JPH10273304A - 熱交換型改質反応器 - Google Patents

熱交換型改質反応器

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JPH10273304A
JPH10273304A JP9475897A JP9475897A JPH10273304A JP H10273304 A JPH10273304 A JP H10273304A JP 9475897 A JP9475897 A JP 9475897A JP 9475897 A JP9475897 A JP 9475897A JP H10273304 A JPH10273304 A JP H10273304A
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Japan
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catalyst
cylinder
heat exchange
gas
reforming
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JP9475897A
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Inventor
Takahiro Matsumoto
隆博 松本
Kazuto Kobayashi
一登 小林
Hiroshi Makihara
洋 牧原
Kiyoshige Takijiri
清茂 滝尻
Hideaki Nagai
英彰 永井
Yasushi Hiramatsu
靖史 平松
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SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Petroleum Energy Center PEC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メタノール合成ガス又はアンモニア合成ガス
のような水素に富む合成ガスを、自己発生熱を利用して
製造するための熱交換型改質反応器を提供する。 【解決手段】 炭化水素を水蒸気により一次改質するた
めの反応管を内蔵する熱交換室と、該反応管を出たガス
を集めるコレクタと、コレクタから燃焼反応室にガスを
供給する鉛直管と、該反応管を出たガスを部分酸化する
ための燃焼反応室と、部分酸化後のガスを二次改質する
ための二次改質触媒室とを備え、二次改質後のガスを熱
交換室に供給して反応管を加熱する熱交換型改質反応器
において、鉛直管11の貫通する貫通孔を備えた球殻状触
媒床14、触媒押さえ用の多孔板84、円筒85からなり、多
孔板83の内周端に円筒が鉛直管と平行に接続され、球殻
状触媒床14の上に二次改質触媒81を充填し、二次改質触
媒81が鉛直管に接触することを円筒により防ぐことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタノール合成ガ
ス又はアンモニア合成ガスのような水素に富む合成ガス
を、自己発生熱を利用して製造するための熱交換型改質
反応器において、一次改質反応ガスをコレクタから燃焼
反応室に導入するための鉛直管に鉛直管周辺の二次改質
触媒層が接触する割合を減少した熱交換型改質反応器に
関する。
【0002】
【従来の技術】メタノール合成ガス又はアンモニア合成
ガスのような水素に富む合成ガスを天然ガスのような炭
化水素を原料として二段階で製造する方法は公知であ
る。これらのガスの製造技術は極めて高度化しており、
原料原単位の向上が重要であるが、これを達成すること
は極めて難しい。従って、一次改質と二次改質との双方
を1つの反応器で実施し得るように構成し、高価な反応
器とそれに伴う不可欠な装置とを削減すること、およ
び、その間に発生する熱を吸熱反応に有効に利用して、
製造プロセスの総原価を低減することが好ましい。
【0003】例えば、アンモニア合成では、炭化水素と
水蒸気との混合物を接触反応させて一酸化炭素と水素と
を生成する。この反応は一般に一次改質と言われてお
り、吸熱反応であり、一部炭化水素が残存する。次に必
要なのは窒素の導入であり、一般には空気の状態で窒素
を導入して残存炭化水素を燃焼して温度を上げ、改質反
応をさらに進展させて所望のアンモニア合成ガスを生成
する。この燃焼反応とそれに続く触媒によるさらなる改
質を含めて二次改質と言われており、ガス温度は850
乃至1300℃の高温になる。このため、二次改質触媒
の支持床としては耐熱性が高く、安価な耐火材、例えば
レンガ材を使用しており、その上に多量の触媒が積載さ
れる。したがって、一次改質反応器で生成したガスを適
切に二次改質反応器に供給する方法が必要とされる。
【0004】従来の工業用アンモニア合成に於いては、
一般に一次改質ステツプと二次改質ステップとを別々の
反応器で実施しているので、二次改質ステップで発生す
る熱を水蒸気として回収し、一次改質ステツプで必要な
熱は別途供給している。しかし、同一反応器内で二次改
質ステップで生じた熱を一次改質に利用する方法が特許
公開公報昭60−186401号、特許公開公報平1−
261201号、特許公開公報平2−18303号、特
許公開公報平6−219706号に開示されている。
【0005】特許公開公報昭60−186401号に開
示された合成ガスの自熱製造方法及びその反応器では、
熱交換室と、熱交換室に水蒸気とフィードガスとを導入
する第1導入口と、熱交換室に内蔵されており一次改質
反応を生起する触媒を収容し得る反応管と、一次改質反
応後のガス状生成物を反応管から燃焼反応室に移送すべ
く反応管と連通する手段と、燃焼反応室に酸素又は酸素
濃厚空気を導入する第2導入口と、熱交換室と燃焼室と
を隔離する隔壁とを備えており、隔壁が燃焼反応生成物
を通過せしめて第2触媒ゾーンに移行せしめる手段を備
えており、前記手段を介して燃焼反応生成物は付加的改
質反応を生じて合成ガスを生成すべく隔壁を通過し第2
触媒ゾーンに到達し得ること、及び、合成ガスの排出ロ
が第1導入口のほぼ近傍で前記反応器に設けられてお
り、合成ガスが導出ロから出る前に反応管の周囲を通過
して反応管内の一次改質反応に必要な熱を供給し同時に
冷却されるように構成されている。一次改質反応後のガ
ス状生成物を反応管から燃焼反応室に移送すべく反応管
と連通する手段としては、反応管バンドルの末端と接続
された円錐形コレクタと、円錐形コレクタと燃焼反応室
を隔壁を貫通して連結する鉛直管が示されている。しか
しこの方法では、装置を大型化し、さらに隔壁となる触
媒床に耐火レンガ等を用いた球殻状触媒床を採用する場
