JP4119662B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンを備えた空気調和装置において、該エンジン排熱を有効に回収することができる空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスヒートポンプ式の空気調和装置について、従来の構成を図8に示した。ガスヒートポンプ式の空気調和装置は、室外機ユニット11と、該室外機ユニット11を共用するように設けられた複数の室内機ユニット12と、これらを連結させる際に用いられるヘッダ13と、これらを連結させる冷媒管路14とを有している。
【0003】
まず、室内機ユニット12について説明する。
各室内機ユニット12は、その内部に配設された冷媒管路14が第1入出点16および第2入出点17から機外に延出されるようになっており、室内機ユニット12内におけるこれら第1入出点16および第2入出点17間の冷媒管路14上には、第2入出点17側に室内側熱交換器18が、第1入出点16側に、互いに並列接続される膨張弁19および一方向弁20が設けられている。冷媒管路14は、室内機ユニット12の第1入出点16および第2入出点17から出てヘッダ13に連結されている。ここで、一方向弁20は、室内機ユニット12内における第2入出点17側から第1入出点16側への冷媒の移動を許容する一方、該室内機ユニット12内における第1入出点16側から第2入出点17側への冷媒の移動を禁止する。
【0004】
また、各室内機ユニット12には、空気を室内側熱交換器18を通過させて室内に吹き出させるためのファン21が付設されている。
【0005】
次に、ヘッダ13について説明する。
ヘッダ13は、すべての室内機ユニット12の第1入出点16側の冷媒管路14をその内部において一つにして第1中間点23から室外機ユニット11の第1入出点24に連結させる一方、第2中間点25に室外機ユニット11の第2入出点26から導入される冷媒管路14をその内部において分岐させてすべての室内機ユニット12の室内側熱交換器18の第2入出点17に連結させる。
【0006】
次に、室外機ユニット11について説明する。
室外機ユニット11内の冷媒管路14には、第1入出点24側から順に、レシーバ28と、互いに並列接続される膨張弁29および一方向弁30と、一対の互いに並列接続される室外側熱交換器31と、四方弁32とが配置されている。この四方弁32は、さらに第2入出点26に連結されており、他方で、エンジン33で駆動されるコンプレッサ34にも連結されている。
【0007】
四方弁32は、暖房運転時においては、コンプレッサ34の吐出口36を第2入出点26に連通させるとともにコンプレッサ34の吸引口37を室外側熱交換器31に連通させるように、他方、冷房運転時においては、コンプレッサ34の吐出口36を室外側熱交換器31に連通させるとともに、コンプレッサ34の吸引口37を第2入出点26に連通させるように切り替えられる。なお、コンプレッサ34の吸引口37と四方弁32との間にはアキュムレータ38が設けられている。
【0008】
ここで、室外機ユニット11における冷媒管路14のうち、第1入出点24と、膨張弁29および一方向弁30とを連通させる部分は、暖房運転時において高温・高圧の液冷媒が通る高圧液管40とされており、この高圧液管40の第1接続点41から分岐するように室外機ユニット11内において分岐流路42を第1接続点41に連通させ、この分岐流路42を冷媒管路14の四方弁32と第2入出点26との間の第2接続点43に連通させている。ここで、室外機ユニット11における冷媒管路14のうち、四方弁32を介してコンプレッサ34の吐出口36と第2入出点26とを連通させる部分は、暖房運転時において高温・高圧のガス冷媒が通る高圧ガス管39とされており、この高圧ガス管39上に第2接続点43が設けられる。そして、分岐流路42上に、第1接続点41側から順に、冷媒ポンプ44と、分岐流路開閉弁45と、エンジン33の排熱回収用の水熱交換器(エンジン排熱回収用熱交換器)46とが設けられている。
【0009】
なお、水熱交換器46は、エンジン33の冷却用に設けられたラジエータ47とともに、エンジン33の冷却水管路48に接続させられており、該冷却水管路48には、さらに、エンジン33の排気ガス排出系統からの排熱を回収する排ガス熱交換器49と、冷却水を循環させるためのポンプ50とが設けられている。
【0010】
ここで、ラジエータ47は、室外側熱交換器31の内側に付設されており、ラジエータ47の内側には、室外側熱交換器31およびラジエータ47に空気を流通させるためのファン51が設けられている。
【0011】
次に、上記空気調和装置の作動について説明する。
