JPH1027020A - 自律走行車 - Google Patents
自律走行車Info
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- JPH1027020A JPH1027020A JP8182060A JP18206096A JPH1027020A JP H1027020 A JPH1027020 A JP H1027020A JP 8182060 A JP8182060 A JP 8182060A JP 18206096 A JP18206096 A JP 18206096A JP H1027020 A JPH1027020 A JP H1027020A
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
出した場合でも、事前に以降の倣い走行が可能か否かを
判断できる自律走行車を提供すること。 【解決手段】 自律走行車が壁面50の途切れを検出す
ると、駆動部1に設置された複数の光学式測距センサ3
aで前方の対象物の複数の地点の距離を測定し、得られ
た距離情報、および各々の光学式測距センサの取付角度
から前方の対象物の形状を認識して自律走行車の以降の
動作を決定する。
Description
行する自律走行車に関し、特に、対象物が不連続の場合
でも走行可能な自律走行車に関するものである。
的に走行する自律走行車としては、壁等の対象物に沿っ
て走行しながら所定の作業、たとえば、清掃作業、運搬
作業等行なうものが種々開発されている。この種の従来
の自律走行車としては、特開平6−242825号公報
に開示されたものがある。この従来の自律走行車は、対
象物である側壁を基準にして走行中、十字路等側壁がな
くなった場合でも走行可能となるよう制御される。
は、従来の自律走行車が、側壁を基準にして走行中に側
壁の途切れを検知した後の動作における問題点を説明す
るための図である。従来の自律走行車60は、壁面61
に沿って倣い走行中に壁面61の途切れを検出すると倣
い走行可能な基準面が検知されるまで、そのまま走行す
る。したがって、図22に示すように、壁面61の側壁
面の延長線上に壁面がない場合でも、自律走行車60
は、走行を続けて前方の壁面62に衝突するという問題
点があった。
に沿って倣い走行中に壁面63の途切れを検出するとそ
のまま走行し、所定時間経過するまでに倣い走行可能な
基準面が検出されないときは自律走行車60を停止させ
ていた。したがって、図23に示すように、壁面63と
壁面64との間隔が一定以上ある場合には、自律走行車
は途中で停止してしまい、それ以降の走行はできないと
いう問題点があった。
されたもので、請求項1から3に記載の発明はいずれも
壁面に沿って倣い走行中に、壁面の途切れを検出した場
合でも事前に以降の倣い走行が可能か否かを判断できる
自律走行車を提供することを目的とする。
めに、請求項1に記載の対象物に倣って走行する自律走
行車は、対象物への倣い状況を検知するための倣い検知
手段と、倣い検知手段が対象物の途切れを検知したとき
に前方の対象物の形状を計測するための形状計測手段
と、形状計測手段が計測した形状に基づいて所定の動作
を行なうための動作手段とを含む。
手段は対象物である側壁への倣い状況を検知して、この
壁面に倣うようにして自律走行車が走行する。自律走行
車は走行中に、倣い検知手段が壁面の途切れを検知する
と、形状計測手段は前方(自律走行車の現在の進行方
向)の対象物の形状を計測する。動作手段は計測結果に
基づいて、自律走行車はそのまま前進、自律走行車の進
行方向を変えて前進、あるいは停止等の動作を決定す
る。
記載の自律走行車であって、形状計測手段は、放射状に
配置され、前方の対象物までの距離を計測するための複
数の測距手段を含む。
知手段が壁面の途切れを検出すると、放射状に配置され
た複数の測距手段が自律走行車の前方の対象物との距離
を測定する。複数の測距手段は、放射状に配置されてい
