JPH10272271A - パターン縫い作業データ処理装置 - Google Patents

パターン縫い作業データ処理装置

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Publication number
JPH10272271A
JPH10272271A JP8102197A JP8102197A JPH10272271A JP H10272271 A JPH10272271 A JP H10272271A JP 8102197 A JP8102197 A JP 8102197A JP 8102197 A JP8102197 A JP 8102197A JP H10272271 A JPH10272271 A JP H10272271A
Authority
JP
Japan
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pattern sewing
time
sewing machine
data
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP8102197A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Asano
史明 浅野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8102197A priority Critical patent/JPH10272271A/ja
Publication of JPH10272271A publication Critical patent/JPH10272271A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な作業データを無視することなく、また
面倒な時刻の入力作業を行うこと無く、休憩時間やメン
テナンス時間を除外したパターン縫い作業データを得る
パターン縫い作業データ処理装置の提供。 【解決手段】 予め設定しておいた1日当りの休憩時間
の長さTaを、処理する日数Dt倍し(S450)、更
にメンテナンス時間Tmを加えて、除外時間Toとして
いる(S460)。そして、時間長で表される除外時間
Toのみを、通電合計Teから除外して稼動率を求めて
いる(S470)。したがって、休憩時間帯のごとく時
間帯が予定している時間からずれたり、あるいはメンテ
ナンス時間帯のごとく時間帯が不定期であったとして
も、ステップS470のごとく時間長の減算のみで良い
ので、必要な作業データを無視することはなく、また面
倒な入力作業を行うことも無く、正確な作業データが演
算できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターン縫いミシ
ンの作業データを処理するパターン縫い作業データ処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パターン縫いミシン、例えば、刺
繍ミシンあるいはポケットセッタ等の一定のパターンを
縫うミシンなどにおける生産管理システムでは、管理し
ているパターン縫いミシンにて行われた作業をログファ
イルに記録して、このログファイルの内容に基づいて、
パターン縫いミシンにおける生産量や稼動率といった作
業データを作成し、管理データとして用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記稼動率などの作業
データを計算する場合には、パターン縫いミシンを使用
しない時間のデータを除いて計算しなくてはならない。
このようなパターン縫いミシンを使用しない時間として
は、休憩やメンテナンスに必要な時間が含まれている。
【0004】休憩時間は、予め時間帯が指定されてい
る。例えば、昼の休憩時間として、12:00〜13:
00が決定されている。このため、その開始時刻から終
了時刻までを作業時間から除くように、作業データ処理
を設定して、その設定にしたがってパターン縫い作業デ
ータ処理装置における計算が行われていた。
【0005】しかし、実際には、指定の時間に休憩をと
るとは限らず、12:00になっても、何等かの原因で
縫製作業が完了できない場合があり、このような場合に
は、生産効率や出来上がりの問題から、切りの良い所ま
で作業を継続してから、休憩に入ることがある。
【0006】このような通常と異なる時間帯に休憩が行
われた場合でも、パターン縫い作業データ処理装置では
12:00〜13:00までの作業データを除外してし
まう。このため、実際には作業がなされているために作
業データとして必要なデータが存在しているにも関ら
ず、この12:00〜13:00までの時間帯のデータ
が無視され、実際の作業を反映していない作業データが
作成されることがあった。
【0007】また個々の休憩時間の開始時刻と終了時刻
とを入力して、その間をデータから除く方法もあるが、
すべての休憩時間の開始時刻と終了時刻とを入力する必
