JPH10272601A - 携帯用鋸機の切り込み深さ表示および設定装置 - Google Patents

携帯用鋸機の切り込み深さ表示および設定装置

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JPH10272601A
JPH10272601A JP9468797A JP9468797A JPH10272601A JP H10272601 A JPH10272601 A JP H10272601A JP 9468797 A JP9468797 A JP 9468797A JP 9468797 A JP9468797 A JP 9468797A JP H10272601 A JPH10272601 A JP H10272601A
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進 上野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一面上あるいは同一層内における放射方向
の外方に鋸歯部を形成した無端の鋸を着装する携帯用鋸
機に、切り込み深さを表示し、切り込み深さを設定する
機能を得る。 【構成】 携帯用鋸機の構成内部に、切断作業進行中の
切り込み深さを数値によって随時表示する機能部分と、
設定しようとする切り込み深さを数値によって表示する
機能部分と、上下可動部の下降を中途で停止する機能部
分によって構成される切り込み深さ表示および設定装置
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一面上あるいは同一
層内における放射方向の外方に鋸歯部を形成したリング
形状の無端の鋸を着装する携帯用鋸機の切り込み深さ表
示および設定装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図1、図2、図3、図
4は、本発明の対象となる携帯用鋸機の1実施例を示し
ている。以下、この実施例にもとずいて、この携帯用鋸
機の基本的な構成の概略を説明し、次いで、この携帯用
鋸機の構成における本発明の位置と必要とされる機能を
明らかにする。
【0003】フレ―ム体は、下方を開放させた頭部のつ
ながった門型の形状であり、他の構成要素が設置、ある
いは取り付けられて基体としての役割を担う。フレ―ム
体の前脚柱部と後脚柱部の頭部をつなぐ部分は、携帯用
として手で握るのに適当な断面形状に形成して把手部と
している。
【0004】把手部の下方に、把手部を握る手の動きを
保障する程度の間隔をあけて、前、後端が前、後脚柱部
の上部に接合する仕切板を設置している。この仕切板
は、フレ―ム体の構造を強化するとともに、フレ―ム体
の取り囲む空間を把手領域と切断領域に分割している。
【0005】無端の鋸は、同一面上あるいは同一層内に
おける放射方向の外方に鋸歯部を形成したリング形状で
あり、ソ―・チェ―ン、ブロック状のソ―・チェ―ン、
全周にわたって鋸身が一本の形状の無端の鋸が、それに
相当する。
【0006】ソ―・チェ―ンは、切刃の付いたリンク、
連結リンク、連結ピン(リベット)等によって形成さ
れ、一般的に使用されているチェ―ン・ソ―に着装され
る鋸をさす。
【0007】ブロック状のソ―・チェ―ンは、周回方向
の長さが鋸歯4個分以上、80個分以下のブロック状の
鋸小部分を連結ピン、またはワイヤ―で連結した鋸であ
り、放射方向の内方に鋸身が形成され、その鋸身の横断
面の形状が、案内板の下端部と嵌合の形態をとる関係か
ら凹凸いずれかの形状に形成される。
【0008】全周にわったて鋸身が一本の形状の無端の
鋸は、その名称が示すように、全周にわたって鋸身が一
本のリング形状であり、放射方向の内方に鋸身が形成さ
れ、その鋸身の横断面の形状が、案内板の下端部と嵌合
の形態をとる関係から凹凸いずれかの形状に形成され
る。図1、図2、図3、図4に示す携帯用鋸機の実施例
では、この無端の鋸を使用している。
【0009】無端の鋸を懸架する懸架プ―リは、回転軸
の方向を左右横方向とし、フレ―ム体を前後方向に縦断
する同一立面上あるいは同一立層内の前、後脚柱部の上
部と下部に計4個配置されている。
【0010】後脚柱部の内部には電動モ―タが収納さ
れ、減速歯車を介して電動モ―タと連結する後脚柱部上
部に配置した懸架プ―リの回転によって、無端の鋸は各
懸架プ―リ間を循環回動し、無端の鋸が露出する前、後
脚柱部の下端部間の切断作用線域で切断作用が行なわれ
る。
【0011】無端の鋸に緊張を与える緊張機構は、前脚
柱部上部に配置された懸架プ―リと蝶頭付ネジ軸と送り
ナットと緩衝バネの組み合わせによって構成されてい
る。
【0012】切断作用線域に露出した無端の鋸の上方に
は、板面を垂直に立てた姿勢で、板厚が無端の鋸の鋸歯
幅と同一か、もしくはより薄く、前、後端が前、後脚柱
部の下部に前後方向に遊嵌する状態で接続する案内板
(ガイド・バ―)が設置される。
【0013】この案内板の下端部は、無端の鋸がソ―・
チェ―ンの場合は、その横断面の形状を下方に凹形状と
して連結リンクが嵌合する凹溝が前後方向に形成され、
ブロック状のソ―・チェ―ン、全周にわたって鋸身が一
本の形状の無端の鋸の場合は、その鋸身、あるいは鋸身
に鋸歯部の一部を加えた部分と嵌合する形状、すなわ
ち、鋸身、あるいは鋸身に鋸歯部の一部を加えた部分の
横断面の形状が凹形状なら、その横断面の形状を下方に
凸形状に形成され、この図1、図2、図3、図4で示す
実施例のように、鋸身、あるいは鋸身に鋸歯部の一部を
加えた部分の横断面の形状が凸形状なら、その横断面の
形状を下方に凹形状に形成し、切断作用線域で走行する
無端の鋸の切断抵抗による上方への逃げ、左右横方向へ
の振れを制止する。
【0014】図3は、この実施例の全周にわたって鋸身
が一本の形状の無端の鋸と案内板の嵌合の形態を示して
いる。
【0015】切断作用線域に露出した無端の鋸の左側方
には、板面を上下に向けた、前後の長さが前、後脚柱部
に及ぶほぼ四辺形の板状のベ―スが配置されている。
【0016】板状のベ―スとフレ―ム体の間には、前、
後脚柱部の左側にそって上下方向に設置された2本の案
内立軸、案内立軸と中心線を共有する2本の圧縮コイル
バネ、板状のベ―スの前、後端と接合し、案内立軸を摺
動する摺動スリ―ブによって構成する昇降案内機構を介
設し、板状のベ―スの下面が被切断材の上面に接して機
体が被切断材上に載置され、切断位置に機体が定置され
て後、フレ―ム体の把手部を手動で下方へ押圧して切断
作業が開始されることによる、板状のベ―スを除くフレ
―ム体、無端の鋸、懸架プ―リ、電動モ―タ、案内板、
緊張機構、その他等からなる上下可動部の下降と、切断
作業終了後、上下可動部が再び元の位置に復帰するため
の上昇を案内運動している。
【0017】携帯用鋸機は以上のように構成されるが、
この鋸機は機体を被切断材の一定位置に定置した状態で
切断作業を行い、切断作用線域では無端の鋸と案内板が
嵌合の形態をとって、無端の鋸の上方への逃げ、左右横
方向への振れを制止し、また、無端の鋸の鋸身の厚さを
薄くして容易に小さい鋸歯を形成することができるとい
う特徴から、正確な寸法切断と平滑な切断加工面を得る
ことを可能としている。
【0018】この正確な寸法切断と平滑な切断加工面、
つまり、精密な切断加工を、より容易に、より確実に実
現するためには、この基本的な構成要素によって構成さ
れる携帯用鋸機に、その他いくつかの機能要素を付け加
えることになるが、被切断材に対する切り込み深さを正
確に視認し容易に読取ることができるという機能がその
一つとされる。
【0019】切り込み深さを正確に視認し、読取ること
ができず、設定した切り込み深さを通り過ごして余分に
深く切り込みを行ったり、それとは反対に切り込み深さ
が不足して再度切り込みを行うようでは精密な切断加工
は難しい。
【0020】そして、切り込み深さの視認も、被切断材
に切り込み深さの目印を付ける場合は、その被切断材の
側面に付けることになって読取りづらい。
【0021】さらに、同一のものを大量生産する場合
で、同じ切り込み深さの切断作業を繰り返す場合は、あ
らかじめ携帯用鋸機の構成内部に切り込み深さを設定す
ることができる機能を組込んでおけば、誤りのない正確
な切断作業を実行することができる。
【0022】そして、切断作業進行中の切り込み深さ
は、その開始時のゼロの切り込み深さから目的の切り込
み深さに達するまでのその時々の状況を把握しながら切
断作業を行った方が安全性という面からも有利である。
【0023】上記のように、本発明は、携帯用鋸機の構
成の内部に、切断作業の開始にともなって次第に増加す
る切断作業進行中の切り込み深さを視認し、読取ること
ができ、また、任意に切り込み深さを設定し、その設定
しようとする切り込み深さを容易に、正確に読取ること
ができる機能を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、携帯用鋸機の構成の内部に、切断作業を
行なう上での板状のベ―ス(6)の下面(被切断材の上
面)から無端の鋸(2)の鋸歯の先端までの距離である
被切断材にたいする切り込み深さの、その切断作業の開
始にともなって次第に増加する切断作業進行中の切り込
み深さを数値によって随時表示する機能部分と、上下可
動部の上下往復動の下降を中途で停止させることによっ
て任意の切り込み深さを設定する、その上下可動部の下
降を中途で停止する機能部分と、その設定しようとする
切り込み深さを数値によって表示する機能部分によって
構成される切り込み深さ表示および設定装置を形成す
る。
【0025】被切断材に対する切り込み深さは、被切断
材の上面から被切断材に切り込まれた無端の鋸の切溝の
底までの距離であるから、それを機体に置き換えると、
板状のベ―スの下面から切断作用線域に露出する無端の
鋸の鋸歯の先端までの距離ということになる。
【0026】そして、この切り込み深さは、切断作用線
域に露出する無端の鋸の鋸歯の先端が板状のベ―スの下
面と同じ高さの位置にあるときゼロの切り込み深さとな
るが、切断作業を開始する以前に、鋸歯の先端がそのゼ
ロの切り込み深さにあると、切断作業を行なう被切断材
の一定位置に機体を定置する際に、鋸歯の先端が被切断
材の表面を傷つけたり、あるいは被切断材の表面の凹凸
によって鋸歯の先端が破損するといった事態が起こりう
るため、切断作業を開始する以前の待機の状態にあると
き、鋸歯の先端を板状のベ―スの下面より幾分高い位
置、通常は0.5mm〜5mm程度のマイナスの切り込み深
さに設定され、切断作業が開始されてそのゼロの切り込
み深さを通過し、次いで、最初の被切断材に対する鋸歯
の切り込みが行なわれ、切断作業が進行して、やがて仕
切板の下面が板状のベ―スの上面に当接した上下可動部
が下限の位置に達したときに最大切り込み深さとなる。
【0027】本発明の携帯用鋸機の切り込み深さ表示お
よび設定装置を構成する切断作業進行中の切り込み深さ
を数値によって随時表示する機能部分は、その切断作業
を開始する以前のマイナスの切り込み深さから最大切り
込み深さまでの切断作業中の数値を表示しようとするも
のであり、また、切断作業進行中の切り込み深さを数値
によって随時表示する機能部分は、切断作業が開始され
て上下可動部が下降するときの動きを数値によって表示
しようとするものであるから、上下可動部そのものの上
下方向の直線運動によって駆動するように構成される
か、あるいは、上下可動部を案内運動する昇降案内機構
から直線運動もしくは回転運動を取り出して駆動するよ
うに構成され、昇降案内機構から直線運動もしくは回転
運動を取り出して駆動する場合は、昇降案内機構と構造
的に結びついて連動したり、あるいは、昇降案内機構の
構成要素をそれの構成要素の一部として共有して構造的
に一体化して構成されることになる。
【0028】そして、この切断作業進行中の切り込み深
さを数値によって随時表示する機能部分は、直線方向に
目盛りを刻印した直線形状のスケ―ルと、その直線形状
のスケ―ルに対応する指針、または直線形状のスケ―ル
にそって直線運動してその切り込み深さの増減に比例し
て伸縮する棒線の組み合わせ、あるいは複数個のベルト
・プ―リと、外周面ないし内周面の周回方向に目盛ない
し数字を刻印したベルトの組み合わせ、あるいは円周面
の周回方向に目盛ないし数字を刻印した単一の回転円と
う板、あるいは円形状、もしくは扇形状の目盛板と回転
指針の組み合わせ、あるいは同一軸上に連なる複数枚の
数字輪と、その補助輪の組み合わせ、あるいは上下可動
部が上下往復動する、その上下可動部の機械的な変位を
電気的な信号として検出し、その電気的な信号によって
その切り込み深さをアナログ表示ないしデジタル表示す
るように構成することができる。
【0029】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分は、上下可動部の下降を中途で停
止する機能部分と構造的に結びついて連動するかもしく
は構成要素を共有して構造的に一体化して、設定しよう
とする切り込み深さの数値をを示す目盛に指針を一致さ
せたり、あるいは設定しようとする切り込み深さの数値
に数字を合致させるかもしくはセットしようとして、上
下可動部の下降を中途で停止する機能部分を駆動し、ま
た、目的とする切り込み深さを設定しようとして上下可
動部の下降を中途で停止する機能部分を駆動すること
が、設定しようとする切り込み深さの数値を表示するこ
とになる。
【0030】そして、設定しようとする切り込み深さを
数値によって表示する機能部分は、直線方向に目盛りを
刻印した直線形状のスケ―ルと、その直線形状のスケ―
ルに対応する指針、または直線形状のスケ―ルにそって
直線運動してその切り込み深さの増減に比例して伸縮す
る棒線の組み合わせ、あるいは複数個のベルト・プ―リ
と、外周面ないし内周面の周回方向に目盛ないし数字を
刻印したベルトの組み合わせ、あるいは円周面の周回方
向に目盛ないし数字を刻印した単一の回転円とう板、あ
るいは円形状、もしくは扇形状の目盛板と回転指針の組
み合わせ、あるいは同一軸上に連なる複数枚の数字輪
と、その補助輪の組み合わせ、あるいは上下可動部の下
降を中途で停止する機能部分が、上下可動部の上下往復
動の下降を中途で停止しようとするときの、その機械的
な変位を電気的な信号として検出し、その電気的な信号
によってその切り込み深さをアナログ表示ないしデジタ
ル表示するように構成することができ、上下可動部の下
降を中途で停止する機能部分は、フレ―ム体の脚柱部の
上下方向に形成した、フレ―ム体の脚柱部の下部から上
部にいたる長さの上下方向の送りネジと、送りネジに螺
合し、一端が板状のベ―スの一端に当接するストッパ―
と、送りネジを回転する回転ハンドルの組み合わせ、あ
るいはフレ―ム体の脚柱部の上下方向に形成した、フレ
―ム体の脚柱部の下部から上部にいたる長さの案内溝、
もしくは案内棒、もしくは案内レ―ルと、それらにそっ