暖房運転時において、図8に実線矢印で示すように、室外機ユニット11内のコンプレッサ34で圧縮されて高温・高圧とされたガス冷媒は、四方弁32を介して第2入出点26から室外機ユニット11外のヘッダ13の第2中間点25に向け送り出され、該ヘッダ13で分岐されて、室内機ユニット12の室内側熱交換器18に第2入出点17を介して導入され該室内側熱交換器18により液化される。これにより、室内側熱交換器18からは熱が放出され室内が暖房されることになる。
【0012】
そして、室内側熱交換器18で液化された高温・高圧の液冷媒が、室内機ユニット11の一方向弁20を介して室内機ユニット12の第1入出点16から外のヘッダ13に向け送り出され、該ヘッダ13内で他の室内機ユニット12から同様に送り出される液冷媒と合流し、ヘッダ13の第1中間点23から、室外機ユニット11の第1入出点24に導入され、レシーバ28を通り、その一部が第1接続点41から膨張弁29に送られ(他の一部については後述する)、該膨張弁29で低温・低圧の液冷媒とされた後、一対の室外側熱交換器31でガス化される。このとき、室外側熱交換器31は吸熱を行う。
【0013】
そして、室外側熱交換器31でガス化された低温・低圧のガス冷媒が、四方弁32を介してコンプレッサ34の吸引口37に導入され、該コンプレッサ37で圧縮されて、高温・高圧のガス冷媒とされて、再び、四方弁32を介して第2入出点26から室外機ユニット11外のヘッダ13に送り出され、該ヘッダ13を介して室内機ユニット12の室内側熱交換器18に送り込まれる。
【0014】
また、分岐流路開閉弁45は開いておくとともに、冷媒ポンプ44を駆動させておく。すると、図8に矢印A1で示すように、第1接続点41から、高温・高圧の液冷媒の他の一部を分岐流路42に冷媒ポンプ44で吸引する。さらにこの液冷媒は冷媒ポンプ44で吐出されて開状態の分岐流路開閉弁45を介して水熱交換器46を通過する。このとき、この水熱交換器46は高温・高圧の液冷媒を加熱してガス化させる。
【0015】
そして、このようにして高温・高圧となったガス冷媒を第2接続点43においてコンプレッサ34から吐出された高温・高圧のガス冷媒と合流させて、再び、室外機ユニット11外のヘッダ13を介して室内機ユニット12の室内側熱交換器18に送り込む。このようにしてエンジン33の排熱を有効に回収し暖房能力をあげることができる。
【0016】
冷房運転時には、図8に破線矢印で示すように、室外機ユニット11内のコンプレッサ34で圧縮されて高温・高圧とされたガス冷媒は、四方弁32で室外機ユニット11内の一対の室外側熱交換器31に送られ該一対の室外側熱交換器31で液化される。これにより、室外側熱交換器31からは熱が放出されることになる。
【0017】
そして、室外側熱交換器31で液化された高温・高圧の液冷媒が、室外機ユニット11内において一方向弁30を介して第1接続点41に送られ、分岐流路開閉弁45およびバイパス管路開閉弁62が閉じられていることからすべてレシーバ28および第1入出点24を介して室外機ユニット11外のヘッダ13の第1中間点23に向け送り出され、該ヘッダ13内で分流されて、各室内機ユニット12に導入される。
【0018】
そして、室内機ユニット12に導入された高温・高圧の液冷媒は、膨張弁19で低温・低圧の液冷媒とされた後、室内側熱交換器18でガス化される。このとき、室内側熱交換器18は吸熱を行うことになり、その結果、ファン21が室内に冷風を吹き出す。
【0019】
このように室内側熱交換器18でガス化された低温・低圧のガス冷媒が、室内機ユニット12外のヘッダ13に導入され、該ヘッダ13内で他の室内機ユニット12から同様に送り出されるガス冷媒と合流し、ヘッダ13の第2中間点25から、室外機ユニット11の第2入出点26に導入され、該室外機ユニット11内で、四方弁32を介してコンプレッサ34の吸引口37に導入され、該コンプレッサ34で圧縮されて、高温・高圧のガス冷媒とされて、再び、四方弁32を介して室外側熱交換器31に送り込まれる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のガスヒートポンプ式の空気調和装置においては、冷媒ポンプ44によって冷媒を室内機ユニット12から室外機ユニット11に送っているため、室外機ユニット11が室内機ユニット12よりも高い位置にある場合、配管中の冷媒液ヘッド差(高低差)によって液ポンプの揚程能力を上回る揚程が必要となってしまう場合がある。しかし、高い揚程能力を有する液ポンプの揚程能力を有する液ポンプを用いては消費電力が増加してしまうという問題がある。
