JPH1027380A - 素子実装方法及び素子実装装置 - Google Patents

素子実装方法及び素子実装装置

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JPH1027380A
JPH1027380A JP8177966A JP17796696A JPH1027380A JP H1027380 A JPH1027380 A JP H1027380A JP 8177966 A JP8177966 A JP 8177966A JP 17796696 A JP17796696 A JP 17796696A JP H1027380 A JPH1027380 A JP H1027380A
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JP
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light
light emitting
light receiving
mounting
emitting element
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JP8177966A
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Tomoji Sekiya
智司 関谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ光を発光させずともフォトダイオードと
レーザダイオードの相対位置を合わせて実装する素子実
装方法を提供することにある。 【解決手段】レーザダイオード13とフォトダイオード
12とを同一の基板11に実装する際の位置合わせ方法
において、前記基板11にフォトダイオード12を実装
した後、そのフォトダイオード12の受光部12aに形
成された所定のパターン12bと前記レーザダイオード
13の発光部13aを検出し、前記フォトダイオード1
2のパターン12bを基準として前記レーザダイオード
13の発光部13aを位置を合わせることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光ディス
クの信号を読み取る光ピックアップ装置等の発光素子、
受光素子等の素子実装方法及び素子実装に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの信号を読み取る光ピックア
ップ装置等の光学素子ユニットは、図10に示すよう
に、レーザ発光素子としてのレーザダイオード1と、ホ
ログラム光学素子2および信号検出用受光素子としての
フォトダイオード3から構成されている。そして、レー
ザダイオード1から出射されたレーザ光Lはホログラム
光学素子2を透過後、結像レンズ4によって光ディスク
5上に結像し、その反射光は同一光路を戻り、再び前記
ホログラム光学素子2に入射するようになっている。ホ
ログラム光学素子2により分割、偏向されたレーザ光L
はフォトダイオード3の受光面に入射するようになって
いる。
【0003】ここで、フォトダイオード3は複数に分割
された素子になっており、光学素子ユニットのトラッキ
ング、フォーカッシングの制御を行う。近年では光ディ
スク5の記録密度の上昇に伴ってトラックピッチが小さ
くなる、結像レンズの焦点深度が小さくなるなどのため
に、光学素子ユニットのトラッキング、フォーカッシン
グにはますます高精度が必要になっている。つまり、光
学素子ユニットの組立てにおいて、レーザダイオード1
に対するフォトダイオード3の位置精度に高精度が要求
されている。
【0004】図11は従来の光学素子ユニットを示し、
6はヒートシンクとしての金属ブロック等の基板であ
り、この基板6は互いに直交する水平面6aと垂直面6
bを有している。基板6の水平面6aにはフォトダイオ
ード3が取付けられ、垂直面6bにはレーザダイオード
1が取付けられている。フォトダイオード3の受光面3
aは複数に分割された素子になっており、その受光面3
aがホログラム光学素子2に対向し、レーザダイオード
1は発光点1aが前記ホログラム光学素子2に対向して
いる。
【0005】ここで、ホログラム光学素子2により分
割、偏向されたレーザ光Lは信号検出を行うフォトダイ
オード3に入射する。ここで、フォトダイオード3は六
分割の素子となっており、光学ヘッドのトラッキング、
フォーカシングの制御を行う。近年では光ディスクの記
録密度の上昇に伴って、トラックピッチが小さくなる。
結像レンズの焦点深度が小さくなるなどのため、光学ヘ
ッドのトラッキング、フォーカッシングにはますます高
精度が必要となっている。このため、光学ヘッドの組立
