(水素/炭化水素油比)は通
常、5〜5,000Nm3 /kl、好ましくは10〜
2,500Nm3 /klの範囲に選定するのが好適であ
る。
【0026】以上のように本発明の触媒組成物を用いて
各種の炭化水素油について、水素化脱硫等の各種の水素
化処理を効率よく行うことができ、硫黄分や窒素分ある
いは重金属分が十分に低減された有用炭化水素留分を収
率よく得ることができる。
各種の炭化水素油について、水素化脱硫等の各種の水素
化処理を効率よく行うことができ、硫黄分や窒素分ある
いは重金属分が十分に低減された有用炭化水素留分を収
率よく得ることができる。
【0027】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これらの実施例になんら制限されるものではな
い。 実施例1 冷却管付きフラスコにアルミニウムsec−ブトキサイ
ド15ccを、sec−ブタノール45ccで希釈し
て、攪拌しながら85℃に保持した。これに1,3−ブ
タンジオール(沸点203℃)10ccと硝酸ニッケル
・6水塩4.1g、無水リン酸1.6gを添加した。さ
らに、蒸留水10ccを添加して加水分解し、85℃で
1時間攪拌しゲル化物を得た。このゲル化物をロータリ
ーエバポレーターで減圧下、60℃で1時間、送風乾燥
機で120℃で15時間乾燥させた後、空気中550℃
で3時間焼成した。次に、この焼成体を硫化水素/水素
気流中で400℃で2時間硫化し、触媒Aを得た。触媒
Aの金属担持量は金属として、ニッケルは17.9重量
%、リンは10.5重量%であった。得られた触媒Aの
31P−NMR測定を、共鳴周波数40.53Mヘルツ,
繰り返し時間40秒,パルス幅2μ秒,回転周波数7k
ヘルツ,リファレンスH3 PO4 の条件で行った。得ら
れたスペクトル1(−10〜−30ppm)に対するス
ペクトル2(−100〜−130ppm)の強度比Rは
0.35であった。
るが、これらの実施例になんら制限されるものではな
い。 実施例1 冷却管付きフラスコにアルミニウムsec−ブトキサイ
ド15ccを、sec−ブタノール45ccで希釈し
て、攪拌しながら85℃に保持した。これに1,3−ブ
タンジオール(沸点203℃)10ccと硝酸ニッケル
・6水塩4.1g、無水リン酸1.6gを添加した。さ
らに、蒸留水10ccを添加して加水分解し、85℃で
1時間攪拌しゲル化物を得た。このゲル化物をロータリ
ーエバポレーターで減圧下、60℃で1時間、送風乾燥
機で120℃で15時間乾燥させた後、空気中550℃
で3時間焼成した。次に、この焼成体を硫化水素/水素
気流中で400℃で2時間硫化し、触媒Aを得た。触媒
Aの金属担持量は金属として、ニッケルは17.9重量
%、リンは10.5重量%であった。得られた触媒Aの
31P−NMR測定を、共鳴周波数40.53Mヘルツ,
繰り返し時間40秒,パルス幅2μ秒,回転周波数7k
ヘルツ,リファレンスH3 PO4 の条件で行った。得ら
れたスペクトル1(−10〜−30ppm)に対するス
ペクトル2(−100〜−130ppm)の強度比Rは
0.35であった。
【0028】実施例2 実施例1において、1,3−ブタンジオールの代わりに
1,4−ブタンジオール(沸点230℃)を用いたほか
は同様の条件で触媒を調製し、触媒Bを得た。触媒Bの
金属担持量は金属として、ニッケルは17.6重量%、
リンは10.2重量%であった。得られた触媒Bの31P
−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結果、ス
ペクトル1に対するスペクトル2の強度比Rは0.26
であった。
1,4−ブタンジオール(沸点230℃)を用いたほか
は同様の条件で触媒を調製し、触媒Bを得た。触媒Bの
金属担持量は金属として、ニッケルは17.6重量%、
リンは10.2重量%であった。得られた触媒Bの31P
−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結果、ス
ペクトル1に対するスペクトル2の強度比Rは0.26
であった。
【0029】実施例3 実施例1において、1,3−ブタンジオールの代わりに
1,2,4−ブタントリオール(沸点150℃)を用い
たほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Cを得た。触
媒Cの金属担持量は金属として、ニッケルは17.7重
量%、リンは10.4重量%であった。得られた触媒C
の31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結
果、スペクトル1に対するスペクトル2の強度比Rは
0.28であった。
1,2,4−ブタントリオール(沸点150℃)を用い
たほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Cを得た。触
媒Cの金属担持量は金属として、ニッケルは17.7重
量%、リンは10.4重量%であった。得られた触媒C
の31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結