【0021】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、高揚程液ポンプを設けずともエンジン排熱回収用熱交換器に液冷媒を送り出すことができる空気調和装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、エンジンで駆動されるコンプレッサ、室内側熱交換器、室外側熱交換器、および四方弁を冷媒管路を介して連結し、該冷媒管路の暖房運転時における高圧液管に一端側を連通させ且つ前記冷媒管路の暖房運転時における高圧ガス管に他端側を連通させた分岐流路が設けられ、該分岐流路に、液冷媒が溜められるタンクと、該タンクよりも前記分岐流路の他端側に設けられたエンジン排熱回収用熱交換器と、該エンジン排熱回収用熱交換器から前記タンクへ冷媒が逆流することを防止する下流側逆流防止手段と、前記タンク内の冷媒が前記分岐流路一端側に逆流することを防止する上流側逆流防止手段とを備え、前記タンク内を加圧する手段として一端が前記コンプレッサの吐出側の冷媒管路に連通し他端が前記タンクに連通された加圧ラインと、前記タンク内を減圧する手段として一端が前記コンプレッサの吸引側の冷媒管路に連通し他端が前記タンクに連通された減圧ラインとを備え、さらに、該タンクに溜まった液冷媒を流す手段として、該タンクが前記エンジン排熱回収用熱交換器よりも上方に配置されており、さらに、前記タンクに対する前記加圧ラインと減圧ラインの連通を切り替える切替手段が設けられていることを特徴とする。
【0023】
この発明においては、タンクと減圧ラインとを連通することで、タンク内に高圧液管内の液冷媒を吸引し、次いでタンクと加圧ラインとを連通することと、該タンクが排熱回収用熱交換器よりも上方に配置されていることで、溜められた液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に通して加熱させて高圧ガス管に戻すことができる。
タンクと減圧ラインおよび加圧ラインとの連通は、切替手段により切り替えることができる。
また、下流側逆流防止手段により、タンクと減圧ラインとが連通したときに、高圧ガス管側から冷媒がタンクに逆流してしまうことが防止される。同様に、上流側逆流防止手段により、タンクと加圧ラインとが連通したときに、タンク内の液冷媒が高圧液管に逆流してしまうことが防止される。
下流側逆流防止手段と上流側逆流防止手段は、例えば逆止弁、または開閉弁を採用することができる。また、切替手段は、加圧ラインおよび減圧ライン各々に設けられた開閉弁や、四方弁などを採用することができる。
【0024】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和装置において、前記タンクが二つ設けられ、さらに、前記下流側逆流防止手段と上流側逆流防止手段と前記切替手段とが、前記各タンクに対応して各々設けられていることを特徴とする。
【0025】
この発明においては、タンクが二つ設けられているため、一方のタンク内に溜められた液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に吐出している間、他方のタンク内に液冷媒を溜めることができる。各タンクに対応して設けられている切替手段により、加圧ラインを一方のタンク、減圧ラインを他方のタンクに連通させればよい。
また、下流側逆流防止手段と上流側逆流防止手段とが各タンクに対応して設けられているため、タンク間での液冷媒の逆流、例えば、一方のタンクを加圧している場合、液冷媒がエンジン排熱回収用熱交換器に流れずに他方のタンクに流れてしまうことが防止される。
【0026】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空気調和装置において、前記切替手段として、前記加圧ラインおよび減圧ラインと前記二つのタンクそれぞれの連通を開閉する電磁弁が設けられていることを特徴とする。
【0027】
この発明においては、開閉可能な電磁弁を制御し、一方のタンクを加圧ラインによって加圧し、他方のラインを減圧ラインによって減圧する。次いで、一方のタンクを減圧ラインによって減圧し、他方のラインを加圧ラインによって加圧する。これを交互に繰り返すことにより、連続的に液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に供給することができる。
【0028】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の空気調和装置において、前記切替手段として、前記二つのタンクに対して前記加圧ラインと減圧ラインのそれぞれ一方を交互に切替可能に連通させる四方弁が設けられていることを特徴とする。
【0029】
