JPH1027040A - 計算機のリセット方式 - Google Patents

計算機のリセット方式

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Publication number
JPH1027040A
JPH1027040A JP8180486A JP18048696A JPH1027040A JP H1027040 A JPH1027040 A JP H1027040A JP 8180486 A JP8180486 A JP 8180486A JP 18048696 A JP18048696 A JP 18048696A JP H1027040 A JPH1027040 A JP H1027040A
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JP
Japan
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reset
timer
computer
time
signal
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JP8180486A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kanazawa
康史 金沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤ってリセット操作(リセット釦入力)をし
ても、システム停止処理をして必要な情報を保存し、障
害に至らないようにする。 【解決手段】 リセット釦11を押すと計算機のソフト
ウエアはシステムリセット通知31によりシステム停止
処理を行い(T5)、リセット禁止フラグ13をOFF
してソフトウエア処理を停止する。リセット禁止フラグ
13のOFFにより、システムリセット信号26が出力
され計算機をシステムリセットする。一方、ハードウエ
アで構成された強制リセットタイマ12は、システム停
止処理時間以上の時間にセットされ、リセット釦11が
押されると始動し、上記のセット時間が経過すると、シ
ステム停止処理の完了か否か(リセット禁止フラグのO
N/OFF)に拘らずステムリセット信号26を出力
し、システムリセットを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機のシステム
リセット方式に関するもので、特にシステム固有のアプ
リケーションプログラム及びオペレーティングシステム
のシャットダウン処理等のソフトウェア停止処理(シス
テム停止処理)と協調を可能にするシステムリセットに
関する。
【0002】
【従来の技術】産業用計算機システムにおいては、シス
テム固有のアプリケーション及びオペレーションプログ
ラムが動作しており、システムを制御するアプリケーシ
ョンプログラム、プログラムにより制御される機器及び
オペレーションシステムは、計算機の動作を停止する
際、ファイル保存や処理中のデータの格納などの所定の
システム停止処理手順を有している。
【0003】また、産業用計算機システムにおいては、
ハードウェアのシステムリセット機能を有しており、こ
のシステムリセット機能として、計算機システムのハー
ドウェアリセット、計算機に接続された制御機器のハー
ドウェアリセットを行っている。
【0004】従来の産業用計算機は、ソフトウェアを停
止するための「ソフトウェア停止処理(システム停止処
理)」と、ハードウェアシステムを停止・リセットする
ための「システムリセット処理」とは別々の機能であ
り、これらの機能間の連動はなかった。
【0005】従来の構成を図7に示す。図7において、
11はリセット釦であり、リセット釦11からの信号が
直接システムリセット信号26に使用される。
【0006】次に動作を説明する。 (1)ソフトウェア処理において、システムを起動する
と(S1)、(2)「リセット禁止フラグON」とし
(S2)、(3)通常のアプリケーションプログラムの
処理を行う(S3)。
【0007】(4)システム停止処理を行う際は、ソフ
トウェア内のシステム停止処理起動または、計算機の機
種によってはシャットダウン信号の入力により(S
4)、(5)システム停止処理として、システムS/W
(アプリケーション)の停止処理と、OSの停止処理
(シャットダウン処理)が実行される(S5)。
【0008】(6)「リセット禁止フラグOFF」とし
(S6)、(7)ソフトウエア処理を停止する(S
7)。(8)一方、リセット釦11を押すことにより、
ソフトウエア処理の進行状況に拘らずシステムリセット
信号26を送出し、計算機のシステムリセットを行う。
このように、ソフトウェア処理とシステムリセット信号
26との関連はなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の技
術では、ソフトウェア処理とシステムリセット信号との
関連がないため、シャットダウン処理等のシステム停止
処理をせずに操作員が誤ってシステムリセットしようと
