JPH05253241A - 高周波処置具 - Google Patents
高周波処置具Info
- Publication number
- JPH05253241A JPH05253241A JP4058214A JP5821492A JPH05253241A JP H05253241 A JPH05253241 A JP H05253241A JP 4058214 A JP4058214 A JP 4058214A JP 5821492 A JP5821492 A JP 5821492A JP H05253241 A JPH05253241 A JP H05253241A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- gripping
- treatment
- frequency
- treatments
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波処置を簡単にできると共に、安全性も
確保できる高周波処置具を提供すること。 【構成】 生体内に挿入して高周波電流を通電して医
療処置を行う高周波処置具において、先端に絶縁された
先端把持部3と、該先端把持部3を形成する把持部材3
a,3bの対向する把持面13a,13bに切除あるい
は止血等の高周波処置を行うための電極8a,8bを設
け、把持部材3a,3bで対象となる組織を把持して電
極8a,8bで高周波処置をするもの。
確保できる高周波処置具を提供すること。 【構成】 生体内に挿入して高周波電流を通電して医
療処置を行う高周波処置具において、先端に絶縁された
先端把持部3と、該先端把持部3を形成する把持部材3
a,3bの対向する把持面13a,13bに切除あるい
は止血等の高周波処置を行うための電極8a,8bを設
け、把持部材3a,3bで対象となる組織を把持して電
極8a,8bで高周波処置をするもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切除等の処置が必要と
される組織部分のみに高周波電流を通電して医療処置を
行う高周波処置具に関する。
される組織部分のみに高周波電流を通電して医療処置を
行う高周波処置具に関する。
【0002】
【従来技術】高周波処置具は種々の外科手術に使用され
ており、最近では開腹しないで、内視鏡の観察下での手
術にも多用されている。従来は、切除とか止血等の処置
を行う場合には、2本の処置具を使って1つの処置具で
処置したい部位を把持し、処置しやすいようにして(処
置しやすい位置に移動して)もう1つの処置具を(主に
高周波処置具が挙げられる)使って処置していた。
ており、最近では開腹しないで、内視鏡の観察下での手
術にも多用されている。従来は、切除とか止血等の処置
を行う場合には、2本の処置具を使って1つの処置具で
処置したい部位を把持し、処置しやすいようにして(処
置しやすい位置に移動して)もう1つの処置具を(主に
高周波処置具が挙げられる)使って処置していた。
【0003】この方法であると、2本の処置具を使用す
るので、作業が複雑になるし、また患者にとっても体皮
に開ける各種処置具、内視鏡を挿入するための挿入穴の
数が増えて、負担が大きくなるという2つの欠点があ
る。又、上記方法であると、高周波処置具が目的部位以
外の正常組織に触れることも多々あるので、正常組織に
電気的損傷を与えるおそれもある。
るので、作業が複雑になるし、また患者にとっても体皮
に開ける各種処置具、内視鏡を挿入するための挿入穴の
数が増えて、負担が大きくなるという2つの欠点があ
る。又、上記方法であると、高周波処置具が目的部位以
外の正常組織に触れることも多々あるので、正常組織に
電気的損傷を与えるおそれもある。
【0004】このため、例えば特開昭61ー50106
8号の従来例では、処置具の先端に目的部位を挟んでそ
の挟んだ部材に高周波電流を流して処置することが可能
な外科用の処置具を開示している。
8号の従来例では、処置具の先端に目的部位を挟んでそ
の挟んだ部材に高周波電流を流して処置することが可能
