JPH1027415A - 磁気ディスク装置の評価方法及び評価装置 - Google Patents

磁気ディスク装置の評価方法及び評価装置

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JPH1027415A
JPH1027415A JP19698096A JP19698096A JPH1027415A JP H1027415 A JPH1027415 A JP H1027415A JP 19698096 A JP19698096 A JP 19698096A JP 19698096 A JP19698096 A JP 19698096A JP H1027415 A JPH1027415 A JP H1027415A
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magnetic disk
life
oscillation signal
head
magnetic
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JP19698096A
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Yasufumi Nakagawa
康文 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク装置の寿命の予測を早期に行な
い、大量の記録データの破壊を未然に確実に防止するこ
と。 【解決手段】 電磁誘導型磁気ヘッド13を備えた磁気
ディスク装置10の評価方法において、磁気ディスク1
1の表面の突起に上記ヘッド13が衝突した際に、該ヘ
ッド13の磁歪効果により該ヘッド13に励起される発
振信号出力の検出結果に基づき、該磁気ディスク装置1
0の寿命を予測するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置の
評価方法及び評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置(HDD)は、磁気デ
ィスク(ハードディスク)をスピンドルに固定するとと
もに、磁気ヘッドを備えたヘッドスライダをキャリッジ
に支持し、スピンドルの駆動による磁気ディスクの回転
と、キャリッジの駆動による磁気ヘッドの移動によっ
て、磁気ヘッドを磁気ディスクの表面に対して相対移動
させる。そして、磁気ディスクに設けてある複数の一様
な幅の磁気トラックのうちの指定されたトラックに、磁
気ヘッドによって電気的にデータを書込み、また、指定
されたトラックから磁気ヘッドによって電気的にデータ
を読取る。
【0003】このとき、磁気ディスク装置では、磁気デ
ィスクとヘッドスライダの隙間がくさび型になるように
して、動作時にディスク回転に誘起される空気流により
該ヘッドスライダをディスク上方に一定の浮上量で浮上
させ、磁気ヘッドとディスクとが接触しないようにして
いる。従って、ヘッドスライダは、ディスクに対し、
(a) 動作時にはディスクの回転開始に伴って静止、滑
走、浮上し、(b) 非動作時にはディスクの回転停止に伴
って浮上、滑走、静止する如くに変化する。このように
動作時にヘッドスライダが浮上することは、高ディスク
回転下でもヘッドスライダとディスクの摩耗を極小と
し、記録速度(読書速度)を高速化しながらヘッドスラ
イダとディスクの寿命を向上せしめる。
【0004】ところで、最近における磁気ディスクの高
記録密度化の要請は、ディスク上での単位記録要素であ
るビット寸法の小型化と、これに応ずる磁気ヘッドの小
型化に起因して、磁気ヘッドとディスク間での出力信号
の低下を招く。そして、磁気ヘッドとディスク間での上
記出力信号の低下を補うため、磁気ヘッドとディスクの
間隙はできるだけ近付ける必要があり、前述のヘッドス
ライダの浮上量を小として記録エネルギのロスを減少さ
せる必要がある。
【0005】然るに、磁気ディスク装置では、高記録密
度化に伴い、磁気ヘッドとディスクのクラッシュによる
記録データの破壊が使用者の大きな損害を招くものとな
る。磁気ヘッドとディスクのクラッシュは、磁気ヘッド
を備えるヘッドスライダがディスク表面の突起部に衝突
してディスクの膜剥離(磁気記録膜の剥離)等の修復不
能の損傷を与えるものを意味する。このクラッシュは、
磁気ディスク装置の使用経過により、ディスク表面の酸
化や異物の付着、ヘッドスライドへの異物の付着による
浮上姿勢の不安定化等の進行により生ずる。
【0006】そこで従来、磁気ヘッドとディスクのクラ
ッシュを未然に予知し、クラッシュに起因する記録デー
タの破壊を回避するための寿命予測技術として、以下の
ものがある。
【0007】(従来技術1)クラッシュ発生の前提とし
てのディスク表面の酸化と異物の付着は、ディスクの読
