JPH10270218A - 可変抵抗装置 - Google Patents
可変抵抗装置Info
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- JPH10270218A JPH10270218A JP6936597A JP6936597A JPH10270218A JP H10270218 A JPH10270218 A JP H10270218A JP 6936597 A JP6936597 A JP 6936597A JP 6936597 A JP6936597 A JP 6936597A JP H10270218 A JPH10270218 A JP H10270218A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を削減し低コスト化、小型化を図っ
ても、短絡及び断線が起こりにくく、かつ、断線又は短
絡を検出可能な可変抵抗装置を提供すること。 【解決手段】 可変抵抗器2の本体2aは外部ケース3
に収容され、その外部ケース3はパネル4に取付けられ
る。本体2aに形成された軸受け2bにはツマミ軸7が
回動可能に設けられ、ツマミ軸7には操作用ノブ8が取
付けられる。操作用ノブ8を回動させると、ツマミ軸7
が回動し出力間抵抗値が変化する。パネル4から突出し
た係合突起3b,3cは、操作用ノブ8の規制片8eと
当接して該ノブ8の回動範囲を規制し、抵抗体の電気的
動作範囲に対する抵抗体の使用範囲を狭くする。
ても、短絡及び断線が起こりにくく、かつ、断線又は短
絡を検出可能な可変抵抗装置を提供すること。 【解決手段】 可変抵抗器2の本体2aは外部ケース3
に収容され、その外部ケース3はパネル4に取付けられ
る。本体2aに形成された軸受け2bにはツマミ軸7が
回動可能に設けられ、ツマミ軸7には操作用ノブ8が取
付けられる。操作用ノブ8を回動させると、ツマミ軸7
が回動し出力間抵抗値が変化する。パネル4から突出し
た係合突起3b,3cは、操作用ノブ8の規制片8eと
当接して該ノブ8の回動範囲を規制し、抵抗体の電気的
動作範囲に対する抵抗体の使用範囲を狭くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変抵抗装置に係
り、詳しくは断線又は短絡を検出可能な可変抵抗装置に
関するものである。
り、詳しくは断線又は短絡を検出可能な可変抵抗装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可変抵抗装置50を図6〜図8に
従って説明する。可変抵抗装置50は、図6に示すよう
に部品レベルの可変抵抗器51、可変抵抗器51を収容
する外部ケース52、外部ケース52が取着されるパネ
ル53等から構成されている。
従って説明する。可変抵抗装置50は、図6に示すよう
に部品レベルの可変抵抗器51、可変抵抗器51を収容
する外部ケース52、外部ケース52が取着されるパネ
ル53等から構成されている。
【0003】可変抵抗器51の本体51aの上部中央に
は、本体51aから延出した軸受け51bが形成されて
いる。又、本体51aの上部には係合凸部51cが形成
されている。
は、本体51aから延出した軸受け51bが形成されて
いる。又、本体51aの上部には係合凸部51cが形成
されている。
【0004】外部ケース52の内側面には、前記係合凸
部51cと嵌合する係合凹部52aが形成され、外部ケ
ース52の外側面には係合突起52bが形成されてい
る。パネル53には、前記係合突起52bと嵌合する係
合孔53aが形成されている。又、前記外部ケース52
及びパネル53には、前記軸受け51bが挿通可能な挿
通孔52c,53bがそれぞれ形成されている。
部51cと嵌合する係合凹部52aが形成され、外部ケ
ース52の外側面には係合突起52bが形成されてい
る。パネル53には、前記係合突起52bと嵌合する係
合孔53aが形成されている。又、前記外部ケース52
及びパネル53には、前記軸受け51bが挿通可能な挿
通孔52c,53bがそれぞれ形成されている。
【0005】そして、前記係合凸部51cと係合凹部5
2a、前記係合突起52bと係合孔53aとがそれぞれ
嵌合した状態で、かつ、軸受け51bを挿通孔52b,
53bに挿通させた状態でナット54により、可変抵抗
器51、外部ケース52及びパネル53が一体的に固定
されている。
2a、前記係合突起52bと係合孔53aとがそれぞれ
嵌合した状態で、かつ、軸受け51bを挿通孔52b,
53bに挿通させた状態でナット54により、可変抵抗
器51、外部ケース52及びパネル53が一体的に固定
されている。
【0006】前記可変抵抗器51の軸受け51bには、
ツマミ軸55が回動可能に支持されている。ツマミ軸5
5の外部に露出した先端部には、係合部55aが形成さ
れ、その係合部55aには図示しない操作用ノブが取付
けられる。
ツマミ軸55が回動可能に支持されている。ツマミ軸5
5の外部に露出した先端部には、係合部55aが形成さ
れ、その係合部55aには図示しない操作用ノブが取付
けられる。
【0007】可変抵抗器51内には、円形環状を一部切
り欠いた形状の抵抗体RO (図7参照)が備えられてい
る。又、可変抵抗器51内には、その抵抗体RO 上を摺
動可能なスライダS(図7参照)が備えられている。
り欠いた形状の抵抗体RO (図7参照)が備えられてい
る。又、可変抵抗器51内には、その抵抗体RO 上を摺
動可能なスライダS(図7参照)が備えられている。
【0008】可変抵抗器51の本体51a側面には、3
本(図では一本のみ図示されている)の外部端子56
a,56b,56cが延出して形成され、前記抵抗体R
O の一端に外部端子56aが、前記スライダSに外部端
子56bが、前記抵抗体RO の他端に外部端子56cが
それぞれ接続されている。
本(図では一本のみ図示されている)の外部端子56
a,56b,56cが延出して形成され、前記抵抗体R
O の一端に外部端子56aが、前記スライダSに外部端
子56bが、前記抵抗体RO の他端に外部端子56cが
それぞれ接続されている。
【0009】前記スライダSは、前記操作用ノブを回動
させることにより、抵抗体RO の一端から他端まで抵抗
体RO 上を摺動する。つまり、この可変抵抗装置50に
おける抵抗体RO の使用範囲(図7参照)は、前記抵抗
体RO の一端から他端までである。尚、前記抵抗体RO
の一端から他端までの抵抗値は1kΩである。
