JPH1027294A - 駐車場利用状況予測装置及び駐車場利用状況測定装置、並びにこれらを用いた駐車場案内装置 - Google Patents

駐車場利用状況予測装置及び駐車場利用状況測定装置、並びにこれらを用いた駐車場案内装置

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JPH1027294A
JPH1027294A JP1459197A JP1459197A JPH1027294A JP H1027294 A JPH1027294 A JP H1027294A JP 1459197 A JP1459197 A JP 1459197A JP 1459197 A JP1459197 A JP 1459197A JP H1027294 A JPH1027294 A JP H1027294A
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parking
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Junichi Hozumi
順一 穂積
Yoshihiro Toyama
芳弘 外山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車台数の予測の精度を高める。 【解決手段】 データ収集部11,12は、駐車場の入
口又は出口に到達した車両の車両登録番号と当該車両が
当該入口又は出口に到達した時刻である到達時刻とを含
む入口データ又は出口データをそれぞれ収集する。本線
データ収集部13は、駐車場の入口が入路を介して接続
された本線の所定箇所に到達した車両のID情報と当該
車両がその箇所に到達した時刻である本線到達時刻とを
含む本線データを収集する。本線交通量検出器14は、
本線上の交通量である本線交通量を得る。データ処理部
15は、入口データ、出口データ、本線データ及び本線
交通量に基づいて、車両が本線の前記所定箇所から駐車
場の入口まで到達する時間経過後の駐車台数を予測す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入口が入路を介し
て本線に接続された駐車場の利用状況を予測する駐車場
利用状況予測装置及びこれを用いた駐車場案内装置、並
びに、当該予測装置等において又は単独で用いることが
できる駐車場利用状況測定装置及びこれを用いた駐車場
案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、高速道路等のパーキングエリ
アやサービスエリア等の、入口が入路を介して本線に接
続された駐車場(説明の便宜上、この駐車場を「パーキ
ングエリア型駐車場」という。)の利用状況に応じた案
内表示(例えば、満車、混雑、空有など)を、本線に設
けた案内表示装置上に表示する駐車場案内装置が提供さ
れており、これにより、駐車場の利用者の便宜を図ると
ともに円滑な交通を実現しようとしている。
【0003】そして、この従来のパーキングエリア型駐
車場用の駐車場案内装置では、当該駐車場の現在の駐車
台数を何らかの手段で得、この現在の駐車台数と当該駐
車場の収容可能車両台数とに基づいて前記利用状況(例
えば、駐車率)を判定し、その判定された利用状況に応
じた案内表示を案内表示装置に表示している。
【0004】しかしながら、本線に接続された入路の長
さ(すなわち、本線から駐車場入口までの距離)は1k
mを越えるような場合もあることから、本線上を走行し
ている利用者が現在の利用状況を示す案内表示を見てか
ら駐車場の入口に到達するまでには、かなりの時間を要
する場合もある。この場合、前記従来の駐車場案内装置
では、例えば、案内表示装置に「空有」と表示されてい
ても、その後駐車場に到達した時には満車で駐車できな
い状態となっていたり、逆に案内表示装置に「満車」と
表示されていても、その後駐車場が空車の状態となって
いたりすることがある。このため、駐車場の利用効率が
低下していた。のみならず、前記入路において渋滞が起
きてその駐車待ち車両の列が本線まで延びてしまい、本
線の交通の円滑な流れが妨げられてしまうおそれがあ
る。
【0005】ところで、従来から、市街地等に分散する
各駐車場(説明の便宜上、この駐車場を「市街地分散型
駐車場」という。)の利用状況を、各主要道路に設置さ
れた複数の案内表示装置に表示し、駐車場を探している
利用者に対して駐車場情報を提供する駐車場案内装置が
提供されている。そして、このような市街地分散型駐車
場用の駐車場案内装置として、曜日、時刻等の諸条件を
考慮して経験的に予め定められた案内表示装置から当該
駐車場までの走行時間(旅行時間)に基づいて、利用者
が当該駐車場に到達する時点での駐車台数を予測し、こ
の予測した駐車台数に基づいて案内表示を行う駐車場案
内装置が提案されるに至っている(特開平4−8089
9号)。この従来の市街地分散型駐車場用の駐車場案内
装置によれば、利用者が当該駐車場に到達する時点での
駐車台数を予測しているので、駐車場の利用効率を高め
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この従来の市
街地分散型駐車場用の駐車場案内装置における予測手法
を採用した、パーキングエリア型駐車場用の駐車場案内
装置を提供することが考えられる。このパーキングエリ
ア型駐車場用の駐車場案内装置では、曜日、時刻等の諸
条件を考慮して経験的に予め定められた案内表示装置か
ら当該駐車場までの旅行時間に基づいて、利用者が当該
駐車場入口に到達する時点での駐車台数を予測し、この
予測した駐車台数に基づいて案内表示を行うことにな
る。
【0007】したがって、このパーキングエリア型駐車
場用の駐車場案内装置では、前述した従来の市街地分散
型駐車場用の駐車場案内装置と同様に、駐車場の利用効
率を高めることができる。
【0008】しかしながら、このパーキングエリア型駐
車場用の駐車場案内装置では、経験的に予め定められた
旅行時間に基づいて利用者が当該駐車場入口に到達する
時点での駐車台数を予測しているので、何らかの事情で
実際の旅行時間が経験的に予め定められた旅行時間から
大きくずれてしまう事態が生ずることは避け得ないこと
から、その場合には、駐車台数の予測精度が著しく低下
してしまう。そして、駐車台数の予測精度が著しく低下
しているときには、駐車場の利用効率の低下及び駐車待
ち車両列の本線への延びが発生してしまう。実際の旅行
時間が予め定められた旅行時間から大きくずれる頻度が
少なければ、駐車場の利用効率は全体としてはほとんど
低下せず、駐車場の利用効率に関しては問題が生じな
い。ところが、実際の旅行時間が予め定められた旅行時
間から大きくずれる頻度が少なく、駐車待ち車両列の本
線への延びの発生頻度が少ないとしても、そのような事
態が発生することは交通安全上好ましくない。
【0009】このように、前述した従来の市街地分散型
駐車場用の駐車場案内装置の予測手法をそのままパーキ
ングエリア型駐車場用の駐車場案内装置に採用しても、
パーキングエリア型駐車場用の駐車場案内装置に特有の
問題が生じてしまう。
【0010】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、駐車台数の予測精度の向上を図ることができ、駐車
場の利用効率を高めることができるのみならず、駐車待
ち車両列の本線への延びの発生を防止することができる
パーキングエリア型駐車場用の駐車場利用状況予測装置
及びこれを用いた駐車場案内装置を提供することを目的
とする。
【0011】ところで、パーキングエリア型駐車場のみ
ならず他の種々の駐車場用の駐車場案内装置では、予測
するか否かにかかわらず、駐車場の現在の(すなわち、
予測でなく実際の)利用状況(例えば、駐車率)を測定
することが不可欠であり、当該駐車場の現在の利用状況
を精度良く測定することが望まれる。
【0012】従来は、駐車場の現在の(すなわち、予測
でなく実際の)利用状況の測定は、次のようにして行わ
れていた。すなわち、駐車場の入口と出口にそれぞれ車
両の通過を検出するセンサを設置し、現在駐車場内に駐
車している車両台数に対して、前記入口のセンサから検
出信号が得られる度に「1」を加えるとともに、前記出
口のセンサから検出信号が得られる度に「1」を差し引
くことによって、駐車場内の現在の駐車台数を求めてい
た。しかし、この方法では、前記センサが反応しない等
の誤差が生じた場合にその誤差を補正する方法がなく、
さらに当該誤差は時間経過とともに累積してしまい、駐
車場の現在の利用状況を精度の良く測定することができ
なかった。
【0013】本発明は、このような事情に鑑み、前述し
た目的の他に、駐車場の現在の利用状況を精度良く測定
することができる駐車場利用状況測定装置及びこれを用
いた駐車場案内装置を提供することも目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による駐車場利用状況予測装置
は、入口が入路を介して本線に接続された駐車場の利用
状況を予測する駐車場利用状況予測装置であって、前記
駐車場の入口に到達した車両のID情報と当該車両が当
該入口に到達した時刻である入口到達時刻とを含む入口
データを収集する入口データ収集手段と、前記駐車場の
出口に到達した車両のID情報と当該車両が当該出口に
到達した時刻である出口到達時刻とを含む出口データを
収集する出口データ収集手段と、前記本線の所定箇所に
到達した車両のID情報と当該車両が当該所定箇所に到
達した時刻である本線到達時刻とを含む本線データを収
集する本線データ収集手段と、前記本線上の交通量であ
る本線交通量を得る本線交通量取得手段と、前記駐車場
内の現在の車両台数である現在の駐車台数を得る駐車台
数取得手段と、前記入口データ、前記出口データ、前記
本線データ、前記本線交通量及び前記現在の駐車台数に
基づいて、車両が前記本線の前記所定箇所から前記駐車
場の入口まで到達する時間経過後の駐車台数を予測する
予測手段と、を備えたものである。
【0015】この第1の態様によれば、前記入口デー
タ、前記出口データ、前記本線データ、前記本線交通量
及び前記現在の駐車台数を得、これらに基づいて車両が
前記本線の前記所定箇所から前記駐車場の入口まで到達
する時間(すなわち、旅行時間)経過後の駐車台数を予
測する。したがって、前記入口データ及び前記本線デー
タから、車両が前記本線の前記所定箇所(例えば、案内
表示装置の位置)から前記駐車場の入口まで到達する実
際の旅行時間を順次得ることができ、例えば、直前に得
た実際の旅行時間を考慮して駐車台数を予測することが
できる。このため、前記第1の態様によれば、何らかの
事情で実際の旅行時間が経験的に予め定め得るような旅
行時間から大きくずれてしまうような事態が生じても、
実際の旅行時間に追従して駐車台数を予測することがで
き、従来に比べて格段に予測精度が向上する。
【0016】本発明の第2の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第1の態様による駐車場利用状況予測
装置において、前記入口データ収集手段、前記出口デー
タ収集手段及び前記本線データ収集手段は、前記ID情
報として車両登録番号を認識する車両登録番号認識装置
を含むものである。
【0017】この第2の態様によれば、既存の車両がそ
もそも有しているナンバープレートの車両登録番号を前
記ID情報として得るので、読み取り可能な情報媒体を
車両に特別に付しておく必要がなく便利である。なお、