て摺動もしくは走行する、一端が板状のベ―スの一端に
当接するストッパ―の組み合わせ、あるいは同一軸上で
互いの側面が接して、その接する一方の側面に全周にい
たらない円形の溝を形成し、他方の側面に円形の溝に嵌
合するストップ・ピンを植設した2枚の回転体の組み合
わせを用いて構成することができる。
【0031】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、直線方向に目盛を刻印し
た直線形状の目盛板と、その直線形状の目盛板に対応す
る指針、または直線形状の目盛板にそって直線運動して
その切り込み深さの増減に比例して伸縮する棒線の組み
合わせを用いて構成する場合、例えば、直線形状の目盛
板を脚柱部の上下方向に、脚柱部の下部から上部にいた
る長さとして前、後脚柱部の側面あるいはその前、後面
のいずれかに形成し、指針を板状のベ―スの前、後端部
のいずれかに設置するように構成すると、上下可動部が
上下往復動するにつれて直線形状の目盛板が上下方向に
直線運動して、指針が直接的にその切り込み深さをさし
示してその切り込み深さが表示され、また、昇降案内機
構を、例えば、第4図に示す実施例とは動作が反対にな
る、下端を板状のベ―スに固着して静止する案内立軸
と、脚柱部の上部に接合して上下往復動する摺動スリ―
ブと圧縮コイルバネによって構成する場合の、その案内
立軸に直線形状の目盛板を形成し、摺動スリ―ブに指針
(指示マ―ク)を取付けるか、摺動スリ―ブの上端面を
指針に変わり得るものとすると、上下可動部が上下往復
動するにつれて指針もしくはその上端面が上下方向に直
線運動して、その切り込み深さが表示され、そして、例
えば、直線形状の目盛板、指針、または棒線と、板状の
ベ―スの前、後端部のいずれかをベルト、ロ―プ等によ
って連結して直線運動するように構成すると、上下可動
部が上下往復動するにつれて、直線形状の目盛板、指
針、棒線が直線運動して、その切り込み深さがを表示さ
れるように、上下可動部そのもの上下往復動によって直
線形状の目盛板、あるいは指針、あるいは棒線を直線運
動するように構成して、その切り込み深さが表示され、
また、例えば、昇降案内機構を、前、後脚柱部の上部と
下部に設置したベルト・プ―リと、ベルト・プ―リに上
下方向に懸架する前、後脚柱部の両側の2本の無端のベ
ルトと、その無端のベルトと板状のベ―スの前、後端部
を係止する係止ピンの組み合わせを用いて構成する場
合、そのベルト・プ―リの回転を、例えば、ラックとピ
ニオンの組み合わせを用いて直線運動に変換して、直線
形状の目盛板、あるいは指針、あるいは棒線を直線運動
するように構成して、その切り込み深さが表示されるよ
うに、切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随
時表示する機能部分は昇降案内機構と連動して直線形状
のスケ―ル、あるいは指針、あるいは伸縮する棒線を直
線運動するように構成して、その切り込み深さを表示す
ることができる。
【0032】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、直線方向に目盛を刻印した直
線形状の目盛板と、その直線形状の目盛板に対応する指
針、または直線形状の目盛板にそって直線運動してその
切り込み深さの増減に比例して伸縮する棒線の組み合わ
せを用いて構成する場合、例えば、直線形状の目盛板を
脚柱部の上下方向に、脚柱部の下部から上部にいたる長
さとして形成し、その機能部分と結びつく上下可動部分
の下降を中途で停止する機能部分を、その脚柱部の上下
方向に形成した直線形状の目盛板にそって平行に設置し
た脚柱部の下部から上部にいたる長さの案内溝と、案内
溝にそって摺動して一端が板状のベ―スの一端に当接す
るストッパ―の組み合わせを用いて構成する場合、その
ストッパ―に指針を設置するように構成すると、設定し
ようとする切り込み深さの数値に相当する目盛に指針が
一致するようにストッパ―を摺動させ、その位置でスト
ッパ―を止め具等によって停留する操作を行なうことに
よって、その設定しようとする切り込み深さ表示され、
その目的とする切り込み深さが設定され、また、例え
ば、脚柱部の上下方向に、脚柱部の下部から上部にいた
る長さとして直線形状の目盛板を形成し、その機能部分
と結びつく上下可動部分の下降を中途で停止する機能部
分を、その脚柱部の上下方向に形成した直線形状の目盛
板にそって平行に、脚柱部の上下方向に設置した脚柱部
の下部から上部にいたる長さの送りネジと、送りネジに
螺合してその一端の下面が板状のベ―スの前、後端部の
いずれか一端の上面に当接するストッパ―と、送りネジ
を回転する回転ハンドルの組み合わせを用いて構成する
場合、そのストッパ―に指針を設置するように構成する
と、設定しようとする切り込み深さの数値に相当する目
盛に指針を一致するように回転ハンドルを操作すること
によって、その設定しようとする切り込み深さが表示さ
れ、その目的とする切り込み深さが設定されるように、
その設定しようとする切り込み深さを数値によって表示
する機能部分は、上下可動部の下降を中途で停止する機
能部分と連動して指針または伸縮する棒線を直線運動す
るように構成して、その切り込み深さを表示することが
できる。
【0033】そして、この切断作業進行中の切り込み深
さを数値によって随時表示する機能部分および設定しよ
うとする切り込み深さを数値によって表示する機能部分
を構成する直線形状の目盛板は、脚柱部の上下方向に形
成する場合、上下可動部が上下往復動する距離に相当す
る長さの実寸とすることができるが、それ以外に、その
尺度を縮小することによって、切断作業進行中の切り込
み深さおよび設定しようとする切り込み深さの数値の表
示、あるいは切り込み深さの設定をより短時間で効率の
良いものとすることができる。
【0034】また、この両機能部分の直線形状の目盛板
は、脚柱部の上下方向に形成する以外に、フレ―ム体の
前脚柱部の頭部の上面に目盛の方向を左右横方向に、目
盛面を上方、もしくは作業者の視線と向かい合う斜めの
角度に形成することができる。
【0035】この場合、直線形状の目盛板の目盛の尺度
を実寸とすると、フレ―ム体の左右に突出して携帯用と
して使いずらいものになるため、その尺度を、例えば、
1/3、1/4等に縮小する。
【0036】そして、この場合の直線形状の目盛板にそ
って左右横方向に直線運動する指針または伸縮する棒線
は、上下可動部の上下往復動によって直線運動させた
り、あるいは、例えば、昇降案内機構を、前、後脚柱部
の上部と下部に設置したベルト・プ―リと、そのベルト
・プ―リに上下方向に懸架する2本の無端のベルトと、
その2本の無端のベルトと板状のベ―スの前、後端部を
係止する係止ピンの組み合わせを用いて構成する場合
の、そのベルト・プ―リの回転を直線運動に変換して指
針または伸縮する棒線を直線運動させるように、昇降案
内機構から直線運動を取り出して直線運動させたり、あ
るいは、例えば、上下可動部の下降を中途で停止する機
能部分を、脚柱部の上下方向に設置した脚柱部の下部か
ら上部にいたる長さの送りネジと、送りネジに螺合して
その一端の下面が板状のベ―スの前、後端部のいずれか
一端の上面に当接するストッパ―と、送りネジを回転す
る回転ハンドルの組み合わせを用いて構成する場合の、
その送りネジの回転を直線運動に変換して直線運動させ
るように、上下可動部の下降を中途で停止する機能部分
から直線運動を取り出して左右横方向に直線運動するよ
うに構成することができる。
【0037】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分および設定しようとする切り
込み深さを数値によって表示する機能部分をともに直線
形状の目盛板と指針または伸縮する棒線の組み合わせを
用いて構成する場合、それぞれ別個に2本の直線形状の
目盛板を用意し、2本の直線形状の目盛板にそれら両機
能部分の指針または伸縮する棒線を対応させてそれぞれ
の切り込み深さの数値を表示するようにしても良いが、
直線形状の目盛板を脚柱部の上下方向に形成するか、あ
るいは前脚柱部の頭部の上面の左右横方向に形成するか
にかかわらず、2本の直線形状の目盛板を1本に集束
し、1本の直線状の目盛板にそれら両機能部分の2本の
指針または伸縮する棒線を対応させるように構成する
と、より構成を小型、簡略化し、また、効率よく数値の
読み取りを行うことができ、さらに、それら両機能部分
の直線形状の目盛板の目盛(添付数字を含む)、指針、
伸縮する棒線、もしくは目盛の背景となる目盛(添付数
字を含む)を刻印した部分を除く直線形状の目盛板の表
示面を、例えば、切断作業進行中の切り込み深さを数値
によって随時表示する機能部分は赤、設定しようとする
切り込み深さを数値によって表示する機能部分は青、と
いう具合に色分けした方がより両機能部分の数値の判別
を容易とすることができる。
【0038】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、複数個のベルト・プ―リ
と外周面ないし内周面の周回方向に目盛ないし数字を刻
印したベルトの組み合わせを用いて構成する場合、目盛
ないし数字を刻印したベルトが部分的にフレ―ム体の外
部に露出してそこで表示器が形成されるようにベルト・
プ―リを設置するが、例えば、ベルト・プ―リを脚柱部
の上部と下部に設置し、そのベルト・プ―リの上下方向
に目盛ないし数字を刻印した無端のベルトを懸架し、そ
の無端のベルトと板状のベ―スの前、後脚柱部のいずれ
か一方を係止ピンによって係止すると、上下可動部が上
下往復動するにつれてその無端のベルトが回動して、そ
の切り込み深さが表示され、そして、例えば、そのベル
ト・プ―リと板状のベ―スの前、後端部をベルト、ロ―
プ、あるいは折曲回動する複数節のリンク等によって連
結すると、上下可動部が上下往復動するにつれてベルト
・プ―リが回転して、それに懸架する周回方向に目盛な
いし数字を刻印した無端のベルトが回動して、その切り
込み深さがを表示されるように、上下可動部そのものの
上下往復動によってベルトが回動するように構成して、
その切り込み深さを表示することができ、また、例え
ば、昇降案内機構を、前、後脚柱部の上部と下部に設置
したベルト・プ―リと、ベルト・プ―リに上下方向に懸
架する2本の無端のベルトと、その無端のベルトと板状
のベ―スの前、後脚柱部を係止する係止ピンの組み合わ
せを用いて構成する場合、その昇降案内機構のベルト・
プ―リと切断作業進行中の切り込み深さを数値によって
随時表示する機能部分のベルト・プ―リを歯車等によっ
て連結して、その目盛ないし数字を刻印した無端のベル
トを回動するように構成すると、その切り込み深さが表
示されるように、切断作業進行中の切り込み深さを数値
によって随時表示する機能部分は昇降案内機構と連動し
てベルトを回動するように構成して、その切り込み深さ
を表示することができ、また、例えば、昇降案内機構
を、前、後脚柱部の上部と下部に設置したベルト・プ―
リと、ベルト・プ―リに上下方向に懸架する2本の無端
のベルトと、その無端のベルトと板状のベ―スの前、後
脚柱部を係止する係止ピンの組み合わせを用いて構成す
る場合、その昇降案内機構の無端のベルトを外周面の周
回方向に目盛ないし数字を刻印したベルトとすると、上
下可動部が上下往復動するにつれてその無端のベルトが
回動してその切り込み深さが表示されるように、その切
断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示す
る機能部分は、昇降案内機構と、例えば、無端のベルト
という構成要素を共有して構造的に一体化するように構
成して、その切り込み深さを表示することができる。
【0039】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、複数個のベルト・プ―リと外
周面ないし内周面の周回方向に目盛りないし数字を刻印
したベルトの組み合わせを用いて構成する場合、目盛な
いし数字を刻印したベルトが部分的にフレ―ム体の外部
に露出してそこで表示器が形成されるようにベルト・プ
―リを設置するが、例えば、ベルト・プ―リを脚柱部の
上部と下部に設置し、そのベルト・プ―リの上下方向に
目盛ないし数字を刻印した無端のベルトを懸架し、その
機能部分と結びつく上下可動部の下降を中途で停止する
機能部分を、例えば、その上下方向に懸架されたベルト
の直線走行部分にそって平行に設置された脚柱部の下部
から上部にいたる長さの送りネジと、送りネジに螺合し
て一端の下面が板状のベ―スの前、後端部のいずれか一
端の上面に当接するストッパ―と、送りネジの上端に取
り付けられた回転ハンドルの組み合わせを用いて構成す
る場合、送りネジとベルト・プ―リを歯車等によって連
結してベルト・プ―リを回転させるように構成すると、
設定しようとする切り込み深さの数値に相当する目盛を
指針(指示マ―ク)に一致させるか、あるいは表示器の
表示面にその切り込み深さの数値に相当する数字をセッ
トするように回転ハンドルを操作することによって、そ
の切り込み深さが表示され、その切り込み深さが設定さ
れるように、その設定しようとする切り込み深さを数値
によって表示する機能部分は上下可動部の下降を中途で
停止する機能部分と連動してベルトを回動するように構
成して、その切り込み深さを表示することができ、そし
て、例えば、その脚柱部の上部と下部に設置したベルト
・プ―リのうちの上部のベルト・プ―リをウォ―ム・ホ
ィ―ルとウォ―ムと回転ハンドルによって回転するよう
に構成し、上下方向に懸架したその目盛ないし数字を刻
印した無端のベルトに一端の下面が板状のベ―スの前、
後端部のいずれか一端の上面に当接するストッパ―を取
り付けるように構成すると、設定しようとする切り込み
深さの数値に相当する目盛を指針(指示マ―ク)に一致
させるか、あるいは表示器の表示面にその切り込み深さ
の数値に相当する数字をセットするように回転ハンドル
を操作することによって、その切り込み深さが表示さ
れ、その切り込み深さが設定されるように、設定しよう
とする切り込み深さを数値によって表示する機能部分は
上下可動部の下降を中途で停止する機能部分と構成要素
を共有して構造的に一体化するように構成して、その切
り込み深さを表示することができ、また、例えば、切断
作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示する
機能部分を、脚柱部の上部と下部に設置したベルト・プ
―リと、そのベルト・プ―リの上下方向に懸架した目盛
ないし数字を刻印した無端のベルトによって構成する場
合の、そのベルト・プ―リとベルトに隣接して、脚柱部
の上部に設置したベルト・プ―リと同軸上で互いの側面
が接するように、設定しようとする切り込み深さを数値
によって表示する機能部分のベルト・プ―リと目盛ない
し数字を刻印したベルトを設置し、その脚柱部の上部に
側面が接するように設置した両機能部分2個のベルト・
