JPH10276793A - 糖鎖高分子化合物の分解方法 - Google Patents
糖鎖高分子化合物の分解方法Info
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Abstract
物に分解する方法を提供する。 【解決手段】 グルコピラノース環のみを含むオリゴ糖
または多糖が他の成分とともに主鎖を構成している糖鎖
高分子化合物、又は少なくとも1種類の繰り返し単位を
有する分子鎖を、グルコピラノース環のみを含むオリゴ
糖または多糖で架橋した糖鎖高分子化合物の分解方法で
あって、該オリゴ糖または多糖の糖と糖の間のグリコシ
ド結合を切断し、末端部に糖を含む化合物にまで分解す
る方法。
Description
の分解方法に関し、特に分解により精製した物質を再び
容易に利用できる分解方法に関し、詳しくはグルコピラ
ノース環のみを含む糖を有する糖鎖高分子化合物の分解
方法に関するものである。
もちろん家庭からのゴミも、環境への配慮が必要になっ
ている現在、工業材料であるプラスチック樹脂も例外で
はなく、環境への負荷を軽減した処理、あるいはそのよ
うな処理の可能な新素材の研究開発が求められている。
低減した処理方法は、例えば熱分解や化学分解により低
分子化したものを消却したり埋め立てる方法である。し
かし、焼却処理は二酸化炭素の排出を伴うために、地球
の温暖化、樹脂中にハロゲンや硫黄、窒素元素が含まれ
ているような場合には有害気体による大気汚染の原因に
なりかねない。埋め立てた場合、現在実用化されている
ほとんどの樹脂は、長期間残存したままの状態となる。
この期間に添加物などが流出して土壌汚染の原因の一つ
となっている。
球環境などに悪影響を与えない高分子化合物として、生
分解性高分子化合物の開発が活発に行われている。(例
えば、特開平5−287043号公報)。生分解性樹脂
には大きく分けて微生物産生物、植物由来の天然物、化
学合成物の3種類がある。微生物産生物の例としては、
アルカリジェネス ユートロプルス(Alcalige
nes eutroplus)によるD−3−ヒドロキ
シブチレートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合ポ
リエステルが、商品名「パイオポール」として市販され
ている。これは、微生物により生分解される。
デンプン、セルロース、キトサンなどがある。これらは
それ自体が生分解性を有する。さらに、デンプンと変性
ポリビニルアルコールとの混合物やセルロースを化学修
飾したセルロースエステル、セルロースとキトサンとの
複合体なども知られている。化学合成物では、ポリビニ
ルアルコール.ポリエチレングリコール等の水溶性高分
子、ポリエチレンアジペート、ポリカプロラクトン等の
ような脂肪族ポリエステル等が生分解性を示す。
チックを低分子化したものを高分子化合物の原料として
再利用する例が知られている。例えば、固体塩基触媒を
用いた接触分解によリポリスチレンをスチレンモノマー
やダイマーとして回収し、再重合原料として供給してい
る例や、メタノールを用いたメタノリシス法、エチレン
グリコールを用いたグリコシス法、酸や塩基を用いた加
水分解法により、ポリエチレンテレフタレートをジメチ
ルフタレート、エチレングリコール、テレフタル酸など
に分解し、これらをポリエチレンテレフタレートの原料
や他の化学薬品として利用している例が挙げられる。し
かしこれらの例において再利用できる成分を取り出すた
めには、分解物を多くの工程で分別、精製する必要があ
る。そして係る工程は、廃プラスッチクの分解生成物の
再利用コストを上昇させる原因の一つである。
も、埋め立て処理に際しては従来の生分解されないポリ
エチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂などに比べ
れば好ましい材料であるが、分解生成物の再利用という
観点から合成された例は未だ知られていない。
て分解性の糖鎖高分子化合物及びその分解法について提
案している。この糖鎖高分子化合物は、生分解性とリサ
イクル性を兼ね備えた有用な材料である。
鎖高分子化合物について検討を行なったところ、より再