果、スペクトル1に対するスペクトル2の強度比Rは
0.28であった。
【0030】比較例1 実施例1において、1,3−ブタンジオールの代わりに
イソプロパノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調
製し、触媒Dを得た。触媒Dの金属担持量は金属とし
て、ニッケルは18.0重量%、リンは10.2重量%
であった。得られた触媒Dの31P−NMR測定を、実施
例1と同じ条件で行った結果、スペクトル2は観測され
ず、スペクトル1に対するスペクトル2の強度比Rは0
であった。
イソプロパノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調
製し、触媒Dを得た。触媒Dの金属担持量は金属とし
て、ニッケルは18.0重量%、リンは10.2重量%
であった。得られた触媒Dの31P−NMR測定を、実施
例1と同じ条件で行った結果、スペクトル2は観測され
ず、スペクトル1に対するスペクトル2の強度比Rは0
であった。
【0031】比較例2 硝酸ニッケル・6水塩4.1g,無水リン酸1.6gを
蒸留水に溶解させて、活性アルミナ担体(比表面積20
0m2 /g)3gに常圧で含浸させた。これを1時間静
置した後、120℃で3時間乾燥させ、空気で500℃
で3時間焼成した。さらに、この焼成体を硫化水素/水
素気流中で400℃で2時間硫化し、触媒Eを得た。触
媒Eの金属担持量は金属として、ニッケルは18.2重
量%、リンは10.0重量%であった。得られた触媒E
の31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結
果、スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対する
スペクトル2の強度比Rは0であった。
蒸留水に溶解させて、活性アルミナ担体(比表面積20
0m2 /g)3gに常圧で含浸させた。これを1時間静
置した後、120℃で3時間乾燥させ、空気で500℃
で3時間焼成した。さらに、この焼成体を硫化水素/水
素気流中で400℃で2時間硫化し、触媒Eを得た。触
媒Eの金属担持量は金属として、ニッケルは18.2重
量%、リンは10.0重量%であった。得られた触媒E
の31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結
果、スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対する
スペクトル2の強度比Rは0であった。
【0032】実施例4 実施例1において、硝酸ニッケルの代わりに硝酸コバル
ト・6水塩4.1gを用いたほかは同様の条件で触媒を
調製し、触媒Fを得た。触媒Fの金属担持量は金属とし
て、コバルトは18.1重量%、リンは10.4重量%
であった。得られた触媒Fの31P−NMR測定を、実施
例1と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するス
ペクトル2の強度比Rは0.33であった。
ト・6水塩4.1gを用いたほかは同様の条件で触媒を
調製し、触媒Fを得た。触媒Fの金属担持量は金属とし
て、コバルトは18.1重量%、リンは10.4重量%
であった。得られた触媒Fの31P−NMR測定を、実施
例1と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するス
ペクトル2の強度比Rは0.33であった。
【0033】比較例3 実施例4において、1,3−ブタンジオールを用いなか
ったほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Gを得た。
触媒Gの金属担持量は金属として、コバルトは17.7
重量%、リンは10.4重量%であった。得られた触媒
Gの31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った
結果、スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対す
るスペクトル2の強度比Rは0であった。
ったほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Gを得た。
触媒Gの金属担持量は金属として、コバルトは17.7
重量%、リンは10.4重量%であった。得られた触媒
Gの31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った
結果、スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対す
るスペクトル2の強度比Rは0であった。
【0034】実施例5 冷却管付きフラスコにアルミニウムsec−ブトキサイ
ド15ccを、sec−ブタノール45ccで希釈し
て、攪拌しながら85℃に保持した。これに1,3−ブ
タンジオール(沸点203℃)10ccと硝酸ニッケル
・6水塩1.8g、パラモリブデン酸アンモニウム2.