プ―リのうちの一方の側面に全周にいたらない円形の溝
を形成し、他方のベルト・プ―リの側面にその円形の溝
に嵌合するストップ・ピンを植設し、設定しようとする
切り込み深さを数値によって表示する機能部分の脚柱部
の上部のベルト・プ―リをウォ―ム・ホィ―ル、ウォ―
ム、回転ハンドルによって回転するように構成すると、
設定しようとする切り込み深さの数値に相当する目盛を
指針に一致させるか、あるいは表示器の表示面にその切
り込み深さの数値に相当する数字をセットするように回
転ハンドルを操作することによって、その切り込み深さ
が表示され、その切り込み深さが設定されるように、そ
の設定しようとする切り込み深さを数値によって表示す
る機能部分は、上下可動部の下降を中途で停止する機能
部分と構造的に一体化するように構成され、さらにそれ
に加えて、この場合のように切断作業進行中の切り込み
深さを数値によって随時表示する機能部分ともその構成
要素、例えば、ベルト・プ―リを共有して構造的に一体
化するように構成して、その切り込み深さを表示するこ
とができる。
【0040】この切断作業進行中の切り込み深さを数値
によって随時表示する機能部分および設定しようとする
切り込み深さを数値によって表示する機能部分をともに
ベルト・プ―リと目盛ないし数字を刻印したベルトの組
み合わせを用いて構成する場合、あるいはその両機能部
分の一方をベルト・プ―リと目盛ないし数字を刻印した
ベルトの組み合わせを用いて構成し、他方をそれら以外
の構成手段、構成要素、もしくは構成要素の組み合わせ
を用いて構成する場合のいずれにおいても、表示器を形
成する場合、それぞれ別個に2個の表示器を形成しても
良いが、一つの表示器にそれら両機能部分の切り込み深
さの数値をまとめて表示した方が、より効率よく数値の
読み取りを行うことができ、また、それら両機能部分の
ベルトの目盛(添付数字を含む)ないし数字、もしくは
目盛ないし数字の背景となる目盛(添付数字を含む)な
いし数字の部分を除くベルトの外周面ないし内周面を、
例えば、切断作業進行中の切り込み深さを数値によって
随時表示する機能部分は赤、設定しようとする切り込み
深さを数値によって表示する機能部分は青、という具合
に色分けした方がより両機能部分の数値の判別を容易と
することができる。
【0041】そして、それら両機能部分の表示器は一つ
にまとめる、まとめないにかかわらず、その設置位置
を、機体の前半部、例えば、前脚柱部の左右いずれかの
側面部、あるいは前脚柱部の頭部の上面とし、そこで表
示面が上方を向くか、もしくはそれが作業者の視線と向
い合う斜めの角度に表示器を形成すると、把手部を握っ
たときの体の向きや目の位置から数値の読取りを容易な
ものとする。
【0042】そして、外周面ないし内周面の周回方向に
目盛りないし数字を刻印するベルトは、リング状の無端
のベルトとする以外に、ベルトを有端のベルトとし、そ
の一端をベルト・プ―リに重ねて巻付けて懸架する方式
を採用しても良く、また、ベルトを歯付ベルトとし、ベ
ルト・プ―リの円周部をそれに対応する形状とすること
によって、ベルトとベルト・プ―リのスベリを解消した
ものとすることができる。
【0043】また、歯付ベルトとは凹凸反対に、送り穴
を形成したベルト、例えば、送り穴を形成したスチ―ル
・ベルト、あるいは合成樹脂製のベルトとすることもで
きる。
【0045】ベルトに刻印する目盛の尺度は、切断作業
進行中の切り込み深さを数値によって随時表示する機能
部分のベルト、設定しようとする切り込み深さを数値に
よって表示する機能部分のベルトのともに、上下可動部
の上下往復動する距離と回動するベルトの距離を同一と
することによって目盛の尺度を実寸とすることができ、
また、ベルト・プ―リを段車に形成して複数のベルトを
複数段に連結するか、あるいは歯車比によってベルトの
走行距離を変化させることによって、その目盛の尺度を
縮小もしくは拡大したり、あるいは数字の位を上下させ
て、切り込み深さの設定のスピ―ド化を計ったり、ある
いはより精度の高い数値の表示を行うことができる。
【0046】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、円周面の周回方向に目盛
ないし数字を刻印した単一の回転円とう板を用いて構成
する場合、単一の回転円とう板は、その目盛ないし数字
を刻印した円周面が部分的にフレ―ム体の外部に露出し
てそこで表示器が形成されるように設置するが、例え
ば、その回転円とう板と板状のベ―スの前、後端部をベ
ルト、ロ―プ、あるいは折曲回動する複数節のリンク等
によって連結して回転するように構成すると、上下可動
部が上下往復動するにつれて、円周面の周回方向に目盛
ないし数字を刻印した回転円とう板が回転して、その切
り込み深さがを表示されるように、上下可動部そのもの
の上下往復動によって回転円とう板を回転するように構
成して、その切り込み深さを表示することができ、そし
て、例えば、昇降案内機構を、前、後脚柱部の上部と下
部に設置したベルト・プ―リと、ベルト・プ―リの上下
方向に懸架する2本の無端のベルトと、その2本の無端
のベルトと板状のベ―スの前、後脚柱部を係止する係止
ピンの組み合わせを用いて構成する場合、そのベルト・
プ―リと回転円とう板を歯車等によって連結して、目盛
ないし数字を刻印した回転円とう板が回転するように構
成して、その切り込み深さが表示されるように、その切
断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示す
る機能部分は昇降案内機構と連動して回転円とう板を回
転するように構成して、その切り込み深さを表示するこ
とができ、また、例えば、昇降案内機構を、前、後脚柱
部の上部と下部に設置したベルト・プ―リと、ベルト・
プ―リに上下方向に懸架する2本の無端のベルトと、そ
の無端のベルトと板状のベ―スの前、後脚柱部を係止す
る係止ピンの組み合わせを用いて構成する場合、そのベ
ルト・プ―リの円周面の片側半分を目盛ないし数字を刻
印した回転円とう板とすると、上下可動部が上下往復動
するにつれてベルト・プ―リが回転してその切り込み深
さが表示されるように、その切断作業進行中の切り込み
深さを数値によって随時表示する機能部分は昇降案内機
構と、構成要素、例えば、ベルト・プ―リを共有して構
造的に一体化するように構成して、その切り込み深さを
表示することができる。
【0047】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、円周面の周回方向に目盛ない
し数字を刻印した単一の回転円とう板を用いて構成する
場合、回転円とう板は、その目盛ないし数字を刻印した
円周面が部分的にフレ―ム体の外部に露出してそこで表
示器が形成されるように設置するが、例えば、その機能
部分と結びつく上下可動部の下降を中途で停止する機能
部分を、脚柱部の上下方向に設置した脚柱部の下部から
上部にいたる長さの送りネジと、送りネジに螺合して一
端の下面が板状のベ―スの前、後端部のいずれか一端の
上面に当接するストッパ―と、送りネジを回転する回転
ハンドルの組み合わせを用いて構成する場合、送りネジ
と回転円とう板を歯車等によって連結して回転円とう板
が回転するように構成すると、設定しようとする切り込
み深さの数値に相当する目盛を指針(指示マ―ク)に一
致させるか、あるいは表示器の表示面にその切り込み深
さの数値に相当する数字をセットするように回転ハンド
ルを操作することによって、その切り込み深さが表示さ
れ、その切り込み深さが設定されるように、その設定し
ようとする切り込み深さを数値によって表示する機能部
分は上下可動部の下降を中途で停止する機能部分と連動
して回転円とう板を回転するように構成して、その切り
込み深さを表示することができ、そして、例えば、切断
作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示する
機能部分を、脚柱部の上部と下部に設置したベルト・プ
―リと、ベルト・プ―リに懸架する目盛ないし数字を刻
印した無端のベルトと、その無端のべルトと板状のベ―
スの前、後端部のいずれかを係止する係止ピンの組み合
わせを用いて構成する場合の、その脚柱部の上部のベル
ト・プ―リに隣接して、そのベルト・プ―リと同軸上で
互いの側面が接するように、設定しようとする切り込み
深さを数値によって表示する機能部分の回転円とう板を
設置し、その接する回転円とう板の側面に全周にいたら
ない円形の溝を形成し、脚柱部の上部のベルト・プ―リ
の側面にその円形の溝に嵌合するストップ・ピンを植設
し、回転円とう板をウォ―ム・ホィ―ル、ウォ―ム、回
転ハンドルによって回転するように構成すると、設定し
ようとする切り込み深さの数値に相当する目盛を指針
(指示マ―ク)に一致させるか、あるいは表示器の表示
面にその切り込み深さの数値に相当する数字をセットす
るように回転ハンドルを操作することによって、その切
り込み深さが表示され、その切り込み深さが設定される
ように、その設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分は上下可動部の下降を中途で停止
する機能部分と構造的に一体化するように構成され、さ
らにそれに加えて、この場合のように、切断作業進行中
の切り込み深さを数値によって随時表示する機能部分と
も構造的に一体化するように構成して、その切り込み深
さを表示することができる。
【0048】この切断作業進行中の切り込み深さを数値
によって随時表示する機能部分および設定しようとする
切り込み深さを数値によって表示する機能部分を、とも
に単一の回転円とう板を用いて構成する場合、あるいは
その両機能部分の一方を回転円とう板を用い、他方をそ
れ以外の構成手段、もしくは構成要素の組み合わせを用
いて構成する場合のいずれにおいても、表示器を形成す
る場合、それぞれ別個に2個の表示器を形成しても良い
が、一つの表示器にそれら両機能部分の切り込み深さの
数値をまとめて表示した方が、より効率よく数値を読み
取りを行うことができ、また、それら両機能部分の目盛
(添付数字を含む)ないし数字、もしくは目盛ないし数
字の背景となる目盛(添付数字を含む)ないし数字を刻
印した部分を除く円周面を、例えば、切断作業進行中の
切り込み深さを数値によって随時表示する機能部分は
赤、設定しようとする切り込み深さを数値によって表示
する機能部分は青、という具合に色分けした方がより両
機能部分の数値の判別を容易とすることができる。
【0049】そして、それら両機能部分の表示器は一つ
にまとめる、まとめないにかかわらず、その設置位置
を、機体の前半部、例えば、前脚柱部の左右いずれかの
側面部、あるいは前脚柱部の頭部の上面とし、そこで表
示面が上方を向くか、もしくはそれが作業者の視線と向
い合う斜めの角度に表示器を形成すると、把手部を握っ
たときの体の向きや目の位置から数値の読取りを容易な
ものとする。
【0050】この単一の回転円とう板に刻印する目盛の
尺度は、切断作業進行中の切り込み深さを数値によって
随時表示する機能部分の単一の回転円とう板、設定しよ
うとする切り込み深さを数値によって表示する機能部分
の単一の回転円とう板のともに、上下可動部の上下往復
動する距離と回転円とう板の回転距離を同一とすること
によって実寸とすることができ、また、歯車比等によっ
て回転円とう板の回転距離を変化させることによって、
その目盛の尺度を縮小もしくは拡大したり、あるいは数
字の位を上下させて、切り込み深さの設定のスピ―ド化
を計ったり、あるいはより精度の高い数値の表示を行う
ことができる。
【0051】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、円形状、もくしは扇形状
の目盛板と回転指針の組み合わせを用いて構成する場
合、例えば、その回転指針もしくは回転指針と同軸の回
転体と、板状のベ―スの前、後端部をベルト、ロ―プ、
もしくは折曲回動する複数節のリンク等によって連結し
て回転(揺動)するように構成すると、上下可動部が上
下往復動するにつれて、回転指針が回転(揺動)して、
その切り込み深さがを表示されるように、上下可動部そ
のものの上下往復動によって回転指針を回転(揺動)す
るように構成して、その切り込み深さを表示することが
でき、そして、例えば、昇降案内機構を、前、後脚柱部
の上部と下部に設置したベルト・プ―リと、ベルト・プ
―リに上下方向に懸架する2本の無端のベルトと、その
2本の無端のベルトと板状のベ―スの前、後端部を係止
する係止ピンの組み合わせを用いて構成する場合、その
ベルト・プ―リと回転指針と同軸の回転体を歯車等によ
って連結して、回転指針を回転(揺動)するように構成
して、その切り込み深さが表示されるように、切断作業
進行中の切り込み深さを数値によって随時表示する機能
部分は昇降案内機構と連動して回転指針を回転(揺動)
するように構成して、その切り込み深さを表示すること
ができる。
【0052】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、円形状、もしくは扇形状の目
盛板と回転指針の組み合わせを用いて構成する場合、例
えば、その機能部分と結びつく上下可動部の下降を中途
で停止する機能部分を、脚柱部の上下方向に設置した脚
柱部の下部から上部にいたる長さの送りネジと、送りネ
ジに螺合して一端の下面が板状のベ―スの前、後端部の
いずれか一端の上面に当接するストッパ―と、送りネジ
を回転する回転ハンドルの組み合わせを用いて構成する
場合、送りネジと回転指針と同軸の回転体を歯車等によ
って連結して回転指針が回転(揺動)するように構成す
ると、設定しようとする切り込み深さの数値に相当する
目盛に回転指針を一致させるように回転ハンドルを操作
することによって、その切り込み深さが表示され、その
切り込み深さが設定されるように、その設定しようとす
る切り込み深さを数値によって表示する機能部分は、上
下可動部の下降を中途で停止する機能部分と連動して回
転指針を回転(揺動)するように構成して、その切り込
み深さを表示することができる。
【0053】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分および設定しようとする切り
込み深さを数値によって表示する機能部分を、ともに円
形状、もしくは扇形状の目盛板と回転指針の組み合わせ
を用いて構成する場合、あるいはその両機能部分の一方
を円形状、もしくは扇形状の目盛板と回転指針の組み合
わせを用いて構成し、他方をそれら以外の構成手段、構
成要素、もしくは構成要素の組み合わせを用いて構成す
る場合のいずれにおいても、表示器を形成する場合、そ
れぞれ別個に2個の表示器を形成しても良いが、一つの
表示器、例えば、1枚の目盛板に両機能部分の2本の指
針を対応させて両機能部分の切り込み深さが表示される
ように、1個の表示器にまとめて表示した方が、より効
