JPH10277048A - 内視鏡用高周波処置具 - Google Patents

内視鏡用高周波処置具

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JPH10277048A
JPH10277048A JP9089216A JP8921697A JPH10277048A JP H10277048 A JPH10277048 A JP H10277048A JP 9089216 A JP9089216 A JP 9089216A JP 8921697 A JP8921697 A JP 8921697A JP H10277048 A JPH10277048 A JP H10277048A
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JP
Japan
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endoscope
outer diameter
tip
sheath
metal conductive
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Pending
Application number
JP9089216A
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English (en)
Inventor
Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡先端を患部に近づけて高周波処置を行う
場合でも、先端の金属導電部が内視鏡側に接触せず、高
周波電流が内視鏡側に漏洩しない電気安全性の高い内視
鏡用高周波処置具を提供すること。 【解決手段】電気絶縁材23,24によって被覆されて
内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通して使用されるシ
ース20の先端に、高周波電流が流される金属導電部3
0が設けられた内視鏡用高周波処置具10において、上
記シース20を被覆する電気絶縁材23,24の先端部
分の外径寸法を、上記金属導電部30の外径寸法より太
く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の処置具
挿通チャンネルに挿通されて、高周波電流を流して使用
される内視鏡用高周波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用高周波処置具は一般に、電気絶
縁材によって被覆されたシースの先端に、高周波電流が
流される金属導電部が設けられて構成されており、シー
スを被覆する電気絶縁材の先端部分の外径寸法と金属導
電部の外径寸法とがほぼ同じ寸法に形成されている(実
開昭58−152914号、実開昭62−186708
号、実開平5−5106号、及び特開平3−29555
1号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡用高周波処置具
を用いて内視鏡的処置を行う場合には、処置を正確に行
うために、内視鏡先端から患部までの距離があまり遠く
ならないようにするのが好ましい。
【0004】しかし、内視鏡先端から患部までの距離が
近いと、例えば図5に示されるように、シース91に被
覆された電気絶縁部材92部分が内視鏡80の処置具挿
通チャンネル81から突出せず、金属導電部93が処置
具挿通チャンネル81内に残る場合がある。
【0005】すると、上述のように電気絶縁材92の先
端部分92aの外径寸法と金属導電部93の外径寸法と
がほぼ同じ寸法に形成された従来の内視鏡用高周波処置
具では、金属導電部93の後端部93aが処置具挿通チ
ャンネル81の出口付近において内視鏡80側の金属部
に触れて高周波電流が内視鏡80側に漏洩して、電気安
全上の問題が生じる場合がある。
【0006】そこで本発明は、内視鏡先端を患部に近づ
けて高周波処置を行う場合でも、先端の金属導電部が内
視鏡側に接触せず、高周波電流が内視鏡側に漏洩しない
電気安全性の高い内視鏡用高周波処置具を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用高周波処置具は、電気絶縁材によ
って被覆されて内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通し
て使用されるシースの先端に、高周波電流が流される金
属導電部が設けられた内視鏡用高周波処置具において、
上記シースを被覆する電気絶縁材の先端部分の外径寸法
を、上記金属導電部の外径寸法より太く形成したことを
特徴とする。
【0008】なお、上記電気絶縁材の先端部分が電気絶
縁性の糸によって緊縛されていて、その緊縛糸部の外径
寸法が上記金属導電部の外径寸法より太く形成されてい
てもよい。
【0009】また、上記電気絶縁材がチューブ状であっ
て、その先端部分の外径寸法が上記金属導電部の外径寸
法より太く形成されていてもよい。また、上記電気絶縁
材の外径寸法が、先端部分だけ部分的に太く形成されて
いてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示
しており、高周波処置具10として、いわゆるホットバ
イオプシー用の生検鉗子に本発明を適用したものであ
る。
【0011】高周波処置具10は、可撓性シース20の
先端部分に金属導電部30が連結されて構成されてお
り、シース20内に挿通された操作ワイヤ21を介し
て、高周波電流が金属導電部30に伝達される。
【0012】シース20は、ステンレス鋼線製の密着巻
きコイルパイプ22の外周を電気絶縁性の合成樹脂製可
撓性チューブ23で被覆して形成されている。この実施
の形態においては、コイルパイプ22として素線の断面
形状が長方形のものが用いられている。
【0013】可撓性チューブ23としては、例えば四フ
ッ化エチレン樹脂チューブが用いられており、その先端
部分は、電気絶縁性の緊縛糸24によって、きつく緊縛
されている。
【0014】金属導電部30は、コイルパイプ22の先
端に連結されたステンレス鋼製の先端本体31に、操作
ワイヤ21によって遠隔的に作動させられるリンク機構
32と、そのリンク機構32によって開閉される一対の
開閉部材33とが配置されて構成されている。34は、
開閉部材33の支軸である。
【0015】このように構成された高周波処置具10に
おいて、可撓性チューブ23の先端部分を緊縛する緊縛
糸24の外径寸法が、その前側に隣接する金属導電部3
0の外径寸法より太く形成されている。
【0016】したがって、図1に示されるように、内視
鏡80の先端と患部100との間の距離が近くて、可撓
性チューブ23部分が処置具挿通チャンネル81から突
出せずに、金属導電部30の後端部30aが処置具挿通
チャンネル81内に残った状態でも、緊縛糸24の外周
面部分が処置具挿通チャンネル81の内周面に接触し
て、金属導電部30は処置具挿通チャンネル81の内周
面に全く接触しないので、高周波処置を行っても、高周
波電流が内視鏡80側に漏洩しない。
【0017】図2は、本発明の第2の実施の形態の内視
鏡用高周波処置具を示しており、本発明を高周波止血具
に適用した例である。この実施の形態においては、シー
ス20を外装する電気絶縁性の可撓性チューブ23の先
端部分が、金属導電部30の先端本体31の最後端部分
に外側から螺合連結されていて、可撓性チューブ23の
先端部分Aの外径寸法が金属導電部30の外径寸法より
太く形成されている。
【0018】したがって、可撓性チューブ23の先端が
