JPH10276043A - アナログ信号からの基本波検出回路 - Google Patents

アナログ信号からの基本波検出回路

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JPH10276043A
JPH10276043A JP7935397A JP7935397A JPH10276043A JP H10276043 A JPH10276043 A JP H10276043A JP 7935397 A JP7935397 A JP 7935397A JP 7935397 A JP7935397 A JP 7935397A JP H10276043 A JPH10276043 A JP H10276043A
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JP
Japan
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level
analog signal
peak hold
fundamental wave
negative
Prior art date
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Pending
Application number
JP7935397A
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English (en)
Inventor
Masae Inagaki
正衛 稲垣
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力されるアナログ信号の周波数が刻々変化
する場合でも、基本波を方形波として正確に取り出すこ
とができる基本波検出回路を提供すること。 【解決手段】 アナログ信号を分圧手段を介して正側の
ピークホールド回路A1と、負側のピークホールド回路
A2へ入力させ、各ピークホールド回路A1,A2の出
力をR,Sフリップフロップ回路を通じて出力させる。
前記アナログ信号のレベルと、正側のピークホールド回
路A1からの信号レベル及び負側のピークホールド回路
A2からの信号レベルを、正側レベル比較手段CN1
と、負側レベル検出手段CN2とで比較し、アナログ信
号レベルの方が大きいときに、正,負側レベル比較手段
CN1,CN2からフリップフロップ回路FFへトリガ
パルス(R,Sパルス)をそれぞれ出力させ、出力波形
を反転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばギターシ
ンセサイザなどのピッチ検出、オシロスコープなどの同
期検出、トラッキングフィルタその他、高調波が多く含
まれたアナログ電気信号から基本波を検出するための基
本波検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基本波を検出するには、通常はあらかじ
めろ波周波数を取り出したい基本波の周波数に合わせた
ローパスフィルタが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ローパスフィルタによ
る基本波の検出は、入力されるアナログ信号の周波数が
変化しない場合は有効であるが、入力周波数が時々刻々
変化する場合には、その都度前記変化に合わせてローパ
スフィルタのろ波周波数をセットし直すことは不可能で
あるので、ローパスフィルタを使用することができなか
った。この発明の目的は、入力周波数が刻々変化する場
合でも、基本波を正確に取り出すことができるアナログ
信号からの基本波検出回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による基本波検
出回路は、前述の課題を解決するため以下のように構成
したものである。すなわち、請求項1に記載の基本波検
出回路は、アナログ信号が分圧手段を介して入力される
正側のピークホールド回路A1及び負側のピークホール
ド回路A2と、前記アナログ信号レベルと前記正側のピ
ークホールド回路A1からの入力信号レベルを比較する
正側のレベル比較手段CN1と、前記アナログ信号レベ
ルと前記負側のピークホールド回路A2からの入力信号
レベルを比較する負側のレベル比較手段CN2と、前記
各レベル比較手段CN1,CN2からの信号が入力され
るフリップフロップ回路FFとを含むことを特徴とする
ものである。
【0005】請求項2に記載の基本波検出回路は、請求
項1の基本波検出回路において、前記ピークホールド回
路A1,A2にピークホールドされたピークレベルを、
小率で減衰させる減衰手段を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照しながら、こ
の発明による基本波検出回路の好ましい実施形態を説明
する。図1はこの発明による基本波検出回路の実施形態
を示すブロック図であり、図2は図1の実施形態の検出
回路によって基本波が検出される状態を示した図であ
る。
【0007】この実施形態では、ギターシンセサイザの
ピッチ検出に適する基本波検出回路が示されている。図
1において、A1,A2はオペアンブOA1,OA2を
それぞれ含む正側及び負側のピークホールド回路であ
り、CN1,CN2は、正側及び負側のレベル比較手段
(コンパレータ)である。
【0008】入力端子INは、各レベル比較手段CN
1,CN2へそれぞれ接続されるとともに、分圧手段S
Vを介してそれぞれのピークホールド回路A1,A2へ
接続されている。各レベル比較手段CN1,CN2は、
RSフリップフロップ回路FFのリセットR側,セット
S側へそれぞれ接続されている。
【0009】図2には、中央の水平線1を基準として、
入力信号中の正側のピークレベル10と負側のピークレ
ベル11とが交互に示されており、その上方には正側の
レベル比較手段CN1から出力されるトリガパルス2、
その下方には負側のレベル比較手段CN2から出力され
るトリガパルス3、最下部にフリップフロップ回路FF
を通じて方形波として出力される基本波4が模式的に示
されている。