利用し易い分解生成物を得られる分解方法を見出した。
本発明は係る知見に基づきなされたものであり、その目
的は、糖鎖高分子化合物をより再利用し易い化合物に分
解することのできる分解方法を提供する点にある。
高分子化合物について種々検討を重ねた結果、グルコピ
ラノース環のみを含む少なくとも2糖以上の糖類を含む
糖鎖高分子化合物のグリコシド結合部分での分解方法
が、分解生成物の両末端が糖となるため親水性(水可溶
性)となり、生成物の再利用がより容易であることを見
出した。また、末端部分が全て糖であるため、分別精製
過程も少なくなり、容易に再重合ができることを見いだ
し、本発明に至ったものである。
を含む少なくとも2糖以上の糖類が他の成分とともに主
鎖を構成している糖鎖高分子化合物の分解方法であっ
て、該糖類の糖と糖の間のグリコシド結合を切断し、末
端部に糖を含む化合物にまで分解することを特徴とする
糖鎖高分子化合物の分解方法である。
返し単位を有する分子鎖を、グルコピラノース環のみを
含む少なくとも2糖以上の糖類で架橋した糖鎖高分子化
合物の分解方法であって、該糖類の糖と糖の間のグリコ
シド結合を切断し、末端部に糖を含む化合物にまで分解
することを特徴とする糖鎖高分子化合物の分解方法であ
る。
する分子鎖中にグルコピラノース環のみを含む少なくと
も2糖以上の糖類が繰り返し単位として含まれているの
が好ましい。
2糖以上の糖類が他の成分とともに主鎖を構成している
糖鎖高分子化合物において、該糖類が他の成分と例えば
エステル結合やペプチド結合等によって結合しているの
が好ましい。
とも2糖以上の糖類がオリゴ糖または多糖であるのが好
ましい。
ス、ラクトース、イソマルトース、キトビオース、ニゲ
ロース、トレハロース、メリビオース、セロトリオー
ス、キトトリオース、マルトトリオース、セロテトラオ
ース、キトテトラオース、マルトテトラオース、セロペ
ンタオース、マルトペンタオース、キトペンタオース、
セロヘキサオース、マルトヘキサオース、キトヘキサオ
ース、及びこれらのアセチル化物の少なくとも一つであ
るのが好ましい。又主鎖を構成する糖類がオリゴ糖であ
り、他の成分がジカルボン酸であるのが好ましい。
ーゲン、ガラクタン、マンナン、キチン、キトサン、ア
ルギン酸、ポリグルコサミン、プルラン、ヒアルロン酸
の少なくとも一つであるのが好ましい。又主鎖を構成す
る糖類が多糖であり、他の成分がジカルボン酸であるの
が好ましい。
物で架橋されているのが好ましい。該脂肪族有機化合物
が、ジカルボン酸、ジオール、ジアミン、ジイソシアネ
ートから選ばれる化合物であるのが好ましい。該脂肪族
有機化合物がポリビニルアルコールであるのが好まし
い。該主鎖同士が、該主鎖中の糖部分にて架橋している
のが好ましい。該主鎖同士が、該主鎖中の糖以外の部分
にて架橋しているのが好ましい。
する分子鎖を、グルコピラノース環のみを含む少なくと
も2糖以上の糖類で架橋した糖鎖高分子化合物におい
て、該繰り返し単位がビニル基を有する化合物由来のも
のが好ましい。該繰り返し単位が、グルコピラノース環
のみを含む糖由来のものであるのが好ましい。
して該分子鎖を架橋しているのが好ましい。該糖が、該
繰り返し単位中の糖の部位に結合して該分子鎖を架橋し
ているのが好ましい。本発明においては、上記糖鎖高分
子化合物の糖と糖の間のグリコシド結合を選択的に酵素
による加水分解により切断することによって、該糖鎖高
分子化合物を分解することが好ましい。
方法は、グルコピラノース環のみを含む少なくとも2糖
以上の糖類が他の成分とともに主鎖を構成している糖鎖
高分子化合物、または、少なくとも1種の繰り返し単位
を有する分子鎖を、グルコピラノース環のみを含む少な
くとも2糖以上の糖類で架橋した糖鎖高分子化合物のグ
リコシド結合部分で分解することを特徴とするものであ
る。
る。 (第1の態様)図1は本発明の糖鎖高分子化合物の分解
方法の第1の実施態様を示す概略図である。図1(a)
は第1の態様による、直鎖状の糖鎖高分子化合物を説明
するための概念図、図1(b)は糖鎖高分子を分解した
状態を示す概念図である。11はオリゴ糖もしくは多糖
部分を示し、13は該オリゴ糖もしくは多糖部分11と
結合して糖鎖高分子化合物を形成する他の成分を表す。