この発明においては、四方弁を制御し、一方のタンクを加圧ラインによって加圧し、他方のラインを減圧ラインによって減圧する。次いで、四方弁を切り替え、一方のタンクを減圧ラインによって減圧し、他方のラインを加圧ラインによって加圧する。このように四方弁を交互に切り替えることにより、連続的に液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に供給することができる。
【0030】
請求項5に記載の発明は、請求項2から4いずれかに記載の空気調和装置において、前記各タンク内の前記冷媒を連通状態とするバイパス流路が設けられ、該流路に流量調整弁が設けられていることを特徴とする。
【0031】
この発明においては、流量調整弁によって、一方のタンクから吐出される液冷媒の一部を他方のタンクにバイパスすることで、エンジン排熱回収用熱交換器に流れる液冷媒量を調節することができる。
【0032】
請求項6に記載の発明は、請求項2から5いずれかに記載の空気調和装置において、前記各タンク内の液冷媒の量を検出する液冷媒量検出手段が設けられ、さらに、前記切替手段を制御する制御手段が設けられ、該制御手段は、前記液冷媒量検出手段の検出出力に基づいて前記タンク内の液冷媒量が所定量以下となった場合に前記切替手段を切り替えることによって、一方の前記タンクと前記加圧ラインとを連通させ且つ他方の前記タンクと前記減圧ラインとを連通させた状態と、一方の前記タンクと前記減圧ラインとを連通させ且つ他方の前記タンクと前記加圧ラインとを連通させた状態とに交互に切り替えることを特徴とする。
【0033】
この発明においては、一方のタンク内に溜められた液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に吐出している間、他方のタンク内に液冷媒を溜める。そして、制御手段が、前記タンクの液冷媒量が少なくなって所定量以下となった場合に、加圧ラインと減圧ラインとを入れ替え、前記一方のタンクに液冷媒を溜め、前記他方のタンクから液冷媒を吐出する。
なお、加圧ラインと減圧ラインとを入れ替えるのは、タンク内の液冷媒量がまだ残っている状態で入れ替えてもよいし、完全に空になってから入れ替えてもよいが、残っている状態で入れ替える場合には、連続的に液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に供給することができる。
また、制御手段は、例えば上流側逆流防止手段または下流側逆流防止手段として開閉弁を採用する場合、切替手段とともにこれら上流側逆流防止手段または下流側逆流防止手段と上流側逆流防止手段を制御するようにしてもよい。
【0034】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の空気調和装置において、前記切替手段が所定時間以上同一状態である場合に警報を発する警報手段が設けられていることを特徴とする。
【0035】
この発明においては、切替手段が動作不良となり、所定時間同一状態、すなわち加圧ラインまたは減圧ラインとタンクとの連通の切替が変わらない場合に、その動作不良をユーザに知覚させることが可能となる。
【0036】
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の空気調和装置において、前記液冷媒量検出手段により検出された前記タンク内の液冷媒量が所定時間以内に前記所定量以下に減少しない場合に警報を発することを特徴とする。
【0037】
この発明においては、タンク内の液冷媒の吐出不良をユーザに知覚させることができる。
【0038】
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の空気調和装置において、前記エンジン排熱回収用熱交換器は縦型であって、前記タンクから液冷媒が供給される供給側よりも、前記分岐流路の他側へ冷媒を吐出する吐出側が鉛直方向上方に位置していることを特徴とする。
【0039】
エンジンの負荷が減少すると、エンジンの排熱も減少する。したがって、エンジン排熱回収用熱交換器においては、冷媒加熱量が減少する。このため、エンジン排熱回収用熱交換器内のガス冷媒量が減少し、液冷媒量が増加する。本発明においてはエンジン排熱回収用熱交換器は縦型で、液冷媒は下方から供給されているため、エンジン排熱回収用熱交換器内の液冷媒量が増加すると、液冷媒の液面が上昇し、冷媒を送り出すためにはより大きな加圧力が必要となる。このため、同じ加圧力であれば液冷媒の流量が減少する。すなわち、エンジン負荷が小さいときには自動的にエンジン排熱回収用熱交換器を通過する冷媒量が減少する。
【0040】
請求項10に記載の発明は、請求項1から9いずれかに記載の空気調和装置において、前記分岐流路に、液ポンプが介装されていることを特徴とする。