出し不能トラック数/セクタ数の増加を招く。そこで、
この読出し不能トラック数/セクタ数の増加がある一定
値以上になったとき、磁気ディスク装置の寿命が近付い
ていることを予測し、警告を発生する。
【0008】(従来技術2)クラッシュ発生の前提とし
てのディスク表面の酸化と異物の付着、ヘッドスライダ
への異物の付着による浮上姿勢の不安定化は、ヘッドス
ライダとディスク表面との摩擦係数を相当に大とし、ヘ
ッドスライダを移動せしめるキャリッジモータの負荷の
増大を招く。そこで、このキャリッジモータの負荷の増
大がある一定値以上になったとき、磁気ディスク装置の
寿命が近付いていることを予測し、警告を発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
1、2による寿命の予測は、ディスク表面の酸化や異物
の付着、ヘッドスライダへの異物の付着が既に相当多量
に進行していることを前提とするものである。従って、
従来技術1、2では、磁気ディスク装置の寿命の予測を
早期に行なうことができない。
【0010】本発明の課題は、磁気ディスク装置の寿命
の予測を早期に行ない、大量の記録データの破壊を未然
に確実に防止することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、電磁誘導型磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置の
評価方法において、磁気ディスクの表面の突起に上記ヘ
ッドが衝突した際に、該ヘッドの磁歪効果により該ヘッ
ドに励起される発振信号出力の検出結果に基づき、該磁
気ディスク装置の寿命を予測するようにしたものであ
る。
【0012】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記発振信号出力が一定値を
超えるか、又は一定値を超えた発振信号出力の累積発生
数が一定数以上になるかにより、磁気ディスク装置の寿
命を予測するようにしたものである。
【0013】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記寿命の予測結果に
基づき警告を発生するようにしたものである。
【0014】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記寿命の予
測のための発振信号検出作業を、予め特定した専用トラ
ックについて行なうようにしたものである。
【0015】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記発振信号検出作業を、書
込信号が消去された専用トラックについて行なうように
したものである。
【0016】請求項6に記載の本発明は、電磁誘導型磁
気ヘッドを備えた磁気ディスク装置の評価装置におい
て、磁気ディスク装置の寿命を予測するコントローラを
有し、上記コントローラは、該磁気ディスクの表面の突
起に上記ヘッドが衝突した際に、該ヘッドの磁歪効果に
より該ヘッドに励起される発振信号出力の検出結果に基
づき、該磁気ディスク装置の寿命を予測するようにした
ものである。
【0017】請求項7に記載の本発明は、請求項6に記
載の本発明において更に、前記コントローラが、前記発
振信号出力が一定値を超えるか、又は一定値を超えた発
振信号出力の累積発生数が一定数以上になるかにより、
磁気ディスク装置の寿命を予測するようにしたものであ
る。
【0018】請求項8に記載の本発明は、請求項6又は
7に記載の本発明において更に、前記コントローラが、
前記寿命の予測結果に基づき警告を発生するようにした
ものである。
【0019】請求項9に記載の本発明は、請求項6〜8
のいずれかに記載の本発明において更に、前記コントロ
ーラが、前記寿命の予測のための発振信号検出作業を、
予め特定した専用トラックについて行なうようにしたも
のである。
【0020】請求項10に記載の本発明は、請求項9に
記載の本発明において更に、前記コントローラが、前記
発振信号検出作業を、書込信号が消去された専用トラッ
クについて行なうようにしたものである。
【0021】請求項1、6に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 磁気ディスク装置の記録データを破壊するものとなる
磁気ヘッドとディスクのクラッシュを発生する前段階と
して、ディスク表面の酸化と異物の付着、ヘッドスライ
ダへの異物の付着による浮上姿勢の不安定化を伴い始
め、これらは磁気ヘッドを備えるヘッドスライダがディ
スク表面の酸化物、異物等の突起に衝突する機会の発生
を招くものとなる。そこで、本発明では、電磁誘導型磁
気ヘッドが磁気ディスクの表面突起に衝突した際の磁歪
効果による発振信号出力の発生を検出することにより、