要があり、極めて面倒であった。また、メンテナンスに
ついては、不定期であり、時間帯を固定できないので、
操作者が、いちいち個々のメンテナンスの開始時刻と終
了時刻とを調べて入力しなくてはならず、同様に極めて
面倒なものであった。
【0008】本発明は、作業データから除外すべき時間
帯と実際に除外しなくてはならない時間帯とがずれたと
しても、あるいは時間帯そのものがはっきりしていなく
ても、必要な作業データを無視することなく、また面倒
な入力作業を行うことの無いパターン縫い作業データ処
理装置の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
パターン縫い作業データ処理装置は、1つまたは複数の
パターン縫いミシンを使用して行うパターン縫い作業に
よって行われた作業データを作成するにあたり、作業デ
ータ演算手段が、作業状態記録手段にて記録されたログ
データから、除外時間設定手段にて設定された除外時間
を除外して、作業データを演算する。
【0010】除外時間設定手段にて設定される除外時間
とは、パターン縫いミシンを使用しない時間であり、時
刻で設定されるのではなく、時間の長さで設定される。
このため、作業データ演算手段は、特定の時間帯の作業
データが無視されることは無く、ログデータから得られ
た作業時間から単に時間的な長さを除外して作業データ
を演算する。
【0011】したがって、実際に除外しなくてはならな
い時間帯が予定している時間からずれたり、あるいは除
外しなくてはならない時間帯が不定期であったとして
も、必要な作業データを無視することはなく、また面倒
な入力作業を行うことも無く、正確な作業データが演算
できる。
【0012】なお、作業データ演算手段が演算する作業
データは、例えば、パターン縫いミシンの稼動率であ
る。除外時間設定手段は、所定期間単位での除外時間の
長さを設定しても良い。所定期間としては、例えば日で
あり、1日単位で除外時間の長さを設定する。
【0013】このように所定期間単位で除外時間の長さ
を設定した場合には、作業データ演算手段は、作業状態
記録手段にて記録されたログデータから、該ログデータ
が記録された期間に応じて除外時間を調整して得られた
時間を除外して、作業データを演算する。例えば、ログ
データが5日間の期間に記録されたものであれば、1日
単位で設定されている除外時間の長さを5倍して、1週
間分の除外時間を調整し、この時間長をログデータから
除外すれば良い。
【0014】除外時間としては、例えば、休憩によりパ
ターン縫いミシンを使用しない時間、あるいはメンテナ
ンスによりパターン縫いミシンを使用しない時間を含
む。このように休憩時間あるいはメンテナンス時間の長
さを、ログデータから除外するので、いちいち休憩時間
やメンテナンス時間の開始時刻および終了時刻を入力す
るという面倒な作業をしなくても、必要な作業データを
無視することはない。
【0015】本パターン縫い作業データ処理装置は、パ
ターン縫いミシンと、このパターン縫いミシンとは別体
のコンピュータシステムとからなる構成とすることがで
きる。例えば、パターン縫いミシン状態検出手段は、パ
ターン縫いミシンに設けられ、除外時間設定手段、作業
状態記録手段および作業データ演算手段は、コンピュー
タシステムとして構成される。
【0016】この場合、コンピュータシステムは、パタ
ーン縫いミシンとのデータ通信により、パターン縫いミ
シン状態検出手段にて検出されたパターン縫いミシンに
おける作動状態の検出結果を受信し、コンピュータシス
テム内にてログデータを記録し、このログデータから作
業データを作成する。
【0017】また、例えば、パターン縫いミシン状態検
出手段および作業状態記録手段は、パターン縫いミシン
に設けられ、除外時間設定手段および作業データ演算手
段は、コンピュータシステムとして構成されても良い。
この場合、コンピュータシステムは、パターン縫いミシ
ンとのデータ通信により、作業状態記録手段にて記録さ
れているログデータを受信し、コンピュータシステム内
にてログデータから作業データを作成する。
【0018】このような構成を、1台のコンピュータシ
ステムと、複数のパターン縫いミシンとの間に適用し
て、ネットワーク的なデータ通信を行い、受信したデー
タに基づいて前述した処理をコンピュータシステムが行
うようにすれば、複数のパターン縫いミシンについての
作業データを1台のコンピュータシステムにて得ること
ができる。
【0019】なお、このようなパターン縫いミシン状態
検出手段、除外時間設定手段、作業状態記録手段および
作業データ演算手段を実現する機能は、例えば、パター
ン縫いミシン自身の制御装置側あるいはコンピュータシ
ステム側で起動するプログラムとして備えることができ
る。このようなプログラムの場合、例えば、フロッピー
ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディ
スク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶
