JPH10271031A - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

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JPH10271031A
JPH10271031A JP9073491A JP7349197A JPH10271031A JP H10271031 A JPH10271031 A JP H10271031A JP 9073491 A JP9073491 A JP 9073491A JP 7349197 A JP7349197 A JP 7349197A JP H10271031 A JPH10271031 A JP H10271031A
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antenna
human body
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portable wireless
detecting
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Yoshitaka Murase
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体がアンテナ近傍に存在するときの電波の
減衰ができるだけ少なくなる様、人体の影響を考慮して
アンテナエレメントの長さを決定する。 【解決手段】 人体がアンテナ近傍に存在するときの人
体の影響を考慮したアンテナエレメントの長さを決定す
る。人体がアンテナ近傍に存在することを検出する人体
検出の機能と人体を検出したときのアンテナエレメント
の長さを調整する制御機能から構成される。これにより
人体検出機能とアンテナエレメントの長さを調整する制
御機能より、自動的に人体の影響をできるだけ少なくな
る様にアンテナエレメントの長さが決まる。これによ
り、人体の影響を受けにくい良好な通信が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯無線機に関
し、更に詳しくは携帯無線機のアンテナにおける人体の
影響を少なくできるアンテナエレメントの長さに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、例えば特開平5−29822
号公報に示された従来の携帯無線機のアンテナ構造を示
す図であり、(a)は誘電体被覆アンテナ、(b)はヘ
リカルアンテナ、(c)は線状アンテナを持つ携帯無線
機の例を示している。同図において、25は誘電体棒、
26は線状金属アンテナ素子、27は金属筺体、28は
アンテナ保持用誘電体棒、29はヘリカル状金属アンテ
ナ素子、30は金属筺体、31は直線金属アンテナ素
子、32は金属筺体を表わしている。また、図18は例
えば特開平4−123503号公報に示された従来の携
帯無線機のアンテナ構造を示す図であり、33はアンテ
ナ素子、34は筺体、35は受話器、36はキーボー
ド、37は送話器、38はアンテナ回動部を表わしてい
る。
【0003】図17(a)は、アンテナ素子を短かくす
るために線状アンテナ素子の周囲を誘電体で被覆したも
のであり、電気長が約1/4波長で共振し、誘電体の損
失で利得がやや低くなる。また図17(b)に示すもの
は同じく小型化の手法としてアンテナ線をヘリカルに巻
いたものである。図17(c)に示すものは最も一般的
なものであり、1/4波長直線状アンテナを用いる例で
ある。
【0004】図18は、人体の影響を少なくするため
に、アンテナを人体から離すことが必要であるが、それ
をアンテナの角度により工夫したものである。携帯無線
機を手で持って通話する際のアンテナから人体までの距
離をアンテナの角度を変えることによって、人体の影響
を少なくしている。なお、これはアンテナを人体から離
すようにした具体例の一例にすぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯無線機のア
ンテナ構造は、以上のように小型化を目的とするもの
や、アンテナと携帯無線機との距離を離すことを目的と
するものであり、全てのアンテナに対する設計条件に人
体の影響を考慮しない固定式のものであった。このた
め、人体の近傍で携帯無線機を扱う場合、人体の影響に
より放射電力が吸収及び反射され、アンテナ特性が劣化
するとともに、利得が大幅に低下すると言う欠点があっ
た。これは、人体が誘電体として働き、散乱現象を起こ
していると考えることができる。そこで、散乱現象を考
慮しなければならないという問題点があった。尚、ここ
で定義する「人体の影響」とは、人体が誘電体として働
く結果、散乱現象を起こしていることによる影響を言
う。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、人体の影響により通信が劣化
することを防止でき、人体の影響を受けにくい良好な通
信を可能とする携帯無線機を得ることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る携帯無
線機は、使用者により携帯され、アンテナにより無線通
信を行う携帯無線機において、前記使用者の人体を検出
する検出手段と、前記検出手段により人体を検出した場
合に前記アンテナ長を短く制御するアンテナ長制御手段