上述の磁気ディスク装置のクラッシュ発生、換言すれば
寿命の到来の予測を早期に行なうものとなる。
【0022】尚、磁気ヘッドの出力のうち、衝突により
生じた発振信号出力と他の出力との識別は、衝突により
生じた発振信号出力が他のものより高周波出力であるこ
とに基づいてなされる。
【0023】請求項2、7に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 前記発振信号出力が一定値を超えるか、又は一定値を
超えた発振信号出力の累積発生数が一定数以上になるか
により、磁気ディスク装置の寿命を予測するものとする
ことにより、上記の寿命の早期予測を実現できる。
【0024】請求項3、8に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 前記寿命の予測結果に基づき警告を発生することによ
り、使用者をして、寿命の到来による記録データの破壊
を未然に回避できる。
【0025】請求項4、9に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 前記寿命の予測のための発振信号検出作業を、予め特
定した専用トラックについて行なうことにより、電磁誘
導型磁気ヘッドが磁気ディスクの表面突起に衝突した際
の磁歪効果により励起される発振信号出力を他のものと
弁別し易いものとする。従って、寿命予測精度を向上で
きる。
【0026】請求項5、10に記載の本発明によれば下
記の作用がある。 前記発振信号検出作業を、書込信号が消去された専用
トラックについて行なうことにより、電磁誘導型磁気ヘ
ッドの出力パルスは極めて少なく、該電磁誘導型磁気ヘ
ッドが磁気ディスクの表面突起に衝突した際の磁歪効果
により励起される発振信号出力を他のものと弁別し易い
ものとなる。従って、寿命予測精度を向上できる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は磁気ディスク装置を示す模
式図、図2は磁気ヘッドの一例を示す模式図、図3は磁
気ヘッドの浮上原理を示す模式図、図4は電磁誘導型磁
気ヘッドが出力するエキストラパルスと磁歪効果による
発振信号とを示す模式図である。
【0028】磁気ディスク装置10は、図1に示す如
く、磁気ディスク(ハードディスク)11をスピンドル
12に固定するとともに、磁気ヘッド13を備えたヘッ
ドスライダ14(図2、図3)をキャリッジ15に支持
している。そして、スピンドルコントローラ16により
制御されるスピンドルモータ17によるスピンドル12
の駆動によって磁気ディスク11を回転するとともに、
キャリッジコントローラ18により制御されるキャリッ
ジモータ19によるキャリッジ15の駆動によって磁気
ヘッド13を移動し、磁気ヘッド13を磁気ディスク1
1の表面に対して相対移動させる。これにより、磁気デ
ィスク11に設けてある複数の一様な幅の磁気トラック
のうちの指定されたトラックに対し、磁気ヘッド13に
連なる書込み/読出しアンプ20によって電気的にデー
タを書込み、また電気的にデータを読出す。スピンドル
コントローラ16とキャリッジコントローラ18は制御
部21により制御される。
【0029】このとき、磁気ヘッド13は、電磁誘導型
磁気ヘッドであり、キャリッジ15に不図示のサスペン
ションを介して支持されるヘッドスライダ14に設けら
れている。
【0030】また、ヘッドスライダ14は、図3に示す
如く、磁気ディスク11の表面に相対する左右の浮上面
14Aの中間に空気流通溝14Bを設けるとともに、ヘ
ッドスライダ14の先端側の浮上面14Aをくさび面1
4Cとしている。これにより、磁気ディスク装置10の
動作時に磁気ディスク11の回転に誘起される空気流を
くさび面14Cの側から空気流通溝14Bに導いてヘッ
ドスライダ14を磁気ディスク11の上方に一定の浮上
量で浮上させるようにしている。
【0031】電磁誘導型磁気ヘッド13は、ヘッドスラ
イダ14の基端側の端面に接合されている。磁気ヘッド
13は、例えば薄膜磁気ヘッドであり、薄膜素子(磁気
コア、コイル)からなる。
【0032】然るに、磁気ディスク装置10は、寿命予
測評価装置30を備えている。寿命予測評価装置30
は、磁気ディスク装置10に内蔵されるもの、或いは外
付け可能とされるもののいずれであっても良い。
【0033】寿命予測評価装置30は、コントローラ3
1を有している。コントローラ31は、予め定めてある
一定使用時間経過毎の寿命予測タイミングに達したとき
に、磁気ヘッド13の出力を書込み/読出しアンプ20
から、フィルタ32に通すことにて得て、磁気ディスク
11の表面の突起に磁気ヘッド13が衝突した際に、磁
気ヘッド13の磁歪効果により磁気ヘッド13に励起さ
れる発振信号出力(この発振信号出力は衝突エネルギの
大きさに比例する)の検出結果に基づき、下記(a) 又は