においてレーザダイオード1に対するフォトダイオード
3の位置精度に非常に高精度が要求されている。さら
に、光ディスク装置の小型化が要求され、光学ヘッドに
も小型化の必要があり、レーザダイオード1とフォトダ
イオード3を一つのパッケージに実装し、一体の素子化
を行うことが進んでいる。
【0006】そして、前記光学素子ユニットの組立てに
際し、レーザダイオード1とフォトダイオード3とを位
置決めするには、まず、基板6の垂直面6bに対してレ
ーザダイオード1をはんだまたは接着剤等によって固定
し、次に、基板6の水平面6aに対してフォトダイオー
ド3を固定するが、このときレーザダイオード1の発光
点1aを基準にフォトダイオード3の受光点が一定の距
離となるように数μm単位の位置合わせして接着剤等に
よって固定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学ヘ
ッドでは、レーザダイオードとフォトダイオードが所定
の位置関係からずれると、フォーカスの測定感度や範囲
が小さくなったり、フォーカスや、トラッキングにオフ
セットを生ずるなど光学ヘッドとしての性能を低下する
不具合が生ずる。また、その組立においてはレーザダイ
オードを発光させ、その位置を検出する方法があるが、
レーザダイオードを単体で発光させる手段が必要とな
り、組立装置が複雑になるばかりか、装置に関するコス
トが増加する等の不具合が生ずる。
【0008】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、発光素子と受光素子
との相対位置を高精度に位置合わせ、実装することがで
きる素子実装方法及び素子実装装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、受光部が複数の受光領域
に分割されてなる受光素子と発光素子とを一定の相対位
置で同一の部材に対して実装する素子実装方法におい
て、前記発光素子の発光部の所定の模様を顕微鏡で視認
し、この視認結果に基づき相対位置調整を行い前記部材
に実装する工程を有することを特徴とする。
【0010】請求項2は、受光部が複数の受光領域に分
割されてなる受光素子と発光素子とを一定の相対位置で
同一の部材に対して実装する素子実装方法において、前
記受光素子を前記部材に実装し、前記受光領域を分割し
ている分割線に顕微鏡の焦点を合わせる第1の工程と、
前記顕微鏡の焦点位置を保持して前記発光素子の発光部
の所定の模様を顕微鏡で視認しこの視認結果に基づき相
対位置調整を行い、前記発光素子を前記部材に実装する
第2の工程とを有することを特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1または2の所定の模
様は、半導体レーザの発光部のpn接合部がなす模様で
あることを特徴とする。請求項4は、受光部が複数の受
光領域に分割されてなる受光素子と半導体レーザとを一
定の相対位置で同一の部材に対して実装する素子実装方
法において、前記半導体レーザの発光部のpn接合部が
なす境界線を顕微鏡で視認し、この境界線に基づき前記
受光素子との相対位置調整を行う前記部材に実装する工
程を有することを特徴とする。
【0012】請求項5は、受光部が複数の受光領域に分
割されてなる受光素子と発光素子とを一定の相対位置で
同一の部材に対して実装する素子実装方法において、前
記受光素子の受光面および発光素子の発光面を干渉縞光
学系の同一の視野に入れ、受光素子の受光面上に生ずる
干渉縞の向きと発光素子の発光面上の干渉縞の向きとが
一致するように受光素子と発光素子を相対的に水平面内
でθ方向に調整した後、顕微鏡によって前記発光素子の
発光面内の発光点を求め、この発光点が前記受光素子の
パターンの基準点と一致するように発光素子を移動して
位置合わせすることを特徴とする。
【0013】請求項6は、受光素子および発光素子を搭
載される少なくとも水平面内でX・Yおよびθ方向に移
動可能な部品供給ステージと、前記受光素子および発光
素子が実装される基板を支持すると共に、少なくとも水
平面内でX・Yおよびθ方向に移動可能な実装ステージ
と、前記部品供給ステージに搭載された受光素子および
発光素子を把持し、前記実装ステージに支持された基板
にする受光素子および発光素子を実装する部品把持手段
と、前記受光素子および発光素子を観察する観察光学系
および受光素子および発光素子の干渉縞を生じさせる干
渉光学系とを具備したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は光学素子ユニット10を
示し、11は部材、例えばヒートシンクとしての金属ブ
ロックからなる基板であり、この基板11は互いに直交
する水平面11aと垂直面11bを有している。基板1