した場合、ファイル管理情報が正しく保存されず重大障
害に至る可能性があった。
【0010】また、産業用計算機の機種によっては停止
処理中に計算機固有の各種情報をセーブする機能を有し
ており、システム停止処理中にシステムリセットした場
合には、メモリに格納しているこれらの各種情報を破壊
する可能性を有していた。
【0011】本発明は、リセット信号(釦)とソフトウ
ェアでの停止処理を連動させることにより、産業用計算
機のリセット信号(釦)の誤動作により、誤ってリセッ
ト操作(リセット釦入力等)が要求されていも、障害に
至らないシステムリセット方式を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係わる計算機のリセット方式は、計算
機のシステムリセットを行うリセット方式において、通
常リセット手段、強制リセット手段、及びタイマを備
え、上記通常リセット手段は、上記計算機が通常の処理
実行中にシステムリセット指令を受けると、所定のシス
テム停止処理をした後、上記計算機のシステムリセット
を行う手段とし、上記タイマは上記システム停止処理時
間以上にセットしておき、上記システムリセット指令で
起動するタイマとし、上記強制リセット手段は、上記タ
イマが上記システムリセット指令で起動して上記セット
した時間になると、上記システム停止処理が完了か否か
にかかわらず、上記計算機のシステムリセットを行う手
段としたものである。
【0013】(2)また、計算機のシステムリセットを
行うリセット方式において、通常リセット手段、強制リ
セット手段、及びタイマを備え、上記通常リセット手段
は、上記計算機が通常の処理実行中にシステムリセット
指令を受けると、所定のシステム停止処理をした後、上
記計算機のシステムリセットを行うと共に、上記システ
ム停止処理の進行状態に応じて上記タイマのリセット時
間を変更する指令を送出する手段とし、上記タイマは上
記システム停止処理時間以上にセットしておき、上記シ
ステムリセット指令で起動し、上記リセット時間変更指
令に応じてセット時間を変更するタイマとし、上記強制
リセット手段は、上記タイマが上記システムリセット指
令で起動して上記セットした時間になると、上記システ
ム停止処理が完了か否かにかかわらず、上記計算機のシ
ステムリセットを行う手段としたものである。
【0014】(3)また、上記(1)または(2)にお
いて、システムリセット指令から所定の時間経過すると
計算機のシステムリセットを行う緊急リセット手段を設
けたものである。
【0015】(4)また、システムリセット操作を所定
時間継続すると、システムリセット指令を送出するリセ
ット指令遅延送出手段を設け、このシステムリセット指
令を上記(1)または(2)のシステムリセット指令と
したものである。
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの実施の形態のブロック図であ
る。図2は通常停止の場合の信号のタイミングチャート
である。図3は強制リセットタイマで停止する場合の信
号のタイミングチャートである。
【0016】図1において、11はリセット釦、12は
強制リセットタイマ、13はリセット禁止フラグであ
る。
【0017】リセット釦11は、リセット処理の始動を
行うもので、リセット釦11押下により、ソフトウェア
処理にシステムリセットを通知31すると共に、強制リ
セットタイマ起動信号32により強制リセットタイマ1
2をON起動する。
【0018】強制リセットタイマ12は、システム停止
処理が正常に終了しない場合に、強制的にシステムリセ
ット処理を実行するまでの適切な設定時間を持ち、強制
リセットタイマ起動信号32によりON起動され、設定
時間のタイムアップによりOFFする強制リセットタイ
マ信号22を出力する。
【0019】なお、強制リセットタイマ12のタイムア
ップ時間は、システム停止処理以上に設定しており、数
10秒から数分、場合により10分以上かかることもあ
る。
【0020】リセット禁止フラグ13は、ソフトウェア
動作時のリセット禁止期間を示すフラグであり、ソフト
ウェア処理起動時のリセット禁止フラグON信号33に
よりON起動し、ソフトウェア処理停止前のリセット禁
止フラグOFF信号34によりOFFされる。
【0021】41はフリップフロップ、42はNAND
回路、43はAND回路である。
【0022】次に動作について説明する。 (1)ソフトウェア処理において、システムを起動する
と(T1)、(2)「リセット禁止フラグON」とし
(T2)、(3)通常のアプリケーションプログラムの
処理(図2b)を行う(T3)。
【0023】(4)システム停止処理を行う際は、リセ
ット釦11を押下して(図2a)、システムリセット通
知をし、ソフトウェア内のシステム停止処理起動また
は、計算機の機種によってはシャットダウン信号を入力
する(T4)。
【0024】(5)システム停止処理(図2b)が実行
され(T5)、(6)「リセット禁止フラグOFF」と
し(図2c,T6)、(7)ソフトウエア処理を停止す
る(T7)。
【0025】(8)一方、リセット釦11を押すことに