とを備えたものである。
【0008】第2の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が前記携帯無線機の表面に設けられた
金属端子と、前記金属端子に接続され、当該金属端子の
インピーダンスの変化を検出するインピーダンス測定手
段と、前記インピーダンス測定手段の測定結果に基づき
人体を検出する人体検出手段とを備えたものである。
【0009】第3の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が前記携帯無線機の表面に設けられた
複数の金属端子と、前記複数の金属端子に接続され、当
該複数の金属端子のインピーダンスの差を検出するイン
ピーダンス測定手段と、前記インピーダンス測定手段の
測定結果に基づき人体を検出する人体検出手段とを備え
たものである。
【0010】第4の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が、前記携帯無線機に設けられた端子
と、前記端子に接続され、前記端子の電位の変化を検出
する電位測定手段と、前記電位測定手段の測定結果に基
づき人体を検出する人体検出手段とを備えたものであ
る。
【0011】第5の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が前記携帯無線機に設けられた光セン
サーと、前記光センサーに接続され、当該光センサーの
出力を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果に
基づき人体を検出する人体検出手段とを備えたものであ
る。
【0012】第6の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナ長制御手段
が、前記アンテナと給電点との間に設けられた整合回路
と、前記検出手段により人体を検出した場合に前記アン
テナ長が短くなるよう前記整合回路中の値を制御する整
合回路制御手段とを備えたものである。
【0013】第7の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナが伸縮自在な
アンテナであり、前記アンテナ長制御手段が前記検出手
段により人体を検出した場合に前記アンテナ長が短くな
るよう前記アンテナを縮小させるアンテナ駆動手段とを
備えたものである。
【0014】第8の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナ長制御手段が
前記アンテナの長手方向に複数設けられた接点を選択し
給電点と接続するスイッチ手段と、前記検出手段により
人体を検出した場合に前記アンテナ長を短くする接点を
前記スイッチ手段に選択させるスイッチ制御手段とを備
えたものである。
【0015】第9の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナ長制御手段が
前記アンテナの長手方向にしゅう動するしゅう動部材
と、前記検出手段により人体を検出した場合に前記アン
テナ長が短くするように前記しゅう動部材を移動させる
しゅう動部材制御手段とを備えたものである。
【0016】第10の発明に係る携帯無線機は、使用者
により携帯され、アンテナにより無線通信を行う携帯無
線機において、前記アンテナと給電点との間に設けられ
た整合回路と、前記アンテナとは独立して設けられた受
信アンテナと、前記受信アンテナの入力値に基づいて前
記整合回路を制御するアンテナ制御手段を備えたもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を図につ
いて説明する。図1は、この実施の形態1に係る携帯無
線機の構成を示す図である。図において、1は携帯無線
機の送受信を行うアンテナエレメント、2は送受信回路
等を収納する筺体である。
【0018】従来は、一般にアンテナエレメントの長さ
は、自由空間において所望の性能を有することを想定し
て決定していた。この実施の形態1では、アンテナエレ
メントの長さを人体の影響を考慮したアンテナエレメン
ト長(固定長)としたことに特徴を有する。
【0019】即ち、携帯無線機を使用している場合の大
半が手で持つ等、人体の影響を受けている。従って、あ
らかじめ人体を考慮したアンテナエレメント長とする。
一般に人体を考慮した場合のアンテナエレメント長は、
自由空間でのアンテナエレメント長よりも短かくする必
要がある。
【0020】以下に、この発明に係る考え方を詳述す
る。考え方を説明するにあたり、図2に示すモデルを設
定する。なお、ここでは二次元問題として考えている。
図2において、3は誘電体円柱であり、人体をモデル化
したものである。4は電波を発振する波源であり、送信
アンテナをモデル化したものである。5は受信アンテ
ナ、6は波源4から受信アンテナへ直接到達する電波の
直接波成分であり、7は波源4から発振された電波が誘
電体円柱3において散乱することにより発生する電波の
散乱波成分である。
【0021】まず、波源4から発振された電波が誘電体
円柱3に入射すると、誘電体において散乱現象が発生す
る。この時、誘電体が二次波源となり、遠点の受信アン
テナ5では、散乱波成分7を受信することになる。ま
た、波源4からの電波で、受信アンテナ5方向に向かう
ものは、直接波成分6として受信される。
【0022】受信点においては、直接波成分6と散乱波
