JPH10274449A - パルス管冷凍機 - Google Patents

パルス管冷凍機

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JPH10274449A
JPH10274449A JP7943097A JP7943097A JPH10274449A JP H10274449 A JPH10274449 A JP H10274449A JP 7943097 A JP7943097 A JP 7943097A JP 7943097 A JP7943097 A JP 7943097A JP H10274449 A JPH10274449 A JP H10274449A
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JP
Japan
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pulse tube
working fluid
pressure
buffer tank
temperature end
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JP7943097A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Nomachi
町 博 康 野
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス管冷凍機において、パルス管内への熱
侵入を確実に抑制すること。 【解決手段】 パルス管10の高温端10a側にパルス
管10からの作動流体のみを導通する回収側リリーフバ
ルブ15を介して連結され、圧力変動源1側への作動流
体のみを導通する回収側チェックバルブ19を介して連
結された回収側バッファタンク17と、パルス管10の
高温端10a側にパルス管10への作動流体のみを導通
する供給側リリーフバルブ16を介して連結され、圧力
変動源1側に圧力変動源1からの作動流体のみを導通す
る供給側チェックバルブ20を介して連結された供給側
バッファタンク18とを備えたパルス管冷凍機とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この種の従来技術としては、特開
平5−118683号公報に示される如きものがある。
これについて、図6を用いて説明する。
【0002】図6において、51はコンプレッサーで、
シリンダー52の内部に往復動型のピストン53を収納
し、内部にガス状冷媒を充填している。54はコンプレ
ッサ51に配管接続された蓄冷器、55は蓄冷器54に
配管接続されたコールドヘッド、56はコールドヘッド
55に接続されたパルス管である。57はパルス管56
にパイプ58、59を介して配管接続されたバッファタ
ンク、60、61はパイプ58、59の途中に設けられ
た図示矢印方向にそれぞれ導通可能な一方向弁である。
62はパイプ58、59の途中に設けられた放熱用熱交
換器である。
【0003】パイプ58はバッファタンク57へのガス
状冷媒流入用のパイプであり、パイプ59はバッファタ
ンク57からのガス状冷媒流出用のパイプであって、放
熱用熱交換器62とパルス管56の間に曲管形状部63
を設けている。これにより、放熱用熱交換器62とパル
ス管56間における流出用パイプ59の流路抵抗を流入
用パイプ58の流路抵抗よりも高くしている。
【0004】上記構成において、コンプレッサ51を駆
動させると、系内の圧力が変動する。この圧力変動とガ
ス状冷媒との位置変動とに一定の位相を持たせることに
より蓄冷器54の低温端、コールドヘッド55で低温を
発生するものである。
【0005】この場合において、流出用パイプ59の流
路抵抗が流入用パイプ58の流路抵抗よりも大きくされ
ているため、圧縮過程で圧縮され高温状態でバッファタ
ンク57に侵入したガス状冷媒が膨張過程においては流
出用パイプ59の流路抵抗により少しずつパルス管56
内に流出するため、パルス管56内への熱侵入を減少す
ることができるとともに、パルス管56内のガス状冷媒
を長時間減圧膨張させ、冷凍能力を向上させ得るという
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来技術では、パルス管内への熱侵入を減少させ
るに留まり、膨張過程において流出用パイプから少しず
つパルス管に流出する高温のガス状冷媒によりパルス管
内に少しずつ熱侵入するものである。従って、このもの