そして例えば、オリゴ糖もしくは多糖部分11と他の成
分13とは例えばエステル結合によって結合されてい
る。
あり、ホモオリゴ糖とヘテロオリゴ糖のどちらも上記1
1のオリゴ糖部分の材料に用いることができる。ただ
し、単一酵素での分解が可能なこと、再利用のための分
別精製が容易なことからホモオリゴ糖であることがより
好ましい。
グルコピラノース環のみを含む糖を含有することが好ま
しい。即ち、グルコピラノース環のみを含む糖を該糖部
分に導入することによって該糖鎖高分子化合物の耐熱性
を向上させることが可能である。
オリゴ糖としては、セロビオース、ラクトース、マルト
ース、イソマルトース、キトビオース、ニゲロース、ト
レハロース、メリビオースなどの二糖類、セロトリオー
ス、キトトリオース、マルトトリオースなどの三糖類、
四糖類以上としては、セロテトラオース、キトテトラオ
ース、マルトテトラオース、セロペンタオース、キトペ
ンタオース、マルトペンタオース、セロヘキサオース、
キトヘキサオース、マルトヘキサオースなどがあげられ
る。該グルコピラノース環を含有する代表的な多糖とし
ては、キトサン、アルギン酸、セルロース、でんぷん、
グリコーゲン、ガラクタン、マンナン、ポリグルコサミ
ン、プルラン、ヒアルロン酸などが挙げられる。これら
の糖は分子内に含まれているOH基を、例えばアセチル
基やベンジル基など重合不可能な原子団で置換した糖誘
導体であってもよい。
ような糖のOH基と反応してエステル結合を形成可能
な、例えばジカルボン酸等が挙げられる。飽和ジカルボ
ン酸としては、例えばシュウ酸、コハク酸、マロン酸、
グルタル酸、アジピン酸、ピメメリン酸、スベリン酸、
セバシン酸、ドデカン二酸、オクタデカン二酸等、不飽
和脂肪族ジカルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸
等、芳香族ジカルボン酸としては、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸等が挙げられる。さらにはこれらの
塩や誘導体等が挙げられる。
返し単位を構成するためには、糖と糖の結合鎖としては
グリコシド結合12、糖と脂肪族または芳香族アルコー
ルの結合鎖としてはエーテル結合、糖と脂肪族または芳
香族カルボン酸との結合鎖としてはエステル結合が望ま
しい。
結合またはβ結合があり、α−(1→X)結合またはβ
−(1→X)結合(但し、Xは1、2、3、4または6
である。)である。α結合、β結合は、それぞれ、還元
性の糖との結合としては、(1→2)結合、(1→3)
結合、(1→4)結合、(1→6)結合、また非還元性
の糖との結合としては、(1⇔2)結合、(1⇔1)結
合がある。
ールと糖の1、2、3、4、6位のいずれかの−OH基
とが反応したエーテル結合である。また、エステル結合
としては、他の成分のジカルボン酸と糖の1、2、3、
4、6位のいずれか−OH基とが反応したエステル結合
である。また、それぞれ、グリコシド結合、エーテル結
合、エステル結合の組み合わせでもよい。
えば上記したような糖のOH基とカルボン酸のCOOH
基、或いはCOCl基を反応させることによリエステル
結合で重合して主鎖を構成することができ、或いはジカ
ルボン酸エステルとオリゴ糖とのエステル交換によって
合成することが可能である。
子化合物の分解について説明する。図1(a)に示す糖
鎖高分子化合物に、オリゴ糖もしくは多糖部分11の糖
と糖の間のグリコシド結合12を分解する酵素を作用さ
せることで、例えば、図1(b)のように両末端が糖1
1aであるユニット(双頭型糖脂質)や糖11bに分解
することができる。具体的には、例えばオリゴ糖として
β(1→4)結合を有するセロビオースと他の成分との
糖鎖高分子化合物に対して、β(1→4)結合の加水分
解を触媒するセルラーゼを作用させると、該糖鎖高分子
化合物のグリコシド結合が加水分解され、その結果図1
(b)に示すように双頭型糖脂質とグルコースが分解生
成物として得られる。
物はオリゴ糖もしくは多糖部分11と他の成分13が規
則的に配置されているため、その分解物である双頭型糖
脂質や糖としては比較的分子量の揃ったものを得ること