より、システムリセット信号26を送出し、計算機のシ
ステムリセットを行う(図2g,b)。このシステムリ
セットの動作を説明すると、
【0026】(1)システム稼働状態でリセット釦11
押下すると、通常の正常処理として、ソフトウェア処理
においてシステム停止処理後(図2b)、リセット禁止
フラグOFF信号34によりリセット禁止フラグ13を
OFFし、リセット禁止フラグ信号23をOFFする
(図2c)。
【0027】(2)強制リセットタイマ信号22はON
状態であり、リセット禁止フラグ信号23がOFFとな
ると、リセット許可信号25がONとなる(図2e)。 (3)一方、リセット釦11の押下により、フリップフ
ロップ41はラッチ出力しリセット保持信号24を出力
する(図2f)。
【0028】(4)リセット許可信号25とリセット保
持信号24によって、AND回路43からシステムリセ
ット信号26が出力され(図2g)、計算機はシステム
リセットされる(図2b)。
【0029】ソフトウェアにおいて停止処理が正常終了
しない場合を図3のタイミングチャートと共に説明す
る。 (1)強制リセットタイマ12のタイムアップまでに、
リセット禁止フラグがOFFにならない場合は、強制リ
セットタイマ12のタイムアップにより強制リセットタ
イマ信号22がOFFすると(図3d)、
【0030】(2)NAND回路42のリセット許可信
号25がONとなり(図3e)、(3)リセット許可信
号25ONとリセット保持信号24によって、AND回
路43からシステムリセット信号26が出力され(図3
g)、計算機はシステムリセットされる(図3b)。
【0031】なお、リセット禁止フラグ13がOFFで
システムが停止状態では、(1)リセット許可信号25
はONであり、リセットが許可されているため、(2)
リセット釦11押下時には、リセット保持信号25がO
Nとなり、ソフトウェア処理およびタイマ処理なしにシ
ステムリセット信号26が出力される。
【0032】以上のように、実施の形態1においては、
アプリケーションの停止処理とオペレーションソフトウ
ェアのシャットダウン処理等のシステム停止処理が必要
な産業用計算機において、 (1)ソフトウェアにおいては、システム起動時にリセ
ット禁止フラグ13をONし、リセット要求が入力され
た時にシステム停止処理を起動し、システム停止処理の
完了によりリセット禁止フラグをOFFする機能を持た
せることにより、誤ってリセット操作が要求されてもシ
ャットダウン処理等のシステム停止処理を行わずにシス
テムリセットされることを防止する。
【0033】(2)また、ハードウェアにおいては、リ
セット要求により起動され予め設定された時間を計時す
る強制リセットタイマ12を設け、リセット禁止フラグ
OFF、または、強制リセットタイマタイムアップによ
りシステムリセットを起動することにより、システム稼
働中に誤ってリセット操作が要求されてもシャットダウ
ン処理が行われずにシステムリセットされることを防止
することができる。
【0034】(3)また、ソフトウェアにおいてシステ
ム停止処理が正常終了しない場合でも、強制リセットタ
イマ12のタイムアップにより強制的にシステムリセッ
トすることにより、どのような場合でも確実にシステム
リセットすることができる。
【0035】実施の形態2.図4は、実施の形態2のブ
ロック図である。図4において、実施の形態1の図1と
同一符号は同一のものを表し説明を省略する。
【0036】図において、強制リセットタイマ51は、
初期設定値としてシステム停止処理が正常に終了しない
場合に強制的にリセット処理を実行するまでの適切な設
定時間が設定されている。また、ソフトウエア処理での
システム停止処理中に、リセット値更新の指令である強
制リセットタイマ用再設定信号35,36を受けると、
その指示により設定時間が順次変更される。そして強制
リセットタイマ起動信号32によりON起動されて、設
定時間が来るとタイムアップしてOFFとなる強制リセ
ットタイマ信号22を出力する。
【0037】ソフトウェア処理は、通常処理中にシステ
ムリセット通知信号31を受け取るとシステム停止処理
を行うが、本実施の形態ではシステム停止処理(ステッ
プU5,U7,U9)の途中に強制リセットタイマ値を
リード/ライトして変更する機能(ステップU6,U
8)を持つようにしている。
【0038】即ち、ソフトウェア処理では、システム停
止処理1(ステップU5)及びシステム停止処理2(ス
テップU7)の後で、リセット値更新(ステップU6,
U8)により、強制リセットタイマ再設定信号1(3
5)、及び、リセットタイマ再設定信号2(36)を出
力して強制リセットタイマ51の設定値を変更してい
る。
【0039】これにより強制リセットタイマ51の設定
値をできるかぎり小さい値に設定し直すことができる。
この強制リセットタイマ51の設定時間の変更について
具体例を挙げて説明する。
【0040】一般にシステムS/Wの停止処理時間は、
システムの稼働状況により大きく異なり、通常は1〜2
分で終わるのに、停止時にたまたま待避するファイルが
多くて数分(例えば、8分)かかったとする。OSの停
