JPH117394A - タスク管理システム及びタスク管理方法ならびにタスク管理プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

タスク管理システム及びタスク管理方法ならびにタスク管理プログラムを格納した記憶媒体

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JPH117394A
JPH117394A JP9176312A JP17631297A JPH117394A JP H117394 A JPH117394 A JP H117394A JP 9176312 A JP9176312 A JP 9176312A JP 17631297 A JP17631297 A JP 17631297A JP H117394 A JPH117394 A JP H117394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デッドロック・エラーにより異常終了したバ
ッチ処理の再処理において、同様のデッドロック・エラ
ーの発生を回避すること。 【解決手段】 バッチ処理を実行する子タスクと子タス
クを管理する親タスクとを含むマルチタスク処理を実現
したコンピュータシステムにて用いるタスク管理システ
ムにおいて、親タスクが、処理を終了した子タスクの終
了状態に関する情報を取得する子タスク終了状態取得手
段10と、バッチ処理を起動する際に、子タスク終了状
態取得手段により取得された子タスクの終了状態に関す
る情報を参照し、バッチ処理がデッドロック・エラーに
より異常終了していた場合に、デッドロック・エラーを
発生した子タスクを他の子タスクよりも早いタイミング
で起動する子タスク起動手段30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチタスク処理
を実現したコンピュータシステムにて用いるタスク管理
システム及びタスク管理方法ならびにタスク管理プログ
ラムを格納した記憶媒体に関し、特にバッチ処理におけ
るタスクの起動を制御することによりデッドロック・エ
ラーの発生を回避するタスク管理システム及びタスク管
理方法ならびにタスク管理プログラムを格納した記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチタスクを実現したコンピュータシ
ステムでは、複数の処理を同時に実行する複数の子タス
クを親タスクにより管理している。このようなコンピュ
ータシステムによるバッチ処理において、複数の子タス
クが共通のマスタファイルを参照したり、更新したりす
る場合、マスタファイルへのアクセスのタイミングによ
ってはデッドロック・エラーが発生する場合がある。
【0003】通常、デッドロック・エラーによりバッチ
処理が異常終了した場合、オペレーティングシステムの
標準的な機能としてトランザクションの再実行を行うこ
とにより復旧できる。しかし、当該バッチ処理が大規模
なマスタファイルに対する大量の処理を実行する場合
は、トランザクション1件ごとに強制書き出しを行うこ
とは多大な処理時間を要するため、デッドロック発生時
にトランザクションの再実行を行うことは不可能であっ
た。
【0004】そこで、大規模なマスタファイルに対する
大量の処理を要求するバッチ処理がデッドロック・エラ
ーにより異常終了した場合は、当該バッチ処理を再起動
することにより復旧しなければならなかった。しかし、
単に当該バッチ処理を再起動しただけでは、前回の当該
バッチ処理の実行時と同じタイミングで同じ子タスクに
よるマスタファイルへのアクセスが行われるため、前回
の実行時にデッドロック・エラーが発生したのと同じ箇
所で繰返しデッドロック・エラーが発生するおそれがあ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、大規
模なマスタファイルに対する大量の処理を要求するバッ
チ処理がデッドロック・エラーにより異常終了した場
合、当該バッチ処理を再起動することにより復旧しなけ
ればならないが、従来は、デッドロック・エラーが発生
した際の当該バッチ処理の実行時と同じ手順で再起動し
ていたため、再度同様のデッドロック・エラーが発生す
る可能性が高いという欠点があった。
【0006】本発明は、上記従来の欠点を解決し、デッ
ドロック・エラーにより異常終了したバッチ処理の再処
理において、同様のデッドロック・エラーの発生を回避
するタスク管理システム及びタスク管理方法ならびにタ
スク管理プログラムを格納した記憶媒体を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のタスク管理システムは、バッチ処理を実行する子
タスクと該子タスクを管理する親タスクとを含むマルチ
タスク処理を実現したコンピュータシステムにて用いる