1g,無水リン酸0.7gを添加した。さらに、蒸留水
10ccを添加して加水分解し、85℃で1時間攪拌し
ゲル化物を得た。このゲル化物をロータリーエバポレー
ターで減圧下、60℃で1時間、送風乾燥機で120℃
で15時間乾燥させた後、空気中550℃で3時間焼成
した。次に、この焼成体を硫化水素/水素気流中で40
0℃で2時間硫化し、触媒Hを得た。触媒Hの金属担持
量は金属として、ニッケルは6.4重量%、モリブデン
は20.2重量%、リンは4.0重量%であった。得ら
れた触媒Hの31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件
で行った結果、スペクトル1に対するスペクトル2の強
度比Rは0.18であった。
ド15ccを、sec−ブタノール45ccで希釈し
て、攪拌しながら85℃に保持した。これに1,3−ブ
タンジオール(沸点203℃)10ccと硝酸ニッケル
・6水塩1.8g、パラモリブデン酸アンモニウム2.
1g,無水リン酸0.7gを添加した。さらに、蒸留水
10ccを添加して加水分解し、85℃で1時間攪拌し
ゲル化物を得た。このゲル化物をロータリーエバポレー
ターで減圧下、60℃で1時間、送風乾燥機で120℃
で15時間乾燥させた後、空気中550℃で3時間焼成
した。次に、この焼成体を硫化水素/水素気流中で40
0℃で2時間硫化し、触媒Hを得た。触媒Hの金属担持
量は金属として、ニッケルは6.4重量%、モリブデン
は20.2重量%、リンは4.0重量%であった。得ら
れた触媒Hの31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件
で行った結果、スペクトル1に対するスペクトル2の強
度比Rは0.18であった。
【0035】実施例6 実施例5において、1,3−ブタンジオールの代わりに
1,2,4−ブタントリオール(沸点150℃)を用い
たほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Iを得た。触
媒Iの金属担持量は金属として、ニッケルは6.2重量
%、モリブデンは20.0重量%,リンは4.2重量%
であった。得られた触媒Iの31P−NMR測定を、実施
例1と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するス
ペクトル2の強度比Rは0.10であった。
1,2,4−ブタントリオール(沸点150℃)を用い
たほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Iを得た。触
媒Iの金属担持量は金属として、ニッケルは6.2重量
%、モリブデンは20.0重量%,リンは4.2重量%
であった。得られた触媒Iの31P−NMR測定を、実施
例1と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するス
ペクトル2の強度比Rは0.10であった。
【0036】実施例7 実施例5において、1,3−ブタンジオールの代わりに
1,2−ペンタンジオール(沸点206℃)を用いたほ
かは同様の条件で触媒を調製し、触媒Jを得た。触媒J
の金属担持量は金属として、ニッケルは6.3重量%、
モリブデンは20.1重量%,リンは4.4重量%であ
った。得られた触媒Jの31P−NMR測定を、実施例1
と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するスペク
トル2の強度比Rは0.16であった。
1,2−ペンタンジオール(沸点206℃)を用いたほ
かは同様の条件で触媒を調製し、触媒Jを得た。触媒J
の金属担持量は金属として、ニッケルは6.3重量%、
モリブデンは20.1重量%,リンは4.4重量%であ
った。得られた触媒Jの31P−NMR測定を、実施例1
と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するスペク
トル2の強度比Rは0.16であった。
【0037】実施例8 実施例5において、1,3−ブタンジオールの代わりに
1,5−ペンタンジオール(沸点242℃)を用いたほ
かは同様の条件で触媒を調製し、触媒Kを得た。触媒K
の金属担持量は金属として、ニッケルは6.2重量%、
モリブデンは19.8重量%,リンは4.6重量%であ
った。得られた触媒Kの31P−NMR測定を、実施例1
と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するスペク
トル2の強度比Rは0.11であった。
1,5−ペンタンジオール(沸点242℃)を用いたほ
かは同様の条件で触媒を調製し、触媒Kを得た。触媒K
の金属担持量は金属として、ニッケルは6.2重量%、
モリブデンは19.8重量%,リンは4.6重量%であ
った。得られた触媒Kの31P−NMR測定を、実施例1
と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対するスペク
トル2の強度比Rは0.11であった。