合には、隔壁上に多量に積載された触媒により鉛直管が
締め付けられるので、反応の開始、停止時の鉛直管の熱
膨張が逃げにくいという問題がある。また、鉛直管と鉛
直管の貫通する触媒床との間に大きな間隙が生じて、触
媒が落下したり、間隙を小さくすると鉛直管と耐火レン
ガ製の球殻状触媒床が接触して、触媒床が破損するおそ
れがある。
【0006】特許公開公報平1−261201号には、
水蒸気改質反応および部分酸化反応(燃焼反応とも言
う)により炭化水素から改質ガスを製造するに際し、竪
型円筒状の改質反応器の上部に二個の管板を設置して、
第一管板には下部に多数の細孔を有する内管を垂直に懸
垂し、第二管板には内管との間隙に触媒の充填された反
応管を垂直に懸垂し、炭化水素と水蒸気の混合物を第一
管板と第二管板の間に導入して触媒層上部で改質し、反
応器上部の空間より空気を導入して触媒層下部で部分酸
化反応を行い、反応ガスは上昇して反応管を加熱する方
法が開示されている。しかしながら、この方法では、熱
交換型改質反応器内の一次改質反応器と二次改質反応器
間を連結するための鉛直管は使用していない。また、二
次改質触媒充填層を収容する内筒は高温に耐えられない
ために、特殊な耐熱金属性のものを使用しなければなら
ず、部分燃焼域が異常に高温になり、内筒の寿命は短い
ものと考えられる。
【0007】また、特許公開公報平2−18303号に
は、水蒸気改質反応および部分酸化反応により炭化水素
から改質ガスを製造するに際し、竪型円筒状の改質反応
器の上部に管板を設置して、触媒の充填された複数の反
応管を垂直に懸垂し、反応管下端に反応管群のみを固定
する下部管板を設置し、下部管板に内筒を垂直に懸垂
し、この内筒の上部に反応器外から導入される酸素供給
管を設置し、内筒の下部に触媒充填層を有する反応器が
開示されている。しかしながら、この方法も、熱交換型
改質反応器内の一次改質反応器と二次改質反応器間を連
結するための鉛直管は使用していない。代りに、酸素含
有ガスを導入する酸素供給管が触媒床となる触媒受け皿
を貫通して取り付けられている。しかし、一次改質ガス
は触媒層上部に設けられた燃焼反応空間に入り、燃焼反
応空間から触媒層上部に入り、触媒床から出ていくの
で、一次改質ガスが二次改質用の触媒層に全く触れずに
通過する率は非常に少ない。したがって、燃焼反応室を
出たガスが触媒床を分散通過する方法は示していない
し、また、酸素供給管内を流れるガスの量は少ないので
管の径も小さく、熱膨張、収縮による摩擦も小さい。ま
た、この方法は二次改質触媒充填層を収容する内筒は高
温に耐えるために、特殊な耐熱金属性のものを使用して
いる。
【0008】特許公開公報平6−219706号には、
一次改質反応管の設けられた部分よりも上部に二次改質
触媒層を設け、燃焼室を二次改質触媒層の上部に設置
し、燃焼室を出たガスは二次改質触媒層の上部に入り、
二次改質ガスをベロー管を用いて一次改質反応の熱交換
室の下部に導入する断熱型リホーマー反応器を開示して
いる。しかしこの方法では、燃焼室を二次改質触媒層の
上部に設置し、燃焼室を出たガスは二次改質触媒層の上
部に入り、触媒床から出ていくので、一次改質ガスが二
次改質用の触媒層に全く触れずに通過する率は非常に少
ない。したがって、燃焼反応室を出たガスが触媒床を分
散通過する方法は示していない。また、この方法では、
二次改質触媒床は平面であり、特許公開公報昭60−1
86401号よりも更に、触媒充填時の荷重に対する支
持反力が大きく、反応器の胴径(シェル径)に対する積
載荷重の比率が小さくしかできず、多量の触媒を積載し
た触媒床には不向きであり、したがって、触媒床を貫通
する鉛直管に要求される条件も異なってくる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高温
になる二次改質触媒床に耐火材を使用して、反応器の胴
径(シェル径)に対する積載荷重の比率を大きくでき
て、また、最高使用温度を高めることができるような二
次改質触媒床を有する二次改質反応部に、一次改質反応
部からのガスを燃焼反応室に供給する鉛直管とその周辺
の二次改質触媒層の構造であって、燃焼反応室を出たガ
スが触媒床と鉛直管の間隙を通過して流れる割合が低
い、また、鉛直管の熱膨張による歪みを逃しやすい、さ
らに、触媒又は触媒床の損傷の少ない鉛直管周辺触媒層
構造を有する熱交換型改質反応器提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、燃焼室内
のガスが二次改質触媒床を経由して触媒層に分散導入さ
れ、且つ、二次改質触媒ができる限り鉛直管に接触しな
い方法を検討した結果、触媒層と鉛直管との間に仕切板
を設けることにより、上記問題点を解決しうることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち本発明は、炭化水素を水蒸気によ
り一次改質するための反応管を内蔵する熱交換室と、該
反応管を出たガスを集めるコレクタと、コレクタから燃
焼反応室にガスを供給する鉛直管と、該反応管を出たガ
スを部分酸化するための燃焼反応室と、部分酸化後のガ
スを二次改質するための二次改質触媒室とを備え、二次
改質後のガスを熱交換室に供給して反応管を加熱する熱
交換型改質反応器において、鉛直管(11)、鉛直管
(11)の貫通する貫通孔を備えた球殻状触媒床(1
4)、鉛直管(11)の貫通する貫通孔を備えた触媒押
さえ用の多孔板(84)、鉛直管(11)の貫通する貫
通孔を備えた多孔板(83)、円筒(85)からなり、
多孔板(83)の内周端に円筒(85)が鉛直管(1
1)と平行に接続され、球殻状触媒床(14)の上に二
次改質触媒(81)を充填し、二次改質触媒(81)が
鉛直管(11)に接触することを円筒(85)により防
ぐことを特徴とする熱交換型改質反応器に関するもので
あり、セラミックコーン(82)が球殻状触媒床(1
4)の上に鉛直管(11)の外周に沿って配置され、部
分酸化後のガスが熱交換室にショートパスすることを防
ぐ熱交換型改質反応器、円筒(85)が接続された多孔
板(83)が複数段に設けられた熱交換型改質反応器、
円筒(85)の上端が触媒押さえ用の多孔板(84)に
接続された熱交換型改質反応器、セラミックコーン(8
2)が球殻状触媒床(14)の上に鉛直管(11)の外
周に沿って配置され、円筒(85)の下端がセラミック
コーン(82)の上面に当接して、部分酸化後のガスが
熱交換室にショートパスすることを防ぎ、円筒(85)
と鉛直管(11)が平行に保たれる熱交換型改質反応
器、円筒(85)の下端が球殻状触媒床(14)の貫通
孔に達する熱交換型改質反応器、円筒(85)の下端
を、円筒(85)の下端近傍に設けられたフックガイド
(89)により、球殻状触媒床(14)の貫通孔部分を
形成する耐火レンガの端部に載せ懸ける熱交換型改質反