【0041】
この発明においては、液ポンプを設けることで、エンジン排熱回収用熱交換器に流れる液冷媒量を調節することができる。
なお、本発明においては従来技術のように液ポンプのみによって液冷媒を送るのではないため、従来のような高揚程の液ポンプである必要はなく、低揚程の液ポンプで足りる。
【0042】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、上記従来と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を省略する。
図1に示したものは、本実施形態に係る冷媒回路図である。
冷媒管路14の暖房運転時における高圧液管に一端側を連通させ且つ前記冷媒管路14の暖房運転時における高圧ガス管に他端側を連通させた分岐流路42には、液冷媒が溜められる二つのタンク60、61が設けられている。これらタンク60,61は分岐流路42から更に二つに分岐するタンク流路42a、42bにそれぞれ設けられており、水熱交換器(エンジン排熱回収用熱交換器)46よりも上方に配置されている。これらタンク流路42a、42bは第2接続点43側で再び合流して水熱交換器46を通っている。なお、図においてはエンジン33の冷却水管路48は省略してある。また、以下において分岐流路42の第2接続点43側を下流側と呼ぶこととする。
【0043】
タンク流路42a、42bには、タンク60,61より下流側に位置して、水熱交換器46からタンク60,61へ冷媒が逆流することを防止する逆止弁(下流側逆流防止手段)64,65が設けられている。さらに、タンク流路42a、42bには、タンク60,61より上流側に、タンク60,61内の冷媒が上流側へ逆流することを防止する逆止弁(上流側逆流防止手段)66,67が設けられている。
【0044】
さて、タンク60,61には、タンク60,61を加圧、減圧するラインがつながっている。詳細には、タンク60,61内を加圧する手段として、一端がコンプレッサ34の吐出側の冷媒管路14における接続点70から分岐し、他端が前記タンク60,61に連通された加圧ライン71と、タンク60,61内を減圧する手段として一端がコンプレッサ34の吸引側の冷媒管路14における接続点72から分岐し、他端が前記タンク60,61に連通された減圧ライン73が設けられている。
加圧ライン71は、タンク60,61側が分岐し、分岐側にてそれぞれ電磁弁(切替手段)75,76で開閉可能となっている。同様に、減圧ライン73もタンク60,61側が分岐しており、分岐側にてそれぞれ電磁弁(切替手段)77,78で開閉可能となっている。また、減圧ライン73には、分岐側にそれぞれ減圧用キャピラリ79a、79bが設けられている。
【0045】
タンク60,61には、タンク60,61内の液冷媒量を検出する液冷媒量検出手段80,81が設けられている。液冷媒量検出手段80、81としては、レベルセンサの他、タンク60,61の上下温度を検出する温度センサ、コンプレッサ34の吐出温度または加圧ライン71の温度とタンク60,61下部温度とを検出する温度センサなどを採用してもよい。これら各所の温度差から、タンク60,61内の液冷媒量を算出することができる。
【0046】
さらに、水熱交換器46を流れる冷媒を制御する制御手段85が設けられている。
制御手段85は、液冷媒量検出手段80、81の検出出力が入力されると共に、電磁弁75,76,77,78を制御するようになっている。ここで、電磁弁75と電磁弁78、電磁弁77と電磁弁76とはそれぞれ同じ状態(開・閉)となるよう制御される。(図ではそれぞれ白と黒で分けて表した)。そして、電磁弁75と電磁弁78が開の状態では、電磁弁77と電磁弁76は閉となるよう制御され、電磁弁75と電磁弁78が閉の状態では、電磁弁77と電磁弁76は開となるよう制御される。
このように制御手段85は電磁弁75,76,77,78を制御することによって、タンク60と加圧ライン71とを連通させ且つタンク61と減圧ライン73とを連通させた状態と、タンク60と減圧ライン73とを連通させ且つタンク61と加圧ライン71とを連通させた状態とに交互に切り替えることができるようになっている。
【0047】
さて、このように構成された本実施形態のガスヒートポンプ式空気調和装置は、以下のように動作する。なお、以下においては本実施形態において特徴的な動作のみ説明し、従来と同一の動作については説明を省略する。
暖房時において、タンク60とタンク61のいずれか一方は、減圧ライン73によってコンプレッサ34の吸引側と連通した状態とされる。ここではタンク61が減圧ライン73と連通していることとする。タンク61には、コンプレッサの吸引力によって室内側熱交換器18を吐出した液冷媒がタンク流路42bを経てタンク61内に溜められる。このとき、逆止弁65の作用により、分岐流路42の下流側からタンク61に冷媒が逆流してしまうことが防止される。