率よく数値を読み取りを行うことができ、また、それら
両機能部分の目盛板の目盛(添付数字を含む)、もしく
は指針、あるいは目盛の背景となる目盛(添付数字を含
む)の部分を除く目盛板の板面を、例えば、切断作業進
行中の切り込み深さを数値によって随時表示する機能部
分は赤、設定しようとする切り込み深さを数値によって
表示する機能部分は青、という具合に色分けした方がよ
り両機能部分の数値の判別を容易とすることができる。
【0054】そして、それら両機能部分の表示器は一つ
にまとめる、まとめないにかかわらず、その設置位置
を、機体の前半部、例えば、前脚柱部の左右いずれかの
側面部、あるいは前脚柱部の頭部の上面とし、そこで表
示面が上方を向くか、もしくはそれが作業者の視線と向
い合う斜めの角度に表示器を形成すると、把手部を握っ
たときの体の向きや目の位置から数値の読取りを容易な
ものとする。
【0055】さらに、それら両機能部分の表示器を一つ
にまとめる、まとめないにかかわらず、その目盛板の板
面内に、目盛の数値の位が異なる円形状もしくは扇形状
の目盛と回転指針の組み合わせ、例えば、数値の位が一
桁上位の円形状の目盛と短針の組み合わせを形成する
と、より数値を効率よく、また、より精密に数値を読み
取ることができるようになる。
【0056】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、同一軸上に連なる複数枚
の数字輪とその補助輪の組み合わせを用いて構成する場
合、例えば、複数枚の数字輪の最下位桁輪、もしくは最
下位桁輪を回転する回転体と板状のベ―スの前、後端部
をベルト、ロ―プ、もしくは折曲回動する複数節のリン
ク等によって連結して回転するように構成すると、上下
可動部が上下往復動するにつれて、複数枚の数字輪の最
下位桁輪が回転して、その切り込み深さがを表示される
ように、上下可動部そのものの上下往復動によってその
最下位桁輪を回転するように構成して、その切り込み深
さを表示することができ、そして、例えば、昇降案内機
構を、前、後脚柱部の上部と下部に設置したベルト・プ
―リと、ベルト・プ―リに上下方向に懸架する2本の無
端のベルトと、その2本の無端のベルトと板状のベ―ス
の前、後端部を係止する係止ピンの組み合わせを用いて
構成する場合、そのベルト・プ―リと複数枚の数字輪の
最下位桁輪、もしくは最下位桁輪を回転する回転体を歯
車等によって連結して、その最下位桁輪を回転するよう
に構成して、その切り込み深さが表示されるように、切
断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示す
る機能部分は昇降案内機構と連動して回転指針を回転す
るように構成して、その切り込み深さを表示することが
できる。
【0057】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、同一軸上に連なる複数枚の数
字輪とその補助輪の組合わせを用いて構成する場合、例
えば、その機能部分と結びつく上下可動部の下降を中途
で停止する機能部分を、脚柱部の上下方向に設置した脚
柱部の下部から上部にいたる長さの送りネジと、送りネ
ジに螺合してその一端の下面が板状のベ―スの前、後端
部のいずれか一端の上面に当接するストッパ―と、送り
ネジを回転する回転ハンドルの組み合わせによって構成
する場合、送りネジと複数枚の数字輪の最下位桁輪、も
しくは最下位桁を回転する回転体を歯車等によって連結
して最下位桁輪が回転するように構成すると、設定しよ
うとする切り込み深さの数値に相当する数字をセットす
るように回転ハンドルを操作することによって、その切
り込み深さが表示され、その切り込み深さが設定される
ように、 設定しようとする切り込み深さを数値によっ
て表示する機能部分は、上下可動部の下降を中途で停止
する機能部分と連動して最下位桁輪を回転するように構
成して、その切り込み深さを表示することができる。
【0058】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分および設定しようとする切り
込み深さを数値によって表示する機能部分を、ともに複
数枚の数字輪と補助輪の組み合わせを用いて構成する場
合、あるいはその両機能部分の一方を複数枚の数字輪と
補助輪の組み合わせを用いて構成し、他方をそれら以外
の構成手段、構成要素、もしくは構成要素の組み合わせ
を用いて構成する場合のいずれにおいても、それぞれ別
個に2個の表示器を形成しても良いが、一つの表示器に
それら両機能部分の切り込み深さの数値をまとめて表示
した方が、より効率よく数値を読み取りを行うことがで
き、また、それら両機能部分の数字輪の数字、もしくは
数字の背景となる数字を刻印した部分を除く数字輪の円
周面を、例えば、切断作業進行中の切り込み深さを数値
によって随時表示する機能部分は赤、設定しようとする
切り込み深さを数値によって表示する機能部分は青、と
いう具合に色分けした方がより両機能部分の数値の判別
を容易とすることができる。
【0059】そして、それら両機能部分の表示器は一つ
にまとめる、まとめないにかかわらず、その設置位置
を、機体の前半部、例えば、前脚柱部の左右いずれかの
側面部、あるいは前脚柱部の頭部の上面とし、そこで表
示面が上方を向くか、もしくはそれが作業者の視線と向
い合う斜めの角度に表示器を形成すると、把手部を握っ
たときの体の向きや目の位置から数値の読取りを容易な
ものとする。
【0060】数字輪の数字の桁数は、例えば、単位をm
mとすると、最大切り込み深さが携帯用として3桁を越
えないものとなり、仮に小数点以下1位を入れたとする
と4桁となる。
【0061】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、上下可動部が上下往復動
する、その上下可動部の機械的な変位を電気的な信号と
して検出し、それをアナログ表示ないしデジタル表示す
るように構成する場合、その構成を、磁気スケ―ルと、
磁気ヘッド、あるいは磁気抵抗効果素子ないしホ―ル効
果素子を用いた磁気センサ―仕様とする検出ヘッドの組
み合わせ用いて構成され、その磁気スケ―ルと検出ヘッ
ドの相対的な機械的変位を電気的な信号として検出し、
その電気的な信号によってその切り込み深さをアナログ
表示ないしデジタル表示しようとする方式、光学スケ―
ルと発光器および受光器の組み合わせを用いて構成さ
れ、その光学スケ―ルと発光器および受光器の相対的な
機械的変位を電気的な信号として検出し、その電気的な
信号によってその切り込み深さをアナログ表示ないしデ
ジタル表示しようとする方式、相対する複数の電極板の
組み合わせを用いて構成され、その相対する複数の電極
板の相対的な機械的変位による電極間の静電容量の変化
による電気的な信号によって、その切り込み深さをアナ
ログ表示ないしデジタル表示しようとする方式、抵抗体
と接触端子(ブラシ)の組み合わせを用いて構成され、
その抵抗体と接触端子の相対的な機械的変位による電気
的な信号によって、その切り込み深さをアナログ表示な
いしデジタル表示しようとする方式、基板上に一定間隔
に連続的に形成された導電性パタ―ンと、その導電性パ
タ―ンに接触する接触端子(ブラシ)の組み合わせを用
いて構成され、その導電性パタ―ンと接触端子の相対的
な機械的変位による電気的な信号によって、その切り込
み深さをアナログ表示ないしデジタル表示しようとする
方式、磁気的に結合する励磁側の1次コイルと検出側の
2個の2次コイルの組み合わせ、あるいは励磁側の1次
コイルおよび検出側の2個の2次コイルにコアを加えた
組み合わせを用いて構成され、1次コイルと2次コイル
の相対的な機械的変位、あるいは1次コイルおよび2次
コイルとコアの相対的な機械的変位によって2次コイル
から出力される電気的な信号によって、その切り込み深
さをアナログ表示ないしデジタル表示しようとする方式
等、種々の方式によって構成することができ、実施する
ことができる。
【0062】そして、この磁気スケ―ル、光学スケ―
ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する基板等
は、その全体としての形状を、直線形状、円形状(円環
形状)、扇形状、帯形状に形成することができ、それら
を固定したものとして、検出ヘッド、発光器および受光
器、検出側の電極板、接触端子等を直線運動、回転運
動、揺動運動させて電気的な信号を検出するように構成
することができ、また、それとは相反して、検出ヘッ
ド、発光器および受光器、検出側の電極板、接触端子等
を固定したものとして、磁気スケ―ル、光学スケ―ル、
電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する基板等を、
直線運動、回転運動、揺動運動させて電気的な信号を検
出するように構成することができ、また、磁気的に結合
する励磁側の1次コイルと検出側の2個の2次コイルの
組み合わせ、あるいは励磁側の1次コイルおよび検出側
の2個の2次コイルにコアを加えた組み合わせを用いて
構成する場合、1次コイルと2次コイル、もしくは1次
コイルおよび2次コイルとコアを相対的に直線運動させ
る形式、あるいは1次コイルと2次コイル、もしくは1
次コイルおよび2次コイルとコアを相対的に回転運動
(揺動運動)させる形式によって、電気的な信号を検出
するように構成することができる。
【0063】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、直線形状の磁気スケ―
ル、光学スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを
形成する基板等を用いて構成する場合、例えば、直線形
状の磁気スケ―ルを脚柱部の下部から上部にいたる長さ
として脚柱部の上下方向に形成し、その直線形状の磁気
スケ―ルに検出面が向き合う検出ヘッドを板状のベ―ス
の前、後端部のいずれかに設置するように構成すると、
上下可動部が上下往復動するにつれてその直線形状の磁
気スケ―ルが上下方向に直線移動をして、その切り込み
深さが表示され、また、例えば、昇降案内機構を、第4
図に示す実施例とは動作が反対になる、下端を板状のベ
―スに固着して静止する案内立軸と脚柱部の上部に接合
して上下往復動する摺動スリ―ブと圧縮コイルバネによ
って構成する場合の、その案内立軸に直線形状の磁気ス
ケ―ルを形成し、摺動スリ―ブに検出ヘッドを設置する
と、上下可動部が上下往復動するにつれてその検出ヘッ
ドが上下方向に直線移動をして、その切り込み深さが表
示されるように、上下可動部そのものの上下往復動によ
ってその直線形状の磁気スケ―ル、光学スケ―ル、電極
板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する基板等あるいは
検出ヘッド、発光器および受光器、検出側の電極板、接
触端子等を直線運動するように構成して、その切り込み
深さを表示することができる。この脚柱部の上下方向
と、案内立軸の上下方向に形成する直線形状の磁気スケ
―ル、光学スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ン
を形成する基板等の長さは、上下可動部が上下往復動す
る距離と同等の長さとして実施することができるが、そ
れ以外に、例えば、直線形状の磁気スケ―ルを縮小して
フレ―ム体内部、例えば、脚柱部の内部に設置し、板状
のベ―スの前、後端部のいずれかと、その直線形状の磁
気スケ―ルもしくは検出ヘッドをベルト、ロ―プ等によ
って連結して、その磁気スケ―ルあるいは検出ヘッドが
その縮小の割合に相応する行程で直線移動するように構
成すると、その切り込み深さが表示されるように、直線
形状の磁気スケ―ル、光学スケ―ル、電極板、低抗体、
導電性パタ―ンを形成する基板等の長さは縮小して実施
することができる。そして、例えば、昇降案内機構を、
前、後脚柱部の上部と下部に設置したベルト・プ―リ
と、ベルト・プ―リに上下方向に懸架する2本の無端の
ベルトと、その2本の無端のベルトと板状のベ―スの
前、後端部を係止する係止ピンの組み合わせを用いて構
成する場合、そのベルト・プ―リの回転を、例えば、ラ
ックとピニオンの組み合わせを用いて直線運動に変換し
て、直線形状の磁気スケ―ルもしくは検出ヘッドを直線
移動するように構成して、その切り込み深さが表示され
るように、その切断作業進行中の切り込み深さを数値に
よって随時表示する機能部分は昇降案内機構と連動して
直線形状の磁気スケ―ル、光学スケ―ル、電極板、低抗
体、導電性パタ―ンを形成する基板等あるいは検出ヘッ
ド、発光器および受光器、検出側の電極板、接触端子等
を直線運動するように構成して、その切り込み深さを表
示することができる。
【0064】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、円形状もしくは扇形状の
磁気スケ―ル、光学スケ―ル、電極板、低抗体、導電性
パタ―ンを形成する基板等を用いて構成する場合、例え
ば、板状のベ―スの前、後端部のいずれかと円形状もし
くは扇形状の磁気スケ―ルあるいは検出ヘッドを取り付
けた回転体をベルト、ロ―プ、もしくは折曲回動する複
数節のリンク等によって連結して回転運動(揺動運動)
するように構成すると、上下可動部が上下往復動するに
つれて、円形状もしくは扇形状の磁気スケ―ルあるいは
検出ヘッドを取り付けた回転体が回転運動(揺動運動)
して、その切り込み深さがを表示されるように、上下可
動部そのものの上下往復動によってその円形状もしくは
扇形状の磁気スケ―ル、光学スケ―ル、電極板、低抗
体、導電性パタ―ンを形成する基板等あるいは検出ヘッ
ド、発光器および受光器、検出側の電極板、接触端子等
を取り付けた回転体を回転運動(揺動運動)するように
構成して、その切り込み深さを表示することができ、そ
して、例えば、昇降案内機構を、前、後脚柱部の上部と
下部に設置したベルト・プ―リと、ベルト・プ―リに上
下方向に懸架する2本の無端のベルトと、その2本の無
端のベルトと板状のベ―スの前、後端部を係止する係止
ピンの組み合わせを用いて構成する場合、ベルト・プ―
リの側面に円形状もしくは扇形状の磁気スケ―ルを形成
するか、あるいは、ベルト・プ―リと円形状もしくは扇
形状の磁気スケ―ルあるいは検出ヘッドを取り付けた回
転体を歯車等によって連結してそれらを回転運動(揺動
運動)するように構成して、その切り込み深さが表示さ
れるように、その切断作業進行中の切り込み深さを数値
によって随時表示する機能部分は昇降案内機構と連動し
て円形状もしくは扇形状の磁気スケ―ル、光学スケ―
ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する基板等
あるいは検出ヘッド、発光器および受光器、検出側の電
極板、接触端子等を取り付けた回転体を回転運動(揺動
運動)するように構成して、 その切り込み深さを表示
することができる。