るので、前方の複数の地点の距離を一度に測定できる。
形状計測手段は、複数の測距手段からの距離情報、およ
び複数の測距手段の配置から前方の対象物の形状を決定
し、その結果に基づいて動作手段は自律走行車の動作を
決定する。
記載の自律走行車であって、形状計測手段は移動して前
方の対象物の複数の地点までの距離を計測するための測
距手段を含む。
知手段が壁面の途切れを検出すると、測距手段が移動し
ながら前方の対象物の複数の地点の距離を測定する。形
状計測手段は、測距手段が測定した複数の地点の距離情
報および測距手段の距離測定時の位置情報(角度)から
前方の対象物の形状を決定し、その結果に基づいて動作
手段は自律走行車の動作を決定する。
の形態を図面を参照しながら説明する。
の実施の形態の全体構成を示す上面図である。図2は図
1の自律走行車の全体構成を示す斜視図である。図1お
よび図2に示すように、自律走行車は、壁などとの接触
を検知するためのバンパー型センサ13と清掃作業部2
と清掃作業アーム12と駆動部1と接触センサ10a〜
10fとを含む。図1において、矢印Xで示す方向が自
律走行車の前方部である。清掃作業部2には、矢印Xで
示す自律走行車の前方方向に対して、左右側面にそれぞ
れ3つずつ、接触センサ10a〜10cおよび10d〜
10fが設けられている。図2に示すように、清掃作業
部2は、駆動部1の回転中心と同じ軸を中心として矢印
aで示すように回転可能となるように駆動部1の上部に
設けられている。清掃作業アーム12は、清掃作業部2
の後方に、矢印bで示すように左右方向にスライド可能
となるように設けられており、図示しないが回転する清
掃用のブラシがその内部に設けられている。
る自律走行車の全体構成を示す図である。駆動部1は、
自在キャスタ輪4Fおよび4B、駆動輪5Rおよび5
L、駆動輪軸受6Rおよび6L、駆動輪用モータ7Rお
よび7L、清掃作業部支持回転機構8、清掃作業部支持
回転機構駆動用モータ9、ならびに光学式測距センサ3
aを含む。
任意の方向に回転可能となるように取付けられている。
同様に、駆動部1の後方には自在キャスタ輪4Bが取付
けられている。駆動部1の右側には駆動輪5Rが取付け
られており、駆動輪5Rには、駆動輪軸受6Rを介して
図示しないベルトにより駆動輪用モータ7Rの駆動軸の
一端から、駆動軸の回転が伝達される。同様に、駆動部
1の左側には駆動輪5Lが取付けられており、駆動輪5
Lには、駆動輪軸受6Lを介して駆動輪用モータ7Lの
駆動軸の一端から、駆動軸の回転が伝達される。
ぞれ独立に制御することができ、このことによって自律
走行車は走行可能となる。左右の駆動輪5Lおよび5R
を同じ方向に回転させることによって、自律走行車は前
進または後進を行なう。また、駆動輪5Lまたは駆動輪
5Rのいずれか一方の回転数を増減させることによっ
て、自律走行車はカーブ走行を行なう。
7Lの駆動軸の他端にはそれぞれエンコーダが備えられ
ており、駆動輪用モータ7Rおよび7Lの回転量および
回転速度を検出することができる。また、エンコーダの
出力として、検出した回転量から走行距離を算出し、走
行距離を出力することも可能である。
転自在に支持する清掃作業部支持回転機構8が備えら
れ、清掃作業部支持回転機構8を介して清掃作業部2を
回転させるための清掃作業部支持回転機構駆動用モータ
9が備えられている。
両側に複数の光学式測距センサ3aが駆動部1の回転中
心と同じ軸を中心として放射状に設けられている。複数
の光学式測距センサ3aは、それらの中心軸は、自在キ
ャスタ輪4Fおよび4Bを結ぶ直線に対してそれぞれ所
定の角度を持つように配置されているので、駆動部1の
前方の広範囲にわたって測距が可能となっている。
走行車の各部の寸法を示した図である。清掃作業部2の
横幅は30cmであり長さも30cmである。清掃作業
アーム12の横幅は42cmであり、長さは12cmで
ある。接触センサ10の長さは清掃作業部2の側面から
6cmである。清掃作業部2の左右の側面に設けられて