し、必要に応じてパターン縫いミシン自身の制御装置あ
るいはコンピュータシステムにロードして起動すること
により用いることができる。この他、ROMやバックア
ップRAMをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とし
て前記プログラムを記憶しておき、このROMあるいは
バックアップRAMをパターン縫いミシン自身の制御装
置あるいはコンピュータシステムに組み込んで用いても
良い。
【0020】また、パターン縫いミシンとは別体のコン
ピュータシステムを設けるのではなく、いずれか1つの
パターン縫いミシンに前述したコンピュータシステムの
役割を果たさせても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されたパタ
ーン縫いミシンシステムを表す概略構成図である。図1
に示すように、パーソナルコンピュータ1(以下パソコ
ンという)には、ケーブル2を介して複数(ここでは4
台)の多頭パターン縫いミシン3,5,7,9が接続さ
れている。各多頭パターン縫いミシン3,5,7,9
は、それぞれ、多数(ここでは6つ)の縫製頭部3a,
5a,7a,9aと、その多数の縫製頭部3a〜9aに
共通のワーク保持枠3b,5b,7b,9bと、多頭パ
ターン縫いミシン3〜9の動作を制御する制御装置3
d,5d,7d,9dとを備えた、いわゆる多頭立ての
パターン縫いミシンである。パソコン1(コンピュータ
システムに該当する。)は、この多頭パターン縫いミシ
ン3〜9の制御装置3d〜9dとケーブル2で接続され
ている。また、各縫製頭部3a〜9aには、個々に縫製
頭部3a〜9aの動作を手動で停止するための休止スイ
ッチ3c,5c,7c,9cが設けられている。
【0022】図2は、パソコン1の構成を表すブロック
図である。図2に示すように、パソコン1は、パソコン
本体11の他に、CRT13、キーボード15およびマ
ウス17を備えて構成されている。パソコン本体11
は、CPU21、ROM23、RAM25を中心に構成
されており、この他、多頭パターン縫いミシン3〜9と
ケーブル2を介して通信を行うための通信インタフェー
ス(I/F)27と、CRT13、キーボード15、マ
ウス17とのデータの送受信を行う入出力ポート29
と、記憶媒体として、フロッピディスク(図示せず)に
データの読み書きを行うフロッピディスクドライバ31
とハードディスク32とを備えている。また、CPU2
1、ROM23、RAM25、通信インタフェース2
7、入出力ポート29、フロッピディスクドライバ31
およびハードディスク32は、バス33を介してデータ
の送受信可能に接続されている。
【0023】パターン縫い模様(ここでは例えば刺繍模
様)を構成する柄データ(以下パターン縫いデータとい
う)を多数記憶したフロッピディスクを、フロッピディ
スクドライバ31に装着し、キーボード15から所定の
入力を行うと、パソコン本体11のCPU21はROM
23に記憶されたプログラムに基づき、パターン縫いデ
ータを選択して、各多頭パターン縫いミシン3〜9の制
御装置3d〜9dに送信して、縫製処理を実行させる。
【0024】マイクロコンピュータとして構成されてい
る各多頭パターン縫いミシン3〜9の制御装置3d〜9
dからは、この制御装置3d〜9d自身が行う各作業に
おける個々の作動内容や休止スイッチ3c〜9cのオン
/オフ状態などの作動状態データが、多頭パターン縫い
ミシン3〜9の識別番号とともにパソコン1へ送信され
る。
【0025】パソコン1では、この作動状態データを受
信して、フロッピディスクドライバ31にセットされて
いるフロッピーあるいはハードディスク32に記録する
ログファイル記録処理が実行される。このログファイル
記録処理のフローチャートを図3に示す。本処理は、作
動状態データが受信されると、割込実行される処理であ
る。
【0026】まず、通信インタフェース27を介してR
AM25内に作動状態データが読み込まれると、その作
動状態データに付されている識別番号から、いずれの多
頭パターン縫いミシン3〜9からの作動状態データであ
るかを判断して(S120)、フロッピー内の該当する
識別番号のログファイルに、受信した作動状態データを
書き込む(S130,S140,S150,S16
0)。したがって、多頭パターン縫いミシン3〜9の数
だけのログファイルが、フロッピー上に形成される。
【0027】このようにして、作成されたログファイル
の一例を図4、図5、図6、図7、図8に示す。ログフ
ァイルは1つの作動がなされる度に、日付、時刻および
作動内容が記録されている。作動内容には、図示するご
とく、「電源ON」、「柄の読込み」等が記録される。
【0028】このログファイルを用いて後述するごと
く、作業データが求められる。作業データを求めるに先
だって、図9に示す除外時間設定処理が行われる。本処
理では、まず、図10に示すごとくの除外時間設定用の
ダイヤログボックス40がCRT13に表示され(S2