においても、バッファタンクからの熱侵入を確実に抑え
ることはできないものである。
【0007】故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであり、パルス管内への熱侵入を確実に抑制する
ことを技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために成された請求項1の発明は、系内の作動流
体の圧力を変動する圧力変動源と、高温端及び低温端を
備え高温端側で前記圧力変動源に連通し低温端側でコー
ルドヘッドに連通する蓄冷器と、高温端及び低温端を備
え低温端側で前記コールドヘッドに連通するパルス管
と、前記パルス管の高温端側に前記パルス管からの作動
流体のみを導通する回収側リリーフバルブを介して連結
され、前記圧力変動源に前記圧力変動源への作動流体の
みを導通する回収側チェックバルブを介して連結された
回収側バッファタンクと、前記パルス管の高温端側に前
記パルス管への作動流体のみを導通する供給側リリーフ
バルブを介して連結され、前記圧力変動源に前記圧力変
動源からの作動流体のみを導通する供給側チェックバル
ブを介して連結された供給側バッファタンクと、系内の
作動流体の熱を系外に放熱する放熱器と、を備えたパル
ス管冷凍機としたことである。
【0009】上記発明によれば、圧力変動源により系内
に高圧力が供給されると、圧力変動源に連通した蓄冷
器、蓄冷器に連通したコールドヘッド、コールドヘッド
に連通したパルス管、及び、圧力変動源からの作動流体
のみを導通する供給側チェックバルブを介して圧力変動
源に連通した供給側バッファタンクに常温の作動流体を
吐出してこれらを高圧状態にする。また、パルス管側か
ら回収側バッファタンクへの作動流体のみを導通する回
収側リリーフバルブは、パルス管高温端の圧力と回収側
バッファタンク内の圧力差が開弁差圧を上回った時点で
開放する。すると、コールドヘッドから熱をもらって加
熱された作動流体は、パルス管の高温端から回収側リリ
ーフバルブを経て回収側バッファタンク内に侵入する。
次に、圧力変動源により系内に低圧力が供給されると、
圧力変動源に連通した蓄冷器、蓄冷器に連通したコール
ドヘッド、コールドヘッドに連通したパルス管から作動
流体を回収してこれらを低圧状態にする。これととも
に、圧力変動源への作動流体のみを導通する回収側チェ
ックバルブを介して圧力変動源に連通した回収側バッフ
ァタンクからも、前記高圧状態の際にパルス管高温端か
ら回収側リリーフバルブを経て該回収側バッファタンク
内に侵入した高温の作動流体を回収してこれを低圧状態
にする。また、供給側バッファタンクからパルス管への
作動流体のみを導通する供給側リリーフバルブは、供給
側バッファタンク内の圧力とパルス管高温端の圧力差が
開弁差圧を上回った時点で開放する。すると、前記高圧
状態の際に圧力変動源から供給側チェックバルブを経て
供給側バッファタンクに侵入した常温の作動流体は、供
給側リリーフバルブを経てパルス管の高温端からパルス
管に侵入する。このように、コールドヘッドから熱をも
らって高温となった作動流体は、系内が高温状態のとき
にパルス管高温端から回収側リリーフバルブを経て回収
側バッファタンクに侵入し、系内が低圧状態になると、
回収側バッファタンク内の高温の作動流体は回収側チェ
ックバルブを経て圧力変動源に回収される。これととも
に、供給側バッファタンク内の常温の作動流体が供給側
リリーフバルブを経てパルス管の高温端からパルス管に
供給される。このため、高温の作動流体がそのままパル
ス管内に戻ることはないので、パルス管への熱侵入を確
実に防止できるものである。また、高温となった作動流
体は、放熱器により系外に熱を奪われて冷却するため、
系内の熱が上昇することもないものである。
【0010】また、上記技術的課題を解決するに当た
り、本発明の請求項2の発明において講じたように、前
記パルス管の高温端と前記回収側リリーフバルブとの間
に作動流体の流量を調節するための流量調節機構を備え
ることが好ましい。これにより、系内の増圧時における
作動流体の流量制御、作動流体の圧力と変位の位相制御
を行うことができ、より効率の良いパルス管冷凍機とす
ることができるものである。
【0011】上記と同様に、上記技術的課題を解決する
に当たり、本発明の請求項3の発明において講じたよう
に、前記パルス管の高温端と前記供給側チェックバルブ
との間に作動流体の流量を調節するための流量調節機構
を備えることが好ましい。これにより、系内の減圧時に
おける作動流体の流量制御、作動流体の圧力と変位の位
相制御を行うことができ、より効率の良いパルス管冷凍