【0065】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、帯形状の磁気スケ―ル、
光学スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成
する基板等を用いて構成する場合、例えば、脚柱部の上
部と下部にベルト・プ―リを設置し、ベルト・プ―リに
上下方向に懸架するベルトの外周面もしくは内周面の周
回方向に帯形状の磁気スケ―ルを形成し、そのベルトの
外周面もしくは内周面に検出面が向き合う検出ヘッドを
フレ―ム体に固定して設置し、そのベルトと板状のベ―
スの前、後脚柱部のいずれかを係止ピン等によって係止
するように構成すると、上下可動部が上下往復動するに
つれてそのベルトが回動して、その切り込み深さが表示
されるように、上下可動部そのものの上下往復動によっ
てその帯形状の磁気スケ―ル、光学スケ―ル、電極板、
低抗体、導電性パタ―ンを形成する基板等を回動するよ
うに構成して、その切り込み深さを表示することがで
き、そして、例えば、その外周面もしくは内周面の周回
方向に帯形状の磁気スケ―ルを形成したベルトを懸架す
るベルト・プ―リと、例えば、昇降案内機構を、前、後
脚柱部の上部と下部に設置したベルト・プ―リと、ベル
ト・プ―リに上下方向に懸架する2本の無端のベルト
と、その2本の無端のベルトと板状のベ―スの前、後端
部を係止する係止ピンの組み合わせを用いて構成する場
合の、その昇降案内機構のベルト・プ―リを歯車等によ
って連結してそのベルト・プ―リを回転するように構成
すると、その切り込み深さが表示されるように、その切
断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示す
る機能部分は昇降案内機構と連動して帯形状の磁気スケ
―ル、光学スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ン
を形成する基板等を回動するように構成して、その切り
込み深さを表示することができ、また、例えば、昇降案
内機構を、前、後脚柱部の上部と下部に設置したベルト
・プ―リと、ベルト・プ―リに上下方向に懸架する2本
の無端のベルトと、その2本の無端のベルトと板状のベ
―スの前、後端部を係止する係止ピンの組み合わせを用
いて構成する場合、その昇降案内機構の無端のベルト外
周面もしくは内周面の周回方向に磁気スケ―ルを形成
し、その無端のベルトの外周面もしくは内周面と検出面
が向き合う検出ヘッドをフレ―ム体に固定して設置する
と、上下可動部が上下往復動するにつれてその無端のベ
ルトが回動してその切り込み深さが表示されるように、
その切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時
表示する機能部分は昇降案内機構と構成要素、例えば、
無端のベルトをを共有して構造的に一体化するように構
成して、その切り込み深さを表示することができる。
【0066】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、1次コイルと2次コイル
の組み合わせ、あるいは1次コイルおよび2次コイルに
コアを加えた組み合わせを用い、それらをを相対的に直
線運動させる形式によって構成しようとする場合、例え
ば、直線方向に1次コイルおよび2次コイルを連設し、
それにそってコアが直線運動する構成とし、そのコアと
板状のベ―スの前、後端部のいずれかをベルト、ロ―プ
等によって連結してコアが直線運動するように構成する
と、上下可動部が上下往復動するにつれてコアが直線運
動して、その切り込み深さが表示されるように、上下可
動部そのものの上下往復動によって、1次コイルと2次
コイルの組み合わせ、あるいは1次コイルおよび1次コ
イルとコアの組み合わせのそれぞれを相対的に直線運動
するように構成して、その切り込み深さが表示すること
ができ、そして、例えば、昇降案内機構を、前、後脚柱
部の上部と下部に設置したベルト・プ―リと、ベルト・
プ―リに上下方向に懸架する2本の無端のベルトと、そ
の2本の無端のベルトと板状のベ―スの前、後端部を係
止する係止ピンの組み合わせを用いて構成する場合、そ
のベルト・プ―リの回転を、例えば、ラックとピニオン
の組み合わせを用いて直線運動に変換して、そのコアを
直線運動するように構成して、その切り込み深さが表示
されるように、その切断作業進行中の切り込み深さを数
値によって随時表示する機能部分は昇降案内機構と連動
して、その1次コイルと2次コイルの組み合わせ、ある
いは1次コイルおよび1次コイルとコアの組み合わせの
それぞれを相対的に直線運動するように構成して、その
切り込み深さを表示することができる。
【0067】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分を、1次コイルと2次コイル
の組み合わせ、あるいは1次コイルおよび2次コイルに
コアを加えた組み合わせを用い、それらをを相対的に回
転運動(揺動運動)させる形式によって構成しようとす
る場合、例えば、1次コイルと2次コイルの組み合わせ
を、円板面が相対する全体としての形状を2枚の円板形
状に形成し、円板形状に形成された2次コイル側を固定
させ、円板形状に形成された1次コイルを回転体に取り
付け、その回転体と板状のベ―スの前、後端部のいずれ
かをベルト、ロ―プ、もしくは折曲回動する複数節のリ
ンク等によって連結して回転運動(揺動運動)するよう
に構成すると、上下可動部が上下往復動するにつれて、
その円板形状に形成された1次コイルが回転運動(揺動
運動)して、その切り込み深さがを表示されるように、
上下可動部そのものの上下往復動によって、1次コイル
と2次コイルの組み合わせ、あるいは1次コイルおよび
1次コイルとコアの組み合わせのそれぞれを相対的に回
転運動(揺動運動)するように構成して、その切り込み
深さが表示することができ、そして、例えば、昇降案内
機構を、前、後脚柱部の上部と下部に設置したベルト・
プ―リと、ベルト・プ―リに上下方向に懸架する2本の
無端のベルトと、その2本の無端のベルトと板状のベ―
スの前、後端部を係止する係止ピンの組み合わせを用い
て構成する場合、そのベルト・プ―リとその円板形状の
1次コイルを取り付けた回転体を歯車等によって連結し
てそれらを回転運動(揺動運動)するように構成して、
その切り込み深さが表示されるように、その切断作業進
行中の切り込み深さを数値によって随時表示する機能部
分は、昇降案内機構と連動してその、1次コイルと2次
コイルの組み合わせ、あるいは1次コイルおよび1次コ
イルとコアの組み合わせのそれぞれを相対的に回転運動
(揺動運動)するように構成して、その切り込み深さが
表示することができる。
【0068】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、上下可動部の下降を中途で停
止する機能部分が、上下可動部の上下往復動の下降を中
途で停止しようとするときの、その機械的な変位を電気
的な信号として検出し、その電気的な信号によってその
切り込み深さをアナログ表示ないしデジタル表示するよ
うに構成する場合、その構成を、磁気スケ―ルと、磁気
ヘッドあるいは磁気抵抗効果素子ないしホ―ル効果素子
を用いた磁気センサ―仕様とする検出ヘッドの組み合わ
せ用いて構成され、その磁気スケ―ルと検出ヘッドの相
対的な機械的変位を電気的な信号として検出し、その電
気的な信号によってその切り込み深さをアナログ表示な
いしデジタル表示しようとする方式、光学スケ―ルと発
光器および受光器の組み合わせを用いて構成され、その
光学スケ―ルと発光器および受光器の相対的な機械的変
位を電気的な信号として検出し、その電気的な信号によ
ってその切り込み深さをアナログ表示ないしデジタル表
示しようとする方式、相対する複数の電極板の組み合わ
せを用いて構成され、その相対する複数の電極板の相対
的な機械的変位による電極間の静電容量の変化による電
気的な信号によって、その切り込み深さをアナログ表示
ないしデジタル表示しようとする方式、抵抗体と接触端
子(ブラシ)の組み合わせを用いて構成され、その抵抗
体と接触端子の相対的な機械的変位による電気的な信号
によって、その切り込み深さをアナログ表示ないしデジ
タル表示しようとする方式、基板上に一定間隔に連続的
に形成された導電性パタ―ンと、その導電性パタ―ンに
接触する接触端子(ブラシ)の組み合わせを用いて構成
され、その導電性パタ―ンと接触端子の相対的な機械的
変位による電気的な信号によって、その切り込み深さを
アナログ表示ないしデジタル表示しようとする方式、磁
気的に結合する励磁側の1次コイルと検出側の2個の2
次コイルの組み合わせ、あるいは励磁側の1次コイルお
よび検出側の2個の2次コイルにコアを加えた組み合わ
せを用いて構成され、1次コイルと2次コイルの相対的
な機械的変位、あるいは1次コイルおよび2次コイルと
コアの相対的な機械的変位によって2次コイルから出力
される電気的な信号によって、その切り込み深さをアナ
ログ表示ないしデジタル表示しようとする方式等、種々
の方式によって構成することができ、実施することがで
きる。
【0069】そして、この磁気スケ―ル、光学スケ―
ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する基板等
は、その全体としての形状を、直線形状、円形状(円環
形状)、扇形状、帯形状に形成することができ、それら
を固定したものとして、検出ヘッド、発光器および受光
器、検出側の電極板、接触端子等を直線運動、回転運動
(揺動運動)させて電気的な信号を検出するように構成
することができ、また、それとは相反して、検出ヘッ
ド、発光器および受光器、検出側の電極板、接触端子等
を固定したものとして、磁気スケ―ル、光学スケ―ル、
電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する基板等を、
直線運動、回転運動(揺動運動)させて電気的な信号を
検出するように構成することができ、また、磁気的に結
合する励磁側の1次コイルと検出側の2個の2次コイル
の組み合わせ、あるいは励磁側の1次コイルおよび検出
側の2個の2次コイルにコアを加えた組み合わせを用い
て構成する場合、1次コイルと2次コイル、もしくは1
次コイルおよび2次コイルとコアを相対的に直線運動さ
せる形式、あるいは1次コイルと2次コイル、もしくは
1次コイルおよび2次コイルとコアを相対的に回転運動
(揺動運動)させる形式によって、電気的な信号を検出
するように構成することができる。
【0070】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を直線形状の磁気スケ―ル、光学
スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する
基板等を用いて構成する場合、例えば、脚柱部の下部か
ら上部にいたる長さとして脚柱部の上下方向に直線形状
の磁気スケ―ルを形成し、その機能部分と結びつく上下
可動部分の下降を中途で停止する機能部分を、その脚柱
部の上下方向に形成された直線形状の磁気スケ―ルにそ
って平行に設置した脚柱部の下部から上部にいたる長さ
の上下方向の案内溝と、それにそって摺動する一端が板
状のベ―スの一端に当接するストッパ―の組み合わせを
用いて構成する場合、そのストッパ―に検出ヘッドを設
置するように構成すると、設定しようとする切り込み深
さの数値に相当する数字等を表示器の表示面にセットす
るようにストッパ―を手動で移動させ、その位置で止め
具等によって停留する操作によって、その切り込み深さ
が表示され、その切り込み深さが設定され、そして、例
えば、その機能部分と結びつく上下可動部分の下降を中
途で停止する機能部分を、脚柱部の上下方向に設置し
た、脚柱部の下部から上部にいたる長さの送りネジと、
送りネジに螺合してその一端の下面が板状のベ―スの
前、後端部のいずれか一端の上面に当接するストッパ―
と、送りネジを回転する回転ハンドルの組み合わせを用
いて構成する場合、送りネジの回転を、例えば、ラック
とピニオンの組み合わせを用いて直線運動に変換して、
直線形状の磁気スケ―ルあるいは検出ヘッドを直線移動
するように構成すると、設定しようとする切り込み深さ
の数値に相当する数字等を表示器の表示面にセットする
ように回転ハンドルを操作することによって、その切り
込み深さが設定され、その切り込み深さが表示されるよ
うに、その設定しようとする切り込み深さを数値によっ
て表示する機能部分は、上下可動部の下降を中途で停止
する機能部分と連動して直線形状の磁気スケ―ル、光学
スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する
基板等、あるいは検出ヘッド、発光器および受光器、検
出側の電極板、接触端子等を直線運動するように構成し
て、その切り込み深さを表示することができる。
【0071】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を円形状あるいは扇形状の磁気ス
ケ―ル、光学スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―
ンを形成する基板等を用いて構成する場合、例えば、そ
の機能部分と結びつく上下可動部分の下降を中途で停止
する機能部分を、脚柱部の上下方向に設置した、脚柱部
の下部から上部にいたる長さの送りネジと、送りネジに
螺合してその一端の下面が板状のベ―スの前、後端部の
いずれか一端の上面に当接するストッパ―と、送りネジ
を回転する回転ハンドルの組み合わせを用いて構成する
場合、送りネジと円形状もしくは扇形状の磁気スケ―ル
あるいは検出ヘッドを取り付けた回転体を歯車等によっ
て連結してそれらを回転運動(揺動運動)するように構
成して、設定しようとする切り込み深さの数値に相当す
る数字等を表示器の表示面にセットするように回転ハン
ドルを操作することによって、その切り込み深さが設定
され、その切り込み深さが表示されるように、その設定
しようとする切り込み深さを数値によって表示する機能
部分は、上下可動部の下降を中途で停止する機能部分と
連動して円形状もしくは扇形状の磁気スケ―ル、光学ス
ケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成する基
板等、あるいは検出ヘッド、発光器および受光器、検出
側の電極板、接触端子等を回転運動(揺動運動)するよ
うに構成して、その切り込み深さを表示することができ
る。
【0072】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、帯形状の磁気スケ―ル、光学
スケ―ル、電極板、低抗体、導電性パタ―ンを形成した
基板等を用いて構成する場合、例えば、脚柱部の上部と