な外科用の処置具を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来例の処置具
であると、高周波電流を流す部材が外部にむき出しにな
っており、対象部位の周りの正常な生体組織に電気的損
傷を負わしてしまうという欠点がある。
であると、高周波電流を流す部材が外部にむき出しにな
っており、対象部位の周りの正常な生体組織に電気的損
傷を負わしてしまうという欠点がある。
【0006】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、高周波処置を簡単にできると共に、安全性も確保で
きる高周波処置具を提供することを目的とする。
で、高周波処置を簡単にできると共に、安全性も確保で
きる高周波処置具を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決する手段及び作用】生体内に挿入して高
周波電流を通電して医療処置を行う高周波処置具におい
て、先端に絶縁された先端把持部と、該先端把持部を形
成する把持部材の対向する把持面に電極を設けることに
より、把持部材で対象となる組織を把持することによ
り、把持部材に設けた電極で切除等の高周波処置が簡単
にでき、且つ電極が接触する部位以外の生体組織には電
気的損傷を与えることを防止して安全性を確保してい
る。
周波電流を通電して医療処置を行う高周波処置具におい
て、先端に絶縁された先端把持部と、該先端把持部を形
成する把持部材の対向する把持面に電極を設けることに
より、把持部材で対象となる組織を把持することによ
り、把持部材に設けた電極で切除等の高周波処置が簡単
にでき、且つ電極が接触する部位以外の生体組織には電
気的損傷を与えることを防止して安全性を確保してい
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係
り、図1は第1実施例の高周波処置具の全体構成を示
し、図2は高周波処置具の先端に形成した先端把持部の
拡大図を示す。
的に説明する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係
り、図1は第1実施例の高周波処置具の全体構成を示
し、図2は高周波処置具の先端に形成した先端把持部の
拡大図を示す。
【0009】図1に示すように第1実施例の高周波処置
具1は硬性の軸部2と、この軸部2の先端に形成された
先端把持部3と、前記軸部2の後端に設けられた1対の
ハンドル4a,4bとから構成される。この1対のハン
ドル4a,4bはピン5で回動自在に連結され、下端に
は指掛けが形成されている。一方のハンドル4aの頂部
に軸部2を形成するパイプ2aの後端が挿入され、接着
剤などで固定されている。
具1は硬性の軸部2と、この軸部2の先端に形成された
先端把持部3と、前記軸部2の後端に設けられた1対の
ハンドル4a,4bとから構成される。この1対のハン
ドル4a,4bはピン5で回動自在に連結され、下端に
は指掛けが形成されている。一方のハンドル4aの頂部
に軸部2を形成するパイプ2aの後端が挿入され、接着
剤などで固定されている。
【0010】このパイプ2a内に挿通された軸棒2bの
後端は絶縁部材6と接続され、この絶縁部材6の後端の
半球部は他方のハンドル4bの頂部に形成した溝内に収
納されている。又、一方のハンドル4aの頂部には高周
波ピン7が突設され、この高周波ピン7の基端の図示し
ない2接点は軸部2を形成するパイプ2a又はこのパイ
プ2aの内部に挿通される軸棒2bの図示しない2本の
導体部と導通している。又、パイプ2aと軸棒2bは先
端把持部3を形成する把持部材3a,3bに設けた電極
8a,8b(図2参照)と導通している。又、1対のハ
ンドル4a,4bは絶縁塗装されている。
後端は絶縁部材6と接続され、この絶縁部材6の後端の
半球部は他方のハンドル4bの頂部に形成した溝内に収
納されている。又、一方のハンドル4aの頂部には高周
波ピン7が突設され、この高周波ピン7の基端の図示し
ない2接点は軸部2を形成するパイプ2a又はこのパイ
