JPH10270410A - 基板乾燥装置 - Google Patents

基板乾燥装置

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JPH10270410A
JPH10270410A JP7730797A JP7730797A JPH10270410A JP H10270410 A JPH10270410 A JP H10270410A JP 7730797 A JP7730797 A JP 7730797A JP 7730797 A JP7730797 A JP 7730797A JP H10270410 A JPH10270410 A JP H10270410A
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JP
Japan
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carrier
semiconductor wafer
substrate
wafers
groove
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JP7730797A
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Masato Tanaka
眞人 田中
Yoshitaka Abiko
良隆 我孫子
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純水からIPAへの置換不良を防止すると共
に、処理液成分やカセット樹脂成分のウエハへの付着を
防止してパーティクルの発生を抑える。 【解決手段】 複数の半導体ウエハ2を収容したキャリ
ア4を装置内部に移動させるリフタ26のベース部材3
1上にキャリア4を載置する際に、ベース部材31上に
配設された左右のリフタガイド32の溝部32b内に半
導体ウエハ2の端縁部2aが嵌合することで、半導体ウ
エハ2の下方の端縁部2aが支持されて直立状態となる
ので、半導体ウエハ2の端縁部2aがキャリア4の溝部
4aから浮いて接触せず、これによって、純水からIP
Aへの置換不良を防止すると共に、キャリア4からしみ
だした処理液成分や、キャリア4自体の樹脂成分などの
半導体ウエハ2への付着を防止して、パーティクルの発
生を抑制し、良好に基板乾燥を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば有機溶媒の
蒸気(以下溶媒蒸気という)を基板の表面に凝縮させて
半導体ウエハなどの基板の乾燥を行う基板乾燥装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板乾燥装置は、例えば、溶媒
蒸気で満たされた容器内に水分の付着した半導体ウエハ
などの基板を配置して、溶媒蒸気をその基板の表面に凝
縮させることによって基板の乾燥を行う。この基板乾燥
装置について、図11を参照して説明する。
【0003】図11は従来の基板乾燥装置の構成を示す
概略図である。図11において、基板乾燥装置61は、
乾燥室を構成する容器62内の底部に収納される、例え
ばトリクレンやイソプロピルアルコール(IPA)など
の液体の有機溶媒63を加熱ヒータ64で気化させて溶
媒蒸気を発生させ、容器62内を溶媒蒸気で充満させ
る。一方、容器62上部には冷却パイプ65が設けられ
ており、該冷却パイプ65によって溶媒蒸気を冷却して
いる。こうすることによって前記溶媒蒸気が冷却パイプ
65よりも上方に上昇しないようにして溶媒蒸気と大気
との境界(以下、有機溶媒蒸気ラインという)を形成し
ている。
【0004】このような基板乾燥装置61の動作を以下
説明する。
【0005】容器62に溶媒蒸気が充満した状態でか
つ、冷却パイプ65による冷却が行われている状態で、
例えば純水洗浄後であって、純水の付着した半導体ウエ
ハ66を容器62内に搬入する。すると、溶媒蒸気が半
導体ウエハ66表面に凝縮して液体の有機溶媒になる。
この液体の有機溶媒と純水とが混ざり合って半導体ウエ
ハ66から滴下することによって、半導体ウエハ66上
の純水と有機溶媒との置換が行われる。次に、半導体ウ
エハ66を上昇させて有機溶媒蒸気ラインを通過させ
る。このとき有機溶媒蒸気ラインにおいて、大気によっ
て半導体ウエハ66上の有機溶媒が押しとどめられる一
方、半導体ウエハ66は上昇していくので半導体ウエハ
66は完全に乾燥する。
【0006】このとき、基板乾燥装置61の容器62内
では、図12に示すように、半導体ウエハ66を収容す
るキャリア67の内面に、各半導体ウエハ66の端縁部
をそれぞれ受け入れ可能な各溝部68が形成されてお
り、それらの各溝部68にそれぞれ各半導体ウエハ66
の端縁部がそれぞれ互いに接触しないように位置決めさ