車両登録番号から当該車両が大型車であるか小型車であ
るかを区別することもできる。もっとも、前記第1の態
様では、前記ID情報情報としては、ナンバープレート
の車両登録番号に限定されるものではなく、任意の読み
取り方式(例えば、光学方式、電磁波方式、超音波方式
など)で読み取り可能な車両識別情報を表す情報媒体を
車両に予め付しておくようにしてもよい。
【0018】本発明の第3の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第1又は第2の態様による駐車場利用
状況予測装置において、前記予測手段は、前記本線デー
タ及び前記入口データに基づいて、前記本線上の車両の
台数に対する前記駐車場に立ち寄る車両の台数の割合で
ある立寄率を順次得る立寄率演算手段と、前記本線デー
タ及び前記入口データに基づいて、車両が前記本線の前
記所定箇所から前記駐車場の入口まで到達する時間であ
る旅行時間を順次得る旅行時間演算手段と、前記入口デ
ータ及び前記出口データに基づいて、車両が前記駐車場
内に滞在した時間である利用時間を順次得る第1の利用
時間演算手段と、前記本線交通量、前記立寄率及び前記
旅行時間に基づいて、前記旅行時間の間に前記駐車場の
入口を通過する車両の予測台数である予測入車台数を得
る入車台数予測手段と、前記入口データ、前記出口デー
タ、前記旅行時間及び前記利用時間に基づいて、前記旅
行時間の間に前記駐車場の出口を通過する車両の予測台
数である予測出車台数を得る出車台数予測手段と、前記
現在の駐車台数、前記予測入車台数及び前記予測出車台
数に基づいて、前記旅行時間経過後の駐車台数を予測す
る駐車台数予測手段と、を備えたものである。なお、前
記第1の利用時間演算手段は、前記第2の利用時間演算
手段と一部又は全部を兼用してもよい。
【0019】この第3の態様は前記第1及び第2の態様
の具体例であり、旅行時間経過後の駐車台数の予測は、
具体的には、例えば、この第3の態様のように、立寄
率、旅行時間及び利用時間を演算し、これらを用いて予
測入車台数及び予測出車台数を求め、これらを用いて駐
車台数を予測することにより行うことができる。
【0020】本発明の第4の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第1乃至第3のいずれかの態様による
駐車場利用状況予測装置において、前記駐車台数取得手
段が、前記入口データ及び前記出口データに基づいて前
記現在の駐車台数を得る駐車台数演算手段を含むもので
ある。
【0021】この第4の態様によれば、前記入口データ
及び前記出口データから演算により現在の駐車台数を得
るので、前記入口データ収集手段及び前記出口データ収
集手段が駐車台数取得手段のセンサ部として兼用される
ことになり、経済的である。もっとも、前記第1乃至第
3の態様では、前記駐車台数取得手段の構成は、このよ
うな構成に限定されるものではない。
【0022】本発明の第5の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第4の態様による駐車場利用状況予測
装置において、前記駐車台数演算手段は、前記入口デー
タのID情報のうち前記出口データのID情報と一致し
ないID情報のうちの、当該ID情報に対応する入口到
達時刻からの経過時間が判定基準時間内であるID情報
の数に相当する数を、前記現在の駐車台数として求める
ものである。
【0023】この第5の態様によれば、経過時間が判定
基準時間内にある入口データのID情報を現在の駐車台
数の算定の基礎としており、経過時間が判定基準時間を
越えている入口データのID情報は現在の駐車台数の算
定の基礎としていない。したがって、データ収集手段の
データ収集精度に起因して、ある車両が駐車場に駐車し
た後に駐車場から出ていったときに、当該車両のID情
報が駐車場の入口では取得され駐車場の出口では取得さ
れなかったような場合が起きても、これによる誤差は累
積されずに判定基準時間経過後にキャンセルされること
になる。このため、前記第5の態様による駐車場利用状
況予測装置によれば、現在の駐車台数の測定精度が高ま
り、ひいては、駐車台数の予測の精度が一層高まる。
【0024】本発明の第6の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第5の態様による駐車場利用状況予測
装置において、前記判定基準時間を所定時間としたもの
である。
【0025】本発明の第7の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第5の態様による駐車場利用状況予測
装置において、前記駐車台数演算手段は、前記入口デー
タ及び前記出口データに基づいて、車両が前記駐車場内
に滞在した時間である利用時間を順次得る第2の利用時
間演算手段と、該第2の利用時間演算手段により得られ
た利用時間に基づいて、順次前記判定基準時間を求める
判定基準時間演算手段と、を備え、前記判定基準時間演
算手段により求められた最新の判定基準時間に基づいて
前記現在の駐車台数を求めるものである。
【0026】この第7の態様によれば、前記第6の態様
のように判定基準時間を所定時間とする場合に比べて、
判定基準時間を実際の利用時間に応じてダイナミックに
変動させることになるので、現在の駐車台数の測定精度
が一層高まり、ひいては、駐車台数の予測の精度がより
一層高まる。
【0027】本発明の第8の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第7の態様による駐車場利用状況予測
装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記第2
の利用時間演算手段により得られた新しいものから所定
数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段に
より現在までの所定期間内に対応して得られた利用時間
の分布に基づいて、当該利用時間の平均値に所定係数を
乗算した値を、前記判定基準時間として求めるものであ
る。
【0028】本発明の第9の態様による駐車場利用状況
予測装置は、前記第7の態様による駐車場利用状況予測
装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記第2
の利用時間演算手段により得られた新しいものから所定
数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段に
より現在までの所定期間内に対応して得られた利用時間
の分布に基づいて、所定の割合の台数の車両が出車した
時間を、前記判定基準時間として求めるものである。
【0029】本発明の第10の態様による駐車場利用状
況予測装置は、前記第7の態様による駐車場利用状況予
測装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記第
2の利用時間演算手段により得られた新しいものから所
定数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段
により現在までの所定期間内に対応して得られた利用時
間の分布に基づいて、当該利用時間の分散値に所定係数
を乗算した値を、前記判定基準時間として求めるもので
ある。
【0030】本発明の第11の態様による駐車場利用状
況予測装置は、前記第7の態様による駐車場利用状況予
測装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記第
2の利用時間演算手段により得られた新しいものから所
定数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段
により現在までの所定期間内に対応して得られた利用時
間の分布に基づいて、(1)当該利用時間の平均値に所
定係数を乗算した値、(2)所定の割合の台数の車両が
出車した時間、(3)当該利用時間の分散値に所定係数
を乗算した値、のうちの少なくとも2つのうち指令によ
り選択された1つを、前記判定基準時間として求めるも
のである。
【0031】前記第8乃至第11の態様は、前記第7の
態様の具体例である。前記第11の態様は、前記第8乃
至第10の態様による判定基準時間の求め方のうちの2
種以上組合せ、指令に応じてそれらを切り換えるように
したものである。前記第8乃至第10の態様による判定
基準時間の求め方によれば、現在の駐車台数の測定精度
に与える影響がそれぞれ異なってくるので、前記第11
の態様のように、状況に応じて人の操作により又は自動
的に前記指令を与えて、判定基準時間の求め方を切り換
えれば、現在の駐車台数の測定精度が一層高まり、ひい
ては、駐車台数の予測の精度がより一層高まる。
【0032】本発明の第12の態様による駐車場利用状
況予測装置は、前記第1乃至第11のいずれかの態様に
よる駐車場利用状況予測装置において、前記予測手段に
より予測された駐車台数と前記駐車場の収容可能車両台
数とに基づいて、前記駐車場の利用状況を判定する判定
手段を更に備えたものである。
【0033】本発明の第13の態様による駐車場案内装
置は、前記第12の態様による駐車場利用状況予測装置
と、前記判定手段により判定された利用状況に応じた案
内表示を行う案内表示装置であって前記本線に設置され
た案内表示装置と、を備えたものである。
【0034】この第13の態様によれば、車両が本線の
所定箇所から駐車場の入口まで到達する旅行時間経過後
の駐車台数を予測し、この予測した駐車台数に基づいて
案内表示を行うので、駐車場の利用効率を高めることが
できる。そして、前記第13の態様によれば、前記第1
の態様に関して既に説明したように、何らかの事情で実
際の旅行時間が経験的に予め定め得るような旅行時間か
ら大きくずれてしまうような事態が生じても、実際の旅
行時間に追従して駐車台数を予測することができるの
で、単に駐車場の利用効率が高まるのみならず、駐車待
ち車両列の本線への延びの発生を有効に防止することが
できる。
【0035】本発明の第14の態様による駐車場利用状
況予測装置は、前記第1乃至第11のいずれかの態様に
よる駐車場利用状況予測装置において、前記入口データ
収集手段、前記出口データ収集手段及び前記本線データ
収集手段が収集する前記ID情報は当該車両が大型車で
あるか小型車であるかを区別する情報を含み、前記駐車
台数取得手段は大型車及び小型車ごとに前記現在の駐車
台数を得、前記予測手段は大型車及び小型車ごとに前記
駐車台数を予測するものである。
【0036】本発明の第15の態様による駐車場利用状
況予測装置は、前記第14の態様による駐車場利用状況
予測装置において、前記予測手段により予測された大型
車及び小型車ごとの駐車台数と前記駐車場の大型車及び
小型車ごとの収容可能車両台数とに基づいて、前記駐車
場の利用状況を大型車及び小型車ごとに判定する判定手
段を更に備えたものである。
【0037】本発明の第16の態様による駐車場利用状
況予測装置は、前記第15の態様による駐車場利用状況
予測装置と、前記判定手段により判定された大型車及び
小型車ごとの利用状況に応じた案内表示を大型車及び小
型車ごとに行う案内表示装置であって前記本線に設置さ
れた案内表示装置と、を備えたものである。
【0038】前記第14乃至第16の態様は、大型車及
び小型車ごとに前記駐車台数を予測しているので、駐車
場が大型車用駐車スペースと小型車用駐車スペースとに
区分されている場合に、特に有効である。
【0039】本発明の第17の態様による駐車場利用状