タスク管理システムにおいて、前記親タスクが、前記子
タスクによる処理の実行状態を監視し、処理を終了した
子タスクの終了状態に関する情報を取得する子タスク終
了状態取得手段と、バッチ処理を起動する際に、該バッ
チ処理を実行するために必要な子タスクに関して、前記
子タスク終了状態取得手段により取得された該子タスク
の終了状態に関する情報を参照し、該バッチ処理がデッ
ドロック・エラーにより異常終了していた場合に、該デ
ッドロック・エラーを発生した子タスクを他の子タスク
よりも早いタイミングで起動する子タスク起動手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】これにより、バッチ処理がデッドロック・
エラーにより異常終了した場合、当該バッチ処理を再起
動したならば、エラー発生時とは異なるタイミングで子
タスクによる処理が実行されるため、当該子タスクが同
様のタイミングで再度デッドロック・エラーを発生する
ことはない。また、前回のバッチ処理の終了が異常終了
であったことを条件に自動的に子タスクの起動タイミン
グをずらすため、オペレータは、当該バッチ処理におけ
る前回の終了状態を意識することなく当該バッチ処理を
起動させることができる。
【0009】請求項2の本発明のタスク管理システム
は、前記子タスクの起動タイミングを制御するためのイ
ンターバル時間を設定した計時手段をさらに備え、前記
親タスクの前記子タスク起動手段が、前記デッドロック
・エラーを発生した子タスクを起動すると共に、前記計
時手段による計時を開始させ、かつ前記計時手段の計時
において予め設定された前記インターバル時間に達した
場合に、前記残りの子タスクを起動することを特徴とす
る。
【0010】請求項3の本発明のタスク管理システム
は、前記計時手段にて設定される前記インターバル時間
を、バッチ処理の内容に応じて決定することを特徴とす
る。
【0011】また、上記の目的を達成する本発明のタス
ク管理方法は、バッチ処理を実行する子タスクと該子タ
スクを管理する親タスクとを含むマルチタスク処理を実
現したコンピュータシステムのタスク管理方法におい
て、前記親タスクによる処理が、実行するバッチ処理に
応じて必要な前記子タスクを起動するステップと、前記
子タスクによる処理の実行を管理するステップとを含
み、前記子タスク管理ステップが、前記子タスクによる
処理の実行状態を監視するステップと、処理を終了した
子タスクの終了状態に関する情報を取得するステップと
を含み、前記子タスク起動ステップが、バッチ処理を起
動する際に、該バッチ処理を実行するために必要な子タ
スクに関して、前記子タスク終了状態取得手段により取
得された該子タスクの終了状態に関する情報を参照する
ステップと、前記起動しようとするバッチ処理がデッド
ロック・エラーにより異常終了していた場合に、該デッ
ドロック・エラーを発生した子タスクを起動するステッ
プと、前記デッドロック・エラーを発生した子タスクを
起動した後に、所定のタイミングで他の子タスクを起動
するステップとを含むことを特徴とする。
【0012】請求項5の本発明のタスク管理方法は、前
記子タスク起動ステップが、バッチ処理を起動する際
に、該バッチ処理を実行するために必要な子タスクに関
して、前記子タスク終了状態取得手段により取得された
該子タスクの終了状態に関する情報を参照するステップ
と、前記起動しようとするバッチ処理がデッドロック・
エラーにより異常終了していた場合に、該デッドロック
・エラーを発生した子タスクを起動すると共に、予め設
定されたインターバル時間の計時を開始するステップ
と、前記インターバル時間に達した時点で、他の子タス
クを起動するステップとを含むことを特徴とする。
【0013】さらに、上記の目的を達成する本発明のタ
スク管理を行うタスク管理プログラムを格納した記憶媒
体は、バッチ処理を実行する子タスクと該子タスクを管
理する親タスクとを含むマルチタスク処理を実現したコ
ンピュータシステムを制御してタスク管理を行うタスク
管理プログラムを格納した記憶媒体において、前記タス
ク管理プログラムにより実現される前記親タスクによる
処理が、実行するバッチ処理に応じて必要な前記子タス
クを起動するステップと、前記子タスクによる処理の実
行を管理するステップとを含み、前記子タスク管理ステ
ップが、前記子タスクによる処理の実行状態を監視する
ステップと、処理を終了した子タスクの終了状態に関す
る情報を取得するステップとを含み、前記子タスク起動
ステップが、バッチ処理を起動する際に、該バッチ処理
を実行するために必要な子タスクに関して、前記子タス
ク終了状態取得手段により取得された該子タスクの終了
状態に関する情報を参照するステップと、前記起動しよ
うとするバッチ処理がデッドロック・エラーにより異常
終了していた場合に、該デッドロック・エラーを発生し