いるそれぞれ3つの接触センサのうち、前方の接触セン
サと後方の接触センサは13cmの間隔で取付けられて
いる。
る。本発明の実施の形態における自律走行車は、たとえ
ば清掃作業部2の右側側面に設けられた接触センサ10
d〜10fが側面50に接触しながら側面50までの距
離を測定することによって接触倣い走行を行なう。
明する。図7は接触センサ10の構成を示す斜視図であ
る。接触センサ10は、接触センサ台板21、台板つめ
22、ポテンショメータ23、シャフト24、シャフト
位置決め用つめ25、ねじりコイルばね26、接触子2
7とを含む。
サ10を自律走行車に取付けるための接触センサ台板2
1が固定され、ポテンショメータ23の回転軸はシャフ
ト24と連結されている。シャフト24の先端には接触
子27が設けられ、たとえば壁に接触する。ねじりコイ
ルばね26は、ポテンショメータ23の回転軸に回転自
在に取付けられ、台板つめ22とシャフト位置決め用つ
め25とを挟み込むことによってシャフト24の位置を
固定している。
回転軸を中心として所定の角度だけ時計方向および反時
計方向に回転自在である。また、シャフト24や接触子
27がたとえば壁に接触することにより、シャフト24
は所定の面内を回動するが、シャフト24が接触子27
が壁から離れると、ねじりコイルばね26により与えら
れる付勢力によって、シャフト24は中立位置に戻され
る。
の動作について説明する。図8は、接触センサの動作を
説明するための上面図である。図8(a)は接触子27
が壁面50に接触していない状態であり、図8(b)
は、接触子27が壁面50に接触することによってシャ
フト24が所定の平面内を移動した状態を示す。図8
(a)においては、ねじりコイルばね26が台板つめ2
2とシャフト位置決め用つめ25とを挟み込むことによ
り、シャフト24が台板つめ22の方向に固定される。
(b)に示すように、壁面50に押されてシャフト24
がポテンショメータ23の回転軸を中心に回転する。こ
の回転角をA、シャフトの長さをL、接触子27の半径
をdとすると、ポテンショメータ23の回転軸の中心か
ら壁面50までの距離Dは、式(1)で表わされる。
測定することができる。
走行の制御について説明する。図6は、自律走行車の進
行方向Xに対して右側の壁面50に沿って、自律走行車
の右側側面に設けられた接触センサ10d〜10fを用
いて接触倣い走行を行なっている様子を示す。このよう
な接触倣い走行において、前方の接触センサ10dおよ
び後方の接触センサ10fの壁までの距離によって走行
制御が行なわれる。
対して右側の壁面50に沿って平行に走行している状態
を示す。この場合、接触センサ10dおよび接触センサ
10fの測距距離は等しく、自律走行車はこのまま直進
走行を続ける。図6(b)は、自律走行車が壁面50に
接近しつつある状態を示し、図6(c)は、自律走行車
が壁面50から離れつつある状態を示す。図6(b)に
示す場合、前方の接触センサ10dは、後方の接触セン
サ10fに比べて大きく回転する。このことにより、自
律走行車は壁面50に接近しつつあることを検知して、
左側にカーブ走行を行なうように制御される。また、図
6(c)に示す場合、後方の接触センサ10fは、前方
の接触センサ10dに比べて大きく回転する。このこと
により、自律走行車は壁面50から離れつつあることを
検知して、右側にカーブ走行を行なうように制御され
る。このようにして、自律走行車は壁際を衝突せずに走
行することができる。
方法について説明する。自律走行車が壁面に沿って接触
倣い走行を行なっているときに壁が途切れた場合、接触
センサの出力が大きく振動する。これによって壁が途切
れたことが検出される。図9は、壁の途切れ検出の様子
を示した図である。図9(a)は、壁が途切れたところ
を通過するときの接触センサ10の動きを示す。図9
(b)は、壁が途切れたところを通過するときのポテン
ショメータ23の出力値から得られるセンサ角度Aの出
力を示しており、図9(c)は、壁が途切れたところを