成分7とが合成されることにより電界強度が決定され
る。なお、ダイポール波によって励振されて円柱から各
方向に散乱される散乱電界は円柱の半径、周波数および
媒質定数によって一意的に決まる。
【0023】誘電体円柱3が存在しない自由空間中で
は、直接波成分6のみ受信アンテナ5において受信され
るが、図2で示すモデルのように、誘電体円柱3が存在
する状況下では、直接波成分6に加え、散乱波成分7も
受信アンテナ5において受信される。従って、誘電体円
柱3が存在する場合には、電界強度が直接波成分6に加
え散乱波成分7によっても決定されるため、散乱波成分
を発生させる誘電体円柱3の影響を考慮して、アンテナ
エレメント長を決定する必要がある。即ち、携帯無線機
のアンテナエレメント長を決定するためには、誘電体円
柱3に相当する人体の影響を考慮しなければ、所望のア
ンテナ性能を得ることができない。そこで、この発明の
実施の形態1に係る発明では、人体の影響を考慮して、
アンテナエレメント長を決定したものである。
【0024】具体的には、人体が携帯無線機の近傍に存
在する場合には、そのアンテナエレメント長を自由空間
で送受信する場合を想定して設定されたアンテナエレメ
ント長よりも短くする必要があることが実験上確認され
ている。図19はアンテナエレメント長(mm)に対す
る平均利得(dB)の変化を示すグラフである。このグ
ラフでは、自由空間における場合と人体装着時における
場合において、CH1、CH2、CH3、CH4の4種
類の周波数の信号において実験した結果を示している。
さらにグラフ上において黒く塗り潰した記号は平均化利
得が最大値となった場合を示している。尚、アンテナエ
レメント長は図において右側の方が長くなっている。図
19のグラフから、自由空間の場合に比べて、人体装着
時の場合には、平均化利得の最大値が相対的にアンテナ
エレメントが短くなる側(図では左側)にシフトしてい
ることが判る。具体的なデータより計算すると、人体装
着時のアンテナエレメント長は、自由空間での長さより
も約3%短くするとよいというデータがでた。
【0025】実施の形態2.この実施の形態2に係る携
帯無線機は、人体の検出手段につき特徴を有するもので
ある。図3及び図4を用いて行なう。図3は人体を検出
する方法を説明するための携帯無線機の構成を示した図
である。図4は人体の検出回路を示す図である。図3に
おいて、1は携帯無線機8のアンテナ、8は携帯無線
機、9は携帯無線機8の表面に取り付けられた金属端子
であり、人体を検出する検出手段である。
【0026】図4の人体の検出回路において、10は増
幅器、11はインピーダンス計、12は電源である。金
属端子9に接続された配線は電源12に接続され、さら
に増幅器10に接続されている。この増幅器10はイン
ピーダンス計11に接続されている。
【0027】なお、インピーダンスの測定は、一般にZ
=R+jXで表わされる式において、インピーダンス整
合は負荷側をZ* =R−jXにする方法がとられてい
る。しかし、ここではインピーダンス整合は問題でな
く、空間のインピーダンスZ1 [Ω]と人体のインピー
ダンスZ2 [Ω]との差を検出することが目的である。
【0028】次に動作について説明する。一般に携帯無
線機の操作者が携帯無線機を使用するときには、携帯無
線機を手でにぎる。この時、金属端子9がインピーダン
スを測定して人を検出する。具体的には、誘電体である
人体の手等が金属端子9に接触したとき、この接触によ
り生ずるインピーダンスの変化を図4で示した検出回路
により検出する。この場合、開放時の空間のインピーダ
ンスZ1 [Ω]と人体のインピーダンスZ2[Ω]との
差を検出する。この差に基づいて、図示しない人体検出
手段により人体の検出を最終的に判断する。
【0029】このようにして人体を検出し、その検出結
果に基づき、アンテナエレメント長を制御する。例え
ば、人体を検出した場合にはアンテナエレメント長を短
く、検出しない場合には長く制御する。
【0030】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、使用者により携帯され、アンテナにより
無線通信を行う携帯無線機において、前記使用者の人体
を検出する検出手段と、前記検出手段により人体を検出
した場合に前記アンテナ長を短く制御するアンテナ長制
御手段とを備えているので、人体の影響により通信が劣
化することを防止でき、人体の影響を受けにくい良好な
通信が可能となる効果がある。ここで、この検出手段は
上述した図4の検出回路が、またアンテナ制御手段は実
施の形態6〜9に示される構成が相当する。
【0031】特に検出手段が前記携帯無線機の表面に設
けられた金属端子と、前記金属端子に接続され、当該金
属端子のインピーダンスの変化を検出するインピーダン
ス測定手段と、前記インピーダンス測定手段の測定結果
に基づき人体を検出する人体検出手段とを備えているの
で、人体を精度よく検出できるという効果を奏する。
【0032】尚、図3では、金属端子9は点状のものと
して描かれているが、これに限定されず、広範囲に露出
したものでもよい。
【0033】実施の形態3.この実施の形態3では、金
属端子を少なくとも2つ設け、2点間のインピーダンス
を測定することにより人体を検出するものである。図5
は、この実施の形態3に係る携帯無線機を示す図であ
り、図6は人体を検出する回路を示す図である。図5に