下部にベルト・プ―リを設置し、そのベルト・プ―リの
上下方向に外周面もしくは内周面の周回方向に帯形状の
磁気スケ―ルを形成した無端のベルトを懸架し、その無
端のベルトの外周面もしくは内周面と検出面が向き合う
検出ヘッドをフレ―ム体に固定して設置し、その機能部
分と結びつく上下可動部の下降を中途で停止する機能部
分を、その脚柱部の上部と下部に設置したベルト・プ―
リのうち、上部に設置したベルト・プ―リをウォ―ム・
ホィ―ルとウォ―ムと回転ハンドルの組み合わせによっ
て回転するように構成し、その上下方向に懸架した磁気
スケ―ルを形成したベルトに一端の下面が板状のベ―ス
の前、後端部のいずれか一端の上面に当接するストッパ
―を取り付けるように構成すると、設定しようとする切
り込み深さの数値に相当する数字等を表示器の表示面に
セットするように回転ハンドルを操作することによっ
て、その切り込み深さが表示され、その切り込み深さが
設定されるように、その設定しようとする切り込み深さ
を数値によって表示する機能部分は上下可動部の下降を
中途で停止する機能部分と構成要素、例えば、ベルトを
共有して構造的に一体化するように構成して、その切り
込み深さを表示することができ、そして、例えば、切断
作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示する
機能部分を、脚柱部の上部と下部にベルト・プ―リを設
置し、ベルト・プ―リに上下方向に懸架するベルトの外
周面もしくは内周面の周回方向に帯形状の磁気スケ―ル
を形成し、そのベルトの外周面もしくは内周面と検出面
が向き合う検出ヘッドをフレ―ム体に固定して設置し、
そのベルトと板状のベ―スの前、後脚柱部のいずれかを
係止ピン等によって係止するように構成する場合の、そ
のベルト・プ―リとベルトに隣接して、脚柱部の上部に
設置したベルト・プ―リと同軸上で互いの側面が接する
ように、設定しようとする切り込み深さを数値によって
表示する機能部分のベルト・プ―リと外周面もしくは内
周面の周回方向に帯形状の磁気スケ―ルを形成したベル
トを設置し、その脚柱部の上部に側面が接するように設
置した2個のベルト・プ―リのうちの一方の側面に全周
にいたらない円形の溝を形成し、他方のベルト・プ―リ
の側面にその円形の溝に嵌合するストップ・ピンを植設
し、設定しようとする切り込み深さを数値によって表示
する機能部分の脚柱部の上部のベルト・プ―リをウォ―
ム・ホィ―ル、ウォ―ム、回転ハンドルによって回転す
るように構成すると、設定しようとする切り込み深さの
数値に相当する数字等を表示器の表示面にセットするよ
うに回転ハンドルを操作することによって、その切り込
み深さが表示され、その切り込み深さが設定されるよう
に、その設定しようとする切り込み深さを数値によって
表示する機能部分は上下可動部の下降を中途で停止する
機能部分と構成要素を共有して構造的に一体化するよう
に構成され、それに加えて、この場合のように、切断作
業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示する機
能部分とも構成要素を共有して構造的に一体化するよう
に構成して、その切り込み深さを表示することができ
る。
【0073】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、1次コイルと2次コイルの組
み合わせ、あるいは1次コイルおよび2次コイルにコア
を加えた組み合わせを用い、それらをを相対的に直線運
動させる形式によって構成しようとする場合、例えば、
直線方向に1次コイルおよび2次コイルを連設し、それ
にそってコアが直線運動する構成とし、その機能部分と
結びつく上下可動部分の下降を中途で停止する機能部分
を、脚柱部の上下方向に設置した、脚柱部の下部から上
部にいたる長さの送りネジと、送りネジに螺合してその
一端の下面が板状のベ―スの前、後端部のいずれか一端
の上面に当接するストッパ―と、送りネジを回転する回
転ハンドルの組み合わせを用いて構成する場合、送りネ
ジの回転を、例えば、ラックとピニオンの組み合わせを
用いて直線運動に変換して、そのコアを直線移動するよ
うに構成すると、設定しようとする切り込み深さの数値
に相当する数字等を表示器の表示面にセットするように
回転ハンドルを操作することによって、その切り込み深
さが設定され、その切り込み深さが表示されるように、
その設定しようとする切り込み深さを数値によって表示
する機能部分は、上下可動部の下降を中途で停止する機
能部分と連動して、その1次コイルと2次コイルの組み
合わせ、あるいは1次コイルおよび1次コイルとコアの
組み合わせのそれぞれを相対的に直線運動するように構
成して、その切り込み深さを表示することができる。
【0074】設定しようとする切り込み深さを数値によ
って表示する機能部分を、1次コイルと2次コイルの組
み合わせ、あるいは1次コイルおよび2次コイルにコア
を加えた組み合わせを用い、それらをを相対的に回転運
動(揺動運動)させる形式によって構成しようとする場
合、例えば、1次コイルと2次コイルの組み合わせを、
円板面が相対する全体としての形状を2枚の円板形状に
形成し、円板形状に形成された2次コイル側を固定さ
せ、円板形状に形成された1次コイルを回転体に取り付
け、その機能部分と結びつく上下可動部分の下降を中途
で停止する機能部分を、脚柱部の上下方向に設置した、
脚柱部の下部から上部にいたる長さの送りネジと、送り
ネジに螺合してその一端の下面が板状のベ―スの前、後
端部のいずれか一端の上面に当接するストッパ―と、送
りネジを回転する回転ハンドルの組み合わせを用いて構
成する場合、送りネジとその円板形状の1次コイルを取
り付けた回転体を歯車等によって連結してそれらを回転
運動(揺動運動)するように構成して、設定しようとす
る切り込み深さの数値に相当する数字等を表示器の表示
面にセットするように回転ハンドルを操作することによ
って、その切り込み深さが設定され、その切り込み深さ
が表示されるように、その設定しようとする切り込み深
さを数値によって表示する機能部分は、上下可動部の下
降を中途で停止する機能部分と連動して、その1次コイ
ルと2次コイルの組み合わせ、あるいは1次コイルおよ
び1次コイルとコアの組み合わせのそれぞれを相対的に
回転運動(揺動運動)するように構成して、その切り込
み深さが表示することができる。
【0075】切断作業進行中の切り込み深さを数値によ
って随時表示する機能部分および設定しようとする切り
込み深さを数値によって表示する機能部分を、磁気スケ
―ルと検出ヘッド、光学スケ―ルと発光器および受光
器、複数の電極板、抵抗体と接触端子(ブラシ)、導電
性パタ―ンと、その導電性パタ―ンに接触する接触端子
(ブラシ)、磁気的に結合する1次コイルと2次コイ
ル、あるいは1次コイルおよび2次コイルとコアの組み
合わせ等を用いて、上下可動部と、上下可動部の下降を
中途で停止する機能部分の機械的変位を電気的な信号と
して検出し、それぞれの切り込み深さをアナログ表示な
いしデジタル表示しようとする場合、そのアナログ表示
を、液晶画面上で、円形状、扇形状、もしくは直線形状
の目盛と、その目盛にそってそれら切り込み深さの増減
にともなって伸縮する図形としての棒線の組み合わせ、
あるいは液晶画面上で、円形状、扇形状、もしくは直線
形状の目盛と、それら切り込み深さの増減にともなって
回転運動(揺動運動)、もしくは直線運動する図形とし
ての指針の組み合わせ、あるいは円形状、扇形状、もし
くは直線形状の目盛板上で、目盛もしくは目盛および目
盛の位を表わす添付数字をLED表示、もしくは蛍光管
表示するように設定し、それら切り込み深さに相当する
数値の目盛、もしくは目盛および添付数字が発光する仕
組み等として表示することができ、また、デジタル表示
の数字を、液晶表示、LED表示、蛍光管表示、エレク
トロクロミック表示等として表示することができる。
【0076】そして、切断作業進行中の切り込み深さを
数値によって随時表示する機能部分および設定しようと
する切り込み深さを数値によって表示する機能部分を、
ともにそれらの組み合わせ等を用いて、上下可動部と、
上下可動部の下降を中途で停止する機能部分の機械的変
位を電気的な信号として検出し、それらの切り込み深さ
をアナログ表示ないしデジタル表示するように構成する
場合、あるいは、その両機能部分の一方を、上下可動部
と、上下可動部の下降を中途で停止する機能部分の機械
的変位を電気的な信号として検出し、その切り込み深さ
をアナログ表示ないしデジタル表示するように構成し、
他方をそれとは異なる構成手段、構成要素、もしくは構
成要素の組み合わせを用いて構成する場合のいずれにお
いても、表示器を形成する場合、それぞれ別個に2個の
表示器を形成しても良いが、一つの表示器にそれら両機
能部分の切り込み深さの数値をまとめて表示した方が、
より効率よく数値を読み取りを行うことができ、また、
それら両機能部分の切り込み深さの数値を表示するアナ
ログ表示ないしデジタル表示の目盛(添付数字を含
む)、図形としての伸縮する棒線、図形としての指針、
数字、もしくはそれらの背景となるそれらの部分を除く
目盛面、表示面を、例えば、切断作業進行中の切り込み
深さを数値によって随時表示する機能部分は赤、設定し
ようとする切り込み深さを数値によって表示する機能部
分は青、という具合に色分けした方がより両機能部分の
数値の判別を容易なものとすることができる。
【0077】そして、それら両機能部分の表示器は一つ
にまとめる、まとめないにかかわらず、その設置位置
を、機体の前半部、例えば、前脚柱部の左右いずれかの
側面部、あるいは前脚柱部の頭部の上面とし、そこで表
示面が上方を向くか、もしくはそれが作業者の視線と向
い合う斜めの角度に表示器を形成すると、把手部を握っ
たときの体の向きや目の位置から数値の読取りを容易な
ものとする。
【0078】以上のように、切断作業進行中の切り込み
深さを数値によって随時表示する機能部分と設定しよう
とする切り込み深さを数値によって表示する機能部分と
上下可動部の下降を中途で停止する機能部分は構成され
るが、切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随
時表示する機能部分と設定しようとする切り込み深さを
数値によって表示する機能部分を、例えば、ともに同一
軸上に連なる複数枚の数字輪とその補助輪の組み合わせ
を用いた構成するように、その両機能部分をともに同一
の構成手段、あるいは同一の構成要素、あるいは同一の
構成要素の組み合わせを用いた構成とすることができ、
また、例えば、その両機能部分の一方を同一軸上に連な
る複数枚の数字輪とその補助輪の組み合わせを用いた構
成とし、他方を円形状の目盛板と回転指針の組み合わせ
を用いて構成するように、その両機能部分を異なる構成
手段、あるいは異なる構成要素、あるいは異なる構成要
素の組み合わせを用いた構成として実施することができ
る。
【0079】そして、この切断作業進行中の切り込み深
さを数値によって随時表示する機能部分と設定しようと
する切り込み深さを数値によって表示する機能部分と上
下可動部の下降を中途で停止する機能部分のうち、携帯
用鋸機の構成内部に切断作業進行中の切り込み深さを数
値によって随時表示する機能部分のみを単独に形成し
て、切断作業進行中に、切断作業進行中の切り込み深さ
を数値によって随時表示する機能部分が示すその切り込
み深さの数値を読み取りながら、目的とする切り込み深
さの数値に達したときに把手部を下方へ押圧する動作を
停止することによって、切断作業が中止され、目的とす
る数値の切り込み深さが得られるわけだから、必ずしも
切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示
する機能部分に加えて設定しようとする切り込み深さを
数値によって表示する機能部分および上下可動部の下降
を中途で停止する機能部分を形成する必要はなく、ま
た、切断作業進行中に次第に深くする切り込み深さの数
値の表示がなくとも、設定しようとする切り込み深さを
数値によって表示する機能部分および上下可動部の下降
を中途で停止する機能部分によって、目的とする切り込
み深さの数値が表示され、切り込み深さが設定されるわ
けだから、必ずしも切断作業進行中の切り込み深さを数
値によって随時表示する機能部分を形成する必要はな
く、設定しようとする切り込み深さを数値によって表示
する機能部分および上下可動部の下降を中途で停止する
機能部分のみを携帯用鋸機の構成内部に形成するように
しても良い。
【0080】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図5において、昇降案内機構が、フレ―ム体の前、後脚
柱部の左側面にそって、その上下方向に設置された2本
の案内立軸70aと、2本の圧縮コイルバネ70bと、
板状のベ―ス6の前、後端部と接合して案内立軸70a
を摺動する摺動スリ―ブ70cによって構成されてい
て、前脚柱部1aの左側面の上下方向に目盛面を左側方
に向けて、上下可動部が上下往復動する距離に相当する
前脚柱部1aの下端部から頭部にいたる長さの直線形状
のスケ―ル30aを形成し、板状のベ―ス6の前端部に
先端がその直線形状のスケ―ル30aの目盛面をさし示
す指針31aを取り付けて、切断作業進行中の切り込み
深さを数値によって随時表示する機能部分を構成してい
る。
【0081】そして、この実施例では、前脚柱部1aの
左側面に上下方向に形成された直線形状のスケ―ル30
aにそって平行に、前脚柱部1aの後面に開口する断面
がT字状の直線状の案内溝51Aaを形成し、直線形状
の案内溝51Aaを摺動して板状のベ―スの前端部の上
面にその一端の下面が当接するストッパ―51Bに先端
が直線状のスケ―ル30aの目盛面をさし示す指針31
bを取付け、スットパ―51Bを案内溝51Aa上で一
時的に停留する止め具の蝶ナット51Baと控ボルト5
1Bbをストッパ―51Bに設置して、設定しようとす
る切り込み深さを数値によって表示する機能部分と上下
可動部の下降を中途で停止する機能部分を構成してい
る。
【0082】この2枚の指針31a、31bの先端は直
線形状のスケ―ル30aの目盛面の上で重なり合うよう
に構成され、設定しようとする切り込み深さの数値をゼ
ロとする切断作業を開始する前の上下可動部がほぼ上限
の位置にあるときに、ともに直線形状のスケ―ル30a
のゼロの目盛をさし、ストッパ―51Bに取り付けた指
針31bが目的とする切り込み深さの数値をさし示す位
置において蝶ナット51Baを締め付けることによって
切り込み深さが設定され、切断作業が開始されて、やが
てストッパ―51Bの一端の下面が板状のベ―ス6の前
端部の上面に当接して、設定しようとする切り込み深さ
をさし示す指針31bに進行中の切り込み深さをさし示
す指針31aが重なり合って同一の切り込み深さの目盛
をさし示したときに、上下可動部の下降が阻止され切断