ができる。従って、この分解物を再利用する場合にも、
糖、双頭型糖脂質の精製が必要ないか、或いは従来と比
較して簡単な精製で十分であり、分解生成物の再利用コ
ストの大幅な低減を図ることができる。
の結合は、エステル結合のみに限定されるものではな
く、具体的にはペプチド結合とウレタン結合が挙げられ
る。
コシド結合を含むことから、生分解が可能であり、糖を
認識する酵素により加水分解することから、生分解反応
生成物の両末端は糖となる。
素としては、セルロース、カルボキシメチルセルロース
のβ(1→4)結合の分解にはセルラーゼやβ−グルコ
シダーゼ等、糖鎖間の結合様式や糖によって選ぶことが
できる。その他の酵素としては、β−グルコシダーゼ、
α−グルカナーゼ、α−ガラクトシダーゼ、β−ガラク
トシダーゼ、β−アミラーゼ、マンノシダーゼ、β−グ
ルカナーゼ、α−アミラーゼ、ヒアルロニダーゼ、β−
ヘキソサミニダーゼ、プルラナーゼ、リゾチーム、グル
コアミラーゼ等があり、エキソ型、エンド型の何れの酵
素を用いても良い。
H、温度条件で行い、pH調整には、ホウ酸、酢酸アン
モニウム、炭酸水素アンモニウム、N−エチルモルホリ
ン−酢酸、リン酸、トリス−塩酸などの緩衝液(バッフ
ァー)を用いることができる。
等を直接、本発明の生分解に用いてもよい。糖鎖高分子
化合物の重量平均分子量は、例えば1000〜3000
000、好ましくは、3000〜300000程度であ
る。
接重合しても良いし、また架橋剤や各種の機能物質(例
えば、フォトクロミック特性を有する化合物、光分解特
性を有する化合物、非線形光学効果を有する化合物な
ど)などを介して結合していても良い。また上記した糖
鎖高分子化合物に各種の顔料や可塑剤、各種フィラーな
どの添加物を含ませて所定の強度を持った高分子化合物
として、例えば種々の構造材等に適用することも可能で
ある。
図2は本発明の糖鎖高分子化合物の分解方法の第2の実
施態様を示す概略図である。図2において、14はオリ
ゴ糖もしくは多糖部分を示し、16は他の成分としての
分子鎖である。そして他の成分16の分子鎖はオリゴ糖
もしくは多糖部分14によって架橋された構造を有して
いる。
て、オリゴ糖もしくは多糖部分14には、前記第1の態
様の糖鎖高分子化合物の糖部分11の形成に用いうるオ
リゴ糖や多糖を用いることができる。
と同様に、オリゴ糖もしくは多糖部分14にはグルコピ
ラノース環のみを含ませることは、糖鎖高分子化合物の
耐熱性を向上する上で特に好ましい。
1種の繰り返し単位を有する分子鎖、具体的には、ビニ
ル基を含有する化合物由来の繰り返し単位を有する分子
鎖であって、さらには分子鎖中に糖のOH基と反応可能
な部位を複数有しているような分予鎖が好適に用いられ
る。具体例としては、例えばポリアクリル酸からなる分
子鎖等が挙げられる。そしてオリゴ糖としてはセロビオ
ース、他の成分を構成する材料としてはポリアクリル酸
を用いて重合を行った場合には、他の成分16とオリゴ
糖部分14とがエステル結合によって結合された糖鎖高
分子化合物を得ることができる。またここでオリゴ糖も
しくは多糖部分14との結合は、エステル結合に限定き
れるものではなく、ペプチド結合、ウレタン結合を形成
させても良い。
分解方法の第3の実施態様を示す概略図である。図3は
図2の他の成分部分16の分子鎖を糖が含まれている分
子鎖にした点が、図2の構成と異なっている。図3に示
した糖鎖高分子化合物において、糖が含まれている分子
鎖17としては、例えば第1の実施態様に記載した方法
によって合成可能な糖鎖高分子化合物を用いることがで
きる。但し他の成分部分16を構成する材料として、オ
リゴ糖もしくは多糖部分14による架橋を可能とするた
めの官能基を有する材料を用いることが好ましい。具体
的には、例えばトリカルボン酸(例えば、アコニット酸
やその塩等)などが挙げられる。そして他の成分部分1
6を構成する材料としてトリカルボン酸を用い、分子鎖
17中の中の糖部分及び分子鎖を架橋するオリゴ糖部分
14を構成する材料としては、セロビオースなどのオリ
ゴ糖を用いた場合、分子鎖17中の糖部分と他の成分部
分の結合及び分子鎖を架橋するオリゴ糖部分14と分子
鎖17との結合が全てエステル結合である糖鎖高分子化