させることにより、抵抗体RO の一端から他端まで抵抗
体RO 上を摺動する。つまり、この可変抵抗装置50に
おける抵抗体RO の使用範囲(図7参照)は、前記抵抗
体RO の一端から他端までである。尚、前記抵抗体RO
の一端から他端までの抵抗値は1kΩである。
【0010】さらに、可変抵抗器51の下部にはネジ取
付部51dが形成され、外部ケース52内にはそのネジ
取付部51dと対を成すネジ取付部52dが形成されて
いる。前記一対のネジ取付部51d,52dには、2個
(図では一つのみ図示している)の固定抵抗57,58
を実装したPC基板59がネジ60,61により取付ら
れている。尚、前記固定抵抗57,58の抵抗値はそれ
ぞれ120Ωである。
付部51dが形成され、外部ケース52内にはそのネジ
取付部51dと対を成すネジ取付部52dが形成されて
いる。前記一対のネジ取付部51d,52dには、2個
(図では一つのみ図示している)の固定抵抗57,58
を実装したPC基板59がネジ60,61により取付ら
れている。尚、前記固定抵抗57,58の抵抗値はそれ
ぞれ120Ωである。
【0011】前記外部端子56a,56b,56cは、
それぞれジャンパー線62により前記PC基板59に接
続されている。PC基板59上において、外部端子56
a,56cは前記2個の固定抵抗57,58(図7参
照)をそれぞれ介して、また外部端子56bはそのま
ま、それぞれ絶縁された3本の銅線からなるハーネス6
3に接続されている。
それぞれジャンパー線62により前記PC基板59に接
続されている。PC基板59上において、外部端子56
a,56cは前記2個の固定抵抗57,58(図7参
照)をそれぞれ介して、また外部端子56bはそのま
ま、それぞれ絶縁された3本の銅線からなるハーネス6
3に接続されている。
【0012】ハーネス63は、外部ケース52外のコネ
クタ64に接続されている。コネクタ64は、前記外部
端子56aと対応した電源端子64a、前記外部端子5
6bと対応した出力端子64b、前記外部端子56cと
対応したグランド端子64cを備えている。外部ケース
52内は前記可変抵抗器51及びPC基板59等を収容
した状態で、封止用樹脂65により封止されている。
クタ64に接続されている。コネクタ64は、前記外部
端子56aと対応した電源端子64a、前記外部端子5
6bと対応した出力端子64b、前記外部端子56cと
対応したグランド端子64cを備えている。外部ケース
52内は前記可変抵抗器51及びPC基板59等を収容
した状態で、封止用樹脂65により封止されている。
【0013】前記可変抵抗装置50の電源端子64a
は、図7に示すように、電源VCCに接続され、グランド
端子64cはグランドGNDに接続され、出力端子64
bは図示しない外部装置に接続されている。尚、電源V
CCの値は5Vに設定されている。
は、図7に示すように、電源VCCに接続され、グランド
端子64cはグランドGNDに接続され、出力端子64
bは図示しない外部装置に接続されている。尚、電源V
CCの値は5Vに設定されている。
【0014】このように接続された可変抵抗器50は、
前記操作用ノブを回動させると、その回動させた角度A
に対応して前記スライダSが摺動し、電源VCCと出力V
OUT間の抵抗値が変化することにより、出力端子64b
から出力される出力電圧VOUT の値が変化する。操作用
ノブの角度Aが0°のとき、つまり、スライダSが抵抗
体RO 上のグランドGND側の他端にあるとき、図8に
示すように、出力電圧VOUT の値は VOUT =120*(5/1240)=約0,5V となる。操作用ノブの角度Aが最大のとき、つまり、ス
ライダSが抵抗体RO 上の電源VCC側の一端にあると
き、図8に示すように、出力電圧VOUT の値は VOUT =1120*(5/1240)=約4,5V となる。よって、可変抵抗装置50は、図8に示すよう
に、操作用ノブが回動される使用範囲に対して出力VOU
T の値が約0,5Vから約4,5Vまで変化する。
前記操作用ノブを回動させると、その回動させた角度A
に対応して前記スライダSが摺動し、電源VCCと出力V
OUT間の抵抗値が変化することにより、出力端子64b
から出力される出力電圧VOUT の値が変化する。操作用
ノブの角度Aが0°のとき、つまり、スライダSが抵抗
体RO 上のグランドGND側の他端にあるとき、図8に
示すように、出力電圧VOUT の値は VOUT =120*(5/1240)=約0,5V となる。操作用ノブの角度Aが最大のとき、つまり、ス
ライダSが抵抗体RO 上の電源VCC側の一端にあると
き、図8に示すように、出力電圧VOUT の値は VOUT =1120*(5/1240)=約4,5V となる。よって、可変抵抗装置50は、図8に示すよう
に、操作用ノブが回動される使用範囲に対して出力VOU
T の値が約0,5Vから約4,5Vまで変化する。
【0015】可変抵抗装置50は、通常時では、前述し
たように出力電圧VOUT の値が必ず約0,5Vから約
4,5Vとなるため、出力電圧VOUT の値が0V又は5
Vとなったときには、可変抵抗装置50の回路内で断線
又は短絡が起こったと判断することができる。
たように出力電圧VOUT の値が必ず約0,5Vから約
4,5Vとなるため、出力電圧VOUT の値が0V又は5
Vとなったときには、可変抵抗装置50の回路内で断線
又は短絡が起こったと判断することができる。
【0016】図9は別の従来の可変抵抗装置70を示
す。可変抵抗装置70は前記可変抵抗装置50と比べて
固定抵抗57,58の接続方法及び外部ケース52の形
状が異なるのみであり、図7に示す内部回路及び図8に
示す電圧変化特性は同様であるため、その固定抵抗の接
続方法及び外部ケースの形状についてのみ説明し、同様
の部分は同様の符号を付し説明を省略する。
す。可変抵抗装置70は前記可変抵抗装置50と比べて
固定抵抗57,58の接続方法及び外部ケース52の形
状が異なるのみであり、図7に示す内部回路及び図8に
示す電圧変化特性は同様であるため、その固定抵抗の接
続方法及び外部ケースの形状についてのみ説明し、同様
の部分は同様の符号を付し説明を省略する。
【0017】外部ケース71の内側面には、前記本体5
1aの係合凸部51cと嵌合する係合凹部71aが形成
され、外部ケース71の外面には、前記パネル53の係
合孔53aと嵌合する係合突起71bが形成されてい
る。又、前記外部ケース71には、前記軸受け51bが
挿通可能な挿通孔71cが形成されている。