プ2aの内部に挿通される軸棒2bの図示しない2本の
導体部と導通している。又、パイプ2aと軸棒2bは先
端把持部3を形成する把持部材3a,3bに設けた電極
8a,8b(図2参照)と導通している。又、1対のハ
ンドル4a,4bは絶縁塗装されている。
【0011】上記軸部2の先端は図1の拡大図に示すよ
うに軸棒2bの先端はリンク機構9を介して1対の把持
部材3a,3bと接続され、軸棒2bを進退移動するこ
とによって1対の把持部材3a,3bを開閉できるよう
になっている。又、この軸棒2bとパイプ2aとの先端
にはOリング11を介装して水密構造にしている。又、
このパイプ2aの外周面は絶縁チューブ12で被覆され
ている。
うに軸棒2bの先端はリンク機構9を介して1対の把持
部材3a,3bと接続され、軸棒2bを進退移動するこ
とによって1対の把持部材3a,3bを開閉できるよう
になっている。又、この軸棒2bとパイプ2aとの先端
にはOリング11を介装して水密構造にしている。又、
このパイプ2aの外周面は絶縁チューブ12で被覆され
ている。
【0012】図2は把持部材3a,3bを拡大して示
し、把持部材3a,3bにおける生体組織を把持する把
持面13a,13bには電極8a,8bが設けてある。
つまり、把持部材3a,3bにおける対向する内側の把
持面13a,13bにおける対向する位置にそれぞれラ
イン状の電極8a,8bが埋設されており、把持部材3
a,3bが閉じた時接触する様になっている。
し、把持部材3a,3bにおける生体組織を把持する把
持面13a,13bには電極8a,8bが設けてある。
つまり、把持部材3a,3bにおける対向する内側の把
持面13a,13bにおける対向する位置にそれぞれラ
イン状の電極8a,8bが埋設されており、把持部材3
a,3bが閉じた時接触する様になっている。
【0013】この電極8a,8bは図示しないリード線
でパイプ2a又は軸棒2bの導体部(例えば一方の導体
部はパイプ2aで他方の導体部はパイプ2aと絶縁され
たリード線)と導通している。把持部材3a,3bにお
ける電極8a,8b以外の表面は絶縁塗装されている。
なお、電極8a,8bの面積は等しく、且つ把持面13
a,13b全体の面積に比較して十分小さく設けられて
いる。
でパイプ2a又は軸棒2bの導体部(例えば一方の導体
部はパイプ2aで他方の導体部はパイプ2aと絶縁され
たリード線)と導通している。把持部材3a,3bにお
ける電極8a,8b以外の表面は絶縁塗装されている。
なお、電極8a,8bの面積は等しく、且つ把持面13
a,13b全体の面積に比較して十分小さく設けられて
いる。
【0014】この第1実施例の使用例を説明する。ま
ず、図示しないトラカールで生体の腹部などに穿刺穴を
開け、スコープとかこの高周波処置具1を挿入する。
又、高周波ピン7をケーブルを介して高周波電源と接続
し、高周波電源のスイッチをONする。
ず、図示しないトラカールで生体の腹部などに穿刺穴を
開け、スコープとかこの高周波処置具1を挿入する。
又、高周波ピン7をケーブルを介して高周波電源と接続
し、高周波電源のスイッチをONする。
【0015】図1に示すようにハンドル4a,4bを把
持し、2点鎖線で示すように一方のハンドル4aに対し
て他方のハンドル4bを開く操作を行うことによって把
持部材3a,3bを開くことができる。そして開いた把
持部材3a,3bで切除すべき対象組織を把持するよう
に把持部材3a,3bを閉じる。すると、電極8a,8
bの間に高周波電流が流れ、電極8a,8bに接触する
組織を高周波電流で切除することができる。なお、把持
部材3a,3bを閉じた後、フットスイッチ等をONし
て高周波電流を流すようにしても良い。
持し、2点鎖線で示すように一方のハンドル4aに対し
て他方のハンドル4bを開く操作を行うことによって把
持部材3a,3bを開くことができる。そして開いた把
持部材3a,3bで切除すべき対象組織を把持するよう
に把持部材3a,3bを閉じる。すると、電極8a,8
bの間に高周波電流が流れ、電極8a,8bに接触する