通過するときのセンサ角度Aから得られる壁面50とポ
テンショメータ23との間の距離値Dの出力を示す。
ンサ10は壁面50に接しており、の時点で壁面50
から離れている。接触センサ10は壁面50から離れる
と、ねじりコイルばね26によってシャフト24は中央
方向に戻されるが、このとき安定するまで所定の時間の
間振動する。そのため、ポテンショメータ23の出力か
ら得られるセンサ角度Aおよび、壁面50とポテンショ
メータ23との間の距離値Dは、〜で示されるよう
な波形となる。すなわち、センサ角度Aまたは距離値D
の出力が大きく振動するため、この変化速度によって壁
が途切れたことを検出する。
内部に設けられた光学式測距センサ3によって、接触セ
ンサ10を用いて測定することができない遠距離にある
対象物までの距離を測定する。
明する。図10は、光学式測距センサ3の構成を示す斜
視図である。光学式測距センサ3は、受光部32と補助
光ユニット31とから構成される。補助光ユニット31
は、壁面などの測距対象物の像のコントラストを高める
ために設けられている。補助光ユニット31は受光部3
2の上部に設けられており、レンズ36と間隔がランダ
ムなスリット列37とLED(発光ダイオード)38と
を含む。LED38による光はスリット列37によって
スリット列状のパターン光とされ、レンズ36を介して
対象物に向けて投射される。これにより対象物の像のコ
ントラストが高められ、白い壁などのように対象物自体
にコントラストがない場合でも受光部32によって対象
物までの距離を測定することができる。
ける受光部32の構成を示す上面図である。受光部32
は、セパレータレンズ33と絞りマスク34とCCDラ
インセンサ35aおよび35bとを含んだ複数のCCD
ラインセンサを含む。図11において、受光部32に入
射してきた測距対象物32の像は、セパレータレンズ3
3およびセパレータレンズ33の後部に設けられた絞り
マスク34によって、左右2つのCCDラインセンサ3
5aおよび35bに分けて結像される。この場合、図1
1に示すように、測距対象物39までの距離に応じて、
左右各々のCCDラインセンサ35aおよび35b上に
は、コントラストパターン像AおよびBが生じる。Aと
Bとの相関を計算することによりA、Bのコントラスト
パターン像間の距離kを求め、その距離kから測距対象
物39までの距離を求めることができる。
動作 次に本発明の第1の実施の形態における自律走行車の、
壁の途切れを検出した後の動作について詳細に説明す
る。図12および13は、本発明の自律走行車の動作手
順を示したフローチャートである。
い走行を行なっているとき(S1)、自律走行車の側面
に取付けられた接触センサ10aまたは10dが壁の途
切れを検知したか否かを判断し、壁の途切れを検知しな
い場合(S2,No)には、壁面50に沿って接触倣い
走行を続行する。また、接触センサ10aまたは10d
が壁の途切れを検知した場合(S2,Yes)には、自
律走行車はその場で停止する。そして、接触センサ10
bと10c、または10eと10fを用いて自律走行車
と壁面とが平行となるように制御を行なう(S3)。
れた複数の光学式測距センサ3aによって、自律走行車
の進行方向の対象物の測距を行なう(S4)。図14の
場合には、自律走行車の進行方向に対して右側には対象
物が存在しないため、複数の光学式測距センサ3aのう
ち、自在キャスタ輪4Fの右側に配置された光学式測距
センサは測距が不可能となる。
には対象物である壁面が存在するので、複数の光学式測
距センサ3aのうち自在キャスタ輪4Fの左側に配置さ
れた光学式測距センサは測距が可能となる。自律走行車
は、壁面に近い測距センサから順に測距データを取込ん
でいく。測距する方向は、測距センサが固定されている
ので、各センサ毎に距離の測定を行なう。
は異なる対象物が存在する場合を示しており、この場合
は複数の光学式測距センサ3aのすべてが測距可能とな
る。
るステップS5で測距された距離情報、および測距セン