1aの係合凸部51cと嵌合する係合凹部71aが形成
され、外部ケース71の外面には、前記パネル53の係
合孔53aと嵌合する係合突起71bが形成されてい
る。又、前記外部ケース71には、前記軸受け51bが
挿通可能な挿通孔71cが形成されている。
【0018】そして、前記係合凸部51cと係合凹部7
1a、前記係合突起71bと係合孔53aとがそれぞれ
嵌合した状態で、かつ、軸受け51bを挿通孔71c,
53bに挿通させた状態でナット54により、可変抵抗
器51、外部ケース71及びパネル53が一体的に固定
されている。
1a、前記係合突起71bと係合孔53aとがそれぞれ
嵌合した状態で、かつ、軸受け51bを挿通孔71c,
53bに挿通させた状態でナット54により、可変抵抗
器51、外部ケース71及びパネル53が一体的に固定
されている。
【0019】前記可変抵抗器51に形成された前記外部
端子51a,51cはそれぞれ固定抵抗72,73に接
続されてから、また外部端子51bはそのまま、それぞ
れ前記ハーネス63のむき出しになった部分の3本の銅
線にハンダ付けされ接続されている。
端子51a,51cはそれぞれ固定抵抗72,73に接
続されてから、また外部端子51bはそのまま、それぞ
れ前記ハーネス63のむき出しになった部分の3本の銅
線にハンダ付けされ接続されている。
【0020】外部ケース71内は、前記可変抵抗器51
及び固定抵抗72,73等を収容した状態で、前記封止
用樹脂65により封止されている。この可変抵抗器70
も前記可変抵抗器50と同様に、通常時では、出力電圧
VOUT の値が必ず約0,5Vから約4,5Vとなるた
め、出力電圧VOUT の値が0V又は5Vとなったときに
は、可変抵抗器70の回路内で断線又は短絡が起こった
と判断することができる。
及び固定抵抗72,73等を収容した状態で、前記封止
用樹脂65により封止されている。この可変抵抗器70
も前記可変抵抗器50と同様に、通常時では、出力電圧
VOUT の値が必ず約0,5Vから約4,5Vとなるた
め、出力電圧VOUT の値が0V又は5Vとなったときに
は、可変抵抗器70の回路内で断線又は短絡が起こった
と判断することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記可
変抵抗装置50では、固定抵抗57,58、前記PC基
板59及びネジ60,61が必要となるため、部品点数
が多くなり高価となってしまうとうい問題がある。又、
前記PC基板59、該PC基板59を取付けるための一
対のネジ取付部51d,52d等は、外部ケース52内
に配置されるため、外部ケース52の形状が大型化して
しまうという問題がある。
変抵抗装置50では、固定抵抗57,58、前記PC基
板59及びネジ60,61が必要となるため、部品点数
が多くなり高価となってしまうとうい問題がある。又、
前記PC基板59、該PC基板59を取付けるための一
対のネジ取付部51d,52d等は、外部ケース52内
に配置されるため、外部ケース52の形状が大型化して
しまうという問題がある。
【0022】前記可変抵抗装置50に対して前記可変抵
抗装置70は、固定抵抗72,73を直接ハンダ付けし
ており前記PC基板59及びネジ60,61がないた
め、比較的に安価となっている。又、前記PC基板5
9、該PC基板59を取付けるための一対のネジ取付部
51d,52d等がないため、外部ケース71の形状が
小型化されている。
抗装置70は、固定抵抗72,73を直接ハンダ付けし
ており前記PC基板59及びネジ60,61がないた
め、比較的に安価となっている。又、前記PC基板5
9、該PC基板59を取付けるための一対のネジ取付部
51d,52d等がないため、外部ケース71の形状が
小型化されている。
【0023】しかしながら、この可変抵抗装置70は、
可変抵抗器51に形成された前記外部端子51a,51
cがそれぞれ固定抵抗72,73に接続されてから、ま
た外部端子51bはそのまま、それぞれ前記ハーネス6
3のむき出しになった部分の3本の銅線に直接ハンダ付
けされ接続されているため、封止用樹脂65により封止
する際等に、そのむき出しになった3本の銅線が互いに
接触してしまうことがある。よって、この可変抵抗装置
70は、封止用樹脂65により封止する際等に短絡が起
こり易いという問題がある。又、むき出しになった3本
の銅線をハンダ付けしているため、封止する際等に断線
が起こり易いという問題がある。さらに、できるだけ短
絡が起こりにくくするために、前記ハーネス63のむき
出しになった部分をできるだけ短くしてハンダ付けする
必要がある。よって、そのハンダ付け作業に高度な技術
が必要となる。
可変抵抗器51に形成された前記外部端子51a,51
cがそれぞれ固定抵抗72,73に接続されてから、ま
た外部端子51bはそのまま、それぞれ前記ハーネス6
3のむき出しになった部分の3本の銅線に直接ハンダ付
けされ接続されているため、封止用樹脂65により封止
する際等に、そのむき出しになった3本の銅線が互いに
接触してしまうことがある。よって、この可変抵抗装置
70は、封止用樹脂65により封止する際等に短絡が起
こり易いという問題がある。又、むき出しになった3本
の銅線をハンダ付けしているため、封止する際等に断線
が起こり易いという問題がある。さらに、できるだけ短
絡が起こりにくくするために、前記ハーネス63のむき
出しになった部分をできるだけ短くしてハンダ付けする
必要がある。よって、そのハンダ付け作業に高度な技術
が必要となる。
【0024】又、前記むき出しになった3本の銅線は封
止用樹脂65により封止する際等に外部ケース71と接
触してしまうことがあり、この外部ケース71が金属等
で構成されている場合、可変抵抗装置70は誤動作を起
こすという問題がある。
止用樹脂65により封止する際等に外部ケース71と接
触してしまうことがあり、この外部ケース71が金属等
で構成されている場合、可変抵抗装置70は誤動作を起
こすという問題がある。
【0025】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、部品点数を削減し低コ
スト化、小型化を図っても、短絡及び断線が起こりにく
く、かつ、断線又は短絡を検出可能な可変抵抗装置を提
供することにある。
れたものであって、その目的は、部品点数を削減し低コ
スト化、小型化を図っても、短絡及び断線が起こりにく
く、かつ、断線又は短絡を検出可能な可変抵抗装置を提