応器、更に、鉛直管(11)の貫通する貫通孔を備えた
冷却式サポートビーム(87’)を触媒押さえ用の多孔
板(84)の上方に設け、円筒(85)の上端が、触媒
押さえ用の多孔板(84)に代わって、冷却式サポート
ビーム(87’)の内周端に接続され、冷却式サポート
ビーム(87’)の内周端近傍の上面と、鉛直管(1
1)を取り囲む円筒型のベローズ(91)の下端が気密
に固定され、ベローズ(91)の上端がコレクタ(1
0)の底部又は鉛直管(11)の上部側面に気密に固定
された熱交換型改質反応器に関するものである。本発明
は、また、炭化水素を水蒸気により一次改質するための
反応管を内蔵する熱交換室と、該反応管を出たガスを集
めるコレクタと、コレクタから燃焼反応室にガスを供給
する鉛直管と、該反応管を出たガスを部分酸化するため
の燃焼反応室と、部分酸化後のガスを二次改質するため
の二次改質触媒室とを備え、二次改質後のガスを熱交換
室に供給して反応管を加熱する熱交換型改質反応器にお
いて、鉛直管(11)、鉛直管(11)の貫通する貫通
孔を備えた球殻状触媒床(14)、鉛直管(11)の貫
通する貫通孔を備えた触媒押さえ用の多孔板(84)、
円筒(85)、円筒(85)の上部近傍で円筒(85)
と鉛直管(11)の間隙を保つリブ(92)及び円筒
(85)の上部近傍で円筒(85)と鉛直管(11)の
間に挟み置かれたシール材(94)からなり、リブ(9
2)の一端は鉛直管(11)の外周面及び/又は円筒
(85)の鉛直管(11)に相対する面に固定され、リ
ブ(92)の他端は円筒(85)の鉛直管(11)に相
対する面及び/又は鉛直管(11)の外周面に固定さ
れ、シール材(94)により部分酸化後のガスが熱交換
室にショートパスすることを防ぐことを特徴とする鉛直
管周辺触媒層構造に関するものであり、更に、鉛直管
(11)の貫通する貫通孔を備えた冷却式サポートビー
ム(87’)を触媒押さえ用の多孔板(84)の上方に
設けた熱交換型改質反応器に関するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】熱交換型改質反応器では、水蒸気
と原料ガスとの混合物を、燃焼反応生成物と向流する方
向で、触媒層に通すことによって一次改質処理する。該
混合物は一次改質触媒を収容した反応管を通過して水素
及び一酸化炭素を生成し、その後に残存する炭化水素は
酸素又は酸素濃厚空気により燃焼して、高熱量が発生す
る。燃焼反応生成物は二次改質触媒層に移り、さらに改
質反応を受けて合成ガスを生成する。二次改質された合
成ガスは、反応管の外部を循環するので、燃焼により発
生した熱が、吸熱反応である一次改質に必要な熱として
利用される。
【0013】本発明で使用される原料ガスとしては、炭
化水素、アルコール類が挙げられる。炭化水素として
は、メタン、エタン、プロパン、ブタン等の炭化水素、
天然ガス、LPG、ナフサ等が例示される。
【0014】一次改質触媒としては、ニッケル系触媒、
クロム−亜鉛系触媒が例示され、反応管入口には低温高
活性触媒を充填してもよい。二次改質触媒としては、高
温用ニッケル系又は白金系触媒が例示される。触媒量が
多くなると触媒床は、大きな反力を受けることになる。
例えば、直径が5mのような反応器では二次改質触媒量
のみで100t以上になる。
【0015】本発明で得られる合成ガスは、水素、一酸
化炭素、二酸化炭素、水分等からなるガスであり、メタ
ノール合成、アンモニア合成、水素製造、オキソアルコ
ール合成、フィッシャー・トロプシュ法炭化水素合成等
に使用される。
【0016】以下本発明を図によって説明する。はじめ
に、全体図1につき、炭化水素を原料ガスに用いた場合
について説明する。図1において、熱交換型改質反応器
全体が参照番号1で示され、以下反応器と称する。反応
器は熱交換室2を備えており、また水蒸気と炭化水素と
の混合物の導入ロ3を備える。複数の反応管4(図1で
は2本のみ示す)が熱交換室に内蔵され、管板5、6に
取付けられている。反応管4の内部には、一次改質触媒
層7(固定床)が形成される。反応管4の下端は管板6
の近傍でコレクタ10と連通して配置され、一次改質反
応後のガスを反応管4から反応器の下部に備えられた燃
焼反応室12に移行させる。円錐形コレクタ10は鉛直
管11の端部と気密に結合され、一次改質されたガスの
熱交換室等への漏れ込みが防がれている。図示のコレク
タ10は円錐形であるが、別の形状を使用し得ることも
容易に理解されよう。燃焼室内部で燃焼を生じさせるた
めの酸素(又はアンモニア合成においては酸素濃厚空
気)の導入ロ13が反応器底部に設けられている。燃焼
室12と熱交換室2とを分離し、二次改質触媒層16を
形成するために、鉛直管11の末端近傍に球殻状触媒床
14が備えられている。球殻状触媒床14に複数の開孔
15が設けられており、燃焼反応生成物はこれらの複数
の開孔を通って二次改質触媒層16に分散して導入され
る。燃焼反応生成物はこの二次改質触媒層16を通過し
二次改質処理を受けて所望の合成ガスを生成する。前記
の如く生成された合成ガスは二次改質触媒層16から上
昇して、熱交換室内のバッフル20によって誘導され
る。バッフル20は、一次改質触媒の充填された反応管
と高熱の反応生成物とを緊密に接触させるために反応管
4の外部を包囲している。これにより、燃焼によって発
生した熱を、反応管4の内部で生じる吸熱反応に必要な
熱として有効利用することができる。図1では、導入口
3のほぼ近傍に熱交換後の合成ガスの排出ロ21が設け
られている。合成ガス排出ロ21から排出されたガス
は、精製処理及び、メタノール合成(又はアンモニア合
成)処理を受ける。反応器は、点検又はその他の保守を
行なうために作業用通路22を備える。必要な場合は、
流れを分散させるため又は燃焼室に付加的燃料ガスもし
くは水蒸気を導入するための付加的な入口及び出口を反
応器に配設してもよい。
【0017】次に、鉛直管と触媒床、触媒床上に積載さ
れた触媒層及びコレクタとの関係について説明する。図
2(A)では、鉛直管11の上端はコレクタ10の底部
と気密に結合されており、鉛直管11の下端は球殻状触
媒床の中心に設けられた貫通孔を通して燃焼室に接続さ
れる。鉛直管11の下端は、燃焼反応室12の内部まで
延びていてもよいし、球殻状触媒床14の貫通孔を形成
する耐火レンガの孔(鉛直管11の通る部分)の中間位
置で終わっていてもよく、一次改質されたガスが効率よ
く燃焼室に導かれて燃焼反応を受けるような構造であれ
ばよい。また、鉛直管11の下端の構造は、一次改質さ
れたガスが、燃焼室内に均一に分散されるように端部に
複数の噴射管を設けてもよい。また、各図に共通に言え
るが、 二次改質触媒は、開孔を有する球殻状触媒床1
4の上に積載されるが、必要なら、イナートボール80