10)、入力処理が開始される(S220)。
【0029】この除外時間設定用のダイヤログボックス
40には、「休憩時間の設定」のタグ40aの項目が表
され、設定項目としては、「対象ミシン」、「1日の休
憩時間の合計」および「メンテナンスの合計時間」であ
る。この内、「対象ミシン」は、リストボックス40b
によりパソコン1に接続されている多頭パターン縫いミ
シン3〜9の名称が表示され、操作者は、この内から1
つを選択可能である。ここでは、名称が「AAAAA
A」の多頭パターン縫いミシン3を選択したものとす
る。
【0030】「1日の休憩時間の合計」には、日単位の
休憩時間の合計を設定するボックス40cがあり、例え
ば、通常、時間帯にして12:00〜13:00までで
あれば、その時間帯の時間長である、01:00(1時
間)を操作者が設定する。「メンテナンスの合計時間」
には、今回集計しようとする期間になされたメンテナン
スの合計時間を設定するボックス40dがあり。ここで
は操作者が、例えば7日間の集計を行おうとしているも
のとすると、その7日間になされたメンテナンスの合計
時間として00:30(30分間)を設定する。なお、
「1日の休憩時間の合計」と「メンテナンスの合計時
間」では、設定のチェックボックス40e,40fをチ
ェックした状態で、設定値が変更可能となる。
【0031】また、集計期間は、別のタグの「全般」の
内の項目(図示していない。)にて、月数や日数等を指
定することにより設定される。ここでは前述のごとく、
「7日間」が設定されたものとする。なお、開始日から
終了日までの特定の日付を設定してその間の作業データ
を演算しても良い。
【0032】設定入力が完了すれば、OKボタン40g
をマウス17でクリックすることで、終了と判定され
(S230で「YES」)、設定内容がパソコン1内の
RAM25と、フロッピーまたはハードディスク32と
に登録される(S250)。また、キャンセルボタン4
0hをクリックすると(S230で「NO」、S240
で「YES」)、登録はなされず、前の設定状態のまま
であるか、あるいは、前に設定がなされていなければ、
デフォルトの状態で処理を終了する。
【0033】この設定により図11のフローチャートに
示す作業データ演算処理が実行される。なお、ここで求
められる作業データは、多頭パターン縫いミシン3の稼
動率である。まず、初期設定が行われて、各種変数がゼ
ロクリアされる(S310)。
【0034】次に、フロッピディスクドライバ31にセ
ットされたフロッピーディスクあるいはハードディスク
32に記憶した、図4〜図8に示したログファイルから
新しい1行のログデータをRAM25内の作業領域に読
み込む(S340)。そして、この1行のログデータの
内容を解析して、日付が今までと同じ日付か否かが判定
される(S350)。この判定では、ログデータの日付
が変化した場合に「NO」と判定されるが、これ以外
に、ログファイルの最初の1行の場合、あるいはログフ
ァイルが終了してログデータを読み込めない場合も、
「NO」と判定される。
【0035】現在は最初の1行であるので(S350で
「NO」)、設定期間分のログデータが終了したか否か
が判定される(S355)。この判定は、日数Dt=設
定期間(ここでは7日間)となっていた場合に「YE
S」と判定される。これ以外に、ログファイルが終了し
た場合も「YES」と判定される。
【0036】ここでは、日数Dt=0であり、最初の1
行を読み込んだばかりであるので(S355で「N
O」)、次に、その日付が「日付リスト」の最初に登録
される(S360)。そして、日数Dtの値がインクリ
メントされる(S370)。次行以降のログデータで
は、同じ日付が継続する場合は(S350で「YE
S」)、ステップS355,S360,S370をジャ
ンプし、ステップS355,S360,S370の処理
はなされない。
【0037】次にログデータが「電源ON」か否かが判
定される(S390)。「電源ON」でなければ(S3
90で「NO」)、次にログデータが「電源OFF」か
否かが判定される(S410)。「電源OFF」でなけ
れば(S410で「NO」)、ステップS340に戻
り、次の1行分のログデータを読み取る。
【0038】ステップS390の判断で「電源ON」で
あった場合(S390で「YES」)、この「電源O
N」のログデータに記載された時刻が記憶される(S4
00)。また、ステップS410の判断で「電源OF
F」であった場合(S410で「YES」)、この「電
源OFF」のログデータに記載された時刻が記憶され
(S420)、ステップS400で記憶された「電源O
N」から「電源OFF」までの時間Tfが、次式のごと
く通電合計Teに加算される(S430)。
【0039】
【数1】
【0040】このようにして、「電源ON」から「電源
OFF」までの個々の時間が、「電源OFF」のログデ
ータが現れる度に、多頭パターン縫いミシン3に通電さ
れている時間Tfとして、通電合計Teに加算され、設
定期間における通電のトータルの時間が通電合計Teに