た子タスクを起動するステップと、前記デッドロック・
エラーを発生した子タスクを起動した後に、所定のタイ
ミングで他の子タスクを起動するステップとを含むこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態によるタスク
管理システムの構成を示すブロック図である。
【0016】図1を参照すると、本実施形態のタスク管
理システムは、バッチ処理の実行状態を監視して子タス
クの終了状態に関する情報を取得する子タスク終了状態
取得手段10と、子タスク終了状態取得手段10により
取得された子タスクの終了状態に関する情報を格納する
管理ファイル20と、バッチ処理の起動時に管理ファイ
ル20を参照して必要に応じて子タスクの起動を制御す
る子タスク起動手段30と、子タスクの起動の制御に用
いるシステムタイマ40とを備える。以上の構成におい
て、子タスク終了状態取得手段10と子タスク起動手段
30とは、子タスクを管理する親タスクの機能として実
現される。なお、記憶媒体50は、タスク管理システム
の動作を制御するコンピュータプログラムを格納してい
る。
【0017】図2に、バッチ処理を実行する際の、親タ
スクによる子タスクの管理動作の流れを示す。図示のよ
うに、親タスクの子タスク起動手段30は、バッチ処理
を起動する際、まず管理ファイル20を参照して、当該
バッチ処理に関する情報が格納されていないか確認する
(ステップ201)。ここで、バッチ処理に関する情報
とは、当該バッチ処理が子タスクにおけるデッドロック
・エラーその他の障害によって異常終了したかどうかを
示す情報、及び異常終了した場合には当該子タスク(障
害タスク)を特定する情報である。異常終了に関する情
報が何ら格納されていない場合は、通常通り必要な子タ
スクを起動する(ステップ202、203)。一方、当
該バッチ処理が前回の実行時にデッドロック・エラーの
発生により異常終了したことを示す情報が格納されてい
た場合は、まず障害タスクを起動し(ステップ202、
204)、続いて他の子タスクを起動する(ステップ2
05)。なお、この場合における詳細な起動手順につい
ては後述する。
【0018】次に、親タスクは子タスクによる処理の実
行状態を監視し(ステップ206)、子タスクによる処
理の終了を待つ(ステップ207)。子タスクによる処
理が終了し、子タスクから親タスクへ終了状態に関する
情報が通知されると、親タスクの終了状態取得手段10
は受け取った情報を、当該子タスクを特定する情報と共
に管理ファイル20に格納する(ステップ207、20
8)。
【0019】図3に、親タスクによる子タスクの動作の
管理を詳細に示す。図示のように、親タスクにて、バッ
チ処理の実行に必要な子タスクを起動すると(ステップ
301)、当該子タスクが親タスクの管理の下、業務処
理を開始する(ステップ311)。親タスクは子タスク
の実行状態を監視する(ステップ302)。子タスク
は、業務処理を終了すると(ステップ312)、終了状
態、すなわち正常終了したかまたは異常終了したかを親
タスクに通知する(ステップ313)。終了状態の通知
を受け取った親タスクの子タスク終了状態取得手段10
は(ステップ303)、取得した終了状態を管理ファイ
ル20に格納する(ステップ304)。ここで、当該子
タスクがデッドロック・エラーにより異常終了した場合
は、この後、再起動による復旧を行うため、当該バッチ
処理に関連する全ての子タスクを強制的に終了させる
(ステップ305)。
【0020】図5を参照して具体的に説明すると、タス
クT−1ないしタスクT−mのm個の子タスクが共通の
マスタファイルM−1、M−2にアクセスするバッチ処
理において、タスクT−n(n:1≦n≦m)がデッド
ロック・エラーを発生した場合、親タスクは、タスクT
−nがデッドロック・エラーにより異常終了したことを
示す情報を管理ファイル20に格納し、他のタスクT−
1〜T−(n−1)、T−(n+1)〜T−mを強制終
了させる。
【0021】図4に、バッチ処理の起動時における親タ
スクの子タスク起動手段30による子タスク起動動作を
詳細に示す。この処理は、図2に示したステップ201
からステップ205の処理に対応する。図示のように、
子タスク起動手段30は、バッチ処理の起動の最初に管
理ファイル20を参照する(ステップ401)。管理フ
ァイル20に、当該バッチ処理の異常終了に関する情報
が格納されていなければ、必要な子タスクを通常通り起
動する(ステップ402、403)。
【0022】一方、管理ファイル20に、当該バッチ処
理が前回の実行においてデッドロック・エラーにより異
常終了したことを示す情報が格納されていたならば、今
回の起動は異常終了の後の再起動であることが認識され
るので、当該異常終了した子タスク(障害タスク)を特
定する情報を取得する(ステップ402、404)。そ
して、システムタイマ40を起動して(ステップ40