おいて、1はアンテナエレメント、8は携帯無線機、1
3は携帯無線機8の表面に取り付けられた2つの金属端
子13である。
【0034】図6において10は増幅器、11はインピ
ーダンス計、12は電源である。金属端子13のうちの
一方の端子は電源12に接続されると共に増幅器10に
接続されている。増幅器10はさらにインピーダンス計
11の一方の端子に接続される。金属端子13のうちの
他方の端子はインピーダンス計11の他方の端子に接続
されている。
【0035】次に動作について説明する。一般に携帯無
線機の操作者が携帯無線機を使用するときには、携帯無
線機を手でにぎる。この時、金属端子13がインピーダ
ンスを測定して人を検出する。具体的には、誘電体であ
る人体の手等が金属端子13に接触したとき、この接触
により生ずるインピーダンスの変化を図6で示した検出
回路により検出する。この場合、開放時の空間のインピ
ーダンスZ1 [Ω]と人体のインピーダンスZ2 [Ω]
との差を検出する。この差に基づいて、図示しない人体
検出手段により人体の検出を最終的に判断する。
【0036】このようにして人体を検出し、その検出結
果に基づき、アンテナエレメント長を制御する。例え
ば、人体を検出した場合にはアンテナエレメント長を短
く、検出しない場合には長く制御する。
【0037】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、検出手段が前記携帯無線機の表面に設け
られた複数の金属端子と、前記複数の金属端子に接続さ
れ、当該複数の金属端子のインピーダンスの差を検出す
るインピーダンス測定手段と、前記インピーダンス測定
手段の測定結果に基づき人体を検出する人体検出手段と
を備えているので、人体を精度よく検出できるという効
果を奏する。
【0038】実施の形態4.実施の形態2及び実施の形
態3では、インピーダンスを測定することを利用して人
体を検出する方法を示したが、この実施の形態4では、
人体が誘電体であることから、人体が誘電体アンテナに
相当するものと考え、空間のノイズ例えば都市雑音など
を人体の誘電体アンテナに誘導すると考えることにより
人体を検出する携帯無線機に係るものである。つまり、
空間のノイズレベルを測定して人体を検出する方法であ
り、空間のノイズを誘電体である人体が誘導するという
考えである。
【0039】図7は、この発明の実施の形態に係る携帯
無線機の構成を示す図である。図8はこの発明の実施の
形態に係る人体の検出回路を示す図である。図7におい
て1はアンテナ、8は携帯無線機、9は携帯無線機8に
設けられた端子である。図8において40は電位計(レ
ベル計)であり、図中に一点鎖線で囲まれた構成は、人
体が誘電体アンテナに相当すると考える場合のアンテナ
を示している。
【0040】次に動作について説明する。一般に携帯無
線機の操作者が携帯無線機を使用するときには、携帯無
線機を手でにぎる。この時、端子9が空間のノイズレベ
ルを測定して人を検出する。具体的には、誘電体である
人体の手等が空間のノイズを誘導し、端子9を介して電
位計40がその電位の変化を検出する。人体を検出した
場合には、人体に電力が吸収されるため、人体がない場
合に比べて電位が低下する。このような電位の変化を検
出することにより図示しない人体検出手段により人体の
検出を最終的に判断する。
【0041】このようにして人体を検出し、その検出結
果に基づき、アンテナエレメント長を制御する。例え
ば、人体を検出した場合にはアンテナエレメント長を短
く、検出しない場合には長く制御する。
【0042】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、特に検出手段が、前記携帯無線機に設け
られた端子と、前記端子に接続され、前記端子の電位の
変化を検出する電位測定手段と、前記電位測定手段の測
定結果に基づき人体を検出する人体検出手段とを備えて
いるので、人体を精度よく検出できるという効果を奏す
る。
【0043】実施の形態5.実施の形態2〜実施の形態
4では、人体を検出する方法にインピーダンスを測定す
ることを利用したものと空間ノイズを誘導することをレ
ベルを測定することを利用したものを示したが、この実
施の形態5では、光センサーを用いて人体を検出する携
帯無線機に係るものである。
【0044】図9は、この実施の形態に係る携帯無線機
を示す図であり、図10はこの実施の形態に係る人体の
検出回路を示す図である。図9及び図10において、3
9は携帯無線機8に取り付けられた光センサー39であ
る。図10において、41はレベル計または波長計41
である。さらに図10の検出回路において、光センサー
39は電源12及び増幅器10に接続され、増幅器10
はレベル又は波長計41に接続されている。
【0045】次に動作について説明する。人が携帯無線
機を使用するときには、携帯無線機を手でにぎる。この
時、光センサーが人を検出する。即ち、光センサーによ
り、周囲の光のレベルまたは波長を手でセンサーを押さ
えた時に検出する光のレベルまたは波長との差を測定し
て人体を検出するものである。
【0046】この方法だと、夜間であっても光センサー
が検出する光のレベルまたは波長は、手でセンサーを押
さえた時に検出する光のレベルまたは波長との差を生じ
るため有効である。これは、周囲の光のレベル又は波長
を検出する場合、たとえ人間が押さえたとしても人体か
ら発する光の波長と夜間といえども光源が皆無な状態は