合物が得られる。またここで分子鎖17と架橋のための
オリゴ糖もしくは多糖部分14との結合は、エステル結
合に限定されるものでなくペプチド結合、ウレタン結合
を形成させても良い。
は、上記第1の実施態様の糖鎖高分子化合物と同様に、
オリゴ糖もしくは多糖部分14の糖と糖の間のグリコシ
ド結合15を分解する酵素を作用させることで、分解可
能であり、分解生成物の再利用する際に、分解生成物の
精製が不要となるか、或いは従来と比較して簡単となる
ために分解生成物の大幅なコスト低減を図ることが可能
である。
分解方法の第4の実施態様を示す概略図である。図4は
分子鎖17同士が、分子鎖17のオリゴ糖もしくは多糖
部分18において、オリゴ糖もしくは多糖によって架橋
されている点で図3に示された糖鎖高分子化合物と異な
っている。そして図4の糖鎖高分子化合物は.オリゴ糖
もしくは多糖部分18として他の成分13と重合可能な
反応部位を2箇所有し、さらに架橋剤との反応部位を1
箇所有するもの、例えば単糖が2個結合したオリゴ糖
(例えばセロビオースやマルトース等)と他の成分部分
を構成する材料(例えば、ジカルボン酸等)を反応させ
てオリゴ糖部分と他の成分からなる直鎖状糖鎖高分子化
合物(分子鎖17)を合成し、ついで架橋剤として単糖
が2個以上結合したオリゴ糖や多糖を用いて該主鎖中の
オリゴ糖部分の水酸基やカルボキシル基の部位によって
架橋させるにより得ることができる。またここで分子鎖
17と架橋のためのオリゴ糖もしくは多糖部分14との
結合はエステル結合に限定されるものでなく、ペプチド
結合、ウレタン結合でも良い。
物はそれぞれ単独で用いても良く、また用途に応じて各
種の顔料、染料や可塑剤、各種フィラーなどの添加物を
含ませても良い。
に説明する。但し、本発明はこれら実施例、合成例に限
定されるものではない。
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)100mlに
入れ、窒素雰囲気下60℃に加熱した。ここへ、ピリジ
ン2mlとアジピン酸クロリド3mlを滴下し、3時間
撹拌した。反応終了後、反応液をエタノール400ml
中へ注ぎ、沈殿物を得た。この沈殿物を、エタノール、
ジエチルエーテルで順次洗浄して、アジポニルセロビオ
ースの白色粉末2gを得た。
ー(GPC)測定(東ソー社製 GMPWXL*2本,
溶離液:水、カラムオーブン温度;40℃)により、分
子量を測定した。ポリサッカライド(ポリマーラボラト
リーズ社製)換算すると重量平均分子量(Mw.)5万
であった。
縮ピーク、13C−NMR測定より、175ppmのC
=O基と24.8ppmと34.lppmのアジピン酸
メチレン基を確認し、糖エステルが合成できたことがわ
かつた。
て、セロビオースを、それぞれセロトリオース、セロテ
トラオース、セロペンタオース、セロヘキサオースの各
々のセロオリゴ糖に、アジピン酸クロリドをセバシン酸
クロリドに換えて、合成例2〜5の化合物を合成した。
合成例2〜5の合成例で合成した合成化合物名、合成原
料に用いたセロオリゴ糖の量、セバシン酸クロリドの
量、生成物の収量を表1にまとめて示す。
換算)であった。
合)合成例1で得られたアジポニルセロビオース3g
と、メイセラーゼ酵素0.5g(明治製菓社製、セルラ
ーゼ)をpH4.2のクエン酸バッファー20ml中
で、55℃で反応させると、徐々に、末端部分がグルコ
ースの低分子量のアジポニルセロビオースが得られた。
15時間後分解物のGPCを測定すると、Mw.500
であった。
2gを無水酢酸、ピリジン溶液中で0℃に冷却しながら
3時間撹拌し、析出した固体をろ過し、1.8gのアジ
ポニル−α−D−グルコースペンタアセテートを得た。
IR、NMRにより、フリーの−OH基がなくなりアセ
チル化したことを確認した。
スペンタアセテート1.5gを無水酢酸14mlと31
%HBr水溶液8ml中で、0℃で30分間撹拌してか
ら、冷水中に注ぎ、クロロホルムで抽出した。この抽出
物を水洗し、硫酸ナトリウムで脱水した後、溶媒留去、
乾燥をして、1.4gのペンタ−o−アセチル−β−D
−グルコシルブロマイドを得た。
ル6mlに溶かした中に、フッ化銀(AgF)粉末0.