5)、障害タスクを起動する(ステップ406)。これ
により、障害タスクが他の子タスクに先だって業務処理
を開始する(ステップ411)。
【0023】システムタイマ40は、親タスクからの制
御により起動した後、予め設定されたインターバル時間
に達した時点で親タスクに通知する。インターバル時間
は、バッチ処理における業務の内容に応じて適切な値を
設定することができる。
【0024】親タスクの子タスク起動手段30は、シス
テムタイマ40からインターバル時間に達したことを示
す通知を受け取ると(ステップ407)、残りの子タス
クを起動する(ステップ408)。これにより、前回の
当該バッチ処理の実行においてデッドロック・エラーを
発生しなかった子タスクは、障害タスクが業務処理を開
始してからインターバル時間の経過後に業務を開始する
こととなる(ステップ421)。
【0025】図5の例を参照すると、親タスクは、管理
ファイル20を参照して、タスクT−nがデッドロック
・エラーを発生したことを認識し、当該障害タスクT−
nを他のタスクに先だって起動させ、インターバル時間
経過後に残りのタスクT−1〜T−(n−1)、T−
(n+1)〜T−mを起動する。
【0026】以上のようにして、バッチ処理がデッドロ
ック・エラーにより異常終了した場合、当該バッチ処理
を再起動したならば、前回の実行においてデッドロック
・エラーの発生した子タスクを他の子タスクに先んじて
起動するため、当該子タスクが同様の処理において同様
のタイミングで再度デッドロック・エラーを発生するこ
とはない。また、上述したように、バッチ処理の起動時
に管理ファイル20を参照し、当該バッチ処理における
異常終了に関する情報が格納されていることを条件に、
自動的に子タスクの起動タイミングをずらすため、オペ
レータは、当該バッチ処理における前回の終了状態を意
識することなく当該バッチ処理を起動させることができ
る。
【0027】上述した本実施形態における親タスクの機
能を実現するコンピュータプログラムは、図1に示すよ
うに、磁気ディスクや半導体メモリその他の記憶媒体5
0に格納して提供される。そして、タスク管理システム
の内部メモリに当該コンピュータプログラムをロード
し、CPUを制御することにより、上述した親タスクの
機能を実現する。
【0028】
【実施例】次に、本実施形態のタスク管理システムにつ
いて、実施例を上げてさらに具体的に説明する。
【0029】図3に示す本実施例のタスク管理システム
は、親タスクの下でタスクTS01〜TS08の8個の
子タスクが管理され、バッチ処理において8個のマスタ
ファイルA〜Hを使用する。また、以下の説明における
バッチ処理では、タスクTS01〜TS08がマスタフ
ァイルA〜Hに対してランダムにアクセスし、データの
参照や更新を行う。なお、マスタファイルA〜Hは大規
模なマスタファイルであり、かつトランザクション毎の
強制書き出しは行わない。さらに、バッチ処理におい
て、タスクTS02とタスクTS03とがマスタファイ
ルCとマスタファイルDの同一レコードを交互に更新し
合う処理が存在するものとする。
【0030】まず、タスクTS02とタスクTS03に
よる業務処理及び親タスクによる管理について、図7を
参照して説明する。上述したように、タスクTS02と
タスクTS03とが共通の資源を更新し合う。すなわ
ち、図7に示すように、タスクTS02がマスタファイ
ルCに格納されたレコードXを取得してロックし、タス
クTS03がマスタファイルDに格納されたレコードY
を取得してロックする。次に、タスクTS02がレコー
ドYを取得しようとするが、タスクTS03によってロ
ックされているため、ロックの解除待ちの状態となる。
そして、タスクTS03がレコードXを取得しようとす
ると、タスクTS02とタスクTS03との間で相互に
要求するレコードをロックし合うこととなり、デッドロ
ックが発生する。そこで、タスクTS03が終了し、親
タスクの子タスク終了状態取得手段10は、タスクTS
03がデッドロックにより以上終了したことを示す情報
を管理ファイル20に書き込む。また、親タスクは、タ
スクTS02を含む他の子タスクを強制終了する。
【0031】次に、当該バッチ処理を再起動する際の動
作について、図8を参照して説明する。親タスクの子タ
スク起動手段30は、まず事前作業としてマスタファイ
ルA〜Hを復元した後、管理ファイル20を参照する。
管理ファイル20には、タスクTS03がデッドロック
により以上終了したことを示す情報が格納されているた
め、子タスク起動手段30は、システムタイマ40を起
動してタスクTS03を起動する。これにより、タスク
TS03は、マスタファイルCからレコードXを取得
し、さらにマスタファイルDからレコードYを取得して
業務処理を実行する。次に、子タスク起動手段30は、
システムタイマ40からインターバル時間が経過したこ