1の水平面11aの端部には上方に突出する突起部11
cが一体に設けられている。
【0015】基板11の水平面11aには受光素子とし
てのフォトダイオード12が接着剤等によって固定され
ており、垂直面11bには発光素子としてのレーザダイ
オード13がその発光部13aを上向きにした状態で、
はんだあるいは接着剤等によって固定されている。
【0016】前記フォトダイオード12は長方形状で、
受光部12aを複数の受光領域に分割するために例えば
十字状に基準パターン12bが形成されている。すなわ
ち、図2(a)は受光部12aが6分割されたフォトダ
イオード12であり、図2(b)は受光部12aが4分
割されたフォトダイオード12であり、いずれも受光領
域の分割線に沿って前記基準パターン12bが形成され
ている。また、複数の受光領域に分割された受光部12
aは配線パターン30を介してアノード電極31に接続
されている。なお、32はカソード電極である。
【0017】また、図1に示すように、前記基板11の
突起部11cの高さ寸法はフォトダイオード12の厚さ
寸法と同一に形成されており、フォトダイオード12を
水平面11aに固定したとき、その受光部12aが突起
部11cの端面と一致するようになっている。
【0018】また、前記レーザダイオード13は、図3
に示すように構成されている。図3(a)はレーザダイ
オード13の接合構造を示し、図3(b)は目視したと
きの模様を示す模式図である。このレーザダイオード1
3は、nnppnnp 構造の半導体レーザの一例であり、上層
から下層に向って、電極33a、n 型半導体( GaAs)3
3b、n 型半導体( AlGaAs) 33c、p 型半導体( AlGa
As) 33d、p 型半導体( AlGaAs) 33e、n 型半導体
( AlGaAs) 33f、n 型半導体( GaAs)33g、p 型半
導体( GaAs)33h及び電極33iであり、発光部13
aを構成する材料は「AlGaAs」であり、この「AlGaAs」
を「GaAs」で挟む構造になっている。そして、発光部1
3aにおける発光領域はpn接合面に平行な偏平楕円形状
で、例えば、幅2μm程度、長さ5μm程度であり、
「AlGaAs」と「GaAs」は色が異なるため、顕微鏡等によ
って視認することが可能であり、pn接合面の境界線35
を顕微鏡によって視認し、後述するようにレーザダイオ
ード13をフォトダイオード12に対して位置決めがで
きるようになっている。
【0019】そして、前記光学素子ユニット10の組立
てに際し、レーザダイオード13とフォトダイオード1
2とを位置決めするには、まず、基板11の水平面11
aに対してフォトダイオード12を接着剤等によって固
定し、次に垂直面11bに対してレーザダイオード13
を固定するが、このときフォトダイオード12の受光部
12aに形成された基準パターン12bを基準にしてレ
ーザダイオード13の発光部13aが一定の距離となる
ように数μm単位の位置合わせして接着剤等によって固
定している。
【0020】この場合、フォトダイオード12の実装位
置はレーザダイオード13の発光部13aと所定の位置
関係となるように高精度に位置決めする必要があるう
え、レーザダイオード13の実装面内での回転角度は発
光部13aがフォトダイオード12の受光部12aと平
行になるように高精度に角度調整する必要がある。
【0021】次に、基板11に対してフォトダイオード
12とレーザダイオード13を位置合わせして実装する
実装装置の構成を説明する。図4は実装装置の全体構成
を概略的に示す。まず、部品の位置合わせを行うステー
ジ系について説明すると、基板11が真空吸着により設
置される実装ステージ15は、下からXステージ15
a、Yステージ15b、Zステージ15c、θステージ
15dとから構成された4軸ステージからなり、基板1
1は4軸方向に移動可能である。
【0022】部品供給ステージ16は、下からXステー
ジ16a、Yステージ16b、θステージ16cから構
成された3軸ステージからなり、この部品供給ステージ
16上に設置した部品は3軸方向に移動可能である。さ
らに、これら実装ステージ15と部品供給ステージ16
とはX方向に移動する1軸ステージ17上に隣接して設
置されている。
【0023】次に、部品の位置検出を行う光学系につい
て説明する。前記実装ステージ15の上方にはZ軸方向
に部品の位置を観察するZ軸顕微鏡18が設置されてい
る。さらに、実装ステージ7の前方にはY軸方向に部品
の位置を観察するY軸顕微鏡19が設置されている。こ
れら両者の顕微鏡18,19の視野は実装ステージ15
上に基板11を設置した時に基板11上で直交するよう
に設置されている。
【0024】また、Y軸顕微鏡19はレボルバにより対
物レンズの交換が可能となっており、通常の観察用対物