止時間が1分とすると、 8分+1分+マージン(1分とする)=10分 のタイマ設定となる。
【0041】実際には、「1〜2分+1分=3分」程度
で停止する。 設定時間の変更機能が無い場合は、OSの停止に不具
合があり、正常にS/Wが停止しないと、10分タイマ
で停止となる。 設定時間の変更機能がある場合は、システムS/Wが
2分で終了した後、OS停止処理+マージン分で2分に
セットしなおしておけば、OSが正常に停止しない場合
でも、リセット釦押下後4分で停止できる。 即ち、は10分かかるが、は4分で停止できる。
【0042】なお、リセット値更新について具体例で説
明すると、 システム停止処理1 通常1分 最長4分 システム停止処理2 通常1分 最長4分 OS停止処理 1分 とすると、
【0043】 (1)最初、4+4+1+1(マージン)=10 で、10分をセット(タイマの初期設定)する。 (2)システム停止処理1終了時、残りの処理は、「シ
ステム停止処理2」と「OS停止処理」であるので、 4+1+1(マージン)=6 6分をセットする。
【0044】(3)システム停止処理2終了時、残りの
処理は「OS停止処理」であるので、 1+1(マージン)=2 2分をセットする。以上が固定的な設定例であるが、処
理が必要なファイルの大きさやファイル数を計量して時
間を算出し、その時間に基づいてタイマの設定時間を導
出するようにしてもよい。
【0045】図4のロジック回路の動作によるシステム
リセット信号26の送出は、実施の形態1と同様である
ので説明を省略する。
【0046】以上のように、実施の形態2においては、
実施の形態1の効果に加え、ソフトウェア処理に強制リ
セットタイマのタイマ値更新機能を持たせ、ソフトウェ
ア処理においてシステム停止処理起動後、一定処理終了
時にタイマ値の値を変更することにより、よりきめの細
かい強制停止時間の設定を可能としている。
【0047】従って、強制リセットタイマ51にセット
するタイマ値は、初期設定ではシステム停止処理終了ま
での時間を余裕度を持って見積もった値をセットする
が、処理の進行により余裕度を再見積することが可能で
ある。
【0048】一般的には、処理の進行が進むに従い余裕
度を小さく再見積りし、強制リセットタイマ値を変更す
ることにより、以後の停止処理が正常に停止しなかった
場合の強制リセットまでの時間を小さくすることができ
る。
【0049】また、ソフトウェア処理において、システ
ム停止処理終了までの時間が強制リセットタイマ値に比
較して大きい値と見積もられた場合は、タイマ値を再設
定することによりソフトウェアによる停止処理を継続
し、ソフトウェア処理中の強制リセットを防止すること
ができる。
【0050】実施の形態3.図5は、実施の形態3のブ
ロック図である。図6は、緊急システムリセット動作の
タイミングチャートである。図5において、実施の形態
1の図1と異なる所は、オンディレイタイマ44と、O
R回路45を設けて、強制リセットタイマ51によるシ
ステムリセットをする前に緊急のシステムリセットが行
えるようにしたものである。
【0051】次に緊急リセットの動作について説明す
る。 (1)リセット釦11をオンディレイタイマ44のオン
ディレイ時間以上押下すると(図6a)、 (2)オンディレイタイマ44は、オンディレイ時間が
来ると緊急リセット信号27を出力し、OR回路45を
経てシステムリセット信号26を出力する(図6b)。 (3)一方、リセット釦11の押下時間がオンディレイ
タイマ44のオンディレイ時間以下であると(図6
a)、オンディレイタイマ44は信号出力しないので
(図6b)、実施の形態1の図1に示すリセット釦11
の押下によるリセット動作と同様の動作を行う。
【0052】実施の形態3においては、請求項1の効果
に加え、リセット釦を一定時間連続的に押し続けること
によりリセット信号を緊急に入力することを可能にして
いる。従って、通常、数分から数十分と長い時間が予想
されるシステム停止処理中に何らかの理由でシステムリ
セットが必要となった場合、本機能にて緊急にリセット
することが可能である。
【0053】実施の形態4.この実施の形態は、操作員
が誤ったリセット釦の操作によりシステム停止するのを
防止するもので、操作員が意識的にシステム停止する際
はリセット釦を設定時間以上押すことにより可能とする
ものである。
【0054】図7は、実施の形態4のブロック図であ
る。図8は通常停止の場合の信号のタイミングチャート
である。図9は強制リセットタイマで停止する場合の信
号のタイミングチャートである。
【0055】図7において、実施の形態1と異なるとこ
ろは、オンディレイタイマ44、リセット釦信号ロック
回路46、及びOR回路47を設けたものである。
【0056】オンディレイタイマ44の動作特性は、実
施の形態3のオンディレイタイマ44と同様で図6の特
性と同一であるが、この実施の形態では、出力がシステ
ムリセット信号26でなく、その出力は、 強制リセットタイマの駆動入力32 ソフトウエア処理におけるシステムリセット通知31 OR回路47への入力20 である。
【0057】次に動作につい説明する。まず、通常処理