有り得ないため波長に差があると考えたものである。こ
の差に基づいて、図示しない人体検出手段により人体の
検出を最終的に判断する。
【0047】このようにして人体を検出し、その検出結
果に基づき、アンテナエレメント長を制御する。例え
ば、人体を検出した場合にはアンテナエレメント長を短
く、検出しない場合には長く制御する。
【0048】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、検出手段が前記携帯無線機に設けられた
光センサーと、前記光センサーに接続され、当該光セン
サーの出力を測定する測定手段と、前記測定手段の測定
結果に基づき人体を検出する人体検出手段とを備えてい
るので、夜間でも人体を精度よく検出できるという効果
を奏する。
【0049】実施の形態6.この実施の形態6では、人
体を検出した時に人体の影響を考慮した最適なアンテナ
エレメント長に制御する方法について説明する。図11
は、この実施の形態6に係る携帯無線機のアンテナエレ
メント長の制御部を示す図である。図において、14は
整合回路、15は人体検出回路、16は給電点を示す。
尚、人体検出回路は例えば実施の形態2〜5で示される
回路により構成される。
【0050】次に動作について説明する。人体検出回路
15により人体が検出された場合、整合回路14中の例
えば抵抗、コイル、コンデンサ等の値を変える。これら
の整合回路の値を変えることにより、アンテナの電気的
長さを可変させて、アンテナエレメント1の長さを電気
的に短かくする。
【0051】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、アンテナ長制御手段が、前記アンテナと
給電点との間に設けられた整合回路と、前記検出手段に
より人体を検出した場合に前記アンテナ長が短くなるよ
う前記整合回路中の値を制御する整合回路制御手段とを
備え、電気的にアンテナ長を制御するので、安定したア
ンテナ長の制御をモータ等のハードウェアの増大を招く
ことなく行うことができる。ここで、整合回路制御手段
は、図示していないが、例えば、人体検出回路15及び
整合回路間に設けられている。
【0052】実施の形態7.実施の形態6では、アンテ
ナエレメントの長さを電気的に制御したが、この実施の
形態7では物理的にする制御する例を示す。図12はこ
の実施の形態7に係る携帯無線機のアンテナエレメント
長の制御部を示す図である。図において、17は長く制
御された場合のアンテナエレメント、18は短く制御さ
れた場合のアンテナエレメント、19は駆動回路であ
る。駆動回路19は例えばモータ等により伸縮自在なア
ンテナ自体をスライドさせるものである。アンテナは例
えばホイップアンテナが用いられる。
【0053】次に動作について説明する。人体検出回路
15により人体を検出した場合、その検出信号が駆動回
路19に送信される。駆動回路19では、時に物理的に
アンテナエレメントの長さが短くなるようにアンテナ長
を制御する。
【0054】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、アンテナ長制御手段が前記検出手段によ
り人体を検出した場合に前記アンテナ長が短くなるよう
前記アンテナを縮小させるアンテナ駆動手段とを備えて
いるので、精度よくアンテナ長を制御できるという効果
を奏する。
【0055】実施の形態8.この実施の形態8は、アン
テナエレメント長を物理的に短かくする構成を特徴とす
るものである。図13は、この実施の形態8に係る携帯
無線機のアンテナエレメント長の制御部を示す図であ
る。図において、17は長く制御された場合のアンテナ
エレメント、18は短く制御された場合のアンテナエレ
メント、19は駆動回路、20はスイッチである。アン
テナ1に対しては、アンテナ長が異なるように位置する
接続点が複数、この実施の形態では3つ設けられてい
る。各接続点より延びた配線はスイッチ20に接続され
ている。スイッチ20では、各々の配線のいずれかを選
択し、給電点16と接続する構成となっている。
【0056】次に動作について説明する。人体検出回路
15において人体を検出した時にその検出信号が駆動回
路19に送信される。駆動回路19はスイッチ20を制
御し、人体を検出した場合には、アンテナ長が短くなる
ようなアンテナ18となるように給電点の位置を選択す
る。
【0057】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、アンテナ長制御手段が前記アンテナの長
手方向に複数設けられた接点を選択し給電点と接続する
スイッチ手段と、前記検出手段により人体を検出した場
合に前記アンテナ長を短くする接点を前記スイッチ手段
に選択させるスイッチ制御手段とを備えているので、簡
易な構成により、安定的にアンテナ長を制御できるとい
う効果を奏する。
【0058】実施の形態9.実施の形態9は、アンテナ
エレメント長を物理的に短かくする方法を示すものであ
る。図14は、この実施の形態9に係る携帯無線機のア
ンテナエレメント長の制御部を示す図である。図におい
て、17は長く制御された場合のアンテナエレメント、
18は短く制御された場合のアンテナエレメント、19
は駆動回路、21はしゅう動片制御回路、22はしゅう
動片である。尚、しゅう動片制御回路21は、モータ等
によりしゅう動片を移動させる。
【0059】次に動作について説明する。人体検出回路