サの角度から前方の対象物の形状を認識する(S6)。
図14に示すように、図3の構成の自律走行車の場合に
は、複数の光学式測距センサ3aによる対象物までの距
離情報、および各々の光学式測距センサの取付角度とか
ら、前方の対象物の形状を認識する。
から測距対象までの距離(r)、角度(θ)のデータに
変換する。測距センサと自律走行車の中心の位置関係は
予めわかっているので、容易に変換できる。変換したデ
ータをさらに自律走行車の中心を原点としたx−y座標
に変換する。単位はmmで表わす。角度θは自律走行車
の進行方向を0として、時計回りに正の値をとる。自律
走行車の進行方向をy座標の正方向、進行方向に向かっ
て右をx座標の正の方向にすると、x=r・sinθ,
y=r・cosθとなる。
を示す図、図16はその認識方法の処理手順を示す図で
ある。測定する方向は測距センサの取付位置によって決
まる。したがって、最初の測定方向と最後の測定方向
と、その間の角度の変化量は固定される。
う(S21)。なおここでの測定とは、x,y座標を求
めることを意味する。次に、測距方向を+5°の方向に
取付けられた測距センサで次の測定を行なう(S2
2)。そして、前回の測定結果のy座標と、今回の測定
結果のy座標とが等しいか否かを判定する(S23)。
これは、最初に倣いに用いていた壁と垂直な壁を発見し
たか否かを判定するものである。すなわち、測距対象が
倣いに用いていた壁と垂直になれば、連続した測距対象
のy座標はほぼ等しくなるはずであり、図15では〜
の部分においてy座標が等しくなっている。
y座標と、今回の測定結果のy座標とが異なる場合(S
23,NO)はS24に進む。ステップS24では測定
方向が設定位置(+45°)の測距センサまで来たかど
うかを判断する。測定方向が設定位置まで来ていないと
き(S24,NO)はステップS22へ戻り、測距方向
を+5°して次の測定を行なう。測定方向が設定位置ま
で来ているとき(S24,YES)は、倣いに用いてい
た壁と垂直な対象を検知できず、かつ倣い走行に復帰で
きる壁がないとしてエラー終了する。なお、測距対象が
倣いに用いていた壁と平行ならば、ステップS22にお
ける繰返し測定の結果、連続した測距対象のx座標はほ
ぼ等しくなるはずである。図15では〜の部分にお
いてx座標が等しくなっている。
y座標と、今回の測定結果のy座標とが等しい場合(S
23,YES)はステップS25に進む。ステップS2
5では、測距方向を+5°して次の測定を行なう。次
に、今回の測定結果のy座標が、前回の測定結果のy座
標より大きいか否かを判定する(S26)。これは、壁
の途切れが復帰したか、あるいは復帰せず前方が平面に
なっているかを判断するものである。
y座標が、前回の測定結果のy座標より大きいと判断さ
れた場合(S26,YES)はステップS27に進む。
ステップS27では、今回の測定地点が壁の途切れが復
帰している地点であると認識する。図15ではの点が
相当する。その後処理を終了する。
y座標が、前回の測定結果のy座標より大きくないと判
定された場合(S26,NO)はステップS28に進
む。ステップS28では、測定方向が設定位置(+45
°)まで来たか否かを判定する。測定方向が設定位置ま
で来ていないとき(S28,NO)はステップS25へ
戻り、測距方向を+5°して次の測定を行なう。測定方
向が設定位置まで来ているとき(S28,YES)は、
壁の途切れの復帰を認識できないので、前方は平面にな
っていると判断して(S29)処理を終了する。
側の壁面50に窪み部分があり、今まで接触倣い走行を
してきた壁面に対して延長線上に壁面があることを認識
する。また、図17の場合、自律走行車は進行方向に対
して真正面に壁面51が存在することを認識する。
基づいて、壁面の途切れ部分が2m以上あるか否かを判
断する。自律走行車は、左右独立に制御可能な駆動輪5
Rおよび5Lの回転数と回転方向を等しくして直進走行
を行なうが、走行の面上にうねりがある場合や、駆動輪