レンズ20aのほか高倍率の対物レンズ20cおよび内
部に設置された参照ミラーと観察面との干渉によって生
ずる干渉縞を観察できる干渉対物レンズ20bが設置さ
れており、両者を目的により切替えて使用することが可
能である。
【0025】前記Z軸顕微鏡18およびY軸顕微鏡19
にはそれぞれZ軸TVカメラ21、Y軸TVカメラ22
が接続され、観察像をそれぞれZ軸モニター21a、Y
軸モニター22aに表示されるようになっている。さら
に、Z軸モニター21a、Y軸モニター22aには電気
的に生じさせた十字カーソル21b、22bが表示され
るようになっている。この十字カーソル21b、22b
はZ軸顕微鏡18に関してはステージ系のX軸、Y軸
と、Y軸顕微鏡19に関してはステージ系のX軸、Z軸
と一致するように設定されている。
【0026】次に、部品のハンドリングを行うアームに
ついて説明する。部品を真空吸着により保持してステー
ジから持ち上げるコレット23は、Z軸ステージ24
a、X軸ステージ24bおよびθ軸ステージ24cから
なり、X・Zおよびθ方向に回転可能なアーム24によ
り保持されており、Z軸顕微鏡18の対物レンズと実装
ステージ15の間に位置している。また、コレット23
の部品を吸着する吸着面は部品を吸着した時に部品が傾
かないようにステージの設置面と平行となっている。
【0027】次に、前述のように構成された実装装置に
よってフォトダイオード12とレーザダイオード13と
を基板11に実装する方法を説明する。まず、図5
(a)に示すように、1軸ステージ17は部品供給ステ
ージ16がZ軸顕微鏡18の視野内にある位置(ポジシ
ョン1)に位置する。ここで、実装ステージ15上には
基板11を部品供給ステージ16上にはフォトダイオー
ド12をそれぞれ所定の位置に設置する。基板11に関
してはフォトダイオード12の実装面、つまり水平面1
1aが上向きとなるように設置する。
【0028】また、基板11の水平面11a上には接着
材等の接合材が塗布されている。フォトダイオード12
に関しては受光部12aが上向きとなるように設置され
ている。ここで、Z軸顕微鏡18によりフォトダイオー
ド12の受光部12aの四分割線である基準パターン1
2bに焦点を合わせ、この基準パターン12bと十字カ
ーソル21bを平行にする。すなわち、X軸、Y軸と一
致するようにθステージ16cによってθ調整を行う。
そして、前記コレット23が下降しフォトダイオード1
2を吸着するが、この時、コレット23が基準パターン
12bを隠さないように、さらに、フォトダイオード1
2の中央付近(基準パターン12bの交点12c)を吸
着するようにXステージ16aおよびYステージ16b
によってX、Y軸方向に位置調整を行う。
【0029】一方、吸着のためのコレット23の下降量
はY軸顕微鏡19により観察し、コレット23の吸着面
がフォトダイオード12の受光部12aと接するまで下
降するように設定する。コレット23がフォトダイオー
ド12を吸着した後、コレット23は再度上昇し、フォ
トダイオード12を部品供給ステージ16より持ち上げ
る。吸着時にフォトダイオード12に回転ずれが生じな
いかは、Z軸顕微鏡18により観察しており、ずれが生
じた場合にはアーム24のθステージ24cのθ回転に
より前述と同様の調整を行う。
【0030】次に、図5(b)に示すように、1軸ステ
ージ17は実装ステージ15がZ軸顕微鏡18の視野内
にある位置(ポジション2)に位置する。この時、基板
11がZ軸顕微鏡18の視野内に入る。ここで、基板1
1の垂直面11bがX軸と一致するようにθステージ1
5dによって基板11のθ調整を行うと共に、垂直面1
1bからフォトダイオード12の基準パターン12bが
所定距離となるように、また、X方向にフォトダイオー
ド12が基板11の水平面11aの中央に位置するよう
にXステージ15aおよびYステージ15bによって基
板3のX、Y調整を行う。
【0031】これが終了後、アーム24を下降させ、基
板11へのフォトダイオード12の実装を行う。この
時、前述と同様にY軸顕微鏡19により下降量の設定を
行う。そして、フォトダイオード12が基板11の水平
面11a上に接合材を介して固着後、コレット23の真
空吸着を解除し、アーム24が上昇する。
【0032】次に、図6(a)に示すように、1軸ステ
ージ17は再度ポジション1へ移動する。ここで、部品
供給ステージ16にはレーザダイオード13を発光部1
3aが前面となるように設置され、また、実装ステージ
15では基板11の姿勢をレーザダイオード13の実装
面、つまり垂直面11bを上方に、実装されたフォトダ
イオード12の受光部12aが前面に向くように変更
し、基板11を実装ステージ15に再設置する(図7参
照)。
【0033】さらに、基板11のレーザダイオード13
