JPH10271870A - 同期リラクタンスモータおよびその駆動方法並びに駆動装置 - Google Patents

同期リラクタンスモータおよびその駆動方法並びに駆動装置

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JPH10271870A
JPH10271870A JP9069689A JP6968997A JPH10271870A JP H10271870 A JPH10271870 A JP H10271870A JP 9069689 A JP9069689 A JP 9069689A JP 6968997 A JP6968997 A JP 6968997A JP H10271870 A JPH10271870 A JP H10271870A
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JP
Japan
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rotor
pattern
stator
reluctance motor
signal
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JP9069689A
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English (en)
Inventor
Hiromi Nakamura
弘洋 中村
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速回転に適した取扱い容易な同期リラクタ
ンスモータおよびその駆動方法並びに駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 固定子13に発生した回転磁界により回
転子11を回転させるに際して、検出器19の光センサ
23が回転子11と一体で回転するシグナルリング21
に設けられている固定子13への給電用のパターンや回
転子11の回転角度位置検用のパターンを読取って回転
子11の回転角度位置に対応した電気信号を演算により
求めることなく直接発して回転子11を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は同期リラクタンス
モータおよびその駆動方法並びに駆動装置に係り、さら
に詳しくは、高速で回転する回転子を有する同期リラク
タンスモータおよびその駆動方法並びに駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、同期リラクタンスモータ(以
下SRMと記す)は、 (1) 広域な回転数範囲でトルク特性が安定している。
【0003】(2) 回転子における発熱が他の電動機に比
して少ない。
【0004】(3) 回転子の構造が簡略で且つ堅牢であ
る。
【0005】(4) 超高速回転が可能である。
【0006】等多くの有利な特性を有することが知られ
ており、実用化が望まれている。
【0007】一方、回転子は磁気異方性を有しており、
回転角度位置に合せて固定子が構成する磁界を制御する
必要があるため、SRMの駆動装置が使用されている。
このSRMの駆動装置では、この装置を駆動させるため
に、回転子に連結されて回転子の角度位置を測定する回
転検出器やこの回転検出器からの信号を処理する演算回
路、およびこの演算回路によって作動する制御装置等が
設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、回転子の回転が高速になる
と(分速2万回転以上)、前述のSRMの駆動装置にお
ける演算速度が部分的に汎用の演算器の限界を超えてし
まい、駆動装置が正常に作動しなくなってSRMのトル
ク低下や振動の発生等を生じるという問題がある。
【0009】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、高速回転に適し、取
扱いが容易な同期リラクタンスモータおよびその駆動方
法並びに駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の同期リラクタンスモータ
は、偶数個の極を有すると共に回転自在に支持された回
転子と、電流供給部から電流を供給されて前記回転子を
回転させるための回転磁界を発生する固定子と、前記回
転子に取付けられて一体的に回転すると共に回転子の回
転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電流に対応す
べく形成されたパターンが設けられているシグナルリン
グと、固定子側に設けられ且つ前記シグナルリングのパ
ターンを読取ってパターンに対応する電気信号を演算す
ることなく前記電流供給部に直接発する検出器と、を備
えてなることを特徴とするものである。
【0011】従って、固定子に発生した回転磁界により
回転子を回転させるに際して、検出器が回転子と一体で
回転するシグナルリングに設けられている上記パターン
を読取って回転子の回転角度位置に対応した電気信号を
演算することなく直接電流供給部に発して回転子を回転
させる。
【0012】請求項2による発明の同期リラクタンスモ