(b) により磁気ディスク装置10の寿命を予測する。
【0034】(a) フィルタ32の出力をレベル判定回路
33に通すことにより、出力の大きさが予め定めてある
一定値(しきい値)を超える発振信号出力をレベル判定
回路33が検出したときに、磁気ディスク装置10の寿
命の到来が近いこと、もしくは寿命が到来しつつあるこ
とを認識することにより、寿命を予測する。
【0035】(b) フィルタ32の出力を検出器34、カ
ウンタ35に通すことにより、出力の形状が予め定めて
ある形状であり、及び/又は出力の大きさが予め定めて
ある一定値(しきい値)を超える発振信号出力を検出器
34が検出し、カウンタ35がこの検出器34の検出し
た発振信号出力の累積発生数を係数し、このカウンタ3
5の係数結果が予め定めてある一定数以上になったとき
に、磁気ディスク装置10の寿命の到来が近いこと、も
しくは寿命が到来しつつあることを認識し、寿命を予測
する。
【0036】コントローラ31は、上述の寿命の予測の
ための発振信号検出作業を、予め特定した書込データの
ない非使用トラックである専用トラックについて行なう
べく、磁気ディスク13を当該専用トラックにアクセス
するためのアクセス指令信号を磁気ディスク装置10の
制御部21に出力する。
【0037】コントローラ31による上述の発振信号検
出作業は、書込信号が消去された上述の専用トラックに
ついて行なう。専用トラックの消去作業は、当初の 1回
限りでも良く、或いは磁気ディスク13をアクセスする
毎(発振信号検出作業毎)に行なうものであっても良
い。図4のAは消去作業後の専用トラックで検出される
ディスク表面の膜抜け欠陥等により励起されるパルス信
号(エキストラパルス)(低周波信号)であり、Bは磁
気ヘッド13が磁気ディスク11の表面の突起に衝突し
た際の発振信号(高周波信号)である。
【0038】コントローラ31は、前述(a) 又は(b) の
寿命の予測結果を予測表示部36に表示する。そして、
寿命の到来が近いこと、もしくは寿命が到来しつつある
ことを認識したとき、警告発生部37により警告を発生
する。また、その情報をコンピュータ本体側へ送出す
る。
【0039】尚、コントローラ31は、前述(a) 又は
(b) により寿命の予測を、発振信号出力のしきい値の多
段階化、もしくは発振信号出力の累積発生数の多段階化
等により、寿命の到来までに一定の余裕がある注意段
階、寿命の到来が極めて近い危険段階等に区分けするこ
とができる。そして、予測表示部36、警告発生部37
は、この区分けに応じて、注意表示もしくは注意警告、
危険表示もしくは危険警告等の異なる表示もしくは警告
を記録できる。また、その情報をコンピュータ本体側へ
送出する。
【0040】従って、評価装置30による寿命予測手順
は以下の如くなされる。 (1) 磁気ディスク装置10の使用経過により、寿命予測
タイミングに達したとき、コントローラ31は磁気ディ
スク装置10の制御部21にアクセス指令信号を出力
し、磁気ヘッド13を寿命予測のための専用トラックに
アクセスする。
【0041】専用トラックは、当初 1回、もしくは磁気
ヘッド13のアクセス毎に、書込信号の消去が行なわれ
る。
【0042】(2) コントローラ31は、磁気ヘッド13
の出力を書込み/読出しアンプ20からフィルタ32を
経ることにて得て、前述(a) 又は(b) により寿命の予測
を行なう。更に、その予測情報をコンピュータ本体側へ
送出する。
【0043】(3) 予測表示部36は、上記(2) の予測結
果を表示する。寿命到来が近くなければ正常表示、近け
れば前述した注意表示、危険表示等を行なう。また、寿
命到来が近いとき、警告発生部37は、前述した注意警
告、危険警告等を行なう。
【0044】以下、本実施形態の作用について説明す
る。 磁気ディスク装置10の記録データを破壊するものと
なる磁気ヘッド13とディスク11のクラッシュを発生
する前段階として、ディスク11表面の酸化と異物の付
着、ヘッドスライダ14への異物の付着による浮上姿勢
の不安定化を伴い始め、これらは磁気ヘッドを備えるヘ
ッドスライダ14がディスク11表面の酸化物、異物等
の突起に衝突する機会の発生を招くものとなる。そこ
で、本発明では、電磁誘導型磁気ヘッド13が磁気ディ
スク11の表面突起に衝突した際の磁歪効果による発振
信号出力の発生を検出することにより、上述の磁気ディ
スク装置10のクラッシュ発生、換言すれば寿命の到来
の予測を早期に行なうものとなる。
【0045】尚、磁気ヘッド13の出力のうち、衝突に
より生じた発振信号出力と他の出力との識別は、衝突に
より生じた発振信号出力が他のものより高周波出力であ
ることに基づいてなされる。
【0046】前記発振信号出力が一定値を超えるか、
又は一定値を超えた発振信号出力の累積発生数が一定数
以上になるかにより、磁気ディスク装置10の寿命を予