が実装される垂直面11b上にはんだまたは接着材等の
接合材を塗布する。次に、レーザダイオード13はその
外形がフォトダイオード12の場合と同様にX、Y軸方
向と一致するように部品供給ステージ16で位置調整さ
れるとともに、やはりフォトダイオード12の場合と同
様にコレット23により持ち上げられる。
【0034】次に、図6(b)に示すように、1軸ステ
ージ17はポジション2へ移動する。この時、Y軸顕微
鏡19の視野へレーザダイオード13の発光部13aが
入る。ここで、図8に示すように、Y軸顕微鏡19のレ
ボルバを回転させ、干渉対物レンズ20bに設定すると
ともに、発光部13a上に生ずる干渉縞が例えば水平と
なるように干渉対物レンズ20bの参照ミラーの傾きを
調整する。
【0035】次に、実装ステージ15のZステージ15
c、アーム24のZステージ24aを調整し、フォトダ
イオード12の受光部12aおよびレーザダイオード1
3の発光部13aが共に視野に入り、かつ両者が接触し
ないようにする。そして、フォトダイオード12の受光
部12a上に生ずる干渉縞の向きがレーザダイオード1
3の発光部13a上の干渉縞と一致するように、θステ
ージ15dによって基板11をθ方向に調整する。
【0036】これが終了後、Y軸顕微鏡19を高倍率の
対物レンズ20cに設定し、図9に示すように、レーザ
ダイオード13の発光部13aを視認する。そして、例
えば発光部13aの中心がZ軸を示すカーソル22b位
置に一致するように、アーム24をX方向に位置合わせ
する。この時、レーザダイオード13と基板11が接触
しないように実装ステージ15は逃げている。
【0037】次に、フォトダイオード12の受光部12
aが視野に入るように実装ステージ15を上昇させる。
この時も前述と同様にレーザダイオード13が基板11
と接触しないようにアーム24は上昇する。また、受光
部12aにY軸顕微鏡19のフォーカスが合うように実
装ステージ15をY軸方向に位置調整する。さらに、Z
軸方向の基準パターン12bがカーソル22bと一致す
るようにフォトダイオード12と基板11と共にX方向
に位置調整する。
【0038】これが終了後、Y軸顕微鏡19を通常の対
物レンズ20aに設定し、フォトダイオード12の場合
と同様にアーム24を下降させ、レーザダイオード13
を基板11の垂直面11bへ実装する。
【0039】前述したように、基板11の水平面11a
にフォトダイオード12を実装し、その受光部12aの
基準パターン12bを基準にしてレーザダイオード13
の発光部13aを位置合わせし、同基板11の垂直面1
1bにレーザダイオード13を実装する。このとき、受
光部12aの基準パターン12bにY軸顕微鏡19の焦
点を合わせ、この焦点位置を保持してレーザダイオード
13の発光部13aの模様をY軸顕微鏡19で視認し、
この視認結果に基づき相対位置調整を行い、レーザダイ
オード13を基板11に実装することにより、フォトダ
イオード12とレーザダイオード13の高さ方向も高精
度な位置合わせが可能となる。
【0040】また、前記レーザダイオード13が、nnpp
nnp 構造の半導体レーザの場合、前述したように、発光
部13aを構成する材料は「AlGaAs」であり、この「Al
GaAs」を「GaAs」で挟む構造になっている。そして、発
光部13aにおける発光領域はpn接合面に平行な偏平楕
円形状であり、「AlGaAs」と「GaAs」は色が異なるた
め、顕微鏡によって視認することが可能である。したが
って、pn接合面の境界線35を顕微鏡によって視認し、
境界線35の延長線35aをフォトダイオード12の受
光部12aの基準パターン12bに位置合わせすること
により、レーザダイオード13の位置決めを行う(図2
(a)(b)参照)。
【0041】なお、前記実施形態においては、基板に対
してフォトダイオードとレーザダイオードを実装する場
合について説明したが、他の受光素子、発光素子の実装
にも適用できる。また、フォトダイオードは1個に限定
されず、複数個の実装にも適用できる。さらに、フォト
ダイオード上の基準パターンは分割線ではなく専用の位
置合わせパターンを形成してもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明の請求項1,4によれば、発光
素子の発光部の模様を顕微鏡で視認し、受光素子の受光
領域の分割パターンと相対位置調整することにより、発
光素子を発光させなくても高精度な位置合わせが可能と
なり、工程数が削減し、またリードの仮接合がないので
歩留まりの向上を図ることができる。
【0043】請求項2によれば、受光素子と発光素子と
の高さ合わせ(焦点深度内)も簡単にできる。請求項3
によれば、発光素子の発光部のpn接合部がなす模様を
顕微鏡で視認することにより、発光点の位置を正確に視