組織を高周波電流で切除することができる。なお、把持
部材3a,3bを閉じた後、フットスイッチ等をONし
て高周波電流を流すようにしても良い。
【0016】この第1実施例によれば先端把持部3も電
極8a,8b以外は絶縁されているので、目的部位以外
の正常な組織に電気的損傷を負わすことがなく、安全で
ある。
極8a,8b以外は絶縁されているので、目的部位以外
の正常な組織に電気的損傷を負わすことがなく、安全で
ある。
【0017】又、電極8a,8bの面積は十分に小さい
ので、確実な切除等の処置が可能になる(電極8a,8
bに展開するエネルギはその表面積の逆数に比例す
る)。従来は2本の処置具を使用して行っていた処置を
1本の処置具で可能にしているので、患者に開ける挿入
穴も少なくて済み、患者の負担も少なくなる。さらに、
術者の側からみても、処置を容易かつ短時間に終了でき
る。
ので、確実な切除等の処置が可能になる(電極8a,8
bに展開するエネルギはその表面積の逆数に比例す
る)。従来は2本の処置具を使用して行っていた処置を
1本の処置具で可能にしているので、患者に開ける挿入
穴も少なくて済み、患者の負担も少なくなる。さらに、
術者の側からみても、処置を容易かつ短時間に終了でき
る。
【0018】図3は本発明の第2実施例における先端把
持部21を示す。この第2実施例は図2に示す把持部材
3a,3bにおける電極8a,8bに加え、その両側に
1対の電極22a,22bと23a,23bとを設けて
ある。この実施例では中央の電極8a,8bは切除用電
流を流す電極で、その両側の電極22a,22bと23
a,23bは止血用電流を流す電極としている。電極2
2a,22bと23a,23bは例えば電極8a,8b
と同じ形状及び面積であるが、流す電流の波形が異な
る。
持部21を示す。この第2実施例は図2に示す把持部材
3a,3bにおける電極8a,8bに加え、その両側に
1対の電極22a,22bと23a,23bとを設けて
ある。この実施例では中央の電極8a,8bは切除用電
流を流す電極で、その両側の電極22a,22bと23
a,23bは止血用電流を流す電極としている。電極2
2a,22bと23a,23bは例えば電極8a,8b
と同じ形状及び面積であるが、流す電流の波形が異な
る。
【0019】互いに対向する電極22a,22bと23
a,23bは図示しないリード線を介して高周波ピン7
と接続されている。この高周波ピン7を介して高周波電
源から電極8a,8bには切除用電流が供給され、電極
22a,22bと23a,23bには止血用電流が供給
される。その他の構成は第1実施例と同様である。
a,23bは図示しないリード線を介して高周波ピン7
と接続されている。この高周波ピン7を介して高周波電
源から電極8a,8bには切除用電流が供給され、電極
22a,22bと23a,23bには止血用電流が供給
される。その他の構成は第1実施例と同様である。
【0020】この実施例によれば、対象とする部位を切
除或いは切断する時に、電極8a,8bには切除用電流
を、電極22a,22bと23a,23bには止血用電
流を同時に流すと、対象とする部位を電極8a,8bに
当たる部分で2つに切断するのと同時に止血の処置を行
える。その他の作用・効果は第1実施例と同じである。
除或いは切断する時に、電極8a,8bには切除用電流
を、電極22a,22bと23a,23bには止血用電
流を同時に流すと、対象とする部位を電極8a,8bに
当たる部分で2つに切断するのと同時に止血の処置を行
える。その他の作用・効果は第1実施例と同じである。
【0021】ところで、従来のトラカールに付いている
封止弁(オートバルブ、トランペット弁)はスコープ挿
入時は付勢された弁が常にスコープと接触している為、
軟性スコープには適用できなかった。又、弁の構造が複
雑な為、洗浄が面倒であった。このため、図4(a)に
示すような捻り弁付きトラカールの外套構造にしても良
い。
封止弁(オートバルブ、トランペット弁)はスコープ挿
入時は付勢された弁が常にスコープと接触している為、
軟性スコープには適用できなかった。又、弁の構造が複