5Rまたは5Lが走行路面に対してスリップする場合、
駆動輪5Rおよび5Lの回転数と回転方向が等しいにも
かかわらずある程度曲がって走行する。それゆえに、自
律走行車の直進精度は2m直進して左右に±2cm程度
となり、2m以内であればそのまま直進して再び接触倣
い走行に復帰できる。図19に示すように前方の壁面5
2までの距離が2m以上(S7,Yes)であれば、自
律走行車はこのまま前進できないことを報知して次の指
示を待つ(S8)。壁面の途切れ部分が2m以内(S
7,No)であれば、ステップS6で得られた認識結果
に基づいて、前方の対象物の形状を判断する。
してきた壁面に対して延長線上に壁面がある場合(S
9,)には、前に取付けられた接触センサ10aまた
は10dが壁面に接触するまで直進する(S10)。接
触センサ10aおよび10dが壁面を検知しない場合
(S11,No)は、そのまま自律走行車は直進する。
接触センサ10aまたは10dが壁面を検知した場合
(S11,Yes)には、自律走行車は一度停止(S1
2)した後に、後ろに取付けられた接触センサ10cま
たは10fが壁面を検知するまで直進(S13)した
後、接触倣い走行を再開する。
51がある場合(S9,)には、前方の壁面51まで
自律走行車は直進し(S14)、次の動作の指示を待
つ。
い走行してきた壁面50に対して延長線上からずれた位
置に壁面53がある場合(S9,)には、壁面50の
途切れのエッジと前方の壁面53のエッジを結んだ直線
と自律走行車の進行方向とが平行になるように駆動部1
を回転させる(S15)。
aまたは10dが壁面に接触するまで自律走行車は直進
する(S16)。接触センサ10aおよび10dは壁面
を検知しない場合(S17,No)はそのまま自律走行
車は直進する。接触センサ10aまたは10dが壁面を
検知した場合(S17,Yes)には、自律走行車は一
度停止(S18)した後に、壁面50に沿って接触倣い
走行していた方向と同じ方向を向くように駆動部1を回
転させる(S19)。自律走行車はそのまま直進し、後
ろに取付けられた接触センサ10cまたは10fが壁面
53に接触するまで直進し(S20)、接触倣い走行を
再開する。
る自律走行車の全体構成を示す図である。図3を用いて
説明した第1の実施の形態と比較して、図3における複
数の光学式測距センサ3aが図4に示す第2の実施の形
態の駆動部1aでは3つの光学式測距センサ3b、3
c、および3dに置換わっている点だけが異なってい
る。図3と図4とにおいて、同一の部品には同一の参照
符号および名称を付してある。それらの機能も同一であ
る。したがってここではそれらについての詳細な説明は
繰返さない。
に向けて、光学式測距センサ3cは自律走行車の前方に
対して左向きに、また光学式測距センサ3dは自律走行
車の前方に対して右向きに、それぞれ設置されている。
すなわち、光学式測距センサ3b、3c、および3dは
それぞれ自律走行車の進行方向Xに対して前、左、およ
び右方向を測距するように設置されている。したがっ
て、壁面に対して倣い走行する場合、接触センサ10a
または10dを用いずに、測距センサ3cまたは3dで
壁面までの距離を測定しながら走行し、測定距離が急に
大きくなったのを検出して壁面の途切れを検出すること
も可能である。
方の測距の仕方とそれによる形状の認識の仕方以外にお
いて、第1の実施の形態の動作と同じである。したがっ
て、以下では相違する部分についてのみ述べる。なお適
宜図12および図13の各ステップにも言及する。
8に示すように、自律走行車は駆動部1aの回転により
光学式測距センサ3bを予め決めておいた角度だけ回転
させながら測距を行なう(S5)。自律走行車の駆動部
1bに取付けられた駆動輪5Rおよび5Lをそれぞれ同
じ回転数で逆方向に回転させることによって駆動部1a
はその場で回転を行なう。
業部2に取付けられた清掃作業アーム12が壁面50に
衝突する場合があるので、駆動部1aの回転と逆方向に
同じ角度だけ清掃作業部2を回転させて壁面50に対す