況測定装置は、駐車場の現在の利用状況を測定する駐車
場利用状況測定装置であって、前記駐車場の入口に到達
した車両のID情報と当該車両が当該入口に到達した時
刻である入口到達時刻とを含む入口データを収集する入
口データ収集手段と、前記駐車場の出口に到達した車両
のID情報と当該車両が当該出口に到達した時刻である
出口到達時刻とを含む出口データを収集する出口データ
収集手段と、前記入口データ及び前記出口データに基づ
いて、前記駐車場内の現在の車両台数である現在の駐車
台数を得る駐車台数演算手段と、を備え、前記駐車台数
演算手段は、前記入口データのID情報のうち前記出口
データのID情報と一致しないID情報のうちの、当該
ID情報に対応する入口到達時刻からの経過時間が判定
基準時間内であるID情報の数に相当する数を、前記現
在の駐車台数として求めるものである。なお、前記駐車
場は、パーキングエリア型の駐車場に限定されず、任意
の駐車場でよい。
【0040】この第17の態様によれば、経過時間が判
定基準時間内にある入口データのID情報を現在の駐車
台数の算定の基礎としており、経過時間が判定基準時間
を越えている入口データのID情報は現在の駐車台数の
算定の基礎としていない。したがって、データ収集手段
のデータ収集精度に起因して、ある車両が駐車場に駐車
した後に駐車場から出ていったときに、当該車両のID
情報が駐車場の入口では取得され駐車場の出口では取得
されなかったような場合が起きても、これによる誤差は
累積されずに判定基準時間経過後にキャンセルされるこ
とになる。このため、前記第17の態様による駐車場利
用状況測定装置によれば、従来に比べて、現在の駐車台
数の測定精度が高まる。
【0041】本発明の第18の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第17の態様による駐車場利用状況
測定装置において、前記入口データ収集手段及び前記出
口データ収集手段は、前記ID情報として車両登録番号
を認識する車両登録番号認識装置を含むものである。
【0042】この第18の態様によれば、既存の車両が
そもそも有しているナンバープレートの車両登録番号を
前記ID情報として得るので、読み取り可能な情報媒体
を車両に特別に付しておく必要がなく便利である。な
お、車両登録番号から当該車両が大型車であるか小型車
であるかを区別することもできる。もっとも、前記第1
7の態様では、前記ID情報情報としては、ナンバープ
レートの車両登録番号に限定されるものではなく、任意
の読み取り方式(例えば、光学方式、電磁波方式、超音
波方式など)で読み取り可能な車両識別情報を表す情報
媒体を車両に予め付しておくようにしてもよい。
【0043】本発明の第19の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第17又は第18の態様による駐車
場利用状況測定装置において、前記判定基準時間が所定
時間であるものである。
【0044】本発明の第20の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第17又は第18の態様による駐車
場利用状況測定装置において、前記駐車台数演算手段
は、前記入口データ及び前記出口データに基づいて、車
両が前記駐車場内に滞在した時間である利用時間を順次
得る利用時間演算手段と、該利用時間演算手段により得
られた利用時間に基づいて、順次前記判定基準時間を求
める判定基準時間演算手段と、を備え、前記判定基準時
間演算手段により求められた最新の判定基準時間に基づ
いて前記現在の駐車台数を求めるものである。
【0045】この第20の態様によれば、前記第19の
態様のように判定基準時間を所定時間とする場合に比べ
て、判定基準時間を実際の利用時間に応じてダイナミッ
クに変動させることになるので、現在の駐車台数の測定
精度が一層高まる。
【0046】本発明の第21の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第20の態様による駐車場利用状況
測定装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記
利用時間演算手段により得られた新しいものから所定数
の利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在
までの所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に
基づいて、当該利用時間の平均値に所定係数を乗算した
値を、前記判定基準時間として求めるものである。
【0047】本発明の第22の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第20の態様による駐車場利用状況
測定装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記
利用時間演算手段により得られた新しいものから所定数
の利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在
までの所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に
基づいて、所定の割合の台数の車両が出車した時間を、
前記判定基準時間として求めるものである。
【0048】本発明の第23の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第20の態様による駐車場利用状況
測定装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記
利用時間演算手段により得られた新しいものから所定数
の利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在
までの所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に
基づいて、当該利用時間の分散値に所定係数を乗算した
値を、前記判定基準時間として求めるものである。
【0049】本発明の第24の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第20の態様による駐車場利用状況
測定装置において、前記判定基準時間演算手段は、前記
利用時間演算手段により得られた新しいものから所定数
の利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在
までの所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に
基づいて、(1)当該利用時間の平均値に所定係数を乗
算した値、(2)所定の割合の台数の車両が出車した時
間、(3)当該利用時間の分散値に所定係数を乗算した
値、のうちの少なくとも2つのうち指令により選択され
た1つを、前記判定基準時間として求めるものである。
【0050】前記第21乃至第24の態様は、前記第2
0の態様の具体例である。前記第24の態様は、前記第
21乃至第23の態様による判定基準時間の求め方のう
ちの2種以上組合せ、指令に応じてそれらを切り換える
ようにしたものである。前記第21乃至第23の態様に
よる判定基準時間の求め方によれば、現在の駐車台数の
測定精度に与える影響がそれぞれ異なってくるので、前
記第24の態様のように、状況に応じて人の操作により
又は自動的に前記指令を与えて、判定基準時間の求め方
を切り換えれば、現在の駐車台数の測定精度が一層高ま
る。
【0051】本発明の第25の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第17乃至第24のいずれかの態様
による駐車場利用状況測定装置において、前記駐車台数
演算手段により得られた現在の駐車台数と前記駐車場の
収容可能車両台数とに基づいて、前記駐車場の現在の利
用状況を判定する判定手段を更に備えたものである。
【0052】本発明の第26の態様による駐車場案内装
置は、前記第25の態様による駐車場利用状況測定装置
と、前記判定手段により判定された現在の利用状況に応
じた案内表示を行う案内表示装置と、を備えたものであ
る。
【0053】この第26の態様による駐車場案内装置
は、駐車場の入口から比較的近い場所に案内表示装置を
設置する場合に、特に有効である。駐車場の現在の利用
状況が精度良く案内表示装置に表示されるので、駐車場
の利用効率が向上する。
【0054】本発明の第27の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第17乃至第24のいずれかの態様
による駐車場利用状況測定装置において、前記入口デー
タ収集手段及び前記出口データ収集手段が収集する前記
ID情報は当該車両が大型車であるか小型車であるかを
区別する情報を含み、前記駐車台数演算手段は大型車及
び小型車ごとに前記現在の駐車台数を得るものである。
【0055】本発明の第28の態様による駐車場利用状
況測定装置は、前記第27の態様による駐車場利用状況
測定装置において、前記駐車台数演算手段により求めら
れた大型車及び小型車ごとの現在の駐車台数と前記駐車
場の大型車及び小型車ごとの収容可能車両台数とに基づ
いて、前記駐車場の現在の利用状況を大型車及び小型車
ごとに判定する判定手段を更に備えたものである。
【0056】本発明の第29の態様による駐車場案内装
置は、前記第28の態様による駐車場利用状況測定装置
と、前記判定手段により判定された大型車及び小型車ご
との現在の利用状況に応じた案内表示を大型車及び小型
車ごとに行う案内表示装置と、を備えたものである。
【0057】前記第27乃至第29の態様は、大型車及
び小型車ごとに前記現在の駐車台数を得ているので、駐
車場が大型車用駐車スペースと小型車用駐車スペースと
に区分されている場合に、特に有効である。
【0058】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
による駐車場案内装置について、図1乃至図4を参照し
て説明する。本実施の形態による駐車場案内装置は、本
発明の一実施の形態による駐車場利用状況予測装置を有
するものである。
【0059】図1は、本実施の形態による駐車場案内装
置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施
の形態による駐車場案内装置のセンサ部の配置を模式的
に示す概略配置図である。図3は、本実施の形態による
駐車場案内装置のデータ処理装置15を示す機能ブロッ
ク図である。図4は、本実施の形態による駐車場案内装
置の動作説明図である。
【0060】本実施の形態による駐車場案内装置は、図
2に示すように、高速道路等のパーキングエリアやサー
ビスエリア等の、入口1aが入路2を介して本線3に接
続された駐車場1の案内を行う装置である。図2中、1
bは駐車場1の出口である。また、図2中の矢印は、車
両の走行方向を示す。入路2は、1kmを越える場合も
ある。本線3の入路2接続部の位置(図2中のC位置)
には、駐車場1を案内するための図示しない案内板(文
字や記号が記載された単なるプレート)が設置されてい
る。また、図2中のC位置から手前の所定位置Bにも、
同様の図示しない案内板が設置されている。
【0061】そして、本実施の形態による駐車場案内装
置は、図1に示すように、入口データ収集部11と、出
口データ収集部12と、本線データ収集部13と、本線