とを知らせる通知を受け取ると、タスクTS02を含む
残りの子タスクを起動させる。これにより、タスクTS
02はマスタファイルCからレコードXを取得するが、
起動タイミングがタスクTS03の起動タイミングとず
れているため、デッドロックは発生しない。
【0032】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。なお、上記のようにして子タスクの起動タイ
ミングをずらしたとしても、新たに他の子タスクの処理
においてデッドロック・エラーが発生する可能性はある
が、少なくとも一度デッドロック・エラーが発生した後
は、同じタイミングでの同じ処理におけるデッドロック
・エラーは回避できるため、デッドロック障害の完全な
除去に近づけることが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるタス
ク管理システム及びタスク管理方法ならびにタスク管理
プログラムを格納した記憶媒体は、マルチタスクを実現
したコンピュータシステムにおいてバッチ処理がデッド
ロック・エラーの発生により異常終了し、当該バッチ処
理を再起動することにより復旧を図る場合に、当該デッ
ドロック・エラーの発生したタスクを他のタスクよりも
早いタイミングで起動させる。したがって、デッドロッ
ク・エラーが発生した場合とは異なるタイミングで処理
が実行されるため、デッドロック・エラーの再発を防止
できるという効果がある。
【0034】また、上記のようにデッドロック発生時に
トランザクションの再実行を行うのではなく、当該バッ
チ処理の再起動により復旧を図るため、当該バッチ処理
が当該コンピュータシステムにおける大規模なマスタフ
ァイルに対する大量の処理を伴う場合であっても、問題
なく復旧できるという効果がある。
【0035】さらに、当該バッチ処理の異常終了の際、
終了状態を管理ファイルに書き込んでから終了するた
め、当該バッチ処理の再起動時に前回の終了状態を認識
し、適切にバッチ処理を起動することができる。これに
より、業務処理の実行状態を引き継ぐことができるた
め、オペレータは前回の終了状態を意識することなく、
再度当該バッチ処理を起動することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるタスク管理システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態における親タスクによる子タスク
の管理動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】 本実施形態における親タスクによる子タスク
の動作の管理を詳細に示すフローチャートである。
【図4】 本実施形態における親タスクによる子タスク
起動動作を詳細に示すフローチャートである。
【図5】 本実施形態によるタスク管理システムの具体
的な動作例を示す説明図である。
【図6】 本発明の具体的な実施例によるタスク管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図7】 本実施例によるタスク管理システムにおける
デッドロック・エラーが発生した場合の動作を示す説明
図である。
【図8】 本実施例によるタスク管理システムにおける
子タスク起動動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10 子タスク終了状態取得手段 20 管理ファイル 30 子タスク起動手段 40 システムタイマ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッチ処理を実行する子タスクと該子タ
    スクを管理する親タスクとを含むマルチタスク処理を実
    現したコンピュータシステムにて用いるタスク管理シス
    テムにおいて、 前記親タスクが、 前記子タスクによる処理の実行状態を監視し、処理を終
    了した子タスクの終了状態に関する情報を取得する子タ
    スク終了状態取得手段と、 バッチ処理を起動する際に、該バッチ処理を実行するた
    めに必要な子タスクに関して、前記子タスク終了状態取
    得手段により取得された該子タスクの終了状態に関する
    情報を参照し、該バッチ処理がデッドロック・エラーに
    より異常終了していた場合に、該デッドロック・エラー
    を発生した子タスクを他の子タスクよりも早いタイミン
    グで起動する子タスク起動手段とを備えたことを特徴と
    するタスク管理システム。
  2. 【請求項2】 前記子タスクの起動タイミングを制御す
    るためのインターバル時間を設定した計時手段をさらに
    備え、 前記親タスクの前記子タスク起動手段が、 前記デッドロック・エラーを発生した子タスクを起動す