【0010】前述の基本波検出回路によれば、前記入力
端子INからの交流のアナログ電気信号は、分圧手段S
Vにより分圧され、10%前後レベル低下した正側のピ
ークレベルは正側のピークホールド回路A1のコンデン
サC1にホールドされ、10%前後レベル低下した負側
のピークレベルは、負側のピークホールド回路A2のコ
デンサC2へホールドされる。
【0011】前述のように、正側のピークホールド回路
A1に蓄えられている直流のアナログ信号のピークレベ
ルの値は、入力端子INからレベル比較手段CN1へ入
力される交流のアナログ信号中の正側のピークレベルの
値に対して、90%程度のレベルである。したがって、
ピークホールド回路A1からレベル比較手段CN1へ入
力される信号のレベルよりも、入力端子INからレベル
比較手段CN1へ入力される交流のアナログ信号のピー
クレベルが大きいため、レベル比較手段CN1によって
両者が比較されると、レベル比較手段CN1からトリガ
パルス(負パルス)がフロップフロップ回路FFのリセ
ットR側に入力される。これに伴って、フリップフロッ
プ回路FFがリセット状態になり、当該回路FFから出
力される図2の基本波4の波形は反転する。
【0012】他方、負側のピークホールド回路A2に蓄
えられている直流のアナログ信号のピークレベルの値
も、入力端子INからレベル比較手段CN2へ入力され
るアナログ信号中のピークレベルに対して90%程度で
ある。したがって、ピークホールド回路A2からレベル
比較手段CN2へ入力される信号のレベルよりも、入力
端子INからレベル比較手段CN2へ入力される交流の
アナログ信号のピークレベルが大きいため、両者がレベ
ル比較手段CN2によって両者が比較されると、レベル
比較手段CN2からトリガパルス(負パルス)がフリッ
プフロップ回路FFのセットS側に入力される。これに
伴って、フリップフロップ回路FFの出力がセット状態
になり、出力される図2の基本波4の波形は逆側に反転
する。
【0013】入力端子INから高調波が多く含まれてい
るアナログ信号が正側のレベル比較手段CN1に入力さ
れると、当該レベル比較手段CN1から複数のパルスが
出力されることがあるが、負側でトリガパルスが出力さ
れないかぎり基本波は反転しない。同様に、高調波が多
く含まれているアナログ信号が負側のレベル比較手段C
N2に入力されると、当該レベル比較手段CN2から複
数のパルスが出力されることがあるが、正側でトリガパ
ルスが出力されないかぎり基本波は反転しない。以上の
ようにして、実際の入力信号よりも約90°遅れた状態
で、アナログ信号中の基本波が方形波として正確に検出
される。
【0014】この実施形態では、前述のようにピークホ
ールドされた電荷は、次にピークホールドされるまでの
間に減衰手段(抵抗)R1,R2によってそれぞれ10
%前後放電されように構成されている。
【0015】正側のコンデンサC1及び抵抗R1、負側
のコンデンサC2及び抵抗R2による時定数は、好まし
くは大きい方がよいが、入力信号は通常放物線を描くよ
うに経時的に減衰することと、入力信号が急激に減衰し
たときなどにピークホールドされている電荷が入力信号
レベルに対して上回っていると、レベル比較手段CN
1,CN2から継続的にトリガパルスが出力されなくな
るため、最低の入力周波数で実用上問題がない値にして
いる。具体的には、各コンデンサC1,C2にそれぞれ
蓄えられた電荷は、次にピークホールドされるまでの間
90%程度に保たれていればよいので、前述のようにそ
れぞれの抵抗R1,R2によって1/10程度放電させ
ている。
【0016】なお、前述のレベル比較手段CN1,CN
2をより正確に作動させるためには、各レベル比較手段
CN1,CN2に対して、それぞれ入力端子INからの
入力側cn1,cn2に微小電圧によるバイアスを加
え、入力信号のないときは出力端子をレベル比較手段
(オペアンブ)CN1,CN2の正側の電源電圧付近に
設定しておのが望ましい。さらに好ましくは、微小信号
を入力し、図示しないオシロスコープなどで負パルスの
幅を見て、レベル比較手段CN1,CN2のバランスを
調整する。
【0017】また、入力信号によってはデューティーサ
イクルは50%でないこともあり得るが、このような場
合には、図1で示すようにTフリップフロップ回路TF
Fを前記フリップフロップ回路FFへ接続し、このTフ
リップフロップ回路TFFで分周することにより、完全
に50%のデューティーサイルクの波形を検出すること
がきる。
【0018】前記実施形態によれば、ローパスフィルタ
を使用しないため、周波数が刻々変化する高調波を含む
アナログ信号から低周波数の基本波をより正確に検出す
ることができる。また、オペアンプなどの素子の性能が
理想的であれば、入力される最低周波数に定数を一部セ
ットすることによって、高い周波数に対しては無限に近
くまで追従させることができる。さらに実験によれば、
入力信号のダイナミックレンジレベルは50db以上ま
で取ることができた。
【0019】この発明の基本波検出回路において、ピー
ホールド回路A1,A2は、例えばICを使用したデジ
タル回路を使用することができるほか、レベル検出手段
CN1,CN2についても、同様なデジタルコンパレー
タを使用することができる。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る基本波検出回路によれ
ば、入力周波数が刻々変化する場合でも、基本波を方形
波としてより正確に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による基本波検出回路の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の検出回路によって基本波が検
出される状態を示した図である。
【符号の説明】
OA1 正側のオペアンプ OA2 負側のオペアンプ CN1 正側のレベル比較手段 CN2 負側のレベル比較手段 C1,C2 コンデンンサ R1,R2 減衰手段(抵抗) IN 入力端子 SV 分圧手段 FF フリップフロップ 1 水平線 10 正側のピークレベル 11 負側のピークレベル11 2,3 トリガパルス 4 基本波