では、 (1)システム稼働状態において、リセット釦11を押
下し、その押下時間がオンディレイタイマ44のディレ
イ時間未満であればオンディレイタイマ44は動作せ
ず、計算機は通常処理(T3)を実行している。
【0058】(2)システム稼働状態において、リセッ
ト釦11を押下し、その押下時間がオンディレイタイマ
44のディレイ時間以上であれば(図8a)、オンディ
レイタイマ44はONして(図8b)、上記を出
力する。 (3)オンディレイタイマ44の出力20は、OR回路
30を経てフリップフロップ41によりラッチ出力され
リセット保持信号24となる(図8g)。
【0059】(4)一方、強制リセットタイマ12の強
制リセットタイマ信号22と、リセット禁止フラグ信号
23は、実施の形態1の図2の動作と同様の動作を行
う。即ち、図8のように、オンディレイ時間だけ遅延し
て全ての動作が行われ、遅延後の動作は、図2と同一で
あるので説明を省略する。
【0060】また、強制リセット処理では、図9に示す
ように、オンディレイ時間だけ遅延して全ての動作が行
われ、遅延後の動作は、実施の形態1の図3の動作と同
一であるので説明を省略する。
【0061】このように、リセット釦11をオンディレ
イ時間以上押下しないと、リセット処理は実行されな
い。
【0062】次に、ソフトウエア処理において、システ
ムが稼働中でない場合を説明する。 (1)強制リセットタイマ信号22と、リセット禁止フ
ラグ信号23共にOFFであるので、リセット許可信号
25はONとなっている。 (2)また、リセット禁止フラグからのリセット釦信号
ロック回路46への入力は、リセット禁止フラグ信号2
3が反転されるのでONとなる。
【0063】(3)一方、リセット釦11を押下する
と、その押下時間に関係なく、リセット信号ロック回路
46の出力29はONとなり、OR回路47を経て号3
0によりフリップフロップ41はラッチ出力してリセッ
ト保持信号24をONとし、システムリセット信号26
が送出され、計算機をシステムリセットする。
【0064】実施の形態4においては、実施の形態1の
効果に加え、システム稼働中は一定時間に満たない時間
リセット操作(リセット釦11押下)した場合、リセッ
ト処理せず、一定時間リセット操作した場合、初めてリ
セット処理を開始する機能を持つ。これにより、誤った
リセット操作によるシステム停止を防止可能にし、操作
員が意識的にシステム停止する際は、リセット操作を設
定時間継続することにより可能となる。
【0065】実施の形態5.実施の形態3の緊急システ
ムリセットをする方式は、実施の形態2の強制リセット
タイマのセット時間をシステム停止処理の進行にしたが
って変更する場合にも適用するとこができる。この場
合、実施の形態2の図4に、実施の形態3、図5のオン
ディレイタイマ44とOR回路45を設ける。
【0066】実施の形態6.実施の形態4のリセット釦
の押下によるシステムリセット動作を所定時間継続する
と、システムリセット動作を開始する方式は、実施の形
態2の強制リセットタイマのセット時間をシステム停止
処理の進行にしたがって変更する場合にも適用するとこ
ができる。この場合、実施の形態2の図4に、実施の形
態4、図7のオンディレイタイマ44と、リセット釦信
号ロック回路46と、OR回路47とを設ける。
【0067】実施の形態7.上記の実施の形態では産業
用の計算機について説明したが、産業用以外の計算機に
も適用することができる。また、上記の実施の形態では
ハードウエアのタイマとして説明したが、計算機と別に
設置するタイマであれば、ハードウエア、ソフトウエア
を限定しない。
【0068】
【発明の効果】
(1)以上のように、この発明によれば、システム稼働
中に誤ってリセット操作が要求されてもシステム停止処
理が行われずにシステムリセットされることを防止す
る。また、システム停止処理が正常終了しない場合は、
強制リセットタイマのタイムアップにより強制的にシス
テムリセットすることにより、確実にシステムリセット
することができる。
【0069】(2)また、システム停止処理の進行に応
じて強制リセットタイマのリセット時間を変更するよう
にしたので、よりきめの細かい強制停止時間の設定が可
能となり、効率的な強制リセットが行える。また、シス
テム停止処理時間に対応した強制リセットを行うことが
できる。
【0070】(3)また、緊急システムリセット手段を
設けたので、ソフトウェアの処理状態に関係せずシステ
ムリセットをすることができる。
【0071】(4)また、所定時間システムリセット操
作を継続しないとシステムリセットの指令を出力しない
ようにしたので、誤ったリセット操作によるシステムリ
セットを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による計算機のリセ
ット方式を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による通常の停止の
場合の動作のタイミングチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1による強制リセット