の層を球殻状触媒床14の上に設けて、その上に二次改
質触媒81を積載してもよい。イナートボール80の層
は鉛直管11の側面に接触してもよい。
【0018】また、球殻状触媒床14と鉛直管11の間
隙から燃焼反応ガスがショートパスしたり、触媒が落下
するのを防止するために、セラミックコーン82が球殻
状触媒床14の上に鉛直管11の外周に沿って配置かれ
る。セラミックコーン82は円環を複数に分割して配置
してもよく、これによりセラミックコーンの取り付け、
取り外しが容易になる(図2(B))。
【0019】図2(A)で、二次改質触媒室16には、
多孔板83が鉛直管11と円筒胴9の間にこれらに垂直
になるように設けられる。多孔板83は円筒胴9に固定
されず、自由に上下できる。多孔板83の内周(即ち、
鉛直管11に近い側)には、鉛直管11に沿って円筒8
5が接合される。図2(A)では、円筒85の上部が多
孔板83の内周に接合されているが、他の変形例とし
て、円筒85の下部や中間が接合されていてもよい。円
筒85と鉛直管11との間隙は0.5〜10mm、好ま
しくは、1〜5mmである。円筒85は、触媒が鉛直管
11の側面と接触することを防いでおり、好ましくは、
触媒層の高さの1/2以上が円筒である。多孔板83と
円筒85とは複数組設けてもよい。複数組の多孔板83
と円筒85とが設けられている場合には、円筒85と8
5’の間には円筒部分が無くてもよい。従って、この間
は二次改質触媒81は鉛直管11の側面と接触していて
もよい。また、円筒85と85’の間は近接しており、
円筒85と85’の間にはセラミックコーンを設けても
よい。この場合には、セラミックコーンが鉛直管11の
側面と接触するが、二次改質触媒81は鉛直管11の側
面と接触しない。また、セラミックコーンの上面がその
上にある円筒85’の下面に接触して支える場合には、
円筒85’とその上に積載された二次改質触媒81’の
重量は、結果として、触媒床14に伝達され、且つ、円
筒85と鉛直管11が平行に保たれる。二次改質触媒室
16内への触媒の充填の仕方は、例えば、イナートボー
ルの層の上に二次改質触媒81を積載し、多孔板を載
せ、その多孔板の上に二次改質触媒81’を積載し、そ
の上に多孔板83’を載せ、多孔板83’の上に更に二
次改質触媒81”を積層して、最後に二次改質触媒8
1”の上に多孔板(通気性触媒押さえ)84を設けるよ
うにしてもよい。多孔板83、83’には、それぞれ、
円筒85、85’の上端が接合されている。円筒85の
接合された多孔板(通気性触媒押さえ)84が熱交換型
改質反応器の円筒胴9に強固に固定されて予め設けられ
ている場合には、円筒胴9の側面に設けられた作業通路
から、二次改質触媒81やイナートボール80を出し入
れして積載する方法でもよい。なお、多孔板(通気性触
媒押さえ)84は鉛直管11が貫通する円盤状である
が、分割されていてもよく、単に触媒の上に載せるだけ
でもよいが、好ましくは、多孔板(通気性触媒押さえ)
84の外周が円筒胴9に強固に固定されるか、又は、多
孔板(通気性触媒押さえ)84の内周が鉛直管11の相
対する面に強固に固定される。
【0020】図3に、本発明の他の実施態様を示す。多
孔板(通気性触媒押さえ)84は、図2と同様であり、
鉛直管11が貫通する円盤状であるが、分割されていて
もよく、単に触媒の上に載せるだけでもよいが、好まし
くは、多孔板(通気性触媒押さえ)84の外周が円筒胴
9に固定される。その内周は自由端でもよいが、好まし
くは、円筒85の上端に接合されている。円筒85の下
端は球殻状触媒床14の孔(鉛直管11の通る部分)の
底部に達しており、円筒85の下端近傍には、球殻状触
媒床14の貫通孔部分を形成する耐火レンガの端部に載
せ懸けるガイド90が設けられている。ガイド90によ
り、二次改質触媒81の横圧により円筒85が鉛直管1
1の側面と接触することが防がれる。これにより、鉛直
管11は、円筒85に対して熱膨張、収縮時にスライド
可能となり触媒が鉛直管11に接触することが防がれ
る。円筒85と鉛直管11の間の間隙は、図2と同様で
あり、燃焼反応ガスがショートパスする割合を低減する
ことができる。また、上記間隙には断熱材をシール材と
して充填し、ガスのショートパスする割合をさらに低減
するようにしてもよい。
【0021】また、図示していないが、円筒の長さを短
くして、円筒85の下端が球殻状触媒床14の上に置か
れたセラミックコーン82の上面に当接するようにして
もよい。この場合には、触媒の全部が鉛直管11に接触
せず、触媒の重量が触媒床14に支えられ、且つ、円筒
85と鉛直管11が平行に保たれる。更に円筒の長さを
短くして、円筒85の下端とセラミックコーン82の間
に間隙があり、触媒が鉛直管11に接触するようにして
もよい。
【0022】図4に、本発明のさらに他の実施態様を示
す。多孔板(通気性触媒押さえ)84の上部に、鉛直管
(11)の貫通する貫通孔を備えた冷却式サポートビー
ム87’を設け、冷却式サポートビーム87’の外周端
は円筒胴9に固定される。あるいは、冷却式サポートビ
ーム87’は多孔板(通気性触媒押さえ)84の上面の
内周付近に固定されてもよい。冷却式サポートビーム8
7’の内周端は円筒85の上端に接合されており、円筒
85の下端は球殻状触媒床14の孔(鉛直管11の通る
部分)の底部に達する。冷却式サポートビーム87’の
上面には、その内周端近傍において、鉛直管11を取り
囲む円筒状のベローズ91の下端が気密に固定される。
ベローズ91の上端は、コレクタ10の底部又は鉛直管
11の上部側面に気密に固定される。ベローズ91によ
り、燃焼反応ガスがショートパスすることを防ぐことが
できる。球殻状触媒床14の上には、必要なら、イナー
トボール80の層を設けて、冷却式サポートビーム87
が設けられる。冷却式サポートビーム87の外周端は円
筒胴9に固定される。冷却式サポートビーム87の内周
端には、ガイドリング88が設けられており、ガイドリ
ング88はその上端が、冷却式サポートビーム87の上
面より上に伸びている。円筒85の下端近傍には、フッ
クガイド89が設けられ、ガイドリング88の上端に係
止し、二次改質触媒81の横圧により円筒85が鉛直管
11の側面と接触することが防がれる。なお、図示して
いないが、冷却式サポートビーム87、87’は内部に
水又は油等の冷却媒体が流れるようになっており、冷却
式サポートビーム87、87’の外周端が固定された円
筒胴9の外面に設けられた出入り口から冷却媒体が流
入、排出される。また、円筒85の触媒に接触する面に
は、円周に沿って、補強リブ86(図5参照)を設けて
も良い。
【0023】また、上記実施態様の変形として、図3で
説明したように、円筒85の下端近傍には、球殻状触媒
床14の孔部分を形成する耐火レンガに載せ懸けるガイ
