JPH10274420A - 床暖房用ヒーターパネル - Google Patents

床暖房用ヒーターパネル

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JPH10274420A
JPH10274420A JP7972897A JP7972897A JPH10274420A JP H10274420 A JPH10274420 A JP H10274420A JP 7972897 A JP7972897 A JP 7972897A JP 7972897 A JP7972897 A JP 7972897A JP H10274420 A JPH10274420 A JP H10274420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
panel
ptc heater
floor heating
connection cord
Prior art date
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Pending
Application number
JP7972897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Terayama
健市 寺山
Takashi Okazaki
孝史 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP7972897A priority Critical patent/JPH10274420A/ja
Publication of JPH10274420A publication Critical patent/JPH10274420A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PTCヒータを採用した床暖房用ヒーターパ
ネルをより安全なものに構成する。 【解決手段】 パネル本体2の背面に沿ってシート状の
PTCヒータ3を配備し、このPTCヒータ3の一方の
電極21と電源コード23を接続する結線コード28を
PTCヒータ3の発熱面に接触するよう発熱面の略中央
位置に配備するとともに、この結線コード28中に、設
定以上の温度によって断線する温度ヒューズ29を複数
個直列に介在してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房用ヒーター
パネルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】床暖房用ヒーターパネルの熱源としてP
TCヒータを利用したものが、例えば実開4−1290
21号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】PTCヒータは、過大
な温度上昇を自己制御する特性を有しており、設定以上
に昇温することはないのであるが、ヒータ自体の損傷に
よって自己制御機能が損なわれて異常昇温するおそれが
あり、このような不慮の事故に対する対策を講じておく
ことが望ましい。
【0004】本発明は、PTCヒータを採用した床暖房
用ヒーターパネルをより安全なものに構成することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のような構成をとる。
【0006】請求項1に係る発明は、パネル本体の裏面
に沿ってシート状のPTCヒータを配備し、このPTC
ヒータの一方の電極と電源コードとを接続する結線コー
ドをPTCヒーター発熱面に接触するよう配備するとと
もに、この結線コード中に、設定以上の温度によって断
線する温度ヒューズを介在してあることを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、前記結線コードをPTCヒータの発熱面の
略中央位置に配備してあることを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に係る発明において、前記温度ヒューズを前記結線コー
ドに複数個直列に介在してあることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の構成によると、PTCヒータが自ら
の損傷等によって異常に昇温すると、ヒータ加熱面に接
触配備された温度ヒューズが作動し、PTCヒータへの
通電が遮断される。
【0010】請求項2の構成によると、ヒータ加熱面の
中央部位は周辺部位に比較して熱放散が少ないので、こ
の中央部位近くに温度ヒューズを配備することで異常昇
温が的確に感知されやすい。
【0011】請求項3の構成によると、PTCヒータに