タイマで停止する場合の動作のタイミングチャートであ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2による計算機のリセ
ット方式を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による計算機のリセ
ット方式を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による動作のタイミ
ングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4による計算機のリセ
ット方式を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による強制リセット
タイマで停止する場合の動作のタイミングチャートであ
る。
【図9】 この発明の実施の形態4による計算機のリセ
ット方式を示す構成図である。
【図10】 従来の計算機のリセット方式を示す構成図
である。
【符号の説明】
11 リセット釦、12 強制リセットタイマ、13
リセット禁止フラグ、21 リセット釦信号、22 強
制リセットタイマ信号、23 リセット禁止フラグ信
号、24 リセット保持信号、25 リセット許可信
号、26 システムリセット信号、27 緊急リセット
信号、28 通常リセット信号、31 システムリセッ
ト通知信号、32 強制リセットタイマ起動信号、33
リセット禁止フラグON信号、34 リセット禁止フ
ラグOFF信号、35 強制リセットタイマ再設定信号
1、36 強制リセットタイマ再設定信号2、41 フ
リップフロップ回路、42 NAND回路、43 AN
D回路、44 オンディレイタイマ、45 OR回路、
46 リセット釦信号ロック回路、51 強制リセット
タイマ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機のシステムリセットを行うリセッ
    ト方式において、通常リセット手段、強制リセット手
    段、及びタイマを備え、上記通常リセット手段は、上記
    計算機が通常の処理実行中にシステムリセット指令を受
    けると、所定のシステム停止処理をした後、上記計算機
    のシステムリセットを行う手段とし、上記タイマは上記
    システム停止処理時間以上にセットしておき、上記シス
    テムリセット指令で起動するタイマとし、上記強制リセ
    ット手段は、上記タイマが上記システムリセット指令で
    起動して上記セットした時間になると、上記システム停
    止処理が完了か否かにかかわらず、上記計算機のシステ
    ムリセットを行う手段としたことを特徴とする計算機の
    リセット方式。
  2. 【請求項2】 計算機のシステムリセットを行うリセッ
    ト方式において、通常リセット手段、強制リセット手
    段、及びタイマを備え、上記通常リセット手段は、上記
    計算機が通常の処理実行中にシステムリセット指令を受
    けると、所定のシステム停止処理をした後、上記計算機
    のシステムリセットを行うと共に、上記システム停止処
    理の進行状態に応じて上記タイマのリセット時間を変更
    する指令を送出する手段とし、上記タイマは上記システ
    ム停止処理時間以上にセットしておき、上記システムリ
    セット指令で起動し、上記リセット時間変更指令に応じ
    てセット時間を変更するタイマとし、上記強制リセット
    手段は、上記タイマが上記システムリセット指令で起動
    して上記セットした時間になると、上記システム停止処
    理が完了か否かにかかわらず、上記計算機のシステムリ
    セットを行う手段としたことを特徴とする計算機のリセ
    ット方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の計算機のリセ
    ット方式において、システムリセット指令から所定の時
    間経過すると計算機のシステムリセットを行う緊急リセ
    ット手段を設けたことを特徴とする計算機のリセット方
    式。
  4. 【請求項4】 システムリセット操作を所定時間継続す
    ると、システムリセット指令を送出するリセット指令遅
    延送出手段を設け、このシステムリセット指令を請求項
    1または請求項2のシステムリセット指令としたことを
    特徴とする計算機のリセット方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146403A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Fujitsu Ltd リセット制御回路及びリセット制御方法
CN110780725A (zh) * 2019-10-25 2020-02-11 宁波三星医疗电气股份有限公司 定时复位时间的确定方法及相关装置

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