ド90が設けられ、二次改質触媒81の横圧により円筒
85が鉛直管11の側面と接触することが防がれるよう
にしてもよい。円筒85と鉛直管11の間には、必要に
より、クッション材を設けてもよい。さらに、上記実施
態様の変形として、図3で説明したように、円筒85の
長さを短くして、円筒85の下端が球殻状触媒床14の
上に置かれたセラミックコーン82の上面に当接するよ
うにしてもよい。この場合には、触媒の全部が鉛直管1
1に接触せず、触媒の重量が触媒床14に支えられ、且
つ、円筒85と鉛直管11が平行に保たれる。また、更
に円筒85の長さを短くして、円筒85の下端とセラミ
ックコーン82の間に間隙があり、触媒が鉛直管11に
接触するようにしてもよい。
【0024】図5に、本発明のさらに別の実施態様を示
す。多孔板(通気性触媒押さえ)84の上部に、冷却式
サポートビーム87’を設け、冷却式サポートビーム8
7’の外周端は円筒胴9に固定される。冷却式サポート
ビーム87’の内周端には、ガイドリング88’が設け
られている。円筒85は上端がガイドリング88’に相
対する位置にあり、下端が球殻状触媒床14の孔(鉛直
管11の通る部分)の底部に達する。円筒85の上端
は、鉛直管11との間にリブ92を設けて、円筒85が
鉛直管11の側面と接触することが防がれるようにして
もよい。円筒85の上端部分と鉛直管11との間には耐
熱性のシール材94を設けて、燃焼反応ガスがショート
パスすることを防ぐことができる。球殻状触媒床14の
上には、必要なら、イナートボール80の層を設けて、
冷却式サポートビーム87が設けられる。冷却式サポー
トビーム87の外周端は円筒胴9に固定される。冷却式
サポートビーム87の内周端の上面には、円筒85の下
端近傍に設けられたガイド板93が載置され、二次改質
触媒81の横圧により円筒85が鉛直管11の側面と接
触することが防がれる。
【0025】また、上記実施態様の変形として、図3で
説明したように、円筒85の下端近傍には、球殻状触媒
床14の孔部分を形成する耐火レンガに載せ懸けるガイ
ド90が設けられ、二次改質触媒81の横圧により円筒
85が鉛直管11の側面と接触することが防がれるよう
にしてもよい。
【0026】なお、本発明では、円筒胴9には内周に沿
って、金属製支持部が設けられており、レンガ製球殻状
触媒床14及びその上に積載される二次改質触媒層16
の重量を支える。金属製支持部の上には、必要に応じ
て、円筒胴の熱膨張の影響を受けないようにフリー支持
リングをスライド可能に設けることができる。金属製支
持部の上には、又は必要に応じて設けられたフリー支持
リングの上には、支持リングが円筒胴9に沿う形で設け
られ、支持リングの上にレンガが深い球殻状に積み上げ
られ、球殻状触媒床14を形成する。球殻状触媒床14
には燃焼反応室12からの高温のガスが二次改質触媒層
16に供給されるための開孔15が設けられる。
【0027】なお、本発明では、深い球殻状に積み上げ
られ球殻状触媒床を形成するとは、球殻状触媒床の中心
と球殻状触媒床の外周端を結ぶ円弧の中心角度が40な
いし60度をなすものである。このような深い球殻状触
媒床を形成することにより、荷重に対する支持反力を相
対的に小さくすることが可能となる。従って、反応器の
二次改質触媒層部分の胴径が、適用範囲1m以上10m
以下、好ましくは約3m以上約6m以下であり、触媒を
10〜1000t、好ましくは、50〜500t充填し
て、1000℃以上の、更には1300℃以上の高温に
耐える球殻状触媒床を形成することができる。
【0028】本発明で、球殻状触媒床を形成するための
耐火材は、耐火レンガ、特に高アルミナ質耐火レンガ、
耐火モルタル、特に高アルミナ質耐火モルタル、耐火タ
イルであり、好ましくは、耐火レンガである。耐火材
は、例えば、経線方向、円周方向に分割形成した6面体
のブロックであり、耐火モルタルを目地材にして球殻状
に組み上げて、球殻状触媒床を形成することができる。
【0029】上記鉛直管、円筒、各種多孔板、冷却式サ
ポートビーム、ガイドリング、フックガイド、ベロー
ズ、ガイド板の材質としては、炭素鋼、低合金鋼、例え
ば11/4Cr−Mo鋼、1Cr−1/2Mo鋼、ステン
レス鋼、ステンレス合金等が挙げられる。シール材とし
ては、本発明の他の箇所で用いられる断熱材と同じもの
が使用され、石綿、セラミックファイバー、耐熱グラス
ウール、ロックウール等が挙げられる。
【0030】以下、上記改質反応器を用いた反応工程に
ついて説明する。一次改質反応は600〜800℃で行
われるので、原料炭化水素と水蒸気は400〜600℃
に予熱される。水蒸気改質反応における反応量を多くす
れば、燃焼反応の反応量が少なくなり酸素使用量は少な
くてすむ。従って、メタノール合成では一次改質反応域
における反応量をできるだけ多くするような反応管の伝
熱面積、触媒量が選択される。アンモニア合成では、窒
素源として空気を使用するので部分酸化用のための炭化
水素の量が多くされる。生成ガス及び未反応炭化水素は
燃焼反応室に導かれる。一次改質反応に続いて部分酸化
反応が行われるために、燃焼反応室下部から酸素含有ガ
スが燃焼反応室に導かれる。この酸素含有ガスは部分酸
化反応に供された後、改質ガスに混入するので、酸素含
有ガス中の不活性成分が改質ガスに含まれる。このため
酸素含有ガスは、アンモニア合成の場合の如く不活性成
分(窒素)が反応に供される場合以外はできるだけ高純
度であることが望ましく、その用途によって純酸素ガス
や空気、富酸素空気等が用いられる。部分酸化反応は、
燃焼速度が大きい水素が優先して酸化され、最高温度が
1400〜1700℃に達するが、未だ多くの炭化水素
が残っており、不安定でありカーボンの生成を起こし易
い。部分酸化反応に続いて、二次改質反応が行われる。
二次改質触媒層16には高温に耐えるニッケル系触媒が
充填されている。二次改質を経て、改質反応におけるほ
ぼ平衡に近い組成が得られる。二次改質触媒層16通過
後のガスは、温度850〜1200℃となって上部にあ
る複数の反応管4を備えた熱交換室2に導入され、反応
管に熱を与えるので、ガス温度は200〜700℃低下
して排出される。
【0031】メタノール合成用ガスの製造を例にとる
と、水蒸気と天然ガスとの混合ガスを圧力10〜100
気圧、好ましくは、25〜85気圧で、約400〜65
0℃で導入ロ3から反応器1に導入する。混合物は管板
5の開ロより反応管4に入り、一次改質触媒層7を通過
し反応管4から出る。反応管出ロのガス温度は700〜
800℃である。反応管4から出た一次改質ガスは円錐
形コレクタ10に入り鉛直管11を経由して反応器1の
下部に到達し燃焼室12に入る。純酸素を導入ロ13か
ら燃焼室に導入して燃焼を生起する。燃焼反応生成物は
約1000℃以上であり球殻状触媒床14の開ロ15を