一方、タンク60は加圧ライン71と連通しており、加圧ライン71の圧力とタンク60が水熱交換器46よりも上方に配置されていることで、タンク60内に溜められていた液冷媒が、タンク流路42aを通って水熱交換器46に送られる。水熱交換器46ではエンジンの排熱により液冷媒が加熱されてガス冷媒となり、第2接続点43で再び冷媒管路14に合流する。このとき、逆止弁66の作用により、分岐流路42の上流側に冷媒が逆流してしまうことが防止される。
【0048】
制御手段85は、液冷媒量検出手段80、81の検出出力に基づき、タンク60内の液冷媒量が所定量以下になった場合、またはタンク61内の液冷媒量が所定以上になった場合に、電磁弁75,76,77,78を切り替えて、加圧ライン71と減圧ライン73とを入れ替える。
これにより、タンク60とタンク61とが逆に機能し、タンク61に溜められていた液冷は吐出され、タンク60には液冷媒が溜められることとなる。その後上記のように再び加圧ライン71と減圧ライン73とが入れ替えられることとなり、水熱交換器46には絶えず液冷媒が供給される。
【0049】
以上のように、本ガスヒートポンプ式空気調和装置においては、高揚程の液ポンプを用いずとも、水熱交換器46に液冷媒を供給することができる。
また、冷媒を溜める二つのタンク60,61によって、液冷媒を連続的に水熱交換器46に供給することができる。
【0050】
なお、本発明は、以下の変形例を採用することができる。
図2に示すように、分岐流路42に低揚程の液ポンプ89を設けてもよい。液ポンプ89を設けることで、水熱交換器46に流れる液冷媒量を調節することができる。
なお、本発明においては従来技術のように液ポンプのみによって液冷媒を送るのではないため、従来のような高揚程の液ポンプである必要はなく、低揚程の液ポンプで足り、ポンプ自体安価であるものでよいとともに消費電力も抑えることができる。
【0051】
図3に示すように、タンクを一つだけ(図ではタンク60のみ)設けてもよい。この場合、電磁弁75,77を交互に開とすることにより、タンク60内に液冷媒を溜める状態と水熱交換器46へ溜めた液冷媒を送る状態とに交互に切り替える。
【0052】
図4に示すように、各々のタンク60,61内から吐出した冷媒を連通状態とするバイパス流路90を設ける。バイパス流路90には、流量調整弁91を設ける。
このように構成することにより、流量調整弁91によって、タンク60,61のうち一方のタンクから吐出された液冷媒の一部を他方のタンクにバイパスすることで、水熱交換器46に供給に供給される液冷媒量を調節することができる。したがってエンジン負荷が少ない場合に流量を調節することができる。
【0053】
図5に示すように、電磁弁75,76,77,78が所定時間以上開状態または閉状態である場合に警報を発する警報手段95を設けてもよい。これにより、切替手段が動作不良となったことをユーザに知覚させることが可能となる。
また、警報手段95としては、液冷媒量検出手段80,81により検出された前記タンク60,61内の液冷媒量が、切り替えてから所定時間以内に所定量以下に減少しない場合に警報を発するものでもよい。これによりタンク内の液冷媒の吐出不良をユーザに知覚させることができる。
【0054】
図6に示すように、四方弁98を設け、この四方弁98に加圧ライン71、減圧ライン73,タンク60,タンク61を接続し、加圧ライン71とタンク60、減圧ライン73とタンク61をそれぞれ連通させた状態と、減圧ライン73とタンク60,加圧ライン71とタンク61をそれぞれ連通させた状態に切り替え可能としてもよい。
【0055】
また、図7に示すように、水熱交換器46を縦型(例えば鉛直縦方向に1m程度の長さを有する)とし、タンク60,61から液冷媒が供給される供給側46aよりも、分岐流路42の下流側へ冷媒を吐出する吐出側46bが鉛直方向上方に位置させてもよい。
図7(a)では、エンジン33が定格状態の場合であり、水熱交換器46ではエンジン33の十分な排熱により、水熱交換器46内の液冷媒量は少ない。一方、図7(b)では、エンジン33の負荷が少なく、エンジン33の排熱量も少ない。したがって、水熱交換器46内の液冷媒量が多くなる。