5gを加え、25℃で4時間撹拌し、ろ過した。ろ液を
溶媒留去し、粘稠物を得た。この粘稠物をクロロホルム
に溶かし、水洗、乾燥し、固体を得た。この固体lgを
エチルエーテル4mlに溶かし、25℃で10分間撹拌
し析出した結晶をロ別した。この結晶lgをクロロホル
ム4mlに入れ、さらに、0.015Mのナトリウムメ
トキシドのメタノール溶液を4ml添加し、0℃で4時
間撹拌した。それから、2分間炭酸ガスバブリングし、
溶媒留去しアセチル基を除去した。ベンゼンに溶かし、
カラム精製し、グルコースの1位に−F基を導入した化
合物を得た。このアジポニル−β−D−グルコシルフル
オリド100μMとトリコデルマ ヴイリデ(Tric
hoderma viride)由来のセルラーゼ(オ
ノズカR−10、オノズカ社製、セルラーゼ)0.36
μMを酢酸バッファー(pH5.0)中、30℃で10
時間反応させ、アジポニルセロビオースを再重合した。
GPC測定より、Mw.4万(ポリサッカライド換算)
であった。
(マルトース、マルトトリオース、マルトテトラオー
ス、マルトペンタオース、マルトヘキサオース)のそれ
ぞれに、スベリン酸ジメチルとのエステル交換反応を行
い、マルトオリゴ糖のスベリン酸ジエステルの縮合化合
物を得た。
ベリン酸ジメチルを原料として用い、触媒として、炭酸
カリウム0.2モルを加え、ジメチルアセトアミドを溶
媒とした。温度70〜90℃、100mmHg以下の減
圧下、30〜36時間反応させて、副生するメタノール
を留去した。反応混合物を水中に入れ、水不溶物をろ過
して取り出した。GPC測定すると、Mw.2〜5万の
糖鎖高分子化合物が得えられたことがわかった。
成原料に用いたマルトオリゴ糖の量、スベリン酸ジメチ
ルの量、エステル交換反応の反応温度と反応時間、生成
物の収量を表2に示す。
合)合成例6で得られた糖鎖高分子化合物のスベロイル
マルトース13mgと、マルターゼ酵素(シグマ社製)
2mgをpH6.8のバッファー2ml中、55℃で反
応させると、徐々に、低分子量のスベロイルマルトース
が得られた。
定すると、Mw.3000(ポリサッカライド換算)で
あつた.また、この分解生成物のスベロイルマルトース
2gにスベリン酸lgを加え、200℃で30分間加熱
し、溶融重合により再重合を行った。重合物はエタノー
ル、エーテル洗浄により、精製した。GPCにより分子
量測定すると3万の糖鎖高分子化合物であり、再重合し
ていることが確認された。
g(0.06mol)およびp−ニトロフェノール1
8.3g(0.13mol)をDMF(85ml)に溶
かし、ジシクロカルボジイミド(DCC)26.0g
(0.16mol)を加えて0℃で40分、室温で2時
間撹拌した。冷蔵庫に2時間放置した後、ジシクロヘキ
シル尿素(DCCUrea)を濾去し、少量のDMFで
洗った。濾液と洗液とを合わせ、水3リットルを加えて
一夜放置した後、析出した結晶を濾取した。水洗、乾燥
後、熱エタノール500mlに溶かし、少量のジシクロ
ヘキシル尿素(DCCUrea)を濾去し、濾液を30
0mlに濃縮してから濾取し、アジピン酸−p−ニトロ
フエニルエステル4.2gを得た。熱エタノールからの
再結晶をもう一回繰り返して、3.lgのアジピン酸−
p−ニトロフエニルエステルの結晶を得た。
ml)に溶かし、4M臭化水素(HBr)/酢酸30m
lを加え室温に1時間おいた後、エーテル450mlを
加え、沈殿を濾取した。エーテルで洗浄、乾燥した後、
DMF9mlに溶かし、トリエチルアミン2.6mlを
加え、ついでアジピン酸−p−ニトロフエニルエステル
1.6gを加え、18時間後に析出した固体に酢酸エチ
ル75mlを加えて濾取した。この固体を酢酸エチル、
エタノール酢酸エチルで順に洗浄し乾燥させ、2.8g
のアジポニルキトビオースを得た。
10cm-1、νc-o :1630cm-1)と、NMRスペ
クトル(CDCl3 、TMS)(7.3〜8.2pp
m)により、ペプチド結合を形成していることが確認さ
れた。
GEL GMPWXL*2本、溶離液0.lM NaN
O3 水溶液)より、分子量7万の糖鎖高分子化合物であ
ることがわかった。
オースをキトトリオース、キトテトラオース、キトペン
タオース、キトヘキサオースに変え、アジピン酸をピメ
リン酸に換えた以外は、合成例12と同様の方法で合成
して、合成例13〜16の糖鎖高分子化合物とした。合