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号が分圧手段SVを介して入
    力される正側のピークホールド回路A1及び負側のピー
    クホールド回路A2と、 前記アナログ信号のレベルと前記正側のピークホールド
    回路A1からの入力信号レベルを比較する正側のレベル
    比較手段CN1と、 前記アナログ信号のレベルと前記負側のピークホールド
    回路A2からの入力信号レベルを比較する負側のレベル
    比較手段CN2と、 前記各レベル比較手段CN1,CN2からの信号が入力
    されるフリップフロップ回路FFとを含むことを特徴と
    する、 アナログ信号からの基本波検出回路。
  2. 【請求項2】 前記各ピークホールド回路A1及びA2
    は、ピークホールドされたピークレベルを、小率で減衰
    させる減衰手段R1及びR2をそれぞれ有する請求項1
    に記載のアナログ信号からの基本波検出回路。
JP7935397A 1997-03-31 1997-03-31 アナログ信号からの基本波検出回路 Pending JPH10276043A (ja)

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JP7935397A JPH10276043A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 アナログ信号からの基本波検出回路

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JPH10276043A true JPH10276043A (ja) 1998-10-13

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JP7935397A Pending JPH10276043A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 アナログ信号からの基本波検出回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015129569A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 本田技研工業株式会社 無段変速機の動作状態推定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015129569A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 本田技研工業株式会社 無段変速機の動作状態推定装置

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