機とすることができるものである。
【0012】さらに、請求項4の発明のように、前記パ
ルス管冷凍機は、前記圧力変動源と前記蓄冷器の高温端
とを連結する第1連結通路と、前記第1連結通路から鋭
角状に分岐して前記圧力変動源と前記回収側バッファタ
ンク及び前記供給側バッファタンクとを連結する第1分
岐連結通路とを備えることが好ましい。これにより、圧
力変動源からの作動流体は、第1連結通路から速やかに
第1分岐連結通路を通って供給側バッファタンク内に侵
入することができ、また、回収側バッファタンクからの
作動流体は、第1分岐連結通路から速やかに第1連結通
路を通って圧力変動源に帰還することができる。このた
め、系内での圧力損失が減少し、パルス管冷凍機の冷凍
効率をさらに高めることができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0014】(第1実施形態例)図1は、本発明の第1
実施形態例であるパルス管冷凍機100の概略構成図で
ある。 図において、1は系内の圧力を変動させるため
の圧力変動源である。本例において圧力変動源1は、高
圧吐出口2a及び低圧吸入口2bを備える圧縮機2と、
高圧吐出口2aに導管3aを介して連通した高圧側切換
バルブ4aと、低圧吸入口2bに導管3bを介して連通
した低圧側切換バルブ4bと、高圧側切換バルブ4a及
び低圧側切換バルブ4bの開閉制御を行う切換バルブ制
御装置5とからなるものである。また、高圧側切換バル
ブ4aはさらに導管6aに、低圧側切換バルブ4bはさ
らに導管6bに連通しており、導管6a及び導管6bは
図示分岐点Aで合流して1本の導管7となっている。
尚、圧縮機2の内部には放熱機構34が備えられてい
る。
【0015】蓄冷器8は、銅メッシュ、ステンレスメッ
シュ等の蓄冷材を円筒ケース等に充填した構成よりな
り、高温端部8a及び低温端部8bを備えるものであ
る。そして、高温端部8aは導管7により圧力変動源1
の高圧側切換バルブ4a及び低圧側切換バルブ4bに連
通し、低温端部8bはコールドヘッド9に連通している
ものである。
【0016】パルス管10は、中空のステンレス等の円
筒管よりなり、高温端部10a及び低温端部10bを備
えるものである。そして、低温端部10bはコールドヘ
ッド9に連通し、高温端部10aは作動流体を整流させ
るための整流器11に連通しているものである。
【0017】整流器11はさらに導管12に連通してお
り、この導管12は分岐点Bで導管13及び導管14に
分岐している。そして、導管13は回収側リリーフバル
ブ15を介して回収側バッファタンク17に導通してお
り、導管14は供給側リリーフバルブ16を介して供給
側バッファタンク18に導通している。回収側リリーフ
バルブ15は、パルス管10から整流器11、導管1
2、導管13を経て回収側バッファタンク17へ流れる
作動流体のみを導通する一方向弁であり、供給側リリー
フバルブは供給側バッファタンク18から導管14、導
管12、整流器11を経てパルス管9側へ流れる作動流
体のみを導通する一方向弁である。
【0018】また、回収側バッファタンク17は、回収
側チェックバルブ19を介して導管21にも連通してお
り、供給側バッファタンクは、供給側チェックバルブ2
0を介して導管22にも連通している。導管21及び導
管22は図示点Cにて合流して1本の導管23になり、
この導管23は図示点Dで導管7に合流している。回収
側チェックバルブ19は、回収側バッファタンク17か
ら導管21、導管23、導管7を経て圧力変動源1側へ
流れる作動流体のみを導通する一方向弁であり、供給側
チェックバルブ20は、圧力変動源1側から導管7、導
管23、導管22を経て供給側バッファタンク18へ流
れる作動流体のみを導通する一方向弁である。
【0019】上記構成のパルス管冷凍機100におい
て、以下にその作動について説明する。
【0020】まず、切換弁制御装置5により高圧側切換
弁4aが開となり、低圧側切換弁4bが閉となる。する
と、圧縮機2の高圧吐出口2aより導管3a、高圧側切
換弁4a、導管6a、導管7を経て高圧の作動流体が系
内に供給される。このため、圧力変動源1に連通した蓄
冷器8、蓄冷器8に連通したコールドヘッド9、コール
ドヘッド9に連通したパルス管10、及び、圧力変動源
1側からの作動流体のみを導通する供給側チェックバル
ブ20を介して圧力変動源1に連通した供給側バッファ
タンク18に常温の作動流体を吐出してこれらを高圧状
態にする。また、パルス管10側から回収側バッファタ
ンク17への作動流体のみを導通する回収側リリーフバ