れて並べられている。つまり、各半導体ウエハ66は縦
向け(ウエハ周縁が略垂直面内となる方向)に配置され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の基板乾燥装
置内において、各半導体ウエハ66を収容するキャリア
67の各溝部68にそれぞれ各半導体ウエハ66どうし
がそれぞれ接触しないように位置決めされて収容されて
いるが、キャリア67の各溝部68と各半導体ウエハ6
6の端縁部とが一部接触している。一方、キャリア67
の樹脂材料には微細な孔があってそれに処理液成分がし
み込んでおり、この処理液成分が基板乾燥時にしみ出て
半導体ウエハ66にその処理液成分が付着したり、キャ
リア67の樹脂成分などが付着したりして、パーティク
ル発生の要因になるという問題を有していた。
【0008】また、そのキャリア67と半導体ウエハ6
6との接触部分66aでは、純水と有機溶媒との置換が
起こりにくく置換不良になり、これによって、キャリア
67と半導体ウエハ66との接触部分66aでは純水が
残って半導体ウエハ66に不要な酸化が発生してパーテ
ィクル発生の要因になるという問題を有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、キャリアとウエハとの接触を防止することで、純水
から有機溶媒への置換不良を防止し、かつ処理液成分や
キャリア樹脂成分などのウエハへの付着を防止してパー
ティクルの発生を抑え、良好に基板乾燥を行うことがで
きる基板乾燥装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の基板乾燥装置
は、キャリア内に形成された各溝部にそれぞれ収容され
た基板の乾燥を行う基板乾燥装置において、キャリアが
載置される載置台に、基板の端縁部が溝部に接触しない
ように基板を支持する基板保持部材が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0011】この構成により、複数の基板を収容したキ
ャリアを装置内部に載置する際に、基板を浮かせて直立
に支持する基板保持部材を設けたので、基板端縁部がキ
ャリア内の溝部に接触せず、純水から有機溶媒への置換
不良も防止されてパーティクルの発生が抑制されると共
に、キャリアからの処理液成分やキャリア樹脂成分など
の基板への付着が防止され、良好に基板乾燥を行うこと
が可能となる。
【0012】また、本発明の基板乾燥装置における基板
保持部材は、基板の端縁部と嵌合可能な溝部が設けられ
ており、この溝部内の側壁に前記基板の端縁部を挟持可
能な凸部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0013】この構成により、基板の端縁部を凸部で挟
持するので、基板保持部材においても最小限の基板端縁
部との接触面積とすることが可能となって、純水から有
機溶媒への置換効率がより向上すると共に、キャリアか
らの処理液成分やキャリア樹脂成分などの基板への付着
がより防止されて、パーティクルの発生がより抑制され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
おける基板乾燥装置が適用されている基板処理装置の概
略構成を示す平面図である。なお、矢印Fで示される面
が装置の正面である。
【0015】図1において、基板処理装置1は、複数の
半導体ウエハ2を収容した搬送用のキャリア3から処理
部用のキャリア4に複数の半導体ウエハ2を一括して移
載する搬入側ウエハ移替部5と、処理部用のキャリア4
から搬送用のキャリア3に複数の半導体ウエハ2を一括
して移載する搬出側のウエハ移替部6と、ウエハ移替部
5に隣接し、各種処理液をそれぞれ貯留した複数の処理
槽にわたって半導体ウエハ2を順次浸漬させることによ
り半導体ウエハ2に薬液処理や水洗処理などの一連の各
種処理が施される処理部7と、この処理部7と搬出側の
ウエハ移替部6との間に配設され、この処理部7での処
理後の半導体ウエハ2を乾燥させる乾燥部8とを有して
いる。
【0016】この搬入側のウエハ移替部5は、半導体ウ
エハ2の並び方向に並置された例えば25枚の半導体ウ
エハ2をそれぞれ収容した2個の搬送用のキャリア3か
ら半導体ウエハ2を抜き取り、これらの抜き取った2つ
の半導体ウエハ群の間隔を詰めた状態で、50枚を1群
とした半導体ウエハ群を形成させ、この半導体ウエハ群
を収容可能な1個の処理部用のキャリア4に移し替える
構成となっている。これらの搬送用のキャリア3とは、
クリーンルーム内の他の工程の装置14などと半導体ウ
エハ2のやり取りをするときに、複数の半導体ウエハ2
を収容するためのキャリアであり、また、処理部用のキ
ャリア4とは、装置本体内の処理部7および乾燥部8に
おいて搬送される複数の半導体ウエハ2を収容するため