成例13〜16の合成化合物名、合成に用いたキトオリ
ゴ糖の量、ピメリン酸エステル(ピメリン酸−p−ニト
ロフエニルエステル)の量、反応時間、生成物の収量を
表3に示す。
り、ペプチド結合の形成を確認した。そして、GPC測
定により、Mwが2〜8万の分子量の糖鎖高分子化合物
であることがわかった。
び再重合)合成例15で得られた糖鎖高分子化合物の、
ピメロイルキトペンタオース12gと、キトサナーゼ−
RD酵素(Bacillus sp.PI−7S、生化
学工業社製)2gをpH5.0のクエン酸バッフアー2
0ml中で、40℃で反応させると、徐々に、ピメロイ
ルキトトリオースとピメロイルキトビオースとグルコサ
ミンが得られた。25時間後の分解物は、GPCで分子
量5000の組成物であつた。
ース3gを無水酢酸、ピリジン溶液中で0℃に冷却しな
がら3時間撹拌し、折出した固体をろ過し、2gのピメ
ロイル−α−D−キトビオースヘキサアセテートを得
た。IR、NMRにより、フリーの−OH基がなくなり
アセチル化したことを確認した。
ースヘプタアセテー卜2gを無水酢酸10mlと31%
HBr水溶液5ml中で、0℃で30分間撹拌した後、
冷水中に注ぎ、クロロホルムで抽出した。この抽出物を
水洗し、硫酸ナトリウムで脱水した後、溶媒留去、乾燥
をして、1.3gのピメロイルヘキサ−o−アセチル−
β−D−キトビオシルブロマイドを得た。このブロマイ
ド体lgをアセトニトリル5mlに溶かし、AgF粉末
0.5gを加え、25℃で4時間撹拌して、ろ過をし
た。
稠物をクロロホルムに溶かし、水洗脱水後.乾燥して、
固体を得た。この固体0.8gをエチルエーテル3ml
に溶かし、25℃で10分間撹拌し、析出した結晶をロ
別した。この結晶をクロロホルム2mlに入れ、さらに
0.015Mナトリウムメトキシドのメタノール溶液を
2ml添加し、0℃で4時間撹拌した。それから、1分
間CO2 バブリングして、溶媒留去し、ベンゼンに溶か
してカラム精製し、キトビオースの1位に−F基を導入
した化合物を得た。
ルオリド100μMとアイレペックス・ラクティウス
(Irepex lacteus)由来のendo型セ
ルラーゼ0.36μMを酢酸バッファー(pH5.0)
中で、30℃で4時間反応させ、ピメロイルキトテトラ
オースの糖鎖高分子化合物を再重合した。GPC測定よ
り、Mw.は4万(ポリサッカライド換算)であった。
ロペンタオース、セロヘキサオースを、それぞれポリア
クリル酸と反応させて糖鎖高分子化合物を得た。
000のポリアクリル酸20gと、オリゴ糖25.5m
mol及び水酸化カリウム0.lg(1.8mmol)
をDMF中に入れ、減圧条件下で5時間、90℃で加熱
撹拌して行った。反応終了後、反応溶液から溶媒を除去
して固形物を得た。該固形物の分子量はGPC測定によ
り、4〜9万であった。また、固形物のIR、NMR測
定より、オリゴ糖がポリアクリル酸のカルボキシル基と
の間でエステル結合を形成している事が分かった。従っ
て、上記反応で得られた固形物はポリアクリル酸主鎖間
をオリゴ糖で架橋している構造を有していることが分か
った。合成例17〜21の化合物の原料としたセロオリ
ゴ糖量、およびポリアクリル酸量と生物物の収量を表4
の示す。
および再重合)合成例17の化合物を、セルラーゼ(商
品名:メイセラーゼ;明治製菓(株)製)を含む緩衝液
(クエン酸緩衝液、pH=4、液温=40℃)中に入
れ、分解を行つた。分解生成物をGPCで調べると、分
子量が約2300であつた。またこの分解生成物をGP
Cで分取し、IR、NMRにより測定した。その結果、
この分解生成物は、NMRより、グルコース残基の6位
の水酸基がエステル化している事が分かつた。またIR
では、カルボン酸のピークはなく、エステル結合のピー
クがあつた。更に分解生成物の水溶液中の粘度は、合成
例17の化合物の水溶液中粘度よりも著しく低下してい
た。これらのことから、分解生成物はセルラーゼ分解に
より、セロビオースのグリコシド結合部分で切断されて
いるものと推定された。
及び分解)合成例1の化合物と、ヒアルロン酸のヒアル
ロニターゼによる分解生成物(ヒアルロン酸が4糖に分
解された物質)とをそれぞれ10g、水酸化カリウム
0.2molを、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)中に入れ、減圧条件下で5時間、95℃で加熱撹拌