通つて二次改質触媒層16を通り、二次改質反応が生じ
る。二次改質触媒層16においては、原料炭化水素の9
0%以上、好ましくは、95%以上を改質するのが望ま
しい。従って、二次改質触媒層16出口温度が850〜
1200℃となるように、燃焼反応が調節される。上記
のようにして得られた改質ガスとして、例えば、メタン
を主成分とする天然ガスを原料に用いてメタノール合成
用ガスを製造する場合には、改質後のガスの組成は、水
素/酸化炭素類のモル比が2.1〜2.5、残存メタン
が0.1〜3mol%であり、メタノール合成用ガスとし
て適切な組成のガスが得られる。
【0032】つぎに、アンモニア合成ガスの製造を例に
とると、水蒸気と天然ガスとの混合物を約500乃至7
00℃で導入ロ3から反応器1に導入する。混合物は管
板5の開ロと反応管4とを順次過通し、反応管から出て
円錐形コレクタ10に入り鉛直管11を経由して反応器
1の下部に到達し温度約600乃至760℃で燃焼室1
2に入る。酸素含有率が約25容量%以上である酸素濃
厚空気を導入ロ13から燃焼室に導入して燃焼を生起す
る。燃焼反応生成物は約1300乃至1900℃であり
球殻状触媒床14の開ロ15を通つて二次改質触媒層1
6を通り、二次改質反応が生じる。二次改質反応によっ
て生成した合成ガス混合物の温度は約800乃至115
0℃であり、上昇して反応管4と接触し、熱交換を行
う。その結果、反応管4内部の水蒸気と炭化水素との混
合物が加熱され、合成ガス混合物は冷却される。排出口
21を出る合成ガス混合物の温度は約500乃至700
℃である。反応器の内部圧力は主として大気圧から合成
ガス転化圧力までの範囲であり、後者は使用した処理条
件に左右されるが現行の技術では約100kgf/cm
2である。アンモニア合成ガスの製造に使用される圧力
は一般には約50kgf/cm2である。
【0033】上記二次改質反応において、酸素又は酸素
濃厚空気と共に水蒸気や二酸化炭素又はこれらの混合ガ
スを燃焼室に導入することもできる。水蒸気や二酸化炭
素を追加導入して一次改質反応で生じた不足分を補給で
きる。また、水蒸気や二酸化炭素の導入によつて燃焼温
度の調整が容易になり、熱交換型改質反応器の手前に設
けられる酸素濃厚空気の予熱装置の効果を高めることが
できる。
【0034】本発明で示した熱交換型改質反応器は、従
来の方法及び装置に比較して重要な利点を有する。先
ず、反応器の設備費が従来の水蒸気を別途発生回収する
合成ガス製造装置よりもかなり廉価である。また、熱交
換型改質反応器は、高圧改質処理に容易に使用し得、装
置のモジュール化に極めて適している。原油等の随伴ガ
スの利用において極めて適している。また、起動時間を
短縮し、その結果としてガスの使用量を節約し得る。ま
た、熱交換型改質反応器の待機時間を短縮し、このた
め、合成装置が稼働していないときのガスの無効使用量
を低減する。また、従来の多数パス、多数バーナ型燃焼
一次改質装置より起動と制御との自動化が容易である。
更に、上記改質反応器は上から順に熱交換室と二次改質
触媒床と燃焼室とが配置された鉛直型反応器であるが、
本発明の開示から反応器の別の物理的構成も可能であ
る。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。実施例では図示の如く触媒を内蔵した反応管を使用
しているが、本発明の開示から反応器内部の流路を変更
し、二次改質触媒層から出たガス状生成物が反応管内部
を通り、装置に導入される水蒸気と原料ガスとの混合物
が反応管外部の触媒床を通るように構成し得ることも明
らかである。これらの変形例は、もちろん前述の本質的
特徴と原理とを有している限り、本発明の範囲に包含さ
れる。
【0036】(実施例1)原料に天然ガスを使用し、熱
交換型改質反応器によりメタノール合成用ガスを製造し
た。主な運転条件は次の通りである。(なお各ガス組成
はモル%を示す。) 反応器 材質: 一次改質反応部:胴径5.2m、長さ10m 二次改質反応部:胴径5.0m、長さ8m 球殻状触媒床:径5.0m、球殻状触媒床の中心と球殻
状触媒床の外周端を結ぶ円弧の中心角度が45度をなす
ものである。 原料天然ガス 供給圧力:40kgf/cm2G 供給温度:550℃ 供給量:136500Nm3/hr ガス組成(モル%):メタン89.5、エタン8.5、
プロパン1.5、窒素0.5 改質用スチーム対炭化水素炭素モル数の比(S/C
比):1.62 一次改質触媒 ニッケル触媒を反応管に長さ10m充填した。 酸素ガス 供給圧力:37.5kgf/cm2G 供給温度:200℃ 供給量:69120Nm3/hr 一次改質反応管出口 圧力:37.0kgf/cm2G 温度:665℃ ガス組成(モル%):CO1.30、CO24.90、
水素24.60、メタン17.86、窒素0.40、水
分(残り) 鉛直管:図2に示されるものを使用した。 直径:0.95m 長さ:5.7m 材質:1Cr−1/2Mo鋼 燃焼反応室 ガス温度:約1300℃ 壁面温度:約1000〜1600℃ 二次改質触媒 ニッケル触媒充填量:163t 二次改質触媒触媒層構造:図2に示すもので、多孔板
(83)と円筒(85)が二段に設けられており、触媒
層の最上面は触媒押さえ用の多孔板(84)に覆われて
いるものを使用した。 セラミックコーン:幅250mm、厚さ200mmの円
錐環状で3分割されたもので鉛直管の周囲を覆った。 下段多孔板:外径4.85m、内径0.96m 下段円筒:長さ1.3m 下段円筒とセラミックコーン間距離0.5m 上段多孔板:外径4.85m、内径0.96m 上段円筒:長さ1.3m 各段円筒と鉛直管間隙:5mm 上段円筒と下段円筒間距離:0.4m 上段円筒と触媒押さえ用の多孔板間距離;0.5m 触媒押さえ用の多孔板:外径4.85m、内径0.96
m 球殻状触媒床の上に、セラミックコーンが覆われる深さ
まで粒径が大きいイナートボールを積載し、イナートボ
ールの上に、粒径の大きい触媒を積載し下段の多孔板
(83)と円筒(85)と円筒胴(9)に囲まれた空間
に触媒を充満して積載した。触媒の一部は円筒胴端部と
セラミックコーンの間で鉛直管に接触しており、円筒部
と鉛直管の間には触媒は存在しないようにした。以下同
様にして、粒径の細かい触媒を下段の多孔板(83)上
に積載した。最上段には、最も粒径の小さい触媒を積載
し、触媒押さえ用の多孔板(84)まで充満させた。 二次改質触媒層出口 圧力:36.0kgf/cm2G 温度:920℃ ガス組成(モル%):CO10.30、CO26.5
0、水素43.00、メタン1.40、窒素0.78、
水分(残り) このようにして得られた二次改質触媒層出ロガスは、反
応管に熱を供給して、反応器出口では、圧力35.5k
gf/cm2G、温度620℃となった。この反応器に
おいては、一次改質反応管出口で原料炭化水素の20.