供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、本体から延出して形成された軸受けに対して回動可
能に設けられたツマミ軸を回動させると、前記本体内で
抵抗体上をスライダが摺動して、出力間抵抗値が変化す
る可変抵抗器と、前記ツマミ軸に取付けられ、ツマミ軸
を回動させる操作用ノブと、前記本体を収容する外部ケ
ースと、前記外部ケースが取着されるパネルと、前記パ
ネルの表面に突出して設けられ、前記操作用ノブと係合
して該ノブの回動範囲を規制することにより、前記抵抗
体の電気的動作範囲に対して、前記抵抗体上を摺動する
スライダが摺動可能な範囲である前記抵抗体の使用範囲
を狭くする規制手段とを備えたことを要旨としている。
は、本体から延出して形成された軸受けに対して回動可
能に設けられたツマミ軸を回動させると、前記本体内で
抵抗体上をスライダが摺動して、出力間抵抗値が変化す
る可変抵抗器と、前記ツマミ軸に取付けられ、ツマミ軸
を回動させる操作用ノブと、前記本体を収容する外部ケ
ースと、前記外部ケースが取着されるパネルと、前記パ
ネルの表面に突出して設けられ、前記操作用ノブと係合
して該ノブの回動範囲を規制することにより、前記抵抗
体の電気的動作範囲に対して、前記抵抗体上を摺動する
スライダが摺動可能な範囲である前記抵抗体の使用範囲
を狭くする規制手段とを備えたことを要旨としている。
【0027】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の可変抵抗装置において、前記規制手段は外部ケースの
外表面から突出して形成され、外部ケースの外表面の所
定の位置に取着される前記パネルに形成された係合孔と
係合し位置決めを行うとともに、該パネルの表面に突出
する係合突起であることを要旨としている。
の可変抵抗装置において、前記規制手段は外部ケースの
外表面から突出して形成され、外部ケースの外表面の所
定の位置に取着される前記パネルに形成された係合孔と
係合し位置決めを行うとともに、該パネルの表面に突出
する係合突起であることを要旨としている。
【0028】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の可変抵抗装置において、前記係合突起は、前記操作用
ノブの内側面に形成された規制片と係合するようにした
ことを要旨としている。
の可変抵抗装置において、前記係合突起は、前記操作用
ノブの内側面に形成された規制片と係合するようにした
ことを要旨としている。
【0029】請求項1に記載の発明によれば、可変抵抗
器の本体は、外部ケースに収容され、外部ケースの外表
面にはパネルが取付けられ、本体から延出して形成され
た軸受けにはツマミ軸が回動可能に設けられ、ツマミ軸
には操作用ノブが取付けられる。操作用ノブを回動させ
ると、可変抵抗器のツマミ軸が回動し出力間抵抗値が変
化する。前記パネルの表面に突出して設けられた規制手
段は、通常時における出力間抵抗値が所定値以上、又
は、所定値以下の少なくとも一方の値となるように、操
作用ノブと係合して該ノブの回動範囲を規制し、抵抗体
の電気的動作範囲に対する抵抗体の使用範囲を狭くす
る。よって、通常時の出力の値は一定の範囲内となる。
その結果、固定抵抗等を設けなくても、断線又は短絡が
起こったときには、出力の値が一定の範囲外となるた
め、断線又は短絡を検出することができる。又、固定抵
抗を配置するスペース、及び固定抵抗を接続する必要も
ないため、低コスト化、小型化を図っても、短絡及び断
線が起こり易くなることはない。
器の本体は、外部ケースに収容され、外部ケースの外表
面にはパネルが取付けられ、本体から延出して形成され
た軸受けにはツマミ軸が回動可能に設けられ、ツマミ軸
には操作用ノブが取付けられる。操作用ノブを回動させ
ると、可変抵抗器のツマミ軸が回動し出力間抵抗値が変
化する。前記パネルの表面に突出して設けられた規制手
段は、通常時における出力間抵抗値が所定値以上、又
は、所定値以下の少なくとも一方の値となるように、操
作用ノブと係合して該ノブの回動範囲を規制し、抵抗体
の電気的動作範囲に対する抵抗体の使用範囲を狭くす
る。よって、通常時の出力の値は一定の範囲内となる。
その結果、固定抵抗等を設けなくても、断線又は短絡が
起こったときには、出力の値が一定の範囲外となるた
め、断線又は短絡を検出することができる。又、固定抵
抗を配置するスペース、及び固定抵抗を接続する必要も
ないため、低コスト化、小型化を図っても、短絡及び断
線が起こり易くなることはない。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、外部ケー
スの外表面から突出して形成された係合突起は、外部ケ
ースの外表面の所定の位置に取着される前記パネルに形
成された係合孔と係合し位置決めを行うとともに、規制
手段として該パネルの表面に突出し、操作用ノブと係合
して該ノブの回動範囲を規制するため、規制手段が可変
抵抗装置の部品点数を多くすることはない。
スの外表面から突出して形成された係合突起は、外部ケ
ースの外表面の所定の位置に取着される前記パネルに形
成された係合孔と係合し位置決めを行うとともに、規制
手段として該パネルの表面に突出し、操作用ノブと係合
して該ノブの回動範囲を規制するため、規制手段が可変
抵抗装置の部品点数を多くすることはない。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、係合突起
は操作用ノブの内側に形成した規制片と係合する。その
結果、係合突起はパネルの前面に露出しない。
は操作用ノブの内側に形成した規制片と係合する。その
結果、係合突起はパネルの前面に露出しない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を可変抵抗装置1に
具体化した一実施の形態を図1〜図5に従って説明す
る。
具体化した一実施の形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0033】可変抵抗装置1は、図1に示すように部品
レベルの可変抵抗器2、可変抵抗器2を収容する外部ケ
ース3、外部ケース3が取着されるパネル4等から構成
されている。
レベルの可変抵抗器2、可変抵抗器2を収容する外部ケ
ース3、外部ケース3が取着されるパネル4等から構成
されている。
【0034】可変抵抗器2の本体2aの上部中央には、
本体2aから延出した軸受け2bが形成されている。