形成される。
【0041】こうして、ログデータが所定期間(ここで
は7日間)を越えたり、ログファイルが終了すると(S
355で「YES」)、次式のごとく、図10に示した
除外時間設定用のダイヤログボックス40にて設定した
1日の休憩時間の合計TaとステップS370にてイン
クリメントされて得られた日数Dtとが積算され、その
積算値が除外時間Toとして設定される(S450)。
【0042】
【数2】
【0043】次に、次式のごとく、除外時間Toに除外
時間設定用のダイヤログボックス40にて設定したメン
テナンスの合計時間Tmを加算して新たな除外時間を設
定する(S460)。
【0044】
【数3】
【0045】このようにして求めた除外時間Toおよび
通電合計Teから、次式のごとく、稼動率Wを求める
(S470)。
【0046】
【数4】
【0047】最後に、図12に示すごとく、CRT13
に表示して(S480)、作業データ演算処理を終了す
る。図12において、「マシンの稼動率1」は、前記式
4にて求められた稼動率Wに該当する。また、「マシン
の稼動率2」は、次式で求められる通電合計Teに対す
る実縫製時間Tsの割合W2である。
【0048】
【数5】
【0049】ここで、実縫製時間Tsは、次式で与えら
れる。
【0050】
【数6】
【0051】ここで、Tstは全縫製時間(図4〜図8
における「縫製開始」から「終了」までの時間のトータ
ル)、Txは停止時間(図4〜図8における「ボタン停
止」から「縫製再開」までの時間および「糸切れ」から
「縫製再開」までの時間のトータル)である。
【0052】他の多頭パターン縫いミシン5〜9につい
ても、上述したごとく演算される。本実施の形態では、
休憩やメンテナンスといった作業データから除外すべき
時間帯については、その時間の長さのみ、除外時間To
として通電合計Teから除外して稼動率を求めている。
したがって、休憩時間帯のごとく実際に除外しなくては
ならない時間帯が予定している時間からずれたり、ある
いはメンテナンス時間帯のごとく除外しなくてはならな
い時間帯が不定期であったとしても、前記式4のごと
く、時間長の減算のみで良いので、必要な作業データを
無視することはなく、また面倒な入力作業を行うことも
無く、正確な作業データが演算できる。
【0053】また、休憩時間帯のごとく定期的な時間帯
は、日単位で設定しているので、作業データを集計する
期間が、複数日にわたっても、その日数倍すれば、除外
すべき時間は直ちに得られ、入力し直し等の面倒はな
い。また、本実施の形態では、1台のパソコン1と、複
数のパターン縫いミシン3〜9との間で、ネットワーク
的なデータ通信を行い、受信したデータに基づいて前述
した処理を実行しているので、複数のパターン縫いミシ
ン3〜9についての作業データを1台の1台のパソコン
1にて得ることができる。
【0054】なお、多頭パターン縫いミシン3〜9は、
例えば、刺繍ミシンでも良く、あるいはポケットセッタ
等の一定のパターンを縫うミシンであっても良い。本実
施の形態において、図9の除外時間設定処理が除外時間
設定手段としての処理に該当し、制御装置3d〜5dが
パターン縫いミシン状態検出手段に該当し、図3のログ
ファイル記録処理が作業状態記録手段としての処理に該
当し、図11の作業データ演算処理が作業データ演算手
段としての処理に該当する。
【0055】[その他]また、特別にパソコン1を設け
るのではなく、いずれか1つの多頭パターン縫いミシン
3〜9に図3、図9、図11の処理を行わせて、自己と
他の多頭パターン縫いミシンとの作業データを作成させ
ても良い。
【0056】また各多頭パターン縫いミシン3〜9に、
図3の処理を行わせてログファイルを記録させ、パソコ
ン1にてはそのログファイルをケーブル2から受信し
て、図9、図11の処理を行うようにしても良い。ま
た、前述した実施の形態では、パソコン1と多頭パター
ン縫いミシン3〜9とがケーブル2を介して信号的に接
続されているが、ケーブル以外に、例えば、赤外線通信
等により信号的に接続するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたパターン縫いミシンシス
テムを表す概略構成図である。
【図2】 前記システムのパソコンおよびその周辺の構
成を表すブロック図である。
【図3】 前記パソコンが実行するログファイル記録処
理のフローチャートである。
【図4】 ログファイルの一例を示す説明図である。
【図5】 ログファイルの一例を示す説明図である。
【図6】 ログファイルの一例を示す説明図である。
【図7】 ログファイルの一例を示す説明図である。
【図8】 ログファイルの一例を示す説明図である。
【図9】 前記パソコンが実行する除外時間設定処理の
フローチャートである。
【図10】 前記除外時間設定処理においてCRTに表
示される設定入力用のダイヤログボックスの説明図であ
る。
【図11】 前記パソコンが実行する作業データ演算処
理のフローチャートである。
【図12】 前記各処理により得られた作業データをC