【0038】比較例4 実施例5において、1,3−ブタンジオールの代わりに
イソプロパノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調
製し、触媒Lを得た。触媒Lの金属担持量は金属とし
て、ニッケルは6.5重量%、モリブデンは20.0重
量%,リンは4.2重量%であった。得られた触媒Lの
31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結
果、スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対する
スペクトル2の強度比Rは0であった。
イソプロパノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調
製し、触媒Lを得た。触媒Lの金属担持量は金属とし
て、ニッケルは6.5重量%、モリブデンは20.0重
量%,リンは4.2重量%であった。得られた触媒Lの
31P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結
果、スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対する
スペクトル2の強度比Rは0であった。
【0039】比較例5 実施例5において、1,3−ブタンジオールの代わりに
n−ブタノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調製
し、触媒Mを得た。触媒Mの金属担持量は金属として、
ニッケルは6.2重量%、モリブデンは20.1重量
%,リンは4.3重量%であった。得られた触媒Mの31
P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結果、
スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対するスペ
クトル2の強度比Rは0であった。
n−ブタノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調製
し、触媒Mを得た。触媒Mの金属担持量は金属として、
ニッケルは6.2重量%、モリブデンは20.1重量
%,リンは4.3重量%であった。得られた触媒Mの31
P−NMR測定を、実施例1と同じ条件で行った結果、
スペクトル2は観測されず、スペクトル1に対するスペ
クトル2の強度比Rは0であった。
【0040】比較例6 実施例5において、1,3−ブタンジオールの代わりに
エタノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調製し、
触媒Nを得た。触媒Nの金属担持量は金属として、ニッ
ケルは6.4重量%、モリブデンは19.9重量%,リ
ンは4.4重量%であった。得られた触媒Nの31P−N
MR測定を、実施例1と同じ条件で行った結果、スペク
トル2は観測されず、スペクトル1に対するスペクトル
2の強度比Rは0であった。
エタノールを用いたほかは同様の条件で触媒を調製し、
触媒Nを得た。触媒Nの金属担持量は金属として、ニッ
ケルは6.4重量%、モリブデンは19.9重量%,リ
ンは4.4重量%であった。得られた触媒Nの31P−N
MR測定を、実施例1と同じ条件で行った結果、スペク
トル2は観測されず、スペクトル1に対するスペクトル
2の強度比Rは0であった。
【0041】比較例7 パラモリブデン酸アンモニウム2.1g,硝酸ニッケル
・6水塩4.1g,無水リン酸1.6gを蒸留水に溶解
させて、活性アルミナ担体(比表面積200m 2 /g)
3gに常圧で含浸させた。これを1時間静置した後、1
20℃で3時間乾燥させ、空気で500℃で3時間焼成
した。さらに、この焼成体を硫化水素/水素気流中で4
00℃で2時間硫化し、触媒Qを得た。触媒Qの金属担
持量は金属として、ニッケルは6.2重量%、モリブデ
ンは20.2重量%、リンは4.2重量%であった。得
られた触媒Qの31P−NMR測定を、実施例1と同じ条
件で行った結果、スペクトル2は観測されず、スペクト
ル1に対するスペクトル2の強度比Rは0であった。
・6水塩4.1g,無水リン酸1.6gを蒸留水に溶解
させて、活性アルミナ担体(比表面積200m 2 /g)
3gに常圧で含浸させた。これを1時間静置した後、1
20℃で3時間乾燥させ、空気で500℃で3時間焼成
した。さらに、この焼成体を硫化水素/水素気流中で4
00℃で2時間硫化し、触媒Qを得た。触媒Qの金属担
持量は金属として、ニッケルは6.2重量%、モリブデ
ンは20.2重量%、リンは4.2重量%であった。得
られた触媒Qの31P−NMR測定を、実施例1と同じ条
件で行った結果、スペクトル2は観測されず、スペクト
ル1に対するスペクトル2の強度比Rは0であった。
【0042】実施例9 実施例5において、パラモリブデン酸アンモニウムの代
わりにパラタングステン酸アンモニウム2.0gを用い
たほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Sを得た。触
媒Sの金属担持量は金属として、ニッケルは6.3重量
%、タングステンは20.3重量%、リンは4.4重量
%であった。得られた触媒Sの31P−NMR測定を、実
施例1と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対する
スペクトル2の強度比Rは0.17であった。
わりにパラタングステン酸アンモニウム2.0gを用い
たほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Sを得た。触
媒Sの金属担持量は金属として、ニッケルは6.3重量
%、タングステンは20.3重量%、リンは4.4重量
%であった。得られた触媒Sの31P−NMR測定を、実
施例1と同じ条件で行った結果、スペクトル1に対する
スペクトル2の強度比Rは0.17であった。
【0043】比較例8 実施例9において、1,3−ブタンジオールを用いなか
ったほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Tを得た。
触媒Tの金属担持量は金属として、ニッケルは6.3重
量%、タングステンは20.1重量%、リンは4.3重
量%であった。得られた触媒Tの31P−NMR測定を、
実施例1と同じ条件で行った結果、スペクトル2は観測
されず、スペクトル1に対するスペクトル2の強度比R
は0であった。
ったほかは同様の条件で触媒を調製し、触媒Tを得た。
触媒Tの金属担持量は金属として、ニッケルは6.3重
量%、タングステンは20.1重量%、リンは4.3重
量%であった。得られた触媒Tの31P−NMR測定を、
実施例1と同じ条件で行った結果、スペクトル2は観測
されず、スペクトル1に対するスペクトル2の強度比R
は0であった。
【0044】水素化処理 次に、触媒A〜Tについてチオフェン水素化脱硫活性を
測定した。触媒試料を石英ガラスの反応管に200mg
充填し、水素ガス流通下(流量10cc/分)、常圧、
300℃でチオフェン50torrと接触させた。反応
3時間後のチオフェンの脱硫率を、生成したC4 炭化水
素と未反応のチオフェンの量をガスクロマトグラフィー
で測定することによって求めた。その結果を第1表に示
す。新規な触媒組成物を用いることで、高い脱硫性能が
得られることが判る。
測定した。触媒試料を石英ガラスの反応管に200mg
充填し、水素ガス流通下(流量10cc/分)、常圧、
300℃でチオフェン50torrと接触させた。反応
3時間後のチオフェンの脱硫率を、生成したC4 炭化水
素と未反応のチオフェンの量をガスクロマトグラフィー
で測定することによって求めた。その結果を第1表に示
す。新規な触媒組成物を用いることで、高い脱硫性能が
得られることが判る。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の触媒組成物を用いた炭化水素油
の水素化処理は、従来の水素化処理触媒に比べて、脱硫
などの水素化処理を効率よく行うことができ、これによ
って、硫黄分等が著しく低減された有用炭化水素留分を
収率よく得ることができる。
の水素化処理は、従来の水素化処理触媒に比べて、脱硫
などの水素化処理を効率よく行うことができ、これによ
って、硫黄分等が著しく低減された有用炭化水素留分を
収率よく得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10G 45/10 C10G 45/10 B
Claims (8)
- 【請求項1】 アルミナに周期律表第8族金属及びリン
が担持され、硫化処理された触媒組成物であって、固体
31P−NMR測定(条件:共鳴周波数40.53Mヘル
ツ,繰り返し時間40秒,パルス幅2μ秒,回転周波数
7kヘルツ,リファレンスH3 PO4 )で測定されるス
ペクトル1(−10〜−30ppm)に対するスペクト
ル2(−100〜−130ppm)の強度比Rが0.6
以下(0は含まず)であることを特徴とする触媒組成
物。 - 【請求項2】 スペクトル1に対するスペクトル2の強
度比Rが0.03〜0.4である請求項1記載の触媒組
成物。 - 【請求項3】 アルミナに周期律表第8族金属、周期律
表第6B族金属及びリンが担持され、硫化処理された触
媒組成物であって、固体31P−NMR測定(条件:共鳴
周波数40.53Mヘルツ,繰り返し時間40秒,パル
ス幅2μ秒,回転周波数7kヘルツ,リファレンスH3
PO4 )で測定されるスペクトル1(−10〜−30p
pm)に対するスペクトル2(−100〜−130pp
m)の強度比Rが0.6以下(0は含まず)であること
を特徴とする触媒組成物。 - 【請求項4】 スペクトル1に対するスペクトル2の強
度比Rが0.03〜0.4である請求項3記載の触媒組
成物。 - 【請求項5】 アルミニウムアルコキサイド、リン化合
物及び周期律表第8族金属化合物を、2個以上のヒドロ
キシル基を有する脂肪族多価アルコールの存在下で水と