3%、二次改質触媒層出口で原料炭化水素の91.6%
が改質されており、メタノール合成用に適した組成のガ
スが得られた。二次改質触媒層出口のガス組成は、所定
の値を示しており、反応中に燃焼反応室から熱交換室へ
のガスのショートパスは十分少ないと思われる。また、
反応停止、再開の操作を計5回繰り返し、合計8000
時間運転した後、検査したが、鉛直管及び、周辺触媒層
構造には熱膨張、収縮による摩擦や、振動等による触媒
床の破損その他、異常は認められなかった。
【0037】(実施例2)原料に天然ガスを使用し、熱
交換型改質反応器により改質圧を実施例1よりも高くし
てアンモニア合成用ガスを製造した例を示す。主な運転
条件は次の通りである。(なお各ガス組成はモル%を示
す。) 反応器 材質: 一次改質反応部:径5.2m、長さ10m 二次改質反応部:径5.0m、長さ8m 球殻状触媒床:径5.0m、球殻状触媒床の中心と球殻
状触媒床の外周端を結ぶ円弧の中心角度が51度をなす
ものである。 原料天然ガス 供給圧力:85kgf/cm2G 供給温度:550℃ 供給量:145000Nm3/hr ガス組成(モル%):メタン89.5、エタン8.5、
プロパン1.5、窒素0.5 改質用スチーム対炭化水素炭素モル数の比(S/C
比):1.6 一次改質触媒 ニッケル触媒を反応管に長さ10m充填した。 一次改質反応管出口 圧力:83.0kgf/cm2G 温度:700℃ ガス組成(モル%):CO1.31、CO24.88、
水素24.61、メタン17.88、窒素0.42、水
分(残り) 富酸素空気 供給圧力:83kgf/cm2G 供給温度:200℃ 供給量:72500Nm3/hr 燃焼反応室 ガス温度:約1300℃ 壁面温度:約1000〜1500℃ 二次改質触媒 ニッケル触媒充填量:165t 二次改質触媒触媒層構造:図2に示すもので、多孔板
(83)と円筒(85)が二段に設けられており、触媒
層の最上面は触媒押さえ用の多孔板(84)に覆われて
いるものを使用した。 セラミックコーン:幅250mm、厚さ200mmの円
錐環状のもので3分割されたもので鉛直管の周囲を覆っ
た。 下段多孔板:外径4.85m、内径0.96m 下段円筒:長さ1.3m 下段円筒とセラミックコーン間距離0.5m 上段多孔板:外径4.85m、内径0.96m 上段円筒:長さ1.3m 各段円筒と鉛直管間隙:5mm 上段円筒と下段円筒間距離:0.4m 上段円筒と触媒押さえ用の多孔板間距離;0.5m 触媒押さえ用の多孔板:外径4.85m、内径0.96
m 球殻状触媒床の上に、セラミックコーンが覆われる深さ
までイナートボールを積載し、イナートボールの上に、
粒径の大きい触媒を積載し下段の多孔板(83)と円筒
(85)と円筒胴(9)に囲まれた空間に触媒を充満し
て積載した。触媒の一部は円筒胴端部とセラミックコー
ンの間で鉛直管に接触しており、円筒部と鉛直管の間に
は触媒は存在しないようにした。以下同様にして、粒径
の細かい触媒を下段の多孔板(83)上に積載した。最
上段には、最も粒径の小さい触媒を積載し、触媒押さえ
用の多孔板(84)まで充満させた。 二次改質触媒層出口 圧力:81.0 kgf/cm2G 温度:950℃ ガス組成(モル%):CO5.66、CO26.55、
水素32.07、メタン1.42、窒素12.74、水
分(残り) このようにして得られた二次改質触媒層出ロガスは、反
応管に熱を供給して、反応器出口では、圧力80.2k
gf/cm2G、温度680℃となった。この反応器に
おいては、一次改質反応管の出口で原料炭化水素の2
3.0%が、二次改質触媒層出口で原料炭化水素の約9
0%が改質されており、アンモニア合成用に適した組成
のガスが得られた。二次改質触媒層出口のガス組成は、
所定の値を示しており、反応中に燃焼反応室から熱交換
室へのガスのショートパスは十分少ないと思われる。ま
た、反応停止、再開の操作を計4回繰り返し、合計78
00時間運転した後、検査したが、鉛直管及び、周辺触
媒層構造には熱膨張、収縮による摩擦や、振動等による
触媒床の破損その他、異常は認められなかった。
【0038】
【発明の効果】一次改質反応部からのガスを鉛直管によ
り燃焼反応室に供給して、熱交換室へのガスのショート
パスを防いで、燃焼反応ガスを二次改質触媒により十分
反応が行われるとともに、鉛直管と二次改質触媒の接触
を大幅に減少ないしは無くすことにより、鉛直管の熱膨
張、収縮による触媒との摩擦や、触媒床の損傷、触媒の
燃焼反応室への落下を防ぐことができた。これにより、
100t以上の触媒を積載して、1000℃以上の高温
に耐え、長時間運転できる二次改質触媒床の製作が可能
となり、熱交換型改質反応器によりメタノール又はアン
モニア合成ガスの大規模な製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換型改質反応器の全体図である。
【図2】(A)本発明の熱交換型改質反応器の鉛直管周
辺触媒層構造の左半分縦断面図である。 (B)本発明の熱交換型改質反応器において、鉛直管、
球殻状触媒床、球殻状触媒床の上に配置されたセラミッ
クコーンの部分平面図である。
【図3】本発明の熱交換型改質反応器の他の鉛直管周辺
触媒層構造の左半分縦断面図である。
【図4】本発明の熱交換型改質反応器の更に他の鉛直管
周辺触媒層構造の左半分縦断面図である。
【図5】本発明の熱交換型改質反応器の別の鉛直管周辺
触媒層構造の左半分縦断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換型改質反応器 2 熱交換室 3 炭化水素及び水蒸気導入口 4 反応管 5、6 管板 7 一次改質触媒層 9 円筒胴 10 コレクタ 11 鉛直管 12 燃焼反応室 13 酸素導入口 14 球殻状触媒床 15 開孔 16 二次改質触媒室 20 バッフル 21 合成ガス排出口 22 作業用通路 80 イナートボール 81 二次改質触媒 81’二次改質触媒 81”二次改質触媒 82 セラミックコーン 83 多孔板 83’多孔板 84 多孔板(通気性触媒押さえ) 85 円筒 85’円筒 86 補強リブ 87 冷却式サポートビーム 87’冷却式サポートビーム 88 ガイドリング 88’ガイドリング 89 フックガイド 90 ガイド 91 ベローズ 92 リブ 93 ガイド板 94 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10G 35/00 C10G 35/00 // C07B 61/00 C07B 61/00 C (72)発明者 滝尻 清茂 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 永井 英彰 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 平松 靖史 新潟県新潟市松浜町3500番地 三菱瓦斯化 学株式会社新潟工業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素を水蒸気により一次改質するた