のよりクリーンで耐薬液性のあるキャリアである。な
お、搬出側のウエハ移替部6の場合、上記ウエハ移替部
5の場合とは逆に、クリーンな1個の処理部用のキャリ
ア4から2個の搬送用のキャリア3に移し替える構成と
なっており、その他の構成は、搬入側のウエハ移替部5
の場合と同様である。
【0017】また、この処理部7は、これらの各槽に複
数の半導体ウエハ2を搬送する搬送ロボットのハンドを
洗浄するハンド洗浄部9と、このハンド洗浄部9側に隣
接し、半導体ウエハ2上の窒化膜除去用の薬液として燐
酸溶液を貯留した第1の燐酸槽10と、この燐酸槽10
側に隣接し、窒化膜除去用の薬液として燐酸溶液を貯留
した第2の燐酸槽11と、この燐酸槽11側に隣接し、
燐酸が付着した半導体ウエハ2を水洗する機能水洗槽1
2と、この機能水洗槽12側に隣接し、半導体ウエハ2
を最終的に水洗する最終水洗槽13とを基板処理順に有
している。このように、第1および第2の燐酸槽10,
11として2槽設けたのは、これらの燐酸槽10,11
による窒化膜除去処理が他の槽による処理に比べて時間
がかかるため、処理時間を短縮すべく並行して窒化膜除
去処理を行うためである。また、機能水洗槽12は、半
導体ウエハ2に燐酸が残っていると窒化膜除去が必要以
上に進行するので、純水中に燐酸溶液の付いた半導体ウ
エハ2を浸漬させた直後に、その燐酸溶液を含む純水を
排出し、その後、半導体ウエハ2を収容したまま新たな
純水を供給して半導体ウエハ2をさらに水洗した後、再
び純水を排出するという工程を幾度か繰り返すものであ
る。最終水洗槽13は半導体ウエハ2をさらに精密に水
洗するものである。なお、本実施形態の処理部7では、
一連の各種処理として、窒化膜除去処理の槽構成につい
て説明したが、この窒化膜除去処理の他に、レジスト剥
離処理、酸化膜エッチング処理、ライトエッチング処理
および拡散前洗浄処理などの各種処理であってもよい。
【0018】さらに、乾燥部8は蒸気乾燥装置であり、
処理部7の最終水洗槽13により水洗され純水の付着し
た半導体ウエハ2を乾燥させる装置である。この乾燥部
8について、図2を参照してさらに詳しく説明する。
【0019】図2は図1の乾燥部8における正面構成を
示す縦断面図である。図2において、この基板乾燥装置
21は、ハウジングケース22内に設けられ、その内部
に有機溶媒としてIPA20を底部に貯留する処理槽2
3と、この処理槽23の底壁下に密着して配設され、I
PA20を加熱するパネルヒータなどの板状加熱手段2
4と、キャリア4を搬送する搬送ロボット(図示せず)
から受け取ったキャリア4を処理槽23内の所定乾燥位
置Bに対して出し入れする上下方向のカセット移動手段
としてのリフタ26と、処理槽23の上部入口内に、冷
媒循環器(図示せず)によって冷却水などの冷媒が循環
する冷却パイプ27が配設され、上昇してきたIPA2
0の蒸気を冷却する冷却手段28と、所定乾燥位置Bの
下部に設けられ、常温下で搬入されてきた半導体ウエハ
2の表面にIPA20が凝縮して純水と共に流下するた
め、これを集めて回収パイプ29を介して回収する回収
皿30とを有している。この回収された純水とIPAと
の混合物は装置外に排出される。
【0020】リフタ26のベース部材31上にキャリア
4が搬送ロボット(図示せず)によって載置される際
に、キャリア4内の複数の半導体ウエハ2をそれぞれ、
図3および図4に示すように、キャリア4内の溝部4a
に接触しないように浮かせて直立状態で支持する基板保
持部材としての3本のリフタガイド32がベース部材3
1に立設されている。ここで、直立状態とは半導体ウエ
ハ2が多少傾いて立っている場合を含んでおり、要は、
キャリア4内の溝部4aに半導体ウエハ2の端縁部が接
触しななければ良い。また、図5および図6に示すよう
に、このリフタガイド32の先端部32aには半導体ウ
エハ2の端縁部2aを受け入れ可能な溝部32bが形成
されており、キャリア4の載置時に、キャリア4の下部
開口4bからリフタガイド32の先端部32aが貫通し
て、リフタガイド32は1枚の半導体ウエハ2を上記保
持用の溝部32bで支持して、キャリア4内の溝部4a
に半導体ウエハ2が接触しないように浮かせて直立させ
るようになっている。このリフタガイド32の溝部32
bへの入口部分はテーパ状に構成されており、そのテー
パ部32cによって半導体ウエハ2を上記保持用の溝部
32b内に容易に案内可能なようになっており、半導体
ウエハ2の端縁部2aがキャリア4内の溝部4aに接触
することなく直立状態で支持されることになる。
【0021】上記構成により、まず、処理槽23内に貯
留したIPA20を板状加熱手段24で加熱して、処理
槽23内に摂氏約80度のIPAの蒸気を充満させる。
このとき、処理槽23内の底部で気化したIPAの蒸気
が側面では凝縮せずに上昇し、処理槽23内上方の冷却