ルブ15は、パルス管高温端10aの圧力と回収側バッ
ファタンク17内の圧力差が開弁差圧を上回った時点で
開放する。このようにして回収側リリーフバルブ15が
開放すると、コールドヘッド9から熱をもらって加熱さ
れた作動流体は、パルス管10の高温端10aから整流
器11、導管12、導管13、回収側リリーフバルブ1
5を経て回収側バッファタンク内17に侵入する。
【0021】次に、切換弁制御装置5により高圧側切換
弁4aが閉となり、低圧側切換弁4bが開となる。する
と、圧縮機2の低圧回収口2bが導管3b、低圧側切換
弁4b、導管6b、導管7を経て系内と連通状態とな
る。このため、圧力変動源1に連通した蓄冷器8、蓄冷
器8に連通したコールドヘッド9、コールドヘッド9に
連通したパルス管10内の高圧の作動流体は、導管7、
導管6b、低圧切換バルブ4b、導管3bを経て、圧縮
機2の低圧回収口2bから圧縮機2内に回収されてこれ
らを低圧状態にする。これとともに、前記高圧状態の際
に回収側リリーフバルブ15を経て該回収側バッファタ
ンク17内に侵入した高温の作動流体も、圧力変動源1
側への作動流体のみを導通する回収側チェックバルブ1
9から導管21、導管23、導管7を経て圧力変動源1
の圧縮機2に回収されるため、回収側バッファタンク1
7も低圧状態となる。圧縮機2に回収された作動流体
は、圧縮機内部の放熱機構により熱を奪われて常温とな
る。また、供給側バッファタンク18からパルス管10
側への作動流体のみを導通する供給側リリーフバルブ1
6は、供給側バッファタンク18内の圧力とパルス管高
温端10aの圧力の圧力差が開弁差圧を上回った時点で
開放する。│のようにして供給側リリーフバルブ16が
開放すると、高圧状態のときに供給│バッファタンク内
に供給された常温の作動流体は、供給側リリーフバルブ
16、導管14、導管12、整流器11を経てパルス管
10に侵入する。
【0022】上記説明した作動過程において、回収側リ
リーフバルブ15の開弁差圧及び供給側リリーフバルブ
16の開弁差圧を所定の適正値に設定しておけば、系内
の作動流体が、低圧状態から高圧状態に変化する際及び
高圧状態から低圧状態に変化する際に、系内の作動流体
の圧力変動と作動流体の位置変動とに適度な位相差をも
たせることが可能となり、コールドヘッド9において効
果的に冷凍を発生させることができるものである。
【0023】以上、本例のパルス管冷凍機の作動で説明
したように、コールドヘッド9から熱をもらって高温と
なった作動流体は、系内が高温状態のときにパルス管高
温端10aから回収側リリーフバルブ15を経て回収側
バッファタンク17に侵入する。そして、系内が低圧状
態になると、回収側バッファタンク17内の高温の作動
流体は回収側チェックバルブ19を経て圧力変動源に回
収される。これとともに、供給側バッファタンク18内
の常温の作動流体が供給側リリーフバルブ16を経てパ
ルス管の高温端からパルス管に供給される。このため、
高温の作動流体がそのままパルス管内に戻ることはな
く、その代わりに供給側バッファタンク18から常温の
作動流体がパルス管10に供給される構造であるので、
パルス管への熱侵入を確実に防止できるものである。
【0024】(第2実施形態例)次に、図2に基づいて
本発明の第2実施形態例について説明する。
【0025】第2実施形態例は、圧力変動源の構造及び
放熱器を系内に付加した点のみが第1実施形態例と異な
るところであり、以下、相違点を中心に説明し、第1実
施形態例と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0026】図2に示すパルス管冷凍機200おいて、
圧力変動源1は、シリンダー25と、シリンダー25内
部を往復動するピストン26と、シリンダー25とピス
トン26とで区画形成された室27とよりなる。ピスト
ン26は図示せぬ駆動源と連結され、この駆動源により
シリンダー25内を往復動するものである。そして、ピ
ストン26が図示上方向に移動すると、室27内の作動
流体が圧縮され、系内を高圧状態とする。ピストン26
が図示下方向に移動すると、室27内の作動流体が膨張
され、系内を低圧状態とする。
【0027】室27は導管7に連通しており、導管7は
その途中に放熱器24が配置されている。
【0028】上記構成のパルス管冷凍機200におい
て、その作動、特に回収側バッファタンク17及び供給
側バッファタンク18への作動流体の侵入及び排出態様
については基本的には第1実施形態例と同じであるた
め、その説明を省略する。
【0029】本例におけるパルス管冷凍機200は、上