    めの反応管を内蔵する熱交換室と、該反応管を出たガス
    を集めるコレクタと、コレクタから燃焼反応室にガスを
    供給する鉛直管と、該反応管を出たガスを部分酸化する
    ための燃焼反応室と、部分酸化後のガスを二次改質する
    ための二次改質触媒室とを備え、二次改質後のガスを熱
    交換室に供給して反応管を加熱する熱交換型改質反応器
    において、鉛直管(11)、鉛直管(11)の貫通する
    貫通孔を備えた球殻状触媒床(14)、鉛直管(11)
    の貫通する貫通孔を備えた触媒押さえ用の多孔板(8
    4)、鉛直管(11)の貫通する貫通孔を備えた多孔板
    (83)、円筒(85)からなり、多孔板(83)の内
    周端に円筒(85)が鉛直管(11)と平行に接続さ
    れ、球殻状触媒床(14)の上に二次改質触媒(81)
    を充填し、二次改質触媒(81)が鉛直管(11)に接
    触することを円筒(85)により防ぐことを特徴とする
    熱交換型改質反応器。
  2. 【請求項2】 セラミックコーン(82)が球殻状触媒
    床(14)の上に鉛直管(11)の外周に沿って配置さ
    れ、部分酸化後のガスが熱交換室にショートパスするこ
    とを防ぐ請求項1記載の熱交換型改質反応器。
  3. 【請求項3】 円筒(85)が接続された多孔板(8
    3)が複数段に設けられた請求項1又は2に記載の熱交
    換型改質反応器。
  4. 【請求項4】 円筒(85)の上端が触媒押さえ用の多
    孔板(84)に接続された請求項1記載の熱交換型改質
    反応器。
  5. 【請求項5】 セラミックコーン(82)が球殻状触媒
    床(14)の上に鉛直管(11)の外周に沿って配置さ
    れ、円筒(85)の下端がセラミックコーン(82)の
    上面に当接して、部分酸化後のガスが熱交換室にショー
    トパスすることを防ぎ、円筒(85)と鉛直管(11)
    が平行に保たれる請求項4記載の熱交換型改質反応器。
  6. 【請求項6】 円筒(85)の下端が球殻状触媒床(1
    4)の貫通孔に達する請求項4記載の熱交換型改質反応
    器。
  7. 【請求項7】 円筒(85)の下端を、円筒(85)の
    下端近傍に設けられたフックガイド(89)により、球
    殻状触媒床(14)の貫通孔部分を形成する耐火レンガ
    の端部に載せ懸ける請求項5記載の熱交換型改質反応
    器。
  8. 【請求項8】 円筒(85)と鉛直管(11)の間隔が
    1〜10mmである請求項1〜7のいずれかに記載の熱
    交換型改質反応器。
  9. 【請求項9】 更に、鉛直管(11)の貫通する貫通孔
    を備えた冷却式サポートビーム(87’)を触媒押さえ
    用の多孔板(84)の上方に設け、円筒(85)の上端
    が、触媒押さえ用の多孔板(84)に代わって、冷却式
    サポートビーム(87’)の内周端に接続され、冷却式
    サポートビーム(87’)の内周端近傍の上面と、鉛直
    管(11)を取り囲む円筒型のベローズ(91)の下端
    が気密に固定され、ベローズ(91)の上端がコレクタ
    (10)の底部又は鉛直管(11)の上部側面に気密に
    固定された請求項4記載の熱交換型改質反応器。
  10. 【請求項10】 炭化水素を水蒸気により一次改質する
    ための反応管を内蔵する熱交換室と、該反応管を出たガ
    スを集めるコレクタと、コレクタから燃焼反応室にガス
    を供給する鉛直管と、該反応管を出たガスを部分酸化す
    るための燃焼反応室と、部分酸化後のガスを二次改質す
    るための二次改質触媒室とを備え、二次改質後のガスを
    熱交換室に供給して反応管を加熱する熱交換型改質反応
    器において、鉛直管(11)、鉛直管(11)の貫通す
    る貫通孔を備えた球殻状触媒床(14)、鉛直管(1
    1)の貫通する貫通孔を備えた触媒押さえ用の多孔板
    (84)、円筒(85)、円筒(85)の上部近傍で円
    筒(85)と鉛直管(11)の間隙を保つリブ(92)
    及び円筒(85)の上部近傍で円筒(85)と鉛直管
    (11)の間に挟み置かれたシール材(94)からな
    り、リブ(92)の一端は鉛直管(11)の外周面及び
    /又は円筒(85)の鉛直管(11)に相対する面に固
    定され、リブ(92)の他端は円筒(85)の鉛直管
    (11)に相対する面及び/又は鉛直管(11)の外周
    面に固定され、シール材(94)により部分酸化後のガ
    スが熱交換室にショートパスすることを防ぐことを特徴
    とする熱交換型改質反応器。
  11. 【請求項11】 更に、鉛直管(11)の貫通する貫通
    孔を備えた冷却式サポートビーム(87’)を触媒押さ
    え用の多孔板(84)の上方に設けた請求項10記載の
    熱交換型改質反応器。
  12. 【請求項12】 球殻状触媒床(14)の上にイナート
    ボール(80)を積載し、その上に二次改質触媒(8
    1)を充填する請求項1〜11のいずれかに記載の熱交
    換型改質反応器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001354403A (ja) * 2000-04-13 2001-12-25 L'air Liquide 水素とcoとを含む混合物の製造方法
JP2003519563A (ja) * 2000-01-11 2003-06-24 アクセンタス パブリック リミテッド カンパニー 触媒反応器
JP2008544943A (ja) * 2005-06-29 2008-12-11 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 合成ガスの製造および使用
JP2010131595A (ja) * 2000-01-27 2010-06-17 Battelle Memorial Inst 熱的化学反応の高い生産速度を得るための方法および装置

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