又、本体2aの上部には、係合凸部2cが形成されてい
る。さらに、軸受け2bの上部には、ネジ溝2dが形成
されている。
本体2aから延出した軸受け2bが形成されている。
又、本体2aの上部には、係合凸部2cが形成されてい
る。さらに、軸受け2bの上部には、ネジ溝2dが形成
されている。
【0035】外部ケース3の内側面には、前記可変抵抗
器2の係合凸部2cと嵌合する係合凹部3aが形成さ
れ、外部ケース3の外面には左右一対の係合突起3b,
3cが形成されている。パネル4には、前記左右一対の
係合突起3b,3cが貫通する係合孔4a,4bが形成
されている。尚、前記左右一対の係合突起3b,3cが
係合孔4a,4bを貫通した状態では、係合突起3b,
3cの先端部がパネル4の表面を突き抜け突出し、回動
規制手段を形成する。
器2の係合凸部2cと嵌合する係合凹部3aが形成さ
れ、外部ケース3の外面には左右一対の係合突起3b,
3cが形成されている。パネル4には、前記左右一対の
係合突起3b,3cが貫通する係合孔4a,4bが形成
されている。尚、前記左右一対の係合突起3b,3cが
係合孔4a,4bを貫通した状態では、係合突起3b,
3cの先端部がパネル4の表面を突き抜け突出し、回動
規制手段を形成する。
【0036】又、前記外部ケース3及びパネル4には、
前記軸受け2bが挿通可能な挿通孔3d,4cがそれぞ
れ形成されている。更に、前記外部ケース3の挿通孔3
dには、Oリング嵌め込み溝3eが形成されている。こ
のOリング嵌め込み溝3eと、軸受け2bとの間には、
ゴム製で防水用のOリング5が密接して嵌め込まれてい
る。
前記軸受け2bが挿通可能な挿通孔3d,4cがそれぞ
れ形成されている。更に、前記外部ケース3の挿通孔3
dには、Oリング嵌め込み溝3eが形成されている。こ
のOリング嵌め込み溝3eと、軸受け2bとの間には、
ゴム製で防水用のOリング5が密接して嵌め込まれてい
る。
【0037】可変抵抗器2、外部ケース3及びパネル4
は、可変抵抗器2の本体2aとナット6とで、外部ケー
ス3及びパネル4を挟んで固定されている。詳述する
と、前記係合突起3b,3cを係合孔4a,4bにそれ
ぞれ貫通させた状態で、かつ、軸受け2bを挿通孔3
d,4cに挿通させた状態で、前記ネジ溝2dとナット
6とを螺合させることにより固定されている。
は、可変抵抗器2の本体2aとナット6とで、外部ケー
ス3及びパネル4を挟んで固定されている。詳述する
と、前記係合突起3b,3cを係合孔4a,4bにそれ
ぞれ貫通させた状態で、かつ、軸受け2bを挿通孔3
d,4cに挿通させた状態で、前記ネジ溝2dとナット
6とを螺合させることにより固定されている。
【0038】前記可変抵抗器2の軸受け2bには、ツマ
ミ軸7が回動可能に支持されている。ツマミ軸7の外部
に露出した側の一端には、断面半円状の係合部7aが形
成され、その係合部7aには、操作用ノブ8が取付けら
れる。
ミ軸7が回動可能に支持されている。ツマミ軸7の外部
に露出した側の一端には、断面半円状の係合部7aが形
成され、その係合部7aには、操作用ノブ8が取付けら
れる。
【0039】操作用ノブ8は、図2に示すように、円形
の本体8aの外側面に操作用の取っ手8bが形成されて
いる。又、円形の本体8aの裏面には、円形の凹部8c
が形成されている。円形の凹部8cの中心には、前記ツ
マミ軸7の係合部7aが嵌合される半円状の嵌合凹部8
dが形成されている。又、円形の凹部8cの側面一部に
は、径方向に延びた規制片8eが形成されている。
の本体8aの外側面に操作用の取っ手8bが形成されて
いる。又、円形の本体8aの裏面には、円形の凹部8c
が形成されている。円形の凹部8cの中心には、前記ツ
マミ軸7の係合部7aが嵌合される半円状の嵌合凹部8
dが形成されている。又、円形の凹部8cの側面一部に
は、径方向に延びた規制片8eが形成されている。
【0040】前記規制片8eは、操作用ノブ8を前記ツ
マミ軸7に取付けて操作用ノブ8を回動させたとき、前
記パネル4の表面から突出した左右一対の係合突起3
b,3cの先端部と当接し、操作用ノブ8の回動を規制
するようになっている。尚、本実施の形態では、操作用
ノブ8の回動範囲が224°となるように、前記係合突
起3b,3cが形成されている。
マミ軸7に取付けて操作用ノブ8を回動させたとき、前
記パネル4の表面から突出した左右一対の係合突起3
b,3cの先端部と当接し、操作用ノブ8の回動を規制
するようになっている。尚、本実施の形態では、操作用
ノブ8の回動範囲が224°となるように、前記係合突
起3b,3cが形成されている。
【0041】可変抵抗器2内には、円形環状を一部切り
欠いた形状の抵抗体RO (図4参照)が備えられてい
る。又、可変抵抗器2内には、その抵抗体RO 上を摺動
可能なスライダS(図4参照)が備えられている。尚、
本実施の形態では、円形環状の一部切り欠いた形状の抵
抗体RO は、円形環状の中心を軸に80°(図3参照)
分切り欠いた形状であって、その一端から他端までの角
度は前記中心を軸に280°となっている。
欠いた形状の抵抗体RO (図4参照)が備えられてい
る。又、可変抵抗器2内には、その抵抗体RO 上を摺動
可能なスライダS(図4参照)が備えられている。尚、
本実施の形態では、円形環状の一部切り欠いた形状の抵
抗体RO は、円形環状の中心を軸に80°(図3参照)
分切り欠いた形状であって、その一端から他端までの角
度は前記中心を軸に280°となっている。
【0042】可変抵抗器2の本体2a側面には、3本の
外部端子9a〜9cが延出して形成され、前記抵抗体R
O の一端に第1の外部端子9aが、前記スライダSに第
2の外部端子9bが、前記抵抗体RO の他端に第3の外
部端子9cが接続されている。つまり、本実施の形態に
おける可変抵抗装置2における抵抗体RO の電気的動作
範囲(図3,4参照)は、該抵抗体RO の一端から他端
までであって、他端側を0°として、0°から280°
である。
外部端子9a〜9cが延出して形成され、前記抵抗体R
O の一端に第1の外部端子9aが、前記スライダSに第
2の外部端子9bが、前記抵抗体RO の他端に第3の外
部端子9cが接続されている。つまり、本実施の形態に
おける可変抵抗装置2における抵抗体RO の電気的動作
範囲(図3,4参照)は、該抵抗体RO の一端から他端
までであって、他端側を0°として、0°から280°
である。
【0043】前記スライダSは、前記ツマミ軸7の他端
側に接続されており、前記操作用ノブ8を回動させるこ