手段28の冷却パイプ27の位置に達すると、冷却パイ
プ27により冷却されてそれ以上、上昇しなくなり、I
PAの蒸気と大気との境界(以下IPA蒸気ラインとい
う)が形成される。
【0022】次に、薬液処理および水洗処理を済ませた
複数の半導体ウエハ2がそれぞれキャリア4内の各溝部
4aにそれぞれ保持された状態で、搬送ロボット(図示
せず)によってリフタ26のベース部材31上の所定位
置に載置される。このとき、半導体ウエハ2毎に左右の
リフタガイド32のテーパ部32cによって溝部32b
内に半導体ウエハ2の端縁部2aが案内されて嵌合する
ことになる。半導体ウエハ2の端縁部2aの溝部32b
内への嵌合によって、半導体ウエハ2の端縁部2aがキ
ャリア4内の溝部4aに接触することなく直立状態で支
持される。
【0023】このようにして、搬送ロボット(図示せ
ず)から受け取った半導体ウエハ2およびキャリア4を
リフタ26で下方の所定乾燥位置Bまで移動させる。す
ると、IPAの蒸気が半導体ウエハ2表面に凝縮して液
体のIPAになる。この液体のIPAと純水とが混ざり
合って半導体ウエハ2から滴下することによって、半導
体ウエハ2上の純水とIPAとの置換が行われる。
【0024】さらに、複数の半導体ウエハ2をキャリア
4と共に、リフタ26で、冷却パイプ27がある上方の
中間位置Cを越えてさらに上昇させる。この際、半導体
ウエハ2がIPA蒸気ラインを通過したとき、大気によ
って半導体ウエハ2上のIPAが押しとどめられる一
方、半導体ウエハ2は上昇していくので半導体ウエハ2
は完全に乾燥する。その後、複数の半導体ウエハ2およ
びキャリア4をリフタ26で所定位置まで上昇させ、そ
こで複数の半導体ウエハ2をキャリア4と共に搬送ロボ
ット(図示せず)に引き渡して次工程のウエハ移替部6
に搬送する。
【0025】以上のように、複数の半導体ウエハ2を収
容したキャリア4を装置内部に移動させるリフタ26の
ベース部材31上に載置する際に、ベース部材31上に
配設されたリフタガイド32によって、その溝部32b
内に半導体ウエハ2の端縁部2aが嵌合することで、半
導体ウエハ2の下方の端縁部2aが支持されて直立状態
となるので、半導体ウエハ2の端縁部2aがキャリア4
の溝部4aから浮いて接触せず、これによって、純水か
らIPAへの置換不良が発生せず、また、キャリア4か
らしみ出した処理液成分や、キャリア4自体の樹脂成分
などの半導体ウエハ2への付着が防止されて、パーティ
クルの発生が抑制されると共に良好に基板乾燥を行うこ
とができる。
【0026】なお、本実施形態では、図5および図6に
示すように、このリフタガイド32の先端部32aには
半導体ウエハ2の端縁部2aを受け入れ可能な溝部32
bを形成し、この溝部32b内は平坦な溝構成とした
が、図7および図8に示すように、このリフタガイド4
2の先端部42aには半導体ウエハ2の端縁部2aを受
け入れ可能な溝部42bを形成し、この溝部42bの両
側壁を互いに内側に膨らませて凸部を形成し、これらの
両側壁の線状の頂部42dで半導体ウエハ2の端縁部2
aを挟み込むことで、半導体ウエハ2の端縁部2aとの
接触面積をより少なく構成することもできる。また、図
7および図8では両側からの線接触で半導体ウエハ2の
端縁部2aを挟み込む構成としたが、その両側壁を互い
に内側に球状に膨らませて凸部を形成し、これらの両側
壁の点状の頂部で半導体ウエハ2の端縁部2aを挟み込
むようにすれば、半導体ウエハ2の端縁部2aとの接触
面積をさらに少なく構成することもできる。
【0027】また、本実施形態では、3個のリフタガイ
ド32の各溝部32bで半導体ウエハ2の端縁部2aを
3個所で支持するように構成したが、これらの3個のリ
フタガイド32,32は一体に構成してもよく、さらに
は、キャリア4に収容される複数の半導体ウエハ2を全
べて支持可能なように一体構成とすることもできる。こ
の場合には、リフタガイドのベース部材31への取付け
は容易になるものの、ウエハ表面を流下するIPAの液
滴が回収皿30にスムーズに流れるように傾斜部や開口
部を設けるなど配慮する必要がある。また、例えば図9
の場合には、リフタガイド51は1個で1枚の半導体ウ
エハ2を支持可能なように一体構成としており、かつ半
導体ウエハ2の端縁部2aとの接触面積をより少なくす
べく、溝部52の両側壁から内側に千鳥状に3個の突起
部53を設け、これらの突起部53で半導体ウエハ2の
端縁部2aを挟み込んで直立に支持することもできる。
この場合、リフタガイド51の溝部52において、直立
に支持された半導体ウエハ2の端縁部2aは3個の突起
部53の先端だけで接触しており、溝部52の両側壁か
ら浮いた状態で接触しておらず、また、半導体ウエハ2
の下端部は溝部52の底で当接している。この溝部52
の底形状は半導体ウエハ2の下端部の円弧形状に合った