おける加熱面の各部での異常昇温を感知することが可能
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1は、多数枚の床パネルを嵌め合わせ敷
設した床面を示しており、斜線を施したヒータパネル1
A、1B、と普通の床パネル1Cが使用されている。
【0014】ヒータパネル1A、1Bの基本構成は同様
であり、以下にヒータパネル1Aのみについて、その詳
細な構成を説明する。なお、以後の説明において、パネ
ルの長辺方向を長手方向、短辺方向を幅方向と呼称す
る。
【0015】図3に、ヒータパネル1Aを裏面側から見
た分解状態が示されている。このヒータパネル1Aは、
合板材からなるパネル本体2と、その裏面(下面)に配
備されるシート状のPTCヒータ3と、このPTCヒー
タ3を裏面から覆う合板材からなる裏板4とからなり、
PTCヒータ3に配線接続された雄コネクタ(図面には
現れていないが、実際の接続端子が突出状態となってい
る側を雄コネクタとしている)5と雌コネクタ(実際の
接続端子が雄コネクタの接続端子の挿入穴内に配置され
ている側を雌コネクタとしている)6とがパネル本体2
の両長辺部位に配備される。
【0016】図4および図5に示すように、パネル本体
2の裏面には、その略全面に亘って、PTCヒータ3を
収納配備するためのヒーター収納用凹部7がギャングソ
ー加工等により形成されるとともに、その長手方向一端
には、深い配線収納用凹部8が形成され、さらに、ヒー
ター収納用凹部7の幅方向の両端近くには夫々電極収納
用溝9,10が互いに平行に形成されるとともに、これ
ら電極収納用溝9,10の中間部位に配線収納用溝11
が形成され、さらに、ヒーター収納用凹部7の端部に
は、アース線収納用凹部12が形成されている。また、
パネル本体2裏面の両長辺部には、ヒーター収納用凹部
7に連なるコネクタ収納用凹部13,14が形成される
とともに、このコネクタ収納用凹部13,14と前記配
線収納用凹部8とに亘って3本づつ配線収納用溝15,
16が形成されている。
【0017】PTCヒータ3は、両長辺に沿って一対の
線状電極21,22を備えたシート状の発熱体を表裏か
ら絶縁樹脂シートで被覆して形成されたものであり、図
2の配線図に示すように、各電極21,22が雄コネク
タ5と雌コネクタ6とを繋ぐ一対の電源コード23,2
4にそれぞれ接続されている。また、これら電源コード
23,24と平行に配備されたアース用コード25の中
間部位に、PTCヒータ3に接続したアース線26が接
続されている。
【0018】そして、図7(c)に示すように、このP
TCヒータ3の表面には、熱伝導性の高いアルミなどの
金属材からなる熱拡散シート27が積層され、この熱拡
散シート27がパネル本体2の表面側に位置するように
PTCヒータ3がヒーター収納用凹部7に嵌め込み収納
される。この際、PTCヒータ3の表面側には、両電極
21,22の厚さに相当する一対の隆起条、および、ア
ース線26が突出しており、電極21,22の隆起条は
ヒーター収納用凹部7の各電極収納用溝9,10にそれ
ぞれ収納されるとともに、アース線26はアース線収納
用凹部12に収納される。
【0019】また、一方の電極21と電源コード23と
を繋ぐ結線コード28は、PTCヒータ3の発熱面の略
中央に配備され、この結線コード28がヒーター収納用
凹部7の配線収納用溝11に収納されるようになってい
る。そして、この結線コード28の途中には、設定以上
の温度を感知して断線する3個の温度ヒューズ29が直
列に介在されている。
【0020】前記雄コネクタ5は、雄実(さね)の形成
された長辺のコネクタ収納用凹部13に位置固定固定状
態で嵌め込み装着されるとともに、雌コネクタ6は、雌
実(さね)の形成された長辺のコネクタ収納用凹部14
に出退可能な状態に装着される。また、図9に示すよう
に、雄コネクタ5と雌コネクタ6とを差し込み連結する
と、雄コネクタ5の外面に設けた係合突起31に雌コネ
クタ6に備えた係合爪32とが係合し、係合爪32を解
除操作しない限り両コネクタ5,6の連結状態が強固に
維持される。
【0021】前記コネクタ収納用凹部14は雌コネクタ
6よりも幅広く、かつ、内奥に深く形成されており、雌
コネクタ6をパネル本体2より外方に引出しできる余裕
を持った長さのコードが、コネクタ収納用凹部13の内
奥部に屈曲収納されるようになっている。
【0022】また、大きく抉られた配線収納用凹部8お
よびコネクタ収納用凹部14の強度低下を補うために、
これらの底面に補強用鉄板37,38が接着固定されて
いる。また、両コネクタ5,6を繋ぐ3本のコード2
3,24,25は、両面テープを介して補強用鉄板37
上に貼付けられ、その収納姿勢が安定保持されるように
なっている。