して反応を行つた。反応終了後、反応溶液から溶媒を除
去して、固形物を得た。固形物の平均分子量は、GPC
測定により、10万であることが分かった。また、I
R、NMR測定により、上記ヒアルロン酸分解生成物の
カルボキシル基が、アジポニルセロビオースの糖の水酸
基とエステル結合を形成している事が分かった。即ち、
ヒアルロン酸分解物で架橋した構造の糖鎖高分子化合物
である事が分かった。
った。分解は糖鎖高分子化合物をヒアルロニダーゼ(ベ
ーリンガーマンハイム社製)を含むクエン酸緩衝液中
(pH=5、液温=40℃)中に入れて行った。分解生
成物を分取し、IR、NMR、TLC、GPCにより測
定した。その結果、前記糖鎖高分子化合物の分解生成物
中に、ヒアルロン酸の(βl→4)結合部分で分解した
化合物が含まれる事が分かった。
ルコピラノース環のみを含む糖を有する分解性糖鎖高分
子化合物を、より再利用し易い生成物に容易に分解する
ことができる効果が得られる。また、糖鎖高分子化合物
の分解により生成した物質を再び容易に再利用すること
ができる。
実施態様を示す概略図である。
実施態様を示す概略図である。
実施態様を示す概略図である。
実施態様を示す概略図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 グルコピラノース環のみを含む少なくと
も2糖以上の糖類が他の成分とともに主鎖を構成してい
る糖鎖高分子化合物の分解方法であって、該糖類の糖と
糖の間のグリコシド結合を切断し、末端部に糖を含む化
合物にまで分解することを特徴とする糖鎖高分子化合物
の分解方法。 - 【請求項2】 少なくとも1種類の繰り返し単位を有す
る分子鎖を、グルコピラノース環のみを含む少なくとも
2糖以上の糖類で架橋した糖鎖高分子化合物の分解方法
であって、該糖類の糖と糖の間のグリコシド結合を切断
し、末端部に糖を含む化合物にまで分解することを特徴
とする糖鎖高分子化合物の分解方法。 - 【請求項3】 前記少なくとも1種類の繰り返し単位を
有する分子鎖中にグルコピラノース環のみを含む少なく
とも2糖以上の糖類が繰り返し単位として含まれている
請求項2記載の糖鎖高分子化合物の分解方法。 - 【請求項4】 前記グルコピラノース環のみを含む少な
くとも2糖以上の糖類がオリゴ糖または多糖である請求
項1乃至3のいずれかの項に記載の糖鎖高分子化合物の
分解方法。 - 【請求項5】 前記オリゴ糖が、マルトース、セロビオ
ース、ラクトース、イソマルトース、キトビオース、ニ
ゲロース、トレハロース、メリビオース、セロトリオー
ス、キトトリオース、マルトトリオース、セロテトラオ
ース、キトテトラオース、マルトテトラオース、セロペ
ンタオース、マルトペンタオース、キトペンタオース、
セロヘキサオース、マルトヘキサオース、キトヘキサオ
ースの少なくとも一つである請求項4記載の糖鎖高分子
化合物の分解方法。 - 【請求項6】 前記多糖が、セルロース、デンプン、グ
リコーゲン、ガラクタン、マンナン、キチン、キトサ
ン、アルギン酸、ポリグルコサミン、プルラン、ヒアル
ロン酸の少なくとも一つである請求項4記載の糖鎖高分
子化合物の分解方法。 - 【請求項7】 前記糖類の糖と糖の間のグリコシド結合
が、α−(1→X)結合またはβ−(1→X)結合(但
し、Xは1、2、3、4または6である。)である請求
項1乃至6のいずれかの項に記載の糖鎖高分子化合物の
分解方法。 - 【請求項8】 前記糖類の糖と糖の間のグリコシド結合
を酵素による加水分解により切断する請求項1または2
記載の糖鎖高分子化合物の分解方法。
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JP2016106564A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 秋田県 | バイオマス原料の糖化方法 |
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1998
- 1998-02-06 JP JP3984598A patent/JP3685438B2/ja not_active Expired - Fee Related
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