    ると共に、前記計時手段による計時を開始させ、 かつ前記計時手段の計時において予め設定された前記イ
    ンターバル時間に達した場合に、前記残りの子タスクを
    起動することを特徴とする請求項1に記載のタスク管理
    システム。
  3. 【請求項3】 前記計時手段にて設定される前記インタ
    ーバル時間は、バッチ処理の内容に応じて決定すること
    を特徴とする請求項2に記載のタスク管理システム。
  4. 【請求項4】 バッチ処理を実行する子タスクと該子タ
    スクを管理する親タスクとを含むマルチタスク処理を実
    現したコンピュータシステムのタスク管理方法におい
    て、 前記親タスクによる処理が、実行するバッチ処理に応じ
    て必要な前記子タスクを起動するステップと、前記子タ
    スクによる処理の実行を管理するステップとを含み、 前記子タスク管理ステップが、 前記子タスクによる処理の実行状態を監視するステップ
    と、 処理を終了した子タスクの該終了状態に関する情報を取
    得するステップとを含み、 前記子タスク起動ステップが、 バッチ処理を起動する際に、該バッチ処理を実行するた
    めに必要な子タスクに関して、前記子タスク終了状態取
    得手段により取得された該子タスクの終了状態に関する
    情報を参照するステップと、 前記起動しようとするバッチ処理がデッドロック・エラ
    ーの発生により異常終了していた場合に、該デッドロッ
    ク・エラーを発生した子タスクを起動するステップと、 前記デッドロック・エラーを発生した子タスクを起動し
    た後に、所定のタイミングで他の子タスクを起動するス
    テップとを含むことを特徴とするタスク管理方法。
  5. 【請求項5】 前記子タスク起動ステップが、 バッチ処理を起動する際に、該バッチ処理を実行するた
    めに必要な子タスクに関して、前記子タスク終了状態取
    得手段により取得された該子タスクの終了状態に関する
    情報を参照するステップと、 前記起動しようとするバッチ処理がデッドロック・エラ
    ーにより異常終了していた場合に、該デッドロック・エ
    ラーを発生した子タスクを起動すると共に、予め設定さ
    れたインターバル時間の計時を開始するステップと、 前記インターバル時間に達した時点で、他の子タスクを
    起動するステップとを含むことを特徴とする請求項4に
    記載のタスク管理方法。
  6. 【請求項6】 バッチ処理を実行する子タスクと該子タ
    スクを管理する親タスクとを含むマルチタスク処理を実
    現したコンピュータシステムを制御してタスク管理を行
    うタスク管理プログラムを格納した記憶媒体において、 前記タスク管理プログラムにより実現される前記親タス
    クによる処理が、実行するバッチ処理に応じて必要な前
    記子タスクを起動するステップと、前記子タスクによる
    処理の実行を管理するステップとを含み、 前記子タスク管理ステップが、 前記子タスクによる処理の実行状態を監視するステップ
    と、 処理を終了した子タスクの該終了状態に関する情報を取
    得するステップとを含み、 前記子タスク起動ステップが、 バッチ処理を起動する際に、該バッチ処理を実行するた
    めに必要な子タスクに関して、前記子タスク終了状態取
    得手段により取得された該子タスクの終了状態に関する
    情報を参照するステップと、 前記起動しようとするバッチ処理がデッドロック・エラ
    ーの発生により異常終了していた場合に、該デッドロッ
    ク・エラーを発生した子タスクを起動するステップと、 前記デッドロック・エラーを発生した子タスクを起動し
    た後に、所定のタイミングで他の子タスクを起動するス
    テップとを含むことを特徴とするタスク管理プログラム
    を格納した記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記記憶媒体に格納された前記タスク管
    理プログラムにおける子タスク起動ステップが、 バッチ処理を起動する際に、該バッチ処理を実行するた
    めに必要な子タスクに関して、前記子タスク終了状態取
    得手段により取得された該子タスクの終了状態に関する
    情報を参照するステップと、 前記起動しようとするバッチ処理がデッドロック・エラ
    ーにより異常終了していた場合に、該デッドロック・エ
    ラーを発生した子タスクを起動すると共に、予め設定さ
    れたインターバル時間の計時を開始するステップと、 前記インターバル時間に達した時点で、他の子タスクを
    起動するステップとを含むことを特徴とする請求項6に
    記載のタスク管理プログラムを格納した記憶媒体。
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