雑な為、洗浄が面倒であった。このため、図4(a)に
示すような捻り弁付きトラカールの外套構造にしても良
い。
【0022】トラカールの外套管31のフランジ状基部
32の手元側に、外周に複数の螺旋溝33を設けた軟性
チューブ34の一端が接続されている。この軟性チュー
ブ34の他端はフランジ状基部35の開口部に接続さ
れ、この開口部は軟性チューブ34を介してフランジ状
基部32の開口部、つまり外套管31の管腔と連通して
いる。
32の手元側に、外周に複数の螺旋溝33を設けた軟性
チューブ34の一端が接続されている。この軟性チュー
ブ34の他端はフランジ状基部35の開口部に接続さ
れ、この開口部は軟性チューブ34を介してフランジ状
基部32の開口部、つまり外套管31の管腔と連通して
いる。
【0023】そして、2つの基部32、35は軟性チュ
ーブ34の外周に設けたバネ等の付勢部材36で連結さ
れ、この付勢部材36による付勢力で通常の状態では軟
性チューブ34は捻られており、トラカールの開口部は
閉じられている。又、軟性チューブ34には螺旋溝33
が設けてあるので、容易に捻ることができる。この付勢
部材36を取り除くと図4(b)に示すように外套管3
1にチューブ34が接続された普通の筒状態になる。
ーブ34の外周に設けたバネ等の付勢部材36で連結さ
れ、この付勢部材36による付勢力で通常の状態では軟
性チューブ34は捻られており、トラカールの開口部は
閉じられている。又、軟性チューブ34には螺旋溝33
が設けてあるので、容易に捻ることができる。この付勢
部材36を取り除くと図4(b)に示すように外套管3
1にチューブ34が接続された普通の筒状態になる。
【0024】この外套管31の作用は以下のようにな
る。図4(a)に示す状態に対し、軟性チューブ34の
捻りを外力を加えて戻すことにより、開口部は大きく開
口し、そこにスコープ、処置具等を挿入して、外力を取
り除くと軟性チューブ34は付勢部材36により、また
元に戻ろうとする(開口部が閉じた状態になろうとす
る)。これにより、挿入物が挿入された時でも気密構造
となる。
る。図4(a)に示す状態に対し、軟性チューブ34の
捻りを外力を加えて戻すことにより、開口部は大きく開
口し、そこにスコープ、処置具等を挿入して、外力を取
り除くと軟性チューブ34は付勢部材36により、また
元に戻ろうとする(開口部が閉じた状態になろうとす
る)。これにより、挿入物が挿入された時でも気密構造
となる。
【0025】従って、気密構造に容易に保つことができ
る。又、弁構造等が複雑な構造でなく、1本の筒になる
ので洗浄性が向上する。さらに、あらゆる径の挿入物で
も気密を保つことが可能になる。
る。又、弁構造等が複雑な構造でなく、1本の筒になる
ので洗浄性が向上する。さらに、あらゆる径の挿入物で
も気密を保つことが可能になる。
【0026】ところで、送気・送水チューブのようにダ
ブルルーメンチューブを1本に合流させる場合、以下に
示すようにして合流させても良い。図5(a)に示すダ
ブルルーメンチューブ41の2つの断面が円形の管路4
2、43の互いに対向(隣接)する半円部を端部側から
取り除くように切断して図5(b)に示すようにする。
そして、対向する切断面44、45をテーパ状に合流さ
せ、対向する2つの切断面44、45を接合して、隣接
する半円部は円形にされ、図5(c)に示すように合流
したチューブにする。
ブルルーメンチューブを1本に合流させる場合、以下に
示すようにして合流させても良い。図5(a)に示すダ
ブルルーメンチューブ41の2つの断面が円形の管路4
2、43の互いに対向(隣接)する半円部を端部側から
取り除くように切断して図5(b)に示すようにする。
そして、対向する切断面44、45をテーパ状に合流さ
せ、対向する2つの切断面44、45を接合して、隣接
する半円部は円形にされ、図5(c)に示すように合流
したチューブにする。
【0027】一方、図6(a)及び図6(b)に示すよ
うに2つのチューブ51、52において、一方のチュー
ブ51は軸と直角に中央まで切断し、その切断面から外
径方向にテーパ状に切断し、他方のチューブ52は端面