交通量検出器14と、データ処理部15と、案内表示装
置16とを備えている。
【0062】入口データ収集部11は、駐車場1の入口
1aに到達した車両のID情報としてのナンバープレー
トの車両登録番号と、当該車両が入口1aに到達した時
刻である入口到達時刻(すなわち、入車時刻)とを含む
入口データを収集する。本実施の形態では、入口データ
収集部11は、画像信号を出力する赤外線カメラ21
と、車両感知器22と、車両判定器23と、車両登録番
号・時刻認識装置24とから構成されている。赤外線カ
メラ21は、図2中のA位置(入口1aの位置)に到達
した車両をそのナンバープレートを含むように撮像する
ように配置されている。赤外線カメラ21は、赤外線照
明器を有している。車両感知器22は、複数の光線を所
定の位置関係でそれぞれ発光及び受光する発光器及び受
光器の複数の組からなり、車両が図2中のA位置(入口
1aの位置)に到達したことを検出するとともに当該車
両が小型車以上である(すなわち、小型車及び大型車で
あって自動二輪車等でない)ことを検出するための感知
信号を出力する。車両判定器23は、車両感知器22か
らの感知信号に基づいて、小型車及び大型車のいずれか
が入口1aに到達したときにその旨を示す判定信号を出
力する。認識装置24は、車両判定器23からの判定信
号に応答して、カメラ21からの画像信号を取り込んで
処理して当該車両の車両登録番号を認識し、当該車両登
録番号を出力する。このような認識装置24は、公知で
あり、例えば、特開平7−121794号公報に開示さ
れているような認識装置を用いることができる。また、
本実施の形態では、認識装置24は、タイマー機能を有
しており、車両登録番号を認識した時刻(又は前記判定
信号を受けた時刻)を、当該車両が入口1aに達した入
口到達時刻として、出力する。なお、本実施の形態で
は、データ収集精度を高めるため、車両感知器22及び
車両判定器23を用いているが、これらは必ずしも設け
なくてもよい。
【0063】出口データ収集部12は、駐車場1の出口
1bに到達した車両のID情報としてのナンバープレー
トの車両登録番号と、当該車両が出口1bに到達した時
刻である出口到達時刻(すなわち、出車時刻)とを含む
出口データを収集する。本実施の形態では、出口データ
収集部12も入口データ収集部11と同様に構成され、
図2中のB位置(出口1bの位置)付近に配置されてい
る。
【0064】本線データ収集部13は、本線の所定箇所
(本実施の形態では、図2中の前記D位置付近のE位
置)に到達した車両のID情報としての車両登録番号
と、当該車両がE位置に到達した時刻である本線到達時
刻とを含む本線データを収集する。なお、本線データ収
集部13は後述する旅行時間や立寄率を求めるための基
礎データを取得するためのものであるので、本実施の形
態では、経済性を考慮して本線3のうちの1つの車線に
関してのみ本線データを収集するようになっている。も
っとも、本線データ収集部13は、本線3の全ての車線
に関して本線データを収集するようにしてもよい。本実
施の形態では、本線データ収集部13も、入口データ収
集部11と同様に構成されている。ただし、本実施の形
態では、本線データ収集部では、車両感知器22及び車
両判定器23は用いられていない。
【0065】本線交通量検出器14は、本線3上の交通
量である本線交通量(本線3の断面交通量であり、本線
3の全車線に渡る単位時間当たりの通過車両台数であ
る。)を順次得る。本実施の形態では、本線交通量検出
器14としていわゆるトラフィックカウンタが用いら
れ、図2中のE位置に設置されている。なお、本線デー
タ収集部13は、本線3の全ての車線に関して本線デー
タを収集するようにした場合には、本線データを演算す
ることにより本線交通量を得ることができるので、本線
交通量検出用の特別な検出器を設ける必要はない。
【0066】データ処理部15は、後に詳述するが、入
口データ収集部11からの入口データ、出口データ収集
部12からの出口データ、本線データ収集部13からの
本線データ及び本線交通量検出器14からの本線交通量
に基づいて、駐車場1の利用状況(本実施の形態では、
「空有」、「満車」、「混雑」)を示す信号を出力す
る。
【0067】案内表示装置16は、データ処理部15か
らの信号に基づいて、駐車場1の利用状況に応じた案内
表示(本実施の形態では、「空有」、「満車」、「混
雑」)を行う。本実施の形態では、この案内表示装置1
6は、図2中のD位置に設置されている。この案内表示
装置16と同一内容を表示する案内表示装置を、図2中
のC位置に設置することが好ましい。
【0068】次に、データ処理部15について、図3を
参照して詳細に説明する。データ処理部15は、実際に
はコンピュータを用いて構成されるが、機能的には図3
に示す構成を有している。すなわち、データ処理部15
は、駐車台数演算部31と、立寄率演算部32と、旅行
時間演算部33と、利用時間演算部34と、入車台数予
測部35と、出車台数予測部36と、駐車台数予測部3
7と、判定部38とを有している。
【0069】駐車台数演算部31は、前記入口データ及
び前記出口データに基づいて駐車場1内の現在の車両台
数である現在の駐車台数を得る。例えば、前記入口デー
タの車両登録番号のうち前記出口データの車両登録番号
と一致しない車両登録番号のうちの、当該車両登録番号
に対応する入口到達時刻からの経過時間が所定時間内で
ある車両登録番号の数を、前記現在の駐車台数として求
める。この場合、具体的には、例えば次のような処理を
行えばよい。すなわち、入口データが得られる度に、当
該入口データの車両登録番号と入口到達時刻とを関連づ
けて図示しないメモリの所定領域(ここでは、「駐車車
両データ格納領域」という。)内に格納していく。ま
た、出口データが得られる度に、当該出口データの車両
登録番号と一致する車両登録番号が前記駐車車両データ
格納領域内に格納されているか否かチェックし、一致し
ている車両登録番号が格納されていれば、駐車車両デー
タ格納領域内に格納されている当該車両登録番号及びこ
れに関連づけられた入口到達時刻を削除する。そして、
定期的に、前記駐車車両データ格納領域内に格納されて
いる各入口到達時刻を調べて、現在より所定時間(例え
ば、10時間)前の時点より古い入口到達時刻及びこれ
に関連づけられた車両登録番号を削除する。その結果、
前記駐車車両データ格納領域に格納されている車両登録
番号は、常にその時点の駐車場1内の車両(駐車車両)
を示すことになる。したがって、定期的に、前記駐車車
両データ格納領域内の車両登録番号の数をカウントする
ことにより、現在の駐車台数を得ることができる。な
お、前述したように駐車車両データ格納領域から定期的
に古いデータを削除するので、データ収集部11,12
のデータ収集精度に起因して、ある車両が駐車場1に駐
車した後に駐車場1から出ていったときに、当該車両の
車両登録番号が駐車場1の入口1aでは取得され駐車場
1の出口1bでは取得されなかったような場合が起きて
も、これによる誤差は累積されずにキャンセルされるこ
とになり、現在の駐車台数の測定精度が高まる。
【0070】なお、本実施の形態では、駐車台数演算部
31及びデータ収集部11,12が、現在の駐車台数を
得る駐車台数取得手段を構成しているが、駐車台数取得
手段の構成はこのような構成に限定されるものではな
い。例えば、駐車台数取得手段は、センサ部として、駐
車場1の入口1a及び出口1bを通過する車両をそれぞ
れ計数する、超音波式、ループコイル式や光学式などの
センサを、入口データ収集部11及び出口データ収集部
12とは別に用いたものでもよい。また、駐車台数取得
手段は、例えば、駐車場1の代表エリアの駐車台数を得
る手段(例えば、代表エリアを撮像する撮像装置と、そ
の画像から車両数を認識する画像処理装置とから構成す
ることができる。)と、この代表エリアの駐車台数に基
づいて駐車場の全体の駐車台数を演算により求める演算
手段とから構成してもよい。
【0071】なお、本実施の形態では、前記入口データ
及び前記出口データの車両登録番号は、大型車と小型車
とを区別する情報を含むことから、駐車台数演算部31
は、大型車及び小型車ごとに現在の駐車台数を得てい
る。
【0072】立寄率演算部32は、前記本線データ及び
前記入口データに基づいて、本線3上の車両の台数に対
する駐車場1に立ち寄る車両の台数の割合である立寄率
を順次得る。具体的には、立寄率演算部32は、例えば
次のような処理を行えばよい。すなわち、単位時間当た
りに得られた本線データの車両登録番号のうちの、入口
データの車両登録番号と一致する車両登録番号の数を、
立寄率として求めればよい。なお、本実施の形態では、
立寄率演算部32は、大型車及び小型車ごとに立寄率を
得ている。
【0073】旅行時間演算部33は、前記本線データ及
び前記入口データに基づいて、車両が本線3の図2中の
E位置から駐車場1の入口1aまで到達する時間である
旅行時間を順次得る。具体的には、旅行時間演算部33
は、例えば次のような処理を行えばよい。すなわち、車
両登録番号が互いに一致した前記本線データ及び前記入
口データについて、当該本線データの本線到達時刻から
当該入口データの入口到達時刻までの時間を、旅行時間
として求めればよい。この場合、車両登録番号が互いに
一致した1組の本線データ及び入口データから旅行時間
を求めると誤差が大きくなるので、車両登録番号が互い
に一致した直前に得られた複数組の本線データ及び入口
データから平均的に旅行時間を求めることが好ましい。
【0074】利用時間演算部34は、前記入口データ及
び前記出口データに基づいて、車両が駐車場1内に滞在
した時間である利用時間を順次得る。具体的には、利用
時間演算部34は、例えば次のような処理を行えばよ
い。すなわち、車両登録番号が互いに一致した前記入口
データ及び前記出口データについて、当該入口データの
入口到達時刻から当該出口データの出口到達時刻までの
時間を、利用時間として求めればよい。この場合、車両
登録番号が互いに一致した1組の入口データ及び出口デ
ータから利用時間を求めると誤差が大きくなるので、車
両登録番号が互いに一致した直前に得られた複数組の入
口データ及び出口データから平均的に利用時間を求める
ことが好ましい。なお、本実施の形態では、利用時間演
算部34は、大型車及び小型車ごとに利用時間を得てい
る。
【0075】入車台数予測部35は、前記本線交通量、
前記立寄率及び前記旅行時間に基づいて、前記旅行時間
の間に駐車場1の入口1aを通過する車両の予測台数で
ある予測入車台数を得る。ここで、予測入車台数の求め
方の一例について、図4(a)を参照して説明する。あ
る時点tにおける本線交通量をQM(t)(単位は台/
min)、立寄率をPIN、旅行時間をTIN(単位はmi
n)とする。時点t=0において車両αが本線3上のE
位置に差しかかったとすれば、時点t=0から時点t=
INまでに駐車場1の入口1a(すなわち、A位置)を
通過するであろう車両の台数が予測入車台数となる。時
点t=0における本線3から駐車場1への単位時間当た
りの立ち寄り台数QIN(0)(単位は台/min)は、
下記の数1となる。
【0076】
【数1】 旅行時間に注目すると、時点t=0において駐車場1の
入口1aを通過するであろう単位時間当たりの車両の台
数は、QIN(−TIN)とみなせる。これは、旅行時間T
IN前に本線3上にいた車両βが現在(t=0)駐車場1
の入口1aにいるためである。よって、車両αが駐車場
1の入口1aに到達するまでに駐車場1に入車する車両
の台数(すなわち、予測入車台数)QSUMは、下記の数
2となる。