作業が完了することになる。
【0083】図6、図7に示す実施例では、前脚柱部1
aの頭部および下部と後脚柱部の上部および下部に回転
軸の方向を前後方向とする計4個のベルト・プ―リ73
b1を設置し、そのベルト・プ―リ73b1に上下方向に
懸架する無端のベルト71b1に板状のベ―ス6の前、
後端部を係止ピン71iによって係止し、無端のベルト
71b1の直線走行部分で上下可動部の上下往復動を案
内運動するように昇降案内機構を構成する、その前脚柱
部1aの頭部および下部に設置したベルト・プ―リ73
b1に懸架する無端のベルト71b1の外周面の周回方向
に目盛を刻印し、無端のベルト71b1が露出する前脚
柱部1aの頭部の上面に表示器36を形成して、昇降案
内機構と構造的に一体化した切断作業進行中の切り込み
深さを数値によって随時表示する機能部分を構成してい
る。
【0084】そして、昇降案内機構と構造的に一体化し
た前脚柱部1aの頭部および下部に設置した2個のベル
ト・プ―リ73b1と無端のベルト71b1の前方に隣接
して、それらをそっくり移し変えたように2個のベルト
・プ―リ33bと外周面の周回方向に目盛を刻印した無
端のベルト34bを設置し、後方の無端のベルト71b
1にストップ・ピン34eを植設し、前方の無端のベル
ト34bに下面がストップ・ピン34bに当接するスト
ッパ―34fを取り付け、前脚柱部1aの頭部の前方の
ベルト・プ―リ33bの前側面にウォ―ム・ホィ―ル5
3aを固着し、ウォ―ム・ホィ―ル53aと対となるウ
ォ―ム53bの左右横方向の回転軸の右末端に回転ハン
ドル53cを取り付けて、設定しようとする切り込み深
さを数値によって表示する機能部分と上下可動部の下降
を中途で停止する機能部分を構成している。
【0085】この実施例の表示器36は、切断作業進行
中の切り込み深さの数値と設定しようとする切り込み深
さの数値をその表示面に前後2段に表示し、目的とする
切り込み深さの数値を示す目盛を指針(指示マ―ク)3
5に合致させるように回転ハンドルを操作することによ
って、ベルト・プ―リ33bが回転し無端のベルト34
bが回動して切り込み深さが設定され、切断作業が開始
され、切断作業が進行して、無端のベルト71b1が回
動してストップ・ピン34eがストッパ―34fに当接
して、設定された切り込み深さの数値を示す無端のベル
ト34bの目盛に切断作業進行中の切り込み深さの数値
を示す無端のベルト71b1の目盛が一致したときに、
上下可動部の下降が阻止され、切断作業が完了すること
になる。
【0086】図8、図9、図10に示す実施例において
は、前、後脚柱部1a、1bの上部と下部に回転軸の方
向を左右横方向に設置された4個のベルト・プ―リ73
b2と、前脚柱部と後脚柱部の上下方向に懸架した2本
の無端のベルト71b2と、無端のベルト71b2と板状
のベ―ス6を係止する2本の係止ピン71iと、平歯車
71jと、2個の同期用のベルト・プ―リ71l、71
mと、前後方向に懸架される同期用の無端のベルト71
nによって昇降案内機構を構成する、その前脚柱部1a
の頭部に、回転軸の方向が左右横方向で、円周面の周回
方向に目盛を刻印した回転円とう板37aを円周面が前
脚柱部1aの頭部の上面に露出するように設置し、回転
円とう板37aと前脚柱部1aの上部に設置したベルト
・プ―リ73b2を平歯車54c,54dによって連結
し、前脚柱部1aの頭部の上面に表示器39を形成し
て、切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時
表示する機能部分を形成している。
【0087】そして、回転円とう板37aと同軸上に、
その右側面に左側面が接するように右方に隣接して円周
面の周回方向に目盛を刻印した回転円とう板37bを設
置し、その回転円とう板37bの右側面にウォ―ム・ホ
ィ―ル53aを固着し、ウォ―ム・ホィ―ル53aと対
になるウォ―ム53bの上下方向の回転軸の上端に回転
ハンドル53cを取り付け、回転円とう板37bの左側
面にストップ・ピン55bを植設し、回転円とう板37
aの右側面にストップ・ピン55bが嵌合する全周にい
たらない円形状の溝55aを形成して、設定しようとす
る切り込み深さを数値によって表示する機能部分と上下
可動部の下降を中途で停止する機能部分を構成してい
る。
【0088】この実施例の表示器39は、回転円とう板
37a、37bの円周面が露出する前脚柱部1aの頭部
の上面に形成され、切断作業進行中の切り込み深さの数
値と設定しようとする切り込み深さの数値の目盛が回転
円とう板37a、37bが左右横方向に並列する2列に
表示され、目的とする切り込み深さの数値を示す目盛を
指針(指示マ―ク)38bに一致させるように回転ハン
ドル53cを操作することによって、切り込み深さが設
定され、切断作業が開始され、切断作業が進行して、回
転円とう板37aが回転して全周にいたらない円形状の
溝55aの終端がストップ・ピン55bに当接して、上
下可動部のそれ以上の下降が阻止され、回転円とう板3
7bの設定された切り込み深さの数値を示す目盛に回転
円とう板37aの切断作業進行中の切り込み深さの数値
を示す目盛が一致したときに切断作業が完了することに
なる。
【0089】図11、図12、図13に示す実施例にお
いては、切断作業進行中の切り込み深さを数値によって
随時表示する機能部分を、昇降案内機構の構成要素とし
て共有する前脚柱部1aの頭部と下部に回転軸を前後方
向として設置したベルト・プ―リ33aおよび同期用の
ベルト・プ―リ71hと、ベルト・プ―リ33aとベル
ト・プ―リ71hを連結する平歯車54eと、外周面の
周回方向に目盛を刻印した無端のベルト34aによって
構成し、設定しようとする切り込み深さを数値によって
表示する機能部分と上下可動部の下降を中途で停止する
機能部分を、前脚柱部1aの頭部に設置したベルト・プ
―リ33aと同軸上に、その前側面に後側面が接するよ
うに前方に隣接して設置した円周面の周回方向に目盛を
刻印した回転円とう板37bと、ベルト・プ―リ33a
の前側面に形成された全周にいたらない円形状の溝55
aおよび回転円とう板37bの後側面に植接されたスト
ップ・ピン55bと、回転円とう板37bの前側面に固
着するウォ―ム・ホィ―ル53aおよびウォ―ム53b
と、ウォ―ム53bの回転軸の上端に取り付けられた回
転ハンドル53cによって構成している。
【0090】この実施例の表示器62は、無端のベルト
34aの外周面と回転円とう板37bの円周面が露出す
る前脚柱部1aの頭部に形成され、切断作業進行中の切
り込み深さの数値と設定しようとする切り込み深さの数
値を示す目盛が表示面に前後2段に表示され、目的とす
る切り込み深さの数値を示す目盛が指針(指示マ―ク)
38bに合致するように回転ハンドル53cを操作する
ことによって、目的とする切り込み深さが設定され、切
断作業が開始され、切断作業が進行して、ベルト・プ―
リ33aが回転して全周にいたらない円形状の溝55a
の終端がストップ・ピン55bに当接して上下可動部の
それ以上の下降が阻止され、回転円とう板37bの設定
された切り込み深さの数値を示す目盛に無端のベルト3
4aの切断作業進行中の切り込み深さの数値を示す目盛
に一致したときに切断作業が完了することになる。
【0091】図14、図15、図16に示す実施例にお
いては、昇降案内機構を、前、後脚柱部1a、1bの上
部と下部に回転軸を左右横方向として設置した4個のベ
ルト・プ―リ73b2と、上下方向に懸架する2本の無
端のベルト71b2と、無端のベルト71b2と板状のベ
―ス6を係止する係止ピン71iと、2個の同期用のベ
ルト・プ―リ71l、71mと、前脚柱部1a上部のベ
ルト・プ―リ73b2と同期用のベルト・プ―リ71l
を連結する平歯車71j、71kと、前後方向に懸架さ
れる1本の同期用の無端のベルト71nによって構成
し、前脚柱部1aの頭部の上面に目盛面を上方に向けた
円形状の目盛板40の表示器42を形成し、軸方向が上
下方向の内回転軸41cの上端に回転指針41aを取り
付け、内回転軸41cと前脚柱部1aの上部のベルト・
プ―リ71cを傘歯車57a、57bによって連結して
切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示
する機能部分を構成している。
【0092】そして、この実施例では、前脚柱部1aの
上部と下部に設置されたベルト・プ―リ73b2に懸架
する無端のベルト71bの上下方向の直線走行部分と平
行に、前脚柱部1aの下端部から頭部にいたる長さの送
りネジ59aを設置し、送りネジ59aに螺合するスト
ッパ―59bの下面に当接するストップ・ピン59dを
無端のベルト71b2に取り付け、軸方向を上下方向と
する回転ハンドル59cと送りネジ59aを平歯車54
f、54gによって連結し、内回転軸41cと同一中心
の外回転軸41dの上端に回転指針41bを取り付け、
外回転軸41dと回転ハンドル59cを平歯車54h、
54iによって連結し、内回転軸41cと同一中心の外
回転軸41dの上端に回転指針41bを取り付けて、設
定しようとする切り込み深さを数値によって表示する機
能部分と上下可動部の下降を中途で停止する機能部分を
構成している。
【0093】この実施例の回転指針41a、41bは、
設定しようとする切り込み深さの数値がゼロで、上下可
動部が切断作業を開始する以前のほぼ上限の位置にある
ときに、ともに円形状の目盛板40の目盛のゼロをさ
し、目的とする切り込み深さの数値を示す目盛を回転指
針41bがさし示すように回転ハンドル41bを操作す
ることによって、送りネジ59aが回転してストッパ―
59bが移動して目的とする切り込み深さが設定され、
切断作業が開始され、作業が進行して、無端のベルト7
1b2が回動してストップ・ピン59eがストッパ―5
9bに当接して上下可動部のそれ以上の下降が阻止さ
れ、設定された切り込み深さの数値をさし示す回転指針
41bに切断作業進行中の切り込み深さの数値をさし示
す回転指針41aが上下に重なって一致したときに切断
作業が完了することになる。
【0094】図17、図18、図19、図20に示す実
施例においては、昇降案内機構を、前、後脚柱部1a、
1bの左側にそって、その上下方向に2本の案内立軸7
2aを設置し、案内立軸72aを摺動する摺動スリ―ブ
72bに板状のベ―ス6の前、後端部を接合させ、前、
後脚柱部1a、1bの両側に配置した3節のリンクのう
ちの1節のリンク72cの下端部を係止ピン72fによ
って摺動スリ―ブ72bに係止させ、残りの2節のうち
の1節のリンク72dの上端部を仕切板8の内部を前後
方向に貫通する同期用の回転軸72gに固着し、同期用
の回転軸72gの前端に平歯車54mを軸支し、平歯車
54mと前脚柱部1aの上部の左側部に設置された収納
ドラム72i内のネジリコイルバネ72hを平歯車54
nによって連結させて構成する、その同期用の回転軸7
2gの前端に軸支した平歯車54mと、前脚柱部1aの
頭部の上面に円周面が露出するように設置した回転支軸
が左右横方向の4枚の数字輪43aを傘歯車57c、5
7d、平歯車54o、54p、54q、54r、54
s、54t、54uによって連結して切断作業進行中の
切り込み深さを数値によって随時表示する機能部分を構
成している。
【0095】そして、平歯車54mと連接する平歯車5
4oと同軸上に、前側面に全周にいたらない円形の溝5
5aを形成した回転円とう板58bと、回転円とう板5
8bの前側面に接する後側面にスットプ・ピン55bを
植設したウォ―ム・ホィ―ル53aを設置し、ウォ―ム
・ホィ―ル53aと対になるウォ―ム53bの左右横方
向の回転軸の右末端に回転ハンドル53cを取り付け、
ウォ―ム53bと前脚柱部1aの頭部の上面に円周面が
露出するように設置した回転支軸が左右横方向の4枚の
数字輪43bを平歯車54v、54wによって連結し、
設定しようとする切り込み深さを数値によって表示する
機能部分と上下可動部の下降を中途で停止する機能部分
を構成している。
【0096】この実施例の表示器45は、数字輪43
a、43bの円周面が露出する前脚柱部1aの頭部の上
面に形成され、切断作業進行中の切り込み深さの数値と
設定しようとする切り込み深さの数値を示す4桁の数字
が前後2段に表示され、目的とする切り込み深さの数値
をセッテイングするように回転ハンドル53cを操作す
ることによって、ウォ―ム・ホィ―ル53aが回転して
切り込み深さが設定され、切断作業が開始され、切断作
業が進行して、回転円とう板58bが回転して円形の溝
55aの終端がストップ・ピン55bに当設して上下可
動部のそれ以上の下降が阻止され、設定された切り込み
深さの数値を示す4桁の数字に切断作業進行中の切り込
み深さの数値を示す4桁の数字が一致して切断作業が完
了する。
【0097】図21、図22に示す実施例においては、
昇降案内機構を、前、後脚柱部1a、1bの左側にそっ
て、その上下方向に設置した2本の案内立軸70aと、
2本の圧縮コイルバネ70bと、板状のベ―ス6の前、
後端部に接合して案内立軸70aを摺動する摺動スリ―
ブ70cによって構成し、前脚柱部1aの内部の後面に
近接する位置の上下方向に、前脚柱部1aの下端部から
上部にいたる長さの直線形状の磁気スケ―ル46A1を
設置し、板状のベ―ス6の前端部に検出面が前脚柱部1
aの内部の直線状のスケ―ル46A1と向き合う磁気ヘ
ッド47a1を設置し、前脚柱部1aの頭部の上面に形
成された表示面を上方に向けたデジタル表示器50によ
って、切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随
時表示する機能部分を構成している。
【0098】そして、前脚柱部1aの内部に設置された
直線形状の磁気スケ―ル46A1にそって平行に、前脚
柱部1aの下端部から頭部にいたる長さの上下方向の送
りネジ59a設置し、送りネジ59aに螺合してその一
端の下面が板状のベ―ス6の前端部の上面に当接するス
トッパ―59bに磁気ヘッド47b1を設置し、送りネ
ジ59aの上端に回転ハンドル59cを取り付け、前脚
柱部1aの頭部の上面に形成されたデジタル表示器50
とで、設定しようとする切り込み深さを数値によって表
示する機能部分と上下可動部の下降を中途で停止する機
能部分を構成している。
【0099】この実施例の表示器50は、切断作業進行
中の切り込み深さの数値と設定しようとする切り込み深
さの数値を示す数字が表示面に前後2段に電光表示さ
れ、目的とする切り込み深さの数値をセッテイングする
ように回転ハンドル59cを操作することによって、ス
トッパ―59bが移動して切り込み深さが設定され、切
断作業が開始され、切断作業が進行して、ストッパ―5
9bの一端の下面が板状のベ―ス6の前端部の上面に当
接して上下可動部のそれ以上の下降が阻止され、デジタ
ル表示器50に表示された設定された切り込み深さの数
値に切断作業進行中の切り込み深さを示す数値が一致し
て切断作業が完了する。