混合し、得られたゲルを乾燥、焼成、硫化の順に処理す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の触媒組成物の
製造方法。 - 【請求項6】 アルミニウムアルコキサイド、リン化合
物、周期律表第8族金属化合物及び周期律表第6B族金
属化合物を、2個以上のヒドロキシル基を有する脂肪族
多価アルコールの存在下で水と混合し、得られたゲルを
乾燥、焼成、硫化の順に処理することを特徴とする請求
項3又は4記載の触媒組成物の製造方法。 - 【請求項7】 炭化水素油を水素の存在下、請求項1又
は2記載の触媒組成物と接触させて水素化処理を行うこ
とを特徴とする炭化水素油の水素化処理方法。 - 【請求項8】 炭化水素油を水素の存在下、請求項3又
は4記載の触媒組成物と接触させて水素化処理を行うこ
とを特徴とする炭化水素油の水素化処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9037197A JPH10277396A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 新規な触媒組成物とその製造方法及び該触媒組成物を用いた炭化水素油の水素化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9037197A JPH10277396A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 新規な触媒組成物とその製造方法及び該触媒組成物を用いた炭化水素油の水素化処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10277396A true JPH10277396A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13996710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9037197A Pending JPH10277396A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 新規な触媒組成物とその製造方法及び該触媒組成物を用いた炭化水素油の水素化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10277396A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005061424A1 (en) * | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Sk Corporation | Continuous production method of 1,2,4-butanetriol |
WO2005120706A1 (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-22 | Nippon Oil Corporation | 炭化水素油の水素化処理触媒及び該触媒を用いた水素化処理方法 |
JP2006075830A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Inst Fr Petrole | 水素化処理触媒の硫化方法 |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP9037197A patent/JPH10277396A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005061424A1 (en) * | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Sk Corporation | Continuous production method of 1,2,4-butanetriol |
WO2005120706A1 (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-22 | Nippon Oil Corporation | 炭化水素油の水素化処理触媒及び該触媒を用いた水素化処理方法 |
US7429550B2 (en) | 2004-06-07 | 2008-09-30 | Nippon Oil Corporation | Hydrogenation catalyst for hydrocarbon oil and process for hydrogenation using the catalyst |
JP2006075830A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Inst Fr Petrole | 水素化処理触媒の硫化方法 |
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