とにより、前記抵抗体RO 上を摺動する。このスライダ
Sが摺動する範囲は、前記操作用ノブ8が回動可能な範
囲と対応しているため、摺動可能な範囲の角度は224
°(図3参照)である。尚、この摺動する範囲は、前記
電気的動作範囲である0°から280°に対して、28
°から252°となっている。つまり、この可変抵抗装
置1における抵抗体RO の使用範囲(図3,4参照)
は、抵抗体RO の他端側を0°として、28°から25
2°である。尚、本実施の形態では、前記抵抗体RO の
一端から他端までの抵抗値は1kΩである。
側に接続されており、前記操作用ノブ8を回動させるこ
とにより、前記抵抗体RO 上を摺動する。このスライダ
Sが摺動する範囲は、前記操作用ノブ8が回動可能な範
囲と対応しているため、摺動可能な範囲の角度は224
°(図3参照)である。尚、この摺動する範囲は、前記
電気的動作範囲である0°から280°に対して、28
°から252°となっている。つまり、この可変抵抗装
置1における抵抗体RO の使用範囲(図3,4参照)
は、抵抗体RO の他端側を0°として、28°から25
2°である。尚、本実施の形態では、前記抵抗体RO の
一端から他端までの抵抗値は1kΩである。
【0044】前記第1〜第3の外部端子9a〜9cは、
それぞれ絶縁された3本の銅線からなるハーネス10に
接続されている。ハーネス10は、外部ケース3外のコ
ネクタ11に接続されている。コネクタ11には、電源
端子11a、出力端子11b、及び、グランド端子11
cが形成され、電源端子11aは前記第1の外部端子9
aと、出力端子11bは前記第2の外部端子9bと、グ
ランド端子11cは前記第3の外部端子9cとそれぞれ
接続されている。
それぞれ絶縁された3本の銅線からなるハーネス10に
接続されている。ハーネス10は、外部ケース3外のコ
ネクタ11に接続されている。コネクタ11には、電源
端子11a、出力端子11b、及び、グランド端子11
cが形成され、電源端子11aは前記第1の外部端子9
aと、出力端子11bは前記第2の外部端子9bと、グ
ランド端子11cは前記第3の外部端子9cとそれぞれ
接続されている。
【0045】又、外部ケース3内は前記可変抵抗器2の
本体2aを収容した状態で、封止用樹脂12により封止
されている。つまり、本実施の形態における可変抵抗装
置1は、前記Oリング5及び封止用樹脂12により外部
ケース3内が防水される防水型の可変抵抗装置である。
本体2aを収容した状態で、封止用樹脂12により封止
されている。つまり、本実施の形態における可変抵抗装
置1は、前記Oリング5及び封止用樹脂12により外部
ケース3内が防水される防水型の可変抵抗装置である。
【0046】可変抵抗装置1の電源端子11aは、図4
に示すように、電源VCCに接続され、出力端子11bは
図示しない外部装置に接続され、グランド端子11cは
グランドGNDに接続されている。尚、本実施の形態で
は電源VCCの値は5Vに設定されている。
に示すように、電源VCCに接続され、出力端子11bは
図示しない外部装置に接続され、グランド端子11cは
グランドGNDに接続されている。尚、本実施の形態で
は電源VCCの値は5Vに設定されている。
【0047】このように接続された可変抵抗器2は、図
5に示すように、前記操作用ノブ8を回動させると、そ
の回動させた角度Aに対応して前記スライダSが摺動
し、電源VCCと出力電圧VOUT 間の出力間抵抗値Rが変
化する。電源VCCと出力電圧VOUT 間の出力間抵抗値R
が変化すると、出力電圧VOUT の値が変化し、その値は VOUT =(1000−R)*(5/1000) の計算式により求められる。尚、前記角度Aとは、その
値が大きくなるにつれて、スライダSが他端側から一端
側に摺動する角度である。
5に示すように、前記操作用ノブ8を回動させると、そ
の回動させた角度Aに対応して前記スライダSが摺動
し、電源VCCと出力電圧VOUT 間の出力間抵抗値Rが変
化する。電源VCCと出力電圧VOUT 間の出力間抵抗値R
が変化すると、出力電圧VOUT の値が変化し、その値は VOUT =(1000−R)*(5/1000) の計算式により求められる。尚、前記角度Aとは、その
値が大きくなるにつれて、スライダSが他端側から一端
側に摺動する角度である。
【0048】ここで、この可変抵抗装置1における抵抗
体RO の使用範囲は28°から252°であり、抵抗体
RO の一端から他端までの抵抗値は1kΩであるため、
前記出力間抵抗値Rは、100Ωから900Ωの値とな
る。
体RO の使用範囲は28°から252°であり、抵抗体
RO の一端から他端までの抵抗値は1kΩであるため、
前記出力間抵抗値Rは、100Ωから900Ωの値とな
る。
【0049】よって、図5に示すように、操作用ノブの
角度Aが最小の0°とき、つまり、前記出力間抵抗値R
が最大の900Ωのとき、出力VOUT の値は0,5V
(=100*(5/1000))となる。又、操作用ノ
ブの角度Aが最大の252°のとき、つまり、前記出力
間抵抗値Rが最小の100Ωのとき、出力電圧VOUT の
値は4,5V(=900*(5/1000))となる。
従って、可変抵抗器1は、操作用ノブ8が回動可能な範
囲において出力VOUT の値が0,5Vから4,5Vまで
変化する。
角度Aが最小の0°とき、つまり、前記出力間抵抗値R
が最大の900Ωのとき、出力VOUT の値は0,5V
(=100*(5/1000))となる。又、操作用ノ
ブの角度Aが最大の252°のとき、つまり、前記出力
間抵抗値Rが最小の100Ωのとき、出力電圧VOUT の
値は4,5V(=900*(5/1000))となる。
従って、可変抵抗器1は、操作用ノブ8が回動可能な範
囲において出力VOUT の値が0,5Vから4,5Vまで
変化する。
【0050】次に、上記のような実施の形態における特
徴的な効果を以下に述べる。 (1)本実施の形態では、可変抵抗装置1は、通常時で
は、前述したように出力VOUT の値が必ず0,5Vから
4,5Vの間となるため、出力VOUT の値が0V又は5
Vとなったときには、可変抵抗装置1の回路内で断線又
は短絡が起こったと判断することができる。
徴的な効果を以下に述べる。 (1)本実施の形態では、可変抵抗装置1は、通常時で
は、前述したように出力VOUT の値が必ず0,5Vから
4,5Vの間となるため、出力VOUT の値が0V又は5
Vとなったときには、可変抵抗装置1の回路内で断線又