RTに表示した例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ(パソコン) 2…ケ
ーブル 3,5,7,9…多頭パターン縫いミシン 3a,5a,7a,9a…縫製頭部 3b,5b,7b,9b…共通のワーク保持枠 3c,5c,7c,9c…休止スイッチ 3d,5d,7d,9d…制御装置 11…パソコン
本体 13…CRT 15…キーボード 17…マウス
21…CPU 23…ROM 25…RAM 27…通信インタフ
ェース(I/F) 29…入出力ポート 31…フロッピディスクドライ
バ 32…ハードディスク 33…バス 40…除外時間設定用のダイヤログボックス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つまたは複数のパターン縫いミシンを使
    用して行うパターン縫い作業によって行われた作業デー
    タを処理するパターン縫い作業データ処理装置であっ
    て、 外部からの入力に基づいて、前記パターン縫いミシンを
    使用しない時間である除外時間の長さを設定する除外時
    間設定手段と、 前記パターン縫いミシンにおける作動状態を検出するパ
    ターン縫いミシン状態検出手段と、 前記パターン縫いミシン状態検出手段にて検出された前
    記パターン縫いミシンにおける作動状態をログデータと
    して記録する作業状態記録手段と、 前記作業状態記録手段にて記録されたログデータから、
    前記除外時間設定手段にて設定された除外時間を除外し
    て、作業データを演算する作業データ演算手段と、 を備えたことを特徴とするパターン縫い作業データ処理
    装置。
  2. 【請求項2】前記除外時間設定手段は、所定期間単位で
    の前記除外時間の長さを設定し、 前記作業データ演算手段は、前記作業状態記録手段にて
    記録されたログデータから、該ログデータが記録された
    期間に応じて前記除外時間を調整して得られた時間を除
    外して、作業データを演算することを特徴とする請求項
    1記載のパターン縫い作業データ処理装置。
  3. 【請求項3】前記所定期間は、日であることを特徴とす
    る請求項2記載のパターン縫い作業データ処理装置。
  4. 【請求項4】前記除外時間は、休憩により前記パターン
    縫いミシンを使用しない時間を含むことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか記載のパターン縫い作業データ処
    理装置。
  5. 【請求項5】前記除外時間は、メンテナンスにより前記
    パターン縫いミシンを使用しない時間を含むことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか記載のパターン縫い作業
    データ処理装置。
  6. 【請求項6】前記パターン縫いミシン状態検出手段は、
    パターン縫いミシンに設けられ、 前記除外時間設定手段、前記作業状態記録手段および前
    記作業データ演算手段は、前記パターン縫いミシンとは
    別体のコンピュータシステムとして構成され、 前記コンピュータシステムは、前記パターン縫いミシン
    とのデータ通信により、前記パターン縫いミシン状態検
    出手段にて検出された前記パターン縫いミシンにおける
    作動状態の検出結果を受信することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか記載のパターン縫い作業データ処理装
    置。
  7. 【請求項7】前記パターン縫いミシン状態検出手段およ
    び前記作業状態記録手段は、パターン縫いミシンに設け
    られ、 前記除外時間設定手段および前記作業データ演算手段
    は、前記パターン縫いミシンとは別体のコンピュータシ
    ステムとして構成され、 前記コンピュータシステムは、前記パターン縫いミシン
    とのデータ通信により、前記作業状態記録手段にて記録
    されているログデータを受信することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか記載のパターン縫い作業データ処理
    装置。
  8. 【請求項8】前記コンピュータシステムは、複数のパタ
    ーン縫いミシンとの間で、前記データ通信をおこない、
    受信したデータに基づいて処理を行っていることを特徴
    とする請求項6または7記載のパターン縫い作業データ
    処理装置。
  9. 【請求項9】前記作業データ演算手段が演算する作業デ
    ータは、パターン縫いミシンの稼動率であることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか記載のパターン縫い作業
    データ処理装置。
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