15において人体を検出した時にその検出信号が駆動回
路19に送信される。駆動回路19はしゅう動片制御回
路21を制御し、人体を検出した場合には、アンテナ長
が短くなるようなアンテナ18となるようにしゅう動片
22の位置を選択する。このように、人体を検出した時
に物理的にアンテナエレメントの長さを可変する方法と
して、給電点の位置をしゅう動片で変えている。
【0060】以上のようにこの実施の形態に記載された
発明によれば、アンテナ長制御手段が前記アンテナの長
手方向にしゅう動するしゅう動部材と、前記検出手段に
より人体を検出した場合に前記アンテナ長が短くするよ
うに前記しゅう動部材を移動させるしゅう動部材制御手
段とを備えているので、特に人体の検出状況に応じて、
連続的に精度よくアンテナ長を制御できるという効果を
奏する。
【0061】実施の形態10.この実施の形態10は、
実施の形態2に係る人体検出回路と実施の形態6のアン
テナ長制御機構とを組み合わせたものである。図15
は、この実施の形態10に係る携帯無線機の人体検出回
路及びアンテナ長制御機構を示す図である。
【0062】図15を用いて動作を説明する。金属端子
9で人体のインピーダンスを測定し、そのインピーダン
スの値に応じて、アンテナが整合できる様に整合回路1
4の値を変える。これにより、人体での影響が個人ごと
異なる事への対応としては、最適の制御ができる可能性
がある。
【0063】実施の形態11.この実施の形態11は、
実施の形態10に対して、更に、整合回路14の最適値
を得るものである。図16は、この実施の形態11に係
る携帯無線機の人体検出回路及びアンテナ長制御機構を
示す図である。図において、23は受信アンテナ、24
はアンテナレベル(受信入力レベル)制御回路である。
【0064】図16を用いて動作を説明する。アンテナ
エレメント1の近くに受信アンテナ23を設けて、受信
アンテナの入力(受信入力レベル)が最大となる様に整
合回路の値を調整する。これにより、整合回路の値を最
適に決めることができる。アンテナレベル(受信入力レ
ベル)制御回路である。
【0065】以上の通り、この実施の形態に係る携帯無
線機は、使用者により携帯され、アンテナにより無線通
信を行う携帯無線機において、前記アンテナと給電点と
の間に設けられた整合回路と、前記アンテナとは独立し
て設けられた受信アンテナと、前記受信アンテナの入力
値に基づいて前記整合回路を制御するアンテナ制御手段
を備えているので、整合回路の値を最適に決めることが
できるという効果を奏する。
【0066】尚、この実施の形態では、受信アンテナ2
3及びアンテナレベル制御回路を人体検出回路15とと
もに設けたが、これに限らず、人体検出回路15が存在
しない携帯無線機にもこれら受信アンテナ23及びアン
テナレベル制御回路を設けてもよい。
【0067】上述した実施の形態1〜11において、ア
ンテナは送信アンテナ・受信アンテナのいずれか特定し
ていないが、いずれであっても各実施の形態に係る発明
を適用できる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、第1の発明に係る携帯無
線機は、使用者により携帯され、アンテナにより無線通
信を行う携帯無線機において、前記使用者の人体を検出
する検出手段と、前記検出手段により人体を検出した場
合に前記アンテナ長を短く制御するアンテナ長制御手段
とを備えているので、人体の影響により通信が劣化する
ことを防止でき、人体の影響を受けにくい良好な通信が
可能となる効果がある。
【0069】第2の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が前記携帯無線機の表面に設けられた
金属端子と、前記金属端子に接続され、当該金属端子の
インピーダンスの変化を検出するインピーダンス測定手
段と、前記インピーダンス測定手段の測定結果に基づき
人体を検出する人体検出手段とを備えているので、第1
の発明の効果に加えて、人体を精度よく検出できるとい
う効果を奏する。
【0070】第3の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が前記携帯無線機の表面に設けられた
複数の金属端子と、前記複数の金属端子に接続され、当
該複数の金属端子のインピーダンスの差を検出するイン
ピーダンス測定手段と、前記インピーダンス測定手段の
測定結果に基づき人体を検出する人体検出手段とを備え
ているので、第1の発明の効果に加えて、人体を精度よ
く検出できるという効果を奏する。
【0071】第4の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が、前記携帯無線機に設けられた端子
と、前記端子に接続され、前記端子の電位の変化を検出
する電位測定手段と、前記電位測定手段の測定結果に基
づき人体を検出する人体検出手段とを備えているので、
第1の発明の効果に加えて、人体を精度よく検出できる
という効果を奏する。
【0072】第5の発明に係る携帯無線機は、第1の発
明に係る検出手段が前記携帯無線機に設けられた光セン
サーと、前記光センサーに接続され、当該光センサーの
出力を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果に
基づき人体を検出する人体検出手段とを備えているの
で、第1の発明の効果に加えて、夜間でも人体を精度よ