ータは、請求項1記載のシグナルリングに設けられたパ
ターンが光を反射する反射材で形成され、前記読取り機
が発光部と受光部を有すると共に所定の角度をおいて設
けられた複数個の光センサであること、を特徴とするも
のである。
【0013】従って、回転子と一体で回転するシグナル
リングに設けられているパターンが光を反射する反射材
で形成されているので、光センサの発光部から発せられ
た光を反射させて、この反射光が受光部に受光される。
【0014】請求項3による発明の同期リラクタンスモ
ータは、請求項1記載のシグナルリングに、前記回転子
の回転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電流に対
応すべく形成された周期関数から成るパターンと、前記
回転子の回転角度位置検出用の周期関数からなるパター
ンと、前記回転子の微小回転角度検出用のパターンと有
すること、を特徴とするものである。
【0015】従って、固定子への給電用のパターンと共
に、回転角度位置検出用のパターンから回転子の回転角
度位置を検出し、微小回転角度検出用のパターンから回
転子の微小回転を検出し、これらに基づく回転子の回転
制御を可能にする。
【0016】請求項4による発明の同期リラクタンスモ
ータの駆動方法は、偶数個の極を有すると共に回転自在
に支持された回転子と、電流を供給されて前記回転子を
回転させるための回転磁界を発生する固定子とを有する
同期リラクタンスモータの駆動方法において、前記回転
子の回転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電流に
対応すべく形成されたパターンを検出器により読取り、
この検出器により読取られた前記パターンに対応した信
号を演算することなく直接発し、この信号に基づいて固
定子の磁界を変化させること、を特徴とするものであ
る。
【0017】従って、固定子に発生した回転磁界により
回転子を回転させるに際して、検出器が、上記パターン
を読取って回転子の回転角度位置に対応した電気信号を
直接発して固定子の磁界を変化させることにより回転子
を回転駆動する。
【0018】請求項5による発明の同期リラクタンスモ
ータの駆動方法は、請求項4記載のパターンと共に設け
られた前記回転子の回転角度位置検出用のパターン及び
前記回転子の微小回転角度検出用のパターンを検出器に
より検出し、その信号に基づいて回転子の回転・停止を
制御すること、を特徴とするものである。
【0019】従って、固定子への給電用のパターンと共
に、回転角度位置検出用のパターンから回転子の回転角
度位置を検出し、さらに微小回転角度検出用のパターン
から回転子の微小回転を検出し、これらに基づいて回転
子を回転を制御する。
【0020】請求項6による発明の同期リラクタンスモ
ータの駆動装置は、偶数個の極を有すると共に回転自在
に支持された回転子と、電力を供給されて前記回転子を
回転させるための回転磁界を発生する固定子とを有する
同期リラクタンスモータの駆動装置において、前記同期
リラクタンスモータに所望の動作を指令する動作指令部
と、この動作指令部からの指令に基づくと共に前記回転
子と一体で回転するシグナルリングに設けられ、回転子
の回転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電流に対
応すべく形成されたパターンを読込んだ光センサからの
信号を受けて演算することなく直接制御信号を発する制
御部と、この制御部からの信号を受けて固定子に所定の
回転磁界を発生させるべく電流を供給する電流供給部
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0021】従って、動作指令部が所望の回転を指令
し、制御部が指令された回転を実行すべく、回転子と一
体で回転するシグナルリングに設けられているパターン
を光センサで読込んで回転子の回転角度位置に対応した
回転磁界を固定子に発生させるべく演算処理を行うこと
なく電流供給部を介して固定子に電流を供給する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1には、この発明に係る同期リラクタン
スモータ1の構造が示されている。この同期リラクタン
スモータ1は、主軸ヘッド3の内部の設けられており、
その出力軸である主軸5の先端(図1中下端)に例えば
工具を保持して高速度で回転させて加工を行うためのも
のである。
【0024】主軸5は、主軸ヘッド3の内部における中
心に図1中上下方向に向けて設けられており、磁気軸受
7、9により回転自在に支持されている。この主軸5の
中央部分には主軸5と一体的な4極の同期リラクタンス
モータ(以後、4−SRMと記する)1の回転子11が
設けられている。また、この回転子11の外側における
主軸ヘッド3の内部には固定子13が設けられており、
回転子11を介して主軸5を高速で回転駆動するように
なっている。
【0025】主軸5における4−SRM1の下方にはつ
ば15が取付けられており、このつば15は主軸ヘッド
3の内側に設けられている軸受9により回転自在に支承
されている。これにより、主軸5は主軸ヘッド3の長手
方向の移動を規制されて回転のみ可能になっている。
【0026】また、主軸ヘッド3の内部上端付近には、