本構成においては水熱交換器46は縦型で、液冷媒は下方から供給されているため、水熱交換器46内の液冷媒量が増加すると、液冷媒の液面が上昇し、冷媒を送り出すためにはより大きな加圧力が必要となる。このため、同じ加圧力であれば液冷媒の流量が減少する。すなわち、エンジン負荷が小さいときには自動的にエンジン排熱回収用熱交換器を通過する冷媒量が減少し、液のまま冷媒が水熱交換器46を吐出してしまうことを防止することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては以下の効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、タンクと減圧ラインとを連通することで、タンク内に高圧液管内の液冷媒を吸引することができ、またタンクと加圧ラインとを連通することと、該タンクが排熱回収用熱交換器よりも上方に配置されていることで、溜められた液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に通して加熱させて高圧ガス管に戻すことができる。したがって、液ポンプを設けずとも液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に供給することができる。
また、下流側逆流防止手段により、タンクと減圧ラインとが連通したときに、高圧ガス管側から冷媒がタンクに逆流してしまうことを防止することができる。同様に、上流側逆流防止手段により、タンクと加圧ラインとが連通したときに、タンク内の液冷媒が高圧液管に逆流してしまうことを防止することができる。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、タンクが二つ設けられているため、一方のタンク内に溜められた液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に吐出している間、他方のタンク内に液冷媒を溜めることができる。
また、下流側逆流防止手段と上流側逆流防止手段とが各タンクに対応して設けられているため、タンク間での液冷媒の逆流、例えば、一方のタンクを加圧している場合、液冷媒がエンジン排熱回収用熱交換器に流れずに他方のタンクに流れてしまうことが防止される。
【0058】
請求項3に記載の発明によれば、電磁弁を制御することで、二つのタンク内に交互に液冷媒を溜めて連続的に液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に供給することができる。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、四方弁を交互に切り替えることにより、連続的に液冷媒をエンジン排熱回収用熱交換器に供給することができる。
【0060】
請求項5に記載の発明によれば、流量調整弁によって、一方のタンクから吐出された液冷媒の一部を他方のタンクにバイパスすることで、エンジン排熱回収用熱交換器に流れる液冷媒量を調節することができる。
【0061】
請求項6に記載の発明によれば、タンク内の液冷媒の量を検出する液冷媒量検出手段が設けられていることにより、タンク内の液冷媒量が所定量以下となった場合に加圧と減圧タンクを入れ替えることができ、連続的にエンジン排熱回収用熱交換器に冷媒を供給することができる。
【0062】
請求項7に記載の発明によれば、切替手段が動作不良となったことをユーザに知覚させることが可能となる。
【0063】
請求項8に記載の発明によれば、タンク内の液冷媒の吐出不良をユーザに知覚させることができる。
【0064】
請求項9に記載の発明によれば、エンジン負荷が小さいときには自動的にエンジン排熱回収用熱交換器を通過する冷媒量を減少させることができる。
【0065】
請求項10に記載の発明によれば、液ポンプを設けることで、エンジン排熱回収用熱交換器に流れる液冷媒量を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態として示したガスヒートポンプ式空気調和装置を示した冷媒回路図である。
【図2】 同ガスヒートポンプ式空気調和装置の変形例を示した冷媒回路図である。
【図3】 同ガスヒートポンプ式空気調和装置の変形例を示した冷媒回路図である。
【図4】 同ガスヒートポンプ式空気調和装置の変形例を示した冷媒回路図である。
【図5】 同ガスヒートポンプ式空気調和装置の変形例を示した冷媒回路図である。
【図6】 同ガスヒートポンプ式空気調和装置の変形例を示した冷媒回路図である。
【図7】 同ガスヒートポンプ式空気調和装置の変形例として示した水熱交換器であり、(a)はエンジンの排熱が十分にある場合、(b)はエンジンの排熱が減少した場合である。
【図8】 従来のガスヒートポンプ式空気調和装置を示した概略構成図である。
【符号の説明】
14 冷媒管路
18 室内側熱交換器
31 室外側熱交換器
33 エンジン
34 コンプレッサ
42 分岐流路
46 水熱交換器(エンジン排熱回収用熱交換器)
60、61 タンク
64,65 逆止弁(下流側逆流防止手段)