【0077】
【数2】 コンピュータのメモリ等に単位時間ごとのPIN,QM
あるPIN’,QM’が入力されていれば、上記の数2
は、下記の数3となり、この数3に従って予測入車台数
SUMを求めることができる。
【0078】
【数3】 ただし、数3において、Aは現在のメモリアドレスを示
すポインタ、A’は現在から旅行時間TIN前のメモリア
ドレスを示すポインタである。
【0079】なお、本実施の形態では、入車台数予測部
35は、大型車及び小型車ごとに予測入車台数を得てい
る。
【0080】出車台数予測部36は、前記入口データ、
前記出口データ、前記旅行時間及び前記利用時間に基づ
いて、前記旅行時間の間に前記駐車場1の出口1bを通
過する車両の予測台数である予測出車台数を得る。具体
的には、出車台数予測部36は、例えば次のような処理
を行えばよい。すなわち、図4(b)を参照して説明す
ると、ある時点で駐車場1内に入車した車両は前記利用
時間後には駐車場1から出車するものとみなせることか
ら、前述した駐車車両データ格納領域内に格納されてい
る車両登録番号のうちの、現在T0から旅行時間だけ経
過した時点T1から前記利用時間前の時点T2より古い入
口到達時刻(すなわち、図4(b)中の斜線で示す期間
内に属する入口到達時刻)に関連づけられた車両登録番
号の数をカウントすることにより、予測出車台数を得る
ことができる。なお、本実施の形態では、出車台数予測
部36は、大型車及び小型車ごとに予測出車台数を得て
いる。
【0081】駐車台数予測部37は、前記現在の駐車台
数、前記予測入車台数及び前記予測出車台数に基づい
て、前記旅行時間経過後の駐車台数を予測する。具体的
には、駐車台数予測部37は、例えば次のような処理を
行えばよい。すなわち、駐車台数予測部37は、前記現
在の駐車台数と前記予測入車台数の和から前記予測出車
台数を減算し、その値を前記旅行時間経過後の駐車台数
とすればよい。なお、本実施の形態では、駐車台数予測
部37は、大型車及び小型車ごとに前記旅行時間経過後
の駐車台数を予測している。
【0082】なお、本実施の形態では、前述した図3中
の要素31〜37が、前記入口データ、前記出口デー
タ、前記本線データ、前記本線交通量及び前記現在の駐
車台数に基づいて、車両が前記本線の前記所定箇所から
前記駐車場の入口まで到達する時間経過後の駐車台数を
予測する予測手段を構成している。
【0083】判定部38は、駐車台数予測部37により
予測された駐車台数と駐車場1の収容可能車両台数とに
基づいて、駐車場1の利用状況を判定する。例えば、判
定部38は、駐車台数予測部37により予測された駐車
台数と駐車場1の収容可能車両台数とから予測駐車率を
求め、その値に応じて利用状況として例えば「空有」、
「満車」、「混雑」のいずれであるかを判定する。判定
部38により判定された利用状況を示す信号は、案内表
示装置16に与えられ、案内表示装置16は、駐車場1
の利用状況に応じた案内表示(本実施の形態では、「空
有」、「満車」、「混雑」)を行う。本実施の形態で
は、案内表示装置16は、大型車及び小型車ごとに案内
表示を行う。
【0084】以上説明した本実施の形態による駐車場案
内装置によれば、前記入口データ、前記出口データ、前
記本線データ、前記本線交通量及び前記現在の駐車台数
を得、これらに基づいて車両が本線3のE位置から駐車
場1の入口1aまで到達する時間(すなわち、旅行時
間)経過後の駐車台数を予測し、この予測した駐車台数
に基づいて案内表示が行われる。このため、駐車場1の
利用効率を高めることができる。そして、前記入口デー
タ及び前記本線データから、車両が本線3のE位置から
駐車場1の入口1aまで到達する実際の旅行時間を順次
得ることができ、実際の旅行時間を考慮して駐車台数を
予測している。このため、本実施の形態によれば、何ら
かの事情で実際の旅行時間が経験的に予め定め得るよう
な旅行時間から大きくずれてしまうような事態が生じて
も、実際の旅行時間に追従して駐車台数を予測すること
ができ、従来に比べて格段に予測精度が向上する。その
結果、何らかの事情で実際の旅行時間が経験的に予め定
め得るような旅行時間から大きくずれてしまうような事
態が生じても、駐車待ち車両列の本線への延びの発生を
有効に防止することができる。
【0085】また、本実施の形態では、大型車及び小型
車ごとに前記駐車台数を予測しているので、駐車場1が
大型車用駐車スペースと小型車用駐車スペースとに区分
されている場合に、特に有効である。
【0086】なお、本実施の形態では、データ処理部1
5からは、利用状況を示す信号が外部に出力されている
のみであるが、データ処理部15がその内部などで作成
した入口データ、出口データ、本線データ、本線交通
量、現在の駐車台数、立寄率、旅行時間、利用時間、予
測入車台数、予測出車台数、予測出車台数などのデータ
は、必要に応じて後の解析等のために記憶媒体に記憶さ
せておいてもよいし、そのまま又は適宜加工して外部の
利用に供するように外部に出力してもよい。
【0087】(第2の実施の形態)次に、前述した第1
の実施の形態による駐車場案内装置を変形した本発明の
第2の実施の形態による駐車場案内装置について、図5
を参照して説明する。本実施の形態による駐車場案内装
置も、本発明による一実施の形態による駐車場利用状況
予測装置を有するものである。
【0088】図5は、本実施の形態による駐車場案内装
置のデータ処理装置を示す機能ブロック図である。本実
施の形態による駐車場案内装置が前述した実施の形態に
よる駐車場案内装置と異なる所は下記の点のみであるの
で、図5において図3中の要素と同一又は対応する要素
には同一の符号を付し、その重複した説明は省略する。
【0089】本実施の形態では、図5に示すように、入
口交通量演算部41、出口交通量演算部42及び補正係
数演算部43が追加されるとともに、後述するように入
車台数予測部35及び出車台数予測部36の動作が若干
変更されている。
【0090】入口交通量演算部41は、前記入口データ
に基づいて、駐車場1の入口1aにおける交通量(単位
時間当たりの入口通過車両台数)、すなわち、入口交通
量を得る。出口交通量演算部42は、前記出口データに
基づいて、駐車場1の出口1bにおける交通量(単位時
間当たりの出口通過車両台数)、すなわち、出口交通量
を得る。補正係数演算部43は、前記入口交通量及び前
記出口交通量に基づいて予測入車台数補正係数及び予測
出車台数補正係数を得る。そして、本実施の形態では、
入車台数予測部35は、前述のようにして得た予測入車
台数に対して前記予測入車台数補正係数を乗算した値
を、最終的な予測入車台数として駐車台数予測部37に
与える。また、出車台数予測部36は、前述のようにし
て得た予測入車台数に対して前記予測出車台数補正係数
を乗算した値を、最終的な予測出車台数として駐車台数
予測部37に与える。
【0091】前記入口交通量と前記出口交通量との差を
とることにより、駐車場1内の駐車台数が増加する傾向
にあるのかあるいは減少する傾向にあるのか、及びその
増減の程度を知ることができる。そこで、本実施の形態
では、これらの情報を加味して(具体的には、補正係数
演算部43によりこれらの情報に応じて各補正係数を演
算し、これらを入車台数予測部35及び出車台数予測部
36において反映させている。したがって、本実施の形
態によれば、急激な変化が生じても精度良く駐車台数を
予測することができる。
【0092】なお、本実施の形態では、前述した情報を
入車台数予測部35及び出車台数予測部36において反
映させているが、入車台数予測部35及び出車台数予測
部36は前述した実施の形態と同じままとして、前述し
た情報を駐車台数予測部37において反映させてもよ
い。
【0093】なお、本実施の形態では、入口交通量演算
部41は、入口データ収集部11とともに、前記入口交
通量を得る入口交通量取得手段を構成しているが、入口
交通量取得手段は、入口データ収集部11とは別個のセ
ンサを用いて構成してもよい。同様に、本実施の形態で
は、出口交通量演算部42は、出口データ収集部12と
ともに、前記出口交通量を得る出口交通量取得手段を構
成しているが、出口交通量取得手段は、出口データ収集
部12とは別個のセンサを用いて構成してもよい。
【0094】ところで、図1中の入口データ収集部11
の車両感知器22の感知信号に基づいて駐車場1の入口
1aにおける車両の時間占有率(入口時間占有率)(具
体的には、例えば、光線を車両が遮断している期間の割
合)を得ることができ、図1中の出口データ収集部12
の車両感知器(図示せず)の感知信号に基づいて駐車場
1の出口1bにおける車両の時間占有率(出口時間占有
率)を得ることができる。前記入口時間占有率から駐車
場1の入口1aの渋滞状況を知ることができ、前記出口
時間占有率から、駐車場1の出口1bの渋滞状況を知る
ことができる。これらの時間占有率も予測精度を向上さ
せるファクターとなり得る。したがって、図5に示す実
施の形態において増減に関する情報を補正係数として最
終的に予測駐車台数に反映させていたのと同様に、これ
らの時間占有率を補正係数として最終的に予測駐車台数
に反映させることもできる。
【0095】以上説明した第1及び第2の実施の形態
は、図2に示すように、駐車場1の入口1aに対して1
本の入路2を介して1本の本線3が接続された最も単純
な入車経路の例であったが、本発明は、もっと複雑な入
車経路を有する駐車場にも適用することができる。
【0096】複雑な入車経路を有する駐車場の例を、図
6に示す。図6に示す例では、3本の本線51,52,
53が入路61,62,63を介して駐車場1の入口1
aに接続され、入路61と入路62とが合流し、その合
流入路に更に入路63が合流している。また、その合流
入路から、他の本線54,55に接続された分岐路6
4,65が分岐している。ただし、この分岐路64,6
5は、駐車場1に対する入路ではない。
【0097】この場合であっても、前述した第1及び第
2の実施の形態に準じればよい。すなわち、本線51,
52,53の数に応じた数だけ本線データ収集部13、
本線交通量検出器14及び案内表示装置16を用意し、
図2中のC,D,Eの位置の設置物と同じものを、図2
中のC,D,Eの位置に対応する本線51のC1,D
1,E1の位置、本線52のC2,D2,E2の位置、
本線53のC3,D3,E3の位置にそれぞれ配置し、
本線51,52,53に本線データ及び本線交通量を
得、各本線51,52,53ごとに前述した第1及び第
2の実施の形態と同様の処理を行えばよい。ただし、例
えば、予測入車台数などについては、各本線51,5
2,53ごとに得た予測入車台数を加算するようにす
る。
【0098】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態による駐車場案内装置について、図7を参
照して説明する。
【0099】前述した第1及び第2の実施の形態による
駐車場案内装置が駐車場利用状況予測装置を有するもの
であったのに対し、本実施の形態による駐車場案内装置
は、予測は行わず、本発明の一実施の形態による駐車場
の現在の利用状況を測定する駐車場利用状況測定装置を
有するものである。本実施の形態では、このように予測
を行っていないので、前述した図2に示す駐車場1にお
いて入路2が短く予測を行うまでもない場合に、特に有
効である。勿論、本実施の形態は、パーキングエリア型
駐車場のみならず、他の種々の駐車場に適用することが
できるが、説明の便宜上、図2に示す駐車場1に適用し
たものとして説明する。
【0100】図7は、本実施の形態による駐車場案内装