は短絡が起こったと判断することができる。
【0051】(2)本実施の形態では、固定抵抗を設け
なくても断線又は短絡を検出できるため、低コスト化を
図ることができる。又、固定抵抗を配置するスペースが
必要なく、小型化を図ることができるとともに、固定抵
抗を接続する必要もないため、その接続部の短絡及び断
線が起こることもない。さらに、固定抵抗を接続する必
要がないため、可変抵抗装置1の組付けが容易となると
ともに、可変抵抗器2の交換作業等のメンテナンスが容
易となる。
なくても断線又は短絡を検出できるため、低コスト化を
図ることができる。又、固定抵抗を配置するスペースが
必要なく、小型化を図ることができるとともに、固定抵
抗を接続する必要もないため、その接続部の短絡及び断
線が起こることもない。さらに、固定抵抗を接続する必
要がないため、可変抵抗装置1の組付けが容易となると
ともに、可変抵抗器2の交換作業等のメンテナンスが容
易となる。
【0052】(3)本実施の形態では、外部ケース3の
表面から突出した左右一対の係合突起3b,3cは、外
部ケース3の外表面の所定の位置に取着される前記パネ
ル4に形成された左右一対の係合孔4a、4bと係合し
位置決めを行うとともに、その先端部が該パネル4の表
面に突出し回動規制手段を形成する。このパネル4の表
面に突出した先端部が、操作用ノブ8の規制片8eと当
接して該ノブ8の回動範囲を規制する。従って、回動規
制手段が可変抵抗装置の部品点数を多くすることはな
い。しかも、係合突起3b,3cは該ノブ8の内側に挿
入される構成なので、該ノブ8に隠れて見えない。従っ
て、係合突起3b,3cが見栄えを悪くすることはな
い。
表面から突出した左右一対の係合突起3b,3cは、外
部ケース3の外表面の所定の位置に取着される前記パネ
ル4に形成された左右一対の係合孔4a、4bと係合し
位置決めを行うとともに、その先端部が該パネル4の表
面に突出し回動規制手段を形成する。このパネル4の表
面に突出した先端部が、操作用ノブ8の規制片8eと当
接して該ノブ8の回動範囲を規制する。従って、回動規
制手段が可変抵抗装置の部品点数を多くすることはな
い。しかも、係合突起3b,3cは該ノブ8の内側に挿
入される構成なので、該ノブ8に隠れて見えない。従っ
て、係合突起3b,3cが見栄えを悪くすることはな
い。
【0053】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ○上記実施の形態では、外部ケース3の表面から突出し
た左右一対の係合突起3b,3cは、パネル4の位置決
めを行うとともに、その先端部が規制手段として操作用
ノブ8の回動範囲を規制するとしたが、規制手段は、パ
ネル4の位置を決めるための係合突起3b,3cの先端
部でなくてもよく、例えば、パネル4上に突起を取着し
て形成する等、操作用ノブ8の回動範囲を規制できれば
どのように構成してもよい。
実施してもよい。 ○上記実施の形態では、外部ケース3の表面から突出し
た左右一対の係合突起3b,3cは、パネル4の位置決
めを行うとともに、その先端部が規制手段として操作用
ノブ8の回動範囲を規制するとしたが、規制手段は、パ
ネル4の位置を決めるための係合突起3b,3cの先端
部でなくてもよく、例えば、パネル4上に突起を取着し
て形成する等、操作用ノブ8の回動範囲を規制できれば
どのように構成してもよい。
【0054】○上記実施の形態では、抵抗体RO の電気
的動作範囲である0°から280°に対して、抵抗体R
O の使用範囲は28°から252°としたが、抵抗体R
O の電気的動作範囲に対して、抵抗体RO の使用範囲が
狭ければ、他の値に変更してもよい。例えば、0°から
300°の電気的動作範囲に対して、30°から270
°の使用範囲としてもよい。例えば、0°から280°
の電気的動作範囲に対して、28°から280°の使用
範囲としてもよい。この場合、通常時では出力VOUT の
値が必ず0,5V以上となるため、出力VOUT の値が0
Vとなったときには、可変抵抗装置1の回路内で断線又
は短絡が起こったと判断することができる。例えば、0
°から280°の電気的動作範囲に対して、0°から2
52°の使用範囲としてもよい。この場合、通常時では
出力VOUT の値が必ず4,5V以下となるため、出力V
OUT の値が5Vとなったときには、可変抵抗装置1の回
路内で断線又は短絡が起こったと判断することができ
る。尚、これらのような電気的動作範囲及び使用範囲と
するには、前記抵抗体RO の一端から他端までの角度、
及び操作用ノブ8の回動範囲を変更する必要がある。
的動作範囲である0°から280°に対して、抵抗体R
O の使用範囲は28°から252°としたが、抵抗体R
O の電気的動作範囲に対して、抵抗体RO の使用範囲が
狭ければ、他の値に変更してもよい。例えば、0°から
300°の電気的動作範囲に対して、30°から270
°の使用範囲としてもよい。例えば、0°から280°
の電気的動作範囲に対して、28°から280°の使用
範囲としてもよい。この場合、通常時では出力VOUT の
値が必ず0,5V以上となるため、出力VOUT の値が0
Vとなったときには、可変抵抗装置1の回路内で断線又
は短絡が起こったと判断することができる。例えば、0
°から280°の電気的動作範囲に対して、0°から2
52°の使用範囲としてもよい。この場合、通常時では
出力VOUT の値が必ず4,5V以下となるため、出力V
OUT の値が5Vとなったときには、可変抵抗装置1の回
路内で断線又は短絡が起こったと判断することができ
る。尚、これらのような電気的動作範囲及び使用範囲と
するには、前記抵抗体RO の一端から他端までの角度、
及び操作用ノブ8の回動範囲を変更する必要がある。
【0055】○上記実施の形態では、可変抵抗装置1
は、前記Oリング5及び封止用樹脂12により外部ケー
ス3内が防水される防水型の可変抵抗装置としたが、非
防水型の可変抵抗装置としてもよい。
は、前記Oリング5及び封止用樹脂12により外部ケー
ス3内が防水される防水型の可変抵抗装置としたが、非
防水型の可変抵抗装置としてもよい。
【0056】○上記実施の形態では、抵抗体RO の一端
から他端までの抵抗値は1kΩであるとしたが、必要に
応じて他の抵抗値のものに変更して実施してもよい。
から他端までの抵抗値は1kΩであるとしたが、必要に
応じて他の抵抗値のものに変更して実施してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、部品点数を削減し低コスト化、小型化を図