検出器19が設けられている。この検出器19は、図1
中上端部に設けられて主軸5と一体で回転するシグナル
リング21と、このシグナルリング21の外周面21A
に対向して図2に示されているように、主軸ヘッド3の
内部に円周方向に所定間隔(ここでは60°間隔)で設
けられている3個の光センサ23、25、27を備えて
いる。
【0027】さらに、光センサ23の上にはさらに2個
の光センサ29、31が設けられている。これらの光セ
ンサ23、25、27、29、31は同軸落射式光電変
換器であって、自ら光を発すると共にシグナルリング2
1からの反射光を取込むものである。各光センサ23、
25、27から発せられる光の巾(外周面21Aの周方
向の長さ)は例えば0.3mmで、長さ(外周面21A
の軸方向の長さ)が図3に示されているように、T1
あり、光センサ29、31から発せられる光の巾は例え
ば0.3mmで長さが各々T2 、T3 のものである。
【0028】図3を参照するに、前記シグナルリング2
1の外周面21Aにおける前記光センサ23、25、2
7、29、31に対向する位置には、回転子11の角度
位置に対して所定の位相関係を有するそれぞれ特有の周
期的なパターンA、B、Cが設けられている。これらの
パターンA、B、Cは、図3中ハッチングで示す部分は
光を反射する反射面33であり、その他の部分は光を吸
収する例えば電解酸化クロームメッキ膜等からなる吸収
面35となっている。
【0029】すなわち、シグナルリング21の外周面2
1Aの下段には光センサ23、25、27に対向すべく
高さT1 内に納められたパターンAが形成され、中段に
は光センサ29に対向すべく高さT2 内に納められたパ
ターンBが形成され、さらに上段には光センサ31に対
向すべく高さT3 内に納められたパターンCが形成され
ている。例えば、パターンAはsin 2θ、パターンBは
sin θ、パターンCはsin αθ(ここで、αは10〜5
00程度)等の周期関数で示される形状を有している。
【0030】従って、主軸5の回転に伴ってシグナルリ
ング21が回転すると、各光センサ23、25、27は
それぞれA0 sin 2θ、A0 sin (2θ−120)、A
0 sin (2θ−240)の形状の電気信号が得られ、ま
た光センサ29、31はそれぞれB0 sin θ、C0 sin
αθの形状の電気信号が得られる。
【0031】以上のようにして検出器19により得られ
た電気信号を、信号R(光センサ23)、S(光センサ
25)、T(光センサ27)、β(光センサ29)、γ
(光センサ31)と示すと、信号R、S、Tは3相交流
を形成し、信号βは主軸5の回転角度位置を、信号γは
主軸5の微小回転角度を示す信号となる。
【0032】図4には、小型の4−SRM1に適する駆
動装置37が示されている。この駆動装置37では、動
作指令部39に制御部41が接続されており、制御部4
1には電流供給部である電流アンプ43を介して前述の
4−SRM1が接続されている。従って、動作指令部3
9の指令により制御部41が電流アンプ43を介して回
路U、V、Wに流れる3相交流の位相を変えることによ
り、4−SRM1は反転や制動等の所望の動作を行うこ
とになる。
【0033】図5を併せて参照するに、前記回路U、
V、Wに所定値の電流が流れると、回路U、V、Wにそ
れぞれ連結しているコイルUC 、VC 、WC にも所定値
の電流が流れる。このため、コイルUC 、VC 、WC
近辺に磁束45を有する磁界が発生し、磁束45の密度
が高い密束部47を発生させるため主軸5と一体である
回転子11の突起部49が密束部47に引き付けられ、
動作指令部39により密束部47を回転子11の回転と
切離して所定位置に固定すれば、回転子11は停止し、
密束部47を回転子11の回転と共に移動させれば、回
転子11は回転を続ける。
【0034】また、図4に示されているように、信号
R、S、Tを回路X、Y、Zを介して制御部41に伝達
し、信号R、S、Tが各々回路H、I、Jを通ると、電
流アンプ43から電流U、V、Wが流れて4−SRM1
は正回転する。また、制御部41により切換えられて信
号R、S、Tがそれぞれ回路H、J、Iを通ると逆回転
する。
【0035】光センサ29からの回転子11の回転角度
位置に対応した値を有する信号βおよび光センサ31か
らの回転子11の細かい回転角度位置に対応した値を有
する信号γが制御部41に送られて回転子11の回転角
度位置が測定されるので、前述のようにして回路U、
V、Wの直流電流を制御して動作指令部39によって指
示された所定の回転角度位置に回転子11を固定するこ
とができる。
【0036】ここで、信号δは信号βまたは信号γから
得られる回転子11の回転速度信号を電流アンプ43に
伝達するものであり、これにより電流アンプ43の増幅
率を制御して回転子11の回転速度を調整するのに用い
られる。
【0037】なお、図6に示されているように、回転子
11の突起部49は磁界の密束部47に引き付けられて
矢印の方向に回転するが、4−SRM1の場合、30°
程度の回転角度差φが設けられており、磁界の密束部4
7が突起部49に先行して移動して回転子11を回転さ
せるようになっている。
【0038】以上、電流アンプ43を中心とした小型の
4−SRM1に対する駆動装置37について説明した
が、出力が増大してくると電力損失が増大すると共に使