認でき、高精度に位置合わせすることができる。
【0044】請求項5によれば、受光素子の受光面と発
光素子の発光部を干渉縞光学系の同一の視野に入れるこ
とにより、両者の相対的な位置合わせが容易に行える。
請求項6によれば、受光素子と発光素子とを高精度に位
置合わせして部材に実装する実装装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の光学素子ヘッドを示し、
(a)は組立て状態の側面図(b)は分解斜視図。
【図2】同実施形態の受光素子の受光部と発光素子の発
光部との関係を示し、(a)は6分割された受光部の平
面図、(b)は4分割された受光部の平面図。
【図3】同実施形態の半導体レーザを示し、(a)はp
n接合構造図、(b)は目視したときの模様を示す模式
図。
【図4】同実施形態の位置合わせ装置の全体の概略的斜
視図。
【図5】同実施形態の位置合わせ方法を示す作用説明
図。
【図6】同実施形態の位置合わせ方法を示す作用説明
図。
【図7】同実施形態の基板を実装ステージに設置した状
態の側面図。
【図8】同実施形態の基板に対してレーザダイオードを
実装する直前の状態の側面図。
【図9】同実施形態の位置合わせ方法を示す作用説明
図。
【図10】従来の光学素子ユニットの作用説明図。
【図11】従来の光学素子ユニットの斜視図。
【符号の説明】
11…基板 12…フォトダイオード(受光素子) 13…レーザダイオード(発光素子) 12b…パターン 13a…発光部 13b…発光部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光部が複数の受光領域に分割されてな
    る受光素子と発光素子とを一定の相対位置で同一の部材
    に対して実装する素子実装方法において、 前記発光素子の発光部の所定の模様を顕微鏡で視認し、
    この視認結果に基づき相対位置調整を行い前記部材に実
    装する工程を有することを特徴とする素子実装方法。
  2. 【請求項2】 受光部が複数の受光領域に分割されてな
    る受光素子と発光素子とを一定の相対位置で同一の部材
    に対して実装する素子実装方法において、 前記受光素子を前記部材に実装し、前記受光領域を分割
    している分割線に顕微鏡の焦点を合わせる第1の工程
    と、 前記顕微鏡の焦点位置を保持して前記発光素子の発光部
    の所定の模様を顕微鏡で視認しこの視認結果に基づき相
    対位置調整を行い、前記発光素子を前記部材に実装する
    第2の工程と、 を有することを特徴とする素子実装方法。
  3. 【請求項3】 所定の模様は、半導体レーザの発光部の
    pn接合部がなす模様であることを特徴とする請求項1
    または2記載の素子実装方法。
  4. 【請求項4】 受光部が複数の受光領域に分割されてな
    る受光素子と半導体レーザとを一定の相対位置で同一の
    部材に対して実装する素子実装方法において、 前記半導体レーザの発光部のpn接合部がなす境界線を
    顕微鏡で視認し、この境界線に基づき前記受光素子との
    相対位置調整を行う前記部材に実装する工程を有するこ
    とを特徴とする素子実装方法。
  5. 【請求項5】 受光部が複数の受光領域に分割されてな
    る受光素子と発光素子とを一定の相対位置で同一の部材
    に対して実装する素子実装方法において、 前記受光素子の受光面および発光素子の発光面を干渉縞
    光学系の同一の視野に入れ、受光素子の受光面上に生ず
    る干渉縞の向きと発光素子の発光面上の干渉縞の向きと
    が一致するように受光素子と発光素子を相対的に水平面
    内でθ方向に調整した後、顕微鏡によって前記発光素子
    の発光面内の発光点を求め、この発光点が前記受光素子
    のパターンの基準点と一致するように発光素子を移動し
    て位置合わせすることを特徴とする素子実装方法。
  6. 【請求項6】 受光素子および発光素子を搭載される少
    なくとも水平面内でX・Yおよびθ方向に移動可能な部
    品供給ステージと、 前記受光素子および発光素子が実装される基板を支持す
    ると共に、少なくとも水平面内でX・Yおよびθ方向に
    移動可能な実装ステージと、 前記部品供給ステージに搭載された受光素子および発光
    素子を把持し、前記実装ステージに支持された基板にす
    る受光素子および発光素子を実装する部品把持手段と、 前記受光素子および発光素子を観察する観察光学系およ
    び受光素子および発光素子の干渉縞を生じさせる干渉光
    学系とを具備したことを特徴とする素子実装装置。
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