く検出できるという効果を奏する。
【0073】第6の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナ長制御手段
が、前記アンテナと給電点との間に設けられた整合回路
と、前記検出手段により人体を検出した場合に前記アン
テナ長が短くなるよう前記整合回路中の値を制御する整
合回路制御手段とを備え、電気的にアンテナ長を制御す
るので、第1、2、3、4、又は5の発明の効果に加え
て、安定したアンテナ長の制御をモータ等のハードウェ
アの増大を招くことなく行うことができる。
【0074】第7の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナが伸縮自在な
アンテナであり、前記アンテナ長制御手段が前記検出手
段により人体を検出した場合に前記アンテナ長が短くな
るよう前記アンテナを縮小させるアンテナ駆動手段とを
備えているので、第1、2、3、4、又は5の発明の効
果に加えて、精度よくアンテナ長を制御できるという効
果を奏する。
【0075】第8の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナ長制御手段が
前記アンテナの長手方向に複数設けられた接点を選択し
給電点と接続するスイッチ手段と、前記検出手段により
人体を検出した場合に前記アンテナ長を短くする接点を
前記スイッチ手段に選択させるスイッチ制御手段とを備
えているので、第1、2、3、4、又は5の発明の効果
に加えて、簡易な構成により、安定的にアンテナ長を制
御できるという効果を奏する。
【0076】第9の発明に係る携帯無線機は、第1、
2、3、4、又は5の発明に係るアンテナ長制御手段が
前記アンテナの長手方向にしゅう動するしゅう動部材
と、前記検出手段により人体を検出した場合に前記アン
テナ長が短くするように前記しゅう動部材を移動させる
しゅう動部材制御手段とを備えているので、第1、2、
3、4、又は5の発明の効果に加えて、特に人体の検出
状況に応じて、連続的に精度よくアンテナ長を制御でき
るという効果を奏する。
【0077】第10の発明に係る携帯無線機は、使用者
により携帯され、アンテナにより無線通信を行う携帯無
線機において、前記アンテナと給電点との間に設けられ
た整合回路と、前記アンテナとは独立して設けられた受
信アンテナと、前記受信アンテナの入力値に基づいて前
記整合回路を制御するアンテナ制御手段を備えているの
で、整合回路の値を最適に決めることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による人体の影響を
考慮したアンテナエレメント長(固定長)を示す図であ
る。
【図2】 この発明の理論を説明する際に用いるモデル
を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示すアンテナを取
り付けた携帯無線機の図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す人体の検出回
路の図である。
【図5】 この発明の実施の形態3を示すアンテナを取
り付けた携帯無線機の図である。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す人体の検出回
路の図である。
【図7】 この発明の実施の形態4を示すアンテナを取
り付けた携帯無線機の図である。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す人体の検出回
路の図である。
【図9】 この発明の実施の形態5を示すアンテナを取
り付けた携帯無線機の図である。
【図10】 この発明の実施の形態5を示す人体の検出
回路の図である。
【図11】 この発明の実施の形態6を示すアンテナエ
レメント長の制御方法(その1)の図である。
【図12】 この発明の実施の形態7を示すアンテナエ
レメント長の制御方法(その2)の図である。
【図13】 この発明の実施の形態8を示すアンテナエ
レメント長の制御方法(その3)の図である。
【図14】 この発明の実施の形態9を示すアンテナエ
レメント長の制御方法(その4)の図である。
【図15】 この発明の実施の形態10を示す人体検出
&制御方法の組み合わせ(その1)の図である。
【図16】 この発明の実施の形態11を示す人体検出
&制御方法の組み合わせ(その2)の図である。
【図17】 従来の携帯無線機の例を示す図(その1)
である。
【図18】 従来の携帯無線機の例を示す図(その2)
である。
【図19】 アンテナエレメント長に対する平均利得の
変化を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナエレメント、2 筺体、3 誘電体円柱、
4 波源、5 受信アンテナ、6 直接波成分、7 散
乱波成分、8 携帯無線機、9 金属端子、10 増幅
器、11 インピーダンス計、12 電源、13 2つ
の金属端子、14 整合回路、15 人体検出回路、1
6 給電点、17 アンテナエレメント(長い時)、1
8 アンテナエレメント(短い時)、19 駆動回路、
20 スイッチ、21 しゅう動片制御回路、22 し
ゅう動片、23 受信アンテナ、24 アンテナレベル
制御回路、25 誘電体棒、26 線状金属アンテナ素
子、27 金属筺体、28 アンテナ保持用誘電体棒、
29 ヘリカル状金属アンテナ素子、30 金属筺体、