記構成であるため、コールドヘッド9から熱をもらって
高温となった作動流体は、系内が高温状態のときにパル
ス管高温端10aから回収側リリーフバルブ15を経て
回収側バッファタンク17に侵入する。そして、系内が
低圧状態になると、回収側バッファタンク17内の高温
の作動流体は回収側チェックバルブ19を経て圧力変動
源に回収される。これとともに、供給側バッファタンク
18内の常温の作動流体が供給側リリーフバルブ16を
経てパルス管の高温端からパルス管に供給される。この
ため、高温の作動流体がそのままパルス管内に戻ること
はなく、その代わりに供給側バッファタンク18から常
温の作動流体がパルス管10に供給される構造であるの
で、パルス管への熱侵入を確実に防止できるものであ
る。
【0030】(第3実施形態例)次に、図3に基づい
て、本発明の第3実施形態例について説明する。
【0031】第3実施形態例は、図1に示すパルス管冷
凍機にダブルインレット通路を付加した点が第1実施形
態例と異なるのみであり、以下、相違点を中心に説明す
る。
【0032】図3において、圧力変動源1と蓄冷器8と
を連結する導管7には、図示点Eで、ダブルインレット
通路28の一端が連結している。ダブルインレット通路
28はその途中に流量制御弁29を介在しており、該通
路28の他端は整流器11に連通した導管12と連通し
ている。
【0033】上記構成のパルス管冷凍機300において
は、高圧側切換弁4aが開となった場合に、作動流体が
導管7から蓄冷器8側へ侵入するとともに、図示点Eか
ら流量制御弁29を経た作動流体がダブルインレット通
路28を通って整流器11側からも侵入する。また、低
圧切換弁4bが開となった場合に、作動流体は蓄冷器8
側から導管7を経て圧力変動源1へと戻るとともに、整
流器11側からもダブルインレット通路28、流量制御
弁29を通って圧力変動源1へと戻る。また、回収側バ
ッファタンク17、供給側バッファタンク18への作動
流体の侵入及び排出態様は第1実施形態例と同じである
ので説明を省略する。
【0034】上記説明したように、本例では、ダブルイ
ンレット方式のパルス管冷凍機とすることにより、コー
ルドヘッド9における作動流体の圧力変動と位置変動と
の位相制御がより広範囲に行え、この位相差をより最適
値に設定し、より効率の向上したパルス管冷凍機とする
ことができるものである。
【0035】(第4実施形態例)次に、図4に基づいて
本発明の第4実施形態例について説明する。
【0036】図4に示すパルス管冷凍機400は、回収
側バッファタンク17及び供給側バッファタンク18の
両側に流量調節弁を付加した点、及び、図示点Dにおけ
る分岐態様が第1及び第2実施形態例と異なるのみであ
り、以下、相違点を中心に説明する。尚、図4において
は、圧力変動源を省略してある。
【0037】図4において、導管13、14、21、2
2の途中には、作動流体の流量を制御するためのオリフ
ィス30、31、32、33が設けられている。オリフ
ィス30は、高圧状態において図示せぬ圧力変動源側か
ら回収側バッファタンク17に侵入する作動流体の流量
を制御するものである。オリフィス31は、低圧状態に
おいて供給側バッファタンクから整流器11側へ排出さ
れる作動流体の流量を制御するものである。オリフィス
32は、低圧状態において、回収側バッファタンク17
から図示せぬ圧力変動源側へ排出される作動流体の流量
を制御するものである。オリフィス33は、高圧状態に
おいて、図示せぬ圧力変動源側から供給側バッファタン
ク18へ侵入する作動流体の流量を制御するものであ
る。
【0038】このように、回収側バッファタンク17及
び供給側バッファタンクは、各オリフィス30、31、
32、33により侵入または排出する作動流体の流量を
制御されるので、各オリフィスの絞り径を種々選択する
ことにより、作動流体の圧力変動と位置変動との位相差
を最適に制御することが可能となり、より効率的なパル
ス管冷凍機とすることができるものである。
【0039】また、図4における図示点Fの拡大図を図
5に示す。これによれば、導管7から分岐する導管23
は、鋭角状に分岐している。このため、導管7から導管
23を経て導管21及び導管22へ作動流体を供給する
場合、及び導管21及び導管22から導管23を経て導
管7へ作動流体を戻す場合において、分岐または合流時
の圧力損失を減少させることができ、圧力損失の増大に
よる発熱を抑制でき、冷凍効率をさらに向上させること
ができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明は、高圧状態にお