る清掃作業部2の位置を保っている。前方の対象物の認
識方法は図16を用いて説明した方法と同様である。た
だし、ステップS22およびS25における次の方向の
距離測定は、光学式測距センサ3bを回転させて行なう
点のみ異なっている。
つ回転させながら光学式測距センサ3bで前方の複数の
地点の測距を行なう。図18では、○印を付した地点の
測距が可能である。
自律走行車の場合には、光学式測距センサ3bによる対
象物の複数の地点の距離情報、および光学式測距センサ
3bの回転角度とから前方の対象物の形状を認識する。
図18の場合、図14と同様に自律走行車は進行方向の
左側の壁面50に窪み部分があり、今まで接触倣い走行
してきた壁面に対して延長線上に壁面があることを認識
する。
光学式測距センサを用いたが、超音波センサ等を用いて
もよい。
て接触倣い走行しているときに、壁面の途切れを検出し
ても、前方の対象物の形状が前もって認識できるので、
接触倣い走行が続行できるか否かを前もって知ることが
可能となった。
放射状に配置して前方の対象物の測距を行なっているの
で、短時間で前方の対象物の形状を認識することがで
き、動作速度に優れた自律走行車を提供することが可能
となった。
ンサで自律走行車を構成し、この測距センサを回転させ
ることによって前方の対象物の形状を認識することがで
き、コスト面に優れた自律走行車を提供することが可能
となった。
構成を示す上面図である。
る。
の全体構成を示す図である。
の全体構成を示す図である。
す図である。
倣い走行の様子を示す図である。
センサの構成を示す斜視図である。
図である。
途切れ検出の様子を示す図である。
学式測距センサの構成を示す斜視図である。
示す上面図である。
作のフローチャート(その1)である。
作のフローチャート(その2)である。
車の壁の窪みを測距する方法を説明する図である。
る。
順を示す図である。
車の前方の壁面を測距する方法を説明する図である。
車の壁の窪みを測距する方法を説明する図である。
る場合の本発明の実施の形態における自律走行車の動作
を示す図である。
合を示す図である。
合の本発明の実施の形態における自律走行車の動作を示
す図である。
問題点を説明するための図(その1)である。
問題点を説明するための図(その2)である。
Claims (3)
- 【請求項1】 対象物に倣って走行する自律走行車にお
いて、前記対象物への倣い状況を検知するための倣い検
知手段と、 前記倣い検知手段が前記対象物の途切れを検知したとき
に、前方の対象物の形状を計測するための形状計測手段
と、 前記形状計測手段が計測した形状に基づいて所定の動作
を行なうための動作手段とを含む自律走行車。 - 【請求項2】 前記形状計測手段は、放射状に配置さ
れ、前記前方の対象物までの距離を計測するための複数
の測距手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の自
律走行車。 - 【請求項3】 前記形状計測手段は、移動して前記前方
の対象物の複数の地点までの距離を計測するための測距
手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行
車。
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---|---|---|---|
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ID=16111650
Family Applications (1)
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- 1996-07-11 JP JP18206096A patent/JP3396014B2/ja not_active Expired - Fee Related
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