を中心から外径方向にテーパ状に切り欠く。おのおのの
チューブ51、52をその切断面で滑らかに合流するよ
うに接合して図6(c)に示すように合流したチューブ
にする。
うに2つのチューブ51、52において、一方のチュー
ブ51は軸と直角に中央まで切断し、その切断面から外
径方向にテーパ状に切断し、他方のチューブ52は端面
を中心から外径方向にテーパ状に切り欠く。おのおのの
チューブ51、52をその切断面で滑らかに合流するよ
うに接合して図6(c)に示すように合流したチューブ
にする。
【0028】図5又は図6に示すチューブによれば、チ
ューブ同士の接合なので、パイプによるつなぎ大きさを
小さくできる。又、簡単に送気・送水管路を合流できる
ので、流路が単純になる。又、チューブ接続部の省スペ
ースを実現できるので、スコープの細径化が可能にな
る。又、流体の流路が単純になるので、洗浄性が向上す
る。
ューブ同士の接合なので、パイプによるつなぎ大きさを
小さくできる。又、簡単に送気・送水管路を合流できる
ので、流路が単純になる。又、チューブ接続部の省スペ
ースを実現できるので、スコープの細径化が可能にな
る。又、流体の流路が単純になるので、洗浄性が向上す
る。
【0029】なお、図1の軸部2をフレキシブルにして
軟性内視鏡のチャンネル内を挿通して使用できるように
しても良い。又、先端把持部を2つの把持部材が開閉す
る構造に限らず、3つ以上に開閉しその中の2つ以上の
把持部材における対向する把持面に電極を設けるように
しても良い。
軟性内視鏡のチャンネル内を挿通して使用できるように
しても良い。又、先端把持部を2つの把持部材が開閉す
る構造に限らず、3つ以上に開閉しその中の2つ以上の
把持部材における対向する把持面に電極を設けるように
しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
端把持部を形成する把持部材の対向する把持面に電極を
設けてあるので、切除などを行う対象部組織以外に電気
的損傷を与えることを防止でき、安全性を向上できる。
又、把持する操作で切除などの高周波処置を簡単に行う
ことができる。
端把持部を形成する把持部材の対向する把持面に電極を
設けてあるので、切除などを行う対象部組織以外に電気
的損傷を与えることを防止でき、安全性を向上できる。
又、把持する操作で切除などの高周波処置を簡単に行う
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例の高周波処置具の全体構成
図。
図。
【図2】第1実施例の高周波処置具の先端把持部を拡大
して示す斜視図。
して示す斜視図。
【図3】本発明の第2実施例の高周波処置具における先
端把持部を拡大して示す斜視図。
端把持部を拡大して示す斜視図。
【図4】捻り弁付きのトラカール外套管の構造を示す斜
視図。
視図。
【図5】ダブルルーメンチューブを形成する工程の1例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図6】ダブルルーメンチューブを形成する工程の他の
1例を示す説明図。
1例を示す説明図。
1…高周波処置具 2…軸部 3…先端把持部 3a,3b…把持部材 4a,4b…ハンドル 5…ピン 7…高周波ピン 8a,8b…電極 9…リンク機構 12…絶縁チューブ 13a,13b…把持面
Claims (1)
- 【請求項1】 生体内に挿入して高周波電流を通電して
医療処置を行う高周波処置具において、 先端に絶縁された先端把持部と、該先端把持部を形成す
る把持部材の対向する把持面に電極を設けたことを特徴
とする高周波処置具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05821492A JP3342034B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 高周波処置具 |
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