31 直線金属アンテナ素子、32 金属筺体、33
アンテナ素子、34 筺体、35 受話器、36 キー
ボード、37 送話器、38 アンテナ回転部、39
光センサー、40 電位計(レベル計)、41 電位計
(レベル計)又は波長計。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者により携帯され、アンテナにより
    無線通信を行う携帯無線機において、 前記使用者の人体を検出する検出手段と、 前記検出手段により人体を検出した場合に前記アンテナ
    長を短く制御するアンテナ長制御手段とを備えた携帯無
    線機。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記携帯無線機の表面
    に設けられた金属端子と、前記金属端子に接続され、当
    該金属端子のインピーダンスの変化を検出するインピー
    ダンス測定手段と、前記インピーダンス測定手段の測定
    結果に基づき人体を検出する人体検出手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記携帯無線機の表面
    に設けられた複数の金属端子と、前記複数の金属端子に
    接続され、当該複数の金属端子のインピーダンスの差を
    検出するインピーダンス測定手段と、前記インピーダン
    ス測定手段の測定結果に基づき人体を検出する人体検出
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯無
    線機。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記携帯無線機に設け
    られた端子と、前記端子に接続され、前記端子の電位の
    変化を検出する電位測定手段と、前記電位測定手段の測
    定結果に基づき人体を検出する人体検出手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記携帯無線機に設け
    られた光センサーと、前記光センサーに接続され、当該
    光センサーの出力を測定する測定手段と、前記測定手段
    の測定結果に基づき人体を検出する人体検出手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ長制御手段は、前記アンテ
    ナと給電点との間に設けられた整合回路と、前記検出手
    段により人体を検出した場合に前記アンテナ長が短くな
    るよう前記整合回路中の値を制御する整合回路制御手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は
    5記載の携帯無線機。
  7. 【請求項7】 前記アンテナは、伸縮自在なアンテナで
    あり、前記アンテナ長制御手段は、前記検出手段により
    人体を検出した場合に前記アンテナ長が短くなるよう前
    記アンテナを縮小させるアンテナ駆動手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の携帯
    無線機。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ長制御手段は、前記アンテ
    ナの長手方向に複数設けられた接点を選択し給電点と接
    続するスイッチ手段と、前記検出手段により人体を検出
    した場合に前記アンテナ長を短くする接点を前記スイッ
    チ手段に選択させるスイッチ制御手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の携帯無線
    機。
  9. 【請求項9】 前記アンテナ長制御手段は、前記アンテ
    ナの長手方向にしゅう動するしゅう動部材と、前記検出
    手段により人体を検出した場合に前記アンテナ長が短く
    するように前記しゅう動部材を移動させるしゅう動部材
    制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の携帯無線機。
  10. 【請求項10】 使用者により携帯され、アンテナによ
    り無線通信を行う携帯無線機において、 前記アンテナと給電点との間に設けられた整合回路と、 前記アンテナとは独立して設けられた受信アンテナと、 前記受信アンテナの入力値に基づいて前記整合回路を制
    御するアンテナ制御手段を備えた携帯無線機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001217624A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Denso Corp 無線通信装置
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JP2002076414A (ja) * 2000-08-28 2002-03-15 Abel Systems Inc 太陽電池
JP2008131516A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nec Corp 無線端末及びアンテナ制御方法
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