っても、短絡及び断線が起こり易くなることなく、断線
又は短絡を検出することができる。
明によれば、部品点数を削減し低コスト化、小型化を図
っても、短絡及び断線が起こり易くなることなく、断線
又は短絡を検出することができる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、可変抵抗装置の部品点数
を多くすることなく規制手段を設けることができる。請
求項3に記載の発明によれば、請求項1及び2に記載の
発明の効果に加えて、規制手段がパネルの前面に露出し
ない。
に記載の発明の効果に加えて、可変抵抗装置の部品点数
を多くすることなく規制手段を設けることができる。請
求項3に記載の発明によれば、請求項1及び2に記載の
発明の効果に加えて、規制手段がパネルの前面に露出し
ない。
【図1】本実施形態の可変抵抗装置を説明するための説
明図。
明図。
【図2】本実施形態における操作用ノブの斜視図。
【図3】操作用ノブの使用範囲を説明するための説明
図。
図。
【図4】本実施形態の内部回路を説明するための電気回
路図。
路図。
【図5】本実施形態における出力電圧特性を示す説明
図。
図。
【図6】従来技術の可変抵抗装置を説明するための説明
図。
図。
【図7】従来技術の内部回路を説明するための電気回路
図。
図。
【図8】従来技術における出力電圧特性を示す説明図。
【図9】従来技術の可変抵抗装置を説明するための説明
図。
図。
1…可変抵抗装置、2…可変抵抗器、3…外部ケース、
4…パネル、7…ツマミ軸、8…操作用ノブ、2a…本
体、2b…軸受け、3b,3c…係合突起、4a,4b
…係合孔、8e…規制片、RO …抵抗体、S…スライ
ダ。
4…パネル、7…ツマミ軸、8…操作用ノブ、2a…本
体、2b…軸受け、3b,3c…係合突起、4a,4b
…係合孔、8e…規制片、RO …抵抗体、S…スライ
ダ。
Claims (3)
- 【請求項1】 本体(2a)から延出して形成された軸
受け(2b)に対して回動可能に設けられたツマミ軸
(7)を回動させると、前記本体(2a)内で抵抗体
(RO )上をスライダ(S)が摺動して、出力間抵抗値
(R)が変化する可変抵抗器(2)と、 前記ツマミ軸(7)に取付けられ、ツマミ軸(7)を回
動させる操作用ノブ(8)と、 前記本体(2a)を収容する外部ケース(3)と、 前記外部ケース(3)が取着されるパネル(4)と、 前記パネル(4)の表面から突出して設けられ、前記操
作用ノブ(8)と係合して該ノブ(8)の回動範囲を規
制することにより、前記抵抗体(RO )の電気的動作範
囲に対して、前記抵抗体(RO )上を摺動するスライダ
(S)が摺動可能な範囲である前記抵抗体(RO )の使
用範囲を狭くする規制手段(3b,3c)とを備えた可
変抵抗装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の可変抵抗装置におい
て、 前記規制手段(3b,3c)は外部ケース(3)の外表
面から突出して形成され、外部ケース(3)の外表面の
所定の位置に取着される前記パネル(4)に形成された
係合孔(4a,4b)と係合し位置決めを行うととも
に、該パネル(4)の表面に突出する係合突起(3b,
3c)であることを特徴とした可変抵抗装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の可変抵抗装置におい
て、 前記係合突起(3b,3c)は、前記操作用ノブ(8)
の内側面に形成された規制片(8e)と係合するように
した可変抵抗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6936597A JPH10270218A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 可変抵抗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6936597A JPH10270218A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 可変抵抗装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10270218A true JPH10270218A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13400468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6936597A Pending JPH10270218A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 可変抵抗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10270218A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1691380A1 (en) | 2005-02-09 | 2006-08-16 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Rotary variable resistor with limitation of the rotational angle |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP6936597A patent/JPH10270218A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1691380A1 (en) | 2005-02-09 | 2006-08-16 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Rotary variable resistor with limitation of the rotational angle |
AU2006200016B2 (en) * | 2005-02-09 | 2007-11-15 | Honda Motor Co., Ltd. | Rotary variable resistor |
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