用できる回路素子が制限されるので、前述のような駆動
装置37では不都合が生じてくる。
【0039】このため、電流供給部として高速スイッチ
ング素子を使用したパルス巾変調(以後PWMという)
制御による駆動装置37が用いられる。すなわち、前述
の駆動装置37における電流アンプ43に代わってPW
M制御のインバータが用いられる。この際、光センサ3
1から得られる信号γを用いて回転子11が1回転する
間に10〜500個のパルスを発生させ、光センサ2
3、25、27から得られる信号R、S、Tの大きさか
らインバータに発生する大電流のパルス巾を調整する。
また、信号R、S、Tの正負により回路U、V、Wの電
流の方向を変えるようにしたものである。
【0040】以上の結果から、前述のような駆動装置3
7を用いると、検出器19により得られる電気信号を演
算処理することなく回路U、V、Wに電流を供給できる
ので、分速2万回転を超えるような高速回転の場合にも
従来のように演算処理が遅れて乱調になることがなく、
安定した高速回転を実現できる。
【0041】次に、図7を参照するに、4極回転子51
の別の例が示されている。この回転子51の各極は薄い
非磁性体53と強磁性体55を交互に層状に重ねて、外
側に非磁性体のアウターピース57を接合したものであ
り、高温高圧焼結加工(HIP処理)により成形した後
に精密機械加工を行って作製されたものである。
【0042】実際に、前述のような断面を有し、外形1
10(mm)の4−SRMを用いて、分速4万回転の高
速回転速度で7KWの出力を得ることができた。
【0043】なお、このような回転子11を用いると共
に、シグナルリング21の外周面に設けられた外周面を
10〜500等分するパターンCから得られる光センサ
31の信号Pを電気的に内挿分割することにより外周面
を1万以上に等分して回転軸の回転角度位置を高精度に
計測することができるものを用いれば、主軸5に装着さ
れるバイトのような工具の回転角度位置および主軸5の
回転平面内における二次元位置を制御することができる
ので、非円筒の穴加工や非球面加工等が容易に行われる
ようになる。
【0044】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施の形態においては、4極のSRMについて説明した
が、4以上の偶数極を有するSRMに適用することがで
きる。
【0045】また、前述の実施の形態においては、工具
を主として高速回転させて加工を行う加工具に適用した
場合について説明したが、その他種々の用途に使用する
ことができるものである。
【0046】また、シグナルリング21に設けるパター
ンとして、正弦波を利用した形状を例として説明した
が、類似の周期関数を用いてもよいし、特にパターンC
においては加工が容易なバーコード状のパターンとする
こともできる。あるいは、回転数が分速10万回転を超
える場合で単なる回転のみの原動機として使用するため
回転子11の回転角度位置を制御する必要がない場合に
は、パターンCとして簡単なsin 10θ等の関数を用い
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる同期リラクタンスモータでは、固定子に発生した回
転磁界により回転子を回転させるに際して、検出器が回
転子と一体で回転するシグナルリングの外周面に設けら
れている固定子への給電用のパターンを読取って回転子
の回転角度位置に対応した電気信号を演算により求める
ことなく直接発するので、回転子が高速回転する場合で
も演算処理が遅れて乱調になることが防止できる。
【0048】請求項2の発明による同期リラクタンスモ
ータでは、回転子と一体で回転するシグナルリングに設
けられているパターンが光を反射する反射材で形成され
ており、光センサの発光部から発せられた光を反射し
て、この反射光が受光部に受光されるので、確実にパタ
ーンを読取ることができる。
【0049】請求項3の発明による同期リラクタンスモ
ータでは、固定子への給電用のパターンと共に、回転角
度位置検出用のパターンから回転子の回転角度位置を検
出し、微小回転検出用のパターンから回転子の微小回転
角度を検出するので、回転子の角度位置に対応した制御
を行なうことができる。
【0050】請求項4の発明による同期リラクタンスモ
ータの駆動方法では、固定子に発生した回転磁界により
回転子を回転させるに際して、検出器が固定子への給電
用のパターンを読取って回転子の回転角度位置に対応し
た電気信号を発して演算処理することなく直接固定子の
磁界を変化させることにより回転子を回転駆動するの
で、回転子の回転が高速になっても演算処理が遅れるこ
とがなく、高速且つ安定した回転が可能になる。
【0051】請求項5の発明による同期リラクタンスモ
ータの駆動方法では、固定子への給電用のパターンと共
に、回転角度位置検出用のパターンから回転子の回転角
度位置を検出し、さらに微小回転角度検出用のパターン
から回転子の微小回転角度を検出するので、回転子の回
転角度に対応した制御を行うことができる。
【0052】請求項6の発明による同期リラクタンスモ
ータの駆動装置では、動作指令部が所望の回転を指令
し、制御部が指令された回転を実行すべく、回転子と一
体で回転するシグナルリングの外周面に設けられている