測するものとすることにより、上記の寿命の早期予測
を実現できる。
【0047】前記寿命の予測結果に基づき警告を発生
することにより、使用者をして、寿命の到来による記録
データの破壊を未然に回避できる。
【0048】前記寿命の予測のための発振信号検出作
業を、予め特定した専用トラックについて行なうことに
より、電磁誘導型磁気ヘッド13が磁気ディスク11の
表面突起に衝突した際の磁歪効果により励起される発振
信号出力を他のものと弁別し易いものとする。従って、
寿命予測精度を向上できる。
【0049】前記発振信号検出作業を、書込信号が消
去された専用トラックについて行なうことにより、電磁
誘導型磁気ヘッド13の出力パルスは極めて少なく、該
電磁誘導型磁気ヘッド13が磁気ディスク11の表面突
起に衝突した際の磁歪効果により励起される発振信号出
力を他のものと弁別し易いものとなる。従って、寿命予
測精度を向上できる。
【0050】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、磁
気ディスク装置10は、ヘッドスライダ14に、本発明
に必須の電磁誘導型磁気ヘッドに加え、読出し専用ヘッ
ドであるMRヘッドを備えるものであっても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気ディ
スク装置の寿命の予測を早期に行ない、大量の記録デー
タの破壊を未然に確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は磁気ディスク装置を示す模式図である。
【図2】図2は磁気ヘッドの一例を示す模式図である。
【図3】図3は磁気ヘッドの浮上原理を示す模式図であ
る。
【図4】図4は電磁誘導型磁気ヘッドが出力するエキス
トラパルスと磁歪効果による発振信号とを示す模式図で
ある。
【符号の説明】
10 磁気ディスク装置 11 磁気ディスク 13 磁気ヘッド 30 評価装置 31 コントローラ 37 警告発生部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導型磁気ヘッドを備えた磁気ディ
    スク装置の評価方法において、 磁気ディスクの表面の突起に上記ヘッドが衝突した際
    に、該ヘッドの磁歪効果により該ヘッドに励起される発
    振信号出力の検出結果に基づき、該磁気ディスク装置の
    寿命を予測することを特徴とする磁気ディスク装置の評
    価方法。
  2. 【請求項2】 前記発振信号出力が一定値を超えるか、
    又は一定値を超えた発振信号出力の累積発生数が一定数
    以上になるかにより、磁気ディスク装置の寿命を予測す
    る請求項1記載の磁気ディスク装置の評価方法。
  3. 【請求項3】 前記寿命の予測結果に基づき警告を発生
    する請求項1又は2記載の磁気ディスク装置の評価方
    法。
  4. 【請求項4】 前記寿命の予測のための発振信号検出作
    業を、予め特定した専用トラックについて行なう請求項
    1〜3のいずれかに記載の磁気ディスク装置の評価方
    法。
  5. 【請求項5】 前記発振信号検出作業を、書込信号が消
    去された専用トラックについて行なう請求項4記載の磁
    気ディスク装置の評価方法。
  6. 【請求項6】 電磁誘導型磁気ヘッドを備えた磁気ディ
    スク装置の評価装置において、 磁気ディスク装置の寿命を予測するコントローラを有
    し、 上記コントローラは、該磁気ディスクの表面の突起に上
    記ヘッドが衝突した際に、該ヘッドの磁歪効果により該
    ヘッドに励起される発振信号出力の検出結果に基づき、
    該磁気ディスク装置の寿命を予測することを特徴とする
    磁気ディスク装置の評価装置。
  7. 【請求項7】 前記コントローラが、前記発振信号出力
    が一定値を超えるか、又は一定値を超えた発振信号出力
    の累積発生数が一定数以上になるかにより、磁気ディス
    ク装置の寿命を予測する請求項6記載の磁気ディスク装
    置の評価装置。
  8. 【請求項8】 前記コントローラが、前記寿命の予測結
    果に基づき警告を発生する請求項6又は7記載の磁気デ
    ィスク装置の評価装置。
  9. 【請求項9】 前記コントローラが、前記寿命の予測の
    ための発振信号検出作業を、予め特定した専用トラック
    について行なう請求項6〜8のいずれかに記載の磁気デ
    ィスク装置の評価装置。
  10. 【請求項10】 前記コントローラが、前記発振信号検
    出作業を、書込信号が消去された専用トラックについて
    行なう請求項9記載の磁気ディスク装置の評価装置。
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