置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に
よる駐車場案内装置が前述した第1の実施の形態による
駐車場案内装置と異なる所は下記の点のみであるので、
図7において図1及び図3中の要素と同一又は対応する
要素には同一の符号を付し、その重複した説明は省略す
る。
【0101】本実施の形態では、データ処理部15は、
入口データ収集部11からの入口データ及び出口データ
収集部12からの出口データに基づいて、駐車場1の現
在の利用状況(本実施の形態では、「空有」、「満
車」、「混雑」)を示す信号を出力する。
【0102】また、案内表示装置16は、データ処理部
15からの信号に基づいて、駐車場1の現在の利用状況
に応じた案内表示(本実施の形態では、「空有」、「満
車」、「混雑」)を行う。
【0103】本実施の形態では、図3中の立寄率演算部
32、旅行時間演算部33、利用時間演算部34、入車
台数予測部35、出車台数予測部36及び駐車台数予測
部37が取り除かれ、データ処理部15は、駐車台数演
算部31及び判定部38のみを有している。
【0104】本実施の形態では、駐車台数演算部31
は、前記入口データ及び前記出口データに基づいて駐車
場1内の現在の車両台数である現在の駐車台数を得る
が、前記第1の実施の形態において説明したのと全く同
じ動作を行い、前記入口データの車両登録番号のうち前
記出口データの車両登録番号と一致しない車両登録番号
のうちの、当該車両登録番号に対応する入口到達時刻か
らの経過時間が所定時間内である車両登録番号の数を、
前記現在の駐車台数として求める。その具体的な処理の
例は、既に前記第1の実施の形態において説明したの
で、ここではその重複した説明は省略する。なお、本実
施の形態においても、駐車台数演算部31は、大型車及
び小型車ごとに現在の駐車台数を得ている。
【0105】判定部38は、駐車台数演算部31により
求められた現在の駐車台数と駐車場1の収容可能車両台
数とに基づいて、駐車場1の利用状況を判定する。例え
ば、判定部38は、駐車台数演算部31により求められ
た現在の駐車台数と駐車場1の収容可能車両台数とから
予測駐車率を求め、その値に応じて利用状況として例え
ば「空有」、「満車」、「混雑」のいずれであるかを判
定する。判定部38により判定された利用状況を示す信
号は、案内表示装置16に与えられ、案内表示装置16
は、駐車場1の利用状況に応じた案内表示(本実施の形
態では、「空有」、「満車」、「混雑」)を行う。な
お、本実施の形態においても、判定部38の判定は大型
車及び小型車ごとに行われ、案内表示装置16は大型車
及び小型車ごとに案内表示を行う。
【0106】本実施の形態による駐車場案内装置によれ
ば、経過時間が判定基準時間としての所定時間内にある
入口データの車両登録番号を現在の駐車台数の算定の基
礎としており、経過時間が前記所定時間を越えている入
口データの車両登録番号は現在の駐車台数の算定の基礎
としていない。したがって、データ収集部11,12の
データ収集精度に起因して、ある車両が駐車場1に駐車
した後に駐車場1から出ていったときに、当該車両の車
両登録番号が駐車場1の入口1aでは取得され駐車場1
の出口1bでは取得されなかったような場合が起きて
も、これによる誤差は累積されずに前記所定時間時間経
過後にキャンセルされることになる。このため、本実施
の形態によれば、従来に比べて、現在の駐車台数の測定
精度が高まり、したがって、駐車場1の現在の利用状況
が精度良く案内表示装置16に表示されるので、駐車場
1の利用効率が向上する。
【0107】なお、図7中のデータ収集部11,12及
び駐車台数演算部31は、本発明の一実施の形態による
駐車場利用状況測定装置を構成しているが、前述の説明
から明らかなように、当該駐車場利用状況測定装置は、
前述した第1及び第2の実施の形態による当該駐車場案
内装置が有する駐車場利用状況予測装置において、そっ
くりそのまま用いられている。
【0108】なお、本実施の形態においても、大型車及
び小型車ごとに前記現在の駐車台数を求めているので、
駐車場1が大型車用駐車スペースと小型車用駐車スペー
スとに区分されている場合に、特に有効である。
【0109】なお、本実施の形態においても、データ処
理部15からは、現在の利用状況を示す信号が外部に出
力されているのみであるが、データ処理部15がその内
部などで作成した入口データ、出口データ、現在の駐車
台数などのデータは、必要に応じて後の解析等のために
記憶媒体に記憶させておいてもよいし、そのまま又は適
宜加工して外部の利用に供するように外部に出力しても
よい。
【0110】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態による駐車場案内装置について、図8乃至
図10を参照して説明する。
【0111】本実施の形態による駐車場案内装置は前述
した図7に示す第3の実施の形態による駐車場案内装置
を変形したものであり、本実施の形態による駐車場案内
装置が前述した第3の実施の形態による駐車場案内装置
と異なる所は、駐車台数演算部31の動作のみである。
したがって、ここでは、第3の実施の形態の説明と重複
する説明は省略する。
【0112】本実施の形態においても、前述した第3の
実施の形態と同様に、駐車台数演算部31は、前記入口
データ及び前記出口データに基づいて駐車場1内の現在
の車両台数である現在の駐車台数を得る。そして、本実
施の形態においても、駐車台数演算部31は、前述した
第3の実施の形態と同様に、前記入口データの車両登録
番号のうち前記出口データの車両登録番号と一致しない
車両登録番号のうちの、当該車両登録番号に対応する入
口到達時刻からの経過時間が判定基準時間内である車両
登録番号の数を、前記現在の駐車台数として求める。し
かし、前述した第3の実施の形態では、前記判定基準時
間が所定時間であったのに対し、本実施の形態では、実
際の利用時間(車両が前記駐車場1内に滞在した時間)
に応じてダイナミックに変動させる。すなわち、本実施
の形態では、前記入口データ及び前記出口データに基づ
いて、車両が前記駐車場内に滞在した時間である利用時
間を順次得、該利用時間に基づいて順次前記判定基準時
間を求め、最新の判定基準時間に基づいて前記現在の駐
車台数を求める。
【0113】具体的には、本実施の形態では、駐車台数
演算部31は図9に示す動作を行う。図9は、本実施の
形態における駐車台数演算部31の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【0114】駐車台数演算部31の動作の説明に先立っ
て、駐車台数演算部31において用いられる車両データ
(車両に関するデータ)の記憶形式の一例について、図
8(a)を参照して説明する。個々の車両データを記憶
するメモリ(図示せず)の領域は、図8(a)に示すよ
うに、当該車両の車両登録番号を記憶するフィールド1
01と、当該車両の入口到達時間を記憶するフィールド
102と、当該車両が駐車場1内に存在するか否か(滞
在するか否か)を示す存在フラグ(「1」が存在するこ
とを示し、「0」が存在しないことを示す)を記憶する
フィールド103と、当該車両が駐車場1内に滞在した
時間である利用時間を記憶するフィールド104とを有
している。
【0115】さて、図9を参照して駐車台数演算部31
の動作について説明すると、駐車台数演算部31は、動
作を開始すると、まず初期設定を行う(ステップS
1)。この初期設定として、例えば、駐車台数演算部3
1は、前記判定基準時間の初期値をセットする。また、
前記初期設定として、駐車台数演算部31は、図示しな
い操作器からの入力操作に応答して、既に駐車場1内に
滞在している車両についてそれぞれ前述した車両データ
を作成してメモリ内に記憶させる。すなわち、各車両デ
ータのフィールド101には当該車両の車両登録番号を
記憶させ、各車両データのフィールド102には当該車
両の入口到達時刻を記憶させ、各車両データのフィール
ド103には存在フラグとして「1」を記憶させてお
く。なお、この時点では、これらの各車両データのフィ
ールド104には、当然ながら利用時間は記憶されな
い。
【0116】次に、駐車台数演算部31は、入口データ
収集部11から入口データが得られたか否かを判定する
(ステップS2)。入口データが得られなかった場合
は、そのままステップS5へ移行する。一方、入口デー
タが得られた場合には、駐車台数演算部31は、新たな
車両データを作成し、当該車両データのフィールド10
1,102に当該入口データの車両登録番号及び入口到
達時刻をそれぞれ記憶させる(ステップS3)。その
後、駐車台数演算部31は、当該車両データのフィール
ド103には存在フラグとして「1」を記憶させ(ステ
ップS4)、ステップS5へ移行する。
【0117】ステップS5において、駐車台数演算部3
1は、出口データ収集部12から出口データが得られた
か否かを判定する。出口データが得られなかった場合
は、ステップS11に直接移行する。一方、出口データ
が得られた場合は、駐車台数演算部31は、存在フラグ
が「1」でかつ車両登録番号が当該出口データの車両登
録番号と一致する車両データがあるか否かを判定する
(ステップS6)。当該車両データがない場合は、当該
出口データを無視して、ステップS11に移行する。当
該車両データがある場合は、駐車台数演算部31は、当
該車両データの存在フラグを「0」にセットする(ステ
ップS7)。次いで、駐車台数演算部31は、当該出口
データの出口到達時刻から当該車両データの入口到達時
刻を減算することにより、当該車両の利用時間を算出
し、当該利用時間を当該車両データのフィールド104
に記憶させる(ステップS8)。次に、駐車台数演算部
31は、当該車両データを他の車両データに対する先頭
(最後尾でもよい)に並べ換える(ステップS9)。そ
の後、駐車台数演算部31は、車両データの利用時間に
基づいて、後述する処理によって判定基準時間を算出し
(ステップS10)、ステップS11に移行する。
【0118】ステップS5において、駐車台数演算部3
1は、存在フラグが「1」で、かつ、入口到達時刻から
の経過時間がステップS10で最も新しく算出された判
定基準時間以内である、車両データの数をカウントする
ことにより、現在の駐車台数を算出する(すなわち、当
該カウント値を現在の駐車台数とする)。次いで、駐車
台数演算部31は、ステップS11で算出された現在の
駐車台数を出力し(ステップS12)、ステップS2に
戻る。
【0119】ここで、前記ステップS10における判定
基準時間の算出の具体的な処理の各例について、図10
を参照して説明する。
【0120】まず、前記ステップS10の第1の処理例
について、図10(a)を参照して説明する。
【0121】メモリに格納されている各利用時間(すな
わち、各車両データのフィールド104に格納されてい
る利用時間)のうち新しいものから所定の範囲のものを
処理に用いる。ここでは、新しいものから所定数の利用
時間を処理に用いる。この利用時間の抽出は、ステップ
S9において車両データを利用時間が新しいものほど先
頭に並べ換えているので、先頭から所定数の利用時間を
選択する(ただし、メモリ内の利用時間が所定数に満た
ない場合は、全ての利用時間を選択する)ことにより、
行うことができる。利用時間の数は車両の台数(厳密に
は、利用時間を測定し得た車両の台数、すなわち、ステ
ップS5でYESでかつステップS6でYESとなった
車両の台数)に相当するので、当該範囲の利用時間の分