【0023】また、裏蓋4は、ヒーター収納用凹部7の
周縁に形成した段部39に落し込み装着されて釘打ち固
定され、ヒーターパネル1Aの裏面が面一に形成され
る。
【0024】なお、ヒーターパネル1Bは、ヒーターパ
ネル1Aとコネクタ装着位置が異なっているだけである
ので、その詳細な構造の説明は省略する。
【0025】上記のように構成されたヒータパネル1
A、1Bは、複数列に亘って並べられて、幅方向に隣接
するパネル間で雄コネクタ5と雌コネクタ6が順次接続
されるとともに、図2の配線図に示すように、最前列の
ヒーターパネル1Aが、コントローラ41によって制御
されるリレー42に配線接続されて、所望面積の暖房域
が形成される。そして、電源側に位置する最前列のヒー
タパネル1Aに挿入装着した温度センサ43がコントロ
ーラ41に接続されており、この温度センサ43からの
情報に基づいてリレー42をオン・オフして、ヒーター
発熱面を設定された温度に維持する通電制御がなされ
る。かつ、各PTCヒータ3に備えた温度ヒューズ29
によって、不慮の事故に対する安全性が確保されている
のである。
【0026】施工に際しては、雌コネクタ6がヒータパ
ネル1A、1Bに対して出退自在であるから、この雌コ
ネクタ6を引出した状態で雄コネクタ5に嵌合した後
に、対向する長辺同士を雌雄実(さね)の嵌合により接
合する。
【0027】そして、最前列のヒータパネル1Aの雄コ
ネクタ5には、配線用の雌コネクタ44が接続され、こ
の雌コネクタ44から導出された配線が、下地板を貫通
して床下に導かれて前記リレー42に接続される。な
お、最前列のヒータパネル1Aに接続される床パネル1
Cには、突出した雄コネクタ5および雌コネクタ44を
収納する凹部45を切り欠き形成しておくことになる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下のような効果が期待できる。
【0029】請求項1に係る発明によれば、PTCヒー
タが万一損傷して異常に温度が上昇しかかったとして
も、温度ヒューズがこれを検知して通電を遮断するの
で、PTCヒータを利用しての床暖房の安全性を一層高
めることが可能となった。
【0030】また、請求項2に係る発明によれば、PT
Cヒータにおける発熱面の略中央に温度ヒューズが位置
するので、温度検知が確実なものとなり、信頼性を高め
るここができる。
【0031】また、請求項3に係る発明によれば、発熱
面の複数箇所で温度検知を行うので、局部的な異常昇温
に対しても的確反応して、一層安全性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床暖房を施した部屋の床面の一部を示す平面図
【図2】概略配線図
【図3】ヒーターパネルを裏面側から見た分解斜視図
【図4】パネル本体の斜視図
【図5】パネル本体の裏面から見た平面図
【図6】組上がったヒーターパネルの裏面から見た一部
切り欠き平面図
【図7】(a)図6におけるa−a線断面図 (b)図6におけるb−b線断面図 (c)図6におけるc−c線での拡大断面図
【図8】(d)図6におけるd−d線断面図 (e)パネル接合部の縦断面図
【図9】雌雄コネクタの分離状態(a)および連結状態
(b)を示す平面図
【符号の説明】
2 パネル本体 3 PTCヒーター 21 電極 23 電源コード 28 結線コード 29 温度ヒューズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体の裏面に沿ってシート状のP
    TCヒータを配備し、このPTCヒータの一方の電極と
    電源コードとを接続する結線コードをPTCヒータの発
    熱面に接触するよう配備するとともに、この結線コード
    中に、設定以上の温度によって断線する温度ヒューズを
    介在してあることを特徴とする床暖房用ヒーターパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の床暖房用ヒーターパネ
    ルにおいて、前記結線コードをPTCヒータの発熱面の
    略中央位置に配備してあることを特徴とする床暖房用ヒ
    ーターパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の床暖房用ヒー
    ターパネルにおいて、前記温度ヒューズを前記結線コー
    ドに複数個直列に介在してあることを特徴とする床暖房
    用ヒーターパネル。
JP7972897A 1997-03-31 1997-03-31 床暖房用ヒーターパネル Pending JPH10274420A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030506