傾斜部54を構成し、溝部52の中央部は開口部55を
構成しており、半導体ウエハ2の表面を流下してきたI
PAの液滴は溝部52の底の傾斜部54さらに開口部5
5を介して回収皿30にスムーズに流れるようになって
いる。もちろん、この図9のリフタガイド51を、キャ
リア4に収容される複数の半導体ウエハ2全べてに適応
するように一体構成とすることもできる。
【0028】さらに、本実施形態では、3個のリフタガ
イド32で半導体ウエハ2の端縁部2aを支持するよう
に構成したが、これらの3個のリフタガイド32は、図
10に示すように1個で構成してもよく、この場合に
は、1個のリフタガイド32とキャリア4の左側の溝部
4aとで半導体ウエハ2の端縁部2aを支持することに
なり、この場合にも、半導体ウエハ2の端縁部2aをキ
ャリア4の溝部4aの側壁から浮かせて接触させず直立
状態に支持することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の基
板を収容したキャリアを載置する際に、基板端縁部がそ
の溝部に接触しないように基板を支持する基板保持部材
を設けたので、キャリアの溝部内に基板が直立して周り
の溝部分とは浮いた状態で接触せず、キャリアからの処
理液成分やキャリア樹脂成分などの基板への付着を防止
することができる。
【0030】また、基板の端縁部を凸部で挟持すれば、
基板保持部材において最小限の基板端縁部との接触面積
とすることができ、キャリアからの処理液成分やキャリ
ア樹脂成分などの基板への付着もより防止することがで
きて、パーティクルの発生をより抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における基板乾燥装置が適
用されている基板処理装置の概略構成を示す平面図であ
る。
【図2】図1の乾燥部における正面構成を示す縦断面図
である。
【図3】図2の所定乾燥位置Bにおけるキャリアの載置
部の要部断面図である。
【図4】図3におけるキャリアを上から見た要部拡大図
である。
【図5】図1のリフタガイドの先端構成を示す側面図で
ある。
【図6】図5のリフタガイドの平面図である。
【図7】図5のリフタガイドの先端構成とは別の構成例
を示す側面図である。
【図8】図7のリフタガイドの平面図である。
【図9】上記リフタガイドとはさらに別の構成例を示す
平面図である。
【図10】図3の左右のリフタガイドを右側1個にした
支持例を示す載置部の要部断面図である。
【図11】従来の基板乾燥装置の構成を示す概略図であ
る。
【図12】図11の基板乾燥装置による基板乾燥時のキ
ャリア内の基板の概略収容状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 半導体ウエハ 2a 端縁部 4 キャリア 4a 溝部 8 乾燥部 21 基板乾燥装置 23 処理槽 24 板状加熱手段 26 リフタ 27 冷却パイプ 28 冷却手段 29 回収パイプ 30 回収皿 31 ベース部材 32,42,51 リフタガイド 32b,42b,52 溝部 42d 頂部 53 突起部 54 傾斜部 55 開口部 A 表面処理剤 B 所定乾燥位置 C 中間位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア内に形成された各溝部にそれぞ
    れ収容された基板の乾燥を行う基板乾燥装置において、 前記キャリアが載置される載置台に、前記基板の端縁部
    が前記溝部に接触しないように前記基板を支持する基板
    保持部材が設けられていることを特徴とする基板乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基板保持部材は、前記基板の端縁部
    と嵌合可能な溝部が設けられており、この溝部内の側壁
    に前記基板の端縁部を挟持可能な凸部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の基板乾燥装置。
JP7730797A 1997-03-28 1997-03-28 基板乾燥装置 Withdrawn JPH10270410A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112789715A (zh) * 2018-12-26 2021-05-11 爱捷株式会社 半导体晶片用干燥机的导向装置

Cited By (1)

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CN112789715A (zh) * 2018-12-26 2021-05-11 爱捷株式会社 半导体晶片用干燥机的导向装置

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