布は、例えば、図10(a)(後述する図10(b)
(c)も同様。)に示すようになる。
【0122】なお、車両データの記憶形式として図8
(a)に示す形式に代えて図8(b)に示す形式(出口
到達時刻を記憶するフィールド105が追加された形
式)を採用し、ステップS6とステップS10との間に
おいて当該車両データのフィールド105に出口到達時
刻を記憶すれば、ステップS9の並べ換えを行わなくて
も、当該出口到達時刻を参照することにより前記範囲の
利用時間の抽出を行うことができる。また、この場合に
は、利用時間の抽出範囲を、新しいものから所定数の利
用時間ではなく、出口到達時刻を参照することにより、
現在までの所定期間内に対応して得られた利用時間(具
体的には、例えば、現在までの所定期間内に属する出口
到達時刻と関連づけられている利用時間)とすることも
できる。
【0123】以上述べた、処理に用いる利用時間の範囲
については、第1の処理例のみならず、前記ステップS
10の後述する第2及び第3の処理例についても、同様
である。
【0124】そして、第1の処理例では、図10(a)
に示すように、前記範囲の利用時間の分布に基づいて、
当該利用時間の平均値(平均利用時間)taveを求め、
当該平均値taveに所定係数Kを乗算した値を求め、こ
の値を前記判定基準時間とする。当該所定係数Kは、当
該装置の稼動実績等に応じて適宜決定すればよい。
【0125】次に、前記ステップS10の第2の処理例
について、図10(b)を参照して説明する。この第2
の処理例では、図10(b)に示すように、前記範囲の
利用時間の分布に基づいて、所定の割合(L割)の台数
の車両が駐車場1から出車した時間を求め、当該時間を
前記判定基準時間とする。具体的には、例えば、前記範
囲の利用時間の全数のL割の数(すなわち、L割の車両
台数)を求め、前記範囲の利用時間を時間の短い方から
数えて当該L割の数に当たる利用時間を求め、当該利用
時間を前記判定基準時間とすればよい。当該係数Lも、
当該装置の稼動実績等に応じて適宜決定すればよいが、
例えば、9割前後とすることができる。
【0126】次に、前記ステップS10の第3の処理例
について、図10(c)を参照して説明する。この第3
の処理例では、図10(c)に示すように、前記範囲の
利用時間の分布に基づいて、下記の数4に従って当該利
用時間の分散値tVを求め、当該分散値tVに所定係数M
を乗算した値を求め、この値を前記判定基準時間とす
る。当該所定係数Mも、当該装置の稼動実績等に応じて
適宜決定すればよい。
【0127】
【数4】 なお、数4において、tiは前記範囲内の個々の利用時
間を示し、Nは前記範囲内の利用時間の数を示し、t
aveは前記範囲の利用時間の平均値を示す。
【0128】また、ステップS10の他の処理例として
は、次の処理例を挙げることができる。すなわち、前記
第1乃至第3の処理例による処理のうちの少なくとも2
つを組合せ、それらのうちの指令により選択された1つ
の処理に切り換え、当該選択された処理により前記判定
基準時間を求めてもよい。前記第1乃至第3の処理例に
よる処理によれば、現在の駐車台数の測定精度に与える
影響がそれぞれ異なってくるので、状況(例えば、曜
日、時刻、イベントの開催等)に応じて人の操作により
又は自動的に前記指令を与えて、前記判定基準時間を求
める処理を切り換えれば、現在の駐車台数の測定精度が
一層高まる。
【0129】本実施の形態による駐車場利用状況測定装
置によれば、前述した第3の実施の形態による駐車場利
用状況測定装置のように判定基準時間を所定時間とする
場合に比べて、判定基準時間を実際の利用時間に応じて
ダイナミックに変動させることになるので、現在の駐車
台数の測定精度が一層高まる。
【0130】なお、本実施の形態においても、駐車台数
演算部31は、大型車及び小型車ごとに現在の駐車台数
を得てもよいことは勿論である。
【0131】なお、本実施の形態においては、前述した
図9中のステップS8が、前記入口データ及び前記出口
データに基づいて、車両が駐車場1内に滞在した時間で
ある利用時間を順次得る利用時間演算手段に相当してい
る。また、図9中のステップS10が、当該利用時間演
算手段により得られた利用時間に基づいて順次判定基準
時間を求める判定基準時間演算手段に相当している。
【0132】ところで、本実施の形態における前述した
ような動作を行う駐車台数演算部31は、前記第1及び
第2の実施の形態による駐車場利用状況予測装置におい
てそのまま用いることができる。すなわち、本実施の形
態における駐車台数演算部31は、図3及び図5中の駐
車台数演算部31としてそのまま用いることができる。
この場合、駐車台数演算部31から得られる現在の駐車
台数の精度が高まるので、駐車台数の予測の精度が一層
高まる。なお、本実施の形態における駐車台数演算部3
1を図3及び図5中の駐車台数演算部31として用いる
に際して、本実施の形態における駐車台数演算部31の
動作のうち図9中のステップS10については、図3及
び図5の利用時間演算部34の動作と全部又は一部が重
複するので、両者を兼用してもよいことは、勿論であ
る。
【0133】以上本発明の各実施の形態について説明し
たが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもので
はない。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、駐車台数の予測精度の
向上を図ることができ、駐車場の利用効率を高めること
ができるのみならず、駐車待ち車両列の本線への延びの
発生を防止することができる。
【0135】また、本発明によれば、現在の駐車場の利
用状況を精度良く測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による駐車場案内装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す駐車場案内装置のセンサ部の配置を
模式的に示す概略配置図である。
【図3】図1に示す駐車場案内装置のデータ処理装置を
示す機能ブロック図である。
【図4】図1に示す駐車場案内装置の動作説明図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態による駐車場案内装
置のデータ処理部を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明の更に他の実施の形態による駐車場案内
装置のセンサ部の配置を模式的に示す概略配置図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態による駐車場案内装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態による駐車場案内装
置の駐車台数演算部において用いられる車両データの記
憶形式の各例を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態による駐車場案内装
置の駐車台数演算部の動作の一例を示すフローチャート
である。
【図10】判定基準時間の算出の処理の各例を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1 駐車場 2 入路 3 本線 11 入口データ収集部 12 出口データ収集部 13 本線データ収集部 14 本線交通量検出器 15 データ処理部 16 案内表示装置 31 駐車台数演算部 32 立寄率演算部 33 旅行時間演算部 34 利用時間演算部 35 入車台数予測部 36 出車台数予測部 37 駐車台数予測部 38 判定部

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口が入路を介して本線に接続された駐
    車場の利用状況を予測する駐車場利用状況予測装置であ
    って、 前記駐車場の入口に到達した車両のID情報と当該車両
    が当該入口に到達した時刻である入口到達時刻とを含む
    入口データを収集する入口データ収集手段と、 前記駐車場の出口に到達した車両のID情報と当該車両
    が当該出口に到達した時刻である出口到達時刻とを含む
    出口データを収集する出口データ収集手段と、 前記本線の所定箇所に到達した車両のID情報と当該車
    両が当該所定箇所に到達した時刻である本線到達時刻と
    を含む本線データを収集する本線データ収集手段と、 前記本線上の交通量である本線交通量を得る本線交通量
    取得手段と、 前記駐車場内の現在の車両台数である現在の駐車台数を
    得る駐車台数取得手段と、 前記入口データ、前記出口データ、前記本線データ、前
    記本線交通量及び前記現在の駐車台数に基づいて、車両
    が前記本線の前記所定箇所から前記駐車場の入口まで到
    達する時間経過後の駐車台数を予測する予測手段と、 を備えたことを特徴とする駐車場利用状況予測装置。
  2. 【請求項2】 前記入口データ収集手段、前記出口デー
    タ収集手段及び前記本線データ収集手段は、前記ID情
    報として車両登録番号を認識する車両登録番号認識装置
    を含むことを特徴とする請求項1記載の駐車場利用状況
    予測装置。
  3. 【請求項3】 前記予測手段は、 前記本線データ及び前記入口データに基づいて、前記本
    線上の車両の台数に対する前記駐車場に立ち寄る車両の
    台数の割合である立寄率を順次得る立寄率演算手段と、 前記本線データ及び前記入口データに基づいて、車両が
    前記本線の前記所定箇所から前記駐車場の入口まで到達
    する時間である旅行時間を順次得る旅行時間演算手段
    と、 前記入口データ及び前記出口データに基づいて、車両が
    前記駐車場内に滞在した時間である利用時間を順次得る
    第1の利用時間演算手段と、 前記本線交通量、前記立寄率及び前記旅行時間に基づい
    て、前記旅行時間の間に前記駐車場の入口を通過する車
    両の予測台数である予測入車台数を得る入車台数予測手
    段と、 前記入口データ、前記出口データ、前記旅行時間及び前
    記利用時間に基づいて、前記旅行時間の間に前記駐車場
    の出口を通過する車両の予測台数である予測出車台数を
    得る出車台数予測手段と、 前記現在の駐車台数、前記予測入車台数及び前記予測出
    車台数に基づいて、前記旅行時間経過後の駐車台数を予
    測する駐車台数予測手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の駐車場
    利用状況予測装置。
  4. 【請求項4】 前記駐車台数取得手段が、前記入口デー
    タ及び前記出口データに基づいて前記現在の駐車台数を
    得る駐車台数演算手段を含むことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の駐車場利用状況予測装置。
  5. 【請求項5】 前記駐車台数演算手段は、前記入口デー
    タのID情報のうち前記出口データのID情報と一致し
    ないID情報のうちの、当該ID情報に対応する入口到
    達時刻からの経過時間が判定基準時間内であるID情報
    の数に相当する数を、前記現在の駐車台数として求める
    ことを特徴とする請求項4記載の駐車場利用状況予測装
    置。
  6. 【請求項6】 前記判定基準時間が所定時間であること
    を特徴とする請求項5記載の駐車場利用状況予測装置。