内視鏡80の処置具挿通チャンネル81から突出しない
使用状態においても、第1の実施の形態と同様に、金属
導電部30が内視鏡80側に接触しない。
【0019】その他の部分については、コイルパイプ2
2の素線の断面形状が円形であってその内側に薄い内装
チューブ25が内挿されていること以外、第1の実施の
形態と同様であり、それらについては第1の実施の形態
と同じ符号を付して、説明は省略する(以下の実施の形
態においても同じ)。
【0020】図3は、本発明の第3の実施の形態を示し
ており、本発明を2極式の内視鏡用高周波処置具に適用
した例である。シース20は、電気絶縁性の可撓性チュ
ーブ23をコイルパイプ22に被覆して形成されてい
る。
【0021】この実施の形態においては、一対の開閉部
材33の間が電気絶縁された構成になっていて、互いに
電気絶縁された一対の操作ワイヤ21がその一対の開閉
部材33に連結されている。また、一対の開閉部材33
どうしが接触しないように、両者の間には電気絶縁性の
ストッパ35が配置されている。
【0022】コイルパイプ22と連結される先端本体3
1の後端部分にはフランジ状に凸部31aが形成されて
いて、その外面に可撓性チューブ23の先端部分が被覆
されている。その結果、その部分Aの可撓性チューブ2
3の外径寸法が、金属導電部30の外径寸法より太くな
っている。
【0023】したがって、可撓性チューブ23の先端が
内視鏡80の処置具挿通チャンネル81から突出しない
使用状態においても、第1の実施の形態と同様に、金属
導電部30が内視鏡80側に接触しない。
【0024】図4は、本発明の第4の実施の形態を示し
ており、第1の実施の形態と同様のホットバイオプシー
用の高周波処置具10において、第3の実施の形態と同
様にコイルパイプ22と連結される先端本体31の後端
部分にフランジ状の凸部31aを形成して、その外面に
電気絶縁性の可撓性チューブ23の先端部分を被覆した
ものである。
【0025】その結果、その部分Aの可撓性チューブ2
3の外径寸法は、金属導電部30の後端部30aより太
くなっていて、可撓性チューブ23の先端が内視鏡80
の処置具挿通チャンネル81から突出しない使用状態に
おいても、第1の実施の形態と同様に金属導電部30が
内視鏡80側に接触しない。なお図4は、凸部31aが
処置具挿通チャンネル81の出口から前方に出て、金属
導電部30が内視鏡80に絶対に触れなくなっている状
態を示している。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、シースを被覆する電気
絶縁材の先端部分の外径寸法を、その前側に隣接する金
属導電部の外径寸法より太く形成したことにより、内視
鏡先端を患部に近づけて、電気絶縁材部分が内視鏡の処
置具挿通チャンネルの先から突出せずに金属導電部の後
側部分が処置具挿通チャンネル内に残った状態でも、電
気絶縁材の外周面部分が処置具挿通チャンネルの内周面
に接触して、金属導電部は内視鏡側に接触しないので、
高周波処置を行う際に高周波電流が内視鏡側に漏洩せ
ず、電気的安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の側面断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態の側面断面図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態の側面断面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態の側面断面図であ
る。
【図5】従来の内視鏡用高周波処置具の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
10 高周波処置具 20 シース 23 可撓性チューブ 24 緊縛糸 30 金属導電部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁材によって被覆されて内視鏡の処
    置具挿通チャンネルに挿通して使用されるシースの先端
    に、高周波電流が流される金属導電部が設けられた内視
    鏡用高周波処置具において、 上記シースを被覆する電気絶縁材の先端部分の外径寸法
    を、上記金属導電部の外径寸法より太く形成したことを
    特徴とする内視鏡用高周波処置具。
  2. 【請求項2】上記電気絶縁材の先端部分が電気絶縁性の
    糸によって緊縛されていて、その緊縛糸部の外径寸法が
    上記金属導電部の外径寸法より太く形成されている請求
    項1記載の内視鏡用高周波処置具。
  3. 【請求項3】上記電気絶縁材がチューブ状であって、そ
    の先端部分の外径寸法が上記金属導電部の外径寸法より
    太く形成されている請求項1記載の内視鏡用高周波処置
    具。
  4. 【請求項4】上記電気絶縁材の外径寸法が、先端部分だ
    け部分的に太く形成されている請求項1、2又は3記載
    の内視鏡用高周波処置具。
JP9089216A 1997-04-08 1997-04-08 内視鏡用高周波処置具 Pending JPH10277048A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9089216A JPH10277048A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 内視鏡用高周波処置具
DE1998115840 DE19815840A1 (de) 1997-04-08 1998-04-08 Behandlungsinstrument für ein Endoskop

Applications Claiming Priority (1)

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JP9089216A JPH10277048A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 内視鏡用高周波処置具

Publications (1)

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JPH10277048A true JPH10277048A (ja) 1998-10-20

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ID=13964533

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JP9089216A Pending JPH10277048A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 内視鏡用高周波処置具

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JP (1) JPH10277048A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072767A1 (ja) * 2005-12-19 2007-06-28 Nobuyuki Sakurazawa 組織切開剥離具

Cited By (1)

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Effective date: 20060622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060817