パターンを光センサで読込んで回転子の回転角度位置に
対応した回転磁界を固定子に発生させるべく演算処理す
ることなく電流供給部を介して固定子に電流を供給する
ので、高速回転時においても演算処理の遅れから乱調と
なることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る同期リラクタンスモータを示す
断面図である。
【図2】図1中II−II線に沿った断面図である。
【図3】シグナルリングの外周面に形成されているパタ
ーンを示す展開図である。
【図4】この発明に係る同期リラクタンスモータの駆動
装置を示す回路図である。
【図5】4極同期リラクタンスモータの横断面図であ
る。
【図6】4極同期リラクタンスモータの横断面図であ
る。
【図7】4極同期リラクタンスモータの回転子の別の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 同期リラクタンスモータ 11 回転子 13 固定子 19 検出器 21 シグナルリング 23、25、27、29、32 光センサ 37 駆動装置 39 動作指令部 41 制御部 43 電流アンプ(電流供給部) A、B、C パターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偶数個の極を有すると共に回転自在に支
    持された回転子と、電流供給部から電流を供給されて前
    記回転子を回転させるための回転磁界を発生する固定子
    と、前記回転子に取付けられて一体的に回転すると共に
    回転子の回転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電
    源に対応すべく形成されたパターンが設けられているシ
    グナルリングと、固定子側に設けられ且つ前記シグナル
    リングのパターンを読取ってパターンに対応する電気信
    号を演算することなく前記電流供給部に直接発する検出
    器と、を備えてなることを特徴とする同期リラクタンス
    モータ。
  2. 【請求項2】 前記シグナルリングに設けられたパター
    ンが光を反射する反射材で形成され、前記検出器が発光
    部と受光部を有すると共に所定の角度をおいて設けられ
    た複数個の光センサであること、を特徴とする請求項1
    記載の同期リラクタンスモータ。
  3. 【請求項3】 前記シグナルリングには、前記回転子の
    回転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電流に対応
    すべく形成された周期関数から成るパターンと、前記回
    転子の回転角度位置検出用の周期関数からなるパターン
    と、前記回転子の微小回転角度検出用のパターンとを有
    すること、を特徴とする請求項1記載の同期リラクタン
    スモータ。
  4. 【請求項4】 偶数個の極を有すると共に回転自在に支
    持された回転子と、電流を供給されて前記回転子を回転
    させるための回転磁界を発生する固定子とを有する同期
    リラクタンスモータの駆動方法において、前記回転子の
    回転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電流に対応
    すべく形成されたパターンを検出器により読取り、この
    検出器により読取られた前記パターンに対応した信号を
    演算することなく直接発し、この信号に基づいて固定子
    の磁界を変化させること、を特徴とする同期リラクタン
    スモータの駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記パターンと共に設けられた前記回転
    子の回転角度位置検出用のパターン及び前記回転子の微
    小回転角度検出用のパターンを検出器により検出し、そ
    の信号に基づいて回転子の回転・停止を制御すること、
    を特徴とする請求項4記載の同期リラクタンスモータの
    駆動方法。
  6. 【請求項6】 偶数個の極を有すると共に回転自在に支
    持された回転子と、電流を供給されて前記回転子を回転
    させるための回転磁界を発生する固定子とを有する同期
    リラクタンスモータの駆動装置において、前記同期リラ
    クタンスモータに所望の動作を指令する動作指令部と、
    この動作指令部からの指令に基づくと共に前記回転子と
    一体で回転するシグナルリングに設けられ、回転子の回
    転角度位置に応じて前記固定子へ供給する電流に対応す
    べく形成されたパターンを読込んだ光センサからの信号
    を受けて演算することなく直接制御信号を発する制御部
    と、この制御部からの信号を受けて固定子に所定の回転
    磁界を発生させるべく電流を供給する電流供給部と、を
    備えてなることを特徴とする同期リラクタンスモータの
    駆動装置。
JP9069689A 1997-03-24 1997-03-24 同期リラクタンスモータおよびその駆動方法並びに駆動装置 Pending JPH10271870A (ja)

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