  7. 【請求項7】 前記駐車台数演算手段は、前記入口デー
    タ及び前記出口データに基づいて、車両が前記駐車場内
    に滞在した時間である利用時間を順次得る第2の利用時
    間演算手段と、該第2の利用時間演算手段により得られ
    た利用時間に基づいて、順次前記判定基準時間を求める
    判定基準時間演算手段と、を備え、前記判定基準時間演
    算手段により求められた最新の判定基準時間に基づいて
    前記現在の駐車台数を求めることを特徴とする請求項5
    記載の駐車場利用状況予測装置。
  8. 【請求項8】 前記判定基準時間演算手段は、前記第2
    の利用時間演算手段により得られた新しいものから所定
    数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段に
    より現在までの所定期間内に対応して得られた利用時間
    の分布に基づいて、当該利用時間の平均値に所定係数を
    乗算した値を、前記判定基準時間として求めることを特
    徴とする請求項7記載の駐車場利用状況予測装置。
  9. 【請求項9】 前記判定基準時間演算手段は、前記第2
    の利用時間演算手段により得られた新しいものから所定
    数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段に
    より現在までの所定期間内に対応して得られた利用時間
    の分布に基づいて、所定の割合の台数の車両が出車した
    時間を、前記判定基準時間として求めることを特徴とす
    る請求項7記載の駐車場利用状況予測装置。
  10. 【請求項10】 前記判定基準時間演算手段は、前記第
    2の利用時間演算手段により得られた新しいものから所
    定数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段
    により現在までの所定期間内に対応して得られた利用時
    間の分布に基づいて、当該利用時間の分散値に所定係数
    を乗算した値を、前記判定基準時間として求めることを
    特徴とする請求項7記載の駐車場利用状況予測装置。
  11. 【請求項11】 前記判定基準時間演算手段は、前記第
    2の利用時間演算手段により得られた新しいものから所
    定数の利用時間の分布又は前記第2の利用時間演算手段
    により現在までの所定期間内に対応して得られた利用時
    間の分布に基づいて、(1)当該利用時間の平均値に所
    定係数を乗算した値、(2)所定の割合の台数の車両が
    出車した時間、(3)当該利用時間の分散値に所定係数
    を乗算した値、のうちの少なくとも2つのうち指令によ
    り選択された1つを、前記判定基準時間として求めるこ
    とを特徴とする請求項7記載の駐車場利用状況予測装
    置。
  12. 【請求項12】 前記予測手段により予測された駐車台
    数と前記駐車場の収容可能車両台数とに基づいて、前記
    駐車場の利用状況を判定する判定手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の駐車
    場利用状況予測装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の駐車場利用状況予測
    装置と、前記判定手段により判定された利用状況に応じ
    た案内表示を行う案内表示装置であって前記本線に設置
    された案内表示装置と、を備えたことを特徴とする駐車
    場案内装置。
  14. 【請求項14】 前記入口データ収集手段、前記出口デ
    ータ収集手段及び前記本線データ収集手段が収集する前
    記ID情報は当該車両が大型車であるか小型車であるか
    を区別する情報を含み、前記駐車台数取得手段は大型車
    及び小型車ごとに前記現在の駐車台数を得、前記予測手
    段は大型車及び小型車ごとに前記駐車台数を予測するこ
    とを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の駐
    車場利用状況予測装置。
  15. 【請求項15】 前記予測手段により予測された大型車
    及び小型車ごとの駐車台数と前記駐車場の大型車及び小
    型車ごとの収容可能車両台数とに基づいて、前記駐車場
    の利用状況を大型車及び小型車ごとに判定する判定手段
    を更に備えたことを特徴とする請求項14記載の駐車場
    利用状況予測装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の駐車場利用状況予測
    装置と、前記判定手段により判定された大型車及び小型
    車ごとの利用状況に応じた案内表示を大型車及び小型車
    ごとに行う案内表示装置であって前記本線に設置された
    案内表示装置と、を備えたことを特徴とする駐車場案内
    装置。
  17. 【請求項17】 駐車場の現在の利用状況を測定する駐
    車場利用状況測定装置であって、 前記駐車場の入口に到達した車両のID情報と当該車両
    が当該入口に到達した時刻である入口到達時刻とを含む
    入口データを収集する入口データ収集手段と、 前記駐車場の出口に到達した車両のID情報と当該車両
    が当該出口に到達した時刻である出口到達時刻とを含む
    出口データを収集する出口データ収集手段と、 前記入口データ及び前記出口データに基づいて、前記駐
    車場内の現在の車両台数である現在の駐車台数を得る駐
    車台数演算手段と、 を備え、 前記駐車台数演算手段は、前記入口データのID情報の
    うち前記出口データのID情報と一致しないID情報の
    うちの、当該ID情報に対応する入口到達時刻からの経
    過時間が判定基準時間内であるID情報の数に相当する
    数を、前記現在の駐車台数として求めることを特徴とす
    る駐車場利用状況測定装置。
  18. 【請求項18】 前記入口データ収集手段及び前記出口
    データ収集手段は、前記ID情報として車両登録番号を
    認識する車両登録番号認識装置を含むことを特徴とする
    請求項17記載の駐車場利用状況測定装置。
  19. 【請求項19】 前記判定基準時間が所定時間であるこ
    とを特徴とする請求項17又は18記載の駐車場利用状
    況測定装置。
  20. 【請求項20】 前記駐車台数演算手段は、前記入口デ
    ータ及び前記出口データに基づいて、車両が前記駐車場
    内に滞在した時間である利用時間を順次得る利用時間演
    算手段と、該利用時間演算手段により得られた利用時間
    に基づいて、順次前記判定基準時間を求める判定基準時
    間演算手段と、を備え、前記判定基準時間演算手段によ
    り求められた最新の判定基準時間に基づいて前記現在の
    駐車台数を求めることを特徴とする請求項17又は18
    記載の駐車場利用状況測定装置。
  21. 【請求項21】 前記判定基準時間演算手段は、前記利
    用時間演算手段により得られた新しいものから所定数の
    利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在ま
    での所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に基
    づいて、当該利用時間の平均値に所定係数を乗算した値
    を、前記判定基準時間として求めることを特徴とする請
    求項20記載の駐車場利用状況測定装置。
  22. 【請求項22】 前記判定基準時間演算手段は、前記利
    用時間演算手段により得られた新しいものから所定数の
    利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在ま
    での所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に基
    づいて、所定の割合の台数の車両が出車した時間を、前
    記判定基準時間として求めることを特徴とする請求項2
    0記載の駐車場利用状況測定装置。
  23. 【請求項23】 前記判定基準時間演算手段は、前記利
    用時間演算手段により得られた新しいものから所定数の
    利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在ま
    での所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に基
    づいて、当該利用時間の分散値に所定係数を乗算した値
    を、前記判定基準時間として求めることを特徴とする請
    求項20記載の駐車場利用状況測定装置。
  24. 【請求項24】 前記判定基準時間演算手段は、前記利
    用時間演算手段により得られた新しいものから所定数の
    利用時間の分布又は前記利用時間演算手段により現在ま
    での所定期間内に対応して得られた利用時間の分布に基
    づいて、(1)当該利用時間の平均値に所定係数を乗算
    した値、(2)所定の割合の台数の車両が出車した時
    間、(3)当該利用時間の分散値に所定係数を乗算した
    値、のうちの少なくとも2つのうち指令により選択され
    た1つを、前記判定基準時間として求めることを特徴と
    する請求項20記載の駐車場利用状況測定装置。
  25. 【請求項25】 前記駐車台数演算手段により得られた
    現在の駐車台数と前記駐車場の収容可能車両台数とに基
    づいて、前記駐車場の現在の利用状況を判定する判定手
    段を更に備えたことを特徴とする請求項17乃至24の
    いずれかに記載の駐車場利用状況測定装置。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の駐車場利用状況測定
    装置と、前記判定手段により判定された現在の利用状況
    に応じた案内表示を行う案内表示装置と、を備えたこと
    を特徴とする駐車場案内装置。
  27. 【請求項27】 前記入口データ収集手段及び前記出口
    データ収集手段が収集する前記ID情報は当該車両が大
    型車であるか小型車であるかを区別する情報を含み、前
    記駐車台数演算手段は大型車及び小型車ごとに前記現在
    の駐車台数を得ることを特徴とする請求項17乃至24
    のいずれかに記載の駐車場利用状況測定装置。
  28. 【請求項28】 前記駐車台数演算手段により求められ
    た大型車及び小型車ごとの現在の駐車台数と前記駐車場
    の大型車及び小型車ごとの収容可能車両台数とに基づい
    て、前記駐車場の現在の利用状況を大型車及び小型車ご
    とに判定する判定手段を更に備えたことを特徴とする請
    求項27記載の駐車場利用状況測定装置。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の駐車場利用状況測定
    装置と、前記判定手段により判定された大型車及び小型
    車ごとの現在の利用状況に応じた案内表示を大型車及び
    小型車ごとに行う案内表示装置と、を備えたことを特徴
    とする駐車場案内装置。
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