66、67 逆止弁(上流側逆流防止手段)
71 加圧ライン
73 減圧ライン
75,76 電磁弁(切替手段)
77,78 電磁弁(切替手段)
80,81 液冷媒量検出手段
85 制御手段
89 液ポンプ
90 バイパス流路
91 流量調整弁
95 警報手段
98 四方弁(切替手段)

Claims (10)

  1. エンジンで駆動されるコンプレッサ、室内側熱交換器、室外側熱交換器、および四方弁を冷媒管路を介して連結し、該冷媒管路の暖房運転時における高圧液管に一端側を連通させ且つ前記冷媒管路の暖房運転時における高圧ガス管に他端側を連通させた分岐流路が設けられ、
    該分岐流路に、液冷媒が溜められるタンクと、該タンクよりも前記分岐流路の他端側に設けられたエンジン排熱回収用熱交換器と、該エンジン排熱回収用熱交換器から前記タンクへ冷媒が逆流することを防止する下流側逆流防止手段と、前記タンク内の冷媒が前記分岐流路一端側に逆流することを防止する上流側逆流防止手段とを備え、
    前記タンク内を加圧する手段として一端が前記コンプレッサの吐出側の冷媒管路に連通し他端が前記タンクに連通された加圧ラインと、前記タンク内を減圧する手段として一端が前記コンプレッサの吸引側の冷媒管路に連通し他端が前記タンクに連通された減圧ラインとを備え、
    さらに、該タンクに溜まった液冷媒を流す手段として、該タンクが前記エンジン排熱回収用熱交換器よりも上方に配置されており、
    さらに、前記タンクに対する前記加圧ラインと減圧ラインの連通を切り替える切替手段が設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置において、
    前記タンクが二つ設けられ、さらに、前記下流側逆流防止手段と上流側逆流防止手段と前記切替手段とが、前記各タンクに対応して各々設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項2に記載の空気調和装置において、
    前記切替手段として、前記加圧ラインおよび減圧ラインと前記二つのタンクそれぞれの連通を開閉する電磁弁が設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項2に記載の空気調和装置において、
    前記切替手段として、前記二つのタンクに対して前記加圧ラインと減圧ラインのそれぞれ一方を交互に切替可能に連通させる四方弁が設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項2から4いずれかに記載の空気調和装置において、
    前記各タンク内の前記冷媒を連通状態とするバイパス流路が設けられ、該流路に流量調整弁が設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項2から5いずれかに記載の空気調和装置において、
    前記各タンク内の液冷媒の量を検出する液冷媒量検出手段が設けられ、
    さらに、前記切替手段を制御する制御手段が設けられ、該制御手段は、前記液冷媒量検出手段の検出出力に基づいて前記タンク内の液冷媒量が所定量以下となった場合に前記切替手段を切り替えることによって、一方の前記タンクと前記加圧ラインとを連通させ且つ他方の前記タンクと前記減圧ラインとを連通させた状態と、一方の前記タンクと前記減圧ラインとを連通させ且つ他方の前記タンクと前記加圧ラインとを連通させた状態とに交互に切り替えることを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項6に記載の空気調和装置において、
    前記切替手段が所定時間以上同一状態である場合に警報を発する警報手段が設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  8. 請求項6に記載の式空気調和装置において、
    前記液冷媒量検出手段により検出された前記タンク内の液冷媒量が所定時間以内に前記所定量以下に減少しない場合に警報を発することを特徴とする空気調和装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の空気調和装置において、
    前記エンジン排熱回収用熱交換器は縦型であって、前記タンクから液冷媒が供給される供給側よりも、前記分岐流路の他側へ冷媒を吐出する吐出側が鉛直方向上方に位置していることを特徴とする空気調和装置。
  10. 請求項1から9いずれかに記載の空気調和装置において、
    前記分岐流路に、液ポンプが介装されていることを特徴とする空気調和装置。
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