【0100】図23、図24に示す実施例においては、
昇降案内機構を、前、後脚柱部1a、1bの上部と下部
に回転軸を前後方向として設置した4個のベルト・プ―
リ73b1と、前、後脚柱部に上下方向に懸架した2本
の無端のベルト71b1と、無端のベルト71b1と板状
のベ―ス6の前、後端部を係止する係止ピン71iと、
仕切板8内部を前後方向に貫通する同期用の回転軸71
dによって構成し、前脚柱部1aの上部に、円周面の周
回方向に円環形状の磁気スケ―ル46Ba1を形成した
回転軸を前後方向とする回転円とう板58aを設置し、
検出面が回転円とう板58aの円環形状の磁気スケ―ル
46Ba1に向き合う検出ヘッド47a1を前脚柱部1a
の内部に固定して設置し、回転円とう板58aと同期用
の回転軸71dを歯車54x、54yによって連結さ
せ、前脚柱部1aの頭部の上面にデジタル表示器50を
形成して、切断作業進行中の切り込み深さを数値によっ
て随時表示する機能部分を構成している。
【0101】そして、回転円とう板58aと同軸上に、
回転円とう板58aの前側面に接する後側面にストップ
・ピン55bを植設した回転円とう板58bを設置し、
回転円とう板58aの前側面にストップ・ピン55bが
嵌合する全周にいたらない円形の溝55aを形成し、回
転円とう板55bの円周面の周回方向に円環形状の磁気
スケ―ル46Bb1を形成し、検出面がその円環形状の
磁気スケ―ル46Bb1に向き合う検出ヘッド47b1を
前脚柱部1aの内部に固定して設置し、回転円とう板5
8b前側面にウォ―ム・ホィ―ル53aを固着し、ウォ
―ム・ホィ―ル53aと対になるウォ―ム53bの回転
軸の右末端に回転ハンドル53cを取り付け、前脚柱部
1aの頭部の上面に形成したデジタル表示器50とで、
設定しようとする切り込み深さを数値によって表示する
機能部分と上下可動部の下降を中途で停止する機能部分
を構成している。
【0102】この実施例のデジタル表示器50は、切断
作業進行中の切り込み深さの数値と設定しようとする切
り込み深さの数値を示す数字が表示面に前後2段に電光
表示され、目的とする切り込み深さの数値をセッテイン
グするように回転ハンドル59cを操作することによっ
て、回転円とう板58bが回転して切り込み深さが設定
れ、切断作業が開始され、切断作業が進行して、円形の
溝55aの終端がストップ・ピン55bに当接して上下
可動部のそれ以上の下降が阻止され、デジタル表示器5
0に表示された設定された切り込み深さの数値に切断作
業進行中の切り込み深さを示す数値が一致して切断作業
が完了する。
【0103】
【発明の効果】以上のように、本発明の携帯用鋸機の切
り込み深さ表示および設定装置は構成されるが、切断作
業進行中の切り込み深さを数値によって随時表示し、読
取ることができることは、上下可動部を下降させて行な
う、その切断作業の速度を調節して、被切断材の種類や
材質あるいは形状に対応したより適切な切断作業を行う
ことができ、また、その次第に切り込み深さを深くする
切断作業進行中の数値から、切断作業に費やす所用時間
の見当をつけて、その切断作業に身体のリズムを合わせ
て疲労を軽減することができる。そして、切断作業進行
中のその変化する数値によって切断作業の進行の度合い
を逐一知ることは、切断作業中の不測の事態に対して、
より容易に適切な行動をとって作業の安全を確保するこ
とができるようになる。そして、切り込み深さを設定
し、設定された切り込み深さを数値によって表示し、読
取ることができることは、容易に誤りのない精密な切断
加工を行うことができて、材料を無駄に消費することが
なくなり、また、切断作業が同一の切り込み深さの作業
を繰り返す大量生産の場合でも、作業の速度をアップさ
せてより作業効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯用鋸機の1実施例の左側面図。
【図2】図1のA―A線断面図。
【図3】無端の鋸と案内板の嵌合の形態を説明する図。
【図4】昇降案内機構を案内立軸、圧縮コイルバネ、摺
動スリ―ブによって構成する場合の1実施例を示す左側
面図。
【図5】切り込み深さ表示および設定装置を直線形状の
スケ―ルと指針の組み合わせを用いて構成した1実施例
を示す部分左側面図。
【図6】切り込み深さ表示および設定装置をベルト・プ
―リとベルトの組み合わせを用いて構成した1実施例を
示す左側面図。
【図7】図6で示す実施例の表示器の部分を示す部分拡
大平面図。
【図8】切り込み深さ表示および設定装置を円周面の周
回方向に目盛ないし数字を刻印した回転円とう板を用い
て構成した1実施例を示す左側面図。
【図9】図8で示す実施例の上下可動部の下降を中途で
停止する機能部分の拡大左側面図および右側面図。
【図10】図8で示す実施例の表示器の部分を示す拡大
平面図。
【図11】切り込み深さ表示および設定装置をベルト・
プ―リとベルトの組み合わせおよび回転円とう板を用い
て構成した1実施例を示す左側面図。
【図12】図11で示す実施例の上下可動部の下降を中
途で停止する機能部分の拡大左側面図および右側面図。
【図13】図11で示す実施例の表示器の部分を示す拡
大平面図。
【図14】昇降案内機構をベルト・プ―リとベルトと係
止ピンのみ組合わせを用いて構成する場合の、その構成
を説明する左側面図。
【図15】円形状の目盛板と回転指針の組み合わせを用
いて構成する切り込み深さ表示および設定装置を図14
に示す昇降案内機構と構造的に結合させた場合の1実施
例を示す部分左側面図。
【図16】図15で示す実施例の表示器の部分を示す拡
大平面図。
【図17】昇降案内機構を案内立軸、摺動スリ―ブ、複
数節のリンクの組み合わせを用いて構成する場合の、そ
の構成を説明する左側面図。
【図18】図17のD―D線断面図。
【図19】数字輪と補助輪の組み合わせを用いて構成す
る切り込み深さ表示および設定装置を、図17、18に
示す昇降案内機構と構造的に結合させた場合の1実施例
を示す部分左側面図。
【図20】図19で示す実施例の表示器の部分を示す拡
大平面図。
【図21】切り込み深さ表示および設定装置の切り込み
深さを表示する機能部分を直線形状の磁気スケ―ル、磁
気ヘッドその他の組み合わせを用いて構成した1実施例
を示す左側面図。
【図22】図21で示す実施例の表示器の部分を示す拡
大平面図。
【図23】切り込み深さ表示および設定装置の切り込み
深さを表示する機能部分を円環形状の磁気スケ―ル、磁
気ヘッドその他の組み合わせを用いて構成した1実施例
を示す左側面図。
【図24】図23で示す実施例の上下可動部の下降を中
途で停止する機能部分の拡大左側面図および右側面図。
【符号の説明】
1 フレ―ム体 2 無端の鋸 3 懸架プ―リ 4 駆動部 5 操作スイッチ 6 板状のベ―ス 7、70、71、72、73、昇降案内機構 8 仕切板 9 緊張機構 10 案内板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方を開放させた頭部のつながった門型
    のフレ―ム体(1)、同一面上あるいは同一層内におけ
    る放射方向の外方に鋸歯部(2A)を形成したリング形状
    の無端の鋸(2)、フレ―ム体(1)を前後方向に縦断
    する同一立面上あるいは同一立層内に回転軸を左右横方
    向として複数個配置され、無端の鋸(2)を懸架する懸
    架プ―リ(3)、懸架プ―リ(3)を回転させ無端の鋸
    (1)を循環回動させる駆動部(4)、懸架プ―リ
    (3)に懸架された無端の鋸(2)がフレ―ム体(1)
    の前脚柱部(1a)と後脚柱部(1b)の下端部間の切断作
    用線域に露出する、その切断作用線域に露出する無端の
    鋸(2)の上方に設置され下端部で無端の鋸(2)と嵌
    合の形態をとり、前、後端が前、後脚柱部に接続する案
    内板(10)、切断作用線域に露出する無端の鋸(2)の
    側方に板面を上下に向けて配置され、下面が被切断材に
    接する板状のベ―ス(6)、フレ―ム体(1)に設置さ
    れ、無端の鋸(2)に緊張を与える緊張機構(9)、フ
    レ―ム体(1)と板状のベ―ス(6)の間に介設され、
    板状のベ―ス(6)を除くフレ―ム体(1)、無端の鋸
    (2)、懸架プ―リ(3)、駆動部(4)、案内板(1
    0)、緊張機構(9)、その他等からなる上下可動部の
    切断作業にともなう上下往復動を案内運動する昇降案内
    機構(7)によって構成される携帯用鋸機において、 切断作業が開始され、切断作業が進行して、次第に増加
    する、板状のベ―ス(6)の下面(被切断材の上面)か
    ら無端の鋸(2)の鋸歯の先端までの距離である被切断
    材に対する切り込み深さの、その切断作業の開始にとも
    なって次第に増加する、切断作業進行中の切り込み深さ
    を数値によって随時表示する機能部分と、上下可動部の
    上下往復動の下降を中途で停止させることによって任意
    の切り込み深さを設定する、その上下可動部の下降を中
    途で停止する機能部分と、その設定しようとする切り込
    み深さを数値によって表示する機能部分によって構成す
    る切り込み深さ表示および設定装置。
  2. 【請求項2】 切断作業進行中の切り込み深さを数値に
    よって随時表示する機能部分を、直線方向に目盛を刻印
    した直線形状のスケ―ル(30)と、その直線形状のスケ
    ―ル(30)に対応する指針(31)、または直線形状のス
    ケ―ル(30)にそって直線運動してその切り込み深さの
    増減に比例して伸縮する棒線(32)の組み合わせを用い
    て構成するか、あるいは複数個のベルト・プ―リ(33)
    と、外周面ないし内周面の周回方向に目盛ないし数字を
    刻印したベルト(34)の組み合わせを用いて構成する
    か、あるいは円周面の周回方向に目盛ないし数字を刻印
    した単一の回転円とう板(37)を用いて構成するか、あ
    るいは円形状、もしくは扇形状の目盛板(40)と回転指
    針(41)の組み合わせを用いて構成するか、あるいは同
    一軸上に連なる複数枚の数字輪(43)と、その補助輪
    (44)の組み合わせを用いて構成するか、あるいは上下
    可動部が上下往復動する、その上下可動部の機械的な変
    位を電気的な信号として検出し、その電気的な信号によ
    ってその切り込み深さをアナログ表示ないしデジタル表
    示するように構成した請求項1記載の携帯用鋸機の切り
    込み深さ表示および設定装置。
  3. 【請求項3】 設定しようとする切り込み深さを数値に
    よって表示する機能部分を、直線方向に目盛を刻印した
    直線形状のスケ―ル(30)と、その直線形状のスケ―ル
    (30)に対応する指針(31)、または直線形状のスケ―
    ル(30)にそって直線運動してその切り込み深さの増減
    に比例して伸縮する棒線(32)の組み合わせを用いて構
    成するか、あるいは複数個のベルト・プ―リ(33)と、
    外周面ないし内周面の周回方向に目盛ないし数字を刻印
    したベルト(34)の組み合わせを用いて構成するか、あ
    るいは円周面の周回方向に目盛ないし数字を刻印した単
    一の回転円とう板(37)を用いて構成するか、あるいは
    円形状、もしくは扇形状の目盛板(40)と回転指針(4
    1)の組み合わせを用いて構成するか、あるいは同一軸
    上に連なる複数枚の数字輪(43)と、その補助輪(44)
    の組み合わを用いて構成するか、あるいは上下可動部の
    下降を中途で停止する機能部分が、上下可動部の上下往
    復動の下降を中途で停止しようとするときの、その機械
    的な変位を電気的な信号として検出し、その電気的な信
    号によってその切り込み深さをアナログ表示ないしデジ
    タル表示するように構成した請求項1記載の携帯用鋸機
    の切り込み深さ表示および設定装置。
  4. 【請求項4】 上下可動部の下降を中途で停止する機能
    部分を、フレ―ム体(1)の脚柱部の上下方向に形成し
    た、フレ―ム体(1)の脚柱部の下部から上部にいたる
    長さの上下方向の送りネジ(59a)と、送りネジ(59
    a)に螺合し、一端が板状のベ―ス(6)の一端に当接
    するストッパ―(59b)と、送りネジ(59b)を回転す
    る回転ハンドル(59c)の組み合わせを用いて構成する
    か、あるいはフレ―ム体(1)の脚柱部の上下方向に形
    成した、フレ―ム体(1)の脚柱部の下部から上部にい
    たる長さの案内溝(51Aa)、もしくは案内棒(51A
    b)、もしくは案内レ―ル(51Ac)と、それらにそっ
    て摺動もしくは走行する、一端が板状のベ―ス()の一
    端に当接するストッパ―(51B)の組み合わせを用いて
    構成するか、あるいは同一軸上で互いの側面が接して、
    その接する一方の側面に全周にいたらない円形の溝(55
    a)を形成し、他方の側面に円形の溝に嵌合するストッ
    プ・ピン(55b)を植設した2枚の回転体(55)の組み
    合わせを用いて構成した請求項1記載の携帯用鋸機の切
    り込み深さ表示および設定装置。
  5. 【請求項5】 切断作業進行中の切り込み深さを数値に
    よって随時表示する機能部分および設定しようとする切
    り込み深さを数値によって表示する機能部分に切り込み
    深さの数値を表示する表示器を形成する場合、その形成
    位置を板状のベ―ス(6)を含めた機体の前半部とし、
    その表示面を上方、あるいは作業者の視線と向い合う斜
    めの角度とし、また、それら両機能部分の切り込み深さ
    の数値の表示を一個の表示器に集束させた請求項1記載
    の携帯用鋸機の切り込み深さ表示および設定装置。
  6. 【請求項6】 切断作業進行中の切り込み深さを数値に
    よって随時表示する機能部分および設定しようとする切
    り込み深さを数値によって表示する機能部分の切り込み
    深さの数値を示す目盛、数字、指針、切り込み深さの増
    減に比例して目盛にそって伸縮する棒線、あるいは目
    盛、数字、指針、切り込み深さの増減に比例して目盛に
    そって伸縮する棒線の背景となる、目盛、数字、指針、
    切り込み深さの増減に比例して目盛にそって伸縮する棒
    線の部分を除いた、目盛面、円周面、表示面等の背景面
    を切断作業進行中の切り込み深さを数値によって随時表
    示する機能部分と設定しようとする切り込み深さを数値
    によって表示する機能部分とで異なる色に色分けした請
    求項1記載の携帯用鋸機の切り込み深さ表示および設定
    装置。
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