いて圧縮され高温となった作動流体がそのままパルス管
内に戻ることはないので、パルス管への熱侵入を確実に
防止できるものである。また、高温となった作動流体
は、放熱器により系外に熱を奪われて冷却するため、系
内の温度が上昇することもないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例におけるパルス管冷凍
機の概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態例におけるパルス管冷凍
機の概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態例におけるパルス管冷凍
機の概略構成図である。
【図4】本発明の第4実施形態例におけるパルス管冷凍
機の概略構成図である。
【図5】図4における図示F部の拡大図である。
【図6】従来技術におけるパルス管冷凍機の概略構成図
である。
【符号の説明】
1・・・圧力変動源 8・・・蓄冷器 9・・・コールドヘッド 10・・・パルス管 15・・・回収側リリーフバルブ 16・・・供給側リリーフバルブ 17・・・回収側バッファタンク 18・・・供給側バッファタンク 19・・・回収側チェックバルブ 20・・・供給側チェックバルブ 24・・・放熱器 30、31、32、33・・・オリフィス(流量制御
弁)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系内の作動流体の圧力を変動する圧力変
    動源と、 高温端及び低温端を備え高温端側で前記圧力変動源に連
    通し低温端側でコールドヘッドに連通する蓄冷器と、 高温端及び低温端を備え低温端側で前記コールドヘッド
    に連通するパルス管と、 前記パルス管の高温端側に前記パルス管からの作動流体
    のみを導通する回収側リリーフバルブを介して連結され
    るとともに、前記圧力変動源に前記圧力変動源への作動
    流体のみを導通する回収側チェックバルブを介して連結
    された回収側バッファタンクと、 前記パルス管の高温端側に前記パルス管への作動流体の
    みを導通する供給側リリーフバルブを介して連結される
    とともに、前記圧力変動源に前記圧力変動源からの作動
    流体のみを導通する供給側チェックバルブを介して連結
    された供給側バッファタンクと、 系内の作動流体の熱を系外に放熱する放熱器と、 を備えたパルス管冷凍機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記パルス管の高温端と前記回収側リリーフバルブとの
    間に作動流体の流量を調節するための流量調節機構を備
    えることを特徴とするパルス管冷凍機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記蓄冷器の高温端と前記供給側チェックバルブとの間
    に作動流体の流量を調節するための流量調節機構を備え
    ることを特徴とするパルス管冷凍機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、、 前記パルス管冷凍機は、前記圧力変動源と前記蓄冷器の
    高温端を連結する第1導管と、前記第1導管から鋭角状
    に分岐して前記圧力変動源と前記回収側バッファタンク
    及び前記供給側バッファタンクとを連結する分岐導管と
    を備えることを特徴とするパルス管冷凍機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101852507A (zh) * 2010-05-25 2010-10-06 浙江大学 一种低温制冷机用压缩机的主动式配气系统及其方法
JP2014526012A (ja) * 2011-08-03 2014-10-02 プレッシャー・ウェーブ・システムズ・ゲーエムベーハー 圧縮機デバイス、圧縮機デバイスを備える冷却デバイス、および圧縮機デバイスを備える冷却ユニット
CN110081630A (zh) * 2018-01-25 2019-08-02 住友重机械工业株式会社 脉冲管制冷机

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CN110081630B (zh) * 2018-01-25 2020-10-23 住友重机械工业株式会社 脉冲管制冷机

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